説明

操作装置、操作方法、操作プログラム及び記録媒体

【課題】直感的に効率よくコンテンツを探し出せるメニュー操作を提供する。
【解決手段】リモコン端末1の傾きに対応させて選択可能にアイコンを表示し、アイコンにフォルダや文字を関連付ける。これにより、リモコン端末1を傾けるだけでフォルダの選択や文字の選択ができ、カーソル移動のためにキーを何度も押す必要がなくなる。また、ユーザの文字入力行動を検知してアイコンにフォルダや文字を適宜関連付ける。これにより、ユーザは、文字入力とフォルダの選択を切り替える煩わしさがなくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リモコン端末から送信される情報に基づいて、テレビ画面に表示されるメニューを操作する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタル機器同士が有線通信や無線通信で接続され、さらにデジタル機器がインターネットなどのネットワークに接続されることで、利用可能なコンテンツの量が飛躍的に増加している。そのため、ユーザが所望のコンテンツを発見し、利用するための、直感的でわかりやすいメニュー画面と煩わしくない操作方法が求められている。コンテンツの例としては、動画、静止画、音声、テキスト、およびプログラムなどがある。
【0003】
従来、いくつもの階層に分かれたフォルダを移動してコンテンツを選択していた。図18は、従来のコンテンツ選択のための画面を示す図である。図18に示すメニューでは、右の方向キーによって1つ下位の階層へ移動し、左の方向キーによって1つ上位の階層へ移動する操作を行う。ユーザはこのような操作により階層を移動して所望のコンテンツを探す。同図に示す例では、k〜k+2階層の3階層分のフォルダ、コンテンツを表示している。画面に表示しきれないものに関してはスクロールバーを操作することで表示する。
【0004】
また、検索ウィンドウを表示してキーワードを受け付け、そのキーワードによってコンテンツを絞り込むメニューも存在する。コンテンツを絞り込むことによって画面に表示されるコンテンツが少なくなり、より効率よくコンテンツを探すことができる。キーボードなどの入力装置を用いることでキーワードの入力が容易となるが、デジタルテレビなど画面から離れて操作する機器では、キーボードは大きく、テーブル等のキーボードを置く場所が必要であり、扱いにくい。マウスなどの入力装置はキーボードに比べて小さいが、操作をするためのスペースが必要である。他方、扱いが容易なリモコン端末でキーワードの入力を行うにはキー数が不足するという問題が生じる。
【0005】
そこで、情報を入力する方法として、キーを押す順番を判定して数字を入力する方法や目印となる物体を動かして操作する方法などが考えられている(特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平08−190452号公報
【特許文献2】特開2004−272598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、扱いが容易なリモコン端末を用いてフォルダを選択しコンテンツを探す場合、大量のコンテンツが存在していると、フォルダやコンテンツを選択するカーソルの移動やキーの押下を繰り返す必要があり、作業負担が大きいという問題がある。
【0008】
また、キーの数の限られたリモコン端末でどのようにキーワードの入力を行うかという問題がある。
【0009】
さらに、フォルダを移動しつつ、キーワードの入力を行ってコンテンツを絞り込んで探すときに、フォルダの選択画面から検索ウィンドウを選択して文字を入力し、再びフォルダの選択画面に戻るといった操作対象を切り替える手間が生じて煩わしいという問題がある。
【0010】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、直感的に効率よくコンテンツを探し出せるメニュー操作を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
第1の本発明に係る操作装置は、傾きを検出する傾き検出手段とキーの押下を検出するキー入力手段とを有する小型端末装置から送信される信号に基づいてメニューを操作する操作装置であって、フォルダ毎にコンテンツを管理する管理手段と、前記信号を受信する受信手段と、受信した前記信号から前記小型端末装置が検出した傾き情報とキー入力情報を取得する情報入力手段と、前記フォルダあるいは文字に関連付けた複数のアイコンと、文字の入力を受け付ける文字入力領域と、前記コンテンツの一覧を表示する一覧表示領域を有するメニューを表示する表示手段と、前記傾き情報に基づいて前記アイコンを選択するとともに、前記キー入力情報に基づいてフォルダに関する操作あるいは文字に関する操作を行い、選択された前記アイコンに関連付けられたフォルダ及び前記文字入力領域に入力された文字に基づいて前記一覧表示領域を更新し、前記キー入力情報に基づいて前記一覧表示領域から利用するコンテンツを選択する操作手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
上記操作装置において、前記操作手段は、選択した前記アイコンにフォルダが関連付けられている場合に、前記キー入力情報が文字に関する操作を示すときは前記アイコンに文字を関連付け、選択した前記アイコンが文字に関連付けられている場合に、所定の時間、前記傾き情報の変化及び文字に対する操作を示す前記キー入力情報を取得しないときは前記アイコンをフォルダに関連付けることを特徴とする。
【0013】
上記操作装置において、前記文字に対応させた前記フォルダ毎にコンテンツを管理することを特徴とする。
【0014】
第2の本発明に係る操作方法は、傾きを検出する傾き検出手段とキーの押下を検出するキー入力手段とを有する小型端末装置から送信される信号に基づいてメニューを操作する操作方法であって、前記信号を受信するステップと、受信した前記信号から前記小型端末装置が検出した傾き情報とキー入力情報を取得するステップと、コンテンツを管理するフォルダあるいは文字に関連付けた複数のアイコンと、文字の入力を受け付ける文字入力領域と、前記コンテンツの一覧を表示する一覧表示領域を有するメニューを表示するステップと、前記傾き情報に基づいて前記アイコンを選択するステップと、前記キー入力情報に基づいてフォルダに関する操作あるいは文字に関する操作を行うステップと、選択された前記アイコンに関連付けられたフォルダ及び前記文字入力領域に入力された文字に基づいて前記一覧表示領域を更新するステップと、前記キー入力情報に基づいて前記一覧表示領域から利用するコンテンツを選択するステップと、を有することを特徴とする。
【0015】
上記操作方法において、選択した前記アイコンにフォルダが関連付けられている場合に、前記キー入力情報が文字に関する操作を示すときは前記アイコンに文字を関連付け、選択した前記アイコンが文字に関連付けられている場合に、所定の時間、前記傾き情報の変化及び文字に対する操作を示す前記キー入力情報を取得しないときは前記アイコンをフォルダに関連付けるステップを有することを特徴とする。
【0016】
上記操作方法において、前記文字に対応させた前記フォルダ毎にコンテンツを管理することを特徴とする。
【0017】
第3の本発明に係る操作プログラムは、傾きを検出する傾き検出手段とキーの押下を検出するキー入力手段とを有する小型端末装置から送信される信号に基づいてメニューを操作する操作装置に、前記信号を受信する処理と、受信した前記信号から前記小型端末装置が検出した傾き情報とキー入力情報を取得する処理と、コンテンツを管理するフォルダあるいは文字に関連付けた複数のアイコンと、文字の入力を受け付ける文字入力領域と、前記コンテンツの一覧を表示する一覧表示領域を有するメニューを表示する処理と、前記傾き情報に基づいて前記アイコンを選択する処理と、前記キー入力情報に基づいてフォルダに関する操作あるいは文字に関する操作を行う処理と、選択された前記アイコンに関連付けられたフォルダ及び前記文字入力領域に入力された文字に基づいて前記一覧表示領域を更新する処理と、前記キー入力情報に基づいて前記一覧表示領域から利用するコンテンツを選択する処理と、を実行させることを特徴とする。
【0018】
上記操作プログラムにおいて、選択した前記アイコンにフォルダが関連付けられている場合に、前記キー入力情報が文字に関する操作を示すときは前記アイコンに文字を関連付け、選択した前記アイコンが文字に関連付けられている場合に、所定の時間、前記傾き情報の変化及び文字に対する操作を示す前記キー入力情報を取得しないときは前記アイコンをフォルダに関連付ける処理を有することを特徴とする。
【0019】
上記操作プログラムにおいて、前記文字に対応させた前記フォルダ毎にコンテンツを管理することを特徴とする。
【0020】
第4の本発明に係る記録媒体は、上記操作プログラムのいずれかを記録したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、直感的に効率よくコンテンツを探し出せるメニュー操作を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本実施の形態における全体システム構成およびリモコン端末のキーを示す概略図である。
【図2】リモコン端末の機能構成を示す機能構成図である。
【図3】デジタルテレビの機能構成を示す機能構成図である。
【図4】メニューの構成を示す概略図である。
【図5】フォルダのツリー構造を説明する図である。
【図6】リモコン端末の傾き方向を説明する図である。
【図7】各方向に対応するリモコン端末の傾きを示す図である。
【図8】リモコン端末の傾きに応じて選択される方向を示す図である。
【図9】文字入力の一例を示す図である。
【図10】文字入力の際のメニューの構成を示す概略図である。
【図11】フォルダ選択処理および文字入力処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】メニューを立ち上げたときのメニューの様子を示す図である。
【図13】「さ」行フォルダを選択したときのメニューの様子を示す図である。
【図14】「す」フォルダを選択したときのメニューの様子を示す図である。
【図15】「か」行フォルダを選択したときのメニューの様子を示す図である。
【図16】「か」行フォルダを選択し、「きた」と検索バーに入力したときのメニューの様子を示す図である。
【図17】図16においてコンテンツリストからコンテンツを選択する様子を示す図である。
【図18】従来のフォルダ選択を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0024】
図1は、本実施の形態における全体システム構成およびリモコン端末のキーを示す概略図である。この全体システムは、赤外線等の無線や有線により互いに通信可能なリモコン端末1(小型端末装置に相当)及びデジタルテレビ2(操作装置に相当)により構成されている。ユーザによるリモコン端末1の操作に対応する情報をデジタルテレビ2へ送信することで、デジタルテレビ2を遠隔操作することができる。デジタルテレビ2は、Webブラウザやウィジェット等の表示モジュールを備え、ユーザがリモコン端末1を操作した結果を画面に表示することができる。以下、リモコン端末1およびデジタルテレビ2の構成について説明する。
【0025】
図1に示すように、リモコン端末1は、視認により判別できる識別力を有する記号が表面に描かれた複数の特殊キーからなる特殊キー部3と、上下左右の方向を指示する4つの方向キーからなる十字キー部5と、十字キー部5の中央に配置された中心キー7とを備える。各キーは、リモコン端末1を手で把持した場合に全てのキーが親指の可動範囲に収まるよう所定の範囲内に配置されている。特殊キー部3は、電源キー31、決定キー32、削除キー33、プラスキー34、マイナスキー35、左矢印キー36、および右矢印キー37を備える。十字キー部5は、上方向キー51、下方向キー52、左方向キー53、および右方向キー54を備える。
【0026】
図2は、リモコン端末1の機能構成を示す機能構成図である。同図に示すように、リモコン端末1は、キー状態検出部11(キー入力手段に相当)、傾き検出部12(傾き検出手段に相当)、マイコン部13、および送信部14を備える。リモコン端末1には、傾き検出センサなどの機能が備わっており、傾き検出センサにより検出されたリモコン端末1の傾き情報およびユーザのキーの押下げを検出したキー入力情報をデジタルテレビ2へ送る。
【0027】
キー状態検出部11は、特殊キー部3の各特殊キー、十字キー部5の各方向キー、および中心キー7がユーザによって押下げられた場合に、押下げられたキーがいずれのキーであるか検出する機能を備える。
【0028】
傾き検出部12は、ユーザによって変化したリモコン端末1の傾き(姿勢)を検出する機能を備える。このような傾き検出部12としては、例えば、携帯電話の体感型アプリや歩行ロボット等で利用されている加速度センサや傾き検出用ジャイロセンサを用いることが可能である。
【0029】
マイコン部13は、キー状態検出部11、傾き検出部12で検出された各情報を処理し、キーの押下状態を示すキー入力情報とリモコン端末1の傾きを示す傾き情報を含む入力信号を送信部15に送出する機能を備える。
【0030】
送信部14は、マイコン部13によって処理された入力信号をデジタルテレビ2に赤外線又は無線通信で送信する機能を備える。
【0031】
図3は、デジタルテレビ2の機能構成を示す機能構成図である。同図に示すデジタルテレビ2は、信号受信部21(受信手段に相当)、信号分離部22(情報入力手段に相当)、信号データ蓄積部23、表示制御部24(操作手段に相当)、表示出力部25(表示手段に相当)、ディスク制御部26、ネットワーク制御部27、および外部メモリアクセス部28(それぞれが管理手段に相当)を備える。なお、デジタルテレビ2は、演算処理装置、記憶装置、メモリ等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムはデジタルテレビ2が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。以下、各部について説明する。
【0032】
信号受信部21は、リモコン端末1から送信された入力信号を受信する機能を備える。
【0033】
信号分離部22は、信号受信部21が受信した入力信号を各種情報に分離する機能を備える。具体的には、受信した入力信号からキー入力情報、傾き情報などを分離して取得する。
【0034】
信号データ蓄積部23は、信号分離部22が分離した各種情報を一時的に保持する機能を備える。信号データ蓄積部23としては、例えば、メモリ、ハードディスク等の記憶装置を用いる。
【0035】
表示制御部24は、受信した入力信号に基づく各種情報を信号データ蓄積部23から読み出してメニュー操作を行う。また、ディスク制御部26、ネットワーク制御部27、および外部メモリアクセス部28からコンテンツを取得して表示出力部27に表示させる。
【0036】
表示出力部25は、表示制御部24による制御結果、例えば、メニュー画面や選択されたコンテンツを画面に出力する。
【0037】
ディスク制御部26、ネットワーク制御部27、および外部メモリアクセス部28は、表示制御部24の指示に基づいて、格納したコンテンツあるいは外部からコンテンツを取得する。ディスク制御部26は、記憶装置等にコンテンツを格納しており、そのコンテンツを読み出して取得する。ネットワーク制御部27は、ネットワークを介してコンテンツを取得する。外部メモリアクセス部28は、外部の記憶装置に格納されたコンテンツを読み出して取得する。
【0038】
次に、表示制御部24により生成され、表示出力部25が表示するメニューの構成について説明する。図4は、表示出力部25が表示するメニューの構成を示す概略図である。同図に示すメニュー100は、アイコン表示領域110、検索バー表示領域120、およびコンテンツリスト表示領域130を有する。
【0039】
図4に示すように、アイコン表示領域110は、半円形の形状であり、外側から順に、A階層111、B階層112、およびC階層113で構成される。各階層111〜113には、上、左上、左、左下、下の5カ所にフォルダに関連付けられたアイコン114が配置される。B階層112が操作対象の階層である。A階層111は、B階層112より1つ上の階層である。A階層111で選択されたフォルダに含まれるフォルダがB階層112に表示される。C階層113には、B階層112で選択されているフォルダに含まれるフォルダが表示される。ユーザがB階層112で選択しているフォルダを変更すると、C階層113に表示されるフォルダも変更される。
【0040】
図5に示すようなツリー構造でフォルダが構成されている場合、操作対象がどの階層であるかによってアイコン表示領域110の表示内容が変化する。例えば、操作対象が図5に示す第1階層である場合、B階層112に第1階層に属するフォルダが表示され、C階層113にB階層112で選択されているフォルダに含まれるフォルダが表示される。このとき、A階層111は表示されない。B階層112に表示されているフォルダを選択決定すると、操作対象が第2階層に移り、B階層112に表示されていた第1階層のフォルダはA階層111に表示され、C階層113に表示されていた第2階層のフォルダはB階層112に表示され、C階層113には、さらに1つ下の第3階層のフォルダが表示される。操作対象が最下位階層、図5の第4階層に到達すると、アイコン表示領域110には、第3階層のフォルダを表示するA階層111と第4階層のフォルダを表示するB階層112のみが表示され、C階層113は表示されない。
【0041】
検索バー表示領域120は、リモコン端末1により入力された文字を表示する文字表示欄121を備える。文字入力処理については後述する。
【0042】
コンテンツリスト表示領域130は、コンテンツの一覧であるコンテンツリスト131を表示する。コンテンツリスト表示領域130内に一覧のすべてが表示できない場合は、スクロールバー132を表示する。コンテンツリスト表示領域130に表示されるコンテンツリスト131は、アイコン表示領域110のB階層112で選択されているフォルダに格納されたコンテンツ、あるいは、選択されているフォルダ以下の階層に格納されたコンテンツの一覧である。文字表示欄121に入力された文字でコンテンツリスト表示領域130に表示するコンテンツを絞り込む。ユーザは、コンテンツリスト131のなかから利用したいコンテンツを選択する。
【0043】
次に、リモコン端末1の操作について説明する。本実施の形態では、リモコン端末1を保持した手をロール方向に傾けることでアイコンの選択を行う。ロール方向とは、図6に示すように、リモコン端末1を保持する手が伸びる方向を軸としてリモコン端末1を傾ける方向である。ロール方向の傾きは、リモコン端末1を水平に保持した状態、つまり、リモコン端末1のキーが反重力方向を向くように保持した状態から左に90度、右に90度回転させる範囲とする。リモコン端末1からデジタルテレビ2へ送信される傾き情報は、図7に示すように、ユーザが直感的にわかりやすい水平・垂直方向とその間の斜め方向を対応させて5方向4a〜4eの入力とする。
【0044】
まず、アイコンの選択とフォルダ間の移動について説明する。アイコン表示領域110のB階層112には、5方向4a〜4eに対応させて5つのアイコンが表示される。ユーザは、リモコン端末1をロール方向に回転させることで、B階層112で選択されるアイコンを変更できる。ユーザが右矢印キー37を押すことで選択したアイコンに関連付けられたフォルダ内の階層に移動し、左矢印キー36を押すことで1つ上の階層のフォルダに移動する。このようにユーザは、リモコン端末1を傾けてアイコンを選択し、左右矢印キー36,37を押すことで階層間を移動する。
【0045】
続いて、文字入力について説明する。本実施の形態では、リモコン端末1を傾ける操作で子音を選択し、中心キー7を押すことで母音を選択する。そして、左右方向キー53,54を押すことで入力する文字を決定する。文字を入力するときには、図8に示すように、右側、左側それぞれ5方向4a〜4jに対応させてアイコンが表示され、リモコン端末1の傾きに対して2つのアイコンが選択されるので、ユーザは、右側、左側のいずれかを左右方向キー53,54で選択する。例えば、各方向4a〜4jに「あ」「か」「さ」「た」「な」「は」「ま」「や」「ら」「わ」が割り当てられている場合に、リモコン端末1の傾きが図8の左端に示す角度であったときは、方向4a,4fが選択される。このとき、ユーザが左方向キー53を押した場合には「あ」が入力され、右方向キー54を押した場合には「は」が入力される。中心キー7を押すことで各方向4a〜4jに割り当てられた文字が変化する。例えば、方向4aに割り当てられる文字は、「あ」→「い」→「う」→「え」→「お」→「あ」の順で変化する。
【0046】
図9に「き」を入力するときの様子を示す。最初に、リモコン端末1を斜めに傾けて方向4b,4gのアイコンを選択する。方向4bには「か」、方向4gには「ま」が割り当てられている。続いて、中心キー7を2回押すことで、各方向4a〜4jに割り当てられた文字が変化し、方向4bに「き」が割り当てられる。最後に、左方向キー53を押すことで「き」が入力される文字として決定される。このとき、右方向キー54を押した場合は「み」が入力される。
【0047】
文字の入力に用いるアイコンは、アイコン表示領域110に表示したアイコンを用いることができる。表示制御部24がユーザの文字入力行動を検知した場合、アイコン表示領域110に表示されているアイコンを文字に関連付けて、アイコンに「あ」「か」「さ」「た」「な」などの文字を表示させる。これによりユーザはリモコン端末1を傾けることで子音の変更操作を行うことができる。右側の方向4f〜4jに対応するアイコンは、図10に示すように、コンテンツリスト表示領域130を挟むようにアイコン表示領域110の反対側に表示する。あるいは、文字入力行動を検知した場合にコンテンツリスト表示領域130を隠して、コンテンツリスト表示領域130のあった場所に表示してもよい。もしくは、メニューの構成は変えずに、B階層112のアイコンに左右方向キー53,54のそれぞれに対応する文字を表示してもよい。具体的には、上方向に対応するアイコンに「あ」と「は」の両方の文字を表示して、左方向キー53で「あ」、右方向キー54で「は」が入力されることが分かるようにする。
【0048】
上記のように、フォルダの選択操作と子音の変更操作は、いずれもリモコン端末1を傾ける操作で同じである。そのため、現在選択しているフォルダのコンテンツの中でキーワードを入力しながらコンテンツを絞り込みたい場合、文字入力操作時に同時に選択しているフォルダも変化してしまう。その結果、対象とするフォルダ内のコンテンツがキーワードによって絞り込まれた結果がわかりづらいという問題が生じる。そこで、本実施の形態では、文字入力時の行動に着目し、文字入力行動を検知した場合は、選択しているフォルダが変更されないようにアイコンを文字に関連付けて制御する。具体的には、キー入力情報が文字に関する操作を示すときは文字入力行動中であると判断し、所定の時間、文字入力行動中にリモコン端末1の傾きの変化を検出せず、しかも文字に関する操作を示すキー入力情報を受信しないときに、文字入力行動が終了したと判断する。以下、フォルダの選択と文字入力の切り替えについて説明する。
【0049】
図11は、フォルダ選択処理および文字入力処理の流れを示すフローチャートである。
【0050】
まず、デジタルテレビ2は、初期メニュー画面を表示し(ステップS11)、リモコン端末1からの入力信号を待つ待機状態となる(ステップS12)。入力信号の有無を判定し(ステップS13)、入力信号が無ければステップS12へ戻る。
【0051】
入力信号がある場合、キーイベントの有無を判定する(ステップS14)。キーイベントは、リモコン端末1のキーが押されたことを示す情報であり、入力信号のキー入力情報に含まれる。キーイベントがある場合は、どのキーが押されたのかを判定して押されたキーに対応する処理を行う。
【0052】
左右方向キー53,54が押された場合は(ステップS15)、左方向キー53、あるいは右方向キー54に対応する文字を入力し、変更された母音を初期の母音(あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ)に戻し、タイマーをクリアする(ステップS16)。入力された文字は、検索バー表示領域120の文字表示欄121に表示される。そして、文字表示欄121に表示された文字列(キーワード)に対応するコンテンツの一覧になるようにコンテンツリスト131の表示内容を変更する。タイマーは、文字入力処理の終了判定に用いられる。タイマーは、文字入力処理が行われた場合にクリアされ、タイマーが所定の閾値を超えた場合、ユーザによる文字入力が終了した判断される。
【0053】
中心キー7が押された場合は(ステップS17)、母音の変更処理を行い、タイマーをクリアする(ステップS18)。母音の変更処理により、各方向4a〜4jに割り当てられる文字が変更され、左右方向キー53,54が押された場合に入力される文字が変わる。
【0054】
削除キー33が押された場合は(ステップS19)、文字表示欄121の文字を一文字削除して、タイマーをクリアする(ステップS20)。ここまでが文字入力処理に関連するキーイベントである。
【0055】
上下方向キー51,52が押された場合は(ステップS21)、コンテンツリスト131において選択されている項目を変更する(ステップS22)。上方向キー51が押された場合は、現在選択されているコンテンツの上に表示されているコンテンツを選択し、下方向キー52が押された場合は、現在選択されているコンテンツの下に表示されているコンテンツを選択する。
【0056】
決定キー32が押された場合は(ステップS23)、現在選択されているコンテンツの利用を開始する(ステップS24)。
【0057】
左右矢印キー36,37が押された場合は(ステップS25)、階層を移動する(ステップS26)。左矢印キー36が押された場合は1つ上の階層へ移動し、右矢印キー37が押された場合は1つ下の階層へ移動する。
【0058】
続いて、リモコン端末1の傾きに変更があるか否か判定する(ステップS27)。傾きに変更があり、文字入力処理中でなければB階層112で選択されているフォルダを傾きに応じて変更する(ステップS28,S29)。文字入力処理中であるか否かは、タイマーと閾値とを比較することで行う。タイマーが閾値より小さければ文字入力処理中である。
【0059】
一方、傾きに変更があり、文字入力処理中であれば、子音の変更処理を行い、タイマーをクリアする(ステップS28,S30)。子音の変更処理は、傾きに応じて選択されている各方向4a〜4jに対応するアイコンを変更する処理である。なお、B階層112に表示したアイコンを文字入力で利用する場合、選択されたフォルダと選択された文字とを区別するために、例えば、選択されたフォルダを示すためにアイコンの枠を太くし、選択された文字を示すためにアイコンを灰色のハイライトで強調する。子音の変更処理、つまり、ユーザがリモコン端末1を傾けることにより、灰色のハイライトが移動する。
【0060】
傾きに変更がない場合は、タイマーを増加させ(ステップS31)、タイマーが閾値を超えたか否かを判定する(ステップS32)。タイマーが閾値を超えた場合は、ユーザによる文字入力が終了したとみなしてフォルダ選択に戻る(ステップS33)。
【0061】
このように、本実施の形態では、フォルダの選択と文字入力の処理の切り替えの判定を所定時間内における文字入力処理に関するイベントの発生の有無で判断する。
【0062】
次に、本実施の形態において、コンテンツを選択する様子をメニュー画面を参照して説明する。
【0063】
図12は、メニューを立ち上げたときの様子を示す図である。メニューを表示したときに最上位の階層にいるとすると、B階層112には、最上位の階層に存在する各フォルダを示すアイコンが表示される。C階層113には、B階層112で選択中のフォルダ内に存在するフォルダが表示される。また、コンテンツリスト表示領域130には、B階層112で選択中のフォルダ以下に存在するコンテンツの一覧が表示される。図12では、電話帳フォルダが選択されており、コンテンツリスト表示領域130には、電話帳フォルダに存在するコンテンツの一覧が表示されている。電話帳フォルダには子音ごとにコンテンツを分けたフォルダが存在しており、C階層113に表示されている。図12に示す最上位の階層には、映像フォルダ、音楽フォルダ、電話帳フォルダ、写真フォルダ、および放送フォルダが存在し、それぞれでコンテンツが管理されている。もちろん、これに限るものではなく、他のサービスフォルダが存在してもよい。例えば、本の情報や映像がカテゴリ化されており、カテゴリの選択もしくは検索することでコンテンツの一覧がコンテンツリスト表示領域130に表示され、そしてコンテンツを選択することでそのサイトから情報を取得するものでもよい。
【0064】
続いて、ユーザが右矢印キー37を押すと、電話帳フォルダの1つ下の階層に移動し、図13に示すように、A階層111に最上位の階層のアイコンが表示され、B階層112に電話帳フォルダ内の各フォルダを示すアイコンが表示される。C階層113には、B階層112で選択されたフォルダ内に存在する各フォルダを示すアイコンが表示される。図13では、「さ」行フォルダが選択されており、コンテンツリスト表示領域130には、「さ」行フォルダに存在する、さ行ではじまる苗字を有するコンテンツの一覧が表示されている。また、C階層113には、「さ」「し」「す」「せ」「そ」の各フォルダを示すアイコンが表示されている。なお、このときにユーザがリモコン端末1の傾きを変えて他のアイコンを選択すると、C階層113およびコンテンツリスト表示領域130の表示内容が選択されたアイコンに応じて変化する。
【0065】
「さ」行フォルダが選択された状態でユーザがさらに右矢印キー37を押すと、「さ」行フォルダの1つ下の階層に移動し、図14に示すように、A階層111に各子音のフォルダのアイコンが表示され、B階層112に「さ」行フォルダ内の各フォルダを示すアイコンが表示される。図14では、「す」フォルダが選択されており、コンテンツリスト表示領域130には、「す」フォルダに存在する、「す」ではじまる苗字を有するコンテンツの一覧が表示されている。なお、さらに下の階層が存在しないので、図14では、C階層113は表示されない。
【0066】
続いて、文字を入力してコンテンツを絞り込む様子について説明する。図15は、図14の状態から右矢印キー37を押して1つ上の階層に戻り、リモコン端末1を傾けて「か」行フォルダを選択した様子を示す。コンテンツリスト表示領域130には、か行ではじまる苗字を有するコンテンツの一覧が表示されている。この状態から文字を入力してコンテンツを絞り込む。以下、図15の状態から「きた」の文字を入力する様子を説明する。
【0067】
まず、中心キー7を2回押して「き」を表示させて、左方向キー53を押して「き」を入力する。より具体的には、ユーザが中心キー7を押すことで文字入力が開始され、B階層112の各フォルダが文字入力のためのアイコンを示すようになる。ここでB階層112のアイコンにハイライト処理が行われ、選択されたフォルダと選択された文字とを区別する。ユーザが中心キー7を2回押すことで、左上のアイコンに割り当てられた文字が「か」→「き」と変化する。ユーザはリモコン端末1を傾けて「き」を選択し、「き」が選択されている状態で左方向キー53を押すことで「き」の文字が入力される。
【0068】
続いて、中心キー7を何回か押して「た」を表示させて、左方向キー53を押して「た」を入力する。より具体的には、中心キー7を押すことでB階層112に割り当てられた文字が変化するので、入力したい「た」の文字が表示されるまで中心キー7を何回か押す。「た」の文字が表示されたら、リモコン端末1を傾けて「た」を選択する。「た」が選択されている状態で左方向キー53を押すことで「た」の文字が入力される。
【0069】
図16は、「た」の文字を入力した直後のメニューの様子を示す。同図に示すように、選択されている「か」行フォルダと区別できるように、B階層112の「た」を示すアイコンはハイライト処理されている。文字表示欄121には「きた」の文字が入力されている。コンテンツリスト表示領域130には、「か」行フォルダに存在し、「きた」の文字を含むコンテンツの一覧が表示されている。
【0070】
その後、ユーザは上下方向キー51,52を押して所望のコンテンツを選択し、決定キー32を押すことでコンテンツを利用できる。図17は、上下方向キー51,52を押してコンテンツを選択する様子を示す図である。
【0071】
このように、文字に対応付けたフォルダでコンテンツを管理することで、フォルダを示すアイコンをそのまま文字入力に利用できる。
【0072】
以上説明したように、本実施の形態によれば、リモコン端末1の傾きに対応させて選択可能にアイコンを表示することで、ユーザはリモコン端末1を傾けて直感的にアイコンを選択できる。アイコンにフォルダや文字を関連付けることで、リモコン端末1を傾けるだけでフォルダの選択や文字の選択ができ、カーソル移動のためにキーを何度も押す必要がなくなる。また、ユーザの文字入力行動を検知してアイコンにフォルダや文字を適宜関連付けることにより、ユーザは、文字入力とフォルダの選択を切り替える煩わしさがなくなる。
【符号の説明】
【0073】
1…リモコン端末
11…キー状態検出部
12…検出部
13…マイコン部
14…送信部
15…送信部
2…デジタルテレビ
21…信号受信部
22…信号分離部
23…信号データ蓄積部
24…表示制御部
25…表示出力部
26…ディスク制御部
27…ネットワーク制御部
27…表示出力部
28…外部メモリアクセス部
3…特殊キー部
31…電源キー
32…決定キー
33…削除キー
34…プラスキー
35…マイナスキー
36…左矢印キー
37…右矢印キー
5…十字キー部
51…上方向キー
52…下方向キー
53…左方向キー
54…右方向キー
7…中心キー
100…メニュー
110…アイコン表示領域
111…A階層
112…B階層
113…C階層
114…アイコン
120…検索バー表示領域
121…文字表示欄
130…コンテンツリスト表示領域
131…コンテンツリスト
132…スクロールバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
傾きを検出する傾き検出手段とキーの押下を検出するキー入力手段とを有する小型端末装置から送信される信号に基づいてメニューを操作する操作装置であって、
フォルダ毎にコンテンツを管理する管理手段と、
前記信号を受信する受信手段と、
受信した前記信号から前記小型端末装置が検出した傾き情報とキー入力情報を取得する情報入力手段と、
前記フォルダあるいは文字に関連付けた複数のアイコンと、文字の入力を受け付ける文字入力領域と、前記コンテンツの一覧を表示する一覧表示領域を有するメニューを表示する表示手段と、
前記傾き情報に基づいて前記アイコンを選択するとともに、前記キー入力情報に基づいてフォルダに関する操作あるいは文字に関する操作を行い、選択された前記アイコンに関連付けられたフォルダ及び前記文字入力領域に入力された文字に基づいて前記一覧表示領域を更新し、前記キー入力情報に基づいて前記一覧表示領域から利用するコンテンツを選択する操作手段と、
を有することを特徴とする操作装置。
【請求項2】
前記操作手段は、選択した前記アイコンにフォルダが関連付けられている場合に、前記キー入力情報が文字に関する操作を示すときは前記アイコンに文字を関連付け、選択した前記アイコンが文字に関連付けられている場合に、所定の時間、前記傾き情報の変化及び文字に対する操作を示す前記キー入力情報を取得しないときは前記アイコンをフォルダに関連付けることを特徴とする請求項1記載の操作装置。
【請求項3】
前記文字に対応させた前記フォルダ毎にコンテンツを管理することを特徴とする請求項2記載の操作装置。
【請求項4】
傾きを検出する傾き検出手段とキーの押下を検出するキー入力手段とを有する小型端末装置から送信される信号に基づいてメニューを操作する操作方法であって、
前記信号を受信するステップと、
受信した前記信号から前記小型端末装置が検出した傾き情報とキー入力情報を取得するステップと、
コンテンツを管理するフォルダあるいは文字に関連付けた複数のアイコンと、文字の入力を受け付ける文字入力領域と、前記コンテンツの一覧を表示する一覧表示領域を有するメニューを表示するステップと、
前記傾き情報に基づいて前記アイコンを選択するステップと、
前記キー入力情報に基づいてフォルダに関する操作あるいは文字に関する操作を行うステップと、
選択された前記アイコンに関連付けられたフォルダ及び前記文字入力領域に入力された文字に基づいて前記一覧表示領域を更新するステップと、
前記キー入力情報に基づいて前記一覧表示領域から利用するコンテンツを選択するステップと、
を有することを特徴とする操作方法。
【請求項5】
選択した前記アイコンにフォルダが関連付けられている場合に、前記キー入力情報が文字に関する操作を示すときは前記アイコンに文字を関連付け、選択した前記アイコンが文字に関連付けられている場合に、所定の時間、前記傾き情報の変化及び文字に対する操作を示す前記キー入力情報を取得しないときは前記アイコンをフォルダに関連付けるステップを有することを特徴とする請求項4記載の操作方法。
【請求項6】
前記文字に対応させた前記フォルダ毎にコンテンツを管理することを特徴とする請求項5記載の操作方法。
【請求項7】
傾きを検出する傾き検出手段とキーの押下を検出するキー入力手段とを有する小型端末装置から送信される信号に基づいてメニューを操作する操作装置に、
前記信号を受信する処理と、
受信した前記信号から前記小型端末装置が検出した傾き情報とキー入力情報を取得する処理と、
コンテンツを管理するフォルダあるいは文字に関連付けた複数のアイコンと、文字の入力を受け付ける文字入力領域と、前記コンテンツの一覧を表示する一覧表示領域を有するメニューを表示する処理と、
前記傾き情報に基づいて前記アイコンを選択する処理と、
前記キー入力情報に基づいてフォルダに関する操作あるいは文字に関する操作を行う処理と、
選択された前記アイコンに関連付けられたフォルダ及び前記文字入力領域に入力された文字に基づいて前記一覧表示領域を更新する処理と、
前記キー入力情報に基づいて前記一覧表示領域から利用するコンテンツを選択する処理と、
を実行させることを特徴とする操作プログラム。
【請求項8】
選択した前記アイコンにフォルダが関連付けられている場合に、前記キー入力情報が文字に関する操作を示すときは前記アイコンに文字を関連付け、選択した前記アイコンが文字に関連付けられている場合に、所定の時間、前記傾き情報の変化及び文字に対する操作を示す前記キー入力情報を取得しないときは前記アイコンをフォルダに関連付ける処理を有することを特徴とする請求項7記載の操作プログラム。
【請求項9】
前記文字に対応させた前記フォルダ毎にコンテンツを管理することを特徴とする請求項8記載の操作プログラム。
【請求項10】
請求項7乃至9のいずれかに記載の操作プログラムを記録した記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2011−2931(P2011−2931A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−144183(P2009−144183)
【出願日】平成21年6月17日(2009.6.17)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】