説明

接合装置

【課題】電極表面酸化を防止し安定した常温接合装置を提供すること。
【解決手段】2体のウェハにそれぞれ形成された複数の電極面を接合する接合装置であって、前記電極面を平坦化する平坦化装置10と、前記平坦化された前記電極面を活性化する活性化装置20と、前記電極面同士の位置合わせを行うアライメント装置30と、前記位置合わせされた電極面同士を重ね合わせる重ね合わせ装置30と、重ね合わせた前記2体のウェハを加圧する加圧装置40と、前記平坦化装置、前記活性化装置、前記アライメント装置、前記重ね合わせ装置、及び前記加圧装置の間の少なくとも1つに前記ウェハを搬送する搬送装置51,52,53とを有する接合装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電極が形成された2体のウェハを常温に近い温度にて電極を介して接合する接合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話、ノートパソコン、ディジタルカメラ等の携帯電子機器の製造にとって、メモリやMPU等の電子部品を高密度に実装する技術は最重要技術である。このための技術としてフリップチップ実装技術の開発が従来から行われており、最近ではこの技術を利用して半導体チップを積層して更なる高密度電子装置を得るための開発が盛んに行われている。このフリップチップ技術による実装では半導体装置(半導体チップ)を配線基板に接合する際や半導体チップを半導体チップ上に重ね接合する際に、接合電極としてバンプを形成することが行われている。このバンプ形成にあたっては、電極材として金、銅、アルミニウム等が使用されているが、導電性や酸化されにくいという点、さらに価格の点から銅が一般的に使用されている。
【0003】
このような電極接合を行う一般的な方法として加圧と加熱による拡散接合方式がとられている。しかしながら、電極接合をチップレベルで行う場合には問題ないが、ウェハレベルで接合を行う場合には接合物間の熱膨張率の違いによる電極位置ずれの問題が発生する。この問題点を解消する方法として、加熱により生じる熱膨張を伴わない常温接合方式が検討されている。この方式は物質が本来有している原子間結合力を利用するもので、接合面を清浄にして接合面どうしを数nm以下の間隔にすることにより実現される。従って、この接合方法を用いる場合の条件は、(1)接合面が平坦面であること、(2)接合面には酸化層や異物の付着がないこと、である。このような条件を満足させた接合装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特許公報2519273号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の接合装置では、電極の平坦化およびCMP(Chemical Mechanical Polishingの略:化学的機械的研磨法)処理以降の工程で電極表面酸化防止が不十分なため、安定した常温接合を達成することが難しいという問題がある。
【0005】
本願発明は、上記課題に鑑みて行われたものであり、電極表面酸化を防止し安定した常温接合装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、2体のウェハにそれぞれ形成された複数の電極面を接合する接合装置であって、前記電極面を平坦化する平坦化装置と、前記平坦化された前記電極面を活性化する活性化装置と、前記電極面同士の位置合わせを行うアライメント装置と、前記位置合わせされた電極面同士を重ね合わせる重ね合わせ装置と、重ね合わせた前記2体のウェハを加圧する加圧装置と、前記平坦化装置、前記活性化装置、前記アライメント装置、前記重ね合わせ装置、及び前記加圧装置の間の少なくとも1つに前記ウェハを搬送する搬送装置と、を有することを特徴とする接合装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電極表面酸化を防止し安定した常温接合装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
次に、本発明の実施の形態にかかる接合装置について説明する。はじめに、常温活性化接合について説明する。
【0009】
常温活性化接合(Surface Activated Bonding:以下SAB)では、CMPにより平坦化された表面は一般的には研磨前に存在していた表面酸化層は除去され、電極金属の表面が露出される。しかし、研磨により露出した金属面も大気中に曝されると再酸化されていく。
【0010】
例えば、銅の場合、酸化の初期段階では、酸化層は酸化銅CuOである。この状態では表面に特に凹凸が生じる事はない。しかし、時間と共に、酸化層が亜酸化銅、CuOに変化していく。すると、亜酸化銅が生じる前後では表面の銅材には体積変化が生じる。この銅の場合、酸化によってCuOが生じると、体積が2.67倍になる。この結果、表面近くの銅の原子が亜酸化されるに伴って表面粗さが増加することになる。その結果、表面はほぼ一様な厚さの亜酸化銅層に覆われた凸凹状態となる。
【0011】
次工程の浄活性化工程では、例えばアルゴンイオンの照射によりスパッタ作用を受けてこの表面層が除去される。これにより確かに酸化層は除去されるが、せっかくCMPにより平坦化された表面には凹凸が残ってしまうことになる。凹凸が残った接合面を接触、加圧しても接合面間には本来の原子力が作用しないことになり十分な接合力が得られなくなる。
【0012】
十分な接合力が得られない原因となる他の現象は、例え平坦化工程、洗浄活性化工程、接合工程を高真空状態で行ったとしても、チャンバー壁に吸着されている水の分子は少しずつではあるがチャンバー内に放出され、この水の影響によりチャンバー内の電極が酸化されるという現象によるものである。
【0013】
実施の形態にかかる接合装置は、2体のウェハにそれぞれ形成された複数の電極面を接合する接合装置であって、電極面を平坦化する平坦化装置と、平坦化された電極面を活性化する活性化装置と、電極面同士の位置合わせを行うアライメント装置と、位置合わせされた電極面同士を重ね合わせる重ね合わせ装置と、重ね合わせた前記2体のウェハを加圧する加圧装置と、平坦化装置、活性化装置、アライメント装置、重ね合わせ装置、及び加圧装置の間の少なくとも1つにウェハを搬送する搬送装置とを配置して構成されている。
【0014】
このような構成とすることにより、平坦化工程を終えた接合物を迅速に次工程である洗浄活性化工程に搬送が可能になる。これにより表面にはCuOが形成された状態で表面酸化層の除去が可能であり、CuOが形成された時に生じる表面の凹凸がない活性面が得られる。
【0015】
尚、接合物とは、複数の半導体チップが形成されて互いに電極接合を行うようになされたウェハ、及び既に電極接合がなされた複数のウェハ積層体のことを言う。
【0016】
また、実施の形態にかかる接合装置では、アライメント装置、重ね合わせ装置、加圧装置、搬送装置の少なくとも1つの装置を内在させているチャンバがベーキング装置を有する。
【0017】
これは真空チャンバのチャンバ壁には水分子が吸着されていて、通常の排気動作では、徐々に壁より放出され、高真空度を得るための障害になっている。この状態に対して、実施の形態では、真空チャンバ壁をベーキング装置により加熱・脱ガスを行うことでチャンバ内を容易に高真空にすることが可能となり、酸化作用をもたらす水分子や酸素分子の影響を大幅に低減出来ることになる。このために、真空雰囲気中であっても進行する表面の再酸化を防止することが可能になる。
【0018】
(第1実施の形態)
以下、第1実施の形態にかかる接合装置について図面を参照しつつ説明する。
【0019】
図1は、第1実施の形態にかかる接合装置の概略構成図であり、(a)は接合装置の全体概略図を、(b)はロードロックチャンバー(以後、単にロードロックと記す)の概略構成図をそれぞれ示す。
【0020】
図1において、第1実施の形態にかかる接合装置1は、平坦化装置10と、活性化装置20と、アライメント装置及び重ね合わせ装置30と、加圧装置40と、それぞれの装置間を接続するロードロック51、52、53とから構成されている。それぞれのロードロック51〜53には、ウェハを搬送する搬送装置50がそれぞれ配置されている。
【0021】
これらの装置及び搬送装置は、それぞれの工程での処理方法に必要な加工雰囲気を保つように設計されたチャンバ(処理室)内に設置されている。ロードロック51〜53は、加工雰囲気が異なる場合、チャンバ間で接合物を問題なく受け渡しするために配置されている。
【0022】
図1(b)に示すように、ロードロック51〜53において、符号54、55は接合物の受け渡し時に開閉されるゲートバルブであり、符号56は雰囲気を変更するための待合室である。なお、ロードロック51〜53は、同様の効果を奏するものであれば他の構成でもよい。
【0023】
例えば、大気中で処理された接合物を、真空雰囲気を有するチャンバに取り込む場合の動作では、図1(b)の左側が大気側、右側が真空状態で有るとして、記しておく。ゲートバルブ55を閉じた状態でゲートバルブ54を開いて接合物を待合室56に取り込み、ゲートバルブ54を閉じて待合室56内を不図示の真空装置により真空化する。所定の真空度になったときに、ゲートバルブ55を開いて接合物を真空状態の隣接するチャンバに移す。これにより、大気中に置かれた接合物を隣接する真空状態の他のチャンバに、真空状態を維持しながら取り込む事が出来る。
【0024】
活性化装置20を使用して行われる活性化工程以降の工程においては、接合電極の表面が再酸化されない状態に置かれている。実施の形態では、この前段工程である平坦化措置10での処理が終わると、ロードロック51内の搬送装置50により迅速に活性化装置20に搬送可能になされているので、表面を凹凸にする酸化層の形成が防止され、電極の固相拡散接合に必要な電極表面の平坦性が確保される。
【0025】
以下に、各装置について説明する。
【0026】
平坦化装置10:
図2に実施の形態に使用される平坦化装置10の概略構成を示す。
【0027】
図2において、平坦化装置10は、CMP装置11と、洗浄装置12と、乾燥装置13とから構成されている。
【0028】
CMP装置11は、接合用の電極が形成されたウェハをCMPにより研磨を行う装置である。研磨液としては、電極材が銅である場合、一般的にはスラリーが使用される。この研磨により、接合すべき電極表面は平坦化され、且つそれ以前に形成された酸化層が除去される。研磨処理が終了すると、研磨材等を取り除くために洗浄装置12を用いて表面から研磨材等を除去する処理が行われる。表面が清浄化されると、ウェハは乾燥装置13による乾燥処理にかけられる。この一連の処理は、通常の半導体装置製造方法における研磨工程→乾燥工程の周知の方法が適用される。乾燥処理が完了すると、ウェハはロードロック51に搬送される。
【0029】
搬送装置50:
図1に記された搬送装置50は、多段構成による伸縮アーム50aとこのアーム50aを1軸回りに回転させる駆動軸50bを主たる構成要素として有している。なお、アーム50aを駆動軸50bの方向(図では上下方向)に移動させる機構を加えても良い。
【0030】
活性化装置20:
図3に実施の形態に使用される活性化装置20の概略構成を示し、(a)は第1の活性化装置の例を、(b)は第2の活性化装置の例をそれぞれ示す。
【0031】
図3(a)に示された第1の活性化装置21は保持板21aに保持されたウェハ2に対して、流入された不活性ガスをイオンガン21bによりイオン化された粒子を照射するものである。不活性ガスとしてはアルゴンガスが一般的である。この活性化装置21としては、例えば、ビーコ社のイオン照射装置を用いる。
【0032】
前段の工程との接続に関連して、この活性化装置21を内在させるチャンバと平坦化装置10との接続にはゲートバルブ21cを設け、さらに真空装置21dを取りつけてチャンバ内の雰囲気を所定の状態に容易に設定出来るようになっている。
【0033】
平坦化装置10との接続に関しては、図1に記されたロードロック51が設けられている。
【0034】
図3(b)に示された第2の活性化装置22は、流入された不活性ガスを放電電極22a、22b、放電電源22cによりプラズマ状態にし、このプラズマ中に保持板22dに保持されたウェハ2を置くことにより洗浄活性化するものである。
【0035】
この場合も、図3(a)と同様に、平坦化装置10との接続側にはゲートバルブ22e、真空装置22fを設けている。平坦化装置10との接続に関しては、図1に示されたロードロック51が設けられている。
【0036】
アライメント装置及び重ね合わせ装置30:
図4に実施の形態に使用されるアライメント装置及び重ね合わせ装置30の概略構成を示す。
【0037】
図4において、アライメント装置30Aは2視野顕微鏡30a,XYステージ30b、ティルトステージ30cより構成されている。ウェハの搬送手順を基にして、その他の関連装置の説明を行う。CMPにより表面が平坦化され、活性化処理が終了したウェハ2は図1のロードロック52の搬送装置50により開かれたゲートバルブ54(図1(b)参照)を通って搬送台30d上にセットされる。ウェハ2受け渡しの際には搬送台30dに設けられたリフトピン30eを介して受け渡される。ウェハ2が搬送台30dにセットされると、ゲートバルブ54が閉じられ、真空装置30fが稼働を始めてチャンバ内を真空雰囲気にする。所定の真空度に達するとゲートバルブ55が開かれ、ウェハ2は搬送装置50により搬送台30dから下保持板30gに搬送される。
【0038】
次に同様な操作を経て、接合されるべき電極を有する他方のウェハ2が上保持板30hに保持される。上下の保持板にはウェハ2、2を静電的に吸着する静電吸着機構が設けられている。接合すべき電極を有するウェハ2、2がそれぞれ保持板に保持されると、近接したウェハ2,2間に2視野顕微鏡30aを挿入してウェハ2,2間の位置合わせ情報を得る。位置あわせ情報が得られると、XYステージ30b,ティルトステージ30cを駆動させてウェハ2,2上の電極間の位置合わせを行う。位置合わせが完了すると、重ね合わせ装置30Bを動作させる。
【0039】
重ね合わせ装置30Bは、上下の保持板30h、30g、上部固定梁30i,基盤30j上のZステージ(高さ方向)30kである。位置あわせ情報により、Zステージ30kが動作し、2枚のウェハ2,2は重ね合わされる。重ね合わせ時には仮固定用の樹脂が塗布されていて、次工程である加圧工程まで搬送可能になされている。
【0040】
このアライメント装置及び重ね合わせ装置30が置かれる雰囲気は電極表面の再酸化を防止するために真空雰囲気又は不活性ガス雰囲気である。従って、このチャンバには真空装置30mが取りつけられていたり、不図示の不活性ガス供給路と制御バルブが取りつけられている。
【0041】
加圧装置40:
図5に実施の形態に使用される加圧装置40の概略構成を示す。
【0042】
図5において、加圧装置40は、基盤40a上に配置された下加圧板40b,フレーム40cに固定された上部梁40d,この梁に支持された加圧機構40eと上部加圧板40fからなる。必要に応じて、ウェハ2を加圧中に加熱するための加熱装置40g、40hが加圧板40b、40fの表面に取りつけられている。仮固定されたウェハ積層体3は搬送装置50(図1参照)により下加圧板40b,又は加熱装置40g上に搬送され、加圧板40f、40bどうしの平行度の調整が行われたあと、上加圧板40fを加圧機構40eにより押し下げることにより仮固定されたウェハ積層体3を加圧する。
【0043】
この加圧装置40の設置雰囲気は真空又は不活性ガス雰囲気であるので、チャンバには真空装置40iが取りつけられている。
【0044】
なお、真空装置の代わりに不活性ガス導入管と流量制御バルブを取りつけることも可能である。また、高真空度を容易に達成するために、ベーキング装置41を取りつけることは効果がある。このベーキング装置41は、チャンバ及びその中に置かれた装置を加熱するもので、加熱することにより表面に吸着した水分子や酸素の放出を促すものである。加熱方法としては、ニクロム線への通電加熱方法や赤外線ランプ照射方法等がある。
【0045】
なお、ベーキング装置41は、上記各装置を収納するチャンバにそれぞれ配置してもよい。ベーキング装置41を配置することで上記と同等の効果を奏することができる。
【0046】
以上述べたように、第1実施の形態にかかる接合装置1は、活性化工程、アライメント・重ね合わせ工程、加圧工程の各工程がどのような雰囲気で行われても対応可能な装置に構成されている。これにより、工程雰囲気の変更等に容易に対応することが可能になる。
【0047】
(第2実施の形態)
図6は、第2実施の形態にかかる接合装置の概略構成図を示す。
【0048】
第2実施の形態にかかる接合装置は、活性化工程、アライメント・重ね合わせ工程、加圧工程を同一雰囲気、例えば真空状態又は不活性ガス雰囲気で行うことを可能にする構成となっている。
【0049】
図6において、接合装置6は、平坦化装置61により表面の平坦化が行われたウェハはロードロックチャンバ62を経て、搬送装置63により活性化装置64に搬送される。活性化処理が完了すると、アライメント装置・重ね合わせ装置65、加圧装置66に順次搬送装置63により転送される。
【0050】
なお、第2実施の形態では、平坦化装置61から活性化装置64への接合物の搬送に使用する搬送装置63を用いているが、装置の配置関係より搬送装置63とは別の、装置間を結ぶ搬送装置を配置しても良い。このような配置を採ることにより搬送系、ロードロック系等の装置の全体構成が簡単になり、装置費用の低減、設置面積の低減が可能になる。
【0051】
また記すまでもないが、上記第1及び第2実施の形態では、アライメント装置と重ね合わせ装置を同一の装置に2つの機能を載せているが、アライメント機能と重ね合わせ機能を別々の装置に分離して配置することも可能である。
【0052】
なお、第1実施の形態におけるベーキング装置41を第2実施の形態にも配置することが望ましい。ベーキング装置41を配置することで第1実施の形態と同等の効果を奏することができる。
【0053】
以上述べたように、実施の形態にかかる接合装置によれば、CMP工程による接合面の平坦化後に表面に酸化層の形成が極力抑えられているので表面が凹凸状になることはなく、次工程での接合面の活性化工程で酸化層を除去すれば表面が平坦な状態で活性化された接合面が得られる。従って、常温接合に必要な平坦で、活性化された接合面が得られ、このような面を重ね合わせることにより常温で十分な接合力を有する固相拡散接合が得られる。この常温での接合が可能になることにより、ウェハレベルでのチップ積層を安定して実行することが可能になる。
【0054】
なお、上述の実施の形態は例に過ぎず、上述の構成や形状に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】第1実施の形態にかかる接合装置の概略構成図であり、(a)は、接合装置の全体概略図を、(b)は、ロードロックチャンバー(以後、単にロードロックと記す)の概略構成図をそれぞれ示す。
【図2】実施の形態に使用される平坦化装置10の概略構成を示す。
【図3】実施の形態に使用される活性化装置20の概略構成を示し、(a)は第1の活性化装置の例を、(b)は第2の活性化装置の例をそれぞれ示す。
【図4】実施の形態に使用されるアライメント装置及び重ね合わせ装置30の概略構成を示す。
【図5】実施の形態に使用される加圧装置40の概略構成を示す。
【図6】第2実施の形態にかかる接合装置の概略構成図を示す。
【符号の説明】
【0056】
1、6 接合装置
2 ウェハ
3 ウェハ積層体
10、61 平坦化装置
11 CMP装置
12 洗浄装置
13 乾燥装置
20、64 活性化装置
21 第1の活性化装置
22 第2の活性化装置
30、65 アライメント装置及び重ね合わせ装置
30A アライメント装置
30B 重ね合わせ装置
40、66 加圧装置
41 ベーキング装置
50、63 搬送装置
51、52、53、62 ロードロック
54、55 ゲートバルブ
56 待合室

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2体のウェハにそれぞれ形成された複数の電極面を接合する接合装置であって、
前記電極面を平坦化する平坦化装置と、
前記平坦化された前記電極面を活性化する活性化装置と、
前記電極面同士の位置合わせを行うアライメント装置と、
前記位置合わせされた電極面同士を重ね合わせる重ね合わせ装置と、
重ね合わせた前記2体のウェハを加圧する加圧装置と、
前記平坦化装置、前記活性化装置、前記アライメント装置、前記重ね合わせ装置、及び前記加圧装置の間の少なくとも1つに前記ウェハを搬送する搬送装置と、
を有することを特徴とする接合装置。
【請求項2】
ロードロックチャンバーを有し、
前記搬送装置は、前記ロードロックチャンバー内に配置されることを特徴とする請求項1に記載の接合装置。
【請求項3】
前記ロードロックチャンバーは、当該ロードロックチャンバーを加熱するベーキング装置を有することを特徴とする請求項2に記載の接合装置。
【請求項4】
前記アライメント装置と、前記重ね合わせ装置と、前記加圧装置の装置は、当該装置を加熱するベーキング装置を有していることを特徴とする請求項1に記載の接合装置。
【請求項5】
前記アライメント装置と、前記重ね合わせ装置と、前記加圧装置の少なくとも1つと、前記搬送装置が1つのチャンバー内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の接合装置。
【請求項6】
前記チャンバーは、当該チャンバーを加熱するベーキング装置を有していることを特徴とする請求項5に記載の接合装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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