説明

撮像装置及びその制御方法

【課題】適切な色合い調整(ホワイトバランス調整)を行うことができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、撮影画像に基づいてホワイトバランスを調整する第1のホワイトバランス調整機能と、ストロボ装置の色温度情報に基づいてホワイトバランスを調整する第2のホワイトバランス調整機能を有する。そして、撮像装置は、配置自在なスレーブストロボ装置を制御するマスターストロボ装置としての外部ストロボ装置400を装着することができる。
また、システム制御部50、インターフェース110及びストロボ制御部406は、スレーブストロボ装置のスレーブストロボ発光の有無を判定する機能を有する。また、システム制御部50は、スレーブストロボ発光があると判断された場合に、第1のホワイトバランス調整機能を選択制御する機能を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置、詳しくは、ストロボ撮影時にホワイトバランス調整を行う撮像装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラに代表される撮像装置において、光源中に含まれるRGB3原色(赤・緑・青)の構成比は色温度によって変化する。色温度が高い場合は青の要素が強くなり、色温度が低い場合は赤の要素が強くなる。しかしながら、人間の目には、照明する光が変化しても白い被写体は白に見えるという順応性がある。
【0003】
一方、撮像装置においては、ソフトウェア的に色温度を調整して、被写体に含まれる色の基準となる白を決め、白を基準に色を補正して自然な色合いで撮影できるようしている。具体的には、G成分を基準として、R成分を上げたり下げたり、B成分を下げたり上げたりすることで色温度が調整される。
【0004】
上記の色温度調整(白く表現する色を調整)を、撮影時にカメラレンズから入射した光を撮像素子で光電変換し、これにより得られる画像データをもとに行う方法をオートホワイトバランスと呼んでいる。
【0005】
オートホワイトバランスには、画像全体の色の総和を無彩色に制御する方法や、黒体放射軌跡付近の色を画像データ(撮影画像)から抽出し、その抽出された色の平均の色を無彩色にするよう制御する方法等がある。
【0006】
このオートホワイトバランスでは、彩度の高い被写体や、白い部分がない被写体に対しては、正確にホワイトバランスを検出することができない場合があった。また、撮影ごとに調整度合いにバラつきが生じるという問題もあった。
【0007】
このような被写体に対しては、予め、光源ごとに調整されたホワイトバランスを選択して調整する方法で対処可能であり、光源ごとの設定をプリセットホワイトバランスと呼んでいる。
【0008】
例えば、太陽光・日陰・くもり・白熱電球・白色蛍光灯等のプリセットホワイトバランスから撮影者が選択することが可能になっている。ストロボ撮影時に関しても同様であり、ストロボ光の色温度に設定されたストロボプリセットホワイトバランスを備える撮像装置も多く存在する。ここで、ストロボ装置が着脱可能に構成されるカメラシステムにおいては、使用するストロボ装置によってストロボ光の色温度が異なる可能性がある。
【0009】
このような問題に対して、ストロボ装置から発光量等に基づく分光データや、色温度補正量を撮像装置本体に通信して、適切なホワイトバランス補正(調整)を行う提案がなされている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平2−85834号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、プリセットストロボホワイトバランスを使用した場合、単一のストロボ光を直接照射した場合は適切な色合いとなるが、多灯撮影時には、それぞれ一灯ごとの色温度特性が異なる場合があり、必ずしも適切な色合いとはならない可能性がある。
【0011】
また、多灯ライティングは、主光源(マスターストロボ)が直接光であることが推定されるが、補助光源(スレーブストロボ)の配置は自由である。そのため、予め、スレーブストロボの色温度特性が取得できる構成であっても、その影響度が想定しにくいため、やはり適切な色合いに調整できない場合があった。
【0012】
それにも関わらず、ストロボ用のプリセットホワイトバランスが選択可能であると、撮影者は、ストロボを使用するシーンであれば一灯であろうが多灯であろうがストロボホワイトバランスモードを選択する可能性も考えられる。
【0013】
本発明の目的は、適切な色合い調整(ホワイトバランス調整)を行うことができる撮像装置及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮影画像に基づいてホワイトバランスを調整する第1のホワイトバランス調整機能と、装着されたストロボ装置の色温度情報に基づいてホワイトバランスを調整する第2のホワイトバランス調整機能を有し、配置自在なスレーブストロボ装置を制御するマスターストロボ装置を装着することができる撮像装置であって、前記スレーブストロボ装置のスレーブストロボ発光の有無を判定する判定手段と、前記判定手段により前記スレーブストロボ発光があると判断された場合に、前記第1のホワイトバランス調整機能を選択制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明の撮像装置によれば、適切な色合い調整(ホワイトバランス調整)を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置のブロック図である。 図1において、本撮像装置は、装置本体100、記録媒体200、レンズユニット300及び外部ストロボ装置400からなる。
【0018】
レンズ310に入射した光線は、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130、シャッター12を介して導き、光学像として撮像素子13上に結像することができる。
【0019】
A/D変換器16は、撮像素子13のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。タイミング発生部18は、撮像素子13、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するものであり、メモリ制御部22及びシステム制御部50により制御される。
【0020】
画像処理部20は、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御部22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理部20においては、必要に応じて、撮像(撮影)して取得した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50がシャッター制御部40、測距部42に対して制御を行う。
【0021】
シャッター制御部40、測距部42では、TTL(Through The Lens)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理を行うことができる。
【0022】
さらに、画像処理部20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0023】
尚、本実施の形態においては、測距部42及び測光部46を専用に備える構成とした。そのため、測距部42及び測光部46を用いてAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行い、画像処理部20を用いたAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行わない構成としてもよい。
【0024】
或いは、測距部42及び測光部46を用いてAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行い、さらに、画像処理部20を用いてAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行う構成としてもよい。
【0025】
メモリ制御部22は、A/D変換器16、タイミング発生部18、画像処理部20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長部32を制御する。A/D変換器16のデータが、画像処理部20、メモリ制御部22を介して、或いはA/D変換器16のデータが、直接メモリ制御部22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介してTFT、LCD等から成る画像表示部28により表示される。
【0026】
メモリ30は、撮影した静止画像を格納するためのものであり、所定枚数の静止画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30は、システム制御部50の作業領域としても使用することが可能である。
【0027】
圧縮・伸長部32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮、伸長するものであり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0028】
シャッター制御部40は、測光部46からの測光情報に基づいて、絞り312を制御する絞り制御部340と連携しながら、シャッター12を制御する。測距部42は、AF処理を行うためのものである。測距部42は、レンズ310に入射した光線が一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130そして不図示の測距用サブミラーを介して入射することで、光学像として結像された画像の合焦状態を測定することができる。
【0029】
測光部46は、AE処理を行うためのものである。測光部46は、レンズ310に入射した光線が一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130及び132そして不図示の測光用レンズを介して、入射することで、光学像として結像された画像の露出状態を測定することができる。また、測光部46は、フラッシュ48と連携することによりEF処理機能も有するものである。フラッシュ48は、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0030】
尚、測距部42による測定結果と、撮像素子13によって撮像した画像データを画像処理部20によって演算した演算結果とを用いてAF制御を行っても構わない。そして、測光部46による測定結果と、撮像素子13によって撮像した画像データを画像処理部20によって演算した演算結果とを用いて露出制御を行っても構わない。
【0031】
システム制御部50は、装置本体100全体を制御する。メモリ52は、システム制御部50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。表示部54は、システム制御部50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の組み合わせにより構成される。表示部54は、装置本体100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数設置される。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、例えば、単写/連写撮影表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示がある。
【0032】
また、LCD等に表示するものとしては、例えば、調光補正表示、外部ストロボ装置発光量表示、赤目緩和表示、ブザー設定表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示がある。
【0033】
また、LCD等に表示するものとしては、例えば、記録媒体200及び210の着脱状態表示、レンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示等がある。
【0034】
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示がある。
【0035】
また、光学ファインダ104内に表示するものとしては、例えば、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示等がある。
【0036】
さらに、表示部54の表示内容のうち、LED等に表示するものとしては、例えば、記録媒体書き込み動作表示等がある。そして、表示部54の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマ通知ランプ等がある。このLEDやセルフタイマ通知ランプは、AF補助光と共用して用いてもよい。
【0037】
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録(記憶)可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。操作手段60、62、64、66及び70は、システム制御部50の各種の動作指示を入力するためのものであり、スイッチやダイアル等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0038】
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。モードダイアル60は、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、自動被写界深度(オートデプス)撮影モード等の各機能撮影モードを切り替え設定することができる。また、モードダイアル60は、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード等の各機能撮影モードを切り替え設定することができる。シャッタースイッチSW1(62)は、不図示のシャッターボタンの操作途中でオンとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始を指示する。シャッタースイッチSW2(64)は、不図示のシャッターボタンの操作完了でオンとなり、以下の一連の処理の動作開始を指示する。
【0039】
一連の処理とは、撮像素子13から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御部22を介してメモリ30に書き込む露光処理、画像処理部20やメモリ制御部22での演算を用いた現像処理である。また、一連の処理とは、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長部32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理である。
【0040】
再生スイッチ66は、撮影モード状態において、撮影した画像をメモリ30或いは記録媒体200或いは210から読み出して画像表示部28によって表示する再生動作の開始を指示する。
【0041】
操作部70は、各種ボタンやタッチパネル等からなるもので、以下のボタン、スイッチを有する。即ち、操作部70は、メニューボタン、セットボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマ切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタンを有する。
【0042】
また、操作部70は、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、調光補正ボタン、外部ストロボ装置発光量設定ボタン、日付/時間設定ボタンを有する。
【0043】
また、操作部70は、画像表示部28のオン/オフを設定する画像表示オン/オフスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューオン/オフスイッチを有する。
【0044】
また、操作部70は、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため或いは撮像素子13の信号をそのままデジタル化して記録媒体200に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチ、再生モードスイッチを有する。
【0045】
また、操作部70は、ホワイトバランスモードを設定するホワイトバランス設定スイッチ、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定することができる再生スイッチ、AFモード設定スイッチを有する。
【0046】
AFモード設定スイッチは、シャッタースイッチSW1を押したならばオートフォーカス動作を開始し一旦合焦したならばその合焦状態を保ち続けるワンショットAFモードを設定することができる。また、AFモード設定スイッチは、シャッタースイッチSW1を押している間は連続してオートフォーカス動作を続けるサーボAFモードを設定することができる。
【0047】
また、プラスボタン及びマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。
【0048】
インターフェース(I/F)90は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200と装置本体100とを接続する。コネクタ92は記録媒体側のコネクタ206と接続を行う。
【0049】
尚、もちろん、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。
【0050】
また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
【0051】
さらに、インターフェース90及びコネクタ92を、PCMCIAカードやCFカード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、各種通信カードを接続することにより、以下の機能を有する。即ち、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0052】
各種通信カードとしては、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、SCSIカード、PHS等の通信カードがある。
【0053】
光学ファインダ104は、レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130及び132を介して導き、光学像として結像表示することができる。
【0054】
これにより、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダ104のみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等の機能が設置されている。インターフェース120は、レンズマウント106内において、装置本体100をレンズユニット300と接続する。コネクタ122は、装置本体100をレンズユニット300と電気的に接続する。コネクタ122は、装置本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給する機能も備えている。また、コネクタ122は、電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としてもよい。
【0055】
ミラー130、132は、レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって光学ファインダ104に導くことができる。尚、ミラー132は、クイックリターンミラーの構成としても、ハーフミラーの構成としても、どちらでも構わない。
【0056】
記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、装置本体100とのインターフェース204、装置本体100と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0057】
レンズマウント306は、交換レンズタイプのレンズユニット300を装置本体100と機械的に結合する。レンズマウント306内には、レンズユニット300を装置本体100と電気的に接続する各種機能が含まれている。インターフェース320は、レンズマウント306内において、レンズユニット300を装置本体100と接続する。コネクタ322は、レンズユニット300を装置本体100と電気的に接続する。コネクタ322は、装置本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給される或いは供給する機能も備えている。また、コネクタ322は、電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としてもよい。
【0058】
絞り制御部340は、測光部46からの測光情報に基づいて、シャッター12を制御するシャッター制御部40と連携しながら、絞り312を制御する。測距制御部342は、レンズ310のフォーカシングを制御する。ズーム制御部344は、レンズ310のズーミングを制御する。レンズ制御部350は、レンズユニット300全体を制御する。レンズ制御部350は、動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリやレンズユニット300固有の番号等の識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値等を保持する不揮発メモリの機能も備えている。
【0059】
インターフェース110は、アクセサリシュー112内において、装置本体100を外部ストロボ装置400と接続するためのものであり、電気接点群により構成されているものとするが、無線通信やその他の方法で接続する構成としてもよい。
【0060】
着脱交換可能な外部ストロボ装置400は、調光のための発光機能の他に、ワイヤレス多灯システムのための光通信機能を備えており、赤外パターン投光機能等のAF補助光機能を備えるものもある。
【0061】
取り付け脚402は、装置本体100と外部ストロボ装置400を機械的に結合するものであり、電気接点群で構成されるインターフェース404により装置本体100と電気的に接続される。ストロボ制御部406は、外部ストロボ装置400全体の動作を制御する。操作/表示部408は、外部ストロボ装置400の動作状態を設定する操作部材群及び動作状態を表示する表示部材からなる。
【0062】
操作部材群は、外部ストロボ装置400の電源を入り切りするための電源スイッチや各種設定を行うための設定スイッチ、ダイアル等により構成されている。操作部材群を表示装置と合わせて用いることで、外部ストロボ装置400の発光モードや、ワイヤレス動作状態等の設定が可能である。
【0063】
発光部410は、Xe管やトリガ発生回路、IGBT等の発光制御回路により構成されている。発光部410は、装置本体100の調光動作指示により発光動作を行う他に、スレーブストロボの制御情報の出力手段としても使用される。この場合、ストロボ制御部406は、スレーブストロボを制御するための制御コマンドデータを光パルス信号に変換して、発光部410より出力する。
【0064】
受光部412は、マスターストロボからの制御情報である光パルスを受信するためのものであり、例えば、フォトダイオード、信号増幅回路等から構成される。
【0065】
本実施の形態では、マスターストロボとスレーブストロボ間の制御コマンドのやり取りを光パルス信号で行う構成としたが、有線あるいはその他公知の無線技術を使用するよう構成してもよい。
【0066】
外部ストロボ装置400は、ストロボ発光時の色温度情報を装置本体100に通信することが可能であり、この場合、装置本体100は、外部ストロボ装置400から取得したストロボ発光時の色温度情報を使用してホワイトバランス処理を行うことができる。
【0067】
ここで、本撮像装置は、撮影画像に基づいてホワイトバランスを調整する第1のホワイトバランス調整機能と、ストロボ装置の色温度情報に基づいてホワイトバランスを調整する第2のホワイトバランス調整機能を有する。そして、本撮像装置は、配置自在なスレーブストロボ装置を制御するマスターストロボ装置としての外部ストロボ装置400を装着することができる。
【0068】
また、システム制御部50、インターフェース110及びストロボ制御部406は、スレーブストロボ装置のスレーブストロボ発光の有無を判定する判定手段として機能する。
【0069】
また、システム制御部50は、判定手段によりスレーブストロボ発光があると判断された場合に、第1のホワイトバランス調整機能を選択制御する制御手段として機能する。
【0070】
また、本撮像装置は、撮影画像に基づいてホワイトバランスを調整するオートホワイトバランスモードと、装着されたストロボ装置の色温度情報に基づいてホワイトバランスを調整するストロボ装置用のプリセットホワイトバランスモードを有する。そして、本撮像装置は、2種類以上のホワイトバランスモードのひとつを選択する選択手段としての操作部70を備え、さらに、配置自在なスレーブストロボ装置を制御するマスターストロボ装置としての外部ストロボ装置400を装着することができる。
【0071】
また、システム制御部50は、上記判定手段によりスレーブストロボ発光があると判断された場合に、選択手段による選択結果に関わらず、オートホワイトバランスモードで撮影を行う制御手段として機能する。
【0072】
また、操作/表示部408は、マスターストロボ装置とスレーブストロボ装置の発光比率を設定する設定手段として機能する。
【0073】
また、システム制御部50は、設定手段により設定されたマスターストロボ装置の発光比率が所定値より低い場合には、選択手段による選択結果に関わらず、オートホワイトバランスモードで撮影を行う制御手段として機能する。
【0074】
また、操作/表示部408は、マスターストロボ装置の発光を禁止する禁止手段として機能する。
【0075】
また、システム制御部50は、禁止手段によりマスターストロボ装置の発光が禁止されている場合には、選択手段による選択結果に関わらず、オートホワイトバランスモードで撮影を行う制御手段として機能する。
【0076】
図2は、図1の撮像装置におけるワイヤレス多灯ストロボによる撮影の様子を示す図である。マスターストロボA(外部ストロボ装置400)単体での撮影では、背景の壁に図中に楕円形で示す被写体の影が出てしまう。ここで影を消すため、スレーブストロボBを背景の壁に向けて配置する。
【0077】
図2に示す例では、装置本体100と反対側の壁にスレーブストロボBでバウンスさせている。また、画像の仕上がりにアクセントを付けるため、被写体の背後にスレーブストロボCを設置し、バウンスさせる等のライティングが考えられる。このように、多灯撮影時にはスレーブストロボの台数や配置が自在であり、様々なライティングが考えられる。
【0078】
(第1の実施の形態)
ここで、ホワイトバランスモードによるストロボ撮影時の動作の違いを説明する。
【0079】
操作部70により設定可能なホワイトバランスには、前述したように、撮影した画像データをもとにして行うオートホワイトバランス(第1のホワイトバランスモード)の他、以下のプリセットホワイトバランスモードとして、以下のモードがある。
【0080】
即ち、各条件における代表的な色温度を基準に調整を行う太陽光・日陰・くもり・白熱電球・白色蛍光灯等のホワイトバランスモードがある。さらに装着した外部ストロボ装置400の発光時の色温度を取得して調整を行うストロボホワイトバランスモード(第2のホワイトバランスモード)がある。
【0081】
本実施の形態では、操作部70により撮影者が各種ホワイトバランスを設定する構成を説明する。しかし、例えば、外部ストロボ装置400の使用時には、自動的にストロボの色温度を使用してホワイトバランス調整を行い、ストロボ非使用時には撮影データをもとに、ホワイトバランス調整を行うといったように構成してもよい。
【0082】
図3は、図1における外部ストロボ装置400を用いて撮影を行った場合の各ホワイトバランスモードにおける調整に使用する色温度の一例を示す対応図表である。
【0083】
外部ストロボ装置400を用いて撮影を行った場合、ホワイトバランスの設定が、例えば、太陽光モードであれば5200Kで調整され、ストロボモードの場合には発光時のストロボ色温度が6000Kであれば6000Kで調整される。オートホワイトバランスモードの場合には、撮影画像データをもとに、3000Kから7000Kの間で補正処理が行われる。
【0084】
次に、外部ストロボ装置400をマスターストロボとし、他の複数台のスレーブストロボを発光同期させる多灯制御時の動作を、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0085】
図4は、図1の撮像装置によって実行されるホワイトバランス調整切り替え処理の第1の実施の形態の手順を示すフローチャートである。
【0086】
本処理は、図1におけるシステム制御部50の制御の下に実行される。
【0087】
ステップS401で、システム制御部50は、シャッタースイッチSW2のオン(ON)を検出すると、ステップS402で、ホワイトバランス(WB)モードを判定する。
【0088】
ここで、ホワイトバランスモードがストロボモードで無い場合には、ステップS403へ進み、システム制御部50は、そのまま撮影動作を行う。その後、ステップS404で、システム制御部50は、ホワイトバランス調整処理を行う。そして、本処理を終了する。
【0089】
ステップS402で、システム制御部50は、ホワイトバランスモードがストロボモードと判定した場合には、ステップS405に進み、多灯ストロボによる撮影か否か判定する。
【0090】
ここで、多灯ストロボによる撮影か否かの判定方法としては、外部ストロボ装置400よりワイヤレス機能設定の設定状態を通信することで、これを判定するものとする。但し、判定方法に関しては特に限定するものではなく、例えば、装置本体100が有する操作部70によりストロボ機能設定を行う構成であれば、その設定を使用してもよい。
【0091】
ステップS405で、多灯ストロボによる撮影であるならば、ステップS406へ進み、システム制御部50は、ホワイトバランスモードを一時的にオートホワイトバランスモードに切り替える。多灯撮影で無い場合は、そのままステップS403へ進み、システム制御部50は、撮影動作を行う。
【0092】
図5は、図1の撮像装置における外部ストロボ装置400のワイヤレス機能設定画面を示す図である。
【0093】
このように、外部ストロボ装置400に対しては、(a)の通常発光モード、(b)のワイヤレスマスターモード、(c)のワイヤレススレーブモードが設定可能である。本実施の形態においては、装着されている外部ストロボ装置400がワイヤレスモードであれば、多灯ストロボによる撮影とみなしている。
【0094】
本実施の形態では、通常のストロボ撮影時には、外部ストロボ装置400から取得した色温度情報をもとにホワイトバランス調整を行い、多灯撮影時には、撮影画像をもとにホワイトバランス調整を行う。
【0095】
このように、ホワイトバランス調整の切り替えを行うことで、マスターストロボの色温度情報のみでは適切なホワイトバランス調整が難しい条件においても、撮影者に難しい判断を強いることなく、適切な撮影結果を得ることが可能になる。
【0096】
(第2の実施の形態)
次に、多灯ストロボ撮影時に条件付きでホワイトバランスモードを切り替える場合の動作例を第2の実施の形態で説明する。
【0097】
本実施の形態では、多灯ストロボ撮影時に、マスターストロボとスレーブストロボの光量比を変更したり、マスターストロボの発光を停止することが可能である。まず、光量比の設定について説明する。
【0098】
図6は、図1の撮像装置におけるスレーブストロボのグループ設定画面を示す図である。ワイヤレススレーブモードに設定された外部ストロボ装置400は、図6に示す設定画面により、(a)のマスターストロボを含むAグループと、(b)のBグループにグループ分けが可能である。
【0099】
図7は、図1の撮像装置における多灯ストロボ間の光量比設定画面を示す図である。ワイヤレスマスターモードに設定された外部ストロボ装置400により、図7に示す通り、AグループとBグループ間の光量比の設定が可能である。
【0100】
本実施の形態では、AグループとBグループとの光量比を8:1から1:8まで1/2段刻みに設定が可能である。図7では、Bグループに設定されたスレーブストロボの光量が、マスターストロボを含むAグループの光量の4倍(1:4)に設定されている例を示す。例えば、マスターストロボとスレーブストロボの計2灯を用いて撮影する場合に、ワイヤレススレーブモードに設定した外部ストロボ装置400をBグループとして、前述の1:4で光量比を設定している場合を考える。この場合、被写体に対するストロボ光の影響度は、マスターストロボよりスレーブストロボの方が支配的となる。
【0101】
この場合のホワイトバランス切り替え動作を図8のフローチャートを用いて説明する。
【0102】
図8は、図1の撮像装置によって実行されるホワイトバランス調整切り替え処理の第2の実施の形態の手順を示すフローチャートである。
【0103】
本処理は、図1におけるシステム制御部50の制御の下に実行される。
【0104】
ステップS801で、システム制御部50は、シャッタースイッチSW2のオンを検出すると、ステップS802で、ホワイトバランス(WB)モードを判定する。
【0105】
ここで、ホワイトバランスモードがストロボモードで無い場合には、ステップS803へ進み、システム制御部50は、そのまま撮影動作を行う。その後、ステップS804で、システム制御部50は、ホワイトバランス調整処理を行う。そして、本処理を終了する。
【0106】
ステップS802で。ホワイトバランスモードがストロボモードと判定された場合には、ステップS805に進み、システム制御部50は、多灯ストロボによる撮影か判定する。
【0107】
多灯ストロボによる撮影であるならば、ステップS806へ進み、システム制御部50は、スレーブストロボの発光量に対するマスターストロボの光量比を判定する。
【0108】
ここで、マスターストロボの光量比が所定比率αより低い場合には、マスターストロボの光成分の影響度は低いと判断し、ステップS807へ進み、システム制御部50は、ホワイトバランスモードを一時的にオートホワイトバランスモードに切り替える。
【0109】
マスターストロボの光量比が所定比率α以上の場合や、ステップS805で、多灯撮影で無いと判断された場合には、そのままステップS804へ進み、システム制御部50は、撮影動作を行う。
【0110】
ここで、所定比率αは、マスターストロボの光成分の影響が支配的でなくなる値であり、例えば4:1や2:1等に設定される。
【0111】
また、マスターストロボの発光を止めて、スレーブストロボだけを発光させる設定が可能な場合には、マスターストロボの光量比が著しく低いものと等しいと判断し、やはりホワイトバランスモードを一時的にオートホワイトバランスに切り替える。
【0112】
本実施の形態では、通常のストロボ撮影時には、外部ストロボ装置400から取得した色温度情報をもとにホワイトバランス調整を行い、多灯撮影時でかつマスターストロボの光成分の影響度が低い場合には、撮影画像をもとにホワイトバランス調整を行う。
【0113】
このように、ホワイトバランス調整の切り替えを行うことで、マスターストロボの色温度情報のみでは適切なホワイトバランス調整が難しい条件を適切に判断することができ、撮影者に難しい判断を強いることなく、適切な撮影結果を得ることが可能になる。
【0114】
尚、上述した二つの実施の形態では、適切なホワイトバランス調整が難しい条件であると判定した場合には、ホワイトバランスモードを自動的に切り替えているが、必ずしも自動的に切り替える必要はない。例えば、適切なホワイトバランス調整が難しい条件であると判定した場合に、ホワイトバランスモードの切り替えを促すような警告を表示するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0115】
【図1】本発明の実施の形態に係る撮像装置のブロック図である。
【図2】図1の撮像装置におけるワイヤレス多灯ストロボによる撮影の様子を示す図である。
【図3】図1における外部ストロボ装置400を用いて撮影を行った場合の各ホワイトバランスモードにおける調整に使用する色温度の一例を示す対応図表である。
【図4】図1の撮像装置によって実行されるホワイトバランス調整切り替え処理の第1の実施の形態の手順を示すフローチャートである。
【図5】図1の撮像装置における外部ストロボ装置400のワイヤレス機能設定画面を示す図である。
【図6】図1の撮像装置におけるスレーブストロボのグループ設定画面を示す図である。
【図7】図1の撮像装置における多灯ストロボ間の光量比設定画面を示す図である。
【図8】図1の撮像装置によって実行されるホワイトバランス調整切り替え処理の第2の実施の形態の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0116】
13 撮像素子
20 画像処理部
22 メモリ制御部
28 画像表示部
50 システム制御部
54 表示部
70 操作部
110 インターフェース
400 外部ストロボ装置
406 ストロボ制御部
408 操作/表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影画像に基づいてホワイトバランスを調整する第1のホワイトバランス調整機能と、装着されたストロボ装置の色温度情報に基づいてホワイトバランスを調整する第2のホワイトバランス調整機能を有し、配置自在なスレーブストロボ装置を制御するマスターストロボ装置を装着することができる撮像装置であって、
前記スレーブストロボ装置のスレーブストロボ発光の有無を判定する判定手段と、
前記判定手段により前記スレーブストロボ発光があると判断された場合に、前記第1のホワイトバランス調整機能を選択制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
配置自在なスレーブストロボ装置を制御するマスターストロボ装置を装着することができる撮像装置であって、
撮影画像に基づいてホワイトバランスを調整する第1のホワイトバランスモードと、装着されたストロボ装置の色温度情報に基づいてホワイトバランスを調整する第2のホワイトバランスモードを含む2種類以上のホワイトバランスモードのひとつを選択する選択手段と、
前記スレーブストロボ装置のスレーブストロボ発光の有無を判定する判定手段と、
前記選択手段により前記第1のホワイトバランスモードが選択されていて、かつ、前記判定手段により前記スレーブストロボ発光があると判断された場合、前記第1のホワイトバランスモードから前記第2のホワイトバランスモードに切り替えるように制御する制御手段を備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項3】
配置自在なスレーブストロボ装置を制御するマスターストロボ装置を装着することができる撮像装置であって、
前記マスターストロボ装置と前記スレーブストロボ装置の発光比率を設定する設定手段と、
撮影画像に基づいてホワイトバランスを調整する第1のホワイトバランスモードと、装着されたストロボ装置の色温度情報に基づいてホワイトバランスを調整する第2のホワイトバランスモードを含む2種類以上のホワイトバランスモードのひとつを選択する選択手段と、
前記選択手段により前記第1のホワイトバランスモードが選択されていて、かつ、前記設定手段により設定された前記マスターストロボ装置の前記スレーブストロボに対する発光比率が所定値より低い場合、前記第1のホワイトバランスモードから前記第2のホワイトバランスモードに切り替えるように制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項4】
配置自在なスレーブストロボ装置を制御するマスターストロボ装置を装着することができる撮像装置であって、
前記マスターストロボ装置の発光を禁止する禁止手段と、
撮影画像に基づいてホワイトバランスを調整する第1のホワイトバランスモードと、装着されたストロボ装置の色温度情報に基づいてホワイトバランスを調整する第2のホワイトバランスモードを含む2種類以上のホワイトバランスモードのひとつを選択する選択手段と、
前記選択手段により前記第1のホワイトバランスモードが選択されていて、かつ、前記禁止手段により前記マスターストロボ装置の発光が禁止されている場合、前記第1のホワイトバランスモードから前記第2のホワイトバランスモードに切り替えるように制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項5】
撮影画像に基づいてホワイトバランスを調整する第1のホワイトバランス調整機能と、装着されたストロボ装置の色温度情報に基づいてホワイトバランスを調整する第2のホワイトバランス調整機能を有し、配置自在なスレーブストロボ装置を制御するマスターストロボ装置を装着することができる撮像装置の制御方法であって、
前記スレーブストロボ装置のスレーブストロボ発光の有無を判定する判定ステップと、
前記判定ステップで前記スレーブストロボ発光があると判断された場合に、前記第1のホワイトバランス調整機能を選択制御する制御ステップと、
を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−130491(P2010−130491A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−304668(P2008−304668)
【出願日】平成20年11月28日(2008.11.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.EEPROM
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】