説明

携帯電話端末

【課題】 通話が保留状態のときを利用して通話相手の携帯電話端末に広告情報を配信して、通話保留中の時間帯を有効に利用できるような携帯電話端末を提供する。
【解決手段】 広告配信サーバ1から、公衆網3、MSC2及びRNC4を通して各基地局(A基地局5a、B基地局5b、C基地局5c)へ個別内容の広告情報を配信する。従って、A基地局5aのAエリア6aに存在するA携帯電話端末7aはA基地局5aからA広告情報を受信して自己の広告情報保存領域に保存する。A携帯電話端末7aとB携帯電話端末7bが通話中においてA携帯電話端末7aが通話保留中になると、A携帯電話端末7aは自己の広告情報保存領域に保存されたA広告情報をB携帯電話端末7bに自動的に配信する。これによって、B携帯電話端末7bは、通話保留中における手持ち無沙汰を解消することができると共に、地域や生活時間帯にマッチした広告情報を受信することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種の通信サービス機能を備えた携帯電話端末に関し、特に、広告情報の配信サービスに対応する機能を備えた携帯電話端末に関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯電話端末の利用者(以下、単に利用者という)がWebブラウジングにより、関心のある広告情報を取得することは従来から行われている。また、利用者が通信(メールやWeb通信)を行うために携帯電話端末を操作している状態を検出し、この通信の機会を利用して広告を配信するサービスも提案されている。また、この通信の機会を利用して広告を配信し、次回の通信時に広告を表示するサービスも提案されている。さらに、広告主から広告料を徴収し、これを利用者に還元するサービスも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−47565号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の携帯電話端末の技術では、一つの広告情報の取得を前回のメールあるいはWeb通信時に行い、広告情報の取得と表示とをそれぞれ異なる通信タイミングで行っている。また、取得した広告情報の表示時間帯は、利用者がメールの送信を開始した時点からメール送信が完了するまでの時間帯、あるいは、利用者がWeb接続を開始した時点からWebデータが表示されるまでの時間帯となっている。
【0004】
ところが、携帯電話端末の通信速度が向上している現在においては、メールの送信を開始した時点からメール送信が完了するまでの時間帯、あるいは、利用者がWeb接続を開始した時点からWebデータが表示されるまでの時間帯の長さはかなり短いので、携帯電話端末への表示による広告効果は極めて少ない。また、従来の広告配信システムでは、サーバ用広告配信アプリケーション以外に携帯電話端末用の広告表示用プログラムを別途搭載しなければならないため極めて非効率的である。また、ユーザAの携帯電話端末とユーザBの携帯電話端末が通話している際に、ユーザAの携帯電話端末が通話を保留状態にした場合は、ユーザBの携帯電話端末はユーザAの携帯電話端末が保留状態であることを通知され続けるのみであるので、ユーザBは、その時間中は手持ち無沙汰な時間を過ごしていることになる。
【0005】
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、通話が保留状態のときを利用して通話相手の携帯電話端末に広告情報を配信することにより、通話保留中の時間帯を有効に利用できるような携帯電話端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明に係る携帯電話端末は、広告情報の配信サービスに対応する機能を備えた携帯電話端末であって、基地局が通話サービスを提供するエリアごと及び時間帯ごとにユニークな広告情報を保存する広告情報保存手段と、通話が保留状態のときに広告情報保存手段に保存された広告情報を通話相手の携帯電話端末に送信する広告情報送信手段とを備えた構成を採っている。このような構成によれば、通話が保留状態のときに通話相手の手持ち無沙汰を解消することができると共に、地域や生活時間帯にマッチした広告情報を配信することができる。
【0007】
また、本発明は、広告情報を自己のメモリに保存する保存手段と、保存された広告情報を携帯電話端末に配信する配信手段と、基地局ごと及び時間帯ごとに広告情報の内容を変更する変更手段とを備えた広告配信サーバを提供することもできる。
【0008】
さらに、本発明は、広告情報を保存するデータ領域を有する携帯電話端末に広告情報を配信する配信手段と配信する広告情報を保存するデータ領域とを有する広告配信サーバ、その広告配信サーバに対して広告情報を保存して配信する機能を持たせるアプリケーション、広告情報の内容を基地局ごとに別々に設定できる機能を有するアプリケーション、広告情報の内容を時間帯ごとに別々に設定できる機能を有するアプリケーション、及びデータ領域に保存された広告情報を通話の保留時に配信する機能を有するアプリケーションを備えた携帯電話端末を提供することもできる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、通信相手の携帯電話端末が保留通知を受けている時間を利用して、自己の携帯電話端末に保存されている広告情報を自動配信することができる。従って、携帯電話端末の利便性を損なうことなく有効かつ効率的に広告情報の配信を行うことができる。また、保留待ちとなる携帯電話端末のユーザの手持ち無沙汰を解消することもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
まず、本発明に係る携帯電話端末の概要について説明する。A携帯電話端末は、待機状態のときに広告配備サーバから広告情報を取得して自己の広告情報保存領域に保存しておく。そして、A携帯電話端末は、B携帯電話端末との通話中において保留状態にする際に、自己の広告情報保存領域に保存しておいた広告情報を通信相手のB携帯電話端末へ自動配信を開始する。つまり、通話中においてA携帯電話端末が保留状態のとき、B携帯電話端末が保留通知を受けている時間帯を利用して、A携帯電話端末に自動的に保存されている広告情報をB携帯電話端末へ配信する。このようにして、A携帯電話端末は保留状態が解除されるまで通信相手のB携帯電話端末へ広告情報の配信を続けることにより、通話の保留中における受話者の手持ち無沙汰を解消することができると共に、広告情報を効率的に配信することができる。
【0011】
次に、本発明に係る携帯電話端末の具体的な実施形態について説明する。図1は一般的な広告情報配信システムの構成図である。広告配信サーバ1と移動交換局(MSC:Mobile Services Center)2が公衆網3で接続され、さらに、MSC2から、基地局を統括する無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)4を通して各基地局(A基地局5a、B基地局5b、C基地局5c)に接続されている。そして、A基地局5aはAエリア6a内のA携帯電話端末7aに通信エリアを提供し、B基地局5bはBエリア6b内のB携帯電話端末7bに通信エリアを提供し、C基地局5cはCエリア6c内のC携帯電話端末7cに通信エリアを提供している。
【0012】
広告配信サーバ1は自己のサーバ内に保存されている広告情報を公衆網3、MSC2、及びRNC4を通してA基地局5a、B基地局5b、及びC基地局5cへ送信する。これによって、各基地局5a、5b、5cは無線電波によってそれぞれのエリア6a、6b、6c内の対応する携帯電話端末7a、7b、7cに広告情報を送信する。このとき、広告配信サーバ1は設定された時間帯に各携帯電話端末7a、7b、7cに向けて広告情報を送信する。各携帯電話端末7a、7b、7cは電源が入っていて通話やデータ通信を行っていない状態のときに(以降、この状態を待機状態という)広告情報を受信し、各携帯電話端末7a、7b、7c内の広告情報保存領域に広告情報を保存する。
【0013】
図2は、本発明における携帯電話端末の広告情報保存領域を示す概念図である。すなわち、携帯電話端末7が備える広告情報保存領域11には、音声のみ広告情報を保存する領域11aと動画つき広告情報を保存する領域11bが存在する。一方、広告配信サーバ1(図1)から配信される広告情報には音声のみ広告情報と動画つきの広告情報の2種類が存在するが、広告配信サーバ1は時間帯や通信エリアによって異なる種類の広告情報を配信することができる。従って、携帯電話端末7は、広告情報の種類によって広告情報保存領域11の領域11a又は領域11bに対して該当する広告情報を保存する。
【0014】
ここで、携帯電話端末の音声電話が保留中のときの広告情報の配信の流れについて説明するが、まず、音声のみ広告情報の配信について説明する。図3は、図2に示す携帯電話端末において音声電話が保留中のときに音声のみ広告情報を配信する流れを示す概念図である。図3に示すように、A携帯電話端末7aとB携帯電話端末7bが音声通話中である。このとき、A携帯電話端末7aは、マイクで集音した音声を音声データに変換した後にB携帯電話端末7bに対して送信する。B携帯電話端末7bは、音声データを受信した後にその音声データを変換してスピーカから音声を流す。B携帯電話端末7bがスピーカから流す音声はA携帯電話端末7aがマイクで集音した音声である。通常の携帯電話端末はこのような仕組みで通話を行っている。
【0015】
ここで、A携帯電話端末7aが通話保留中になると、A携帯電話端末7aは、マイクで集音した音声ではなく、広告情報保存領域11の領域11aより音声のみ広告情報を抽出して音声データに変換しB携帯電話端末7bへ送信する。すると、B携帯電話端末7bは、音声のみ広告情報の音声データを受信した後にその音声データを変換し、自己のスピーカから音声のみ広告情報の音声を流す。すなわち、A携帯電話端末7aが通話保留中の時間帯においては、B携帯電話端末7bは、A携帯電話端末7aから受信した音声のみ広告情報の音声を流す。
【0016】
次に、テレビ電話が保留中のときの動画つき広告情報の配信の流れについて説明する。図4は、図2に示す携帯電話端末において、テレビ電話が保留中のときに動画つき広告情報を配信する流れを示す概念図である。図4に示すように、A携帯電話端末7aとB携帯電話端末7bがテレビ電話中である。このとき、A携帯電話端末7aはマイクで集音した音声を音声データに変換し、さらに、カメラで写した映像を映像データに変換した後、B携帯電話端末7bに対して音声データと映像データを同時に送信する。
【0017】
B携帯電話端末7bは、音声データを受信した後にその音声データを変換してスピーカから音声を流す。さらに、B携帯電話端末7bは、映像データを受信した後にその映像データを変換して携帯電話端末の画面から映像を流す。通常の携帯電話端末はこのような仕組みによってテレビ電話を送受信している。
【0018】
ここで、A携帯電話端末7aが保留中になると、A携帯電話端末7aは、広告情報保存領域11の領域11bに保存されている動画つき広告情報を抽出して音声データと映像データに分割しB携帯電話端末7bへ送信する。すると、B携帯電話端末7bは、音声データを受信した後に変換してスピーカから音声を流し、さらに、映像データを受信した後に変換して画面から映像を流す。すなわち、A携帯電話端末7aが通話保留中の時間帯においては、B携帯電話端末7bは、A携帯電話端末7aから受信した動画つき広告情報を音声と映像によって流す。
【0019】
以上述べたような広告情報の配信を行う本実施形態の携帯電話端末は、次に示すような6つの機能を備えることによって実現される。すなわち、(1)携帯電話端末が広告情報を自動的に保存する機能、(2)携帯電話端末が保留状態のときに広告情報を通話相手の携帯電話端末に送信する機能、(3)広告配信サーバが広告情報を保存する機能、(4)広告配信サーバが広告情報を携帯電話端末に送信する機能、(5)広告配信サーバが基地局ごとに広告情報を変更できる機能、(6)広告配信サーバが時間帯によって広告情報を変更できる機能、の6つの機能を備えることによって本実施形態の携帯電話端末は実現される。
【0020】
次に、それぞれの機能について図1及び図2を参照しながら詳細に説明する。尚、ここでは、A基地局5aのAエリア6aに存在するA携帯電話端末7aを中心にして説明するが、他の基地局のエリアに存在する携帯電話端末を中心にした場合はその携帯電話端末及びエリアの符号に読み替えればよい。
【0021】
(1)携帯電話端末が広告情報を自動的に保存する機能
A携帯電話端末7aは、待機状態のときに広告配信サーバ1より送信された広告情報を受信し、A携帯電話端末7a内にあらかじめ設けられた広告情報保存領域11に自動的に広告情報を保存する。尚、広告情報には領域11aに保存される音声のみ広告情報と領域11bに保存される動画つき広告情報の2種類があり、広告配信サーバ1から新しい広告情報が送信されると古い広告情報を上書きして保存される。
【0022】
(2)携帯電話端末が保留状態のとき広告情報を通話相手の携帯電話端末に送信する機能
通話中にA携帯電話端末7aを保留状態にしたとき、通信相手のB携帯電話端末7bに対して保留状態である旨を通知した後に、A携帯電話端末7aからB携帯電話端末7bへ広告情報を送信する。このとき、音声通話時には音声のみ広告情報を送信し、テレビ電話時には動画つき広告情報を送信する。
【0023】
(3)広告配信サーバが広告情報を保存する機能
広告配信サーバ1は、配信する広告情報を保存する機能と広告情報を保存するデータ領域を持っている。もちろん、配信する広告情報には音声のみ広告情報と動画つき広告情報があり、これらはデータ領域が区別されて保存されている。
【0024】
(4)広告配信サーバが広告情報を携帯電話端末に送信する機能
広告配信サーバ1は、広告情報をA携帯電話端末7aに対して配信する機能を持っている。もちろん、B携帯電話端末7b、C携帯電話端末7cに対してもそれぞれの広告情報を配信することができる。
【0025】
(5)広告配信サーバが基地局ごとに広告情報を変更できる機能
広告配信サーバ1が配信する広告情報は基地局ごとに別々の情報を配信することが出来る。すなわち、図1で説明すると、広告配信サーバ1はA基地局5aに対してはA広告情報を送信し、Aエリア6aに存在するA携帯電話端末7aはA広告情報を受信する。また、広告配信サーバ1はB基地局5bに対してはB広告情報を送信し、Bエリア6bに存在するB携帯電話端末7bはB広告情報を受信する。同様にして、C携帯電話端末7cはC広告情報を受信する。このような機能を持つことによって地域に密着した広告情報の配信が可能となる。
【0026】
(6)広告配信サーバが時間帯によって広告情報を変更できる機能
広告配信サーバ1が配信する広告情報は時間帯によって別々の情報を配信可能であり、例えば、生活リズムにあわせた広告情報を配信することができる。
【0027】
次に、広告配信サーバが基地局ごとに広告情報を変更したり時間帯によって広告情報を変更したりする機能について、フローチャートを用いて具体的に説明する。図5は、時刻8時に広告情報を配信したときの広告情報の流れを示すフローチャートである。また、図6は、時刻16時に広告情報を配信したときの広告情報の流れを示すフローチャートである。
【0028】
まず、図5を用いて時刻8時に広告情報を配信したときの広告情報の流れを説明する。時刻8時にはA携帯電話端末7aがAエリア6a内に存在し、B携帯電話端末7bがBエリア6b内に存在する。このとき、広告配信サーバ1は時刻8時になったか否かを確認し(ステップS1)、時刻8時になったら(ステップS1、Yes)、Aエリア6a内のA携帯電話端末7aに対してA1広告情報を配信する(ステップS2)。
【0029】
すると、Aエリア6a内のA携帯電話端末7aは、データが受信可能な状態であるか否かを確認し(ステップS3)、データが受信可能な状態であれば(ステップS3、Yes)、A1広告情報を受信する(ステップS4)。
【0030】
さらに、広告配信サーバ1は、時刻8時になったらBエリア6b内のB携帯電話端末7bに対してB1広告情報を配信する(ステップS5)。すると、Bエリア6b内のB携帯電話端末7bは、データが受信可能な状態であるか否かを確認し(ステップS6)、データが受信可能な状態であれば(ステップS6、Yes)、B1広告情報を受信する(ステップS7)。
【0031】
次に、図6を用いて時刻16時に広告情報を配信したときの広告情報の流れを説明する。時刻16時になり、A携帯電話端末7aがBエリア6bに移動し、B携帯電話端末7bがAエリア6aに移動したとする。このとき、広告配信サーバ1は時刻16時になったか否かを確認し(ステップS11)、時刻16時になったら(ステップS11、Yes)、Aエリア6a内のB携帯電話端末7bに対してA2広告情報を配信する(ステップS12)。
【0032】
すると、Aエリア6a内のB携帯電話端末7bは、データが受信可能な状態であるか否かを確認し(ステップS13)、データが受信可能な状態であれば(ステップS13、Yes)、A2広告情報を受信する(ステップS14)。
【0033】
さらに、広告配信サーバ1は、時刻16時になったらBエリア6b内のA携帯電話端末7aに対してB2広告情報を配信する(ステップS15)。すると、Bエリア6b内のA携帯電話端末7aは、データが受信可能な状態であるか否かを確認し(ステップS16)、データが受信可能な状態であれば(ステップS16、Yes)、B2広告情報を受信する(ステップS17)。
【0034】
このようにして、広告配信サーバが、携帯電話端末の存在するエリアごとに異なる広告情報を配信したり、時間帯によって異なる広告情報を配信することによって、それぞれの地域に適した広告情報を提供したり、朝、昼、夜などの生活時間帯にマッチした広告情報を提供することができる。
【0035】
このような広告情報の配信は必ずしも通話相手にマッチした広告内容とは限らない。しかし、通信相手の手持ち無沙汰を解消することが一つの目的であるので、テレビコマーシャル(CM)のように、通信時間の合い間(つまり、通話保留中の時間帯)を利用して一般大衆向けに提供できる情報内容であればよい。
【0036】
また、携帯電話端末のユーザが、例えば『待ち受け時広告配信サービス』に加入して通信料金の割引などのサービスが受けられるようにすることもできる。つまり、企業が広告を出すためキャリアにお金を出し、キャリアがユーザに通信料金の割引サービスを提供するシステムなどを構築してもよい。
【0037】
また、A携帯電話端末が通話相手のB携帯電話端末に対して通話の保留状態を通知する仕組みは次のように構成されている。ユーザがA携帯電話端末の保留ボタンを押すと、通話中に送信していた音声データから、あらかじめA携帯電話端末の内部メモリに記録されている保留通知用の録音データ(つまり、広告情報保存領域に保存された広告情報)に切り替えられる。そして、通話の保留中においては切り替えられた録音データ(広告情報)が通話相手の携帯電話端末に連続して送信される。次に、ユーザがA携帯電話端末の保留解除ボタンを押すと、録音データ(広告情報)よりマイクから集音した音声データに切り替えられる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】一般的な広告情報配信システムの構成図である。
【図2】本発明における携帯電話端末の広告情報保存領域を示す概念図である。
【図3】図2に示す携帯電話端末において、音声電話が保留中のときに音声のみ広告情報を配信する流れを示す概念図である。
【図4】図2に示す携帯電話端末において、テレビ電話が保留中のときに動画つき広告情報を配信する流れを示す概念図である。
【図5】時刻8時に広告情報を配信したときの広告情報の流れを示すフローチャートである。
【図6】時刻16時に広告情報を配信したときの広告情報の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0039】
1 広告配信サーバ、2 MSC(移動交換局)、3 公衆網、4 RNC(無線ネットワーク制御装置)、5a A基地局、5b B基地局、5c C基地局、6a Aエリア、6b Bエリア、6c Cエリア、7 携帯電話端末、7a A携帯電話端末、7b B携帯電話端末、7c C携帯電話端末、11 広告情報保存領域、11a 領域、11b 領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告情報の配信サービスに対応する機能を備えた携帯電話端末であって、
基地局が通話サービスを提供するエリアごと及び時間帯ごとにユニークな広告情報を保存する広告情報保存手段と、
通話が保留状態のときに前記広告情報保存手段に保存された広告情報を通話相手の携帯電話端末に送信する広告情報送信手段と
を備えたことを特徴とする携帯電話端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−193274(P2008−193274A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−23669(P2007−23669)
【出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】