説明

撮像光学系及びそれを有する撮像装置

【課題】大口径でありながら比較的小型であり、球面収差や非点収差、像面湾曲、倍率色収差、コマ収差等を良好に補正した高性能の撮像光学系。
【解決手段】最も物体側に絞りを配置し、
物体側より順に、
正の屈折力を有する第1レンズと、
負の屈折力を有する第2レンズと、
正の屈折力を有する第3レンズと、
正の屈折力を有する第4レンズと、
負の屈折力を有する第5レンズと、を有し、
以下の条件式を満足することを特徴とする撮像光学系。
−1.49<(r6+r7)/(r6−r7)<1.24 (1)
ここで、
r6は第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径、
r7は第3レンズの像面側の面の近軸曲率半径、
である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像光学系及びそれを有する撮像装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話や携帯端末機、あるいはノートパソコン等の薄型化に伴い、撮像光学系の光軸方向の長さを極限まで薄型化したカメラモジュールが求められている。この要求に応えるために、非球面レンズ2〜4枚程度で構成された単焦点の撮像光学系が数多く提案されている。
【0003】
また、近年、撮像素子の技術進歩と市場のニーズの高まりから、高画素の撮像素子が使用され、撮像レンズには高解像度のレンズが求められている。しかしながら、従来のF3.2やF2.8程度のF値のレンズでは、回折の影響により十分な性能を得ることが困難になってきた。F値を2.8以下にして、結像性能を高めながら、光学全長の短縮化を図った撮像光学系として、例えば、以下の文献にレンズ枚数を5枚構成としたものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−294527号公報
【特許文献2】特開2010−48996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記文献に提案されている構成では、正負正負負タイプのパワー(屈折力)配置にすることで、軸上および倍率の色収差を良好に補正することができる。しかしながら、第4レンズが負レンズであることから、軸外光線の発散作用が強くなる。その結果、光軸に垂直な方向、すなわちレンズの径方向でのレンズの小型化が十分にできない。
また、F値を小さくすると、諸収差を良好に保つことができない。このため、従来の構成には、改善の余地がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、大口径でありながら比較的小型であり、球面収差や非点収差、像面湾曲、倍率色収差、コマ収差等を良好に補正した高性能の撮像光学系及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像光学系は、
最も物体側に絞りを配置し、
物体側より順に、
正の屈折力を有する第1レンズと、
負の屈折力を有する第2レンズと、
正の屈折力を有する第3レンズと、
正の屈折力を有する第4レンズと、
負の屈折力を有する第5レンズと、を有し、
以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
−1.49<(r6+r7)/(r6−r7)<1.24 (1)
ここで、
r6は第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径、
r7は第3レンズの像面側の面の近軸曲率半径、
である。
【0008】
また、本発明の好ましい態様によれば、第3レンズは両凸形状であることが望ましい。
【0009】
また、本発明の好ましい態様によれば、第4レンズは物体側に凹面を向けたメニスカス形状であることが望ましい。
【0010】
また、本発明の好ましい態様によれば、撮像光学系において以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.12<f1/f3<1.04 (2)
ここで、
f1は第1レンズの焦点距離、
f3は第3レンズの焦点距離、
である。
【0011】
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
−9.37<r9/d9<−0.88 (3)
ここで、
r9は第4レンズの像面側の面の近軸曲率半径、
d9は第4レンズと第5レンズとの光軸上の空気間隔、
である。
【0012】
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.31<f1/f<1.91 (4)
ここで、
f1は第1レンズの焦点距離、
fは撮像光学系全系の焦点距離、
である。
【0013】
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
1.51<φL5max/φst<7.37 (5)
ここで、
φL5maxは最も像面側のレンズの径、
φstは絞りの径、
である。
【0014】
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
1.00<φL5edmax/φst<5.55 (6)
ここで、
φL5edmaxは最も像面側のレンズの有効径、
φstは絞りの径、
である。
【0015】
また、本発明の好ましい態様によれば、第5レンズの物体側の面は凹形状であることが望ましい。
【0016】
また、本発明の好ましい態様によれば、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズは、樹脂により形成されていることが望ましい。
【0017】
また、本発明の撮像装置は、上述の撮像光学系と、撮像面を有する電子撮像素子を備えたことを特徴とする。
【0018】
また、本発明の好ましい態様によれば、撮像光学系に一体化されたオートフォーカス機構を備えることが望ましい。
【0019】
また、本発明の好ましい態様によれば、撮像光学系と電子撮像素子とを一体化したことが望ましい。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、大口径でありながら比較的小型であり、球面収差や非点収差、像面湾曲、倍率色収差、コマ収差等を良好に補正した高性能の撮像光学系及びそれを有する撮像装置を提供することという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図2】実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【図3】本発明の実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図4】実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【図5】本発明の実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図6】実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【図7】本発明の実施例4にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図8】実施例4にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【図9】本発明の実施例5にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図10】実施例5にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【図11】本発明の実施例6にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図12】実施例6にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【図13】本発明の実施例7にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図14】実施例7にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【図15】本発明の実施例8にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図16】実施例8にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【図17】本発明によるズーム光学系を組み込んだデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図である。
【図18】デジタルカメラ40の後方斜視図である。
【図19】デジタルカメラ40の光学構成を示す断面図である。
【図20】本発明の撮像光学系が対物光学系として内蔵された情報処理装置の一例であるパソコン300のカバーを開いた状態の前方斜視図である。
【図21】パソコン300の撮影光学系303の断面図である。
【図22】パソコン300の側面図である。
【図23】本発明の撮像光学系が撮影光学系として内蔵された情報処理装置の一例である携帯電話を示す図であり、(a)は携帯電話400の正面図、(b)は側面図、(c)は撮影光学系405の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
実施例の説明に先立ち、本実施形態の撮像光学系の作用効果について説明する。
【0023】
本実施形態の撮像光学系は、
最も物体側に絞りを配置し、
物体側より順に、
正の屈折力を有する第1レンズと、
負の屈折力を有する第2レンズと、
正の屈折力を有する第3レンズと、
正の屈折力を有する第4レンズと、
負の屈折力を有する第5レンズと、を有し、
以下の条件式を満足することを特徴とする。
【0024】
−1.49<(r6+r7)/(r6−r7)<1.24 (1)
ここで、
r6は第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径、
r7は第3レンズの像面側の面の近軸曲率半径、
である。
【0025】
最も物体側に絞りを配置し射出瞳を像面から離すことで、撮像素子周辺部に入射する光線の角度を小さくすることができる。そして、光学長の短縮化、撮像素子周辺部の感度低下を回避することが可能となる。
【0026】
また、主点の位置を光学系の物体側に位置させることで、焦点距離に対して全長を十分に小さくすることが可能となるので、全長短縮が実現できる。
【0027】
また、第4レンズを正とした5枚構成にすることで、軸外光束の発散を第4レンズで抑えることができる。これにより、光学系のテレセントリック性を確保しつつ最終レンズ径を小さくすることができる。
【0028】
条件式(1)は第3レンズの形状を規定する式である。
条件式(1)の上限値を上回ると、第3レンズの物体側の曲率半径は大きくなる一方で、像側の面の曲率半径が小さくなる。その結果、球面収差が増大し収差補正が困難になる。特に大口径にしようとすると球面収差の発生が顕著になるので、上記補正がより困難になる。
条件式(1)の下限値を下回ると、第3レンズの物体側の面の曲率半径は小さくなる。このようになると、第3レンズの物体側の面への光線入射角度は大きくなるので、コマ収差の補正が困難になる。
【0029】
さらに、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’)を満足すると良い。
−1.12<(r6+r7)/(r6−r7)<0.85 (1')
さらに、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1”)を満足するとなお良い。
−0.97<(r6+r7)/(r6−r7)<0.81 (1”)
【0030】
なお、後述する実施例では、絞りは第1レンズの像側の面よりも物体側、より具体的には、第1レンズの物体側の面と像側の面の間に位置している。このような絞りの位置も、「最も物体側に絞りを配置する」に含まれるものとする。
【0031】
また、本実施形態の撮像光学系では、第3レンズは両凸形状であることが望ましい。
大口径にすると球面収差の発生が顕著になるが、第3レンズを両凸形状にすることで、この球面収差の補正が有利になる(収差補正が良好に行える)。
【0032】
また、本実施形態の撮像光学系では、第4レンズは物体側に凹面を向けたメニスカス形状であることが望ましい。
第4レンズを物体側に凹面を向けたメニスカス形状にすることにより、レンズ面に入射する軸外光線の入射角度を小さくすることができる。その結果、コマ収差の発生を抑えることができる。
【0033】
また、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.12<f1/f3<1.04 (2)
ここで、
f1は第1レンズの焦点距離、
f3は第3レンズの焦点距離、
である。
【0034】
条件式(2)は第1レンズL1と第3レンズL3の適切なパワー関係を規定している。
条件式(2)の上限値を上回った場合、第3レンズL3の屈折力が第1レンズL1の屈折力と比較して大きくなる。このようになると、第3レンズL3で発生する軸上色収差及び倍率色収差が顕著になり収差補正が困難になる。また、第3レンズL3の製造時における誤差に対する感度が大きくなるため好ましくない。
条件式(2)の下限値を上回った場合、逆に、第1レンズL1の屈折力が第3レンズL3と比較して大きくなる。このようになると、第1レンズL1で発生するコマ収差が顕著になるので、収差補正が困難になる。また、第1レンズL1の製造時における誤差に対する感度が大きくなるため好ましくない。
【0035】
さらに、以下の条件を満足すると良い。
0.16<f1/f3<0.68 (2')
さらに、以下の条件を満足するとなお良い。
0.18<f1/f3 <0.52 (2”)
【0036】
また、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
−9.37<r9/d9<−0.88 (3)
ここで、
r9は第4レンズの像面側の面の近軸曲率半径、
d9は第4レンズと第5レンズとの光軸上の空気間隔、
である。
【0037】
条件式(3)は第4レンズの像面側の面の曲率半径と、第4レンズと第5レンズの光軸上の空気間隔の適切な比を規定する式である。条件式(3)を満足することで、良好な収差補正を行うことができる。
条件式(3)の下限値を下回った場合、第4レンズの像面側の面の曲率半径は小さくなる。このようになると、第4レンズの像面側の面への入射光線の角度が大きくなるので、コマ収差の発生、非点収差の補正が不足する。
【0038】
第4レンズと第5レンズの間に空気レンズが存在すると考えると、条件式(3)の上限値を上回った場合、第4レンズと第5レンズ間の空気間隔は小さくなる。このようになると、この空気レンズのパワーが弱くなるので、像面湾曲や歪曲収差の補正上好ましくない(像面湾曲や歪曲収差の補正が十分に行えない)。
【0039】
さらに、条件式(3)に代えて、以下の条件式(3’)を満足すると良い。
−7.03<r9/d9<−1.17 (3’)
さらに、条件式(3)に代えて、以下の条件式(3”)を満足するとなお良い。
−6.09<r9/d9<−1.35 (3”)
【0040】
また、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.31<f1/f<1.91 (4)
ここで、
f1は第1レンズの焦点距離、
fは撮像光学系全系の焦点距離、
である。
【0041】
条件式(4)を満足することで、全長を短くし、良好な収差補正を行うことができる。
条件式(4)の上限値を上回った場合、第1レンズの屈折力は強くなってしまう。このようになると、諸収差、特にマージナル光線高が高いため球面収差の悪化が増大するので収差補正が困難になる。また、全体の屈折力が第1レンズに集中する。このため第1レンズの製造誤差感度が大きくなるので好ましくない。
条件式(4)の下限値を下回った場合、第1レンズの屈折力は弱くなってしまう。このようになると、主点の位置を光学系の物体側に位置させるのが困難になる。このため全長の短縮が困難になってしまう。
【0042】
さらに、条件式(4)に代えて、以下の条件式(4’)を満足すると良い。
0.42<f1/f<0.95 (4’)
さらに、条件式(4)に代えて、以下の条件式(4”)を満足するとなお良い。
0.63<f1/f<0.95 (4”)
【0043】
また、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
1.51<φL5max/φst<7.37 (5)
ここで、
φL5maxは最も像面側のレンズの径、
φstは絞りの径、
である。
【0044】
条件式(5)は最も像面側のレンズの径と絞り径の比を規定している。
条件式(5)の上限値を上回ると、絞り径に対して最も像面側のレンズ(最終レンズ)の径は大きくなるので、テレセントリック性の確保には有利になる。ただし、小型化には不向きである。
条件式(5)の下限値を下回ると、絞り径に対して最終レンズ径は小さくなる。このようになると、最も像面側のレンズ上の軸上光束と、軸外光束の間隔が小さくなるので、コマ収差や歪曲収差、特に像面湾曲の補正が困難になる。
【0045】
さらに、条件式(5)に代えて、以下の条件式(5’)を満足すると良い。
2.01<φL5max/φst<5.53 (5’)
さらに、条件式(5)に代えて、以下の条件式(5”)を満足するとなお良い。
2.32<φL5max/φst<4.79 (5”)
【0046】
また、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
1.00<φL5edmax/φst<5.55 (6)
ここで、
φL5edmaxは最も像面側のレンズの有効径、
φstは絞りの径、
である。
【0047】
さらに、条件式(6)に代えて、以下の条件式(6’)を満足すると良い。
1.34<φL5edmax/φst<4.16 (6’)
さらに、条件式(6)に代えて、以下の条件式(6”)を満足するとなお良い。
1.82<φL5edmax/φst<3.05 (6”)
【0048】
また、本実施形態の撮像光学系では、第5レンズの物体側の面は凹形状であることが望ましい。
第5レンズの物体側の面を凹形状にすることでテレセントリック性を確保できる。また、凹形状にすることで、第5レンズの物体側の面への光線の入射角度が小さくなるので、像面湾曲の補正や歪曲収差の補正に有利になる。
【0049】
また、本実施形態の撮像光学系では、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズは、いずれも樹脂により形成されていることが望ましい。
樹脂を用いることで安価な撮像レンズを提供できる。
【0050】
また、本実施形態の撮像装置は、
上述の撮像光学系と、
撮像面を有する電子撮像素子を備えたことを特徴とする。
【0051】
これにより、比較的小型であり、球面収差や非点収差、像面湾曲、倍率色収差、コマ収差等を良好に補正した高性能の撮像光学系及びそれを有する撮像装置を得ることができる。
【0052】
また、本実施形態の撮像装置は、撮像光学系に一体化されたオートフォーカス機構を備えることが望ましい。
オートフォーカス機構を搭載することによって、あらゆる被写体距離において合焦することができる。
【0053】
また、本実施形態の撮像装置は、撮像光学系と電子撮像素子とを一体化したことが望ましい。
電子撮像素子を一体化することで、撮像光学系による光学像を電気信号化することがでる。
【0054】
以下に、本実施形態の撮像光学系及び電子撮像装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、屈折力の正負は、近軸曲率半径に基づく。また、絞りは最も物体側に位置している。ただし、上述のように、絞りは、第1レンズの像側面よりも物体側、より具体的には、第1レンズL1の物体側の面と像側の面の間に位置している。
【0055】
次に、実施例1にかかる撮像光学系について説明する。図1は実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【0056】
図2は実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。また、FIYは像高を示している。なお、収差図における記号は、後述の実施例においても共通である。
【0057】
実施例1の撮像光学系は、図1に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負の屈折力の第5レンズL5を有している。なお、以下全ての実施例において、レンズ断面図中、CGはカバーガラス、Iは電子撮像素子の撮像面を示している。
【0058】
第1レンズL1は、両凸正レンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズL3は、両凸正レンズである。第4レンズL4は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、両凹負レンズである。
【0059】
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
【0060】
次に、実施例2にかかる撮像光学系について説明する。図3は実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【0061】
図4は実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【0062】
実施例2の撮像光学系は、図3に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負の屈折力の第5レンズL5を有している。
【0063】
第1レンズL1は、両凸正レンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズL3は、両凸正レンズである。第4レンズL4は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、両凹負レンズである。
【0064】
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
【0065】
次に、実施例3にかかる撮像光学系について説明する。図5は実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【0066】
図6は実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【0067】
実施例3の撮像光学系は、図5に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負の屈折力の第5レンズL5を有している。
【0068】
第1レンズL1は、両凸正レンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズL3は、両凸正レンズである。第4レンズL4は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、両凹負レンズである。
【0069】
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
【0070】
次に、実施例4にかかる撮像光学系について説明する。図7は実施例4にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【0071】
図8は実施例4にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【0072】
実施例4の撮像光学系は、図7に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負の屈折力の第5レンズL5を有している。
【0073】
第1レンズL1は、両凸正レンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズL3は、両凸正レンズである。第4レンズL4は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、両凹負レンズである。
【0074】
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
【0075】
次に、実施例5にかかる撮像光学系について説明する。図9は実施例5にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【0076】
図10は実施例5にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【0077】
実施例5の撮像光学系は、図9に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負の屈折力の第5レンズL5を有している。
【0078】
第1レンズL1は、両凸正レンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズL3は、両凸正レンズである。第4レンズL4は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
【0079】
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
【0080】
次に、実施例6にかかる撮像光学系について説明する。図11は実施例6にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【0081】
図12は実施例6にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【0082】
実施例6の撮像光学系は、図11に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負の屈折力の第5レンズL5を有している。
【0083】
第1レンズL1は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズL3は、両凸正レンズである。第4レンズL4は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、両凹負レンズである。
【0084】
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
【0085】
次に、実施例7にかかる撮像光学系について説明する。図13は実施例7にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【0086】
図14は実施例7にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【0087】
実施例7の撮像光学系は、図13に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負の屈折力の第5レンズL5を有している。
【0088】
第1レンズL1は、両凸正レンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズL3は、両凸正レンズである。第4レンズL4は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、両凹負レンズである。
【0089】
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
【0090】
次に、実施例8にかかる撮像光学系について説明する。図15は実施例8にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
【0091】
図16は実施例8にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。
【0092】
実施例8の撮像光学系は、図15に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負の屈折力の第5レンズL5を有している。
【0093】
第1レンズL1は、両凸正レンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズL3は、両凸正レンズである。第4レンズL4は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
【0094】
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
【0095】
次に、上記各実施例の撮像光学系を構成する光学部材の数値データを掲げる。なお、各実施例の数値データにおいて、r1、r2、…は各レンズ面の曲率半径、d1、d2、…は各レンズの肉厚または空気間隔、nd1、nd2、…は各レンズのd線での屈折率、νd1、νd2、…は各レンズのアッべ数、Fno.はFナンバー、fは全系焦点距離、*印は非球面、BFはバックフォーカスを示している。
【0096】
また、非球面形状は、光軸方向をz、光軸に直交する方向をyにとり、円錐係数をK、非球面係数をA4、A6、A8、A10としたとき、次の式で表される。
z=(y2/r)/[1+{1−(1+K)(y/r)21/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10
また、Eは10のべき乗を表している。なお、これら諸元値の記号は後述の実施例の数値データにおいても共通である。
【0097】
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.35
2* 2.440 0.77 1.53368 55.90
3* -10.477 0.13
4* 7.505 0.32 1.61420 25.59
5* 2.024 0.48
6* 23.914 0.83 1.53368 55.90
7* -5.586 0.58
8* -2.723 0.64 1.53368 55.90
9* -1.196 0.60
10* -7.646 0.44 1.53368 55.90
11* 1.971 0.58
12 ∞ 0.30 1.51633 64.14
13 ∞ 0.61
【0098】
非球面データ
第2面
k=-0.599
A4=1.12317e-02,A6=3.48314e-03,A8=2.02768e-03
第3面
k=-576.615
A4=1.24154e-02,A6=1.88361e-02,A8=-1.31275e-02
第4面
k=-10.712
A4=-1.53575e-02,A6=2.10836e-03,A8=-7.90012e-03,A10=-4.54582e-03
第5面
k=0.131
A4=-7.54593e-02,A6=4.52138e-02,A8=-2.84244e-02,A10=5.59790e-03
第6面
k=0.000
A4=-2.24096e-02,A6=-5.07084e-03,A8=6.52322e-03,A10=-1.63989e-03
第7面
k=0.000
A4=-3.24487e-02,A6=1.44236e-02,A8=-1.10883e-02,A10=1.77374e-03
第8面
k=0.919
A4=-3.67292e-02,A6=4.38769e-02,A8=-1.35498e-02,A10=1.92171e-03,A12=2.23362e-05
第9面
k=-1.230
A4=3.10799e-02,A6=-1.28481e-02,A8=5.50506e-03,A10=-1.42205e-04,A12=-7.64155e-05
第10面
k=7.565
A4=6.14383e-03,A6=-9.94886e-03,A8=1.37642e-03,A10=1.88012e-05,A12=-5.36749e-06
第11面
k=-8.218
A4=-2.32099e-02,A6=2.66597e-03,A8=-5.67330e-04,A10=6.24114e-05,A12=-2.69932e-06
【0099】
BF (in air) 1.39
全長 (in air) 6.18
焦点距離 4.83
【0100】
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.31
2* 2.641 0.77 1.53368 55.90
3* -6.951 0.17
4* 11.891 0.32 1.61420 25.59
5* 2.044 0.41
6* 6.552 0.77 1.53368 55.90
7* -9.219 0.52
8* -2.586 0.75 1.53368 55.90
9* -1.178 0.57
10* -6.217 0.56 1.53368 55.90
11* 2.099 0.58
12 ∞ 0.30 1.51633 64.14
13 ∞ 0.61
【0101】
非球面データ
第2面
k=-0.897
A4=9.37088e-03,A6=-1.00458e-03,A8=2.75896e-03
第3面
k=-160.384
A4=1.74714e-02,A6=-3.14751e-03,A8=3.62813e-03
第4面
k=34.466
A4=-1.09321e-02,A6=4.45947e-03,A8=-4.64501e-03,A10=6.44346e-04
第5面
k=0.088
A4=-8.74463e-02,A6=5.09310e-02,A8=-2.36496e-02,A10=3.95168e-03
第6面
k=0.000
A4=-3.03462e-02,A6=-3.32371e-03,A8=4.95235e-03,A10=-2.82618e-04
第7面
k=0.000
A4=-3.00710e-02,A6=1.58202e-02,A8=-1.11251e-02,A10=2.58020e-03
第8面
k=0.770
A4=-3.12677e-02,A6=4.48383e-02,A8=-1.24677e-02,A10=2.40034e-03,A12=-1.87309e-04
第9面
k=-1.402
A4=2.39508e-02,A6=-1.37276e-02,A8=6.80327e-03,A10=-1.59985e-04,A12=-1.35344e-04
第10面
k=5.099
A4=1.71397e-02,A6=-1.05561e-02,A8=1.20948e-03,A10=2.58810e-05,A12=-2.93530e-06
第11面
k=-9.742
A4=-1.94080e-02,A6=2.38798e-03,A8=-6.01021e-04,A10=7.14531e-05,A12=-3.32052e-06
【0102】
BF (in air) 1.39
全長 (in air) 6.22
焦点距離 4.83
【0103】
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.34
2* 2.468 0.78 1.53368 55.90
3* -8.207 0.16
4* 14.479 0.32 1.61420 25.59
5* 2.049 0.43
6* 5.723 0.78 1.53368 55.90
7* -10.799 0.44
8* -2.625 0.83 1.53368 55.90
9* -1.206 0.68
10* -6.231 0.43 1.53368 55.90
11* 2.110 0.58
12 ∞ 0.30 1.51633 64.14
13 ∞ 0.58
【0104】
非球面データ
第2面
k=-0.606
A4=1.16998e-02,A6=-1.46368e-03,A8=3.86120e-03
第3面
k=-277.062
A4=2.12171e-02,A6=-4.10754e-03,A8=4.17051e-03
第4面
k=25.139
A4=-9.38778e-03,A6=-2.43793e-04,A8=-1.04062e-03,A10=-1.11891e-03
第5面
k=0.292
A4=-9.01873e-02,A6=5.45676e-02,A8=-2.55743e-02,A10=3.97760e-03
第6面
k=0.000
A4=-3.37340e-02,A6=-2.73158e-03,A8=5.25322e-03,A10=-5.22112e-04
第7面
k=0.000
A4=-3.29523e-02,A6=1.57911e-02,A8=-1.04174e-02,A10=2.33750e-03
第8面
k=0.792
A4=-3.07059e-02,A6=4.56142e-02,A8=-1.24436e-02,A10=2.25572e-03,A12=-1.58094e-04
第9面
k=-1.324
A4=2.65702e-02,A6=-1.34232e-02,A8=6.59309e-03,A10=-1.38976e-04,A12=-1.37537e-04
第10面
k=4.805
A4=1.17470e-02,A6=-9.96360e-03,A8=1.36952e-03,A10=6.54083e-05,A12=-1.29532e-05
第11面
k=-8.831
A4=-2.31969e-02,A6=2.64634e-03,A8=-5.61449e-04,A10=7.28908e-05,A12=-3.62569e-06
【0105】
BF (in air) 1.36
全長 (in air) 6.21
焦点距離 4.84
【0106】
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.36
2* 1.838 0.74 1.53368 55.90
3* -5.678 0.05
4* 12.000 0.34 1.61420 25.59
5* 1.663 0.38
6* 6.878 0.50 1.53368 55.90
7* -46.847 0.46
8* -2.348 0.57 1.53368 55.90
9* -1.027 0.48
10* -5.836 0.35 1.53368 55.90
11* 1.964 0.46
12 ∞ 0.30 1.51633 64.14
13 ∞ 0.56
【0107】
非球面データ
第2面
k=-0.500
A4=2.21594e-02,A6=-1.13509e-02,A8=1.48134e-02
第3面
k=-150.399
A4=4.20523e-03,A6=5.46571e-02,A8=-2.96955e-02
第4面
k=-396.790
A4=-3.21244e-02,A6=9.03092e-02,A8=-5.34768e-02,A10=-7.91713e-03
第5面
k=0.792
A4=-1.88389e-01,A6=1.68140e-01,A8=-9.11864e-02,A10=3.25383e-03
第6面
k=-92.351
A4=-3.86816e-02,A6=-3.58225e-02,A8=2.47229e-02,A10=7.34111e-03
第7面
k=-428.024
A4=-5.04841e-02,A6=3.44267e-02,A8=-6.34054e-02,A10=2.75610e-02
第8面
k=1.650
A4=-3.50311e-02,A6=1.31496e-01,A8=-7.22487e-02,A10=1.72453e-02,A12=3.93877e-04
第9面
k=-1.130
A4=7.91528e-02,A6=-2.63691e-02,A8=2.30917e-02,A10=-2.36473e-03,A12=-1.02213e-03
第10面
k=0.435
A4=2.45806e-02,A6=-2.52262e-02,A8=4.79920e-03,A10=1.59110e-04,A12=-7.18346e-05
第11面
k=-11.491
A4=-3.64367e-02,A6=4.92305e-03,A8=-1.90292e-03,A10=3.02521e-04,A12=-1.90752e-05
【0108】
BF (in air) 1.22
全長 (in air) 5.10
焦点距離 4.28
【0109】
数値実施例5
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.36
2* 1.814 0.69 1.53368 55.90
3* -9.246 0.05
4* 6.139 0.34 1.61420 25.59
5* 1.643 0.45
6* 14.601 0.52 1.53368 55.90
7* -4.505 0.26
8* -1.498 0.61 1.53368 55.90
9* -1.027 0.42
10* 12.180 0.45 1.53368 55.90
11* 1.488 0.46
12 ∞ 0.30 1.51633 64.14
13 ∞ 0.69
【0110】
非球面データ
第2面
k=-0.603
A4=1.92984e-02,A6=-2.20073e-03,A8=8.57450e-03
第3面
k=-507.451
A4=-9.62241e-03,A6=5.38840e-02,A8=-2.94817e-02
第4面
k=-51.117
A4=-4.13389e-02,A6=7.14397e-02,A8=-4.29244e-02,A10=-3.84809e-03
第5面
k=-0.346
A4=-1.19863e-01,A6=1.38921e-01,A8=-8.27229e-02,A10=2.36909e-02
第6面
k=-535.957
A4=-2.51071e-02,A6=-2.95193e-02,A8=1.21599e-02,A10=8.81144e-03
第7面
k=-14.791
A4=-6.30609e-02,A6=5.70980e-02,A8=-4.46778e-02,A10=1.64181e-02
第8面
k=-0.207
A4=1.87684e-02,A6=1.11253e-01,A8=-4.98797e-02,A10=1.23310e-02,A12=-1.16581e-03
第9面
k=-1.825
A4=9.02884e-03,A6=-1.05024e-02,A8=1.85446e-02,A10=-3.78854e-03,A12=-9.42612e-05
第10面
k=-949.972
A4=-5.43092e-02,A6=1.16749e-03,A8=8.41177e-04,A10=2.60846e-04,A12=-4.79714e-05
第11面
k=-8.476
A4=-5.61138e-02,A6=1.25647e-02,A8=-3.12325e-03,A10=4.29571e-04,A12=-2.63925e-05
【0111】
BF (in air) 1.35
全長 (in air) 5.12
焦点距離 4.24
【0112】
数値実施例6
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 ∞ -0.43
2* 2.459 0.84 1.53368 55.90
3* 4712.133 0.10
4* 5.241 0.35 1.61420 25.59
5* 2.189 0.44
6* 11.914 0.76 1.53368 55.90
7* -7.676 0.41
8* -2.964 0.90 1.53368 55.90
9* -1.394 0.79
10* -10.576 0.48 1.53368 55.90
11* 2.263 0.63
12 ∞ 0.30 1.51633 64.14
13 ∞ 0.44
【0113】
非球面データ
第2面
k=0.128
A4=8.70732e-03,A6=-2.89988e-03,A8=1.39157e-03
第3面
k=-57993359.910
A4=1.13786e-02,A6=-8.20423e-04,A8=-4.10777e-03
第4面
k=-31.654
A4=-2.05727e-02,A6=5.21056e-03,A8=-7.92488e-03,A10=-3.84174e-04
第5面
k=0.406
A4=-5.28881e-02,A6=1.30847e-02,A8=-3.56975e-03,A10=1.99139e-05
第6面
k=0.000
A4=-1.41153e-02,A6=-1.95999e-03,A8=2.72113e-03,A10=-1.15667e-04
第7面
k=-9.887
A4=-1.49605e-02,A6=5.17680e-03,A8=-5.42208e-03,A10=1.15567e-03
第8面
k=1.465
A4=-6.20596e-03,A6=2.29361e-02,A8=-6.34203e-03,A10=7.23840e-04,A12=2.78089e-05
第9面
k=-1.484
A4=1.80961e-02,A6=-7.68615e-03,A8=2.67933e-03,A10=-9.23774e-05,A12=-4.41666e-05
第10面
k=8.171
A4=6.89743e-03,A6=-5.88765e-03,A8=4.91031e-04,A10=2.30872e-05,A12=-2.58392e-06
第11面
k=-7.117
A4=-1.39411e-02,A6=1.99700e-03,A8=-3.92145e-04,A10=2.86020e-05,A12=-6.82907e-07
【0114】
BF (in air) 1.27
全長 (in air) 6.34
焦点距離 4.84
【0115】
数値実施例7
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.36
2* 2.386 0.70 1.53463 56.22
3* -571.375 0.22
4* 10.074 0.33 1.61417 25.64
5* 2.336 0.34
6* 6.064 0.93 1.53463 56.22
7* -23.008 0.64
8* -10.077 0.88 1.53463 56.22
9* -1.086 0.30
10* -2.785 0.60 1.53463 56.22
11* 1.678 0.64
12 ∞ 0.31 1.51633 64.14
13 ∞ 0.55
像面(撮像面)∞
【0116】
非球面データ
第2面
K=-0.249
A4=1.10160e-02,A6=8.20823e-04,A8=5.50513e-03,A10=-1.85121e-03
第3面
K=-26514025.924
A4=2.12839e-02,A6=-5.23285e-03,A8=8.55987e-03,A10=-8.70789e-03
第4面
K=-164.761
A4=-1.94228e-02,A6=6.68562e-03,A8=-1.18031e-02,A10=-5.29881e-03
第5面
K=-0.208
A4=-5.66900e-02,A6=4.75946e-02,A8=-3.27933e-02,A10=7.52633e-03
第6面
K=-56.276
A4=6.94093e-03,A6=-8.36869e-03,A8=6.12755e-03,A10=-1.68376e-03
第7面
K=-25.303
A4=-1.93660e-02,A6=-5.68041e-04,A8=-3.64395e-03,A10=6.97591e-04
第8面
K=-2.998
A4=-3.76355e-02,A6=2.25529e-02,A8=-6.08409e-03,A10=4.60417e-04,A12=-2.80926e-06
第9面
K=-2.886
A4=-1.71570e-02,A6=-2.18361e-03,A8=7.36680e-03,A10=-1.68801e-03,A12=1.07135e-04
第10面
K=-18.428
A4=-9.35235e-03,A6=-1.21051e-03,A8=4.45736e-04,A10=2.08995e-06,A12=-2.43601e-06,
A14=-1.25165e-07
第11面
K=-8.658
A4=-1.81209e-02,A6=2.40699e-03,A8=-2.77762e-04,A10=1.50833e-05,A12=-6.96316e-07,
A14=3.06251e-08
【0117】
焦点距離 4.83
BF (in air) 1.40
全長 (in air) 6.33
【0118】
数値実施例8
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.37
2* 1.852 0.72 1.53463 56.22
3* -6.069 0.05
4* 5.442 0.33 1.61417 25.64
5* 1.496 0.56
6* 9.700 0.49 1.53463 56.22
7* -6.901 0.24
8* -1.544 0.56 1.53463 56.22
9* -0.910 0.19
10* 10.666 0.44 1.53463 56.22
11* 1.253 0.50
12 ∞ 0.65 1.51633 64.14
13 ∞ 0.62
像面(撮像面)∞
【0119】
非球面データ
第2面
K=-0.676
A4=1.61049e-02,A6=2.26171e-03,A8=5.41444e-03
第3面
K=-185.530
A4=1.15829e-02,A6=3.11626e-02,A8=-2.18882e-02
第4面
K=-31.283
A4=-3.28836e-02,A6=7.18491e-02,A8=-5.98942e-02,A10=5.19789e-03
第5面
K=-0.716
A4=-1.41727e-01,A6=1.76225e-01,A8=-1.18361e-01,A10=3.12245e-02
第6面
K=-88.287
A4=-4.64226e-02,A6=-2.55239e-02,A8=1.32528e-02,A10=2.60246e-03
第7面
K=-0.369
A4=-9.20295e-02,A6=5.56217e-02,A8=-4.51346e-02,A10=1.82754e-02
第8面
K=-0.092
A4=1.22811e-02,A6=1.08701e-01,A8=-4.29172e-02,A10=1.36030e-02,A12=-1.99685e-03
第9面
K=-2.616
A4=-2.02901e-02,A6=-3.83308e-03,A8=2.42000e-02,A10=-4.01659e-03,A12=-5.34410e-04
第10面
K=0.000
A4=-8.54285e-02,A6=-7.10526e-03,A8=3.52045e-03,A10=1.31509e-03,A12=-2.84334e-04
第11面
K=-8.928
A4=-7.72434e-02,A6=1.61168e-02,A8=-3.79642e-03,A10=6.16874e-04,A12=-5.37424e-05
【0120】
焦点距離 4.35
BF (in air) 1.55
全長 (in air) 5.13
【0121】
また、以下に条件式対応値を掲げる。

実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6
式(1) 0.62 -0.17 -0.31 -0.74 0.53 0.22
式(2) 0.44 0.51 0.51 0.24 0.45 0.52
式(3) -1.99 -2.06 -1.77 -2.13 -2.43 -1.76
式(4) 0.78 0.76 0.75 0.63 0.69 0.95
式(5) 3.39 3.38 3.38 3.27 3.27 3.15
式(6) 2.47 2.47 2.46 2.24 2.24 2.33
【0122】
実施例7 実施例8
式(1) -0.58 0.17
式(2) 0.49 0.36
式(3) -3.62 -4.69
式(4) 0.92 0.63
式(5) 3.68 3.02
式(6) 2.77 2.01
【0123】
さて、以上のような本発明の結像光学系は、物体の像をCCDやCMOSなどの電子撮像素子で撮影する撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ、情報処理装置の例であるパソコン、電話、携帯端末、特に持ち運びに便利な携帯電話等に用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。
【0124】
図17〜図19に本発明による結像光学系をデジタルカメラの撮影光学系41に組み込んだ構成の概念図を示す。図17はデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図18は同後方斜視図、図19はデジタルカメラ40の光学構成を示す断面図である。
【0125】
デジタルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有する撮影光学系41、ファインダー用光路44を有するファインダー光学系43、シャッター45、フラッシュ46、液晶表示モニター47等を含む。そして、撮影者が、カメラ40の上部に配置されたシャッター45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1の撮像光学系48を通して撮影が行われる。
【0126】
撮影光学系41によって形成された物体像は、CCD49の撮像面上に形成される。このCCD49で受光された物体像は、画像処理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、この画像処理手段51にはメモリ等が配置され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、このメモリは画像処理手段51と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。
【0127】
さらに、ファインダー用光路44上には、ファインダー用対物光学系53が配置されている。このファインダー用対物光学系53は、カバーレンズ54、第1プリズム10、開口絞り2、第2プリズム20、フォーカス用レンズ66からなる。このファインダー用対物光学系53によって、結像面67上に物体像が形成される。この物体像は、像正立部材であるポロプリズム55の視野枠57上に形成される。このポロプリズム55の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が配置されている。
【0128】
このように構成されたデジタルカメラ40によれば、撮影光学系41の構成枚数を少なくした小型化・薄型化の撮像光学系を有する電子撮像装置が実現できる。なお、本発明は、上述した沈胴式のデジタルカメラに限られず、屈曲光学系を採用する折り曲げ式のデジタルカメラにも適用できる。
【0129】
次に、本発明の結像光学系が対物光学系として内蔵された情報処理装置の一例であるパソコンを図20〜図22に示す。図20はパソコン300のカバーを開いた状態の前方斜視図、図21はパソコン300の撮影光学系303の断面図、図22は図20の側面図である。図20〜図21に示されるように、パソコン300は、キーボード301と、情報処理手段や記録手段と、モニター302と、撮影光学系303とを有している。
【0130】
ここで、キーボード301は、外部から操作者が情報を入力するためのものである。情報処理手段や記録手段は、図示を省略している。モニター302は、情報を操作者に表示するためのものである。撮影光学系303は、操作者自身や周辺の像を撮影するためのものである。モニター302は、液晶表示素子やCRTディスプレイ等であってよい。液晶表示素子としては、図示しないバックライトにより背面から照明する透過型液晶表示素子や、前面からの光を反射して表示する反射型液晶表示素子がある。また、図中、撮影光学系303は、モニター302の右上に内蔵されているが、その場所に限らず、モニター302の周囲や、キーボード301の周囲のどこであってもよい。
【0131】
この撮影光学系303は、撮影光路304上に、例えば実施例1の撮像光学系からなる対物光学系100と、像を受光する電子撮像素子チップ162とを有している。これらはパソコン300に内蔵されている。
【0132】
鏡枠の先端には、対物光学系100を保護するためのカバーガラス102が配置されている。
電子撮像素子チップ162で受光された物体像は、端子166を介して、パソコン300の処理手段に入力される。そして、最終的に、物体像は電子画像としてモニター302に表示される、図20には、その一例として、操作者が撮影した画像305が示されている。また、この画像305は、処理手段を介し、遠隔地から通信相手のパソコンに表示されることも可能である。遠隔地への画像伝達は、インターネットや電話を利用する。
【0133】
次に、本発明の結像光学系が撮影光学系として内蔵された情報処理装置の一例である電話、特に持ち運びに便利な携帯電話を図23に示す。図23(a)は携帯電話400の正面図、図23(b)は側面図、図23(c)は撮影光学系405の断面図である。図23(a)〜(c)に示されるように、携帯電話400は、マイク部401と、スピーカ部402と、入力ダイアル403と、モニター404と、撮影光学系405と、アンテナ406と、処理手段とを有している。
【0134】
ここで、マイク部401は、操作者の声を情報として入力するためのものである。スピーカ部402は、通話相手の声を出力するためのものである。入力ダイアル403は、操作者が情報を入力するためのものである。モニター404は、操作者自身や通話相手等の撮影像や、電話番号等の情報を表示するためのものである。アンテナ406は、通信電波の送信と受信を行うためのものである。処理手段(不図示)は、画像情報や通信情報、入力信号等の処理を行ためのものである。
【0135】
ここで、モニター404は液晶表示素子である。また、図中、各構成の配置位置、特にこれらに限られない。この撮影光学系405は、撮影光路407上に配された対物光学系100と、物体像を受光する電子撮像素子チップ162とを有している。対物光学系100としては、例えば実施例1の撮像光学系が用いられる。これらは、携帯電話400に内蔵されている。
【0136】
鏡枠の先端には、対物光学系100を保護するためのカバーガラス102が配置されている。
電子撮影素子チップ162で受光された物体像は、端子166を介して、図示していない画像処理手段に入力される。そして、最終的に物体像は、電子画像としてモニター404に、又は、通信相手のモニターに、又は、両方に表示される。また、処理手段には信号処理機能が含まれている。通信相手に画像を送信する場合、この機能により、電子撮像素子チップ162で受光された物体像の情報を、送信可能な信号へと変換する。
【0137】
なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形例をとることができる。
【産業上の利用可能性】
【0138】
以上のように、本発明は、大口径、例えばFナンバーが2.0以下でありながら比較的小型であり、球面収差や非点収差、像面湾曲、倍率色収差、コマ収差等を良好に補正した高性能の撮像光学系に有用である。
【符号の説明】
【0139】
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
L1〜L5 各レンズ
CG カバーガラス
I 撮像面
E 観察者の眼球
40 デジタルカメラ
41 撮影光学系
42 撮影用光路
43 ファインダー光学系
44 ファインダー用光路
45 シャッター
46 フラッシュ
47 液晶表示モニター
48 撮像光学系
49 CCD
50 撮像面
51 処理手段
53 ファインダー用対物光学系
55 ポロプリズム
57 視野枠
59 接眼光学系
66 フォーカス用レンズ
67 結像面
100 対物光学系
102 カバーガラス
162 電子撮像素子チップ
166 端子
300 パソコン
301 キーボード
302 モニター
303 撮影光学系
304 撮影光路
305 画像
400 携帯電話
401 マイク部
402 スピーカ部
403 入力ダイアル
404 モニター
405 撮影光学系
406 アンテナ
407 撮影光路


【特許請求の範囲】
【請求項1】
最も物体側に絞りを配置し、
物体側より順に、
正の屈折力を有する第1レンズと、
負の屈折力を有する第2レンズと、
正の屈折力を有する第3レンズと、
正の屈折力を有する第4レンズと、
負の屈折力を有する第5レンズと、を有し、
以下の条件式を満足することを特徴とする撮像光学系。
−1.49<(r6+r7)/(r6−r7)<1.24 (1)
ここで、
r6は前記第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径、
r7は前記第3レンズの像面側の面の近軸曲率半径、
である。
【請求項2】
前記第3レンズは両凸形状であることを特徴とする請求項1に記載の撮像光学系。
【請求項3】
前記第4レンズは物体側に凹面を向けたメニスカス形状であることを特徴とする請求項1〜2のいずれか一項に記載の撮像光学系。
【請求項4】
前記撮像光学系において以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像光学系。
0.12<f1/f3<1.04 (2)
ここで、
f1は前記第1レンズの焦点距離、
f3は前記第3レンズの焦点距離、
である。
【請求項5】
以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像光学系。
−9.37<r9/d9<−0.88 (3)
ここで、
r9は前記第4レンズの像面側の面の近軸曲率半径、
d9は前記第4レンズと前記第5レンズとの光軸上の空気間隔、
である。
【請求項6】
以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮像光学系。
0.31<f1/f<1. 91 (4)
ここで、
f1は前記第1レンズの焦点距離、
fは前記撮像光学系全系の焦点距離、
である。
【請求項7】
以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の撮像光学系。
1.51<φL5max/φst<7.37 (5)
ここで、
φL5maxは最も像側のレンズの径、
φstは前記絞りの径、
である。
【請求項8】
以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像光学系。
1.00<φL5edmax/φst<5.55 (6)
ここで、
φL5edmaxは最も像側のレンズの有効径、
φstは前記絞りの径、
である。
【請求項9】
前記第5レンズの物体側の面は凹形状であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の撮像光学系。
【請求項10】
前記第1レンズ、前記第2レンズ、前記第3レンズ、前記第4レンズ、前記第5レンズは、樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の撮像光学系。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の撮像光学系と、
撮像面を有する電子撮像素子を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項12】
前記撮像光学系に一体化されたオートフォーカス機構を備えることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
【請求項13】
前記撮像光学系と前記電子撮像素子とを一体化したことを特徴とする請求項11または12に記載の撮像装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2012−8164(P2012−8164A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−141281(P2010−141281)
【出願日】平成22年6月22日(2010.6.22)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】