抗CXCR1組成物および方法
本発明は、対象内の非腫瘍原性および腫瘍原性の癌細胞を死滅させるように、IL8−CXCR1経路阻害剤(例えば、抗-CXCR1抗体またはレペルタキシン)単独で、または追加の化学療法剤と併用して投与することによって、癌を治療する方法を提供する。本発明はまた、(例えば、CXCR1またはFBXO21の存在に基づいて)患者の固形腫瘍幹細胞の存在を検出し、それらを単離するための組成物および方法も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象の腫瘍から採取された組織試料からCXCR1+またはFBXO21+固形腫瘍幹細胞を検出することを含む、固形腫瘍幹細胞を検出する方法。
【請求項2】
前記検出は、抗体または抗体フラグメントに前記組織試料を接触させることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗体または抗体フラグメントは、レペルタキシン(Repertaxin)を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記抗体または抗体フラグメントは、シグナル分子を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記シグナル分子は、比色基質の存在下で発色反応を触媒することができる蛍光分子または酵素を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記CXCR1またはFBXO21+固形腫瘍幹細胞の有無を決定するために他のタンパク質または核酸が検定されない、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記腫瘍は、前立腺癌腫瘍、卵巣癌腫瘍、乳癌腫瘍、黒色腫、非小細胞肺癌腫瘍、小細胞肺癌腫瘍、および食道腺癌腫瘍からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
a)腫瘍原性、かつ
b)CXCR1+またはFBXO21+である癌幹細胞の単離された集団。
【請求項9】
前記癌幹細胞は、前立腺癌幹細胞、卵巣癌幹細胞、乳癌幹細胞、皮膚癌幹細胞、非小細胞肺癌幹細胞、小細胞肺癌幹細胞、および食道腺癌幹細胞からなる群から選択される癌幹細胞である、請求項8に記載の癌幹細胞の単離された集団。
【請求項10】
前記集団は、少なくとも60%の癌幹細胞および40%未満の非腫瘍原性の腫瘍細胞を含む、請求項8に記載の癌幹細胞の単離された集団。
【請求項11】
前記癌幹細胞は、未分画の非腫瘍原性の腫瘍細胞と比較して少なくとも2倍に濃縮される、請求項8に記載の癌幹細胞の単離された集団。
【請求項12】
前記癌幹細胞は、未分画の非腫瘍原性の腫瘍細胞と比較して少なくとも4倍に濃縮される、請求項8に記載の癌幹細胞の単離された集団。
【請求項13】
腫瘍を有する対象を治療するための方法であって、前記対象に化合物を投与することを含み、前記化合物は、CXCR1もしくはFBXO21拮抗薬、またはIL8−CXCR1シグナル伝達経路拮抗薬である、方法。
【請求項14】
前記化合物は、レパルタキシン(Repartaxin)またはレパルタキシン誘導体である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記CXCR1もしくはFBXO21拮抗薬、またはIL8−CXCR1シグナル伝達経路拮抗薬は、抗体または抗体フラグメントを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記腫瘍は、前立腺癌幹細胞、卵巣癌幹細胞、乳癌幹細胞、皮膚癌幹細胞、非小細胞肺癌幹細胞、小細胞肺癌幹細胞、および食道腺癌幹細胞からなる群から選択される癌幹細胞を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項1】
対象の腫瘍から採取された組織試料からCXCR1+またはFBXO21+固形腫瘍幹細胞を検出することを含む、固形腫瘍幹細胞を検出する方法。
【請求項2】
前記検出は、抗体または抗体フラグメントに前記組織試料を接触させることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗体または抗体フラグメントは、レペルタキシン(Repertaxin)を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記抗体または抗体フラグメントは、シグナル分子を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記シグナル分子は、比色基質の存在下で発色反応を触媒することができる蛍光分子または酵素を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記CXCR1またはFBXO21+固形腫瘍幹細胞の有無を決定するために他のタンパク質または核酸が検定されない、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記腫瘍は、前立腺癌腫瘍、卵巣癌腫瘍、乳癌腫瘍、黒色腫、非小細胞肺癌腫瘍、小細胞肺癌腫瘍、および食道腺癌腫瘍からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
a)腫瘍原性、かつ
b)CXCR1+またはFBXO21+である癌幹細胞の単離された集団。
【請求項9】
前記癌幹細胞は、前立腺癌幹細胞、卵巣癌幹細胞、乳癌幹細胞、皮膚癌幹細胞、非小細胞肺癌幹細胞、小細胞肺癌幹細胞、および食道腺癌幹細胞からなる群から選択される癌幹細胞である、請求項8に記載の癌幹細胞の単離された集団。
【請求項10】
前記集団は、少なくとも60%の癌幹細胞および40%未満の非腫瘍原性の腫瘍細胞を含む、請求項8に記載の癌幹細胞の単離された集団。
【請求項11】
前記癌幹細胞は、未分画の非腫瘍原性の腫瘍細胞と比較して少なくとも2倍に濃縮される、請求項8に記載の癌幹細胞の単離された集団。
【請求項12】
前記癌幹細胞は、未分画の非腫瘍原性の腫瘍細胞と比較して少なくとも4倍に濃縮される、請求項8に記載の癌幹細胞の単離された集団。
【請求項13】
腫瘍を有する対象を治療するための方法であって、前記対象に化合物を投与することを含み、前記化合物は、CXCR1もしくはFBXO21拮抗薬、またはIL8−CXCR1シグナル伝達経路拮抗薬である、方法。
【請求項14】
前記化合物は、レパルタキシン(Repartaxin)またはレパルタキシン誘導体である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記CXCR1もしくはFBXO21拮抗薬、またはIL8−CXCR1シグナル伝達経路拮抗薬は、抗体または抗体フラグメントを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記腫瘍は、前立腺癌幹細胞、卵巣癌幹細胞、乳癌幹細胞、皮膚癌幹細胞、非小細胞肺癌幹細胞、小細胞肺癌幹細胞、および食道腺癌幹細胞からなる群から選択される癌幹細胞を含む、請求項13に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【公表番号】特表2012−508384(P2012−508384A)
【公表日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−535789(P2011−535789)
【出願日】平成21年11月11日(2009.11.11)
【国際出願番号】PCT/US2009/064041
【国際公開番号】WO2010/056753
【国際公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【出願人】(510041142)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ ミシガン (20)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年11月11日(2009.11.11)
【国際出願番号】PCT/US2009/064041
【国際公開番号】WO2010/056753
【国際公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【出願人】(510041142)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ ミシガン (20)
【Fターム(参考)】
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