説明

情報端末、画面部品表示方法、プログラム、及び記録媒体

【課題】所望の画面部品を見付けやすく、画面部品の移動する前の元の状態が分かりやすい情報端末を提供すること。
【解決手段】複数のアイコン12を表示する表示面11aと、アイコン12を指示する指50の表示面11aからの距離に関する情報と、指50の表示面11aと平行な面内での位置に関する情報と、を検出する非接触入力部15と、前記距離に関する情報と前記位置に関する情報に基づいて、表示規則により得られる前記表示面上の位置に選択規則により選択された画面部品を順番に移動表示させるアイコン移動描画部22と、を備えることを特徴とする情報端末である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報端末及び画面部品表示方法等に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、PDA、スマートフォン、タブレットPC、カーナビゲーションシステム等の情報端末が普及している。これらの情報端末は、一般的に小型化のためディスプレイに表示されるアイコン等のGUI(Graphical User Interface)の画面部品をタッチペンや指でタッチすることにより情報の入力を行うタッチパネルが採用されている。タッチパネルでは、表示画面に複数のアイコン等を含む画面部品が表示され、スタイラスや指でタッチすることにより、アイコンの決定がされ、アイコンに割り当てられているアプリケーションプログラムを起動することが出来る。
【0003】
このような情報端末では、アイコンの決定を行うには、タッチパネルに触れる必要があったが、他方タッチパネルに指を近づけるとタッチパネル上のアイコンが指の周囲に集められるという情報端末が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。図24は、特許文献1に示す情報端末の表示画面を示す図である。図24に示す中央の検出エリア100の上方の空間に指が近づくと、表示画面101の両端に表示されていたアイコン102が中央に集められる(矢印参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−117371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の情報端末では、表示されている全てのアイコンが指の周囲に移動するため、アイコンが大量に表示されている場合、所望のアイコンを見付けにくいという問題があった。
【0006】
又、表示されている全てのアイコンが一気に移動するため、アイコンの移動する前の元の位置が分かり難かった。
【0007】
本発明は、上記従来の情報端末の課題を考慮し、所望の画面部品を見付けやすく、画面部品の移動する前の元の状態が分かりやすい情報端末及び画面部品表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
複数の画面部品を表示する表示面と、
前記画面部品を指示する指示物の前記表示面からの距離に関する情報と、前記指示物の前記表示面と平行な面内での位置に関する情報と、を検出する移動表示検出部と、
前記距離に関する情報と前記位置に関する情報に基づいて、表示規則により得られる前記表示面上の位置に選択規則により選択された画面部品を順番に移動表示させる画面部品移動描画部と、
を備えることを特徴とする情報端末である。
【0009】
第2の本発明は、
前記表示規則は、検出された前記位置の直下の位置又は検出された前記位置の直下の位置の近傍のことである、第1の本発明の情報端末である。
【0010】
第3の本発明は、
前記選択規則は、ジャンル、又は決定された履歴に基づいて前記画面部品を選択することである、第1の本発明の情報端末である。
【0011】
第4の本発明は、
前記順番は、決定された履歴に基づいて決められる順番である、第1の本発明の情報端末である。
【0012】
第5の本発明は、
前記移動表示検出部によって、前記指示物が前記表示面に対して所定の距離よりも離れたことが検出されると、前記画面部品移動描画部は、移動表示された前記画面部品を前記移動表示させる前のそれぞれの元の状態へ戻す、第1の本発明の情報端末である。
【0013】
第6の本発明は、
前記移動表示検出部によって、前記指示物が前記表示面に対して所定の距離よりも短い確定距離以内に進入したこと、及び前記表示面と平行な面内での前記指示物の位置が検出されると、前記検出された前記指示物の位置の直下の前記表示面の位置に表示されている前記画面部品を判定し、前記画面部品が前記指示物により決定されたことを検出する決定位置判定部とを更に備えた、第1の本発明の情報端末である。
【0014】
第7の本発明は、
前記移動表示検出部によって、前記指示物が前記表示面に対して前記所定の距離以内に進入したこと、及び前記表示面と平行な面内での前記指示物の位置が検出されると、前記移動表示された画面部品を他の画面部品に変更するための変更画面部品を、検出された前記指示物の位置の直下の位置又はその位置の近傍に表示する変更画面部品表示部を更に備え、
前記画面部品移動描画部は、
前記変更画面部品が前記指示物によって決定されたことが前記決定位置判定部によって検出された場合には、前記変更させるために、前記移動表示された画面部品を前記移動表示させる前の元の状態へ戻し、前記選択規則とは異なる第2選択規則に基づいて選択された画面部品を順番に、前記移動表示検出部で検出された前記指示物の前記位置に基づいて前記表示規則とは異なる第2表示規則により得られる前記表示面の位置に移動表示させる、第6の本発明の情報端末である。
【0015】
第8の本発明は、
前記移動表示検出部によって、前記指示物が前記表示面に対して前記所定の距離以内に進入したこと、及び前記表示面と平行な面内での前記指示物の位置が検出されると、前記移動表示された画面部品に他の画面部品を追加するための追加画面部品を、検出された前記指示物の位置の直下の位置又はその位置の近傍に表示する追加画面部品表示部を更に備え、
前記画面部品移動描画部は、
前記追加画面部品が前記指示物によって決定されたことが前記決定位置判定部によって検出された場合には、前記追加するために、前記移動表示された画面部品を前記移動表示させる前の元の状態に戻さず、前記選択規則とは異なる第2選択規則に基づいて選択された画面部品を順番に、前記移動表示検出部で検出された前記指示物の前記位置に基づいて前記表示規則とは異なる第2表示規則により得られる前記表示面の位置に移動表示させる、第6の本発明の情報端末である。
【0016】
第9の本発明は、
前記画面部品移動描画部は、前記移動表示された画面部品を前記移動表示させる前の元の状態に戻す際にも、決められた順番に戻す、第5又は7の本発明の情報端末である。
【0017】
第10の本発明は、
前記変更画面部品が前記指示物によって決定された際には、前記変更画面部品表示部は、前記変更画面部品を消去する、第7の本発明の情報端末である。
【0018】
第11の本発明は、
前記追加画面部品が前記指示物によって決定された際には、前記追加画面部品表示部は、前記追加画面部品を消去する、第8の本発明の情報端末である。
【0019】
第12の本発明は、
前記移動表示検出部で検出した前記指示物の位置に応じて、移動表示させる前記選択された画面部品の群は、互いに少なくとも一部は異なっている、第1の本発明の情報端末である。
【0020】
第13の本発明は、
前記移動表示検出部は、前記画面部品を指示する指示物の前記表示面からの距離に関する情報と、前記指示物の前記表示面と平行な面内での位置に関する情報とを静電容量方式で検出するために、前記表示面に隣り合って配置された静電容量パネルを有している、第1の本発明の情報端末である。
【0021】
第14の本発明は、
前記画面部品を指示する指示物の前記表示面からの距離に関する情報とは、前記画面部品を指示する指示物が、前記表示面に対して、n(nは1以上の自然数)種類の所定距離のそれぞれ以内に進入したことである、第1の本発明の情報端末である。
【0022】
第15の本発明は、
複数の画面部品を表示する表示ステップと、
前記画面部品を指示する指示物の前記表示面からの距離に関する情報と、前記指示物の前記表示面と平行な面内での位置に関する情報と、を検出する移動表示検出ステップと、
前記距離に関する情報と前記位置に関する情報に基づいて、表示規則により得られる前記表示面上の位置に選択規則により選択された画面部品を順番に移動表示させる画面部品移動描画ステップと、
を備えた、画面部品表示方法である。
【0023】
第16の本発明は、
第15の本発明の画面部品表示方法の、少なくとも、
複数の画面部品を表示する表示ステップと、
前記画面部品を指示する指示物の前記表示面からの距離に関する情報と、前記指示物の前記表示面と平行な面内での位置に関する情報と、を検出する移動表示検出ステップと、
前記距離に関する情報と前記位置に関する情報に基づいて、表示規則により得られる前記表示面上の位置に選択規則により選択された画面部品を順番に移動表示させる画面部品移動描画ステップとをコンピュータに実行させるプログラムである。
【0024】
第17の本発明は、
第16の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、所望の画面部品を見付けやすく、画面部品の移動する前の元の状態が分かりやすい情報端末及び画面部品表示方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明にかかる実施の形態1における情報端末の正面構成図
【図2(a)】本発明にかかる実施の形態1における表示部と非接触入力部の側面構成図
【図2(b)】本発明にかかる実施の形態1における表示部と非接触入力部の斜視構成図
【図3】本発明にかかる実施の形態1における情報端末のブロック図
【図4】本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御フロー図
【図5】(a)、(b)本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図6】本実施の形態1の表示部と非接触入力部の側面を模式的に示した図
【図7(a)】本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図7(b)】本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図7(c)】本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図7(d)】本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図8】本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図9】本発明にかかる実施の形態1における情報端末をコンピュータに適用した構成図
【図10】本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図11】(a)、(b)本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図12(a)】本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図12(b)】本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図12(c)】本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図13】(a)(b)本発明にかかる実施の形態1における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図14】本発明にかかる実施の形態2における情報端末の正面構成図
【図15】(a)(b)本発明にかかる実施の形態2における情報端末の制御を説明するための表示面を示す図
【図16】本発明にかかる実施の形態3における表示部と非接触入力部の側面構成図
【図17】(a)(b)本発明にかかる実施の形態3において変更アイコンの周囲に移動表示されたアイコンの表示位置を説明するための図
【図18】(a)本発明にかかる実施の形態3における情報端末の動作を説明するためのアイコンの配置を示す正面図、(b)本発明にかかる実施の形態3における情報端末の情報端末の底面図
【図19】(a)本発明にかかる実施の形態3における情報端末の動作を説明するためのアイコンの配置を示す正面図、(b)本発明にかかる実施の形態3における情報端末の情報端末の底面図
【図20】(a)本発明にかかる実施の形態3における情報端末の動作を説明するためのアイコンの配置を示す正面図、(b)本発明にかかる実施の形態3における情報端末の情報端末の底面図
【図21】(a)本発明にかかる実施の形態3における情報端末の動作を説明するためのアイコンの配置を示す正面図、(b)本発明にかかる実施の形態3における情報端末の情報端末の底面図
【図22】(a)本発明にかかる実施の形態3における情報端末の動作を説明するためのアイコンの配置を示す正面図、(b)本発明にかかる実施の形態3における情報端末の情報端末の底面図
【図23】(a)本発明にかかる実施の形態3における情報端末の動作を説明するためのアイコンの配置を示す正面図、(b)本発明にかかる実施の形態3における情報端末の情報端末の底面図
【図24】従来の情報端末の表示面を示す図
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0028】
(実施の形態1)
以下に、本発明にかかる実施の形態1における情報端末について説明する。
【0029】
図1は、本発明の実施の形態1の情報端末の正面図である。図1に示すように、本実施の形態1の情報端末10には、表示部11が設けられており、表示部11の表示面である表示面11aには、本発明の画面部品の一例である複数のアイコン12が表示されている。複数のアイコン12は、図中表示部11の上部の表示エリア13に縦及び横方向に整列して表示されている。また、表示面11aの表示エリア13の下側には、指の接近を検出し、アイコン12を移動して表示させるための検出エリア14が設けられている。尚、表示部11としては、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等が挙げられる。本実施の形態では、アイコン12を例に挙げているが、画面に表示するものとしてコンテンツの一部を表すサムネイル、縮小画像、文字、あるいは文字列などのようなものを総称して画面部品と呼び、画面部品が表示部11に現れるように構成することが出来る。
【0030】
図2(a)は、本実施の形態1の表示部11及びその上側に配置された非接触入力部15の側断面構成図である。また、図2(b)は、本実施の形態1の情報端末10の斜視構成図である。図2に示すように、本実施の形態1の情報端末10は、表示部11の上側に非接触入力部15が設けられており、この非接触入力部15によって指50が表示面11aへ接近した時の指50の3次元的な位置情報を検出することが出来る。この非接触入力部15としては、本実施の形態では静電容量方式が用いられている。
【0031】
又、図2(b)に示すように、非接触入力部15の表面15aから垂直上方をZ軸正方向とし、表面15aの一つの隅を原点とし、図2(a)中右方向をY軸正方向、図中手前方向をX軸正方向とする。
【0032】
本実施の形態では、表面15aからZ1よりも高い位置は非検出領域19として設定されており、指50が存在していても検出されない領域となっている。表面15aからZ1以内の領域は、検出領域16として設定されており、指50の存在が検出される。この検出領域16は2つに分けられており、表面15aからZ2までの決定領域18と、Z2からZ1までの移動表示領域17に分けられている。Z1における表示面11aと平行な面が面Pとして点線で図示されており、Z2における表示面11aと平行な面が面Qとして点線で図示されている。詳しくは後述するが、移動表示領域17から決定領域18に指50が侵入すると、指50の直下に表示されているアイコン12が指50によって決定されたことになる。
【0033】
本実施の形態では、表示面11aの上側の非接触入力部15にマトリックス状に検出ポイント15bが形成されており、指50が近づくに従って、その指50の直下近傍の検出ポイントにおいて静電容量の変化量が大きくなる。そして、最大の変化量を検出した検出ポイント15bにおける静電容量の変化量から、その検出ポイント15bに対してどの程度の位置(Z軸方向の位置)まで指50が接近したかが検出される。すなわち、非検出領域19と移動表示領域17の間、及び移動表示領域17と決定領域18の間における指50の出入りを検出することが出来る。又、静電容量の変化量が最大の検出ポイント15bを検出することによって、表示面11aと平行な面における指50の位置(XY座標)が検出される。すなわち、非検出領域19と移動表示領域17の間を指50が出入りする際に、その境界面である面Pにおける位置(XY座標)を検出でき、移動表示領域17と決定領域18の間を指50が出入りする際に、その境界面である面Qにおける位置(XY座標)を検出することが出来る。尚、本発明の所定の距離の一例は、本実施の形態のZ1と非接触入力部15の厚みh(図2(a)参照)を足した長さに相当し、本発明の確定距離の一例は、本実施の形態のZ2と非接触入力部15の厚みhを足した長さに相当する。
【0034】
又、本実施の形態では、指50の3次元的な位置を検出するために静電容量方式を用いているが、赤外線方式を用いてもよく、その場合には、例えば表示面11aの端に複数の赤外線照射部と受光部を設け、指によって赤外線が遮られることを検出することによって指の3次元的な位置が検出される。
【0035】
図3は、本実施の形態1の情報端末10のブロック図である。図3に示すように、本実施の形態1の情報端末10には、上述した表示部11が設けられており、表示部11の表示面11aの上方の空間である移動表示空間17に指50が進入したことを検知する第1検出部20と、移動表示空間17に指50が進入したことが検出されると、表示面11aと水平な平面(図2(b)の面P)における指50の位置を検出する第2検出部21と、第2検出部21によって指50の位置が検出されると、予め設けられている選択規則に基づいて移動表示されるアイコンを選択する移動アイコン選択部29と、第2検出部21によって検出された指50の位置の直下の表示面11aの位置の周囲に、選択されたアイコン12を移動表示させるアイコン移動描画部22と、第2検出部21によって検出された指50の位置の直下の表示面11aの位置に、移動表示されたアイコン12を変更するための変更アイコン30(後述する図5(b)参照)を表示させる変更アイコン表示部23が設けられている。
【0036】
又、指50が移動表示領域17から非検出領域19へと移動したことを検出し、その検出結果を変更アイコン表示部23とアイコン移動描画部22へ送信する第3検出部24と、指50が非検出領域19へと進入した位置(面PのXY座標の位置)を検出する第7検出部33が設けられており、第3検出部24及び第7検出部33によって指50の検出エリア14上の空間における非検出領域19への指50の移動が検出されると、変更アイコン表示部23は変更アイコン30を消去し、アイコン移動描画部22はアイコン12を元の状態に戻す。
【0037】
また、指50が移動表示領域17から決定領域18へと進入したことを検出する第4検出部25と、決定領域18に指50が進入したことが検出されると、表示面11aと水平な面(図2(b)の面Q)における指50の位置を検出する第5検出部26が設けられている。指50が移動表示領域17から決定領域18へと進入したという検出結果は変更アイコン表示部23へ送信される。この第5検出部26によって検出された指50の位置の直下に、どのアイコンが表示されているかを判定し、表示されているアイコン12が指50によって決定されたものとする決定位置判定部27が設けられている。この決定位置判定部27によって、移動表示されたアイコン12が決定されたと判定された場合には、そのアイコン12に割り当てられたアクションを実施する指示部28が設けられている。一方、決定位置判定部27によって変更アイコン30が決定されたと判定された場合には、その旨が移動アイコン選択部29へと送信され、他の規則に基づいて移動させるアイコンが選択される。また、アイコン移動描画部22によって、移動されて集められて表示されているアイコン12は元の状態へと戻され、移動アイコン選択部29によって、予め設けられている選択規則とは異なる他の選択規則によって選択された他のアイコンが移動され、集められて表示される。
【0038】
また、決定領域18から移動表示領域17へと指50が移動したことを検出する第6検出部31と、移動表示領域17へと指50が進入した位置(面QのXY座標の位置)を検出する第8検出部34が設けられており、第6検出部31及び第8検出部34によって指50の検出エリア14上の空間における移動表示領域17への指50の移動が検出されると、変更アイコン表示部23は、変更アイコン30を表示面11aに表示する。
【0039】
尚、図3に示すブロック図における第1検出部20、第2検出部21、第3検出部24、第4検出部25、第5検出部26、第6検出部31、第7検出部33、及び第8検出部34には、いずれも図2に示した非接触入力部15が用いられている。この非接触入力部15から得られる静電容量を所定間隔でサンプリングすることによって所定時間毎の指50の3次元位置の変化が検出できるので、指50の移動を検出することが出来る。
【0040】
すなわち、第1検出部20、第2検出部21、第3検出部24、第4検出部25、第5検出部26、第6検出部31、第7検出部33、及び第8検出部34は、非接触入力部15と、非接触入力部15から得られる静電容量値から指の3次元位置を演算する演算部を有している。
【0041】
又、本発明の移動表示検出部の一例は、本実施の形態の第1検出部20、第2検出部21、第3検出部24、第4検出部25、及び第5検出部26に相当する。
【0042】
又、本発明の画面部品移動描画部の一例は、本実施の形態のアイコン移動描画部22に相当する。本発明の変更画面部品表示部の一例は、本実施の形態の変更アイコン表示部23に相当する。
【0043】
次に、本実施の形態1の情報端末10の動作について説明するとともに、本発明の画面部品表示方法の一例についても同時に述べる。
【0044】
図4は、本実施の形態1の情報端末10の制御を示すフロー図である。例えば、情報端末10の電源(図示せず)を投入することにより、表示面11aには、図1に示すように配列された複数のアイコン12が表示される。このようにアイコン12を表示するステップが、本発明の表示ステップの一例に相当する。尚、図1に示す状態におけるそれぞれのアイコン12の位置を、以下、初期位置ともいう。
【0045】
上記アイコン12の表示とともに、表示面11aの垂直方向(図2中Z軸方向)の空間における指50の検出が開始される。この検出は、上述した非接触入力部15によって行われるが、静電容量方式を用いている場合には、上述したように一定のサンプリング周期で静電容量をサンプリングすることによって、指50が接近すること若しくは離れることを検出することが可能となる。
【0046】
はじめに、指50が表示面11aの検出エリア14上の空間において非検出領域19から移動表示領域17に移動した場合について説明する。
【0047】
S10において、第1検出部20によって、指50が表示面11aの検出エリア14上の空間において非検出領域19から移動表示領域17に進入したことが検出されると、第2検出部21によって指50が移動表示領域17に進入した位置(面Pを通過する指50のXY座標位置)が検出される。この第2検出部21による検出によって検出エリア14上の位置で指50が移動したことも同時に検出される。尚、本実施の形態では、静電容量方式を用いた非接触入力部15によって、非検出領域19から移動表示領域17に指50が進入したことと、指50が移動表示領域17に進入した際の面P上のXY座標の位置は同時に検出される。
【0048】
具体的には、あるサンプリング時における指50の位置が検出されず、次のサンプリング時において指50が移動表示領域17内の位置で検出された場合、指50が、非検出領域19から移動表示領域17へと移動したことが分かる。更に、この時の指50が検出された移動表示領域17内の位置が、指50が移動表示領域17へ進入した際の面P上のXY座標の位置とすることが出来る。
【0049】
また、本発明の移動表示検出ステップの一例は、本実施の形態において、第1検出部20によって、指50が表示面11aの検出エリア14上の空間において非検出領域19から移動表示領域17に進入したこと、及び第2検出部21によって指50が移動表示領域17に進入した位置(面Pを通過する指50のXY座標位置)が検出されることに相当する。
【0050】
次に、S11において、変更アイコン表示部23によって、指50が移動表示領域17に進入した位置の直下の表示面11aの位置に、変更アイコン30が表示される。図5(a)は、指50が非接触入力部15によって検出されていない状態における表示面11aのアイコンの表示状態を示す図である。又、図5(b)は、指50が非検出領域19から移動表示領域17に進入した時の表示面11aのアイコンの表示状態を示す図である。図5(a)、(b)に示すように、移動表示領域17に進入した指50の直下の表示面11aの位置に、変更アイコン30が表示される。尚、図5(a)に示すように、アイコン12A、12B、12C、12D、12E、12Fは、それぞれA、B、C、D、E、Fのように省略して示されており、以下の図でも同様に省略して示す。
【0051】
次に、S12において、図5(b)に示すように、移動アイコン選択部29によって予め設けられている所定の選択規則に基づいて、情報端末10に存在するアイコン12のなかから移動表示されるアイコン12が選択される。この予め設けられている所定の選択規則としては、決定された履歴の新しい順、決定された回数の多い順、インターネットエクスプローラー等の「お気に入り」に登録された順、アプリケーションのジャンル(ゲーム、プレーヤー、ネットアプリケーション)ごとに関連性のあるものなどとすることが出来る。図5(b)では、アイコン12A、12B、12Cが選択されている。
【0052】
次に、S13において、アイコン移動描画部22によって、選択されたアイコン12A、12B、12Cが、1つずつ順に時間差で変更アイコン30の周囲の所定位置に移動表示されて集められ、制御が完了する。
【0053】
ここで、移動表示とは、移動前の表示位置から、移動後の表示位置までの間、アイコンを少しずつ移動した位置で表示させることにより、アイコンが移動しているようにユーザに視認させることである。
【0054】
この変更アイコン30の周囲の所定位置が、本発明の表示規則により得られる表示面の位置の一例に相当する。これらS12、S13が、本発明の画面部品移動描画ステップの一例に相当する。
【0055】
尚、図5(b)では、移動表示される前の初期位置が点線で示されており、以降の図においても同様である。また、アイコン12A、12B、12Cは、変更アイコン30から距離nの実質同心円上に表示されている。図中、1、2、3でアイコン12A、12B、12Cの移動順が図示されている。移動する順としては、たとえば、再生履歴順、再生回数の多い順、評価の高い順、お気に入り登録された順、などが挙げられる。尚、本実施の形態では、予め設けられている選択規則に基づいて、情報端末に存在するアイコンのなかから移動表示されるアイコンが選択されていたが、移動表示されるアイコン自体が予め決められていても良い。すなわち、選択規則ではなく、移動表示されるアイコンが決められていても良い。
【0056】
次に、指50が表示面11aの検出エリア14上の空間において移動表示領域17から決定領域18に移動した場合について説明する。
【0057】
S20において、移動表示領域17から決定領域18へと指50が通過したことが第4検出部25によって検出され、第5検出部26によって指が移動表示領域17から決定領域18へと進入した位置(面Qを通過する指50のXY座標の位置)が検出される。この第5検出部26による検出によって検出エリア14上の位置で指50が移動したことも同時に検出される。尚、本実施の形態では、静電容量方式を用いた非接触入力部15によって、移動表示領域17から決定領域18へと指50が通過したことと、決定領域18に進入した際の面Q上のXY座標の位置は同時に検出される。
【0058】
具体的には、あるサンプリング時における指50の位置が移動表示領域17内で検出され、次のサンプリング時における指50の位置が決定領域18内で検出された場合には、指50が移動表示領域17から決定領域18へと移動したことが分かる。また、この時の決定領域18内で指50が検出された位置を、決定領域18へと指が進入した位置(面Qを通過する指50のXY座標の位置)とすることが出来る。尚、最後に移動表示領域17内で検出された指50の位置を決定領域18へと指が進入した位置としても良いし、上記2つのサンプリング時における移動表示領域17内の指50の位置と決定領域18内の指50の位置を結ぶ線と面Qとの交点を、決定領域18へと指50が進入した位置としてもよい。
【0059】
次に、S21において、決定位置判定部27によって、第5検出部26によって検出された指50の位置の直下に、どのアイコンが表示されているかが判定され、表示されているアイコン12が指50によって決定されたものとする。図6は、本実施の形態1の表示部11と非接触入力部15の側面を模式的に示した図である。図6には、図5(b)に示されたアイコン12A、12B、12C及び変更アイコン30が示されている。尚、図6では、図5(b)と異なり、アイコン12A、12B、12C及び変更アイコン30が直線上に並んで配列されているが、これは説明のための記載である。また、図6では、検出エリア14及び表示エリア13の区別はしていない。例えば、図6の指50´に示すような位置で、指が移動表示領域17から決定領域18へと通過した場合には、その直下に表示されているアイコン12Aが決定されたことになる。又、指50´´に示すような位置で、指が移動表示領域17から決定領域18へと通過した場合には、その直下に表示されている変更アイコン30が決定されたことになる。
【0060】
続いて、S22において、変更アイコン表示部23によって変更アイコン30が消去される。
【0061】
そして、S23において、上記S21で変更アイコン30が決定されていたか否かが判定され、変更アイコン30が決定されていた場合には、制御はS24へと進み、変更アイコン30が決定されていない場合には、制御はS27へと進む。
【0062】
変更アイコン30が決定されていた場合、S24において、アイコン移動描画部22によって移動表示されているアイコン12A、12B、12Cが元の状態(図1に示す初期状態)に戻される。図7(a)は、変更アイコン30が決定された時の表示面11aのアイコンの表示状態を示す図である。図7(a)に示すように、変更アイコン30は消去されており、移動表示されたアイコン12C、12B、12Aは、図中に示す番号の順に元の状態へと戻される。
【0063】
そして、S25において、移動アイコン選択部29によって、はじめに用いた選択規則とは異なる選択規則に基づいて、次に移動表示されるアイコン12が選択される。例えば、はじめに用いた選択規則として、1回目に移動表示させるアイコンを、決定された履歴の新しい順とし、異なる選択規則として、次に移動表示させるアイコンを、決定された回数の多い順とするように異なる選択規則を予め設けておくことが出来る。また、1回目に移動表示させるアイコンを音楽のジャンルに関するアイコンとし、次に移動表示させるアイコンを映画のジャンルに関するアイコンというようにすることも出来る。このように、変更アイコン30が決定された場合のアイコンの切替内容としては、様々な内容が挙げられ、履歴の種類の切り替え、ジャンルの切り替え、アーティストの切り替え、アルバムの切り替え、プレイリストの切り替え、などが挙げられる。尚、本発明の選択規則の一例は、本実施の形態では、はじめに用いた選択規則に相当し、本発明の第2選択規則の一例は、本実施の形態では、はじめに用いた選択規則とは異なる選択規則に相当する。
【0064】
又、図7(b)に示すような、変更アイコン30の周囲の所定位置が、本発明の第2表示規則により得られる表示面上の位置の一例に相当する。
【0065】
次に、S26において、図7(b)に示すように、S25で選択されたアイコン12D、12E、12Fが、アイコン移動描画部22によって順に変更アイコン30が表示されていた位置の周囲に移動表示して集められる。
【0066】
一方、S23において変更アイコン30が決定されていないと判定された場合には、S27において移動表示されたアイコン12A、12B、12Cが決定されていたか否かの判定が行われる。
【0067】
そして、S27において移動表示されたアイコン12A、12B、12Cのうちいずれかのアイコンが決定されたと判定された場合には、S28において指示部28によってアイコンごとに割り当てられたアプリケーションが起動される。決定されたアイコンが、例えば、ゲームに関するアイコンの場合には、ゲームが起動し、音楽に関するアイコンの場合には、音楽ファイルを再生するアプリケーションが起動し、音楽の再生が行われる。
【0068】
また、S27において移動表示されたアイコン12A、12B、12Cが決定されていないと判定された場合には、制御が完了する。
【0069】
次に、指50が表示面11aの検出エリア14上の空間において決定領域18から移動表示領域17に移動した場合について説明する。
【0070】
指50が検出エリア14上の決定領域18に存在している場合には、S22の制御によって変更アイコン30は画面上から消去されている。この状態において、S30において、第6検出部31によって決定領域18から移動表示領域17へと指50が通過したことが検出され、第8検出部34によって移動表示領域17へと指50が進入した位置(面Qを通過する指50のXY座標の位置)が検出される。この第8検出部34によってXY座標が検出され、指50の移動が検出エリア14上の空間で行われたかが分かる。尚、本実施の形態では、静電容量方式を用いた非接触入力部15によって、決定領域18から移動表示領域17へと指50が通過したことと、指50が移動表示領域17に進入した際の面Q上のXY座標の位置は同時に検出される。
【0071】
具体的には、あるサンプリング時における指50の位置が決定領域18内で検出され、次のサンプリング時における指50の位置が移動表示領域17内で検出された場合には、指50が決定領域18から移動表示領域17へと移動したことが分かる。また、この時の移動表示領域17内で検出された指50の位置を、移動表示領域17へと指が進入した位置(面Qを通過する指50のXY座標の位置)とすることが出来る。尚、最後に決定領域18内で検出された指50の位置を移動表示領域17へと指が進入した位置としても良いし、上記2つのサンプリング時における移動表示領域17内の指50の位置と決定領域18内の指50の位置を結ぶ線と面Qとの交点が、決定領域18へと指50が進入した位置としてもよい。
【0072】
すると、S31において変更アイコン表示部23によって変更アイコン30が元に表示されていた位置に再び表示され、制御が完了する。
【0073】
なお、図7(b)に示すように、アイコン12D、12E、12Fが移動表示された後、第6検出部31及び第8検出部34によって検出エリア14上の空間において決定領域18から移動表示領域17へと指50が通過したことが検出されると、図7(c)に示すように変更アイコン30が表示される。その後、上述したように移動表示領域17から決定領域18へと指50を移動させることによって、変更アイコン30、アイコン12D、12E、12Fのいずれかを決定することが出来る。尚、図7(d)では、アイコン12Dを決定する状態が示されている。
【0074】
次に、指50が表示面11aの検出エリア14上の空間において移動表示領域17から非検出領域19へと移動した場合について説明する。
【0075】
指50が検出エリア14上の移動表示領域17に存在する時には、S11及びS31によって変更アイコン30が画面上に表示されている。この状態で、S40において第3検出部24によって、検出エリア14上の空間において指50が移動表示領域17から非検出領域19へと通過したことが検出され、第7検出部33によって非検出領域19へと指50が進入した位置(面Pを通過する指50のXY座標の位置)が検出される。この第7検出部33によって指50のXY座標が検出され、指50の移動が検出エリア14上の空間で行われたかが分かる。尚、本実施の形態では、静電容量方式を用いた非接触入力部15によって、移動表示領域17から非検出領域19へと指50が通過したことと、指50が非検出領域19に進入した際の面P上のXY座標の位置は同時に検出される。
【0076】
具体的には、あるサンプリング時における指50の位置が移動表示領域17内の位置で検出され、次のサンプリング時において指50の位置が検出されなかった場合、指50が、移動表示領域17から非検出領域19へと移動したことが分かる。更に、この時の指50が検出された移動表示領域17内の位置が、指50が非検出領域19へ進入した際の面P上のXY座標の位置とすることが出来る。
【0077】
すると、S41において変更アイコン表示部23は、変更アイコン30を消去する。
【0078】
そして、S42において図8に示すように、アイコン移動描画部22によって、移動表示されたアイコン12A、12B、12Cが、アイコン12C、12B、12Aの順に元の状態に戻され、制御が完了する(図8に示されている1、2、3の番号順)。
【0079】
次に、指50が表示面11aの表示エリア13上の空間において移動表示領域17から決定領域18へと移動した場合について説明する。
【0080】
S50において、第4検出部25によって移動表示領域17から決定領域18へと指50が通過したことが検出されると、第5検出部26によって指50が移動表示領域17から決定領域18へと通過した位置の検出が行われる。この第5検出部26によって指50のXY座標が検出され、指50の移動が表示エリア13上の空間で行われたかが分かる。
【0081】
次に、S51において、決定位置判定部27によって、第5検出部26によって検出された指50の位置の直下に、どのアイコンが表示されているかが判定され、表示されているアイコン12が指によって決定されたものとする。
【0082】
そして、S52において、図1に示すような移動表示されていない状態のアイコン12のうちいずれかのアイコンが決定されたと判定された場合には、指示部28によってアイコンごとに割り当てられたアプリケーションが起動され、制御が完了する。
【0083】
一方、いずれかのアイコンが決定されたと判定されていない場合にも制御は完了する。
【0084】
以上のように、本実施の形態では、情報端末に存在する複数のアイコンのうち選択されたアイコンのみを指の近傍に移動させて表示させるため、情報端末に大量のアイコンが存在していたとしても所望するアイコンを見付けやすい。
【0085】
また、本実施の形態では、移動表示されるアイコン12は1つずつ順番に移動表示され集められるため、ユーザは元の状態を認識することが出来る。そのため、ユーザは、アイコンの元の状態を学習することが出来るので、表示エリア13に指を近づけ直接アイコン12を決定する際にも所望するアイコン12の位置を探さずに迅速に決定することが可能となる。
【0086】
また、本実施の形態では、アイコン12を元の状態に戻す際にも、1つずつ順に戻すことによって、ユーザにアイコンの元の位置を更に学習させることが可能となる。
【0087】
また、本実施の形態では、決定領域18から移動表示領域17へと指50が移動した際に、S22に示すように変更アイコン30を消去することによって、指50が決定領域18に存在することをユーザに認識させることが出来る。このため、ユーザは変更アイコン30、及び移動表示されているアイコン12のいずれかを決定する際には、移動表示領域17へと指を移動させる必要があることを認識出来る。また、決定領域18から移動表示領域17へと指50を移動させた場合、S31に示したように変更アイコン30を表示させることによって、指50が移動表示領域17に存在することをユーザに認識させることが出来る。
【0088】
尚、上記構成は一例としてコンピュータによって実現可能であり、例えば図9に示すような情報端末の構成として実現出来る。
【0089】
図9に示す情報端末では、出力デバイス41と、入力デバイス42と、映像処理部43と、CPU処理部44と、メモリ45が設けられている。入力デバイス42として上記非接触入力部15が用いられるが、更に、電源スイッチや、タッチセンサ、キー、トラックボールなどの接触入力部が設けられていても良い。出力デバイス41として上記表示部11が用いられており、更に、ボリューム変更やイコイライザ設定などを行って音声を出力する音声出力部412が設けられている。この音声出力部412としては、DACやアンプと、スピーカー、ヘッドフォンなどが挙げられる。映像処理部43には、圧縮された音声、映像データをデコードするためのデコード部431と、アイコンの表示・移動、及びデコードされた映像の回転・拡大・縮小等を行う描画処理部432が設けられており、上記アイコン移動描画部22と変更アイコン表示部23とは、描画処理部432に含まれている。CPU処理部44には、上記決定位置判定部27、指示部28、及び移動アイコン選択部29が設けられている。メモリ45は、揮発領域と不揮発領域を含み、具体的に、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリ、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリやハードディスク装置などで構成されている。メモリ45には、複数のアイコンに関する複数のアプリケーション451や、音楽や映像、写真などのコンテンツ452が設けられている。
【0090】
なお、本実施の形態では、検出エリア14の上方の空間において非検出領域19から移動表示領域17に指が移動した場合、図5(b)に示すようにアイコン12A、12B、12Cのみが変更アイコン30の周囲に移動表示されているが、図10に示すように、予め設けられた所定の選択規則に従って選択されて移動表示されたアイコン12A、12B、12Cに加えて、所定の選択規則と異なる他の所定の選択規則に従って選択されたアイコン12D、12E、12Fも移動表示されてもよい。その際、優先順位の高い規則及び優先順位の高いアイコン順に移動表示させるようにしてもよい。図10に示す場合、アイコン12A、12B、12C、12D、12E、12Fは、図中の番号1、2、3、4、5、6の順に移動表示される。
【0091】
また、本発明の変更画面部品の一例は、本実施の形態の変更アイコン30に相当し、本発明の変更画面部品表示部の一例は、本実施の形態の変更アイコン表示部23に相当し、本実施の形態では、所定の選択規則に従って選択された移動表示されたアイコンを元の状態へ戻し、他の所定の選択規則に従って選択されたアイコン(他の種類のアイコン)を移動表示させる変更アイコン30が表示されている。しかしながら、移動表示されたアイコンを元の状態に戻さずに、その周囲に他の種類のアイコンを追加して移動表示させるようにしてもよい。すなわち、非検出領域19から移動表示領域17に指が移動した場合、変更アイコン表示部23の代わりに設けられる追加アイコン表示部によって、図11(a)に示すようにアイコン12A、12B、12Cのみが追加アイコン32の周囲に移動表示され、追加アイコン32を決定することによって、図11(b)に示すように、追加アイコン32は消去され、アイコン12A、12B、12Cの周囲に他の種類のアイコン12D、12E、12Fが移動表示される。尚、本発明の追加画面部品表示部の一例は、本実施の形態の追加アイコン表示部に相当し、本発明の追加画面部品の一例は、本実施の形態の追加アイコン32に相当する。又、アイコン12A、12B、12Cの周囲の、他の種類のアイコン12D、12E、12Fの位置が、本発明の第2表示規則により得られる表示面上の位置の一例に相当する。
【0092】
又、図5(b)では1つの所定の選択規則に従って選択されたアイコン12の数が3つ(アイコン12A、12B、12C)であるが、1つの所定の選択規則に従って選択されたアイコン12の数が多く、例えば6つの場合(アイコン12A、12B、12C、12D、12E、12Fが決定された場合)、アイコン12A、12B、12Cの周囲に更にアイコン12D、12E、12Fを移動表示させるようにしてもよい。
【0093】
また、上記説明では、移動表示されるアイコン12は、移動する前の位置は表示面11aに表示されているが、表示面11aに表示されておらず画面をスクロールすることによって表示されるアイコンが変更アイコン30の周囲に移動しても良い。例・BR>ヲば選択されたアイコン12A、12B、12Cのうちアイコン12Cが表示面11aに表れていないとすると、図12(a)に示すように、はじめにアイコン12A、12Bが順に変更アイコン30の周囲に移動表示される。そして、次に、図12(b)に示すように、アイコン12Cが表示面11a上に表示されるように画面がスクロールされる(矢印S参照)。表示面11aにアイコン12Cが表示された後、図12(c)に示すように、アイコン12Cが変更アイコン30の周囲に移動表示される。
【0094】
このように、一旦スクロールしてアイコン12Cを表示させてから移動表示させることによって、表示面11aに表示されていない場合であっても、ユーザがアイコンの元の状態を学習することが出来る。
【0095】
また、図1のようなアイコンの表示に限らなくても良く、例えば、図13(a)に示すような配列で、複数のアイコン12が表示されていても良い。図13(a)では、音楽アルバムのジャケット画像のアイコン12A、12B、12C、12D、12E、12Fが縦に並んで表示されており、その右側には、各音楽アルバムの題名と演奏者などが表示されている。このような構成において、表示面11aの下側に配置されている検出エリア14上の空間において非検出領域19から移動表示領域17へと指が移動した場合、図13(b)に示すように指の直下に変更アイコン30が表示されるとともに、予め設けられている選択規則(例えば、最新曲順)に基づいて選択されたアイコン12B、12E、12Dが変更アイコン30の上側に一列に移動表示される。また、図5(b)では、上記実施の形態では、移動表示されるアイコン12A、12B、12Cは、変更アイコン30の中心から距離nの位置に表示されていたが、図13(b)に示すように同じ距離に限らなくても良く、アイコン12毎に変更アイコン30との距離を変更しても良い。
【0096】
(実施の形態2)
次に、本発明にかかる実施の形態2における情報端末について説明する。
【0097】
本実施の形態2の情報端末は、実施の形態1と基本的な構成は同じであるが、検出エリアが左側と右側で分けられている点が異なっている。そのため、本相違点を中心に説明する。尚、実施の形態1と同様の構成については同一の符号が付されている。
【0098】
図14は、本実施の形態2の情報端末40の正面図である。図14に示すように、本実施の形態2の情報端末40では、検出エリア14が図中左側の第1検出エリア14aと図中右側の第2検出エリア14bに分けられている。
【0099】
本実施の形態2の情報端末40では、第1検出エリア14a上の空間において非検出領域19から移動表示領域17へと指50が移動した場合、図15(a)に示すように変更アイコン30が表示され、予め設けられている所定の選択規則に基づいて選択されたアイコン12A、12B、12Cが1つずつ順に変更アイコン30の周囲に移動表示される。
【0100】
一方、第2検出エリア14b上の空間において非検出領域19から移動表示領域17へと指50が移動した場合、図15(b)に示すように変更アイコン30が表示され、上記とは異なった選択規則に基づいて選択されたアイコン12D、12E、12Fが変更アイコン30の周囲に移動表示される。尚、変更アイコン30を決定することによって、移動表示されているアイコンが元の状態に戻され、他の規則に基づいて選択されたアイコンが移動表示される。
【0101】
以上のように、本実施の形態2では、検出エリア14を第1検出エリア14aと第2検出エリア14bとに分けることによって、例えば、第1検出エリア14aで検出した場合には、ゲームに関するアイコンが移動表示され、第2検出エリア14bで検出した場合には、ネットアプリケーションに関するアイコンが移動表示されるように設定することによって目的のアイコンをよりはやく発見することが出来る。
【0102】
尚、本実施の形態2では、第1検出エリア14aと第2検出エリア14bでは、移動表示されるアイコン群が全く異なっているが、一部が重なっていても良い。本発明の画面部品の群の一例は、アイコン12A、12B、12C又はアイコン12D、12E、12Fに相当する。
【0103】
(実施の形態3)
次に、本発明にかかる実施の形態3における情報端末について説明する。
【0104】
本実施の形態3の情報端末は、実施の形態1と基本的な構成は同じであるが、移動表示領域17が表示部11と平行な方向に複数に分割されており、指50が表示部11に近づくにつれて、選択されたアイコンが徐々に近づいてくるように制御が行われる点が異なっている。そのため、本相違点を中心に説明する。
【0105】
図16は、本実施の形態3の表示部11及びその上側に配置された非接触入力部15の側断面構成図である。図16に示すように、本実施の形態3の情報端末60では、移動表示領域17が、表示部11と平行な方向にn個(nは1以上の自然数)の領域に分割されている。実施の形態1のZ1、Pを、それぞれZ1、Pとし、Z1〜Z2の間にZ1〜Z1のポイントが設けられており、それらのポイントにおける表示面11aと平行な面が面P〜面Pとして点線で図示されている。又、面P〜面Pのそれぞれの面の間の領域を移動表示領域17〜17とする。
【0106】
次に、指50が表示面11aに近づく場合の検出について説明する。
【0107】
第1検出部20によって、指50が非検出領域19から移動表示領域17〜17のいずれかの移動表示領域17(1≦k≦n kは自然数)に進入したことが検出されるとともに、第2検出部21によって、指50が進入した移動表示領域17の上側の面Pにおける、移動表示領域17に指50が進入した位置が検出される。具体的には、あるサンプリング時における指50の位置が検出されず、次のサンプリング時において指50が移動表示領域17〜17内のいずれかの移動表示領域17内の位置で検出された場合、指50が、非検出領域19から移動表示領域17へと移動したことが分かる。更に、この時の指50が検出された移動表示領域17内の位置が、指50が移動表示領域17へ進入した際の面P上のXY座標の位置とすることが出来る。
【0108】
又、第1検出部20によって、移動表示領域17〜17k−1のいずれかの移動表示領域から移動表示領域17に指50が進入したことが検出されるとともに、第2検出部21によって、移動表示領域17の上側の面Pにおける、指50が移動表示領域17に進入した位置が検出される。具体的には、あるサンプリング時における指50の位置が、移動表示領域17よりも上側の移動表示領域17〜17k―1のいずれかの移動表示領域内で検出され、次のサンプリング時における指50の位置が移動表示領域17内で検出された場合には、指50が移動表示領域17へと移動したことが分かる。また、この時の移動表示領域17内で検出された指50の位置を、移動表示領域17へと指50が進入した位置(面Pを通過する指50のXY座標の位置)とすることが出来る。尚、最後に移動表示領域17〜17k−1内のいずれかの領域内で検出された指50の位置を移動表示領域17へと指50が進入した位置としても良いし、上記2つのサンプリング時における指50の位置を結ぶ線と面Pとの交点を、移動表示領域17へと指50が進入した位置としてもよい。
【0109】
第4検出部25によって、移動表示領域17〜17のいずれかの移動表示領域17から決定領域18へと指50が進入したことが検出されるとともに、第5検出部26によって、決定領域18の上側の面Qにおける、指50が決定領域18に進入した位置が検出される。具体的には、あるサンプリング時における指50の位置が、移動表示領域17内で検出され、次のサンプリング時における指50の位置が決定領域18内で検出された場合には、指50が移動表示領域17から決定領域18へと移動したことが分かる。また、この時の決定領域18内で検出された指50の位置を、決定領域18へと指50が進入した位置(面Qを通過する指50のXY座標の位置)とすることが出来る。尚、上記移動表示領域17内で検出された指50の位置を決定領域18へと指50が進入した位置としても良いし、上記2つのサンプリング時における指50の位置を結ぶ線と面Qとの交点を、決定領域18へと指50が進入した位置としてもよい。
【0110】
次に、指50が表示面11aから離れる場合の検出について説明する。
【0111】
第6検出部31によって、決定領域18から移動表示領域17〜17のいずれかの移動表示領域17へと指50が進入したことが検出されるとともに、第8検出部34によって、移動表示領域17の下側の面Pk+1における、指50が移動表示領域17に進入した位置が検出される。具体的には、あるサンプリング時における指50の位置が、決定領域18内で検出され、次のサンプリング時における指50の位置が移動表示領域17内で検出された場合には、指50が決定領域18から移動表示領域17へと移動したことが分かる。また、この時の移動表示領域17内で検出された指50の位置を、移動表示領域17へと指50が進入した位置(面Pk+1を通過する指50のXY座標の位置)とすることが出来る。尚、最後に決定領域18内で検出された指50の位置を移動表示領域17へと指50が進入した位置としても良いし、上記2つのサンプリング時における位置を結ぶ線と面Pk+1との交点が、移動表示領域17へと指50が進入した位置としてもよい。
【0112】
第3検出部24によって、移動表示領域17k+1〜17のいずれかの移動表示領域から移動表示領域17(1≦k≦n kは自然数)に指50が進入したことが検出されるとともに、第7検出部21によって、移動表示領域17の下側の面面Pk+1における、指50が移動表示領域17に進入した位置が検出される。具体的には、あるサンプリング時における指50の位置が、移動表示領域17k+1〜17のいずれかの移動表示領域内で検出され、次のサンプリング時における指50の位置が移動表示領域17内で検出された場合には、指50が移動表示領域17へと移動したことが分かる。また、この時の移動表示領域17内で検出された指50の位置を、移動表示領域17へと指50が進入した位置(面Pk+1を通過する指50のXY座標の位置)とすることが出来る。尚、最後に移動表示領域17k+1〜17のいずれかの移動表示領域内で検出された指50の位置を移動表示領域17へと指50が進入した位置としても良いし、上記2つのサンプリング時における指50の位置を結ぶ線と面Pk+1との交点を、移動表示領域17へと指50が進入した位置としてもよい。
【0113】
又、第3検出部24によって、指50が移動表示領域171〜nのいずれかの移動表示領域17から非検出領域19に進入したことが検出されるとともに、第7検出部33によって、面Pにおける、指50が非検出領域19に進入した位置が検出される。具体的には、あるサンプリング時における指50の位置が移動表示領域17内の位置で検出され、次のサンプリング時において指50の位置が検出されなかった場合、指50が、移動表示領域17から非検出領域19へと移動したことが分かる。更に、この時の指50が検出された移動表示領域17内の位置が、指50が非検出領域19へ進入した際の面P上のXY座標の位置とすることが出来る。
【0114】
尚、本発明のn種類の所定距離の一例は、本実施の形態のZ1と非接触入力部15の厚みh(図2(a)参照)を足した長さ、Z1とhを足した長さ、・・・、及びZ1とhを足した長さに相当する。
【0115】
次に、本実施の形態3の情報端末60の動作についてn=9の場合を例に挙げて説明する。
【0116】
はじめに、変更アイコン30の周囲におけるアイコン12A、12B、12Cの表示位置について説明する。図17(a)、(b)は、変更アイコン30の表示されている位置が異なっている場合に、アイコン12A、12B、12Cが移動表示される位置を示す図である。
【0117】
図17(a)、(b)に示すように、変更アイコン30の表示位置によってアイコン12A、12B、12Cの表示される位置は予め決められている。すなわち、図17(a)に示すように変更アイコン30が左端に表示されている場合には変更アイコン30の右側よりの周囲にアイコン12A、12B、12Cが表示されており、図17(b)に示すように変更アイコン30が中央に表示されている場合には、左右の周囲に均等にアイコン12A、12B、12Cが配置されている。このように、変更アイコン30が表示される位置によってアイコン12A、12B、12Cが表示される位置(以下、到達位置ともいう)が異なっている。
【0118】
図18〜図23は、本実施の形態3の情報端末60の動作を説明するための図である。各図の(a)は、本実施の形態3の情報端末60の表示面11aを示す平面図であり、各図の(b)は、本実施の形態3の情報端末60の底面図である。
【0119】
図18(a)、(b)は、情報端末60の初期状態を示す図である。このような状態から、図19(a)、(b)に示すように、表示面11aの検出エリア14上の空間において指50が非表示領域19から移動表示領域17に入ると、第1検出部20によって、指50が非検出領域19から移動表示領域17に進入したことが検出されるとともに、第2検出部21によって指50が移動表示領域17に進入した位置が検出される。そして、図19(a)、(b)に示すように、この指50が移動表示領域17に進入した位置の直下に変更アイコン30が表示される。そして、この変更アイコン30の位置に基づいて、アイコン12A、12B、12Cの到達位置が予め決められメモリに記憶されている。図19(a)では、このアイコン12A、12B、12Cの到達位置がそれぞれA、B、Cとして一点鎖線で示されている。
【0120】
アイコン12Aは、初期状態の位置(図18(a)参照)から、アイコン12Aの到達位置(図19(a)のA参照)に向かって、その間の距離の3分の1(約0.33倍)進んだ位置まで移動表示され、アイコン12Bは、初期状態の位置(図18(a)参照)から、アイコン12Bの到達位置(図19(a)のB参照)に向かって、その間の距離の6分の1(約0.17倍)進んだ位置まで移動表示され、アイコン12Cは、初期状態の位置(図18(a)参照)から、アイコン12Cの到達位置(図19(a)のC参照)に向かって、その間の距離の9分の1(0.11倍)進んだ位置まで移動表示される。
【0121】
次に、図20(a)、(b)に示すように、指50が移動表示領域17から移動表示領域17に入ると、第1検出部20によって、その指50の移動が検出されるとともに、第2検出部21によって移動表示領域17に進入した位置が検出され、その位置の直下に変更アイコン30が移動表示される。ここで、変更アイコン30は指の移動に合わせて移動しているため、アイコン12A、12B、12Cが到達する、変更アイコン30の周囲の到達位置も変更される。図20(a)では、このアイコン12A、12B、12Cの到達位置がそれぞれA、B、Cとして一点鎖線で示されている。
【0122】
そして、アイコン12Aは、初期状態の位置(図18(a)参照)からアイコン12Aの到達位置(図20(a)のA参照)に向かって、その間の距離の3分の2(0.66倍)進んだ位置まで、図19(a)に示す表示位置から移動表示され、アイコン12Bは、初期状態の位置(図18(a)参照)からアイコン12Bの到達位置(図20(a)のB参照)に向かって、その間の距離の6分の2(約0.33)進んだ位置まで、図19(a)に示す表示位置から移動表示され、アイコン12Cは、初期状態の位置(図18(a)参照)からアイコン12Cの到達位置(図20(a)のC参照)に向かって、その間の距離の9分の2(約0.22倍)進んだ位置まで図19(a)に示す表示位置から移動表示される。
【0123】
続いて、図21(a)、(b)に示すように、指50が移動表示領域17から移動表示領域17に進入したことが検出されると、移動表示領域17に進入した位置の直下に変更アイコン30が移動表示され、アイコン12A、12B、12Cの到達位置は再び変更される。図21(a)では、このアイコン12B、12Cの到達位置がそれぞれB、Cとして一点鎖線で示されている。
【0124】
そして、アイコン12Aは、図20(a)に示す表示位置から、変更された到達位置まで移動表示され、アイコン12Bは、初期状態の位置(図18(a)参照)からアイコン12Bの到達位置(図21(a)のB参照)に向かって、その間の距離の6分の3(約0.5倍)進んだ位置まで、図20(a)に示す表示位置から移動表示され、アイコン12Cは、初期状態の位置(図18(a)参照)からアイコン12Cの到達位置(図21(a)のC参照)に向かって、その間の距離の9分の3(0.33倍)進んだ位置まで図20(a)に示す表示位置から移動表示される。尚、このように、指50が移動する移動表示領域と、指50の位置から予め決定されている変更アイコン30の周囲のアイコンの到達位置と、初期位置に基づいて行う演算が、本発明の表示規則の一例に相当する。又、本発明の表示規則により得られる表示面の位置の一例は、本実施の形態の図19〜図22に示すアイコン12A、12B、12Cが移動表示される位置に相当する。
【0125】
同様に、指50が表示画面11aに近づくにつれて、アイコン12B、12Cも順に移動表示され、指50が、移動表示領域17に入ると、図22(a)、(b)に示すように、変更アイコン30の周囲の所定の到達位置にアイコン12A、12B、12Cが表示されることになる。尚、アイコン12A、12Bは、一旦到達位置に達した後は、常に、変更アイコン30の周囲の到達位置まで移動表示される。
【0126】
このように、上記例では、アイコン12Aは、移動表示領域17に指50が移動した時に、その到達位置に表示され、アイコン12Bは、移動表示領域17に指50が移動した時に、その到達位置に表示され、アイコン12Cは、移動表示領域17に指50が移動した時に、その到達位置に表示される。
【0127】
以上のように制御を行うことにより、指50が表示面11aに近づくにつれてアイコン12A、12B、12Cが徐々にユーザの指先に集まってくるようにアイコンを移動表示させることが出来る。また、nを大きくすることによって、より連続的に集まってくるように見える。
【0128】
又、上記表示規則では、指50が移動表示領域17に移動した際に、アイコン12Aが変更アイコン30の周囲の到達位置に到達しているが、このアイコン12Aが到達する時の移動表示領域を他の移動表示領域(例えば、移動表示領域17等)としてもよい。さらに、各表示領域における移動表示される位置を変更してもよい。このように、各アイコンが到達位置に表示される際の移動表示領域の設定、及び各アイコンの各移動表示領域において移動表示される位置は適宜変更しても良い。
【0129】
又、上記説明では、指50が、移動表示領域17に入ると、アイコン12A、12B、12Cが全て移動して表示されていたが、例えば、1つのアイコンが到達位置に移動表示された後に、他の1つのアイコンの移動表示が開始されてもよい。この場合、例えば、n=9では、n=3でアイコン12Aが到達位置まで移動表示されてから、アイコン12Bの移動表示が開始され、n=6でアイコン12Bが到達位置まで移動表示されてから、アイコン12Cの移動表示が開始される。
【0130】
要するに、優先順位の高いアイコンの方が、より速く変更アイコン30の周囲のそれぞれの到達位置に表示されるように、各移動表示領域17〜17に指が移動したときに各アイコンが移動表示される位置が設定されていればよい。
【0131】
次に、図22(a)、(b)に示す状態から、図23(a)、(b)に示すように、移動表示領域17から決定領域18に指50が入ると、その進入した位置の直下のアイコンが決定される。図23(a)、(b)では、アイコン12Cが決定されたことになる。このように複数のアイコン12のうちのいずれかのアイコンが決定された場合には、指示部28によってアイコンごとに割り当てられたアプリケーションが起動される。
【0132】
一方、変更アイコン30が決定された場合には、図7(a)、(b)と同様に、アイコン12A、12B、12Cが順に初期位置へと戻り、他の所定の選択規則によって選択されたアイコン12D、12E、12Fが変更アイコン30の周囲の所定の位置に順に移動表示される。この変更アイコン30の周囲の所定の位置は、予め決められメモリに記憶されており、この予め決められていることが、第2表示規則の一例に相当する。そして、本発明の第2表示規則により得られる表示面の位置の一例は、本実施の形態の変更アイコン30の周囲の図7(b)に示す所定の位置に相当する。
【0133】
また、変更アイコン30及びアイコン12A、12B、12Cのいずれのアイコンも決定せず、移動表示領域17において指50を表示面11aから遠ざけた場合には、図18〜図22と逆の動作でアイコン12A、12B、12Cが元の状態(初期位置)に戻っていく。
【0134】
すなわち、指50が移動表示領域17に存在している状態(図20参照)から移動表示領域17に向かって、表示面11aから離れるように移動すると、アイコン12Cが、変更アイコン30の周囲の到達位置から初期位置に向けて、その距離の9分の1(約0.11倍)だけ進んだ位置まで移動表示される。続いて、指50が、移動表示領域17から移動表示領域17に移動すると、アイコン12Cが、変更アイコンの周囲の到達位置から初期位置に向けて、その距離の9分の2(約0.22倍)だけ進んだ位置まで、前の表示位置から移動表示される。この際、変更アイコン30の周囲の到達位置は、水平方向の指50の位置が移動すると、それに伴って移動する。
【0135】
又、指50が移動表示領域17から移動表示領域17に移動すると、アイコン12Bが変更アイコン30の周囲の到達位置から初期位置に向けて、その距離の6分の1(約0.17倍)だけ進んだ位置まで、前の表示位置から移動表示されるとともに、アイコン12Cが変更アイコン30の周囲の到達位置から初期位置に向けて、その距離の9分の4(約0.44倍)だけ進んだ位置まで、前の表示位置から移動表示される。
【0136】
更に、指50が移動表示領域17から移動表示領域17に移動すると、アイコン12Aが変更アイコン30の周囲の到達位置から初期位置に向けて、その距離の3分の1(約0.33)だけ進んだ位置まで、前の表示位置から移動表示され、アイコン12Bが変更アイコン30の周囲の到達位置から初期位置に向けて、その距離の6分の4(約0.67)だけ進んだ位置まで、前の表示位置から移動表示され、アイコン12Cが変更アイコン30の周囲の到達位置から初期位置に向けて、その距離の9分の7(約0.78)だけ進んだ位置まで、前の表示位置から移動表示される。尚、このような移動表示領域17における、表示面11aから離れる方向への指50の移動は第3検出部21と第7検出部33によって検出される。すなわち、第3検出部21によって下側から上側の領域への指50の移動が検出されるとともに、第7検出部33によって上側の領域へ指50が進入した位置が検出される。
【0137】
以上のようにして、指50が移動表示領域17から非表示領域19へと移動した時には、アイコン12A、12B、12Cの全てが、初期位置に戻される。尚、この制御方法では、指50が移動表示領域17から非表示領域19へと移動した時に、全てのアイコン12A、12B、12Cが同時に初期位置へと戻され始めることになるが、1つのアイコンが初期位置に戻ってから、他のアイコンが初期位置に戻され始めるように、1つずつアイコンが初期位置に戻されるような制御が行われても良い。
【0138】
又、上記説明では、アイコン12A、12B、12Cが移動表示される位置は、演算により求められていたが、それぞれの移動表示領域において、指50が進入した位置毎に、アイコン12A、12B、12Cのそれぞれが移動表示する位置が予め決められていてもよい。この場合、アイコンを移動表示する位置の表がメモリに記憶されており、その表に基づいて、アイコンが移動表示されることになる。
【0139】
尚、上記図18〜図23では、指50が移動表示領域17〜17のそれぞれの領域毎に連続して検出されていたが、アイコンの移動を連続的に表示させるために、nの数を大きくした場合、サンプリング間隔によっては、1つ又は複数の移動表示領域をとばして指50が検出される場合もある。例えば、表示画面11aに指が近づく場合に、移動表示領域17の次に移動表示領域17で指50が検出される場合もある。このような場合、n=9で説明すると、各アイコン12A、12B、12Cは、図19に示すように表示された後、その表示位置から、図21に示す表示位置に移動表示される。
【0140】
尚、上記実施の形態1、2、3では、決定領域18が設けられており、移動表示領域17から決定領域18に指が移動した際に、その直下に表示されているアイコンが決定されたことになり、決定領域18が、アイコンの決定の決定領域となるが、決定領域18が設けられていなくても良い。すなわち、本発明の確定距離がゼロであってもよい。この場合、静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、表示面11aへの接触によってアイコンの決定を検出することが出来る。
【0141】
また、上記実施の形態1、2、3の情報端末10、40、60において、現在の機能がホーム画面機能である場合には、表示面11aに表示されているアイコン12は各種アプリケーションを起動するためのショートカットアイコンである。
【0142】
また、上記実施の形態1、2、3の情報端末10、40、60において、現在の機能が音楽再生機能である場合には、表示面11aに表示されているアイコン12は音楽コンテンツのアイコンである。この場合、アイコンとしては、音楽アルバムの縮小画面などを利用出来る。
【0143】
また、上記実施の形態1、2、3の情報端末10、40、60において、現在の機能が動画再生機能である場合には、表示面11aに表示されているアイコン12は動画コンテンツのアイコンである。この場合、サムネイルの画像をアイコンとして利用出来る。また、上記実施の形態1、2、3の情報端末10、40、60において、現在の機能が写真表示機能である場合では、表示面11aに表示されているアイコン12は、写真コンテンツのアイコンである。この場合、アイコンとしては、縮小画面、或いはサムネイル画像をアイコンとして利用することが出来る。
【0144】
尚、上記実施の形態では、指50が移動表示領域17に進入した際には、変更アイコン30を表示面11aに表示させているが、変更アイコン30を表示させなくても良い。少なくとも、アイコンが1つずつ順に移動表示されることによって、アイコンがどの位置に表示されていたのかをユーザは確認することが出来る。この場合、移動されるアイコンのいずれか一つが、指50の直下の表示面11aの位置に表示されてもよい。
【0145】
また、アイコンは必ず1つずつ順に移動表示させる必要はなく、少ない数であれば同時に移動させても良い。
【0146】
また、上記実施の形態では、アイコン12を元の状態に戻す際にも、1つずつ順に戻していたが、元の状態に戻す時には全てのアイコンを同時に戻してもよい。
【0147】
また、上記実施の形態では、指の直下の表示面11aの位置に変更アイコン30若しくは追加アイコン32を表示させていたが、指の直下の表示面11aの位置に限らず、指の直下の近傍の表示面11aの位置であってもよい。
【0148】
また、移動表示されるアイコンの位置も、指の直下の表示面11aの位置若しくは指の直下の近傍の表示面11aの位置であればよい。
【0149】
また、上記実施の形態では、アイコン12の大きさは同じであるが、移動表示されるアイコンの優先度の高い順に大きくなるようにしてもよい。また、優先度の高い規則のアイコン群が、優先度の低い規則のアイコン群よりも大きくしてもよい。例えば、図10に示すアイコン12A、12B、12Cを選択する規則が、アイコン12D、12E、12Fを選択する規則よりも優先度が高い場合、アイコン12A、12B、12Cの大きさを、アイコン12D、12E、12Fよりも大きくする。
【0150】
また、上記実施の形態では、アイコン毎に優先度が決められ、優先度の高い順にアイコン12を移動表示させていたが、優先度に関係なく順番に移動表示させてもよい。例えば、移動表示させるアイコンを選択する規則が、音楽のジャンルに関係するという規則である場合等に、アイコン毎の優先度が決められていなくても良く、情報端末への登録の順番や変更アイコン30に近い位置の順番にアイコンが移動表示されればよい。
【0151】
また、検出エリア14は、表示面11aの下部に設けられているが、この位置に限らなくても良く、特許文献1のように中央に設けられていても良いし、上部又は左右の端部分に設けられていても良い。
【0152】
更に、表示面11a上のアイコン12が表示されていないエリアを全て検出エリアとしてもよい。
【0153】
また、本発明の指示物の一例は、上記実施の形態では、指50に相当するが、これに限らずスタイラスなどのポインティングデバイスであってもよい。
【0154】
尚、本発明のプログラムは、上述した本発明のアイコン表示方法の、各ステップの動作をコンピュータにより実行させるプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0155】
又、本発明の記録媒体は、上述した本発明のアイコン表示方法の各ステップの全部又は一部の動作をコンピュータにより実行させるプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記動作を実行する記録媒体である。
【0156】
又、本発明の上記「各ステップの動作」とは、前記ステップの全部又は一部の動作を意味する。
【0157】
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な、ROM等の記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0158】
又、本発明のプログラムの一利用形態は、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等の伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0159】
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
【0160】
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0161】
本発明の情報端末及び画面部品表示方法によれば、所望の画面部品を見付けやすく、画面部品の移動する前の元の状態が分かりやすいという効果を有し、スマートフォン、PDAなどの情報端末として有用である。
【符号の説明】
【0162】
10、40 情報端末
11 表示部
12 アイコン
13 表示エリア
14 検出エリア
15 非接触入力部
16 検出領域
17 移動表示領域
18 決定領域
19 非検出領域
20 第1検出部
21 第2検出部
22 アイコン移動描画部
23 変更アイコン表示部
24 第3検出部
25 第4検出部
26 第5検出部
27 決定位置判定部
28 指示部
30 変更アイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画面部品を表示する表示面と、
前記画面部品を指示する指示物の前記表示面からの距離に関する情報と、前記指示物の前記表示面と平行な面内での位置に関する情報と、を検出する移動表示検出部と、
前記距離に関する情報と前記位置に関する情報に基づいて、表示規則により得られる前記表示面上の位置に選択規則により選択された画面部品を順番に移動表示させる画面部品移動描画部と、
を備えることを特徴とする情報端末。
【請求項2】
前記表示規則は、検出された前記位置の直下の位置又は検出された前記位置の直下の位置の近傍のことである、請求項1記載の情報端末。
【請求項3】
前記選択規則は、ジャンル、又は決定された履歴に基づいて前記画面部品を選択することである、請求項1記載の情報端末。
【請求項4】
前記順番は、決定された履歴に基づいて決められる順番である、請求項1記載の情報端末。
【請求項5】
前記移動表示検出部によって、前記指示物が前記表示面に対して所定の距離よりも離れたことが検出されると、前記画面部品移動描画部は、移動表示された前記画面部品を前記移動表示させる前のそれぞれの元の状態へ戻す、請求項1記載の情報端末。
【請求項6】
前記移動表示検出部によって、前記指示物が前記表示面に対して所定の距離よりも短い確定距離以内に進入したこと、及び前記表示面と平行な面内での前記指示物の位置が検出されると、前記検出された前記指示物の位置の直下の前記表示面の位置に表示されている前記画面部品を判定し、前記画面部品が前記指示物により決定されたことを検出する決定位置判定部とを更に備えた、請求項1記載の情報端末。
【請求項7】
前記移動表示検出部によって、前記指示物が前記表示面に対して前記所定の距離以内に進入したこと、及び前記表示面と平行な面内での前記指示物の位置が検出されると、前記移動表示された画面部品を他の画面部品に変更するための変更画面部品を、検出された前記指示物の位置の直下の位置又はその位置の近傍に表示する変更画面部品表示部を更に備え、
前記画面部品移動描画部は、
前記変更画面部品が前記指示物によって決定されたことが前記決定位置判定部によって検出された場合には、前記変更させるために、前記移動表示された画面部品を前記移動表示させる前の元の状態へ戻し、前記選択規則とは異なる第2選択規則に基づいて選択された画面部品を順番に、前記移動表示検出部で検出された前記指示物の前記位置に基づいて前記表示規則とは異なる第2表示規則により得られる前記表示面の位置に移動表示させる、請求項6記載の情報端末。
【請求項8】
前記移動表示検出部によって、前記指示物が前記表示面に対して前記所定の距離以内に進入したこと、及び前記表示面と平行な面内での前記指示物の位置が検出されると、前記移動表示された画面部品に他の画面部品を追加するための追加画面部品を、検出された前記指示物の位置の直下の位置又はその位置の近傍に表示する追加画面部品表示部を更に備え、
前記画面部品移動描画部は、
前記追加画面部品が前記指示物によって決定されたことが前記決定位置判定部によって検出された場合には、前記追加するために、前記移動表示された画面部品を前記移動表示させる前の元の状態に戻さず、前記選択規則とは異なる第2選択規則に基づいて選択された画面部品を順番に、前記移動表示検出部で検出された前記指示物の前記位置に基づいて前記表示規則とは異なる第2表示規則により得られる前記表示面の位置に移動表示させる、請求項6記載の情報端末。
【請求項9】
前記画面部品移動描画部は、前記移動表示された画面部品を前記移動表示させる前の元の状態に戻す際にも、決められた順番に戻す、請求項5又は7記載の情報端末。
【請求項10】
前記変更画面部品が前記指示物によって決定された際には、前記変更画面部品表示部は、前記変更画面部品を消去する、請求項7記載の情報端末。
【請求項11】
前記追加画面部品が前記指示物によって決定された際には、前記追加画面部品表示部は、前記追加画面部品を消去する、請求項8記載の情報端末。
【請求項12】
前記移動表示検出部で検出した前記指示物の位置に応じて、移動表示させる前記選択された画面部品の群は、互いに少なくとも一部は異なっている、請求項1記載の情報端末。
【請求項13】
前記移動表示検出部は、前記画面部品を指示する指示物の前記表示面からの距離に関する情報と、前記指示物の前記表示面と平行な面内での位置に関する情報とを静電容量方式で検出するために、前記表示面に隣り合って配置された静電容量パネルを有している、請求項1記載の情報端末。
【請求項14】
前記画面部品を指示する指示物の前記表示面からの距離に関する情報とは、前記画面部品を指示する指示物が、前記表示面に対して、n(nは1以上の自然数)種類の所定距離のそれぞれ以内に進入したことである、請求項1記載の情報端末。
【請求項15】
複数の画面部品を表示する表示ステップと、
前記画面部品を指示する指示物の前記表示面からの距離に関する情報と、前記指示物の前記表示面と平行な面内での位置に関する情報と、を検出する移動表示検出ステップと、
前記距離に関する情報と前記位置に関する情報に基づいて、表示規則により得られる前記表示面上の位置に選択規則により選択された画面部品を順番に移動表示させる画面部品移動描画ステップと、
を備えた、画面部品表示方法。
【請求項16】
請求項15記載の画面部品表示方法の、少なくとも、
複数の画面部品を表示する表示ステップと、
前記画面部品を指示する指示物の前記表示面からの距離に関する情報と、前記指示物の前記表示面と平行な面内での位置に関する情報と、を検出する移動表示検出ステップと、
前記距離に関する情報と前記位置に関する情報に基づいて、表示規則により得られる前記表示面上の位置に選択規則により選択された画面部品を順番に移動表示させる画面部品移動描画ステップとをコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項17】
請求項16記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。

【図1】
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【図2(a)】
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【図2(b)】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7(a)】
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【図7(b)】
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【図7(c)】
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【図7(d)】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12(a)】
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【図12(b)】
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【図12(c)】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2012−9009(P2012−9009A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−36176(P2011−36176)
【出願日】平成23年2月22日(2011.2.22)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】