説明

搬送台車の車輪支持機構

【課題】 メンテナンスゾーンにおける搬送台車の保守にあたり、無励磁作動型電磁ブレーキによってブレーキ作動状態の車輪を開放のため、ブレーキ開放用電源回路を設けたり、機械的にブレーキを開放するための構成が複雑化する。
【解決手段】 メンテナンスゾーンの搬送台車の搬送レール81の機構に関し、無励磁作動型電磁ブレーキ35のブレーキ作用を受け、回転できない状態の車輪(外輪)33に対する内外輪走行面82における外輪対向面との間に空隙を設け、内輪35のみがその対向面に転動するように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無励磁作動型電磁ブレーキにより制動作用を受ける懸垂式昇降搬送装置(以下、OHTという)ほか各種搬送装置における搬送台車を、所定の搬送用軌道から外れたメンテナンスゾーンなどの非稼動ゾーンに移行し、保守・点検するに際して、前記無励磁作動型電磁ブレーキを動作させたまま搬送台車を手動で移動させるための搬送台車の車輪支持機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体製造、液晶製造、FAなどにおける板状体などの搬送手段はOHTほか同類の軌条走行路上を走行する台車による無人搬送システムが主流となってきている。とりわけ、OHTは、案内レールに規制されて走行するため、無軌道で床上を走行する無人搬送台車に比べ高速走行が可能である。しかも、かかる走行路上には、稼動率向上のため許容範囲内にて多くの搬送台車が配置される。
【0003】
ところで、正常運転時は衝突防止手段にて的確な搬送台車の稼動が可能であるが、仮に停電事故が発生した場合、搬送台車の慣性力に基づく惰走により相隣る搬送台車同士の衝突事故を来す恐れがある。従って、各搬送台車には、かかる停電事故発生時において、停電に伴って自動的に各搬送台車を停止させる無励磁作動型電磁ブレーキが備えられている(下記特許文献1を参照)。
そして、特許文献1における無励磁作動型電磁ブレーキ(図1の符号150を参照)は当該ブレーキを備える自走式キャリアの故障時やメンテナンス時に手動ブレーキ解除手段(図1〜図3の符号170〜178を参照)によってブレーキ作用を機械的に解除し、前記自走式キャリアを手動にて動かす事項(「0064」欄参照)が開示されている。
【0004】
一方、軌条に沿って走行する無人搬送システムの搬送台車が、分岐ゾーンにて所望の方向に進む際、少なくとも前後左右の4個の外輪に対して夫々内輪を備える必要がある。この場合、各内輪は分岐箇所における搬送台車の案内用として用いられ、分岐箇所以外の走行路はもっぱら外輪により走行する軌条構成をなしている(下記特許文献2を参照)
なお、この特許文献2は、搬送台車のブレーキ機構について図及び明細書何れにも触れていないが、常時軌道に接している外輪の一部又は全部には、停電時における搬送台車の暴走防止のために無励磁作動型電磁ブレーキが備えられている。
【特許文献1】特開2000−287406
【特許文献2】特開2003−160047
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示の無励磁作動型電磁ブレーキを搭載したキャリアに対し、電源異常ほかメンテなどにおいて、通常電源からの電力供給が見込めない場合の前記無励磁作動型電磁ブレーキのブレーキ力消失手段は、人手に基づく梃の原理により、無励磁作動型電磁ブレーキの可動側を固定側から離間させるものである。
従って、ブレーキ開放機構が複雑となることに伴い、キャリアの機構が複雑高価となる傾向がある。
【0006】
一方、特許文献2に開示の技術は、前後左右の外輪及び内輪を有する搬送台車の分岐点における走行を規制する構成を要旨としている。
この構成において、明確な記載はないが、停電時の搬送台車の暴走及び隣接する搬送台車同士の衝突防止のために、常に走行路に接する外輪の一部又は全部に無励磁作動型電磁ブレーキが存在する。
この場合、無励磁作動型電磁ブレーキを備えた外輪は走行路に接している状態にあるため、メンテナンス作業を行うに際して搬送台車は固定状態にて行うこととなり作業効率が著しく低下する。これを改善するためには、前記無励磁作動型電磁ブレーキに開放用別電源回路を設けることで対処可能であるが、この電源回路は保守のみのために利用され、利用効率が悪いのみならず、搬送台車の保守・点検における安全性に問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、搬送台車の外輪に設けられた無励磁作動型電磁ブレーキが作動状態のまま、搬送台車を手動で移動できる搬送台車の車輪支持機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段及び効果】
【0008】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の搬送台車の車輪支持機構は、動力発生手段と、少なくとも左右前後の4個の外輪と、各外輪の内側に配置され当該外輪と同一レベルの当接面上において転動する内輪と、前記外輪のうち最小限左右1個ずつに対して設けられる無励磁作動型電磁ブレーキと、を備える搬送台車のガイド機構において、前記外輪及び内輪用搬送レールにおける対向部が、所定の個所において内輪のみが当接するように構成したことを特徴とする。
この請求項1に係る発明によれば、所定の経路に沿って走行する搬送台車において、入力電力が得られず作動状態にある無励磁作動型電磁ブレーキを備えた外輪は所定の箇所においてレールに接することがない。
従って、搬送台車は、ブレーキ作用を受けることのない内輪にてメンテナンスゾーンを含む所定の箇所において人力にて自在に移動させることができ、搬送台車の修理・保守などの作業効率を向上させることができる。
【0009】
請求項2に記載の搬送台車の車輪支持機構は、動力発生手段と、左右前後の4個の外輪と、各外輪の内側に配置され当該外輪と同一レベルの当接面上において転動する内輪と、前記外輪のうち最小限左右1個ずつに対して設けられる無励磁作動型電磁ブレーキと、半導体基板等の板状体収納用カセットを脱着及び昇降させる機能と、を備える搬送台車が、前記カセット用ストッカ及び各種処理部を連係するガイド機構によって案内されるOHT用搬送台車の案内システムにおいて、前記ガイド機構の外輪及び内輪用搬送レールにおける対向部が所定の個所において内輪のみが当接するように構成したことを特徴とする。
この請求項2に係る発明によれば、特にOHTにおける搬送台車に関し、前記請求項1に係る発明と同じ内容の効果を得ることができる。
【0010】
請求項3に記載の搬送台車の車輪支持機構は、請求項1又は請求項2に記載の搬送台車の車輪支持機構において、前記搬送レールにおける外輪及び内輪用対向部が内輪のみに当接する構成として、段差を形成したことを特徴とする。
この請求項3に係る発明によれば、前記請求項1及び2に係る発明の効果は基より、案内レールの形状のみに加工を施すというごく簡単な構成により無励磁作動型電磁ブレーキを備えた外輪にブレーキがかかった状態において搬送台車を人力にて容易に移動させることができる。
【0011】
請求項4に記載の搬送台車の車輪支持機構は、請求項3に記載の搬送台車の車輪支持機構において、段差を、搬送レールにおける内輪の対向部の肉厚を外輪の対向部の肉厚に比べて大とすることにより得ることを特徴とする。
この請求項4に係る発明によれば、段差の形成が容易にできる。
【0012】
請求項5に記載の搬送台車の車輪支持機構は、請求項3に記載の搬送台車の車輪支持機構において、段差を、搬送レールにおける内輪の対向面の高さを外輪の対向面の高さに比べて大とするように曲げ加工により得ることを特徴とする。
この請求項5に係る発明によれば、段差の形成が慣用のプレス等の板金加工折り曲げ手段によって容易に形成される。
【0013】
請求項6に記載の搬送台車の車輪支持機構は、請求項1〜5に記載のいずれかに記載の搬送台車の車輪支持機構において、前記所定の個所が、搬送台車のメンテナンスゾーンであることを特徴とする。
この請求項6に係る発明によれば、稼動開始又は稼動終了時に多数の搬送台車を一括点検するに当って、複数の点検箇所を夫々別人により点検するなどにおいて、順次搬送台車を手動送りし、都度非常電源にて無励磁作動型電磁ブレーキを開放する面倒な作業を要せず搬送台車の保守・点検の作業効率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る搬送台車の車輪支持機構が適用される搬送システムは、半導体製品製造設備のように、工程内や工程間を搬送台車で処理対象物を搬送して処理を加えながら最終製品とする搬送システムに好適に適用される。なお、以降の説明においては、半導体基板や液晶表示装置用ガラス板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の処理対象物を搬送する搬送システムについて説明するが、これに限定されるものではなく、電子部品や機械部品、化学品、食品、書類(病院内カルテほか)等の荷物を搬送する全業種の搬送システムに適用することができる。
【0015】
前記搬送システムは、その概要を模式的に平面視する図1に示すような構成となっている。具体的に説明すると、図1において、1は工程内軌道、2は工程間軌道で、工程内軌道1は3ループ設けられ、工程間軌道2は、前記3ループの工程内軌道1との連係を有するように配置されている。3はOHT用搬送台車で、工程内軌道1及び工程間軌道2を矢印方向に自在に走行する機構を備えている。
そして、このOHT用搬送台車3は、被搬送体としての半導体基板などの板状体収納用カセット4を、後述する脱着及び昇降機能によって、保持しているものと、未保持のものとが混在して、工程内軌道1及び工程間軌道2を走行する。
【0016】
5は処理装置で、例えば、半導体製造装置にあっては、RIE、CVD、洗浄(洗浄液の種類に応じて複数種)等の各処理の何れかを担い、工程内軌道に沿って適宜配列され、被処理体としての基板収納状態にあるカセットのインポート5a及びアウトポート5bを備えている。
そして、インポート5aには、対応処理装置5においての処理が施されていない基板を収納したカセット4がOHT用搬送台車3の脱着及び昇降機能によって降ろされ、図示しないコンベアによって処理装置5内に導かれる。次いで、この処理装置5における特定の処理を施された基板を収納したカセット4はアウトポート5bを経て工程内軌道1上に図示しないコンベアによって導かれ、OHT用搬送台車3の脱着及び昇降機能によって引き上げられる。
【0017】
6はストッカで、入庫ポート6a及び出庫ポート6bを備え、工程間軌道2に対して基板を収納したカセット4の入出庫作用を行う。7はスタッカクレーンで、ストッカ6内におけるカセット4の荷役作業を実行する。
8はメンテナンスゾーンで、OHT用搬送台車3の異常対応、定期点検、保守等において搬送台車3の状況を把握し、搬送台車が異常状態とにあると判断された場合、これを修復する領域である。9は工程外軌道で、工程内軌道1から分岐し、メンテナンスゾーン8に保守・修理などを必要とするOHT用搬送台車3を導き、また、メンテナンスゾーン8にて保守・修理を終えたOHT用搬送台車3を工程内軌道1に案内する。
【0018】
さて、前記メンテナンスゾーン8に移行したOHT搬送台車3とこれを支持するレール81との関係を示す図2において、搬送装置Sは天井10に固定された搬送レール81と、この搬送レール81に沿って移動する搬送台車3と、この搬送台車3用の駆動源(図示せず)とを備えている。ここで、本実施形態における搬送装置Sは半導体製造工場のクリーンルーム内において半導体基板等の板状体収納用カセット4を搬送レール81に沿って移動するOHTである。
【0019】
図2示すように搬送レール81はその下部に車輪走行面82を有している。また、搬送台車3の上部はボギー構造となっており、上部のボギー部31を備えている。32はフレームで、前記ボギー部31に支持されている。33は外輪で、支持材32aを介して前記フレーム32に転動自在に支持される。34は内輪で、支持材32bを介して前記フレーム32に転動自在に支持される。35は無励磁作動型電磁ブレーキで、無励磁時に外輪33にブレーキ作用を与える。この外輪33及び無励磁作動型電磁ブレーキ35との詳細は図3に示す通りである。
【0020】
図3において、外輪33の車軸33aは、無励磁作動型電磁ブレーキ35にも伸びており、当該ブレーキ35のフェーシング35cを固定している。35bはケーシングで、取付部材32cに支持される。35aは吸着板で、前記フェーシング35c対向し、車軸33aの軸方向に移動可能に支持されている。35dはソレノイドで、励磁コイル35eを有し、その励磁に伴って吸着板35aを吸着し、フェーシング35cと吸着板35aとの間に空隙を生じ車軸33aへのブレーキ作用を解除する、35fはばねで、前記励磁コイル35eが励磁されていない状態でフェーシング35cと吸着板35aとの対向面同士を圧接させる復帰力により車軸33aにブレーキ作用を与える。
【0021】
図2に戻って、36はガイドローラで、フレーム32に支持材32dを介してレール81の両側面に接して転動し、搬送台車3の走行に際して側面方向の変位を防止する。37は分岐用ローラで、工程内軌道1と工程外軌道9とを結ぶ分岐箇所1aほか工程間軌道2と工程内軌道1とを結ぶ分岐箇所における搬送レール81の両側面において形成される左右分岐ガイド81a、81bの何れかの係合によって搬送台車3の進行方向が規制される。この動作は分岐ローラ37用移動棹38がその駆動部39によって変位することによって行われる。
【0022】
搬送台車3の駆動源は、ボギー部31の上部に設けられた一次側300と、搬送レール81の上部内壁にその一次側300と対向して設置されたニ次側83とを有するリニア直流モータによって構成されている。このリニア直流モータは、搬送レール81内に設けられた給電部(図示せず)から電力供給を受け、搬送台車3内に装備されているインバータ(図示せず)によって駆動制御され搬送台車3を走行させる。
【0023】
301は位置調整装置で、ボギー部31の下方部に支持されている。302は昇降機構で、前記位置調整装置301に対して、搬送台車3の走行方向と直交する方向への移動と
回転変位が受けられるように連結されている。そして、この昇降装置302は、基体303、昇降部材304、当該昇降部材304に設けられたグリッパ305、伸縮自在の懸垂ベルト306、被昇降体としての半導体基板ほか板状態収納用カセット4等の把持部材307から構成される。308は開口度調整部材で、図2の側面視の両側において変位作用を受け前記把持部材307の下面開口部(図示せず)の開口幅を変化させる。
【0024】
そして、この昇降装置302の作用について述べると、先ず、被昇降体4が例えば、図1における処理装置5のアウトポート5bのようにレール81よりかなり低い位置に置かれている場合、位置調整装置301の作用に伴って昇降機構302の左右方向の位置と回転方向の位置が変位する。この昇降機構302の変位はグリッパ305と被昇降体4の上下方向の相対位置が昇降動作に適合するように光学的手法によってなされる。なお、把持部材307の底面部にて開口幅を変化させる開口度調整部材308は被昇降体4が降下する際には開口幅を広げ、板状体収納用カセット4が上昇し終えた際には、板状体収納用カセット4の底部を保持できるように開口幅を減少させ、搬送台車3の走行中の重力に耐えるとともに板状体収納用カセット4の落下を的確に防止する。
【0025】
ところで、本願各発明の要旨をなす構成は、メンテナンスゾーン8において、外輪33と内輪34との同一レベルに設定されている転動面が対向する搬送レール81の内外輪走行面82の形状である。
即ち、搬送レール81の車輪走行面82において、段差が設けられ、この段差の形成は、走行面の底面を同一レベルとした場合、走行面厚みを内輪34の内輪対向部82aを外輪33の外輪対向部82bに比べて厚く形成している。
【0026】
従って、内外輪走行面82においては、内輪34のみ走行面82の内輪対向部82bに接して転動可能で、外輪33は走行面82の外輪対向部82aに接することはない。
このような状態にあっては、無励磁作動型電磁ブレーキ35がブレーキ作動状態においても搬送台車3は手動にて自由に移動ができ、搬送台車のメンテナスのためのみに専用のブレーキ開放用電源回路を設けるには及ばず、メンテ作業効率の向上が図れる。
【実施例1】
【0027】
図2において、搬送台車3の駆動手段は、レール81側に備えられた一次側83と搬送台車3側に備えられたニ次側300とから構成される直流リニアモータを採用しているが、この駆動手段に代え、無励磁作動型電磁ブレーキ35を備えた外輪33に駆動用モータを付加するようにしてもよい。
【実施例2】
【0028】
図2において、搬送レール81に段差を設け、内輪34のみがレールに当接する技術は走行面82の厚さを変えることにより得ているが、この段差形成手段として走行面82を慣用手段としてのプレス等の板金加工折り曲げ手段にて加工を施し、走行面の厚さを一定にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の好適な実施形態を示す半導体処理システムの平面視概略構成図
【図2】本発明の好適な実施形態を示す搬送装置の要部断面図
【図3】本発明の好適な実施形態を示す無励磁作動型電磁ブレーキと外輪との関係を示す概略構成図
【符号の説明】
【0030】
3 搬送台車
8 メンテナンスゾーン
33 外輪
34 内輪
35 無励磁作動型電磁ブレーキ
4 板状体収納用カセット
81 搬送用レール
82a 外輪対向部
82b 内輪対向部
83 直流リニアモータニ次側
300 直流リニアモータ一次側

【特許請求の範囲】
【請求項1】
動力発生手段と、少なくとも左右前後の4個の外輪と、各外輪の内側に配置され当該外輪と同一レベルの当接面上において転動する内輪と、前記外輪のうち最小限左右1個ずつに対して設けられる無励磁作動型電磁ブレーキと、を備える搬送台車のガイド機構において、
前記外輪及び内輪用搬送レールにおける対向部が、所定の個所において内輪のみが当接するように構成したことを特徴とする搬送台車の車輪支持機構。
【請求項2】
動力発生手段と、左右前後の4個の外輪と、各外輪の内側に配置され当該外輪と同一レベルの当接面上において転動する内輪と、前記外輪のうち最小限左右1個ずつに対して設けられる無励磁作動型電磁ブレーキと、半導体基板等の板状体収納用カセットを脱着及び昇降させる機能と、を備える搬送台車が、前記カセット用ストッカ及び各種処理部を連係するガイド機構によって案内される懸垂式昇降搬送装置用搬送台車の案内システムにおいて、
前記ガイド機構の外輪及び内輪用搬送レールにおける対向部が、所定の個所において内輪のみが当接するように構成したことを特徴とする懸垂式昇降搬送装置における搬送台車の車輪支持機構。
【請求項3】
前記搬送レールにおける外輪及び内輪用対向部が内輪のみに当接する構成として、段差を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送台車の車輪支持機構
【請求項4】
段差を、搬送レールにおける内輪の対向部の肉厚を外輪の対向部の肉厚に比べて大とすることにより得ることを特徴とする請求項3に記載の搬送台車の車輪支持機構
【請求項5】
段差を、搬送レールにおける内輪の対向部の高さを外輪の対向部の高さに比べて大とするように曲げ加工により得ることを特徴とする請求項3に記載の搬送台車の車輪支持機構
【請求項6】
前記所定の個所が、搬送台車のメンテナンスゾーンであることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の搬送台車の車輪支持機構




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−15900(P2006−15900A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−196569(P2004−196569)
【出願日】平成16年7月2日(2004.7.2)
【出願人】(302059274)アシスト シンコー株式会社 (146)
【Fターム(参考)】