説明

携帯電話機

【課題】 基地局間の距離に依存することなく自機の移動を検出しその動作制御を行うことができる携帯電話機を提供する。
【解決手段】本携帯電話機は、基地局と電波で信号の送受信を行う無線部A160,B190と、無線部で受信した受信信号と基地局が送信する対応する既知の送信信号の位相差を算出する位相差算出部161,191と、算出した位相差に基づいて携帯電話機の動作を制御する制御部170とを備える。ここで受信信号は基地局から送信されるパイロット信号とすることができる。携帯電話機の動作制御は、例えば着信音の発生を抑止するマナーモード、電波の送信を抑止する電波抑止モード、着信時に自動的に応答する自動応答モード、または電源を遮断する電源遮断モードに対するものとすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯電話機に係り、特に電車、バス、飛行機などの移動体中での使用においてその動作が制御される携帯電話機に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機は、電波の届く範囲であればいつでもどこでも通話(または通信)を行うことができると言う利点を持つが、例えば電車など公共の場所においての着信音は他者の迷惑となる。また、携帯電話機の送信する電波は公共の場に設置されている機器や航空機などの電子機器に異常動作を引き起こす可能性が指摘されている。
【0003】
このように他者の迷惑となる行為や機器の異常動作を防止するため、携帯電話機にはマナーモードなど複数の動作モードがある。しかし、これらの携帯電話機の動作制御は利用者のモラルによって操作されるため忘れられることや無視されることがある。
【0004】
このような問題に関連して、例えば特許文献1には、ユーザが電車に乗る際に自動マナーモードを有効にしておくことにより、電車の走行中は自動的にマナーモードが設定され、下車後は自動的にマナーモードが解除されるようにした携帯電話機に関する技術が開示されている。
【特許文献1】特開2003−61153号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術は、携帯電話機が移動した際の、基地局が切り替わる時間間隔によって電車等の交通機関を利用していると判断する。この場合、移動が同じ基地局を利用する範囲内にあるときは、これを移動していると判定することはできない。特に、人口過疎部においては基地局間が離れているため、基地局の切り替わりは発生し難く、上記技術では携帯電話機が移動しているかどうかの判定は困難となる。
【0006】
したがって本発明の目的は、基地局間の距離に依存することなく自機の移動を検出しその動作制御を行うことができる携帯電話機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的は、基地局と電波で信号の送受信を行う無線部と、前記無線部で受信した受信信号と前記受信信号に対応する前記基地局が送信する既知の送信信号の位相差を算出する位相差算出部と、前記算出した位相差に基づいて携帯電話機の動作を制御する制御部とを備えた携帯電話機により達成される。
【0008】
ここで、前記無線部が複数設けられ、前記各無線部が異なる基地局と電波で信号の送受信を行い、それにより算出した複数の前記位相差に基づいて前記制御部が携帯電話機の動作を制御することもできる。また、前記携帯電話機の動作制御は、着信音の発生を抑止するマナーモード、電波の送信を抑止する電波抑止モード、着信時に自動的に応答する自動応答モード、または電源を遮断する電源遮断モードに対するものとすることができる。さらに、前記受信信号は、基地局から送信されるパイロット信号とすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、基地局間の距離に依存せず自機の移動を検出しその動作制御を行うことができる携帯電話機を得ることができる。すなわち、利用者が携帯電話機を携帯し、移動体、例えば電車などの交通機関に乗って同じ基地局内を移動している場合でも、携帯電話機のモードを自動的に所定モードに切り替えることができる。これにより利用者の意思やモラルに依存することなく、公共でのマナーを徹底することができる。また、電波の送信による電子機器の異常動作を抑止することができる。さらに携帯電話機が自律的にモードを切り替えるため、電車などの交通機関には携帯電話機の動作を制御するための外部端末を設ける必要がなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明は、移動している携帯電話機において、携帯電話機の基本周波数と基地局が送信している電波周波数の位相差が発生することを利用して基地局の電波受信状況を把握し、基地局間の距離に依存せず、携帯電話機の動作を制御するものである。
以下、図面にそって本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る携帯電話機の移動時の態様の一例を示す図である。本例では、図示のように携帯電話機100を保持した者が電車200に乗って移動している様子を示す。携帯電話機100は基地局A300および基地局B400と通信することができる。本発明では、携帯電話機100が受信した受信信号とこの受信信号に対応する基地局が送信する既知の送信信号の位相差を算出し、この算出した位相差に基づいて携帯電話機の動作を制御する。
【0012】
この動作制御は、例えば携帯電話機の動作モードを自動的に切り替えるものである。具体的には、例えば着信音の発生を抑止するマナーモードに対するものであるが、これに限定されることなく、例えば電波の送信を抑止する電波抑止モード、着信時に自動的に応答する自動応答モード、または電源を遮断する電源遮断モードに対するものでもよい。また、携帯電話機100は基地局A300および基地局B400と通信することで、各受信信号と各基地局からの既知の送信信号の複数の位相差に基づいて携帯電話機の動作を制御することで、動作制御の精度を上げることができる。この受信信号は、例えば基地局から送信されるパイロット信号とすることができる。以下、この場合について説明する。
【0013】
図2(a)は、基地局からの送信パイロット信号と携帯電話機での受信パイロット信号の位相差の発生の一例を説明するための図、(b)は基地局と携帯電話機の移動方向との関係の一例を示す図である。図2(a)に示すように、基地局A300において送信パイロット信号I相、Q相でキャリア周波数(例えば800MHz、2GHz等)を変調して電波を無線伝送路に送出する。携帯電話機100では、無線伝送路を介して基地局A300からの電波を受信して復調し、フィルタを介して受信パイロット信号I相、Q相を検出する。携帯電話機100が移動していると、この受信パイロット信号は送信パイロット信号との間に位相差(位相回転)を生ずる。これは携帯電話機の移動によるドップラー周波数の変動による。いま、電波で送受信される信号についてI軸を実数、Q軸を虚数とする平面での回転を考える。図2(a)に示すように、基地局A300での送信パイロット信号の位相回転量(角度の絶対値)をθとすると、携帯電話機100での受信パイロット信号の位相回転量は時間の経過とともにθ、θ、θ・・・と変化していく。この位相回転量の変動がある閾値よりも大きいかどうかにより携帯電話機が移動しているかどうかを判定することができる。この判定方法については後で詳述する。
【0014】
本発明は、このような方法で携帯電話機の移動を検出するので、基地局間の距離に依存せず、携帯電話機の動作を制御することができる。すなわち、図2(b)に示すように、携帯電話機100の移動が同じ基地局Aのカバーする範囲内に限られる場合でも、また基地局Aのカバーする範囲と隣接する基地局B〜Gのカバーする範囲との境界線(図の破線部)を横切る場合でも、その移動を良好に判定することができる。
【0015】
図3は、本発明に係る携帯電話機の一実施例を示すブロック構成図である。図示のように、携帯電話機100は、CPU110、表示部120、操作部130、タイマー140、メモリ150、無線部A160、位相差算出部A161、マナーモード制御部170、着信音コントローラ部180、スピーカ181、無線部B190、位相差算出部B191を備える。
【0016】
CPU110は、表示部120、操作部130、タイマー140、メモリ150、無線部A160、位相差算出部A161、マナーモード制御部170、着信音コントローラ部180、無線部B190、位相差算出部B191と接続され、これらを携帯電話機として動作するように制御する携帯電話機100の主要部である。
【0017】
表示部120は、利用者に対して情報表示を行うための部位であり、LCDドライバ、LCD表示デバイス等で構成される。
操作部130は、利用者が携帯電話機100に対して操作情報を入力するための部位であり、キーボードやカーソル等で構成される。
タイマー140は携帯電話に時刻を供給する部位である。
【0018】
メモリ150は内部にCPU110が使用するデータベース151を記憶する部位である。データベース151の内容については後述する。
無線部A160、無線部B190は電波の送受信により基地局と通信を行うための部位であり、アンテナ、送受信信号を変調、復調する手段等で構成される。無線部A160、無線部B190は携帯電話機100が電波抑止モードにあるとき、電波の送信および/または受信を抑止する制御ができる。
【0019】
位相差算出部A161、位相差算出部B191は、無線部で受信した受信信号と基地局が送信する受信信号に対応する既知の送信信号の位相差を算出する部位である。位相差の算出方法については後述する。
【0020】
マナーモード制御部170は携帯電話機のマナーモードの設定、解除あるいは設定継続の判定を処理する部位であり、判定基準設定部171、位相回転量検出部172およびマナーモード判定部173を備える。マナーモード判定部173は位相回転量検出部172にて検出されたデータと、判定基準設定部171に設定されたデジタルデータを比較し、マナーモードに設定するか解除するかあるいは設定を継続するかを判定することができる。判定基準設定部171に設定する値の作成方法、位相回転量検出部172における検出方法、およびマナーモード判定部173における判定方法については後述する。
【0021】
着信音コントローラ部180は着信音の発生を制御する部位であり、携帯電話機100が通常モード時はスピーカ181を介して着信音を発生させるが、マナーモード時は着信音を発生しないように制御ができる。
【0022】
このように構成することで、携帯電話機100は、例えば、着信を着信音で利用者に通知する通常モードと、着信があっても着信音を発生しないマナーモードと、送受信のための電波を発しない電波抑止モードを持つことができ、CPU110が無線部A160、無線部B190、着信音コントロ−ラ部180等を制御することにより、携帯電話機の移動状況により、通常モードと、マナーモードと、電波抑止モードとを自動的に切り替えることが可能となる。
【0023】
図4は、本発明に係る携帯電話機のメモリ内に格納されたデータベースの一例を示す図である。本例では図示のような位相差データ形式を有する。位相差データP100は、各時刻における無線部で検出した位相差区分けである。
時刻P101は、検出時刻tを示し、t(n+1)、t(n+2)・・・t(n+M)の各時刻で検出が行われる。各時刻は例えばミリ秒単位の間隔とすることができる。
【0024】
受信パイロット信号I相P102は、無線部で受信した受信パイロット信号I相を示し、各検出時刻に対応してそれぞれt(n+1)i、t(n+2)i・・・t(n+M)iが格納されている。
受信パイロット信号Q相P103は、無線部で受信した受信パイロット信号Q相を示し、各検出時刻に対応してそれぞれt(n+1)q、t(n+2)q・・・t(n+M)qが格納されている。
【0025】
位相差I相P104は、基地局が送信している既知のパイロット信号の複素共役(Pi−jPq)を受信パイロット信号I相に乗算して位相差I相を算出したものを示し、各検出時刻に対応してそれぞれa(n+1)i、a(n+2)i・・・a(n+M)iが格納されている。
位相差Q相P105は基地局が送信している既知のパイロット信号の複素共役(Pi−jPq)を受信パイロット信号Q相に乗算し、位相差Q相を算出したものを示し、各検出時刻に対応してそれぞれa(n+1)q、a(n+2)q・・・a(n+M)qが格納されている。
【0026】
位相変化量I相P106は、位相差I相P104からM時間のそれぞれの位相変化量を算出したものを示し、各検出時刻に対応してそれぞれb(n+2)i・・・b(n+M)iが格納されている。
位相変化量Q相P107は、位相差Q相P105からM時間のそれぞれの位相変化量を算出したものを示し、各検出時刻に対応してそれぞれb(n+2)q・・・b(n+M)qが格納されている。
【0027】
図5は、本発明に係るマナーモード判定のための判定基準設定部に設定する値の作成方法の一例を示すフロー図である。図において、利用者携帯電話機100の判定基準設定部に設定する値を作成する処理R100は次のようにして行われる。
まず、利用者携帯電話機のCPU110は、処理R110において、時刻t(n+1)〜t(n+M)における受信パイロット信号I相P102、Q相P103を無線部A160より取得し、データベース151に格納する。
【0028】
CPU110は、処理R120において、位相差算出部A161にて、受信パイロット信号I相P102、受信パイロット信号Q相P103に基地局が送信している既知のパケット信号の複素共役(Pi−jPq)を図示のように乗算し、位相差I相P104,位相差Q相P105を算出し、データベースに格納する。
【0029】
CPU110は、処理R130において、位相回転量検出部172にて、位相差I相P104、位相差Q相P105のデータベースから各時刻の位相変化量I相P106、位相変化量Q相P107の位相変化量を図示のようにして算出し、さらに各時刻における位相回転量C(x)(角度の絶対値)を図示のようにして算出する。
【0030】
CPU110は、処理R140において、各時刻における位相回転量の合計Rを算出する。それが、交通機関(例えば電車、自動車)で移動した際の結果であれば、これをパラメータ1(para1)として判定基準設定部171に格納する。それが、静止時もしくは徒歩等、低速移動時の結果であれば、これをパラメータ2(para2)として判定基準設定部171に格納する。これらのパラメータ1,2は後述の処理で利用される。
【0031】
この処理は複数回おこなって、その平均値によってパラメータを決定することが望ましい。また、以上の処理は、無線部B190、位相差算出部B191を用いて同様に行うことができる。この処理は携帯電話機メーカが予め販売前におこなう処理であって、利用者が意識する必要はない。
【0032】
図6は、本発明に係る携帯電話機のモード切り替え処理動作の一例を示すフロー図である。利用者携帯電話機100は、次のようにしてモードを自動的に切り替えることができる。
まず、携帯電話機100のCPU110は、処理S110において、時刻t(n+1)〜t(n+M)における受信パイロット信号のI相、Q相を無線部A160より取得し、データベース151に格納する。
【0033】
CPU110は、処理S120において、位相差算出部A161にて、受信パイロット信号I相P102、受信パイロット信号Q相P103に基地局が送信している既知のパケット信号の複素共役(Pi−jPq)を図示のように乗算し、位相差I相P104,位相差Q相P105を算出し、データベースに格納する。
【0034】
CPU110は、処理S130において、位相回転量検出部172にて、位相差I相P104、位相差Q相P105のデータベースから現在の時刻の位相変化量I相P106、位相変化量Q相P107の位相変化量を図示のようにして算出し、さらに各時刻における位相回転量C(x)(角度の絶対値)を図示のようにして算出する。
【0035】
CPU110は、処理S140において、各時刻における位相回転量の合計Rが判定基準設定部171に格納されているパラメータ1(para1)と比較して大きいかどうかを判定し、大きければS150の処理においてマナーモード設定を実施する。
【0036】
上述のように位相回転量は、携帯電話機の移動によるドップラー周波数によって変動する。この変動量が大きいときに移動中と判定する。パラメータ1は、交通機関等に乗って移動中であるか否かを判定するための閾値で、各時刻から現在までの位相回転量の合計が、電車等の交通機関によって移動した場合の大きさとなる値とする。なお、微量の位相回転は常時発生しているが、各時刻の位相回転量を合計することによって平滑化され、瞬時の位相回転量による誤判定を避けることができる。
【0037】
また、位相回転量の合計Rがパラメータ1(para1)と比較して小さい場合、CPU110は、処理S160において、位相回転量の合計Rが判定基準設定部171に格納されている交通機関のパラメータ2(para2)と比較し小さければS170の処理においてマナーモード解除を実施する。
【0038】
位相回転量は、携帯電話機が静止状態あるいは徒歩による移動の場合、変動量は小さい。パラメータ2は、静止時あるいは徒歩による変動量であるか否かを判定するための閾値で、各時刻から現在までの位相回転量の合計が、電車等の交通機関によって移動していないと判定できる値とする。なお、微量の位相回転は常時発生しているが、各時刻の位相回転量を合計することによって平滑化され、瞬時の位相回転量による誤判定を避けることができる。
【0039】
また、位相回転量の合計Rがパラメータ2(para2)と比較して大きければ、CPU110は、処理S171において、マナーモード継続を実施する。すなわち、パラメータ1,2の値を異ならせて動作モードの切り替えにヒステリシスを与える。マナーモード設定時に位相回転量の合計Rがパラメータ1よりも小さくなってもマナーモードを継続し直ぐにはマナーモードを解除せず、パラメータ2よりも小さくなって初めてマナーモード解除を実施する。また、位相回転量の合計Rがパラメータ2よりも小さくなっても、一定時間(例えば電車停車時間の30秒〜1分)はマナーモードを継続するようにすることもできる。以上の処理は、無線部B190、位相差算出部B191を用いて同様に行うことができる。
【0040】
このようにして本発明に係る携帯電話機は、イベントに対応した適切な動作モードに自動的に切り替えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明に係る携帯電話機の移動時の態様の一例を示す図である。
【図2】(a)は基地局からの送信パイロット信号と携帯電話機での受信パイロット信号の位相差の発生の一例を説明するための図、(b)は基地局と携帯電話機の移動方向との関係の一例を示す図である。
【図3】本発明に係る携帯電話機の一実施例を示すブロック構成図である。
【図4】本発明に係る携帯電話機のメモリ内に格納されたデータベースの一例を示す図である。
【図5】本発明に係るマナーモード判定のための判定基準設定部に設定する値の作成方法の一例を示すフロー図である。
【図6】本発明に係る携帯電話機のモード切り替え処理動作の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0042】
100 利用者携帯電話機
110 CPU
120 表示部
130 操作部
140 タイマー
150 メモリ
151 データベース
160 無線部A
161 位相差算出部A
170 マナーモード制御部
171 判定基準設定部
172 位相回転量検出部
173 マナーモード判定部
180 着信音コントローラ部
181 スピーカ
190 無線部B
191 位相差算出部B
200 電車
300 基地局A
400 基地局B

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局と電波で信号の送受信を行う無線部と、前記無線部で受信した受信信号と前記受信信号に対応する前記基地局が送信する既知の送信信号の位相差を算出する位相差算出部と、前記算出した位相差に基づいて携帯電話機の動作を制御する制御部とを備えたことを特徴とする携帯電話機。
【請求項2】
前記無線部が複数設けられ、前記各無線部が異なる基地局と電波で信号の送受信を行い、それにより算出した複数の前記位相差に基づいて前記制御部が携帯電話機の動作を制御することを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
【請求項3】
前記携帯電話機の動作制御が、着信音の発生を抑止するマナーモード、電波の送信を抑止する電波抑止モード、着信時に自動的に応答する自動応答モード、または電源を遮断する電源遮断モードに対するものであることを特徴とする請求項1または2記載の携帯電話機。
【請求項4】
前記受信信号が、基地局から送信されるパイロット信号であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の携帯電話機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−187545(P2008−187545A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−20158(P2007−20158)
【出願日】平成19年1月30日(2007.1.30)
【出願人】(000233295)日立情報通信エンジニアリング株式会社 (195)
【Fターム(参考)】