説明

揮発性液体放出装置

揮発性液体、例えばフレグランスを大気中に散布するよう適合された装置であって、該装置は、液体を含むリザーバと、多孔質液体移送部材であって、これを通って液体がリザーバから大気へと搬送され、またこれの大気中に伸びている部分から液体が散布される、前記多孔質液体移送部材とを含み、前記リザーバは、大気圧また液体の減少に応答してその体積を減ずる収縮可能な袋からなり、前記多孔質移送部材は、不透過性スリーブ内に入れられており、該不透過性スリーブは、大気中の部分から遠い方の部材の端において液体に開放されており、前記移送部材はさらに、開放端におけるかまたはそれに隣接して、収縮可能な袋と相互作用して前記移送部材の液体接触を維持するための手段を含む、前記装置。本装置は、揮発性液体の漏れおよび完全利用の問題を実質的に解決する、簡単で有用なデバイスである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、揮発性液体を大気中に散布するための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
フレグランス、殺虫剤、殺真菌剤または消毒薬などの揮発性液体が大気中に存在することは、しばしば求められる。これを実現する一般的な方法は、液体を含むリザーバと、液体をリザーバから取り出しこれを大気中に散布するという2つの機能を行う、多孔質液体移送部材とを含む、簡単な装置による。移送部材は典型的には芯(wick)であって、任意の好適な材料、例えばプラスチック、セラミックおよび天然繊維などの芯である。かかる装置は広く採用されている。
かかる装置が機能するためには、リザーバと大気の間で圧力を均等化する手段が必要であり、これにより、液体散布が連続して実施可能である;かかる手段なしでは、液体が失われるとリザーバ内の圧力が低下し、液体が枯渇するよりかなり前に散布は止まる。圧力均等化の他の側面はこの反対で、リザーバ内の過剰圧力である。これは、装置が例えば直射日光などの熱に暴露された場合に、起こる可能性がある。圧力均等化の手段がないと、リザーバ内の増加した圧力は、望ましいものより高く、蒸発可能なよりも速い速度で、液体を移送部材に強制的に送り込み、これは、液体が移送部材の大気の端において溜まり、潜在的に漏れの源となることを意味する。
【0003】
1つの代表的な方法は、大気とリザーバの内部とを結ぶ小さな通路を提供することである。他の方法では、移送部材それ自体を十分多孔質に作ることができ、これにより圧力を均等化することができる。かかる手段は、その耐用年数の間一つの配置のままで用いる装置に対しては、完全に適切である。しかし、そうでない場合には、問題が生じ得る。例えば、2種類のフレグランスを散布できるエア・フレッシュナーの1つの型は、2つの従来の独立した芯型エア・フレッシュナーが互いに180°相対して搭載され、通常はそれらの上端と考えられる部分で結合された形態を有する。かかる2種類のフレグランス用のエア・フレッシュナーは、多くの場合砂時計に似ており、砂時計のようにこれらを逆向きにして両端のベース上に安定して保持することができ、上端が散布表面を介してフレグランス散布器となり、ここで該散布表面は、上端リザーバの芯に結合されるか、またはその一部を形成し、ベースまたはベースの近辺に位置している。上端リザーバの芯のみからの散布は、下方にある芯を液体から遮蔽するような様式で、2つの芯をスリーブの両方のリザーバ内に部分的に入れることにより、保証される。フレグランスはしたがって、単純に装置を逆転することにより交換することができる。圧力均等化を提供する通常の手段は、従来の穴では液体が流れ出すため、この場合には機能しないことが、容易に理解される。
【0004】
漏れなしで圧力均等化を保証する1つの方法は、液体を不透過性の収縮可能な袋に密封することである。液体が散布されるにしたがって袋は収縮し、したがって圧力を均等化する。しかしこれは、芯の周りで袋の収縮を引き起こし、芯を妨害して液体散布を低減させるか、または両方ともを妨害し得る。これは、上記のスリーブ型芯の場合にもっとも頻繁に起こる。
【発明の概要】
【0005】
これらの問題は、特定の構造により、実質的に完全に解決できることが見出された。したがって、揮発性液体を大気中に散布するよう適合された装置であって、該装置は、液体を含むリザーバと、多孔質液体移送部材であって、これを通って液体がリザーバから大気へと搬送され、またこれの大気中に伸びている部分から液体が散布される、前記多孔質液体移送部材とを含み、前記リザーバは、大気圧また液体の減少に応答してその体積を減ずる収縮可能な袋(collapsible bladder)からなり、前記多孔質移送部材は、不透過性スリーブ内に入れられており、該不透過性スリーブは、大気中の部分から遠い方の部材の端において、液体に開放されており、前記移送部材はさらに、開放端におけるかまたはこれに隣接して、収縮可能な袋と相互作用して前記移送部材の液体接触を維持するための手段を含む、前記装置が提供される。
【0006】
本発明はさらに、リザーバ内の揮発性液体内容物の実質的に全てを大気中に散布する方法であって、前記リザーバは、大気から遮断された収縮可能な袋の形態を有し、かつ液体を前記リザーバから伸びる多孔質液体移送部材により大気中に散布し、ここで前記方法は、前記移送部材の部分に、大気から離れた端におけるかまたはその近くで液体に対して開放された液体不透過性スリーブを備えることを含み、前記移送部材はさらに、開放端におけるかまたはこれに隣接して、収縮可能な袋と相互作用して前記移送部材の液体接触を維持するための手段を含む、前記方法が提供される。
【0007】
リザーバは、液体の散布と共に体積を変化させることができる、可撓性の袋である。例えばこれは、変形し得る材料の袋またはバルーンのようなものであってよい。装置の性質により、この変形は弾性または非弾性的であってよい。したがって、材料は、変形を引き起こした力が取り除かれた場合にエラストマー(元の形状に戻ることができる)であってよく、または非エラストマー(延伸することができるが、永久に延伸状態にとどまる材料)であってよい。1つの態様において、袋は液体で充填され、液体が抜き取られるにしたがって段々と収縮し、しかしまた内部圧力が大気圧を超えると膨らむことができる。この袋は、剛性の容器または籠などの、保持用の基部を提供する好適な支持構造内に収めることができる。
【0008】
非エラストマーの袋の場合、折畳み構造または「蛇腹状(concertina)」構造を設け、この中でリザーバは、外部温度の増加とともに次第に膨張し、または液体が取り除かれると収縮することができ、折畳み要素または蛇腹要素は伸びたりまたは縮んだりする(場合により、随伴するエラストマーまたは非エラストマー材料の膨張または収縮と共に)。
【0009】
液体の性質および最終用途は、望ましいリザーバの種類について決定的に重要であり、当業者は一般に任意の与えられたケースに対する適当な態様を、簡単な実験により決定することができる。しかし、エア・フレッシュナー用のフレグランスなどの場合、心に留めておくべきいくつかの重要な考慮事項がある。かかる材料は非水溶性であり非常に揮発性であるため、リザーバは、内容物により物理的または化学的に劣化されないという意味において、内容物に対して耐性でなければならない。また、認知できる損失なしに、内容物を含有しなければならない。それ以外では好適である多くの従来材料は、これらの条件を満たさない。
【0010】
このような場合、好ましい材料はプラスチック積層物、すなわち、一緒に積層されて化学的に耐性で不浸透性のフィルムを形成する、プラスチック材料の層である。これらは一般に食品包装産業において見出され、代表的な例としては、PA/PE、PA/EVOH/PE、PET/PE/EVOH/PE、PA/EVOH/EVA/PA、およびPET/Al/PEを含み、ここで、PA=ポリアミド、PE=ポリエチレン、EVOH=エチレンビニルアルコールコポリマー、PET=ポリエチレンテレフタレート、EVA=エチレンビニルアセテートコポリマー、およびAl=アルミニウムフォイルである。
【0011】
かかる材料は可撓性であるが、エラストマーではなく、したがってリザーバは、それらが体積を減少させる能力を有するように構成しなければならない。これは例えば、リザーバにプリーツ、ひだ、または折り畳みを設け、全容量リザーバは実質的にまたは完全に折畳みなしの外表面を有し、しかし液体が放出されると表面が折り畳まれて、リザーバの体積が減少するようにすることにより、実現できる。
さらなる態様において、リザーバ材料は十分に透明または半透明であり、このためその中の液体の量が観察でき、したがって交換の必要性を評価できる。好適な材料の選択および利用は、当分野の技術の範囲内である。
【0012】
この発明のための特定の材料は、PA/EVOH/EVA/PA積層物で厚さ50〜100μmのものである。この特定の材料は透明である。一定範囲の厚さが使用可能であるが、フレグランスを用いる特定の使用のための厚さは、一般に約50〜約100μmであり、特に約60μmである。これは、適当な折り畳み性と物理的強度を与える。代表的な好適な市販材料は、Amilen(商標)OX-80 ex Nabenhauer Verpackungen GmbH, Germanyである。
液体移送部材は任意の好適な部材であってよい。例えば、これは任意の好適な材料の多孔質芯であってよく、例えば天然または人工の圧縮繊維、プラスチック、セラミックまたは金属である。これは、材料のシートから成形または打ち抜きされてもよい。
【0013】
液体移送部材はスリーブと共に供給され、このスリーブは液体に対して不浸透性であり、移送部材の散布が行われる端から離れた方の端において、またはその近くにおいてのみ、移送部材が液体と接触することを可能とする。スリーブの変形は装置の任意の変形と共に用いてよいが、デバイスが反転されると液体が散布されないような任意の変形において、特に有用であり、これは例えば、本明細書に記載の砂時計型のフレッシュナーである。スリーブは任意の好適な材料から製造してよく、任意の便利な手段により取り付けられる。例えば、これは移送部材に取り付けられた予め製造されたスリーブでもよく、または、部材の端を除く全体に適用された不浸透性のコーティングであってもよい。
【0014】
移送部材はさらに、開放端において、またはこの近くで、収縮した袋と相互作用して、移送部材の液体接触を維持する手段を含む。これは、袋が収縮して液体の供給が開放端から途切れることを防ぐ、任意の好適な手段であってよい。これは、移送部材に加えられた追加の要素であってよい。代替的に、スリーブの一部であってもよい。スリーブがプラスチック材料で製造されている場合、必要な手段は、スリーブを取り付ける前にスリーブに形成してもよい。
【0015】
この手段には多くの可能性があり、当業者は容易にこれらを考え出すことができる。いくつかの具体的な非限定的態様は、以下を含む:
−スリーブの端からから放射状に伸びており、収縮可能な袋を開放端から離して保持することができる、フランジまたは一連の突起;
−周の周りに設けられた一連のポートであって、随意に、各ポートはスリーブの表面に形成された長さ方向の溝と接触し、ポートおよび/または溝は、その妨害が不可能であるような、好適な寸法を有して配置されている;
−スリーブの端に形成され、移送手段の端を越えて伸びている、ケージ;
−スリーブの表面上に形成され、液体と接触している長さ方向の一連のリッジ。
【0016】
本発明は任意のかかるデバイスと関連して用いることができるが、従来の通気型構造が不可能であるデバイスにおいて、例えば本明細書に記載した砂時計型の、これを反転させることのできる装置においては、特に有用である。したがって本発明はさらに、2種の揮発性液体のうちの1種を大気中に散布するよう適合された装置であって、該装置は、その使用構造において上部リザーバおよび下部リザーバを有し、ここで該リザーバの各々は1種の液体を含み、各々はリザーバから大気中に伸びる多孔質液体移送部材を備えており、前記移送部材は、不透過性スリーブを、前記移送部材の大気に暴露された端から遠い方の端のみが液体に開放されるような様式で備えており、前記装置は反転可能であり、各リザーバは、大気圧また液体の減少に応答してその体積を減ずる収縮可能な袋からなり、前記移送部材はさらに、液体に対する開放端におけるかまたはこれに隣接して、収縮可能な袋と相互作用して前記移送部材の液体接触を維持するための手段を含む、前記装置を提供する。
【0017】
上部および下部リザーバを提供することの可能性が実現できれば、装置の構造は決定的ではない。これは、任意の便利な手段により実現してよい。かかる手段の例は以下を含む:
−リザーバをベース上に回転可能に搭載し、所望のリザーバを回転して所定位置におくことができるようにする;
−剛性の容器、例えば入れ物または籠を提供し、この中に可撓性のリザーバを搭載する。
当業者は容易に、種々の可能性およびそれらを如何にして実施するかについて理解する。
リザーバが下部リザーバである場合、液体は移送部材と接触せず、液体の移送は行われない。装置が反転されて下部リザーバが上部リザーバになると、液体は再度、スリーブにより被覆されていない移送部材の部分と接触し、移送部材の上方に移動して大気中へと散布される。
【0018】
新しく反転された場合のいかなる漏れの可能性も、従来の手段により、例えば下部リザーバの液体散布表面に隣接して蓋または皿を設けることにより、容易に対処できる。これは任意の残留液体に対処し、これらはすぐに蒸発して、再度反転されるまでそれ以上現れることはない。
本発明による装置は、既知の材料および技術を用いて容易に製造され、非常に効率的に機能する。これらは使い捨ての装置として製造してもよく、または、リザーバを、装置にそのまま挿入可能な補充容器として供給することもできる。これらはまた、例えば移送手段を取り除き、リザーバを反転させ、リザーバ内に伸びるチューブを通して液体を加えることにより、再充填可能なものとして製造することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明を、図面を参照してさらに説明する:図面は好ましい態様を示し、これらはどのような意味においても限定を意図しない。
【0020】
【図1】図1は、1態様を通る垂直方向の断面図である。
【図2】図2は、本発明による2つのスリーブを通る、長手方向および横方向の一連の断面図である。
【0021】
図1において、放物線状の垂直断面1は通気穴2をそのベースに有する。容器内部には可撓性のバッグ3であるリザーバがあり、キャップ4により所定の位置に固定されている。キャップは、中心に配置された、垂直方向下向きに伸びるスリーブ5を含み、この中に、しっかり取り付けられた多孔質の芯6がある。上端において、この芯は平らな液体発散器(emanator)7と液体移送接触をしており、該液体発散器は大気中に暴露され、保護格子8で覆われている。リザーバは揮発性液体9を含み、これが大気中に散布される。
【0022】
スリーブ5の下端には複数のアーチ型スロット10が形成され、これが、液体が芯6に到達することを可能とし、しかし、袋が完全に収縮することを防ぎ、袋が液体の芯へのアクセスを妨害することを防いでいる。
立てて操作する場合、揮発性液体9は毛管現象により芯6を伝わって上昇し、圧力は、リザーバ3がスリーブ5に近づくように内側に収縮することにより、均等化される。保護用剛性容器1の通気穴2は、バッグ3の外側の圧力の均等化を可能とする。
【0023】
図2において、収縮した袋が確実に、液体が芯に届くことを邪魔しないようにするための手段の3つの態様を見ることが出来る。図2aにおいて、スリーブから放射状フランジ11が伸びており、これが袋をスロット10から離して保持する。図2bにおいて、スリーブはさらに、一連の長手方向のリッジを有する。
当業者は、本発明の多数の種々の変形が、当分野の通常の技術を単に適用するのみで作製できること、および、前に記載の変形は例示のみであり、どのような観点においても本発明の範囲の限定を意図しないことを、容易に理解する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
揮発性液体を大気中に散布するよう適合された装置であって、該装置は、液体(9)を含むリザーバ(3)と、多孔質液体移送部材(6)であって、これを通って液体がリザーバから大気へと搬送され、またこれの大気中に伸びている部分から液体が散布される、前記多孔質液体移送部材(6)とを含み、前記リザーバは、大気圧また液体の減少に応答してその体積を減ずる収縮可能な袋からなり、前記多孔質移送部材は、不透過性スリーブ(5)内に入れられており、該不透過性スリーブは、大気中にある部分から遠い方の部材の端において、液体に開放されており、前記移送部材はさらに、開放端におけるかまたはこれに隣接して、収縮可能な袋と相互作用して前記移送部材の液体接触を維持するための手段(10)を含む、前記装置。
【請求項2】
袋がエラストマー材料から作られている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
袋が非エラストマー材料であり、体積変化を許容するように適合された折畳み構造または「蛇腹状」構造を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
袋が、その中の液体が見えるように、十分に透明または半透明である、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
材料が、可撓性プラスチック積層物である、請求項3に記載の装置。
【請求項6】
積層物が、次の材料:PA/PE、PA/EVOH/PE、PET/PE/EVOH/PE、PA/EVOH/EVA/PA、およびPET/Al/PEからなる群から選択され、ここで、PA=ポリアミド、PE=ポリエチレン、EVOH=エチレンビニルアルコールコポリマー、PET=ポリエチレンテレフタレート、EVA=エチレンビニルアセテートコポリマーおよびAl=アルミニウムフォイルである、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
材料が、厚さ50〜100μmのPA/EVOH/EVA/PA積層物である、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
収縮可能な袋と相互作用して移送部材の液体接触を維持する手段(10)が、
−スリーブの端からから放射状に伸びており、収縮可能な袋を開放端から離して保持することができる、フランジまたは一連の突起;
−周の周りに設けられた一連のポートであって、随意に、各ポートはスリーブの表面に形成された長さ方向の溝と接触し、ポートおよび/または溝は、その妨害が不可能であるような、好適な寸法を有して配置されている;
−スリーブの端に形成され、移送手段の端を越えて伸びている、ケージ;
−スリーブの表面上に形成され、液体と接触している長さ方向の一連のリッジ;
からなる群から選択される、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
2種の揮発性液体のうちの1種を大気中に散布するよう適合された装置であって、該装置は、その使用構造において上部リザーバおよび下部リザーバを有し、ここで該リザーバの各々は1種の液体を含み、各々はリザーバから大気中に伸びる多孔質液体移送部材を備えており、前記移送部材は、不透過性スリーブを、前記移送部材の大気に暴露された端から遠い方の端のみが液体に開放されるような様式で備えており、前記装置は反転可能であり、各リザーバは、大気圧また液体の減少に応答してその体積を減ずる収縮可能な袋からなり、前記移送部材はさらに、液体に対する開放端におけるかまたはこれに隣接して、収縮可能な袋と相互作用して前記移送部材の液体接触を維持するための手段を含む、前記装置。
【請求項10】
リザーバ内の揮発性液体内容物の実質的に全てを大気中に散布する方法であって、前記リザーバは、大気から遮断された収縮可能な袋の形態を有し、かつ液体を前記リザーバから伸びる多孔質液体移送部材により大気中に散布し、ここで前記方法は、前記移送部材の部分に、大気から離れた端におけるかまたはその近くで液体に対して開放された液体不透過性スリーブを備えることを含み、前記移送部材はさらに、開放端におけるかまたはこれに隣接して、収縮可能な袋と相互作用して前記移送部材の液体接触を維持するための手段を含む、前記方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2010−504176(P2010−504176A)
【公表日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−529483(P2009−529483)
【出願日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際出願番号】PCT/CH2007/000462
【国際公開番号】WO2008/037101
【国際公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【出願人】(501105842)ジボダン エス エー (158)
【Fターム(参考)】