説明

携帯端末への情報提供システム

【課題】携帯端末の複雑な操作が苦手な人、特に中高年層が、URL等を入力することなく、容易にwebページにアクセスして情報を取得できる携帯端末への情報提供システムを提供する。
【解決手段】サーバ3と、サーバ3の制御によって、サーバ3側に設置されたサーバ側携帯端末4,4…を操作自在の携帯端末操作装置5とを備えた携帯端末への情報提供システム1であって、サーバ3は、顧客携帯端末2から音声電話を受信すると、その電話番号に基づき、制御信号を生成する手段と、制御信号を携帯端末操作装置5に送信する手段と、顧客携帯端末2からURLに基づきアクセスがあると、webページ情報を顧客携帯端末2に送信する手段とを備え、携帯端末操作装置5は、サーバ3から制御信号を受信すると、制御信号に基づきサーバ側携帯端末4,4…のボタンを操作し、顧客携帯端末2に対しURLを含むショートメッセージを送信させる手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受信した携帯端末の音声電話から電話番号を判別し、携帯端末にショートメッセージを自動送信することができる携帯端末への情報提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯端末からwebページにアクセスする方法としては、例えば、次のような方法が行なわれている。
(1)検索サイトから検索により目的のwebページにアクセスする。
(2)URL(uniform resource locator)を入力して目的のwebページにアクセスする。
(3)QRコード(Quick Response Code )を携帯端末で読取り、目的のwebページにアクセスする。
【0003】
此種の先行文献として、例えば、特許文献1があり、特許文献1は、携帯電話により撮影されたQRコードに含まれるwebアドレスが取得され、取得されたwebアドレスを用いてインターネットを介しwebページへのアクセスが行なわれると、広告主サーバシステムから携帯電話へ情報が提供される情報提供システムが記載されている。
【特許文献1】特開2004−140823号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述したように、携帯端末からwebページにアクセスする方法として種々の方法があるが、例えば、携帯端末の複雑な操作が苦手な人、特に、中高年層等にとっては、前述の方法に於いて、検索したり、URLを入力したり、QRコードを携帯端末で読取ることは、煩雑に感じる場合があり、その場合、それらの操作が行なわれない場合が多い。
【0005】
そこで、例えば、携帯端末の複雑な操作が苦手な人や、中高年層等が、URL等を入力することなく、簡単にwebページにアクセスできるようにすることが求められている。
特に、広告主や、販売業者にとっては、顧客に容易に広告・販促用のwebページにアクセスして貰うことにより、広告・販促効果を高めることができる利点がある。
【0006】
以上の現状に鑑み、本発明は、携帯端末の複雑な操作が苦手な人、特に中高年層が、URL等を入力することなく、容易にwebページにアクセスして情報を取得できる携帯端末への情報提供システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、顧客が所有する顧客携帯端末から発信される電話を受信自在であり、且つ、前記顧客携帯端末からのアクセスによりwebページ情報を提供するサーバと、
前記サーバに接続され、前記サーバの制御によって、サーバ側に設置されたサーバ側携帯端末を操作自在の携帯端末操作装置とを備えた携帯端末への情報提供システムであって、
前記サーバは、前記顧客携帯端末から音声電話を受信すると、その電話番号を判別する手段と、
前記電話番号に基づき、前記サーバ側携帯端末にURLを含むショートメッセージを送信させるため、前記携帯端末操作装置を制御する制御信号を生成する手段と、
前記制御信号を前記携帯端末操作装置に送信する手段と、
前記顧客携帯端末から前記ショートメッセージに含まれるURLに基づきアクセスがあると、データベースからwebページ情報を取得し、取得したwebページ情報を前記顧客携帯端末に送信する手段とを備え、
前記携帯端末操作装置は、前記サーバから前記制御信号を受信すると、前記制御信号に基づき前記サーバ側携帯端末のボタンを操作し、前記サーバ側携帯端末から前記顧客携帯端末に対しURLを含むショートメッセージを送信させる手段を備えたことを特徴とする携帯端末への情報提供システムを提供するものである。
【0008】
請求項2に係る発明は、前記サーバ側携帯端末は、全ての携帯電話通信事業者の数に対応する個数が設置され、
前記サーバは、前記電話番号に基づき、全ての携帯電話通信事業者の数に対応する個数の前記サーバ側携帯端末に夫々URLを含むショートメッセージを送信させるため、前記携帯端末操作装置を制御する制御信号を生成する手段を備え、
前記携帯端末操作装置は、前記サーバから前記制御信号を受信すると、前記制御信号に基づき、全ての携帯電話通信事業者の数に対応する個数の前記サーバ側携帯端末のボタンを夫々操作し、全ての携帯電話通信事業者の数に対応する個数の前記サーバ側携帯端末から前記顧客携帯端末に対し夫々URLを含むショートメッセージを送信させ、いずれか1つの携帯電話通信事業者の装置を介して、前記顧客携帯端末に一つのショートメッセージを着信させる手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末への情報提供システムを提供するものである。
【0009】
請求項3に係る発明は、前記サーバは、前記顧客携帯端末から音声電話を受信し、その電話番号を判別すると、判別した電話番号が前記データベースに存在するか否か照会する手段と、
電話番号が存在する場合は、前記電話番号に関連付けられた携帯電話通信事業者情報を前記データベースから取得する手段と、
前記携帯電話通信事業者情報に対応するサーバ側携帯端末にURLを含むショートメッセージを送信させるため、前記携帯端末操作装置を制御する制御信号を生成する手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の携帯端末への情報提供システムを提供するものである。
【0010】
請求項4に係る発明は、前記携帯端末操作装置は、前記サーバ側携帯端末の画像を撮影する手段と、
撮影画像を前記サーバに送信する手段とを備え、
前記サーバは、受信した撮影画像を解析する手段と、
解析した画像がショートメッセージの送信成功画像であるか否かを判断する手段と、
送信成功画像であると判断した場合は、その送信した顧客携帯端末の電話番号とその携帯電話通信事業者情報とを関連付けて前記データベースに登録する手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載の携帯端末への情報提供システムを提供するものである。
【0011】
請求項5に係る発明は、前記携帯電話通信事業者情報に代えて、顧客携帯端末のショートメッセージサービスのアドレスを用いることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一に記載の携帯端末への情報提供システムを提供するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明の請求項1記載の発明によれば、中高年層等や、携帯端末の複雑な操作が苦手な人が、URL等を入力することなく、簡単にwebページにアクセスして情報を取得できる携帯端末への情報提供システムを提供することができる。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、全ての携帯電話通信事業者の数が1乃至複数である場合に、顧客携帯端末に一つのショートメッセージを着信させることが可能である。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加え、データベースに電話番号が登録されている場合は、電話番号に関連付けられた携帯電話通信事業者情報を利用して、その携帯電話通信事業者情報に対応するサーバ側携帯端末にのみ送信させることにより、無駄な送信をなくし、効率良く送信させることができる。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果に加え、送信成功した顧客携帯端末の電話番号とその携帯電話通信事業者情報とを関連付けてデータベースに登録することにより、その後の効率的な送信が可能になる。
【0016】
請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至4のうちいずれか一に記載の発明の効果に加え、携帯電話通信事業者情報に代えて、顧客携帯端末のショートメッセージサービスのアドレスを用いることによっても同様の効果が期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
尚、前記サーバはCPUを備えたコンピュータであり、又、前記携帯端末操作装置もCPUを備え、前記手段はCPUが必要なコンピュータプログラムを読み込んで実現するもの、又は、前記サーバ或いは前記携帯端末操作装置に備えられたものであり、以下に記載される手段についても同様である。
図1に於いて、1は本発明の携帯端末への情報提供システムであり、携帯端末への情報提供システム1は、顧客が所有する顧客携帯端末2から発信される電話を受信自在であり、且つ、顧客携帯端末2からのアクセスによりwebページ情報を提供するサーバ3と、サーバ3に接続され、サーバ3の制御によって、サーバ3側に設置されたサーバ側携帯端末4を操作自在の携帯端末操作装置5とを備えている。
【0018】
尚、図1に於いて、6はサーバ3に備えられたデータベース、7は携帯端末操作装置5を構成するプランジャーユニット、8は携帯電話の基地局、9はインターネット、10は例えば、NTTドコモ、au、ソフトバンク、ウィルコム等の携帯電話通信事業者が携帯電話の通話及び通信のために用いる携帯電話通信事業者装置、11は、例えば、ショートメール、Cメール等のショートメッセージ通信を行なうためのショートメッセージサービス装置、12は電話回線である。
携帯電話通信事業者装置10と、サーバ3とは電話回線12及びインターネット回線によって接続される。
【0019】
前記データベース6には、顧客携帯端末2の電話番号と携帯電話通信事業者情報とが関連付けられて登録される。1つの前記プランジャーユニット7は2個のサーバ側携帯端末4,4を操作できる機能を有している。
現在、携帯電話通信事業者は、例えば、NTTドコモ、au、ソフトバンク、ウィルコムの4社であるため、それに対応させて、携帯端末操作装置5には2台のプランジャーユニット7,7を備え、夫々2台ずつ、合計4台のサーバ側携帯端末4,4…を設置する。
【0020】
顧客携帯端末2からサーバ3にかけた電話は、基地局8、携帯電話通信事業者装置10、電話回線12を経てサーバ3に到達する。
サーバ側携帯端末4から顧客携帯端末2に向かって送信されたショートメッセージは、基地局8、携帯電話通信事業者装置10、その中のショートメッセージサービス装置11、基地局8を経て顧客携帯端末2に到達する。
顧客携帯端末2からサーバ3に送信したアクセス信号は、基地局8、携帯電話通信事業者装置10、インターネット9を経てサーバ3に到達する。
サーバ3から顧客携帯端末2へ送信されたwebページ情報は、インターネット9、携帯電話通信事業者装置10、基地局8を経て顧客携帯端末2に到達する。
【0021】
サーバ3は、図2に示すように、顧客携帯端末から音声電話を受信する受信手段21と、その電話番号を判別する電話番号判別手段22と、判別した電話番号がデータベース6に登録されているか否か照会する照会手段23と、電話番号が存在する場合は、電話番号に関連付けられた携帯電話通信事業者情報をデータベース6から取得する携帯電話通信事業者情報取得手段24と、携帯電話通信事業者情報を取得した場合は携帯電話通信事業者情報と電話番号とに基づき、サーバ側携帯端末4にURLを含むショートメッセージを送信させるため、携帯端末操作装置5を制御する制御信号を生成し、携帯電話通信事業者情報を取得しない場合は、全ての携帯電話通信事業者の数に対応する個数のサーバ側携帯端末4,4…にURLを含むショートメッセージを送信させるため、携帯端末操作装置5を制御する制御信号を生成する制御信号生成手段25と、制御信号を携帯端末操作装置5に送信する制御信号送信手段26と、顧客携帯端末2からショートメッセージに含まれるURLに基づきアクセスがあると、データベース6からwebページ情報を取得するwebページ情報取得手段27と、取得したwebページ情報を顧客携帯端末に送信するwebページ情報送信手段28とを備えている。
【0022】
更に、前記サーバ3は、受信した撮影画像を解析する撮影画像解析手段29と、解析した画像がショートメッセージの送信成功画像であるか否かを判断する送信成功画像判断手段30と、送信成功画像であると判断した場合は、その送信した顧客携帯端末2の電話番号とその携帯電話通信事業者情報とを関連付けてデータベース6に登録する登録手段31とを備えている。
【0023】
携帯端末操作装置5は、図3に示すように、サーバ3から制御信号を受信する受信手段41と、制御信号に基づきサーバ側携帯端末4のボタンを操作し、サーバ側携帯端末4から顧客携帯端末2に対しURLを含むショートメッセージを送信させるボタン操作手段42を備えている。
更に、携帯端末操作装置5は、サーバ側携帯端末の画像を撮影する撮影手段43と、撮影画像をサーバ3に送信する送信手段44とを備えている。
【0024】
図4は、前記携帯端末操作装置5の操作部の説明図であり、サーバ側携帯端末4のボタン51,51…を夫々押して操作するプランジャー52,52…が設けられており、プランジャー52が下降するとプランジャー52のピン53によってボタン51が押し下げられ、ボタン51が操作される。
図4の場合は、サーバ側携帯端末4の全ボタン51,51…の各ボタンに対応させてプランジャー52が設置されているが、1つのプランジャー52が複数のボタン51,51…を操作できるように構成することも可能である。
【0025】
図5は、前記携帯端末への情報提供システム1の処理の流れを示す説明図である。
顧客が広告、お知らせ等を見て、顧客携帯端末2からサーバ3へ電話をかけると(ステップS1)、サーバ3は電話を受信し(ステップS2)、その電話番号を判別し(ステップS3)、その電話番号をデータベース6に照会する(ステップS4)。
照会により、データベース6に該当の電話番号が登録されている場合は、その電話番号に関連付けられた携帯電話通信事業者情報をデータベース6から取得し(ステップS5)、その携帯電話通信事業者に対応するサーバ側携帯端末4にURLを含むショートメッセージを送信させるため、携帯端末操作装置5を制御する制御信号を生成する(ステップS6)。
【0026】
照会により、データベース6に該当の電話番号がなかった場合は、電話番号に基づき、全ての携帯電話通信事業者の数に対応する個数のサーバ側携帯端末4,4…に夫々URLを含むショートメッセージを送信させるため、携帯端末操作装置5を制御する制御信号を生成する(ステップS6)。
【0027】
そして、生成した制御信号を携帯端末操作装置5に送信し(ステップS7)、携帯端末操作装置5は、制御信号を受信すると(ステップS8)、制御信号に基づき、携帯電話通信事業者情報を取得している場合はその携帯電話通信事業者に対応するサーバ側携帯端末4のボタン操作を行ない、携帯電話通信事業者情報を取得していない場合は全ての携帯電話通信事業者に対応する夫々のサーバ側携帯端末4,4…のボタン操作を行ない(ステップS9)、該当のサーバ側携帯端末4、又は、全てのサーバ側携帯端末4,4…から顧客携帯端末2に対しURLを含むショートメッセージを送信させる(ステップS10)。
尚、ショートメッセージのアドレスは、送信先の携帯電話番号と、その携帯電話通信事業者情報とが判明すると、作成することが可能である。
【0028】
携帯電話通信事業者情報を取得していた場合、該当のサーバ側携帯端末4から送信したショートメッセージは、登録されていた携帯電話通信事業者情報が正しければその携帯電話通信事業者装置10を経由して顧客携帯端末2に着信し、正しくない場合は、エラーとなって顧客携帯端末2に着信しない。
一方、携帯電話通信事業者情報を取得していなかった場合に於いて、全てのサーバ側携帯端末4,4…から顧客携帯端末2に対しURLを含むショートメッセージを送信させた場合は、そのうちの一通が正しい携帯電話通信事業者の携帯電話通信事業者装置10を経由して顧客携帯端末2に着信し、その他のショートメッセージはエラーとなって顧客携帯端末2に着信しない。エラーとなった場合の処理については後述する。
【0029】
顧客携帯端末2は、ショートメッセージを受信すると(ステップS11)、ショートメッセージを表示することができ(ステップS12)、ショートメッセージの中に表示されるURLをクリックして選択すると(ステップS13)、URLを介してサーバ3にアクセスし、サーバ3は顧客携帯端末2からのアクセス(ステップS14)に基づき、必要な情報(例えば、広告情報、お知らせ、クーポン情報、地図情報、キャンペーン情報、各種情報等)を掲載したwebページを顧客携帯端末2へ送信し(ステップS15)、顧客携帯端末2はwebページを受信すると(ステップS16)、ブラウザ等によりwebページを表示することができ(ステップS17)、必要な情報を取得することができる。又、そのwebページにURLが含まれている場合は、更なる情報を取得できる。
【0030】
尚、前記携帯端末への情報提供システム1の処理に於いて、ステップS4〜S5の処理を行なうが、これらのステップS4〜S5の処理を行なわないようにすることも可能である。
然る時は、ステップS9の処理に於いて、携帯電話通信事業者情報を取得していない場合と同様に、全ての携帯電話通信事業者に対応する夫々のサーバ側携帯端末4,4…のボタン操作を行なえば良い。
【0031】
図6は、前記携帯端末への情報提供システム1の送信が成功したか否かを判断する処理の流れを示す説明図である。
携帯端末操作装置5は、サーバ側携帯端末4からショートメッセージを送信(ステップS10)した後に、サーバ側携帯端末4にショートメッセージの送信が成功した否かの画面が表示された時、その画面を撮影し(ステップS21)、送信した全てのサーバ側携帯端末4,4…の撮影画像をサーバ3に送信し(ステップS22)、サーバ3は、撮影画像を受信すると(ステップS23)、受信した撮影画像を解析し(ステップS24)、解析した画像がショートメッセージの送信成功画像であるか否かを判断し(ステップS25)、送信成功画像であると判断した場合は、その送信成功画像のサーバ側携帯端末4から送信した顧客携帯端末2の電話番号とその携帯電話通信事業者情報とがデータベース6に未登録であるかどうかの確認を行い(ステップS26)、未登録である場合はその登録を行う(ステップS27)。
【0032】
ステップS25の処理に於いて、送信が成功しなかった場合であって、その送信が携帯電話通信事業者情報を取得していた場合の送信であった場合、送信が成功しなかったサーバ側携帯端末4を除く他の全て(例えば3台)のサーバ側携帯端末4,4…に対してステップ6以降の処理を行なう。
尚、ステップS25の処理に於いて、送信が成功しなかった場合であって、その送信が携帯電話通信事業者情報を取得しなかった場合の送信であった場合、想定外エラーであるので、システム上のエラー対策処理が必要である。
【0033】
又、ステップS26の処理に於いて、登録が確認された場合は処理を終了する。尚、ステップS26の処理は、データベース6に照会して確認してもよいが、ステップS4の照会で登録が既に確認されている場合は、ステップS27の登録を行なわず、ステップS4の照会で未登録が既に確認されている場合は、送信成功画像のサーバ側携帯端末4の送信情報に基づきステップS27の登録を行っても良い。
【0034】
尚、前記携帯端末への情報提供システム1に於いて、前記携帯電話通信事業者情報に代えて、顧客携帯端末2のショートメッセージサービスのアドレスを用いることも可能である。ショートメッセージサービスのアドレスから、携帯電話通信事業者を割り出すことは容易である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明による携帯端末への情報提供システム及びそれに関連するシステムの説明図である。
【図2】本発明によるサーバの機能説明図である。
【図3】本発明による携帯端末操作装置の機能説明図である。
【図4】本発明による携帯端末操作装置の操作部の説明図である。
【図5】本発明による携帯端末への情報提供システムの処理の流れを示す説明図である。
【図6】本発明による携帯端末への情報提供システムの送信が成功したか否かを判断する処理の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
【0036】
1 携帯端末への情報提供システム
2 顧客携帯端末
3 サーバ
4 サーバ側携帯端末
5 携帯端末操作装置
6 データベース
51 ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客が所有する顧客携帯端末から発信される電話を受信自在であり、且つ、前記顧客携帯端末からのアクセスによりwebページ情報を提供するサーバと、
前記サーバに接続され、前記サーバの制御によって、サーバ側に設置されたサーバ側携帯端末を操作自在の携帯端末操作装置とを備えた携帯端末への情報提供システムであって、
前記サーバは、前記顧客携帯端末から音声電話を受信すると、その電話番号を判別する手段と、
前記電話番号に基づき、前記サーバ側携帯端末にURLを含むショートメッセージを送信させるため、前記携帯端末操作装置を制御する制御信号を生成する手段と、
前記制御信号を前記携帯端末操作装置に送信する手段と、
前記顧客携帯端末から前記ショートメッセージに含まれるURLに基づきアクセスがあると、データベースからwebページ情報を取得し、取得したwebページ情報を前記顧客携帯端末に送信する手段とを備え、
前記携帯端末操作装置は、前記サーバから前記制御信号を受信すると、前記制御信号に基づき前記サーバ側携帯端末のボタンを操作し、前記サーバ側携帯端末から前記顧客携帯端末に対しURLを含むショートメッセージを送信させる手段を備えたことを特徴とする携帯端末への情報提供システム。
【請求項2】
前記サーバ側携帯端末は、全ての携帯電話通信事業者の数に対応する個数が設置され、
前記サーバは、前記電話番号に基づき、全ての携帯電話通信事業者の数に対応する個数の前記サーバ側携帯端末に夫々URLを含むショートメッセージを送信させるため、前記携帯端末操作装置を制御する制御信号を生成する手段を備え、
前記携帯端末操作装置は、前記サーバから前記制御信号を受信すると、前記制御信号に基づき、全ての携帯電話通信事業者の数に対応する個数の前記サーバ側携帯端末のボタンを夫々操作し、全ての携帯電話通信事業者の数に対応する個数の前記サーバ側携帯端末から前記顧客携帯端末に対し夫々URLを含むショートメッセージを送信させ、いずれか1つの携帯電話通信事業者の装置を介して、前記顧客携帯端末に一つのショートメッセージを着信させる手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末への情報提供システム。
【請求項3】
前記サーバは、前記顧客携帯端末から音声電話を受信し、その電話番号を判別すると、判別した電話番号が前記データベースに存在するか否か照会する手段と、
電話番号が存在する場合は、前記電話番号に関連付けられた携帯電話通信事業者情報を前記データベースから取得する手段と、
前記携帯電話通信事業者情報に対応するサーバ側携帯端末にURLを含むショートメッセージを送信させるため、前記携帯端末操作装置を制御する制御信号を生成する手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の携帯端末への情報提供システム。
【請求項4】
前記携帯端末操作装置は、前記サーバ側携帯端末の画像を撮影する手段と、
撮影画像を前記サーバに送信する手段とを備え、
前記サーバは、受信した撮影画像を解析する手段と、
解析した画像がショートメッセージの送信成功画像であるか否かを判断する手段と、
送信成功画像であると判断した場合は、その送信した顧客携帯端末の電話番号とその携帯電話通信事業者情報とを関連付けて前記データベースに登録する手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載の携帯端末への情報提供システム。
【請求項5】
前記携帯電話通信事業者情報に代えて、顧客携帯端末のショートメッセージサービスのアドレスを用いることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一に記載の携帯端末への情報提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−109646(P2010−109646A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−279121(P2008−279121)
【出願日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(508325658)株式会社ジャコネット (1)
【Fターム(参考)】