説明

排気浄化装置

【課題】クラック等の小さな破損でも検出でき、かつ、周囲の環境を悪化させる虞のない排気浄化装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の排気通路22に設けられ、排気中のパティキュレートマターを捕捉するDPF12の下流側にフィルタ用の異常検出手段3とが設けられている。異常検出手段3は、パティキュレートトラップ31と、パティキュレートトラップ31で捕捉されたパティキュレートマターの捕捉量を示す指標値を導出する導出手段としての温度センサ32a及び32bと、この指標値からDPF12の異常を判定する判定手段33とからなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンともいう)では、排気中のパティキュレートマター(排気微粒子、以下PMともいう)が外部に放出されることを抑制すべく、排気通路にディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)を設けて、PMを捕捉している。
【0003】
このようなDPFにおいては、時間の経過とともに捕捉したPMが堆積し、この堆積量が増加すると目詰まりしてしまい、通気性が損なわれてしまうおそれがある。このため、いわゆる連続再生や強制再生によってDPFを昇温し、DPFによって捕捉されたPMを燃焼させることで、定期的にあるいは必要に応じてPMを除去している。
【0004】
ところで、この強制再生時には、DPFに堆積しているPMが燃焼する際の燃焼温度の影響等により、DPFの一部に溶損が発生したり、クラックの発生により欠損したりすることがある。DPFに溶損や欠損等が生じると、この部分ではPMが捕捉されず、そのまま大気中に放出されてしまうおそれがある。
【0005】
そこで、フィルタの溶損や欠損等を判定する判定機能を有する排気浄化装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この排気浄化装置は、内燃機関の排気通路上に設けられたフィルタの上流側から燃料を供給し、その燃料がフィルタをすり抜けたかどうかを検出する。そして、フィルタを通過した排気の空燃比を検出する空燃比センサの出力が所定値以上にリーン側に変化した場合、フィルタが破損したと判定する。
【0006】
【特許文献1】特開2005−90324号公報(請求項1並びに図1、2等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記排気浄化装置によれば、DPFの一部が溶損して大きく開口した場合等のように、フィルタの破損部分が比較的大きいと、破損の検出は容易である。しかし、DPFの一部にクラック等による小さな欠損が生じた場合、その検出は一般に容易ではない。例えば、フィルタに小さなクラック等の小さな欠損が生じているような場合、PMは微量であってもこのクラックをすり抜ける可能性がある。ここで、特許文献1のように、空燃費センサの出力の変化によってフィルタの破損を判定する装置によれば、クラックをすり抜けるPMが空燃費センサの出力に大きな変化を生じさせない程度の微量である場合には、DPFの破損を検出することができず、誤判定を招きかねないという問題がある。
【0008】
そこで、本発明の課題は上記従来技術の問題点を解決することにあり、比較的簡単な構成で、フィルタにおけるクラック等の小さな破損でもより確実に検出でき、かつ、周囲の環境を悪化させる可能性を低減できる排気浄化装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気通路に設けられ、排気中のパティキュレートマターを捕捉するフィルタと、前記フィルタの下流側に設けられたフィルタ用の異常検出手段とを備え、前記異常検出手段が、フィルタより小容量のパティキュレートトラップと、前記パティキュレートトラップで捕捉されたパティキュレートマターの積算量を示す指標値を導出する導出手段と、前記導出手段で導出された指標値からフィルタの異常を判定する判定手段からなることを特徴とする。
【0010】
本発明の排気浄化装置によれば、フィルタを通過したPMを小容量のパティキュレートトラップで捕捉し、その積算量を示す指標値を導出してこの値から異常を判定する。このように、フィルタの異常判定に、小容量のパティキュレートトラップにおけるPMの積算量を用いることで、従来検出できなかったようなフィルタの小さな破損であっても的確に検出することが可能である。しかも、本発明の排気浄化装置によれば、パティキュレートトラップでPMを捕捉しながら、フィルタの異常を検出することができるので、フィルタにクラック等の小さな欠損があったとしても、ここを通過したPMはパティキュレートトラップで捕捉されることとなる。そのため、PMが外気へ放出される可能性を低減できる。また、異常検出手段を構成するためのパティキュレートトラップとして、フィルタより小容量のものを用いていることで、コストを抑え、しかも排気浄化装置をコンパクトにまとめることができる。
【0011】
ここで、かかるクラック等の小さな破損でも検出でき、かつ、周囲の環境を悪化させる虞の少ない排気浄化装置を簡易に構成すべく、前記導出手段が、パティキュレートトラップの上流側及び下流側に設けられた、前記フィルタの異常に相関して変化する物理量を検出する物理量検出手段を備え、前記判定手段が、前記物理量検出手段で検出された物理量の差を前記指標値として算出するように構成されていることが好ましい。
【0012】
前記パティキュレートトラップが、前記フィルタの強制再生時に当該フィルタと同時又はほぼ同時に昇温される位置に設けられ、前記物理量検出手段が、前記パティキュレートトラップの昇温によって変化する物理量を検出することが好ましい。
【0013】
フィルタに異常が生じているとすると、強制再生時にパティキュレートトラップが昇温されてパティキュレートトラップに堆積されたPMが燃焼され、パティキュレートトラップ前後で物理量の変化(例えば、温度差や酸素濃度差等)が発生するので、これを物理量変化手段で検出すれば、PM自体をモニタすることなく、簡易な構成でフィルタの異常を検出することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の排気浄化装置によれば、比較的簡単な構成で、フィルタにおけるクラック等の小さな破損でもより確実に検出でき、かつ、周囲の環境を悪化させる可能性を低減できるという優れた効果を奏し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の排気浄化装置の実施の形態につき、図1を用いて説明する。図1(a)は、排気浄化装置を説明するための模式図である。
【0016】
図1(a)に示すように、排気浄化装置1は、エンジン2の排気マニホールド21に連結された排気管22の途中に設けられている。排気浄化装置1には、エンジン2から排出されて排気マニホールド21及び排気管22を通過した排気が導入されるように構成されている。
【0017】
排気浄化装置1には、上流側から酸化触媒11、DPF12がそれぞれ別個の触媒容器13、14に保持されて設けられている。
【0018】
酸化触媒11は、排気上流側に設けられており、排気中の一酸化窒素(NO)を二酸化窒素(NO)に酸化するものである。酸化触媒11としては、リーン運転時に排気中のNOxを吸蔵するとともに、リッチ運転を行うことで該吸蔵したNOxを放出還元するNOx触媒等を用いることができる。
【0019】
DPF12は、多数のセルからなるハニカム(モノリス)型の担体を有し、隣接するセルの上流側と下流側との開口部は交互に閉鎖されているウォールフロータイプのDPFである。なお、このDPF12としては、担体上に触媒層が形成された触媒機能付きDPFを用いることもできる。
【0020】
なお、図1では酸化触媒11及びDPF12はそれぞれ別個の触媒容器13、14に保持されているが、同じ触媒容器で保持してもよく、また、DPF12はオープンフロータイプのDPFを用いてもよい。
【0021】
ところで、DPF12に強制再生等に起因して発生したクラック等の小さな破損がある場合、DPF12のこの小さな破損をPMが通過して大気中に放出されてしまうので、このようなDFE12の異常を検出する異常検出手段を設ける必要がある。
【0022】
そこで、本実施形態では、図1に示すような異常検出手段3が設けられている。この異常検出手段3は、DPF12が保持されている触媒容器14内のDPF12の下流側に設けられたパティキュレートトラップ(以下、PMトラップという)31と、このPMトラップ31の上流側及び下流側に設けられた物理量検出手段としての温度センサ32a、32bとを備えている。温度センサ32a及び32bは、図示しないエンジンコントロールユニットに組み込まれた判定手段33に接続されている。
【0023】
このPMトラップ31としては、本実施の形態ではオープンフロータイプのハニカム構造体を用いている。DPFの下流側にPMトラップ31を設けることで、DPF12を通過したPMをPMトラップ31で捕捉することができるので、DPF12に破損があった場合にPMが大気中に放出されてしまうことが抑制される。このように、PMトラップ31は、DPFの破損による微少量のPMを捕捉することで、DPF12に生じたクラック等の破損を検出するものであるので、PMトラップ31はDPF12より小容量のもので十分その機能を果たすことができる。かつ、PMトラップ31が小容量であることで、コストを抑えるとともに排気浄化装置をコンパクトにまとめることが可能である。
【0024】
また、このPMトラップ31は、DPF12が保持されている触媒容器14内に設けられているので、PMトラップ31は、強制再生時にDPF12と同時又はほぼ同時に昇温され易くなっている。従って、PMトラップ31に堆積されたPMは、DPF12の強制再生に伴って燃焼される。この場合に、PMトラップ31の前後に設けられた温度センサ32a及び32bが、PMトラップ31の上流側及び下流側の物理量としての温度を検出する。そして、温度センサ32a及び32bに接続された判定手段33が、PMトラップ31の上流側及び下流側の温度差を算出し、この温度差から異常を検出する。
【0025】
図1(b)は、判定手段33の作動を説明するためのグラフである。このグラフの縦軸はDPF12の強制再生時におけるPMトラップ31の前後温度差を示し、横軸はPMトラップ31へのPM堆積量を示す。図1(b)によれば、PMトラップ31にPMが捕捉され、PMの堆積量が増えるにつれて、強制再生時におけるPMの燃焼量が大きくなるので、これに比例して温度センサ32a及び32b間の温度差(温度センサ32bの出力値−温度センサ32aの出力値)は大きくなる。判定手段33は、温度センサ32a及び32bにより検出したPMトラップ31の上流側及び下流側の温度差を算出し、この温度差が閾値以上になれば、DPF12に異常があることを判定する。
【0026】
このような排気浄化装置1の作動について説明する。
【0027】
DPF12にクラック等による欠損があると微少量のPMがDPF12を通過して排出される。このわずかなPMはPMトラップ31で捕捉されて堆積される。PMトラップ31に堆積したPMは、DPF12の強制再生時に同時に燃焼することとなるので、PMトラップ31の下流側の温度がPMトラップ31の上流側の温度よりも高くなり、PMトラップの上流側と下流側とで温度差が生じる。前述の通り、このときのPMトラップ31の上流側及び下流側の温度は、異常検出手段3の温度センサ32a、32bで検出され、これらの温度差が閾値以上になれば、堆積したPMが多いとして判定手段33がDPF12に異常があることを判定する。
【0028】
即ち、本実施形態においては、通常検出できないような微少量のPMをPMトラップ31で捕捉し、この堆積量でDPF12の異常を判断する。しかも、この場合にDPF12に破損が生じてから、判定手段33でその異常を判定するまでの間も、DPF12の破損部分を通過したPMはPMトラップ31で捕捉される。したがって、大気中にPMが放出されることが抑制される。さらに、実施形態1のように物理量算出手段として温度センサ32a及び32bを用いることで、コストを抑えると共に、簡易に測定することが可能である。
【0029】
図2(a)に本発明の第2の実施形態を示す。
【0030】
第2の実施形態における排気浄化装置4は、図1に示した温度センサ32a及び32bに代えて、Oセンサ41a及び41bを備えている。なお、Oセンサ41a及び41bの代わりに、例えばLAFS(linear air fuel sensor)を用いることもできる。
【0031】
第2の実施形態における判定手段33の作動につき、図2(b)を用いて説明する。図2(b)は、第2の実施形態における判定手段33の作動を説明するためのグラフであり、縦軸はDPF12の強制再生時におけるPMトラップ31の前後酸素濃度差を示し、横軸はPMトラップ31へのPM堆積量を示す。図2(b)に示すように、PMトラップ31にPMが捕捉され、PMの堆積量が増えるにつれて、強制再生時におけるPMの燃焼量が変化するので、これに比例してPMトラップ31の下流側では物理量としての酸素濃度が低くなる。これにより、Oセンサ41a及び41b間の酸素濃度差(Oセンサ41aの出力値−Oセンサ41bの出力値)は大きくなる。従って、判定手段33は、Oセンサ41a及び41bで検出された酸素濃度の差が閾値以上になればDPF12に異常があることを検出する。
【0032】
図2(a)に示す排気浄化装置4の作動について説明する。
【0033】
DPF12の欠損部分を通過した微少量のPMは、PMトラップ31で捕捉されて堆積される。PMトラップ31に堆積したPMは、DPF12の強制再生時に同時に燃焼することとなるので、PMトラップ31の下流側の酸素濃度がPMトラップの上流側の酸素濃度よりも低くなり、PMトラップ31の上流側と下流側とで酸素濃度差が生じる。このときの上流側及び下流側の酸素濃度が、異常検出手段3のOセンサ41a及び41bにより検出される。そして、判定手段33は、これらOセンサ41a及び41bの検出結果に基づき、PMトラップ31の上流側と下流側との酸素濃度差を算出するとともに、この酸素濃度差が閾値以上になれば、堆積したPMが多いとしてDPF12に異常があることを判定する。
【0034】
即ち、本実施形態においても、通常検出できないような微少量のPMをPMトラップ31で捕捉し堆積させ、この堆積量でDPF12の異常を判断する。しかも、この場合にDPF12に破損が生じてから、判定手段33でその異常を判定するまでの間も、DPF12の破損部分を通過したPMはPMトラップ31で捕捉される。したがって、大気中にPMが放出されることが抑制される。さらに、Oセンサ41a及び41bとしてLAFSを用いることで、より正確な酸素濃度差を求めることができる。
【0035】
図1(a)及び図2(a)を用いて説明した第1及び第2の実施形態では、PMトラップ31としてDPFより小容量のオープンフロータイプのハニカム構造体を用いているが、このようなPMトラップ31としては、PMが付着するような構造体であればよい。例えば、ウォールフロータイプのハニカム状構造のフィルタなどであってもPM捕捉効率の点に鑑みればDPFの異常検出精度が高いので好ましい。
【0036】
図3(a)に本発明の第3の実施形態を示す。
【0037】
第3の実施形態における排気浄化装置5は、異常検出手段として、ウォールフロータイプのPMトラップ51と、このウォールフロータイプのPMトラップ51の上流側及び下流側に物理量検出手段としての圧力センサ52a及び52bとを備えている。これらの圧力センサ52a及び52bは、上述の判定手段33に接続されている。
【0038】
第3の実施形態における判定手段33の作動につき、図3(b)を用いて説明する。図3(b)は、第3の実施形態における判定手段33の作動を説明するためのグラフであり、縦軸はDPF12の強制再生時におけるPMトラップ31の前後圧力差を示し、横軸はPMトラップ51へのPM堆積量を示す。図3(b)に示すように、DPF12の欠損によるPMがPMトラップ51で捕捉され堆積されることにより、定常運転時においてPMトラップ51の下流側圧力とPMトラップ51の上流側圧力との差が大きくなる。この上流側及び下流側の差圧を、圧力センサ52a及び52bにより測定し、これらの差圧を判定手段33で算出する。判定手段33は、この算出された差圧が閾値以上になれば、堆積したPMが多いとしてDPF12に異常があることを判定する。
【0039】
即ち、この第3の実施形態においては、圧力センサ52a及び52bでウォールフロータイプのPMトラップ51の上流側及び下流側での圧力を測定し、その差圧によりPM堆積量を測定する。なお、PMトラップ51がオープンフロータイプであると、PMトラップ51の上流側及び下流側の差圧が検出しにくくなるため、物理量検出手段として圧力センサを用いる場合は、ウォールフロータイプのPMトラップと組み合わせて用いるようにする。このように、異常検出手段3が圧力センサ52a及び52bとウォールフロータイプのPMトラップ51とを備えるように構成した場合は、定常運転時におけるDPF12の欠損を検出することができる。
【0040】
本実施形態においても、通常検出できないような微少量のPMをPMトラップ51で捕捉し堆積させ、この堆積量でDPF12の異常を判断する。しかも、この場合にDPF12に破損が生じてから、判定手段33でその異常を判定するまでの間も、DPF12の破損部分を通過したPMはPMトラップ51で捕捉される。したがって、大気中にPMが放出されることが抑制される。
【0041】
このように、上述した各実施形態においては、DPF12の下流側にPMトラップ31、51を設けて、このPMトラップ31、51で捕捉され積算されたPMの量として、PMトラップ31、51前後に設けた各センサ(物理量検出手段)により検出された物理量の差を導出し、判定手段33においてDPF12の異常判定できる。従って、非常に簡易な構成で、DPF12に形成されたクラック等の小さな破損であっても検出でき、かつ、PMを大気放出することを抑制できる。
【0042】
なお、DPFに異常があると判定された場合においては、例えば運転者に対し、警告が発せられるような警告手段を併せて用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】第1の実施の形態にかかる内燃機関の排気浄化装置を説明するための(a)模式図及び(b)作動グラフである。
【図2】第2の実施の形態にかかる内燃機関の排気浄化装置を説明するための(a)模式図及び(b)作動グラフである。
【図3】第3の実施の形態にかかる内燃機関の排気浄化装置を説明するための(a)模式図及び(b)作動グラフである。
【符号の説明】
【0044】
1、4、5 排気浄化装置
2 エンジン
3 異常検出手段
11 酸化触媒
12 DPF
13、14 触媒容器
21 排気マニホールド
22 排気管
31 PMトラップ
32a、32b 温度センサ
41a、41b Oセンサ
51 PMトラップ
52a、52b 圧力センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃機関の排気通路に設けられ、排気中のパティキュレートマターを捕捉するフィルタと、
前記フィルタの下流側に設けられたフィルタ用の異常検出手段とを備え、
前記異常検出手段が、
フィルタより小容量のパティキュレートトラップと、
前記パティキュレートトラップで捕捉されたパティキュレートマターの積算量を示す指標値を導出する導出手段と、
前記導出手段で導出された指標値からフィルタの異常を判定する判定手段と
からなることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
【請求項2】
前記導出手段が、パティキュレートトラップの上流側及び下流側に設けられ、前記フィルタの異常に相関して変化する物理量を検出する物理量検出手段を備え、
前記判定手段が、前記物理量検出手段で検出された物理量の差を前記指標値として算出するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
【請求項3】
前記パティキュレートトラップが、前記フィルタの強制再生時に当該フィルタと同時又はほぼ同時に昇温される位置に設けられ、
前記物理量検出手段が、前記パティキュレートトラップの昇温によって変化する物理量を検出することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の排気浄化装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−138645(P2009−138645A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−316437(P2007−316437)
【出願日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【出願人】(000006286)三菱自動車工業株式会社 (2,892)
【Fターム(参考)】