説明

撮像装置

【課題】不要な被写体が撮像領域に侵入することを防ぐことができる。
【解決手段】撮像部11は、被写体の撮像を行うとともに、第1の品質の撮像データ、又は、第1の品質の撮像データより高品質である第2の品質の撮像データの出力を行う。通知部15は、撮像装置1の周辺にいる者に対して通知を行う。制御部16は、第1の品質の撮像データが撮像部11から出力されているときに第2の品質の撮像を予測する第1のトリガを受け付けたとき通知部15に通知を行わせ、第2の品質の撮像を指示する第2のトリガを受け付けたとき、撮像部11に第2の品質の撮像データを出力させる

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
撮像装置を用いて被写体を撮像する際に、撮像領域内に不要な被写体が侵入してしまい撮像が失敗してしまうことがある。例えば、人混みの中で被写体を撮像する場合では、被写体ではない人物が撮像領域内に侵入してしまい、撮像した画像に、意図した被写体ではない人物が写ることがある。これを解決する方法として、撮像領域内への人物等の侵入を検知し、不要な被写体が撮像領域内に侵入する場合には撮像を禁止する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−30374号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、不要な被写体が撮像領域に侵入し、撮像領域内で動作し続ける場合、いつまでも撮像を行うことができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、不要な被写体が撮像領域に侵入することを防ぐことができる撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、撮像装置であって、被写体の撮像を行うとともに、第1の品質の撮像データ、又は、前記第1の品質の撮像データより高品質である第2の品質の撮像データの出力を行う撮像部と、前記撮像装置の周辺にいる者に対して通知を行う通知部と、前記第1の品質の撮像データが前記撮像部から出力されているときに前記第2の品質の撮像を予測する第1のトリガを受け付けたとき前記通知部に前記通知を行わせ、前記第2の品質の撮像を指示する第2のトリガを受け付けたとき、前記撮像部に前記第2の品質の撮像データを出力させる制御部と、を有することを特徴とする撮像装置である。
【0007】
また、本発明は、前記撮像部が出力する前記第1の品質の撮像データに含まれる前記被写体の認識処理を行い、当該認識処理で前記被写体を認識した場合、前記制御部に前記第1のトリガを出力する認識部を有することを特徴とする撮像装置である。
【0008】
また、本発明において、前記被写体は第1の被写体であり、本発明は、前記認識部が前記第1の被写体を認識した後、前記撮像の撮像領域を含む対象領域に存在していなかった第2の被写体が前記対象領域に進入してきたときに、前記第2の被写体を移動物体として検出するとともに、前記移動物体を検出した場合、前記制御部に前記第1のトリガを出力する検出部を有することを特徴とする撮像装置である。
【0009】
また、本発明の撮像装置において、前記検出部は、前記認識部が前記第1の被写体を認識したときの前記第1の品質の撮像データである第1のフレームには存在せず、前記撮像部が前記第1のフレームを出力した後に出力した前記第1の品質の撮像データである第2のフレームに存在する前記第2の被写体を前記移動物体として検出することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記撮像領域を撮像した第1の画角の前記第2の品質の撮像データを記録する記録部を有し、前記対象領域は、前記第1の画角よりも広い第2の画角の領域であることを特徴とする撮像装置である。
【0011】
また、本発明の撮像装置において、前記検出部は、センサにより前記移動物体を検出することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、第3のトリガを前記制御部に出力する操作部を有し、前記制御部は、前記第3のトリガを受け付けたときに、前記検出部に前記検出を開始させることを特徴とする撮像装置である。
【0013】
また、本発明は、第3のトリガを前記制御部に出力する操作部を有し、前記制御部は、前記第3のトリガを受け付けたときに、前記通知部に前記通知を行わせることを特徴とする撮像装置である。
【0014】
また、本発明は、前記第1のトリガを前記制御部に出力する操作部を有することを特徴とする撮像装置である。
【0015】
また、本発明の撮像装置において、前記通知部は、前記通知を音で行うことを特徴とする。
【0016】
また、本発明の撮像装置において、前記音は、前記撮像部が前記第2の品質の撮像データを出力する際の撮像音を模擬した音であることを特徴とする。
【0017】
また、本発明の撮像装置において、前記音は、音声であることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の撮像装置において、前記通知部は、前記通知を光で行うことを特徴とする。
【0019】
また、本発明の撮像装置において、前記制御部は、前記第2のトリガを受け付けたとき、前記撮像部による前記撮像の動作に連動したフラッシュ光を前記通知部に発光させることを特徴とする。
【0020】
また、本発明の撮像装置において、前記通知部は、発光ダイオードを用いて前記通知を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、撮像部は、被写体の撮像を行うとともに、第1の品質の撮像データ、又は、第1の品質の撮像データより高品質である第2の品質の撮像データの出力を行う。また、通知部は、撮像装置の周辺にいる者に対して通知を行う。また、制御部は、第1の品質の撮像データが撮像部から出力されているときに第2の品質の撮像を予測する第1のトリガを受け付けたとき通知部に通知を行わせ、第2の品質の撮像を指示する第2のトリガを受け付けたとき、撮像部に第2の品質の撮像データを出力させる。これにより、第2の品質の撮像を行う前に、撮像装置の周辺にいる者に対して通知を行うことができるため、不要な被写体が撮像領域に侵入することを防ぐことができる
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1の実施形態における撮像装置の構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態において、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置の撮像動作の手順を示したフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態における撮像装置の構成を示したブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態において、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置の撮像動作の手順を示したフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施形態において、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置の撮像動作の手順を示したフローチャートである。
【図6】本発明の第4の実施形態における撮像装置の構成を示したブロック図である。
【図7】本発明の第4の実施形態における撮像領域と対象領域とを示した概略図である。
【図8】本発明の第4の実施形態において、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置の撮像動作の手順を示したフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施形態において、対象領域の撮像データを用いた検出処理の処理手順を示したフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施形態において、第1の領域に不要な被写体が侵入したか、第2の領域に不要な被写体が侵入したかをそれぞれ検出する検出処理の処理手順を示したフローチャートである。
【図11】本発明の第5の実施形態において、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置の撮像動作の手順を示したフローチャートである。
【図12】本発明の第6の実施形態において、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置の撮像動作の手順を示したフローチャートである。
【図13】本発明の第6の実施形態における擬似撮影動作の例を示した概略図である。
【図14】本発明の第6の実施形態における検出処理の処理手順を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における撮像装置の構成を示したブロック図である。図示する例では、撮像装置1は、撮像部11と、画像処理部12と、記録部13と、画像出力部14と、通知部15と、制御部16と、操作部17と、モニタ18と、記憶媒体19とを備えている。
【0024】
撮像部11は、光学系やイメージャーを含んでいる。また、撮像部11は、被写体を撮像して撮像データを出力する。なお、撮像部11は、ライブビュー用の撮像データ(第1の品質の撮像データ)と、ライブビュー用の撮像データよりも高品質である静止画用の撮像データ(第2の品質の撮像データ)との2種類の品質の撮像データを出力する。また、画素数の多い撮像データほど高品質であるとする。すなわち、静止画用の撮像データの画素数は、ライブビュー用の撮像データの画素数よりも多い。
【0025】
画像処理部12は、撮像部11が出力する撮像データに対して、電子手ブレ補正やノイズリダクション等の所定の画像処理を実行して出力する。記録部13は、画像処理部12が画像処理を行った後の撮像データを格納する。また、記録部13は、撮像装置1が備える各部の動作において必要なデータを格納する。画像出力部14は、記録部13に格納されている撮像データを読み出し、モニタ18や記憶媒体19に出力する。
【0026】
通知部15は、制御部16からトリガが入力された場合に擬似撮像動作を行う。擬似撮像動作とは、フラッシュやLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)などの点灯や、静止画を撮像する際に出力する撮像音や撮像報知用の音声(例えば、「撮像中」、「撮像します」などの音声)を出力し、撮像装置1の周辺にいる者に対して通知を行う処理のことである。
【0027】
なお、擬似撮像動作において、上述したフラッシュやLEDの点灯や音や音声の出力等のうち、どの処理を行うかは外部からの入力に基づいて任意に設定できるようにしてもよい。また、通知部15が擬似撮像動作を行うか否か(通知有無)についても外部からの入力に基づいて任意に設定できるようにしてもよい。例えば、操作部17が外部から「通知有」の入力を受け付けた場合、撮像装置1は、擬似撮像動作を行う設定とする。また、操作部17が外部から「通知無」の入力を受け付けた場合、撮像装置1は、擬似撮像動作を行わない設定とする。なお、擬似撮像動作を行わない設定の場合での撮像装置1の撮像動作は、従来の撮像装置の撮像動作と同様である。
【0028】
制御部16は、撮像装置1が備える各部の制御を行う。操作部17は、各種スイッチやシャッターボタンを備え、外部(操作者)からの入力を受け付ける。なお、シャッターボタンは、半押しと全押しとの2種類の入力を受け付ける。モニタ18は、画像出力部14が出力する撮像データに基づいた画像を表示する。記憶媒体19は、画像出力部14が出力する撮像データを記憶する。なお、記憶媒体19は、撮像装置1が備えていてもよく、着脱可能な構成としてもよい。
【0029】
なお、撮像装置1が撮像動作を行う際には、撮像部11は、常に被写体を撮像してライブビュー用の撮像データを出力しており、モニタ18は、撮像部11が出力するライブビュー用の撮像データに基づいた画像を表示している。
【0030】
次に、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置1の撮像動作の手順について説明する。図2は、本実施形態において、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置1の撮像動作の手順を示したフローチャートである。上述したとおり、操作部17が、外部から「通知有」の入力を受け付け、撮像装置1の設定が「通知有」の設定になった場合、撮像装置1は、図示する手順で撮像動作を行う。
【0031】
(ステップS101)制御部16は、操作部17がシャッターボタンの半押し(静止画の撮像を予測する指示)を検知するまで処理を待機する。操作部17がシャッターボタンの半押しを検知した場合、ステップS102の処理に進む。
(ステップS102)操作部17は、制御部16に半押しトリガ(第1のトリガ)を出力する。制御部16は、半押しトリガが入力された場合、通知部15に通知トリガを出力する。通知部15は、通知トリガが入力された場合、擬似撮像動作(通知処理)を行う。その後、ステップS103の処理に進む。
【0032】
(ステップS103)操作部17がシャッターボタンの全押しを検知した場合、ステップS104の処理に進み、操作部17がシャッターボタンの全押しを検知していない場合、ステップS101の処理に戻る。
(ステップS104)操作部17は、制御部16に全押しトリガ(第2のトリガ)を出力する。制御部16は、全押しトリガが入力された場合、撮像装置1が備える各部を制御して本撮像処理を行う。その後、処理を終了する。なお、本撮像処理は、従来の撮像装置の撮像動作と同様であり、撮像部11は、静止画用の撮像データを出力する。
【0033】
上述したとおり、本実施形態によれば、ステップS101〜ステップS104の処理を実行することで、撮像装置1の通知部15は、操作部17がシャッターボタンの半押しを検知した後から全押しを検知するまで、または、操作部17がシャッターボタンの半押しを検知した後から半押しを検知しなくなるまで、擬似撮像動作を繰り返し実行する。すなわち、撮像装置1は、シャッターボタンが半押し状態の間、擬似撮影動作を繰り返し実行する。これにより、撮像装置1は、本撮像処理の前に擬似撮像動作を行い、撮像装置1の周囲にいる者に対して撮像を行うことを通知することができるため、撮像装置1の周囲にいる者が撮像領域内に侵入することを防ぐことができる。
【0034】
また、本実施形態によれば、通知部15は、擬似撮像動作において、音を出力し、撮像装置1の周辺にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。これにより、撮像装置1は、撮像装置1の周囲にいる者に対して撮像を行うことを分かりやすく通知することができる。
【0035】
また、本実施形態によれば、通知部15は、擬似撮像動作において、音として撮像音を出力し、撮像装置1の周辺にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。これにより、撮像装置1の周囲にいる者に対して撮像を行うことをより認識してもらえるようになる。
【0036】
また、本実施形態によれば、通知部15は、擬似撮像動作において、音として「撮像中」や「撮像します」などの音声を出力し、撮像装置1の周辺にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。これにより、撮像装置1は、撮像装置1の周囲にいる者に対して撮像を行うことをより明確に通知することができる。
【0037】
また、本実施形態によれば、通知部15は、擬似撮像動作において、光を出力し、撮像装置1の周辺にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。これにより、撮像装置1は、騒がしい場所においても、撮像装置1の周囲にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。
【0038】
また、本実施形態によれば、通知部15は、擬似撮像動作において、フラッシュを発光させて、撮像装置1の周辺にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。これにより、撮像装置1に別途通知するための専用の機器を備える必要が無いため、コストの増加を抑えつつ、撮像装置1の周囲にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。
【0039】
また、本実施形態によれば、通知部15は、擬似撮像動作において、LEDを発光させて、撮像装置1の周辺にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。LEDの消費電力は低いため、撮像装置1は、消費電力の増加を抑えつつ、撮像装置1の周囲にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。
【0040】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図を参照しながら説明する。図3は、本実施形態における撮像装置の構成を示したブロック図である。図示する例では、撮像装置2は、撮像部11と、画像処理部12と、記録部13と、画像出力部14と、通知部15と、制御部16と、操作部17と、モニタ18と、記憶媒体19と、認識部21とを備えている。
【0041】
撮像部11と、画像処理部12と、記録部13と、画像出力部14と、通知部15と、制御部16と、操作部17と、モニタ18と、記憶媒体19とは、第1の実施形態における各部と同様である。認識部21は、撮像部11が出力するライブビュー用の撮像データに含まれる被写体を認識する認識処理を行う。認識部21が被写体を認識する方法としては、顔検出技術を用いる方法がある。また、認識部21は、撮像部11が一定時間毎に被写体を撮像して出力しているライブビュー用の撮像データを比較し、一定期間、閾値以上の撮像データの変化が無い場合に、被写体を認識したと判定する方法を用いてもよい。被写体の認識方法については後述する。
【0042】
次に、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置2の撮像動作の手順について説明する。図4は、本実施形態において、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置2の撮像動作の手順を示したフローチャートである。
【0043】
(ステップS201)認識部21は、被写体の認識処理を行う。その後、ステップS202の処理に進む。
(ステップS202)認識部21は被写体を認識した場合、被写体を認識した撮像データを記録部13に記録した後、ステップS203の処理に進み、被写体を認識していない場合にはステップS201の処理に戻る。
【0044】
(ステップS203)認識部21は、制御部16に認識トリガ(第1のトリガ)を出力する。制御部16は、認識トリガが入力された場合、通知部15に通知トリガを出力する。通知部15は、通知トリガが入力された場合、擬似撮像動作(通知処理)を行う。その後、ステップS204の処理に進む。
【0045】
ステップS204〜ステップS207の処理は、第1の実施形態におけるステップS101〜ステップS104の処理と同様である。
【0046】
上述したとおり、本実施形態によれば、上述したステップS201〜ステップS207の処理を実行することで、撮像装置2の認識部21が被写体を認識した場合、通知部15は擬似撮像動作を行う。これにより、撮像装置2は、被写体を決定した後すぐに、撮像装置2の周囲にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。従って、撮像装置2は、操作者によって撮像操作(シャッターボタンの半押し)が行われる前に、早めに、撮像装置2の周囲にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。
【0047】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図を参照しながら説明する。本実施形態における撮像装置2の構成は、第2の実施形態における撮像装置2と同様の構成である。
【0048】
次に、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置2の撮像動作の手順について説明する。図5は、本実施形態において、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置2の撮像動作の手順を示したフローチャートである。
【0049】
(ステップS301)認識部21は、被写体の認識処理を行う。その後、ステップS302の処理に進む。
(ステップS302)認識部21は被写体を認識した場合、被写体を認識した撮像データを記録部13に記録した後、ステップS303の処理に進み、被写体を認識していない場合にはステップS301の処理に戻る。
【0050】
(ステップS303)認識部21は、制御部16に認識トリガ(第1のトリガ)を出力する。制御部16は、認識トリガが入力された場合、操作部17がシャッターボタンの半押し(静止画の撮像を予測する指示)を検知するまで処理を待機する。操作部17がシャッターボタンの半押しを検知した場合、ステップS304の処理に進む。
(ステップS304)操作部17は、制御部16に半押しトリガ(第3のトリガ)を出力する。制御部16は、半押しトリガが入力された場合、通知部15に通知トリガを出力する。通知部15は、通知トリガが入力された場合、擬似撮像動作(通知処理)を行う。その後、ステップS305の処理に進む。
【0051】
(ステップS305)操作部17がシャッターボタンの全押しを検知した場合、ステップS306の処理に進み、操作部17がシャッターボタンの全押しを検知していない場合、ステップS303の処理に戻る。
ステップS306の処理は、第2の実施形態におけるステップS207の処理と同様である。
【0052】
上述したとおり、本実施形態によれば、上述したステップS301〜ステップS306の処理を実行することで、撮像装置2の認識部21が被写体を認識した後、操作部17がシャッターボタンの半押しを検知した後から全押しを検知するまで、または、操作部17がシャッターボタンの半押しを検知した後から半押しを検知しなくなるまで、擬似撮像動作を繰り返し実行する。これにより、外部操作により、擬似撮影動作を実行するタイミングを指示することができるため、撮像装置2は、不要な通知を行うことを減らすことができる。
【0053】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について図を参照しながら説明する。図6は、本実施形態における撮像装置の構成を示したブロック図である。図示する例では、撮像装置3は、撮像部11と、画像処理部12と、記録部13と、画像出力部14と、通知部15と、制御部16と、操作部17と、モニタ18と、記憶媒体19と、認識部21と、検出部31とを備えている。
【0054】
撮像部11と、画像処理部12と、記録部13と、画像出力部14と、通知部15と、制御部16と、操作部17と、モニタ18と、記憶媒体19と、認識部21とは、第2の実施形態における各部と同様である。検出部31は、不要な被写体が撮像領域や撮像領域を含む対象領域に侵入した場合、侵入した不要な被写体を検出する検出処理を行う。検出処理については後述する。
【0055】
図7は、本実施形態における撮像領域と対象領域とを示した概略図である。図示する例では、撮像領域である第1の領域701と、第1の領域701の周辺領域である第2の領域702とが示されている。画像処理部12が画像処理として電子手ブレ補正機能を有する場合、撮像領域である第1の領域701に加え、第1の領域701の周辺領域である第2の領域702を撮像することで、電子的に手ブレを補正している。なお、第1の領域701と第2の領域702とを合わせた領域を対象領域とする。また、撮像領域を撮像する画角を第1の画角とし、対象領域を撮像する画角を第2の画角とする。
【0056】
次に、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置3の撮像動作の手順について説明する。図8は、本実施形態において、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置3の撮像動作の手順を示したフローチャートである。
【0057】
(ステップS401)認識部21は、第1の領域701の撮像データ、または第1の領域701と第2の領域702の撮像データを用いて被写体の認識処理を行う。その後、ステップS402の処理に進む。
(ステップS402)認識部21は被写体を認識した場合、被写体を認識した第1の領域701の撮像データ、または第1の領域701と第2の領域702の撮像データを記録部13に記録した後、ステップS403の処理に進み、被写体を認識していない場合にはステップS401の処理に戻る。
【0058】
(ステップS403)認識部21は、制御部16に認識トリガを出力する。制御部16は、認識トリガが入力された場合、検出部31に検出開始トリガを出力する。検出部31は、検出開始トリガが入力された場合、不要な被写体を検出する処理である検出処理を行う。その後、ステップS404の処理に進む。検出処理については後述する。
【0059】
(ステップS404)検出部31は、検出処理で不要な被写体を検出した場合にはステップS405の処理に進み、不要な被写体を検出していない場合にはステップS407の処理に進む。
(ステップS405)操作部17は、シャッターボタンの半押しを検知した場合、制御部16に半押しトリガを出力する。制御部16は、半押しトリガが入力された場合、ステップS406の処理に進み、それ以外の場合にはステップS407の処理に進む。
【0060】
(ステップS406)制御部16は、通知部15に通知トリガを出力する。通知部15は、通知トリガが入力された場合、擬似撮像動作(通知処理)を行う。その後、ステップS407の処理に進む。
(ステップS407)操作部17がシャッターボタンの全押しを検知した場合にはステップS408の処理に進み、操作部17がシャッターボタンの全押しを検知していない場合にはステップS403の処理に戻る。
ステップS408の処理は、第2の実施形態におけるステップS207の処理と同様である。
【0061】
次に、撮像装置3が実行する検出処理の処理手順について説明する。以下、2通りの検出処理の手順について説明する。図9は、本実施形態において、対象領域の撮像データを用いた検出処理の処理手順を示したフローチャートである。
【0062】
(ステップS501)検出部31は、図8に示したステップS402の処理で記録部13に記録した対象領域の撮像データと、撮像部11が出力した最新のライブビュー用の対象領域の撮像データとを取得する。その後、ステップS502の処理に進む。
(ステップS502)検出部31は、記録部13に記録した対象領域の撮像データに含まれる各画素値と、撮像部11が出力した最新のライブビュー用の対象領域の撮像データに含まれる各画素値との差分値を画素毎に算出し、算出した差分値が閾値以上であるか否かを判定する。複数画素の差分値が閾値以上であると検出部31が判定した場合にはステップS503の処理に進み、それ以外の場合には検出処理を終了し、図8に示したステップS404の処理に進む。なお、閾値は予め設定していてもよく、環境に応じて任意に設定できるようにしてもよい。
【0063】
(ステップS503)検出部31は、不要な被写体を検出したと判定し、図8に示したステップS404の処理に進む。
上述したステップS501〜ステップS503の処理を実行することで、検出部31は、対象領域に不要な被写体(第2の被写体、移動体)が侵入した場合、不要な被写体を検出することができる。なお、図9に示した検出処理の例では、対象領域の撮像データを用いて検出処理を行っているが、これに限らず、撮像領域の撮像データを用いて検出処理を行ってもよい。
【0064】
図10は、本実施形態において、第1の領域701に不要な被写体が侵入したか、第2の領域702に不要な被写体が侵入したかをそれぞれ検出する検出処理の処理手順を示したフローチャートである。なお、第2の領域702を撮像しない撮像部11を備えた撮像装置3は、第2の領域702に不要な被写体が侵入したか否かを検知するためのセンサを備えているとする。センサの例としては、赤外線センサや、第2の領域702の撮像を撮像するイメージャーなど、不要な被写体が第2の領域702に侵入したことで第2の領域702に変化があったか否かを検知することができるセンサであれば、どのようなセンサでもよい。
【0065】
(ステップS601)検出部31は、図8に示したステップS402の処理で記録部13に記録した対象領域の撮像データと、撮像部11が出力した最新のライブビュー用の対象領域の撮像データとを取得する。その後、ステップS602の処理に進む。
(ステップS602)検出部31は、記録部13に記録した第1の領域701の撮像データに含まれる各画素値と、撮像部11が出力した最新のライブビュー用の第1の領域701の撮像データに含まれる各画素値との差分値を画素毎に算出し、算出した差分値が閾値以上である場合には第1の領域701に変化があったと判定する。第1の領域701に変化があったと検出部31が判定した場合にはステップS604の処理に進み、それ以外の場合にはステップS603の処理に進む。
【0066】
(ステップS603)検出部31は、記録部13に記録した第2の領域702の撮像データに含まれる各画素値と、撮像部11が出力した最新のライブビュー用の第2の領域702の撮像データに含まれる各画素値との差分値を画素毎に算出し、算出した差分値が閾値以上である場合には第2の領域702に変化があったと判定する。第2の領域702に変化があったと検出部31が判定した場合にはステップS604の処理に進み、それ以外の場合には検出処理を終了し、図8に示したステップS404の処理に進む。なお、第2の領域702を撮像しない撮像部11を備えた撮像装置3は、センサを用いて、第2の領域702に変化があったか否かを判定する。
【0067】
(ステップS604)検出部31は、不要な被写体を検出したと判定し、図8に示したステップS404の処理に進む。
上述したステップS601〜ステップS604の処理を実行することで、検出部31は、第1の領域701または第2の領域702に不要な被写体が侵入した場合、侵入した不要な被写体を検出することができる。
【0068】
上述したとおり、本実施形態によれば、上述したステップS401〜ステップS408の処理と、ステップS501〜ステップS503またはステップS601〜ステップS604の処理を実行することで、撮像装置3の検出部31が不要な被写体を検知した場合、通知部15は擬似撮像動作を行う。これにより、撮像装置3は、不要な被写体が撮像領域または対象領域に侵入した場合のみに、撮像装置3の周囲にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。従って、撮像装置3は、不要な通知を行うことを減らすことができる。
【0069】
また、本実施形態によれば、撮像装置3は、被写体を認識した撮像データと、撮像部11が出力した最新のライブビュー用の撮像データとを用いて、不要な被写体の検出を行うことができる。これにより、不要な被写体を検出するために別途センサを設ける必要が無いため、コストを抑えることができる。
【0070】
また、本実施形態によれば、撮像装置3は、第2の領域702に侵入した不要な被写体の検出を行うことができる。これにより、撮像装置3は、不要な被写体が撮像領域である第1の領域701に侵入する前に、撮像装置3の周囲にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。
【0071】
また、本実施形態によれば、撮像装置3は、第2の領域702に不要な被写体が侵入したか否かを検出するセンサを備えることで、センサを用いて第2の領域702に不要な被写体が侵入したか否かを検出することができる。これにより、撮像装置3は、撮像部11が第2の領域702を撮像することができない場合においても、不要な被写体が撮像領域である第1の領域701に侵入する前に、撮像装置3の周囲にいる者に対して撮像を行うことを通知することができる。
【0072】
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について図を参照しながら説明する。本実施形態における撮像装置3の構成は、第4の実施形態における撮像装置3と同様の構成である。
【0073】
次に、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置3の撮像動作の手順について説明する。図11は、本実施形態において、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置3の撮像動作の手順を示したフローチャートである。
ステップS701〜ステップS702の処理は、第4の実施形態におけるステップS401〜ステップS402の処理と同様である。
【0074】
(ステップS703)制御部16は、操作部17がシャッターボタンの半押しを検知するまで処理を待機する。操作部17がシャッターボタンの半押しを検知した場合、ステップS704の処理に進む。
(ステップS704)操作部17は、制御部16に半押しトリガ(第3のトリガ)を出力する。制御部16は、半押しトリガが入力された場合、検出部31に検出開始トリガを出力する。検出部31は、検出開始トリガが入力された場合、不要な被写体を検出する処理である検出処理を行う。その後、ステップS705の処理に進む。なお、本実施形態における検出処理は、第4の実施形態における検出処理と同様である。
【0075】
(ステップS705)検出部31は、検出処理で不要な被写体を検出した場合にはステップS706の処理に進み、不要な被写体を検出していない場合にはステップS707の処理に進む。
(ステップS706)検出部31は、制御部16に検出トリガ(第1のトリガ)を出力する。制御部16は、検出トリガが入力された場合、通知部15に通知トリガを出力する。通知部15は、通知トリガが入力された場合、擬似撮像動作(通知処理)を行う。その後、ステップS707の処理に進む。
【0076】
ステップS707〜ステップS708の処理は、第4の実施形態におけるステップS407〜ステップS408の処理と同様である。
【0077】
上述したとおり、本実施形態によれば、上述したステップS701〜ステップS708の処理を実行することで、操作部17がシャッターボタンの半押しを検知した後に検出部31は検出処理を実行する。これにより、外部操作によって検出処理を実行するタイミングを指示することができるため、撮像装置3は不要な検出処理を実行することを減らすことができる。
【0078】
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について図を参照しながら説明する。本実施形態における撮像装置3の構成は、第4の実施形態における撮像装置3と同様の構成である。
【0079】
次に、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置3の撮像動作の手順について説明する。図12は、本実施形態において、擬似撮像動作を行う設定での撮像装置3の撮像動作の手順を示したフローチャートである。
ステップS801〜ステップS803の処理は、第5の実施形態におけるステップS701〜ステップS703の処理と同様である。
【0080】
(ステップS804)操作部17は、制御部16に半押しトリガを出力する。制御部16は、半押しトリガが入力された場合、検出部31に検出開始トリガを出力する。検出部31は、検出開始トリガが入力された場合、第1の領域701と第2の領域702とのそれぞれに不要な被写体が存在しているかを検出する処理である検出処理を行う。その後、ステップS805の処理に進む。本実施形態における検出処理については後述する。
【0081】
(ステップS805)検出部31は、第1の領域701に不要な被写体が存在していることを検出した場合にはステップS806の処理に進み、それ以外の場合にはステップS807の処理に進む。
(ステップS806)検出部31は、制御部16に第1検出トリガを出力する。制御部16は、第1検出トリガが入力された場合、通知部15に第1通知トリガを出力する。通知部15は、第1通知トリガが入力された場合、第1の領域701に不要な被写体が侵入した場合に対応した擬似撮像動作(通知処理)を行う。その後、ステップS809の処理に進む。
【0082】
(ステップS807)検出部31は、第2の領域702に不要な被写体が存在していることを検出した場合にはステップS808の処理に進み、それ以外の場合にはステップS809の処理に進む。
(ステップS808)検出部31は、制御部16に第2検出トリガを出力する。制御部16は、第2検出トリガが入力された場合、通知部15に第2通知トリガを出力する。通知部15は、第2通知トリガが入力された場合、第2の領域702に不要な被写体が侵入した場合に対応した擬似撮像動作(通知処理)を行う。その後、ステップS809の処理に進む。
ステップS809〜ステップS810の処理は、第5の実施形態におけるステップS707〜ステップS708の処理と同様である。
【0083】
次に、第1の領域701に不要な被写体が侵入した場合に対応した擬似撮像動作、および、第2の領域702に不要な被写体が侵入した場合に対応した擬似撮像動作の例について説明する。図13は、本実施形態における擬似撮影動作の例を示した概略図である。
【0084】
図13(1)は、第1の領域701に不要な被写体が侵入した場合に対応した擬似撮像動作を示している。図示する例では、不要な被写体1201は、撮像領域である第1の領域701に侵入している。そのため、不要な被写体1201には第1の領域701の外に移動してほしいので、通知部15は、第1の領域701に不要な被写体が侵入した場合に対応した擬似撮像動作として、音声「撮影します。避けて下さい。」を出力する。
【0085】
図13(2)は、第2の領域702に不要な被写体が侵入した場合に対応した擬似撮像動作を示している。図示する例では、不要な被写体1201は、撮像領域の周囲の領域である第2の領域702に侵入している。そのため、不要な被写体1201には第2の領域702で停止してほしいので、通知部15は、第2の領域702に不要な被写体が侵入した場合に対応した擬似撮像動作として、音声「撮影します。止まって下さい。」を出力する。
【0086】
次に、撮像装置3が実行する検出処理の処理手順について説明する。図14は、本実施形態における検出処理の処理手順を示したフローチャートである。
(ステップS901)検出部31は、図12に示したステップS802の処理で記録部13に記録した対象領域の撮像データと、撮像部11が出力した最新のライブビュー用の対象領域の撮像データとを取得する。その後、ステップS902の処理に進む。
【0087】
(ステップS902)検出部31は、記録部13に記録した第1の領域701の撮像データに含まれる各画素値と、撮像部11が出力した最新のライブビュー用の第1の領域701の撮像データに含まれる各画素値との差分値を画素毎に算出し、算出した差分値が閾値以上である場合には第1の領域701に変化があったと判定する。第1の領域701に変化があったと検出部31が判定した場合にはステップS903の処理に進み、それ以外の場合にはステップS904の処理に進む。
(ステップS903)検出部31は、第1の領域701に不要な被写体が存在していることを検出し、図11に示したステップS805の処理に進む。
【0088】
(ステップS904)検出部31は、記録部13に記録した第2の領域702の撮像データに含まれる各画素値と、撮像部11が出力した最新のライブビュー用の第2の領域702の撮像データに含まれる各画素値との差分値を画素毎に算出し、算出した差分値が閾値以上である場合には第2の領域702に変化があったと判定する。第2の領域702に変化があったと検出部31が判定した場合にはステップS905の処理に進み、それ以外の場合には図11に示したステップS805の処理に進む。
(ステップS905)検出部31は、第2の領域702に不要な被写体が存在していることを検出し、図11に示したステップS805の処理に進む。
【0089】
上述したとおり、本実施形態によれば、撮像装置3は、上述したステップS801〜ステップS810の処理と、ステップS901〜ステップS905の処理を実行する。これにより、撮像装置3の検出部31が第1の領域701に不要な被写体が存在すると検知した場合には、通知部15は第1の領域701に不要な被写体が侵入した場合に対応した擬似撮像動作を行う。また、撮像装置3の検出部31が第2の領域702に不要な被写体が存在すると検知した場合には、通知部15は第2の領域702に不要な被写体が侵入した場合に対応した擬似撮像動作を行う。これにより、撮像装置3は、不要な被写体が侵入した領域に応じて、適切な擬似撮像動作を行うことができる。
【0090】
以上、この発明の第1〜第6の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0091】
1,2,3・・・撮像装置、11・・・撮像部、12・・・画像処理部、13・・・記録部、14・・・画像出力部、15・・・通知部、16・・・制御部、17・・・操作部、18・・・モニタ、19・・・記憶媒体、21・・・認識部、31・・・検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像装置であって、
被写体の撮像を行うとともに、第1の品質の撮像データ、又は、前記第1の品質の撮像データより高品質である第2の品質の撮像データの出力を行う撮像部と、
前記撮像装置の周辺にいる者に対して通知を行う通知部と、
前記第1の品質の撮像データが前記撮像部から出力されているときに前記第2の品質の撮像を予測する第1のトリガを受け付けたとき前記通知部に前記通知を行わせ、前記第2の品質の撮像を指示する第2のトリガを受け付けたとき、前記撮像部に前記第2の品質の撮像データを出力させる制御部と、
を有することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記撮像部が出力する前記第1の品質の撮像データに含まれる前記被写体の認識処理を行い、当該認識処理で前記被写体を認識した場合、前記制御部に前記第1のトリガを出力する認識部
を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記被写体は第1の被写体であり、
前記認識部が前記第1の被写体を認識した後、前記撮像の撮像領域を含む対象領域に存在していなかった第2の被写体が前記対象領域に進入してきたときに、前記第2の被写体を移動物体として検出するとともに、前記移動物体を検出した場合、前記制御部に前記第1のトリガを出力する検出部
を有することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記検出部は、前記認識部が前記第1の被写体を認識したときの前記第1の品質の撮像データである第1のフレームには存在せず、前記撮像部が前記第1のフレームを出力した後に出力した前記第1の品質の撮像データである第2のフレームに存在する前記第2の被写体を前記移動物体として検出する
ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記撮像領域を撮像した第1の画角の前記第2の品質の撮像データを記録する記録部
を有し、
前記対象領域は、前記第1の画角よりも広い第2の画角の領域である
ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記検出部は、センサにより前記移動物体を検出する
ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項7】
第3のトリガを前記制御部に出力する操作部
を有し、
前記制御部は、前記第3のトリガを受け付けたときに、前記検出部に前記検出を開始させる
ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項8】
第3のトリガを前記制御部に出力する操作部
を有し、
前記制御部は、前記第3のトリガを受け付けたときに、前記通知部に前記通知を行わせる
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記第1のトリガを前記制御部に出力する操作部
を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記通知部は、前記通知を音で行う
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項11】
前記音は、前記撮像部が前記第2の品質の撮像データを出力する際の撮像音を模擬した音である
ことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
【請求項12】
前記音は、音声である
ことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
【請求項13】
前記通知部は、前記通知を光で行う
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項14】
前記制御部は、前記第2のトリガを受け付けたとき、前記撮像部による前記撮像の動作に連動したフラッシュ光を前記通知部に発光させる
ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
【請求項15】
前記通知部は、発光ダイオードを用いて前記通知を行う
ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−104939(P2012−104939A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−249957(P2010−249957)
【出願日】平成22年11月8日(2010.11.8)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】