説明

拡大鏡

【課題】鏡筒の上下位置や角度及び鏡筒間の間隔を調節し易い拡大鏡を提供する。
【解決手段】眼鏡装着用のアダプター2にヒンジ接続された第1の軸カバー3と、軸カバー3に往復動作可能に保持され、先端側が軸カバー3から突出すると共に後端側にねじ部を有するスライド軸4と、スライド軸4のねじ部と螺合し、回転することでスライド軸4を往復動作させる位置調節つまみ5と、スライド軸4に接続されたアーム6と、アーム6に接続された第2の軸カバー7と、軸カバー7に回転可能に保持されて眼幅方向に伸延し、眼幅方向の右左で互いに逆ねじの螺旋溝が周面に形成されている支持軸8と、支持軸8の端部に設けられた間隔調節つまみ9と、支持軸8を囲繞すると共に螺旋溝に挿入されるガイドピンが内側へ突出している2つのハンガー10と、ハンガー10に固定された2つの鏡筒11と、を含んで構成される拡大鏡。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼鏡に取り付けて使用する医療用の拡大鏡に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば歯科医の診療において患者の口腔内を拡大するために、眼鏡に取り付けた拡大鏡が使用される(特許文献1〜3)。当該拡大鏡は、眼鏡フレームへの装着部から延設された2関節以上のアーム機構の先端に、眼幅方向へ伸延した支持部が接続され、この支持部によって、対物及び接眼レンズの光学系を収納した双眼の鏡筒が支持されている。2つの鏡筒は、アーム機構を関節で屈伸させることにより下目使い用に角度調節することができ、また、支持部に沿ってスライドさせることにより鏡筒間の間隔を瞳孔間隔に合わせて調節することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−350123号公報
【特許文献2】特開2003−295128号公報
【特許文献3】特開2005−257802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記拡大鏡において、鏡筒の目に対する上下位置を調節するには、アーム機構を屈伸させて調節する必要がある。しかし、アーム機構の関節は、角度や位置を調節した後の鏡筒の状態を維持するために動きを固くせざるを得ないので、顔にかけた状態での微妙な上下位置の調節はやり難い。
【0005】
また、2つの鏡筒間の間隔調節について、上記拡大鏡は、ねじを緩めて鏡筒をスライドさせ、間隔調節後にねじを締めて固定する仕組みになっている。これもまた、ねじを緩めて間隔調節した後にねじを締めるという操作が顔にかけた状態ではやり難い。特に、特許文献3に記載された拡大鏡のように、鏡筒の接眼側にある固定リングを回すような構造では、顔にかけた状態で鏡筒を覗きながら間隔調節するのは無理である。
【0006】
以上の背景に鑑みると、アーム機構を屈伸させずに鏡筒の上下位置を調節できる拡大鏡が望まれる。また、鏡筒間の間隔を調節し易い拡大鏡が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題に対して提案する第1の拡大鏡は、
眼鏡フレームに嵌合するアダプターと、
該アダプターにヒンジ接続されて上下方向に回動可能な第1の軸カバーと、
該第1の軸カバーに眼幅方向と交差する方向へ往復動作可能に保持され、先端側が前記第1の軸カバーから突出すると共に後端側にねじ部を有するスライド軸と、
前記第1の軸カバーに回転可能に保持されて前記スライド軸のねじ部と螺合し、回転することにより前記スライド軸を往復動作させる位置調節つまみと、
前記スライド軸の先端部に一端部がヒンジ接続された少なくとも1つのアームと、
該アームの他端部に接続された第2の軸カバーと、
該第2の軸カバーに保持され、眼幅方向に伸延する支持軸と、
該支持軸に支持された2つの鏡筒と、
を含んで構成される。
【0008】
また、上記課題に対して提案する第2の拡大鏡は、
眼鏡フレームに嵌合するアダプターと、
該アダプターから延設された2関節以上のアーム機構と、
該アーム機構の先端部に接続された軸カバーと、
該軸カバーに回転可能に保持されて眼幅方向に伸延し、眼幅方向の右側と左側とで互いに逆ねじとした螺旋溝が周面に形成されている支持軸と、
該支持軸の端部に設けられた間隔調節つまみと、
前記支持軸を囲繞すると共に前記螺旋溝に挿入されるガイドピンが内側へ突出している2つのハンガーと、
該ハンガーにそれぞれ固定された2つの鏡筒と、
を含んで構成される。
【発明の効果】
【0009】
上記提案に係る第1の拡大鏡は、位置調節つまみを回転させると、その回転方向に従って、スライド軸を眼幅方向と直交する方向に往復動作させることができる。このスライド軸の動作に伴って鏡筒の位置が動くので、顔にかけた状態において、位置調節つまみを指で回すだけで鏡筒の上下位置を調節することができる。
【0010】
また、上記提案に係る第2の拡大鏡は、間隔調節つまみにより支持軸を回転させると、その周面の螺旋溝に案内されて、2つのハンガーが眼幅方向に往復動作する。螺旋溝は、左右の側で逆ねじになっているので、2つのハンガーは、支持軸の回転方向に従って離間又は接近する。したがって、顔にかけた状態において、間隔調節つまみを指で回すだけで鏡筒の間隔を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】拡大鏡の実施形態を下目使い用の状態で示した斜視図。
【図2】拡大鏡の実施形態を正視用の状態で示した斜視図。
【図3】拡大鏡のパーツを説明するための分解図。
【図4】鏡筒の上下位置を調節するための位置調節機構を説明する図。
【図5】アダプターと眼鏡フレームとの嵌合部分を説明する図。
【図6】鏡筒の間隔を調節するための間隔調節機構を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1及び図2に、拡大鏡の実施形態を示す。図示の拡大鏡1は、当該拡大鏡1専用に製造した眼鏡Gに装着した状態で示されている。図3には、その分解図を示してある。本実施形態に示す眼鏡Gは、シールドを取り外し可能で、シールドを取り外した場合には、近視用等の別の眼鏡等を装着して併用することもできる。また、鼻当ても交換式である。
【0013】
拡大鏡1は、眼鏡フレームG1の中央部分(眉間の部分)に形成された嵌合受け部にアダプター2を嵌合させることにより、眼鏡Gに装着される。アダプター2には第1の軸カバー3がヒンジ接続され、上下方向に90°程度の範囲で回動する。この回動可能な第1の軸カバー3内に、スライド軸4が、眼幅方向と交差する方向を軸方向として、往復動作可能に保持されている。スライド軸4は、先端側が第1の軸カバー3から突出し、後端側が第1の軸カバー3内で位置調節つまみ5に螺合している。スライド軸4の先端部にはアーム6の一端部がヒンジ接続され、このアーム6の他端部に、第2の軸カバー7がヒンジ接続される。スライド軸4と第2の軸カバー7との間がアーム6で接続されることにより、アダプター2から延設された2関節のアーム機構が構成されている。アーム数を増やせば、さらに関節数を増やすこともできる。
【0014】
第2の軸カバー7は、眼幅方向に伸延する支持軸(図3参照)8を回転可能に保持する。眼幅方向を軸方向として第2の軸カバー7に保持された支持軸8の両端部には間隔調節つまみ9が取り付けられ、該間隔調節つまみ9を回すことで支持軸8を回転させることができる。支持軸8は、ハンガー10を介して2つの鏡筒11を支持する。ハンガー10により支持軸8に垂下される双眼の鏡筒11は、対物レンズから接眼レンズまでの光学系を収納している。
【0015】
スライド軸4と第2の軸カバー7との間が、アーム6による2関節のアーム機構で接続されることにより、図2に示すように、関節で折り曲げてアーム6を畳むと、鏡筒11を正視用の状態にすることができる。図1に示す下目使い用の状態は、一例として歯科医が診療時に使用するときに有用な状態で、スライド軸4及びアーム6を一直線状として第2の軸カバー7を傾け、鏡筒11がおおよそ下斜め45°を向くようにしている。この下目使いの状態にあると、眼鏡Gの正面に鏡筒11が位置しないので正面を見る視界の邪魔にならず、また、斜め下にある患者の口腔内は、背筋の伸びた良い姿勢のまま拡大鏡1にて拡大視することができる。一方、図2に示す正視用の状態は、正面に拡大対象がある場合に有用な状態で、外科手術のときなどに使用できる。
【0016】
以下、具体的に、分解図の図3と要部を拡大して示した図4〜図6を参照して各機構を説明する。
【0017】
図4に示すのは、スライド軸4及び位置調節つまみ5である。
第1の軸カバー3内に軸方向へ往復動作可能に保持されるスライド軸4は、後端側にねじ部4aを有している。また、当該スライド軸4のねじ部4aが始まる部分には、1つのキー突起4bが形成される。第1の軸カバー3の一部を構成する分解可能な保持片3aに、キー突起4bを差し込むキー溝3bが、スライド軸4の軸方向へ伸延して形成されており、これらキー突起4b及びキー溝3bによりスライド軸4は、回転が防止されて往復動作可能に保持される。
【0018】
保持片3aには、さらに、位置調節つまみ5を保持する2本のクリップ片3cが上端部位に形成されている。位置調節つまみ5は、中間部位に、離間した2つのフランジ5aを有しており、この2つのフランジ5aの間に、位置調節つまみ5の軸を両側から挟むクリップ片3cが位置することによって、位置調節つまみ5が回転可能に保持される。クリップ片3cに保持された位置調節つまみ5は、内部に形成された雌ねじ部5bがスライド軸4のねじ部4aと螺合し、位置調節つまみ5を指でつまんで回転させることで、ねじのピッチに従いスライド軸4を往復動作させることができる。スライド軸4の往復動作距離は、片道7mm程度あればよい。スライド軸4と位置調節つまみ5とが雄ねじと雌ねじの螺合で連結されているので、位置調節つまみ5を回さない限り、鏡筒11の荷重によってスライド軸4が勝手に動き出すことはない。すなわち、位置調節つまみ5との螺合により、一度決められたスライド軸4の位置は、鏡筒11の荷重に抗して維持される。
【0019】
位置調節つまみ5の頭部は、第1の軸カバー3の上方に飛び出して位置するので、位置調節つまみ5を操作する指が視界に入り難い。つまり、操作する手が視界の妨げにならず、眼鏡Gを顔にかけたままで簡単に鏡筒11の位置調節を行うことができる。
【0020】
第1の軸カバー3は断面L字形で、折れ曲がって横向きに突出した先端部分がコ字形のアダプター2の間にヒンジ接続されることで、第1の軸カバー3全体が上下方向に回動する。これによりスライド軸4は、眼鏡Gを顔にかけたとき、垂直から水平まで約90°回動する。したがって、例えば図1の下目使い用の状態から第1の軸カバー3の回動により鏡筒11を上方へ跳ね上げて、視界の邪魔にならないように外すことができる。また、図1に示すように第1の軸カバー3が垂直に近い状態のときに位置調節つまみ5を回転させると、スライド軸4が上下に移動するので、鏡筒11の上下位置が調節される。一方、第1の軸カバー3を水平状態へ回動させたときに位置調節つまみ5を回転させると、スライド軸4が前後に移動するので、鏡筒11と眼鏡Gとの距離が調節される。
【0021】
アダプター2は、図3及び図5に示すように、第1の軸カバー3を両脇から挟んでヒンジ接続するコ字形であり、下方に向けて前後2つの嵌合壁2aが延設されている。なお、図5は、アダプター2の中央部分で見た断面図である。垂下した嵌合壁2aの内側壁面が嵌合面2bとなり、アダプター2を嵌合壁2aで眼鏡フレームG1に嵌合させると、眼鏡フレームG1の中央部分に形成された嵌合受け面G1aに嵌合面2bが密接する。少なくとも一方の嵌合壁2aの嵌合面2bに凸部2cが1つ形成され(複数でもよい)、該凸部2cと係合する2つの凹部G1bが(3以上でもよい)、嵌合受け面G1aにおいて上下方向へ1列に並べて形成されている。なお、これら凹凸の関係は逆でもよい。
【0022】
アダプター2は、眼鏡フレームG1の上方から嵌合受け面G1aに嵌め込まれるが、このとき、嵌合受け面G1aの上側の凹部G1bに凸部2cが係合した位置で留めると、眼鏡Gに対して鏡筒11を通常より高い位置に配置することができる。そして、さらにアダプター2を押し込んで、下側の凹部G1bに凸部2cが係合するまで嵌め込むと、図1及び図2に示した通常配置とすることができる。すなわち、スライド軸4の往復動作に加えて、アダプター2の嵌合位置によっても、鏡筒11の上下位置を調節することができる。また、アダプター2により、拡大鏡1が着脱可能になっているので、眼鏡Gに対し、倍率等の仕様の異なる拡大鏡1を交換して使用するような応用が可能である。
【0023】
図6には、鏡筒11を固定するハンガー10と支持軸8との関係を、眼鏡Gをかけている人から見た視点で示している。
眼幅方向へ伸延する支持軸8は、第2の軸カバー7に回転可能に保持される。図示のように、支持軸8は、第2の軸カバー7に固定され眼幅方向へ伸延する軸筒7a内に収納され、両端部に設けられた間隔調節つまみ9によって回転させられる。軸筒7aは、両端部が第2の軸カバー7の両端部を貫通して固定され、中央部分が、分解可能な押え片7bにより支えられている。
【0024】
支持軸8の周面には、左右で逆ねじの螺旋溝8a,8bが形成されている。すなわち、支持軸8において、眼幅方向の中央を境にして左側に一方の螺旋溝8aが、右側に他方の螺旋溝8bが対称に形成されており(眼鏡Gをかけている人から見て)、螺旋溝8aと螺旋溝8bとは、互いに逆ねじとして形成してある。この支持軸8を収納する軸筒7aには、左側の螺旋溝8aを露出させる、眼幅方向に所定長さの細長い貫通窓7cと、右側の螺旋溝8bを露出させる、眼幅方向に所定長さの細長い貫通窓7dと、が形成されている。
【0025】
鏡筒11を固定するハンガー10は、支持軸8を円周方向に囲繞し、軸筒7aの外周面を摺動する囲繞部10aを有し、この囲繞部10aから前方へ延設された固定部10bの先端部分において、鏡筒11が想定焦点距離に応じた角度でねじ固定される。囲繞部10aの後方には、ガイドピン挿入部10cが形成されており、該ガイドピン挿入部10cを通してガイドピン10dがねじ込まれて固定されている。ガイドピン10dは、先端部分が囲繞部10aの内側に突出し、軸筒7aの貫通窓7c,7dを通って螺旋溝8a,8bに緩挿されている。
【0026】
ガイドピン10dが貫通窓7c,7dを貫通することにより、ハンガー10は、軸筒7aに対する円周方向の動きが規制されるので、当該方向への回転が防止される。そして、貫通窓7c,7dは眼幅方向に延長されているので、ガイドピン10dは、支持軸8が回転すると、先端部分が挿入されている螺旋溝8a,8bの回転に従い貫通窓7c,7dに沿って眼幅方向にスライドする。したがってハンガー10は、螺旋溝8a,8bに案内されるガイドピン10dに従って眼幅方向に往復動作する。しかも、螺旋溝8a,8bは左右で逆ねじになっているので、2つのハンガー10の間隔は、支持軸8の回転方向に応じて拡開又は縮小する。つまり、ハンガー10にそれぞれ固定された鏡筒11は、間隔調節つまみ9の回転に従い離間又は接近して、瞳孔間距離に合わせた調節が行われる。
【0027】
なお、このようなガイドピン及び貫通窓による回転防止方式の他にも、例えばハンガーの外形を工夫して第2の軸カバーと係止することで回転防止する方式なども考えられるが、滑らかさやがたつきの少なさの点で、本実施形態の方式が優れている。
【0028】
図示の実施形態によると、支持軸8の両端に間隔調節つまみ9を取り付け、左右のどちらからでも操作できるようにしてあり、操作する指が視界の中に入り難く、眼鏡Gを顔にかけたまま操作しても邪魔にならない。また、支持軸8の螺旋溝8a,8bにガイドピン10dを挿入して案内する構造としたことにより、鏡筒11に手が当たったりしただけでは鏡筒11の位置がずれず、調節した位置がキープされる。すなわち、間隔調節つまみ9により支持軸8を回転させてハンガー10つまり鏡筒11を移動させるのは容易にできるが、鏡筒11から力をかけて支持軸8を回転させることは機構的に無理である。
【符号の説明】
【0029】
1 拡大鏡
2 アダプター
3 第1の軸カバー
4 スライド軸
5 位置調節つまみ
6 アーム
7 第2の軸カバー
8 支持軸
9 間隔調節つまみ
10 ハンガー
11 鏡筒
G 眼鏡
G1 眼鏡フレーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼鏡フレームに嵌合するアダプターと、
該アダプターにヒンジ接続されて上下方向に回動可能な第1の軸カバーと、
該第1の軸カバーに眼幅方向と交差する方向へ往復動作可能に保持され、先端側が前記第1の軸カバーから突出すると共に後端側にねじ部を有するスライド軸と、
前記第1の軸カバーに回転可能に保持されて前記スライド軸のねじ部と螺合し、回転することにより前記スライド軸を往復動作させる位置調節つまみと、
前記スライド軸の先端部に一端部がヒンジ接続された少なくとも1つのアームと、
該アームの他端部に接続された第2の軸カバーと、
該第2の軸カバーに保持され、眼幅方向に伸延する支持軸と、
該支持軸に支持された2つの鏡筒と、
を含んで構成される拡大鏡。
【請求項2】
前記支持軸は、前記第2の軸カバーに回転可能に保持され、眼幅方向の右側と左側とで互いに逆ねじとした螺旋溝が周面に形成されており、
前記鏡筒は、前記支持軸を囲繞すると共に前記螺旋溝に挿入されるガイドピンが内側へ突出しているハンガーに固定されている、
請求項1記載の拡大鏡。
【請求項3】
眼鏡フレームに嵌合するアダプターと、
該アダプターから延設された2関節以上のアーム機構と、
該アーム機構の先端部に接続された軸カバーと、
該軸カバーに回転可能に保持されて眼幅方向に伸延し、眼幅方向の右側と左側とで互いに逆ねじとした螺旋溝が周面に形成されている支持軸と、
該支持軸の端部に設けられた間隔調節つまみと、
前記支持軸を囲繞すると共に前記螺旋溝に挿入されるガイドピンが内側へ突出している2つのハンガーと、
該ハンガーにそれぞれ固定された2つの鏡筒と、
を含んで構成される拡大鏡。
【請求項4】
前記アダプターの嵌合面に凸部又は凹部が少なくとも1つ突設されており、
該アダプターを嵌合させる前記眼鏡フレームの嵌合受け面に、前記凸部又は凹部と係合する複数の凹部又は凸部が上下方向に並べて形成されている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の拡大鏡。

【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−2642(P2011−2642A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−145360(P2009−145360)
【出願日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【出願人】(390013055)株式会社セキムラ (2)
【Fターム(参考)】