説明

抗菌性アミド−マクロサイクルV

本発明は、式(I)の抗菌性アミド−マクロサイクル[式中、R26は、水素、ハロゲン、アミノまたはメチルを表し、Rは、式(II)、(III)、(IV)または(V)(ここで、Rは、水素またはヒドロキシを表し、そしては、炭素原子との結合部位を表す)の基を表し、そしてRは、水素またはメチルを表す]に関する。本発明はまた上述のマクロサイクルの製造方法、疾患の処置および/または予防のためのその使用および疾患、特に、細菌性感染症を処置および/または予防する薬剤を製造するためのその使用に関する。
【化1】



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

《式中、
26は、水素、ハロゲン、アミノまたはメチルを表し、
は、式:
【化2】

(ここで、
は、水素またはヒドロキシを表し、
は、炭素原子との結合部位である)の基を表し、
は、水素またはメチルを表し、
は、式:
【化3】

〈ここで、
は、窒素原子との結合部位であり、
Aは、結合またはフェニルを表し、
は、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
は、式:
【化4】

[ここで、
は、炭素原子との結合部位であり、
23は、水素または式−(CH−OHまたは−(CH−NH
(式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
nおよびoは、互いに独立して、数1、2、3または4である)の基を表し、
mは、数0または1である]の基を表し、
およびR12は、互いに独立して、式−CONHR14または式−CHCONHR15
{ここで、
は、炭素原子との結合部位であり、
14およびR15は、互いに独立して、式:
【化5】

[式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4aは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5aは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6aは、水素またはアミノエチルを表すか、
または、
5aおよびR6aは、それらが結合している窒素原子と一体となってピペラジン環を形成し、
8aおよびR12aは、互いに独立して、−(CHZ1a−OH、−(CHZ2a−NHR13a−CONHR14aまたは−CHCONHR15a
〔式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
Z1aおよびZ2aは、互いに独立して、数1、2または3であり、
13aは、水素またはメチルを表し、
そして、
14aおよびR15aは、互いに独立して式:
【化6】

(式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4cは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5cは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6cは、水素またはアミノエチルを表し、
kcは、数0または1であり、
そして、
lcは、数1、2、3または4である)の基を表す〕を表し、
9aおよびR11aは、互いに独立して、水素またはメチルを表し、
10aは、アミノまたはヒドロキシを表し、
16aは、式:
【化7】

(式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4dは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5dは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6dは、水素またはアミノエチルを表し、
kdは、数0または1であり、
そして、
ldは、数1、2、3または4である)の基を表し、
18aおよびR19aは、互いに独立して、水素または式:
【化8】

(式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4hは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5hは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6hは、水素またはアミノエチルを表すか、
または、
5hおよびR6hは、それらが結合している窒素原子と一体となってピペラジン環を形成し、
khは、数0または1であり、
そして、
lhは、数1、2、3または4である)の基を表し、
ここで、R18aおよびR19aは、同時には水素ではない、
kaは、数0または1であり、
eaは、数1、2または3であり、
そして、
la、wa、xaおよびyaは、互いに独立して、数1、2、3または4である]
の基を表し、
およびR11は、互いに独立して、水素、メチル、−C(NH)=NHまたは式:
【化9】

[式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
20は、水素または−(CH−NHR22
(式中、
22は、水素またはメチルを表し、
そして、
iは、数1、2または3である)を表し、
21は、水素またはメチルを表し、
fは、数0、1、2または3であり、
gは、数1、2または3であり、
そして、
hは、数1、2、3または4である]の基を表し、
または、
は、−(CHZ1−OH
(式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
Z1は、数1、2または3である)を表し、
そして、
は、式:
【化10】

(式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
そして、
hは、数1、2、3または4である)の基を表し、
10は、アミノまたはヒドロキシを表し、
16およびR17は、互いに独立して、式:
【化11】

[式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4bは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5bは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6bは、水素またはアミノエチルを表すか、
または、
5bおよびR6bは、それらが結合している窒素原子と一体となってピペラジン環を形成し、
8bおよびR12bは、互いに独立して、−(CHZ1b−OH、−(CHZ2b−NHR13b−CONHR14bまたは−CHCONHR15b
〔式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
13bは、水素またはメチルを表し、
そして、
Z1bおよびZ2bは、互いに独立して、数1、2または3であり、
そして、
14bおよびR15bは、互いに独立して式:
【化12】

(式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4gは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5gは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6gは、水素またはアミノエチルを表し、
kgは、数0または1であり、
そして、
lgは、数1、2、3または4である)の基を表す〕を表し、
9bおよびR11bは、互いに独立して、水素またはメチルを表し、
10bは、アミノまたはヒドロキシを表し、
kbは、数0または1であり、
lb、wb、xbおよびybは、互いに独立して、数1、2、3または4である]
の基を表し、
18およびR19は、互いに独立して、水素または式:
【化13】

[式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4eは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5eは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6eは、水素またはアミノエチルを表すか、
または、
5eおよびR6eは、それらが結合している窒素原子と一体となってピペラジン環を形成し、
8eおよびR12eは、互いに独立して、−(CHZ1e−OHまたは−(CHZ2e−NHR13e
(式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
13eは、水素またはメチルを表し、
そして、
Z1eおよびZ2eは、互いに独立して、数1、2または3である)を表し、
9eおよびR11eは、互いに独立して水素またはメチルを表し、
10eは、アミノまたはヒドロキシを表し、
keは、数0または1であり、
そして、
le、we、xeおよびyeは、互いに独立して、数1、2、3または4である]
の基を表す、
ただし、R18およびR19は、同時には水素ではない、
24は、式−CONHR25
{式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
25は、式:
【化14】

[式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4fは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5fは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6fは、水素またはアミノエチルを表すか、
または、
5fおよびR6fは、それらが結合している窒素原子と一体となってピペラジン環を形成し、
8fおよびR12fは、互いに独立して、−(CHZ1f−OHまたは−(CHZ2f−NHR13f
(式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
13fは、水素またはメチルを表し、
そして、
Z1fおよびZ2fは、互いに独立して、数1、2または3である)を表し、
9fおよびR11fは、互いに独立して、水素またはメチルを表し、
10fは、アミノまたはヒドロキシを表し、
kfは、数0または1であり、
そして、
lf、wf、xfおよびyfは、互いに独立して、数1、2、3または4である]
の基を表す}
の基を表し、
dおよびeは、互いに独立して、数1、2または3であり、
kは、数0または1であり、
l、w、xおよびyは、互いに独立して、数1、2、3または4であり、
【化15】

は、w、xまたはyが3である場合は、互いに独立してヒドロキシ基を持つことができる〉の基を表す》
の化合物、またはその塩、その溶媒和物またはその塩の溶媒和物の一つ。
【請求項2】
式:
【化16】

(式中、
26は、水素、ハロゲン、アミノまたはメチルを表し、
は、水素またはヒドロキシを表し、
は、水素またはメチルを表し、
は、請求項1に定義されている通りである)
に該当することを特徴とする、請求項1に記載の化合物、またはその塩、その溶媒和物またはその塩の溶媒和物の一つ。
【請求項3】
26が、水素、塩素またはメチルを表すことを特徴とする、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
が、式:
【化17】

〈ここで、
は、窒素原子との結合部位であり、
は、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
は、式:
【化18】

[ここで、
は、炭素原子との結合部位であり、
23は、水素または式−(CH−OHまたは−(CH−NH
(式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
nおよびoは、互いに独立して、数1、2、3または4である)の基を表し、
mは、数0または1である]の基を表し、
は、式−CONHR14または式−CHCONHR15
{ここで、
は、炭素原子との結合部位であり、
14およびR15は、互いに独立して、式:
【化19】

[式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4aは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5aは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6aは、水素またはアミノエチルを表すか、
または、
5aおよびR6aは、それらが結合している窒素原子と一体となってピペラジン環を形成し、
8aおよびR12aは、互いに独立して、−(CHZ1a−OH、−(CHZ2a−NHR13a−CONHR14aまたは−CHCONHR15a
〔式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
Z1aおよびZ2aは、互いに独立して、数1、2または3であり、
13aは、水素またはメチルを表し、
そして、
14aおよびR15aは、互いに独立して式:
【化20】

(式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4cは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5cは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6cは、水素またはアミノエチルを表し、
kcは、数0または1であり、
そして、
lcは、数1、2、3または4である)の基を表す〕を表し、
9aおよびR11aは、互いに独立して、水素またはメチルを表し、
10aは、アミノまたはヒドロキシを表し、
16aは、式:
【化21】

(式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4dは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5dは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6dは、水素またはアミノエチルを表し、
kdは、数0または1であり、
そして、
ldは、数1、2、3または4である)の基を表し、
kaは、数0または1であり、
そして、
la、wa、xaおよびyaは、互いに独立して、数1、2、3または4である]
の基を表す}の基を表し、
およびR11は、互いに独立して、水素、メチル、−C(NH)=NHまたは式:
【化22】

[式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
20は、水素または−(CH−NHR22
(式中、
22は、水素またはメチルを表し、
そして、
iは、数1、2または3である)を表し、
21は、水素またはメチルを表し、
fは、数0、1、2または3であり、
gは、数1、2または3であり、
そして、
hは、数1、2、3または4である]の基を表し、
または、
は、−(CHZ1−OH
(式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
Z1は、数1、2または3である)を表し、
そして、
は、式:
【化23】

(式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
そして、
hは、数1、2、3または4である)の基を表し、
10は、アミノまたはヒドロキシを表し、
24は、式−CONHR25
{式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
25は、式:
【化24】

[式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4fは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5fは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6fは、水素またはアミノエチルを表すか、
または、
5fおよびR6fは、それらが結合している窒素原子と一体となってピペラジン環を形成し、
8fおよびR12fは、互いに独立して、−(CHZ1f−OHまたは−(CHZ2f−NHR13f
(式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
13fは、水素またはメチルを表し、
そして、
Z1fおよびZ2fは、互いに独立して、数1、2または3である)を表し、
9fおよびR11fは、互いに独立して水素またはメチルを表し、
10fは、アミノまたはヒドロキシを表し、
kfは、数0または1であり、
そして、
lf、wf、xfおよびyfは、互いに独立して、数1、2、3または4である]
の基を表す}の基を表し、
kは、数0または1であり、
l、wおよびxは、互いに独立して、数1、2、3または4であり、
【化25】

は、wまたはxが3である場合は、互いに独立して、ヒドロキシ基を持つことができる〉の基を表す、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の化合物、またはその塩、その溶媒和物またはその塩の溶媒和物の一つ。
【請求項5】
が、式:
【化26】

〈ここで、
は、窒素原子との結合部位であり、
12は、式−CONHR14または−CHCONHR15
{ここで、
は、炭素原子との結合部位であり、
14およびR15は、互いに独立して、式:
【化27】

[式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4aは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5aは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6aは、水素またはアミノエチルを表すか、
または、
5aおよびR6aは、それらが結合している窒素原子と一体となってピペラジン環を形成し、
8aおよびR12aは、互いに独立して、−(CHZ1a−OH、−(CHZ2a−NHR13a−CONHR14aまたは−CHCONHR15a
〔式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
Z1aおよびZ2aは、互いに独立して、数1、2または3であり、
13aは、水素またはメチルを表し、
そして、
14aおよびR15aは、互いに独立して式:
【化28】

(式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4cは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5cは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6cは、水素またはアミノエチルを表し、
kcは、数0または1であり、
そして、
lcは、数1、2、3または4である)の基を表す〕を表し、
9aおよびR11aは、互いに独立して、水素またはメチルを表し、
10aは、アミノまたはヒドロキシを表し、
16aは、式:
【化29】

(式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4dは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5dは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6dは、水素またはアミノエチルを表し、
kdは、数0または1であり、
そして、
ldは、数1、2、3または4である)の基を表し、
kaは、数0または1であり、
そして、
la、wa、xaおよびyaは、互いに独立して、数1、2、3または4である]
の基を表す}の基を表し、
yは、数1、2、3または4であり、
【化30】

は、yが3である場合は、ヒドロキシ基を持つことができる〉の基を表す、
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つに記載の化合物、またはその塩、その溶媒和物またはその塩の溶媒和物の一つ。
【請求項6】
が、式:
【化31】

{ここで、
は、窒素原子との結合部位であり、
Aは、結合またはフェニルを表し、
16およびR17は、互いに独立して、式:
【化32】

[式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4bは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5bは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6bは、水素またはアミノエチルを表すか、
または、
5bおよびR6bは、それらが結合している窒素原子と一体となってピペラジン環を形成し、
8bおよびR12bは、互いに独立して、−(CHZ1b−OHまたは−(CHZ2b−NHR13b
(式中、
は、炭素原子との結合部位であり、
13bは、水素またはメチルを表し、
そして、
Z1bおよびZ2bは、互いに独立して、数1、2または3である)を表し、
9bおよびR11bは、互いに独立して、水素またはメチルを表し、
10bは、アミノまたはヒドロキシを表し、
kbは、数0または1であり、
lb、wb、xbおよびybは、互いに独立して、数1、2、3または4である]
の基を表し、
dは、数1、2または3である}
の基を表す、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の化合物、またはその塩、その溶
媒和物またはその塩の溶媒和物の一つ。
【請求項7】
が、式:
【化33】

{ここで、
は、窒素原子との結合部位であり、
18およびR19は、互いに独立して、水素または式:
【化34】

[式中、
は、窒素原子との結合部位であり、
4eは、水素、アミノまたはヒドロキシを表し、
5eは、水素、メチルまたはアミノエチルを表し、
6eは、水素またはアミノエチルを表すか、
または、
5eおよびR6eは、それらが結合している窒素原子と一体となってピペラジン環を形成し、
8eおよびR12eは、互いに独立して、−(CHZ1e−OHまたは−(CHZ2e−NHR13e
(式中
は、炭素原子との結合部位であり、
13eは、水素またはメチルを表し、
そして、
Z1eおよびZ2eは、互いに独立して数1、2または3である)を表し、
9eおよびR11eは、互いに独立して水素またはメチルを表し、
10eは、アミノまたはヒドロキシを表し、
keは、数0または1であり、
そして、
le、we、xeおよびyeは、数1、2、3または4である]の基を表し、
ここで、R18およびR19は、同時には水素ではない、
eは、数1、2または3である}の基を表す、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の化合物、またはその塩、その溶媒和物またはその塩の溶媒和物の一つ。
【請求項8】
請求項1に記載の式(I)の化合物またはその塩、溶媒和物またはその塩の溶媒和物の一つの製造方法であって、
[A]式:
【化35】

(式中、R、RおよびR26は、請求項1に示されている意味を有し、そして、bocは、tert−ブトキシカルボニルである)
の化合物を、二段階工程における第一段階で、一つまたはそれ以上の脱水剤の存在下で、式:
NR (III)
(式中、Rは、請求項1に示されている意味を有する)
の化合物と反応せしめ、
そして、引き続いて、酸と反応させるか、かつ/または、水素化分解反応させる、
または、
[B]式:
【化36】

(式中、R、RおよびR26は、請求項1に示されている意味を有し、そして、Zは、ベンジルオキシカルボニルである)
の化合物を、二段階工程における第一段階で、一つまたはそれ以上の脱水剤の存在下で、式:
NR (III)
(式中、Rは、請求項1に示されている意味を有する)
の化合物と反応せしめ、
そして、引き続いて、酸と反応させるか、または、水素化分解反応させる、
を特徴とする、方法。
【請求項9】
請求項1に記載の式(I)の化合物またはその溶媒和物の一つの製造方法であって、当該化合物の塩または当該化合物の塩の溶媒和物を、塩基を添加してクロマトグラフィーによって当該化合物に変換させることを特徴とする、方法。
【請求項10】
疾患の処置および/または予防のための請求項1〜7のいずれか一つに記載の化合物。
【請求項11】
疾患を処置および/または予防する薬剤の製造のための請求項1〜7のいずれか一つに記載の化合物の使用。
【請求項12】
細菌性疾患を処置および/または予防する薬剤の製造のための請求項1〜7のいずれか一つに記載の化合物の使用。
【請求項13】
請求項1〜7のいずれか一つに記載の少なくとも一つの化合物と、少なくとも一つの不活性な、非毒性の薬学的に適切な賦形剤を含んでなる薬剤。
【請求項14】
細菌性感染症の処置および/または予防のための請求項13に記載の薬剤。
【請求項15】
抗菌的有効量の請求項1〜7のいずれか一つに記載の少なくとも一つの化合物または請求項13または14に記載の薬剤を投与することによってヒトおよび動物の細菌性感染症を制御する方法。

【公表番号】特表2008−534540(P2008−534540A)
【公表日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−503408(P2008−503408)
【出願日】平成18年3月22日(2006.3.22)
【国際出願番号】PCT/EP2006/002617
【国際公開番号】WO2006/103015
【国際公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【出願人】(506207901)アイキュリス・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト (30)
【氏名又は名称原語表記】AiCuris GmbH & Co. KG
【Fターム(参考)】