説明

撮影装置

【課題】好適な撮影が可能な撮影装置を提供する。
【解決手段】レンズ鏡筒13を取付け可能な取付け部2と、取付け部2に取付けられたレンズ鏡筒13を用いて撮影画像を取得する撮影部3と、取付け部2に取付けられたレンズ鏡筒13からレンズ12の色補正に関する色補正情報を取得可能な情報取得部4と、警告を表示可能な表示部9と、情報取得部4が前記色補正情報を取得できないとき、表示部9に警告を表示させるように表示部9を制御する制御部5とを含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、撮影レンズを保持するレンズ鏡筒として、撮影レンズの色補正に関する色補正情報を備えたものが提案されており(例えば、特許文献1を参照。)、この色補正情報に基づいて撮影画像に色補正を行う構成のレンズ交換式のデジタルカメラが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−39363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上述のような従来のデジタルカメラは、色補正情報を備えていないレンズ鏡筒が用いられた場合に撮影画像の色補正を行うことができない。したがって撮影者は、このことに気付かずに撮影を行うこととなり、撮影の失敗を招いてしまうという問題があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、好適な撮影が可能な撮影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、レンズ鏡筒(13)を取付け可能な取付け部(2)と、前記取付け部(2)に取付けられた前記レンズ鏡筒(13)を用いて撮影画像を取得する撮影部(3)と、前記取付け部(2)に取付けられた前記レンズ鏡筒(13)からレンズ(12)の色補正に関する色補正情報を取得可能な情報取得部(4)と、警告を表示可能な表示部(9)と、前記情報取得部(4)が前記色補正情報を取得できないとき、前記表示部(9)に警告を表示させるように前記表示部(9)を制御する制御部(5)とを含むことを特徴とする撮影装置(1)である。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載された撮影装置(1)であって、前記制御部(5)は、前記情報取得部(4)が前記色補正情報を取得できないとき、前記撮影部(3)が前記色補正情報を取得するための画像を取得可能なように前記撮影部(3)を制御することを特徴とする撮影装置(1)である。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2に記載された撮影装置(1)であって、前記色補正情報を取得するための画像を解析することにより、前記取付け部(2)に取付けられた前記レンズ鏡筒(13)に適した前記色補正情報を取得する解析部(16)と、前記撮影画像を記憶可能な画像記憶部(7)とを含み、前記制御部(5)は、前記画像記憶部(7)が前記解析部(16)により取得された前記色補正情報に関連付けて前記撮影画像を記憶するように前記画像記憶部(7)を制御することを特徴とする撮影装置(1)である。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1に記載された撮影装置(1)であって、前記撮影画像を記憶可能な画像記憶部(7)と、レンズ(12)の色補正に関する色補正情報が記憶された情報記憶部(8)とを含み、前記制御部(5)は、前記情報取得部(4)が前記色補正情報を取得できないとき、前記画像記憶部(7)が前記情報記憶部(8)に記憶された前記色補正情報に関連付けて前記撮影画像を記憶するように前記画像記憶部(7)を制御することを特徴とする撮影装置(1)である。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1に記載された撮影装置(1)であって、撮影状態に応じて撮影者が前記撮影部(3)の設定を変更するために操作可能な操作部(11)と、前記撮影画像を記憶可能な画像記憶部(7)と、前記操作部(11)の状態に基づいて前記撮影画像を解析することにより、前記取付け部(2)に取付けられた前記レンズ鏡筒(13)に適した前記色補正情報を取得する解析部(16)とを含み、前記制御部(5)は、前記情報取得部(4)が前記色補正情報を取得できないとき、前記画像記憶部(7)が前記解析部16により取得された前記色補正情報に関連付けて前記撮影画像を記憶するように前記画像記憶部(7)を制御することを特徴とする撮影装置(1)である。
【0010】
請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載された撮影装置(1)であって、前記制御部(5)は、前記情報取得部(4)が前記色補正情報を取得できないとき、前記撮影部(3)が前記撮影画像を取得する前に、前記表示部(9)に警告を表示させるように前記表示部(9)を制御することを特徴とする撮影装置(1)である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、好適な撮影が可能な撮影装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る撮像装置で実行される色補正情報取得ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態に係る撮像装置で用いられる専用チャートの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態に係る撮影装置を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように本実施形態に係る撮影装置1は、レンズ交換式のデジタルカメラであって、取付け部2、撮影部3、情報取得部4、制御部5、画像補正部6、画像記憶部7、情報記憶部8、表示部9、通信部10、及び操作部11を備えている。
取付け部2は、種々のレンズ鏡筒を撮影装置1に着脱自在に取付けるためのカメラマウントであって、本実施形態では撮影レンズ12を保持したレンズ鏡筒13が取付けられている。なお、レンズ鏡筒13は、レンズ鏡筒13の型番等の基本情報や、撮影レンズ12の色補正に関する色補正情報を記憶したレンズ内記憶部14を有している。
【0014】
撮影部3は、取付け部2に取付けられたレンズ鏡筒13を用いて撮影画像を取得するものであって、一般的な構成のデジタルカメラに備えられているCCD15等のカメラ要素からなる。なお、本明細書では、撮影部3が取得した撮影画像であって、後述の画像補正部6によって色補正が行われていないものを「撮影画像」という。
情報取得部4は、取付け部2に取付けられたレンズ鏡筒13のレンズ内記憶部14からレンズ鏡筒13の基本情報及び色補正情報を取得するものである。
制御部5は、撮影装置1及びレンズ鏡筒13を制御するシステムコントローラであり、後述する解析部16を含んでいる。
【0015】
画像補正部6は、撮影部3が取得した撮影画像を所定の色補正情報に基づいて色補正するものである。
画像記憶部7は、撮影部3が取得した撮影画像や、画像補正部6によって色補正された撮影画像を記憶する画像メモリであり、本実施形態では1枚の画像記憶部7用SDカードからなる。
情報記憶部8は、所定の色補正情報を記憶するメモリカードであり、本実施形態では1枚の情報記憶部8用SDカードからなる。なお、情報記憶部8と画像記憶部7とは、同一の記憶媒体(例えば、1枚のSDカード)としてもよい。
【0016】
表示部9は、撮影画像や後述する警告等を表示するための液晶モニタからなる。
通信部10は、パーソナルコンピュータ(PC)と通信を行うものであり、本実施形態ではアンテナからなる。
操作部11は、撮影者によって直接操作されるものであり、不図示のレリーズボタン、撮影モードダイアル、ホワイトバランス設定ダイアルを含む。なお、本実施形態において撮影者は、撮影モードダイアルにより撮影装置1の撮影モード(人物撮影モード、風景撮影モード、夜景撮影モード等)を切り替えることができる。また、ホワイトバランス設定ダイアルにより撮影装置1のホワイトバランスの設定(晴天での撮影、曇天での撮影、蛍光灯下での撮影、白熱灯下での撮影等)を切り替えることができる。
【0017】
上記構成の本実施形態に係る撮影装置1は、図2に示し以下に詳述する色補正情報取得ルーチンを実行するように構成されている。なお、色補正情報取得ルーチンは、撮影装置1の電源の入力やレンズ鏡筒13の交換に伴って開始される。
ステップS1:撮影装置1の制御部5が、情報取得部4にレンズ鏡筒13のレンズ内記憶部14と通信を行わせ、レンズ鏡筒13の基本情報を取得させる。
【0018】
ステップS2:制御部5は情報取得部4が取得したレンズ鏡筒13の基本情報に色補正情報が含まれているか否かを確認する。基本情報に色補正情報が含まれている場合、制御部5はこの色補正情報をレンズ鏡筒13に最適な色補正情報として画像補正部6に取得させる。そして色補正情報取得ルーチンは終了し、撮影装置1は撮影可能状態となる。一方、前記基本情報に色補正情報が含まれていない場合にはステップS3へ進む。なお、撮影装置1に用いられたレンズ鏡筒13が通信機能を有していない場合にもステップS3へ進む。
ステップS3:制御部5は、レンズ鏡筒13から色補正情報を取得することができない旨の警告と、レンズ鏡筒13に適した色補正情報を新規作成するか否かの選択を撮影者に促す案内を表示部9に表示させる。これにより、撮影者によって色補正情報を新規作成する旨の指示が入力された場合にはステップS4へ進み、そうでない場合にはステップS13へ進む。
【0019】
ステップS4:制御部5は色補正情報を新規作成するために用いられる後述のチャート画像を撮影者が撮影可能なように撮影部3を制御する。具体的には、例えば制御部5がレンズ鏡筒13内の不図示の絞りを全開にすることが好ましい。これにより、撮影部3により多くの撮影光を取り込むことができ、より正確な色補正情報を取得することが可能となる。また、例えば制御部5が通常の撮影時よりもシャッタスピードが長くなるように撮影部3内の不図示のシャッタを制御することが好ましい。これは、シャッタスピードが撮影レンズ12の焦点距離や明るさ等に応じて予め定められた値に設定することができるためである。またチャート画像は、色を正確に取得できていれば多少の手ブレが生じていても構わないためである。
【0020】
ステップS5:制御部5は、撮影者に本撮影装置1によってチャートの撮影を行うように促す案内を表示部9に表示させる。本実施形態では前記チャートとして、種類の異なるチャート(例えば、市販のマクベスカラーチャートや図3に示す専用チャート等)を用いることが可能であり、情報記憶部8にはそれぞれの基準の色情報が予め記憶されている。なお、チャートの撮影前に、撮影者が手動でチャートの種類を入力することも可能である。なお、専用チャートは、図3に示すようにマクベスカラーチャートを中央と上下左右、及び四隅に1つずつ同心円状に配置してなる。斯かる構成の専用チャートを用いることで、後述するステップS9においてより正確な色補正情報を作成することが可能となり、撮影画像の周辺へ向かって適切な補正が求められる場合にも対処することが可能となる。なお、専用チャートは一例であってこの構成に限られるものでなく、例えば光源の色温度を限定するために少なくともグレーチャートを有していることが好ましい。
【0021】
ステップS6:制御部5は、解析部16に撮影者が撮影したチャートの画像(「チャート画像」という。)をシーン解析技術を用いて解析させ、チャートの種類を特定させる。
ステップS7:制御部5は、解析部16がチャートの種類の特定が完了したか否かを確認する。チャートの種類の特定が完了している場合はステップS8へ進む。一方、チャートの種類を特定できなかった場合、或いはチャートの種類の特定が完了しても撮影者が予め入力したチャートの種類と異なっていた場合にはステップS5へ戻る。
【0022】
ステップS8:制御部5が、新規作成する色補正情報が光源の色温度に左右されることがないように、チャート画像内のグレーチャートを用いてホワイトバランスの調整を行う。なお、ステップS7で解析部16が特定したチャートの種類が専用チャートであった場合には、中央付近のグレーチャートを用いてホワイトバランスの調整を行う。
ステップS9:解析部16は、ステップS7で特定したチャートの種類に対応した基準の色情報を情報記憶部8から読み出し、該基準の色情報とホワイトバランス調整後のチャート画像の色情報とを比較して色補正情報を新規作成する。なお、新規作成した色補正情報を「新規色補正情報」という。
ステップS10:制御部5は撮影者に新規色補正情報を保存するか否かの選択を促す案内を表示部9に表示させる。これにより、撮影者によって新規色補正情報を保存する旨の指示が入力された場合にはステップS11へ進み、そうでない場合にはステップS5へ戻る。
【0023】
ステップS11:制御部5は新規色補正情報をレンズ鏡筒13に関連付けて情報記憶部8に保存する。例えば、制御部5は撮影者に新規色補正情報の名称の入力を促す案内を表示部9に表示させ、撮影者が入力した名称とともに新規色補正情報を情報記憶部8に保存する。
ステップS12:制御部5は情報記憶部8に保存した新規色補正情報をレンズ鏡筒13に最適な色補正情報として画像補正部6に取得させる。そして色補正情報取得ルーチンは終了し、撮影装置1は撮影可能状態となる。
【0024】
ステップS13:制御部5は撮影者に後述する既存の色補正情報の中からレンズ鏡筒13に適した色補正情報を選択するか否かの選択を促す案内を表示部9に表示させる。これにより、撮影者によって色補正情報を選択する旨の指示が入力された場合にはステップS14へ進む。ここで、レンズメーカー等は、過去に発売した各種レンズ鏡筒についての詳細な色補正情報を作成し、これをライブラリー化してホームページ等にダウンロード可能に公開することが好ましい。これにより、撮影者は必要に応じて前記ホームページ等から所望のレンズ鏡筒の色補正情報をPCへダウンロードし、通信部10を介してこの色補正情報をPCから取得して情報記憶部8に保存することが可能となる。情報記憶部8には、このようにしてホームページ等からダウンロードした色補正情報、上述のステップS4〜ステップS11に基づいて過去に作成された色補正情報、製品出荷時から予め保存されている色補正情報等が、既存の色補正情報として少なくとも1つ保存されている。なお、斯かる既存の色補正情報は、レンズメーカー毎に分類されていてもよく、レンズ鏡筒の焦点距離毎に分類されていてもよい。
一方、撮影者によって色補正情報を選択しない旨の指示が入力された場合には、色補正情報取得ルーチンが終了し、撮影装置1は撮影可能状態となる。この状態において撮影者が撮影を行った際には、撮影画像は色補正されることなく画像記憶部7に記憶されることとなる。
【0025】
ステップS14:制御部5は情報記憶部8に保存されている既存の色補正情報を表示部9に表示させる。これにより撮影者は既存の色補正情報の中から所望の色補正情報を選択することが可能となる。
ステップS15:制御部5は撮影者が選択した色補正情報に変更があるか否かの選択を促す案内を表示部9に表示させる。これにより、撮影者によって色補正情報に変更がない旨の指示が入力された場合には、制御部5は撮影者が選択した色補正情報をレンズ鏡筒13に最適な色補正情報として画像補正部6に取得させる。そして色補正情報取得ルーチンは終了し、撮影装置1は撮影可能状態となる。一方、撮影者によって色補正情報に変更がある旨の指示が入力された場合にはステップS14へ戻る。
【0026】
以上、本実施形態に係る撮影装置1は、上記色補正情報取得ルーチンを実行することで、撮影装置1に取付けられているレンズ鏡筒13が色補正情報を有している場合には、この色補正情報を取得することができる。そして、撮影装置1に取付けられているレンズ鏡筒13が色補正情報を有していない場合には、その旨を撮影者に警告表示することができ、さらに当該レンズ鏡筒13に最適な色補正情報を、新規作成する又は既存の色補正情報から選択することによって取得することができる。
なお、本実施形態に係る撮影装置1では、上述のように撮影装置1の電源の入力やレンズ鏡筒13の交換に伴い色補正情報取得ルーチンが実行される。即ち、撮影装置1に取付けられているレンズ鏡筒13が色補正情報を有していない場合には、撮影者が撮影を行う前に、撮影者に警告表示することができる。このため撮影者は、撮影を行う前に、色補正情報を新規作成するか、或いは既存の色補正情報を選択するか否かの選択を行うことが可能となる。
【0027】
また、本実施形態に係る撮影装置1は、上記色補正情報取得ルーチンの終了後、撮影者が本撮影装置1で任意の被写体を撮影した際には、撮影部3が取得した撮影画像を、画像補正部6が上記色補正情報取得ルーチンで取得した色補正情報に基づいて色補正を行い、画像記憶部7に記憶するように構成されている。このようにして本実施形態に係る撮影装置1は、最適な色補正を施した撮影画像を取得することができる。なお、以上のように画像補正部6が色補正した撮影画像を画像記憶部7に記憶する構成に限られず、単に制御部5が撮影画像と色補正情報とを関連付けて画像記憶部7に記憶させる構成としてもよい。
【0028】
なお、本実施形態に係る撮影装置1では、上述のように色補正情報取得ルーチンにおける色補正情報の新規作成は、チャート画像を解析することで行われる。しかしながらこれに限られず、任意の被写体の撮影画像を、操作部11の撮影モードダイアルやホワイトバランス設定ダイアル等の設定情報を用いて解析することで色補正情報を新規作成することも可能である。例えば、撮影画像が各ダイアルの設定状態により人物撮影モードかつ蛍光灯下で撮影されたものであることがわかれば、これらの情報を加味することで、撮影画像に人の肌が含まれており、蛍光灯が当たっていることがわかる。このため、撮影画像から蛍光灯が当たった人の肌の色を検出し、人の肌の色がきれいになるように色補正情報を決定することができる。これにより、チャートを使用することなく色補正情報の新規作成が可能になる。
また、本実施形態に係る撮影装置1は、レンズ交換式のデジタルカメラを例示しているが、本発明はこれに限られずスチルカメラやビデオカメラ等に適用することも可能である。
【0029】
以上、本実施形態によれば、色補正情報を備えていないレンズ鏡筒が取付けられた場合に警告を表示可能で、また、当該レンズ鏡筒に最適な色補正情報を取得し、これに基づいて色補正を施した撮影画像を取得可能な撮影装置を実現することができる。
【符号の説明】
【0030】
1 撮影装置
2 取付け部
3 撮影部
4 情報取得部
5 制御部
7 画像記憶部
8 情報記憶部
9 表示部
12 撮影レンズ
13 レンズ鏡筒
16 解析部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズ鏡筒を取付け可能な取付け部と、
前記取付け部に取付けられた前記レンズ鏡筒を用いて撮影画像を取得する撮影部と、
前記取付け部に取付けられた前記レンズ鏡筒からレンズの色補正に関する色補正情報を取得可能な情報取得部と、
警告を表示可能な表示部と、
前記情報取得部が前記色補正情報を取得できないとき、前記表示部に警告を表示させるように前記表示部を制御する制御部とを含むことを特徴とする撮影装置。
【請求項2】
請求項1に記載された撮影装置であって、
前記制御部は、前記情報取得部が前記色補正情報を取得できないとき、前記撮影部が前記色補正情報を取得するための画像を取得可能なように前記撮影部を制御することを特徴とする撮影装置。
【請求項3】
請求項2に記載された撮影装置であって、
前記色補正情報を取得するための画像を解析することにより、前記取付け部に取付けられた前記レンズ鏡筒に適した前記色補正情報を取得する解析部と、
前記撮影画像を記憶可能な画像記憶部とを含み、
前記制御部は、前記画像記憶部が前記解析部により取得された前記色補正情報に関連付けて前記撮影画像を記憶するように前記画像記憶部を制御することを特徴とする撮影装置。
【請求項4】
請求項1に記載された撮影装置であって、
前記撮影画像を記憶可能な画像記憶部と、
レンズの色補正に関する色補正情報が記憶された情報記憶部とを含み、
前記制御部は、前記情報取得部が前記色補正情報を取得できないとき、前記画像記憶部が前記情報記憶部に記憶された前記色補正情報に関連付けて前記撮影画像を記憶するように前記画像記憶部を制御することを特徴とする撮影装置。
【請求項5】
請求項1に記載された撮影装置であって、
撮影状態に応じて撮影者が前記撮影部の設定を変更するために操作可能な操作部と、
前記撮影画像を記憶可能な画像記憶部と、
前記操作部の状態に基づいて前記撮影画像を解析することにより、前記取付け部に取付けられた前記レンズ鏡筒に適した前記色補正情報を取得する解析部とを含み、
前記制御部は、前記情報取得部が前記色補正情報を取得できないとき、前記画像記憶部が前記解析部により取得された前記色補正情報に関連付けて前記撮影画像を記憶するように前記画像記憶部を制御することを特徴とする撮影装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載された撮影装置であって、
前記制御部は、前記情報取得部が前記色補正情報を取得できないとき、前記撮影部が前記撮影画像を取得する前に、前記表示部に警告を表示させるように前記表示部を制御することを特徴とする撮影装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−272981(P2010−272981A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−121275(P2009−121275)
【出願日】平成21年5月19日(2009.5.19)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】