説明

携帯通信装置、表示制御方法、及び表示制御プログラム

【課題】個性的なイルミネーション表示となる発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができること。
【解決手段】光を点灯、消灯する複数の発光領域を有する発光部を備える携帯通信装置において、画像の入力を受け付ける画像入力部と、前記画像入力部が受け付けた画像の色情報に基づき、該画像の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、前記特徴点抽出部が抽出した特徴点を表わす図形を前記発光部に表示させるように、前記発光領域各々の発光パターンを生成する発光パターン生成部と、前記発光領域各々を、前記発光パターン生成部が生成した発光パターンで発光させて前記特徴点を表わす図形を表示させる発光パターン制御部と、
を備えることを特徴とする携帯通信装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯通信装置、表示制御方法、及び表示制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯通信装置の一例として、携帯電話装置を例にして背景技術について記述する。携帯電話装置において、音声着信やメール着信、Web情報などの着信を、ユーザに報知する手段として、音、携帯電話装置の振動、光を用いたイルミネーション(電飾)表示等による報知手段が知られている。このイルミネーション表示による報知手段とは、携帯電話装置が、光を点灯、消灯する発光領域を発光パターン(色、光の強さ、点灯や消灯のタイミング等)で発光させ、複数の発光領域からなる発光部に図形を表示させることにより報知を行う手段である。
従来、このイルミネーション表示による報知手段では、携帯電話装置の製造時に記憶させた発光パターンで発光領域を発光させて、携帯電話装置が報知を行う技術が知られていた。また、近年のイルミネーション表示による報知手段では、インターネットを介してダウンロードした発光パターン、又は、ソフトウェアを用いてユーザが作成した発光パターンで発光領域を発光させて、携帯電話装置が報知を行う技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数の異なる色のLEDをテンポごとにそれぞれ駆動することによって、複数のLEDの点滅の組み合わせによる点灯色の変化のパターンを生じさせるための報知パターンのデータとそのテンポのデータとを格納するメモリ手段と、該メモリ手段から書き込まれたデータによって、複数のLEDを駆動するための駆動データを繰り返して発生する駆動データ発生手段と、駆動データに応じて複数のLEDをそれぞれ独立に駆動する駆動手段とを備え、メモリ手段のデータを外部から設定可能なように構成されていることを特徴とする携帯電話の着信報知パターン設定回路が記載されている。
この技術は、外部から設定した発光パターンの情報をメモリ手段に格納し、該格納した情報の発光パターンで複数のLEDを点滅させることにより、携帯電話装置が報知を行う技術である。
【0004】
また、特許文献1には、メモリ手段に格納する報知パターンデータとそのテンポのデータとを、操作部から入力する携帯電話装置の着信報知パターン設定方法が記載されている。
この技術は、ユーザが直接、携帯電話装置の操作部における操作をすることにより、発光パターンを生成して発光パターンの情報をメモリ手段に格納させる技術である。
【特許文献1】特開2001−157254号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、携帯電話装置の製造時に記憶させた発光パターンや、インターネットを介してダウンロードした発光パターン発光領域を発光させて、携帯電話装置が報知を行う技術では、複数の発光領域からなる発光部に表示されたイルミネーション表示が画一的であるため、個性(オリジナリティ)に欠けるという欠点があった。
また、操作部から入力により生成した発光パターンで発光領域を発光させて、携帯電話装置が報知を行う技術では、ユーザ自身が所望するイルミネーション表示となる発光パターンを確実かつ迅速に作成することが困難であるという欠点があった。特に、携帯電話装置のような入力キーが小さく、その数も少ない入力インターフェイスでは、操作に時間がかかるという欠点があった。また、パソコンと連携してパソコン上で作成する発光パターンにおいても、同様に操作に時間がかかっていた。
このように、従来の技術では、個性的なイルミネーション表示となる発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができない、という欠点があった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、個性的なイルミネーション表示となる発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができる携帯通信装置、表示制御方法、及び表示制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その一態様は、光を点灯、消灯する複数の発光領域を有する発光部を備える携帯通信装置において、画像の入力を受け付ける画像入力部と、前記画像入力部が受け付けた画像の色情報に基づき、該画像の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、前記特徴点抽出部が抽出した特徴点を表わす図形を前記発光部に表示させるように、前記発光領域各々の発光パターンを生成する発光パターン生成部と、前記発光領域各々を、前記発光パターン生成部が生成した発光パターンで発光させて前記特徴点を表わす図形を表示させる発光パターン制御部と、を備えることを特徴とする携帯通信装置である。
上記構成によると、前記携帯通信装置は、入力された画像の色情報に基づき、該画像の特徴点を抽出し、抽出した特徴点を表わす図形を前記発光部に表示させるように、前記発光領域各々の発光パターンを生成して、生成した発光パターンで前記発光領域各々を発光させ、前記発光部に抽出した特徴点を表わす図形を表示させるので、個性的なイルミネーション表示となる発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができる。
【0008】
(2)また、本発明の一態様は、前記特徴点抽出部は、前記画像中の色情報の位置的変化に基づき、該画像中の物体の輪郭を前記特徴点として抽出することを特徴とする携帯通信装置である。
上記構成によると、前記携帯通信装置は、前記画像中の物体の輪郭を前記特徴点として抽出し、抽出した特徴点を表わす図形を表示させることにより、着信等の情報を報知するので、携帯通信装置のユーザ所望の輪郭を有する物体の画像を入力することで、該輪郭をイルミネーション表示する発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができる。
【0009】
(3)また、本発明の一態様は、前記画像は、時間的変化をする動画であり、前記特徴点抽出部は、前記動画中の色情報の時間的変化を、前記特徴点として抽出することを特徴とする携帯通信装置である。
上記構成によると、前記携帯通信装置は、前記動画中の色情報の時間的変化を、前記特徴点として抽出し、抽出した特徴点を表わす図形を表示させるので、色情報が時間的変化をするイルミネーション表示の発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができる。
【0010】
(4)また、本発明の一態様は、前記発光パターン生成部は、生成した複数の前記発光パターンから選択された少なくとも2つの前記発光パターンを、時間順に組み合わせて前記発光パターンを生成することを特徴とする携帯通信装置である。
上記構成によると、前記携帯通信装置は、予め生成した複数の前記発光パターンから選択された少なくとも2つの前記発光パターンを、時間順に組み合わせて前記発光パターンを生成するので、携帯通信装置のユーザ所望のイルミネーション表示を時間順に組み合わせた発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができる。
【0011】
(5)また、本発明の一態様は、撮像した画像を生成する撮像部を備え、前記画像入力部は、前記撮像部が生成した画像の入力を受け付けることを特徴とする携帯通信装置である。
上記構成によると、前記携帯通信装置は、撮像した画像の入力を受付けて特徴点を抽出し、抽出した特徴点を表わす図形を表示させることにより、撮像した画像から、個性的なイルミネーション表示となる発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができる。
【0012】
(6)また、本発明の一態様は、光を点灯、消灯する複数の発光領域からなる発光部を備える携帯通信装置における報知方法おいて、前記携帯通信装置が、画像の入力を受け付ける第1の過程と、前記第1の過程にて受け付けた画像の色情報に基づき、該画像の特徴点を抽出する第2の過程と、前記携帯通信装置が、前記第2の過程にて抽出した特徴点を表わす図形を前記発光部に表示させるように、前記発光領域各々の発光パターンを生成する第3の過程と、前記携帯通信装置が、前記発光領域各々を、前記第3の過程にて生成した発光パターンで発光させて前記特徴点を表わす図形を表示させる第4の過程と、を有することを特徴とする報知制御方法である。
【0013】
(7)また、本発明の一態様は、光を点灯、消灯する複数の発光領域からなる発光部を備える携帯通信装置のコンピュータに、画像の入力を受け付ける画像入力手段、前記画像入力手段にて受け付けた画像の色情報に基づき、該画像の特徴点を抽出する特徴点抽出手段、前記特徴点抽出手段にて抽出した特徴点を表わす図形を前記発光部に表示させるように、前記発光領域各々の発光パターンを生成する発光パターン生成手段、前記発光領域各々を、前記発光パターン生成手段にて生成した発光パターンで発光させて前記特徴点を表わす図形を表示させる発光パターン制御手段、として機能させる報知制御プログラムである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、携帯通信装置は、入力された画像の色情報に基づき、画像の特徴点を抽出し、抽出した特徴点を表わす図形を前記発光部に表示させるように、発光領域各々の発光パターンを生成して、生成した発光パターンで発光領域各々を発光させ、発光部に抽出した特徴点を表わす図形を表示させるので、個性的なイルミネーション表示となる発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
<携帯通信装置の一例:携帯電話装置1の外観について>
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る携帯通信装置の一例として記述する携帯電話装置1の外観を示す概略的外観図である。本実施形態において、携帯電話装置1はクラムシェルタイプの携帯電話装置である。図1(a)は、携帯電話装置1を開いた状態の内側の外観図であり、図1(b)は、携帯電話装置1を開いた状態の外側の外観図である。
【0016】
図1(a)に示すように、携帯電話装置1は、表示部12、及び、十字キー等のキーからなる操作部13を備える。表示部12は、液晶ディスプレイであり、文字や画像等の情報を表示する。また、携帯電話装置1は、操作部13のキーの押下により、表示部12に表示されたカーソルの操作や、情報の入力を受け付ける。
【0017】
図1(b)に示すように、携帯電話装置1は、撮像部11、及び、発光部16、を備える。撮像部11は、携帯電話装置1に備えられたカメラである。また、発光部16は、複数のLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を敷き詰めた電光表示板と、その電光表示板を覆う半透明のカバーとを含んで備える。発光部16は、LED各々の光を点灯、消灯することにより、カバー部分に光を点灯、消灯させる発光領域を生成する。発光部16は、複数のLEDの光を発光パターンにより、点灯、消灯することにより、図形の表示(以下、イルミネーション表示という)を行う。
【0018】
図2は、本実施形態に係る携帯電話装置1の外観を示す別の概略的外観図である。図2(a)は、図1(a)の表示部12の部分を拡大して示す外観図であり、図2(b)は、図1(b)の発光部16の部分を拡大して示す外観図である。
図2(a)は、表示部12に画像A1が表示されていることを示す。画像A1は、後述する画像入力部141が入力を受け付けた画像であり、物体a1を撮像した画像である。
【0019】
図2(b)は、発光部16にイルミネーション表示されていることを示す。この図において、ハッチングされ実線の円で囲まれた領域と、点線の円で囲まれた領域とは、点灯している表示領域を示し、また、ハッチングされ実線の円で囲まれた複数の表示領域の集合a21と、点線の円で囲まれた複数の表示領域の集合a22とは、点灯する光の色、又は、光の強さが異なることを示す。
また、この図は、本実施形態の携帯電話装置1において、画像A1の物体a1の輪郭を特徴点として抽出し、その特徴点を表わす図形を、表示領域の集合a21を点灯することによってイルミネーション表示を施していることを示す。
【0020】
<携帯電話装置1の構成について>
以下、携帯電話装置1の構成について説明をする。
図3は、本実施形態に係る携帯電話装置1の構成を示す概略的ブロック図である。携帯電話装置1は、通信部10、撮像部11、表示部12、操作部13、制御部14、計時部15、及び発光部16を含んで構成される。
また、制御部14は、画像データ記憶部140、画像入力部141、特徴点抽出部142、発光パターン生成部143、発光パターン制御部144、及び発光パターン記憶部145を含んで構成される。
なお、図3においては、本実施形態の説明に関連する携帯電話装置1の構成の概略のみを示す。
【0021】
通信部10は、基地局装置と無線通信を行う。通信部10は、携帯電話装置1のユーザによる操作部13の操作に基づき、基地局装置を介してインターネットのウェブサイトから画像を表示部12に表示し、必要に応じてダウンロードし、画像入力部141に出力する。また、通信部10は、ダウンロードした画像を画像データ記憶部140に記憶させてもよい。
また、通信部10は、携帯電話装置1への音声着信やメール着信、Web情報などの着信を示す着信信号を受信すると着信情報を、表示部12に表示し、発光パターン制御部144に出力する。
【0022】
撮像部11は、レンズとCCD(ChargeCoupledDevice;電荷結合素子)等の光センサを含んで構成され、デジタルカメラ機能を有する。撮像部11は、携帯電話装置1のユーザによる操作部13の操作に基づき、画像を撮像する。撮像部11は、撮像した画像情報を表示部12に表示し、撮像した画像を画像入力部140に出力する。また、撮像部11は、撮像した画像情報を画像データ記憶部140に記憶させてもよい。
なお、撮像部11が撮像する画像は、静止画だけでなく動画であってもよい。
【0023】
表示部12は、通信部10、若しくは撮像部11から入力された画像、又は、画像データ記憶部140から読み出した画像を表示する。また、表示部12は、特徴点抽出部142で抽出した特徴点や発行パターン制御部144から入力された情報を表示する。
操作部13は、携帯電話装置1のユーザによる情報の入力を受け付ける。操作部13は、受け付けた情報を、発光パターン生成部143に出力する。
【0024】
画像データ記憶部140は、画像を記憶する。なお、画像データ記憶部140には、携帯電話の製造時に、製造装置によって予め定められた画像を記憶させてもよいし、ソフトウェア等を用いてユーザが作成した画像を記憶させてもよい。また、画像データ記憶部140は、図示しないフラッシュメモリ等のメモリーカードの入力部から携帯電話装置1に入力されたメモリーカードが記憶する画像を記憶させてもよい。
【0025】
画像入力部141は、画像データ記憶部140から画像を読み込む。例えば、画像入力部141は、撮像部11が生成して画像データ記憶部140に記憶させた画像を読み込む。つまり、画像入力部141は、撮像部11が生成した画像の入力を受け付ける。
画像入力部141は、読み込んだ画像を特徴点抽出部142に出力する。
【0026】
特徴点抽出部142は、画像入力部141から入力された画像の特徴点を抽出する。ここで、特徴点とは、例えば、画像中の物体の輪郭、色情報(例えば、色相、彩度、輝度(又は明度))、配置、光源、であり、画像が動画の場合は、さらに、この特徴点の変化、例えば、色情報の変化である。
本実施形態では、特徴点が物体の輪郭、又は、色情報の変化である場合について説明する。なお、物体の輪郭、及び、色情報の変化の抽出方法の詳細については、後述する(図4、図5、図6)。
特徴点抽出部142は、抽出した特徴点を表わす画像を生成し、生成した特徴点を表わす画像を表示部12に表示させる。また、特徴点抽出部142は、発光パターン生成部143に出力する。
【0027】
発光パターン生成部143は、特徴点抽出部142から入力された特徴点を表わす画像を、発光部16の発光領域の数で表わされる解像度の画像に変換する。本実施形態では、発光部16の発光領域の数で表わされる解像度は、特徴点抽出部142から入力された特徴点を表わす画像の解像度より小さいものとする。
ここで、発光パターン生成部143は、特徴点抽出部142から入力された画像中の物体の輪郭を表す画素、色情報の変化がある画素に対応する変換後の画像中の画素を、それぞれ、物体の輪郭を表す画素、色情報の変化がある画素として、物体の輪郭、色情報の変化を表わす図形(特徴点を表わす図形)を生成する。
また、発光パターン生成部143は、後述するように、発行パターン制御部144の制御に基づき、特徴点を表わす図形を変更する。また、発光パターン生成部143は、後述するように、発行パターン制御部144の制御に基づき、発光部16の発光領域各々の発光パターンを生成する。
発光パターン生成部143は、生成した特徴点を表わす図形の画像を、発行パターン制御部144に出力する。
【0028】
発行パターン制御部144は、発光パターン生成部143から入力された特徴点を表わす図形の画像を、表示部12に表示させる。
発行パターン制御部144は、操作部13からの情報の入力を受付け、特徴点を表わす図形の再生成の有無、特徴点を表わす図形のうちイルミネーション表示をする表示部分の変更、イルミネーション表示する特徴点を表わす図形の大きさ及び配置の変更、を受け付ける。発行パターン制御部144は、受け付けた情報に基づき、発光パターン生成部143に、特徴点を表わす図形を変更させる制御を行う。なお、この発行パターン制御部144が行う表示部分の変更処理についての詳細は、後述する(図8(b)、(c))。
発行パターン制御部144は、発光パターン生成部143に変更させた特徴点を表わす図形の画像を、表示部12に表示させる。
【0029】
発行パターン制御部144は、操作部13からの情報の入力を受付け、発光パターン生成部143から入力された特徴点を表わす図形について、発光情報の設定を受け付ける。発光情報の設定は、例えば、輪郭や、輪郭で囲まれた内部又は外部について、発光の有無、発光する色情報、点滅の周期等の設定である。なお、発光パターン生成部143は、計時部15から入力された計時情報によって、点滅の周期の計時を行う。
発行パターン制御部144は、受付けた情報に基づき、発光情報の設定をした特徴点を表わす図形を、設定された発光情報で発光させて表示部12に表示させる。
【0030】
また、発行パターン制御部144は、操作部13から発光情報を決定するか否かの情報を受付ける。発行パターン制御部144は、発光情報を決定することを示す情報を受け付けた場合、特徴点を表わす図形を決定された発光情報で発光させるように、発光パターン生成部143に発光部16の発光領域各々の発光パターンを生成させる制御を行う。すなわち、発光パターン生成部143は、特徴点抽出部142が抽出した特徴点を表わす図形を発光部16に表示させるように、発光領域各々の発光パターンを生成する。
発行パターン制御部144は、発光パターン生成部143に生成させた発光パターンを発光パターン記憶部145に記憶させる。
【0031】
なお、発行パターン制御部144は、発光パターン記憶部145に記憶させた複数の発光パターンから、2つの前記発光パターンを表示部12に表示させ、操作部13の操作に基づいて携帯電話装置1のユーザに選択させて、該選択させた少なくとも2つの発光パターンを、時間順に組み合わせて発光パターンを発光パターン生成部143に生成させる制御を行ってもよい。すなわち、発光パターン生成部143は、生成した複数の発光パターンから選択された少なくとも2つの発光パターンを、時間順に組み合わせて発光パターンを生成する。
【0032】
発行パターン制御部144は、は、通信部10から着信情報が入力されると、発光パターン記憶部145が記憶する情報の発光パターンで、発光部16のLEDを点灯、消灯させる制御をする。これにより、発光部16には、特徴点を表わす図形がイルミネーション表示される。すなわち、発行パターン制御部144は、発光パターン生成部143が生成した発光パターンで発光領域各々を発光させ、発光部16に特徴点抽出部142が抽出した特徴点を表わす図形を表示させる。
なお、発行パターン制御部144は、発光パターンが時間的変化をする発光パターンである場合、例えば、LEDを点滅させる場合、計時部15から入力された計時情報によって、点滅の周期の計時を行う。
【0033】
計時部15は計時を行い、この計時情報を発行パターン制御部144に出力する。
発光部16は発行パターン制御部144の制御に従い、LEDを点灯、消灯させる。
【0034】
<特徴点の抽出方法について>
以下、物体の輪郭、及び、色情報の変化の抽出方法について、図4〜図8を用いて説明をする。まず、物体の輪郭の抽出方法について、図4を用いて説明をする。
【0035】
図4は、本実施形態に係る特徴点を表す画像の一例を示す図である。図4は、携帯電話装置1の表示部12に表示された画像を示す。図4(a)は、表示部12に表示された画像が、画像入力部141が受け付けた画像A1であることを示し、図4(b)は、表示部12に表示された画像が、特徴点抽出部142が図4(a)の画像A1から抽出した物体a1の輪郭を表わす画像(特徴点を表わす画像)A3であることを示す。
【0036】
特徴点抽出部142は、画像A1中の画素の色情報と、その画素に隣接する画素の色情報を比較して、物体a1の輪郭a31を抽出する。すなわち、特徴点抽出部142は、画像A1中の色情報の位置的変化に基づき、画像A1中の物体a1の輪郭を特徴点として抽出する。
例えば、特徴点抽出部142は、色情報の差分の差が大きい画素を輪郭として抽出する。ただし、本発明はこれに限らず、他の画像解析手段により輪郭を抽出してもよい。
【0037】
次に、色情報の変化の抽出方法について、図5〜図7を用いて説明をする。
図5は、本実施形態に係る動画の一例を示す図である。この図は、携帯電話装置1の表示部12に動画が表示されていることを示し、図5(a)、図5(b)、図5(c)の順に、時間が経過することを示す。
この図において、表示部12に表示された画像B11は、木b12に電飾b11、b13が施された画像である。また、この図において、表示部12に表示された画像中のハッチングされた部分は、発光していることを示す。また、この図において、電飾b13、b14は、赤色の色相で発光することを示す。
【0038】
図5(a)は、電飾b11が消灯、電飾b13が点灯、電飾b14が消灯していることを示す。次に、図5(b)は、電飾b11が点灯、電飾b13は消灯、電飾b14が点灯していることを示す。次に、図5(c)は、電飾b11が点灯、電飾b13が点灯、電飾b14が消灯していることを示す。また、図5は、表示部12に表示された画像中のその他の物体、例えば、木b12は色情報に変化がないことを示す。
【0039】
図6は、本実施形態に係る動画の特徴点を表す画像の一例を示す図である。図6は、携帯電話装置1の表示部12に動画が表示されていることを示し、図6(a)、図6(b)、図6(c)の順に、時間が経過することを示す。
また、この図は、表示部12に表示された画像が、図5の動画から色情報に変化があった画素のみ、色情報を抽出した画像であることを示す。すなわち、特徴点抽出部142は、動画B11〜B13中の色情報の時間的変化を、特徴点として抽出する。また、この図において、画像B21〜B23は、それぞれ、図5の画像B11〜B13の特徴点を抽出した画像である。
【0040】
例えば、この図は、図5において、光の点滅によって色情報が変化した電飾b11、b13、b14をそれぞれ、図6の電飾b21、b23、b24として抽出したことを示し、また、図5において、色情報に変化がない物体、例えば、木b12の色情報は抽出されていないことを示す。例えば、画像B21、B23の電飾b23、及び画像B22の電飾b24の色情報のうち、色相は赤色と抽出される。
なお、特徴点抽出部142が変化の有無を比較する画像は、1/10秒単位の時間、例えば、0.2秒の経過前後の画像であるが、この時間は設定により変更できてもよい。
また、特徴点抽出部142は、色情報の変化があった光源のみを特徴点として抽出してもよい。この場合、特徴点抽出部142は、例えば、予め定めた輝度(又は明度)がある値以上に変化した画素を抽出する。
【0041】
図7は、本実施形態に係る動画の特徴点を表す図形の一例を示す図である。図7は、携帯電話装置1の表示部12に動画が表示されていることを示し、図7(a)、図7(b)、図7(c)の順に、時間が経過することを示す。
また、この図は、表示部12に表示された画像が、図6の画像の解像度を変換して生成した、色情報の変化を表わす図形の画像であることを示す。また、この図において、画像B31〜B33は、それぞれ、図6の画像B11〜B13の解像度を変換して生成した図形の画像である。
例えば、この図は、図6において、電飾b21、b23、b24は、それぞれ、図形b31、b33、b34に変換されたことを示す。このとき、図形b33、b34の色情報のうち、色相は、表示領域が発光可能な色相であって、それぞれ、画像B21、B23の電飾b23、画像B22のb24の色相である赤色に一番近い色相として表示される。

【0042】
また、図7(a)は、図形b31が消灯、図形b33が点灯していることを示す。次に、図7(b)は、図形b31が点灯、図形b34が点灯していることを示す。次に、図7(c)は、図形b31が点灯、図形b33が点灯していることを示す。
【0043】
<表示部分の変更処理について>
以下、表示部分の変更処理について、図8を用いて説明をする。
図8は、本実施形態に係る表示部分の変更処理を説明する説明図である。図8(a)〜(c)は、それぞれ、携帯電話装置1の表示部12に、画像が表示されていることを示す。
【0044】
図8(a)は、表示部12に表示された画像が、画像入力部141が受け付けた画像C1であることを示す。また、図8(b)は、表示部12に表示された画像が、画像C1の特徴点(物体の輪郭)を抽出し、抽出した画像から生成された特徴点を表わす図形の画像C2であることを示す。
また、図8(b)は、携帯電話装置1のユーザによる操作部13の操作により、画像C2の図形c2を囲むように、表示部分c21が選択されたことを示す。なお、本実施形態では、携帯電話装置1のユーザが操作部13により、表示部分c21が選択されているが、本発明はこれに限らず、例えば、表示部12をタッチパネルにして、表示部12に接触、又は、表示部12をなぞることで、表示部分c21を選択するようにしてもよい。
【0045】
また、図8(c)は、表示部12に表示された画像が、画像C2で選択された表示部分c21を拡大して表示された画像C3であることを示し、図形c3は図形c2を拡大した図形であることを示す。
発光パターン生成部143は、このように、生成した特徴点を表わす図形について、イルミネーション表示をする部分の選択を受付けて特徴点を表わす図形を変更する。
【0046】
<携帯電話装置1の動作について>
以下、携帯電話装置1の動作について説明をする。
図9は、本実施形態に係る携帯電話装置の動作を示すフロー図である。
【0047】
(ステップS101)携帯電話装置1は、記憶する画像を表示部12に表示し、携帯電話装置1のユーザによる操作部13の操作により画像を選択させる。携帯電話装置1は、選択させた画像を読み出す。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)携帯電話装置1は、ステップS101にて読み出した画像の特徴点を抽出する。その後、ステップS103に進む。
【0048】
(ステップS103)携帯電話装置1は、ステップS102にて抽出した特徴点を表わす図形を生成する。なお、携帯電話装置1は、初回に生成する特徴点を表わす図形については、抽出した特徴点を最も反映した図形とし、2回目以降の生成に生成する特徴点を表わす図形については、図形の一部を変更した図形を生成する。この特徴点を表わす図形の一部の変更は、例えば、輪郭や、輪郭で囲まれた内部又は外部について、発光の有無、発光する色情報、点滅の周期等の変更である。その後、ステップS104に進む。
【0049】
(ステップS104)携帯電話装置1は、ステップS103にて生成した特徴点を表わす図形の画像を、表示部12に表示する。その後、ステップS105に進む。
(ステップS105)携帯電話装置1は、携帯電話装置1のユーザによる操作部13の操作により、再度、特徴点を表わす図形を生成することを示す情報が入力されたか否かを判定する。
携帯電話装置1が、再度、特徴点を表わす図形を生成することを示す情報が入力されたと判定した場合、ステップS103に進む。
一方、携帯電話装置1が、再度、特徴点を表わす図形を生成することを示す情報が入力されたと判定した場合、ステップS106に進む。
【0050】
(ステップS106)携帯電話装置1は、携帯電話装置1のユーザによる操作部13の操作により、ステップS103で生成した特徴点を表わす図形のうちイルミネーション表示をする表示部分の変更、表示する図形の大きさ及び配置の変更をすることを示す情報が入力されたか否かを判定する。
携帯電話装置1が、表示部分の変更、表示する図形の大きさ及び配置の変更をすることを示す情報が入力されたと判定した場合、ステップS107に進む。
一方、携帯電話装置1が、表示部分の変更、表示する図形の大きさ及び配置の変更をすることを示す情報が入力されないと判定した場合、ステップS109に進む。
【0051】
(ステップS107)携帯電話装置1は、ステップS103にて生成した特徴点を表わす図形のうち、イルミネーション表示をする表示部分の変更(図9参照)を受付け、ステップS103にて生成した特徴点を表わす図形を、変更を受け付けた表示部分の図形に変更する。その後、ステップS107に進む。
【0052】
(ステップS108)携帯電話装置1は、ステップS107にて変更した特徴点を表わす図形の大きさ及び配置の変更を受付け、ステップS107にて変更した特徴点を表わす図形を、変更を受け付けた大きさ及び配置の図形に変更する。その後、ステップS109に進む。
【0053】
(ステップS109)携帯電話装置1は、ステップS108にて変更した特徴点を表わす図形、又は、ステップS103にて生成した特徴点を表わす図形の発光情報の設定を受け付ける。この発光情報の設定は、例えば、輪郭や、輪郭で囲まれた内部又は外部について、発光の有無、発光する色情報、点滅の周期等の設定である。その後、ステップS110に進む。
【0054】
(ステップS110)携帯電話装置1は、ステップS108にて変更した特徴点を表わす図形、又は、ステップS103にて生成した特徴点を表わす図形を、ステップS109にて受け付けた発光情報で発光させて表示する。その後、ステップS111に進む。
【0055】
(ステップS111)携帯電話装置1は、発光情報を決定するか否かの情報を受付ける。携帯電話1が発光情報を決定することを示す情報を受け付けた場合、ステップS112に進む。一方、携帯電話1が発光情報を決定しないことを示す情報を受け付けた場合、ステップS109に進む。
【0056】
(ステップS112)携帯電話装置1は、ステップS108にて変更した特徴点を表わす図形、又は、ステップS103にて生成した特徴点を表わす図形を、ステップS111にて決定された発光情報でイルミネーション表示させるように、発光領域各々の発光パターンを生成する。その後、ステップS113に進む。
【0057】
(ステップS113)携帯電話装置1は、着信があったか否かを判定する。携帯電話装置1が、着信があったと判定した場合、ステップS114に進む。一方、携帯電話装置1が、着信がなかったと判定した場合、ステップ113に進む。
(ステップS114)携帯電話装置1は、ステップS112で生成した発光パターンで発光領域を点灯、消滅させて、着信情報を報知する。
【0058】
<変形例>
上述した実施形態において、携帯電話1は、着信情報を報知した。しかし、本発明はこれに限らず、その他のイベントが発生した場合に、その情報を報知させてもよい。例えば、携帯電話1は、ユーザが設定した時刻を記憶するスケジュール管理機能や、ユーザが設定した時刻に音を発生させる目覚し機能を備え、設定した時刻になると、光領域を点灯、消滅させることにより、設定した時刻に到達したことを報知してもよい。
【0059】
この場合、携帯電話1は、ユーザが設定した時刻(以下、設定時刻という)を記憶し、設定時刻と現在時刻とが一致するか否かを判定する。判定の結果、設定時刻と現在時刻とが一致する場合、携帯電話1は、生成した発光パターンで発光領域を点灯、消滅させて、設定時刻に到達したことを報知する。
なお、この場合、スケジュールの内容や設定した時刻毎に発光パターンを変えてもよい。また、この発光パターンは、スケジュールの内容や設定した時刻毎に予めユーザが設定した発光パターンでもよいし、携帯電話1が、予めユーザから設定された複数の発光パターンからランダムに選択した発光パターンであってもよい。
以下、この変形例に係る動作について説明をする。
【0060】
図10は、本実施形態に係る携帯電話装置の別の動作を示すフロー図である。
本変形例に係るフロー図(図10)と、上述の実施形態に係るフロー図(図9)とを比較すると、ステップS200、及びステップS213が異なる。しかし、他の動作(ステップS101〜S112、ステップS114)は、同じであるので、図10のフロー図と図9のフロー図とが同じ動作については説明を省略する。
【0061】
(ステップS200)携帯電話装置1のユーザは、スケジュールの登録、目覚しの設定により、設定時刻を設定する。携帯電話装置1は、設定された設定時刻を記憶する。その後、ステップS101に進む。
(ステップS213)携帯電話装置1は、設定時刻と現在時刻が一致しているか否かを判定する。携帯電話装置1が、設定時刻と現在時刻が一致していると判定した場合、ステップS114に進む。一方、携帯電話装置1が、設定時刻と現在時刻が一致していないと判定した場合、ステップ113に進む。
【0062】
このように、本実施形態によれば、携帯電話装置1は、入力された画像の色情報に基づき、該画像の特徴点を抽出し、抽出した特徴点を発光部12に表示させるように、発光領域各々の発光パターンを生成して、生成した発光パターンで発光領域各々を発光させ、発光部12に抽出した特徴点を表わす図形を表示させることにより、着信等の情報を報知する。これにより、携帯電話装置1は、個性的なイルミネーション表示となる発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができる。
【0063】
また、本実施形態によれば、携帯電話装置1は、画像中の物体の輪郭を特徴点として抽出し、抽出した特徴点を表わす図形を表示させることにより、着信等の情報を報知する。これにより、携帯電話装置1は、携帯電話装置1のユーザ所望の輪郭を有する物体の画像を入力することで、該輪郭をイルミネーション表示する発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができる。
【0064】
また、本実施形態によれば、携帯電話装置1は、動画中の色情報の時間的変化を、特徴点として抽出し、抽出した特徴点を表わす図形を表示させることにより、着信等の情報を報知する。これにより、携帯電話装置1は、色情報が時間的変化をするイルミネーション表示の発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができる。
【0065】
また、本実施形態によれば、携帯電話装置1は、予め生成した複数の発光パターンから選択された少なくとも2つの発光パターンを、時間順に組み合わせて発光パターンを生成する。これにより、携帯電話装置のユーザ所望のイルミネーション表示を時間順に組み合わせた発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができる
【0066】
また、本実施形態によれば、携帯電話装置1は、撮像した画像の入力を受付けて特徴点を抽出し、抽出した特徴点を表わす図形を表示させることにより、着信等の情報を報知する。これにより、携帯電話装置1は、撮像した画像により、個性的なイルミネーション表示となる発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができる。
【0067】
また、本実施形態によれば、携帯電話装置1について説明をしたが、本発明はこれに限らず、PHS(Personal Handy−phone System)や衛星電話、PDA(Personal Digital Assistant)やスマートフォン等の携帯通信装置であってもよい。また、携帯通信装置は、他の物と比較して人が携帯する時間が長く、その装置の持ち主のみならず他の者に目に触れる機会が多いものである。よって、携帯通信装置に、個性的なイルミネーション表示となる発光パターンを確実かつ迅速に作成して報知に用いることができれば、他の装置と比較して、個性的なイルミネーション表示を多くの者に見せることができる。
【0068】
また、上記実施形態において、携帯電話装置1が物体の輪郭、又は、色情報の変化を特徴点とする場合について、本発明はこれに限らず、複数の特徴点を組み合わせて、特徴点としてもよい。例えば、物体の輪郭及び色情報の変化を特徴点として、両特徴点を表わす図形を表示させることにより、着信等の情報を報知してもよい。
【0069】
また、上記実施形態において、携帯電話装置1が物体の輪郭、又は、色情報の変化を特徴点として抽出する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、光源を特徴点としてもよい。
例えば、携帯電話装置1は、輝度、彩度、又は光度が予め定めた値を超えた画素を光源とする。また、携帯電話装置1は、入力を受け付ける画像に、撮像時に波長計で測定した波長情報を付加しておき、波長情報に基づき光源を特定してもよい。例えば、蛍光灯は、253.7nm、また、3波長蛍光灯は、青色域が450nm、緑色域が540nm、赤色域が610nm、また、LEDは、青色が450nm、緑色が520nm、黄色が590nm、赤色が660nm、と波長が決まっているので、波長情報の波長のうち、この値に近い波長を発光する部分の色情報を、光源の色情報として抽出すればよい。また、波長を分析することにより、直接光か間接光であるかも判別してもよい。
【0070】
また、上記実施形態において、画像データ記憶部140、及び発光パターン記憶部145は、データを保持するものであり、磁気ハードディスク装置あるいは半導体メモリを用いて実現される。また、画像データ記憶部140、及び発光パターン記憶部145を、USB(Universal Serial Bus:ユニバーサル・シリアル・バス)メモリや、メモリーカード等、携帯電話装置1から取り外し可能な記憶媒体で実現してもよい。このように、画像データ記憶部140、及び発光パターン記憶部145は、制御部14の外部の記憶装置、記憶媒体であってもよいし、また、携帯電話装置1の外部にあって、接続により読み込み可能な記憶装置、記憶媒体であってもよい。
【0071】
なお、上述した実施形態における携帯電話装置1の一部、例えば、画像入力部141、特徴点抽出部142、発光パターン生成部143、及び発行パターン制御部144をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、携帯電話装置1に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0072】
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】この発明の実施形態に係る携帯電話装置の外観を示す概略的外観図である。
【図2】本実施形態に係る携帯電話装置の外観を示す別の概略的外観図である。
【図3】本実施形態に係る携帯電話装置の構成を示す概略的ブロック図である。
【図4】本実施形態に係る特徴点を表す画像の一例を示す図である。
【図5】本実施形態に係る動画の一例を示す図である。
【図6】本実施形態に係る動画の特徴点を表す画像の一例を示す図である。
【図7】本実施形態に係る動画の特徴点を表す図形の一例を示す図である。
【図8】本実施形態に係る表示部分の変更処理を説明する説明図である。
【図9】本実施形態に係る携帯電話装置の動作を示すフロー図である。
【図10】本実施形態に係る携帯電話装置の別の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0074】
1・・・携帯電話装置、10・・・通信部、11・・・撮像部、12・・・表示部、13・・・操作部、14・・・制御部
140・・・画像データ記憶部、141・・・画像入力部、142・・・特徴点抽出部、143・・・発光パターン生成部、144・・・発行パターン制御部、145・・・発光パターン記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を点灯、消灯する複数の発光領域を有する発光部を備える携帯通信装置において、
画像の入力を受け付ける画像入力部と、
前記画像入力部が受け付けた画像の色情報に基づき、該画像の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
前記特徴点抽出部が抽出した特徴点を表わす図形を前記発光部に表示させるように、前記発光領域各々の発光パターンを生成する発光パターン生成部と、
前記発光領域各々を、前記発光パターン生成部が生成した発光パターンで発光させて前記特徴点を表わす図形を表示させる発光パターン制御部と、
を備えることを特徴とする携帯通信装置。
【請求項2】
前記特徴点抽出部は、前記画像中の色情報の位置的変化に基づき、該画像中の物体の輪郭を前記特徴点として抽出すること
を特徴とする請求項1に記載の携帯通信装置。
【請求項3】
前記画像は、時間的変化をする動画であり、
前記特徴点抽出部は、前記動画中の色情報の時間的変化を、前記特徴点として抽出すること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯通信装置。
【請求項4】
前記発光パターン生成部は、生成した複数の前記発光パターンから選択された少なくとも2つの前記発光パターンを、時間順に組み合わせて前記発光パターンを生成すること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1の項に記載の携帯通信装置。
【請求項5】
撮像した画像を生成する撮像部を備え、
前記画像入力部は、前記撮像部が生成した画像の入力を受け付けること
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1の項に記載の携帯通信装置。
【請求項6】
前記画像入力部は、通信にて得た画像の入力を受け付けること
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1の項に記載の携帯通信装置。
【請求項7】
光を点灯、消灯する複数の発光領域からなる発光部を備える携帯通信装置における表示制御方法おいて、
前記携帯通信装置が、画像の入力を受け付ける第1の過程と、
前記第1の過程にて受け付けた画像の色情報に基づき、該画像の特徴点を抽出する第2の過程と、
前記携帯通信装置が、前記第2の過程にて抽出した特徴点を表わす図形を前記発光部に表示させるように、前記発光領域各々の発光パターンを生成する第3の過程と、
前記携帯通信装置が、前記発光領域各々を、前記第3の過程にて生成した発光パターンで発光させて前記特徴点を表わす図形を表示させる第4の過程と、
を有することを特徴とする表示制御方法。
【請求項8】
光を点灯、消灯する複数の発光領域からなる発光部を備える携帯通信装置のコンピュータに、
画像の入力を受け付ける画像入力手段、
前記画像入力手段にて受け付けた画像の色情報に基づき、該画像の特徴点を抽出する特徴点抽出手段、
前記特徴点抽出手段にて抽出した特徴点を表わす図形を前記発光部に表示させるように、前記発光領域各々の発光パターンを生成する発光パターン生成手段、
前記発光領域各々を、前記発光パターン生成手段にて生成した発光パターンで発光させて前記特徴点を表わす図形を表示させる発光パターン制御手段、
として機能させる表示制御プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−102097(P2010−102097A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−273146(P2008−273146)
【出願日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】