説明

改善された治療上の特徴のための抗体の構造変異体

本発明は、置換されたヒト化抗CD20抗体、キメラ抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはその抗原結合フラグメント、ならびにその置換されたこれらの抗体もしくはその抗原結合フラグメントを含む二重特異性抗体または融合タンパク質を提供する。これらの抗体、融合タンパク質またはフラグメントは、B細胞悪性腫瘍および自己免疫疾患などのB細胞障害、ならびにGVHD、臓器移植拒絶反応、および溶血性貧血とクリオグロブリン血症の治療に有用である。アミノ酸置換、特にCDR3 VH(CDRH3)のカバット101位でのアスパラギン酸残基の置換は、解離率の低下、CDC活性の改善、アポトーシスの改善、B細胞減少の改善および極めて低い投与量での治療有効性の改善などの治療特性の改善をもたらす。この配列変異を組み込んだヒト化抗CD20抗体であるベルツズマブは、異なるCDRH3配列の類似する抗体と比較すると、改善された治療有効性を示し、i.v.またはs.c.で投与されると、200mg以下、より好ましくは100mg以下、より好ましくは80mg以下、より好ましくは50mg以下、最も好ましくは30mg以下まで低い裸の抗体の投与量で治療効果を可能にする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
キメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはその抗原結合フラグメントを改善する方法であって、キメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはその抗原結合フラグメントの重鎖の第3の相補性決定領域(CDR)において少なくとも1つのアミノ酸置換を行なって、置換された抗体または抗原結合フラグメント作製することを含み、前記置換された抗体またはその抗原結合フラグメンが、より遅い解離速度と、より遅い抗原解離率と、より高いCDC活動と、より高いADCC活性と、より高いアポトーシス活性と、架橋結合の非存在下で、in vitroで細胞死を誘発するより大きな能力と、CD20陽性細胞を有する被験者に投与されると、CD20陽性細胞の増殖をin vivoで殺滅または抑制するより大きな能力とからなる群から選択される少なくとも1つの改善された特性を有する前記方法。
【請求項2】
前記CD20陽性細胞がB細胞である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記置換が抗体の重鎖CDR3(CDRH3)のカバット101位にある、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記置換が、カバット101位でのアスパラギン残基をアスパラギン酸と置換すること含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記置換された抗体が、カバット94位でアルギニン残基を含み、カバット101位のアスパラギン酸残基がカバット94位でアルギニン残基とイオン結合を形成する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記置換された抗体またはそのフラグメントが、リツキシマブのCD20に結合することを抑制する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記置換された抗体がベルツズマブである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
カバット101位でのアスパラギン酸のアスパギンへの置換が、CD20から抗CD20抗体が解離する速度を少なくとも2倍遅くする、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記非置換抗体のCDR配列が、マウス抗CD20抗体のCDR配列と同一である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記マウス抗CD20抗体が、軽鎖CDR配列CDRL1(RASSSVSYIH)、CDRL2(ATSNLAS)およびCDRL3(QQWTSNPPT)ならびに重鎖CDR配列CDRH1(SYNMH)、CDRH2(AIYPGNGDTSYNQKFKG)およびCDRH3(STYYGGDWYFNV)を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記置換された抗CD20抗体またはそのフラグメントが、軽鎖CDR配列 CDRL1(RASSSVSYIH)、CDRL2(ATSNLAS)およびCDRL3(QQWTSNPPT)ならびに重鎖CDR配列CDRH1(SYNMH)、CDRH2(AIYPGNGDTSYNQKFKG)およびCDRH3(STYYGGDWYFDV)を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項12】
前記ヒト化抗CD20抗体が、ヒト化抗CD22抗体であるエプラツズマブのフレームワーク領域配列、またはヒト化抗CD20抗体であるベルツズマブのフレームワーク領域配列、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
カバット101位でのアスパラギン酸のアスパラギン残基への置換が、抗体に曝されたDaudi細胞の補体依存性細胞傷害の増加をもたらす、請求項4に記載の方法。
【請求項14】
カバット101位でのアスパラギン酸のアスパギン残基への置換が、抗体に曝されたDaudi細胞の補体依存性細胞傷害のEC50において30〜40%の減少をもたらす、請求項4に記載の方法。
【請求項15】
被験者の疾患を治療する方法であって、
a)請求項2に記載の方法によって作製された置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはその抗原結合フラグメントを得ることと;
b)前記置換された抗CD20抗体またはそのフラグメントを被験者に投与することと;
c)前記被験者の疾患を治療することとを含み、前記疾患がB細胞媒介免疫疾患、自己免疫疾患、B細胞性リンパ腫と白血病、移植片対宿主疾患、臓器移植拒絶反応、免疫性溶血性貧血、同種感作、およびクリオグロブリン血症からなる群から選択されることを含む、方法。
【請求項16】
前記疾患が、免疫性血小板減少性紫斑病、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、エバンス症候群、関節炎、動脈炎、尋常天疱瘡、腎臓移植片拒絶、心臓移植片拒絶、関節リウマチ、バーキットリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、濾胞性リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫、びまん性B細胞性リンパ腫、周辺帯リンパ腫、慢性リンパ性白血病、急性リンパ性白血病と多発性骨髄腫である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記置換された抗体またはそのフラグメントが、裸の抗体またはそのフラグメントである、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記置換された抗体またはそのフラグメントの投与の前、同時に、または投与後に、少なくとも1つの治療薬を被験者に投与することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記抗体またはそのフラグメントが、少なくとも1つの治療薬に複合されている、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記置換された抗体またはそのフラグメントが、200mg以下、より好ましくは100mg以下、より好ましくは80mg以下、より好ましくは50mg以下、最も好ましくは30mg以下の投与量で前記被験者に非経口的に投与され、前記投与がB細胞媒介免疫疾患、自己免疫疾患、他のB細胞関連免疫疾患、B細胞性リンパ腫または白血病を治療するために効果的である、請求項15に記載の方法。
【請求項21】
前記置換された抗体またはそのフラグメントが1〜3週間の間隔で2回以上前記被験者に投与される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記投与が静脈内投与または皮下投与である、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記投与が皮下投与であり、CD20陽性細胞を有する被験者に投与されるとき、in vivoでCD20陽性細胞の増殖を死滅させるまたは抑制するのに皮下投与が、静脈内投与よりもより効果的である、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記置換された抗体またはそのフラグメントの投与が、前記被験者の末梢B細胞レベルを減少させるために効果的である、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記投与が、80mg/m2i.v.または80mgs.c.の単回投与によって前記被験者の末梢B細胞を減少させるために効果的である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記投与が、前記被験者に少なくとも1回投与されるとき、好ましくは2〜4回投与されるとき、80mg/m2未満のi.v.または80mg未満のs.c.投与量で前記被験者の末梢B細胞を減少させるために効果的である、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
必要に応じて前記被験者の再発を阻止するまたは治療するため、前記投与を繰り返すことをさらに含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記置換された抗体がベルツズマブであり、リツキシマブに対して抵抗性である被験者へのベルツズマブの投与が前記疾患を治療するために効果的である、請求項17に記載の方法。
【請求項29】
前記治療薬が、放射性核種、ホウ素、免疫刺激剤、サイトカイン、ホルモン、ホルモン拮抗物質、酵素、酵素阻害剤、光活性治療薬、細胞傷害性薬物、毒素、血管新生阻害薬、オリゴヌクレオチド、干渉RNA、第2の抗体またはそのフラグメントおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項30】
前記治療薬が、放射性核種、ホウ素、免疫刺激剤、サイトカイン、ホルモン、ホルモン拮抗物質、酵素、酵素阻害剤、光活性治療薬、細胞傷害性薬物、毒素、血管新生阻害薬、オリゴヌクレオチド、干渉RNA、第2の抗体またはそのフラグメントおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項31】
前記治療薬が、IL−I、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−13、IL−14、IL−15、IL−16、IL−17、IL−18、IL−21、IL−25、インターフェロン−α、インターフェロン‐β、インターフェロン−γ、TNF−αおよび「S1因子」と命名された幹細胞増殖因子からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項32】
請求項1に記載の方法によって作製された、置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項33】
非置換抗体の軽鎖および重鎖のCDR配列がリツキシマブに由来し、および前記置換がカバット101位でのアスパラギン残基をCDR3のVHのアスパラギン酸残基と置換することを含む請求項32に記載の置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはそのフラグメント。
【請求項34】
カバット101位でのアスパラギン残基のアスパラギン酸残基との置換が、CD20から前記抗体が解離する速度の少なくとも2倍遅い速度をもたらす、請求項33に記載の置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはそのフラグメント。
【請求項35】
カバット101位でのアスパラギン残基のアスパラギン酸残基との置換が、前記置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体またはヒト抗CD20抗体に曝されたDaudi細胞において補体依存性細胞傷害の増加をもたらす、請求項33に記載の置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはそのフラグメント。
【請求項36】
カバット101位でのアスパラギン残基のアスパラギン酸残基との置換が、Daudi細胞において補体依存性細胞傷害のEC50において30〜40%の減少をもたらす、請求項33に記載の置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体またはヒト抗CD20抗体。
【請求項37】
前記置換された抗体またはそのフラグメントが、CDR3のVHのカバット101位でアスパラギン酸残基とイオン結合を形成するカバット94位でアルギニン残基をさらに含む、請求項33に記載の置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはそのフラグメント。
【請求項38】
前記抗体またはそのフラグメントが、CDR3のVHのカバット102位にバリン残基をさらに含む、請求項37に記載の置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはそのフラグメント。
【請求項39】
前記非置換された抗体がカバット102位にチロシン残基を含み、置換された抗体のカバット102位でバリン残基が該チロシン残基を置換する、請求項38に記載の置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはそのフラグメント。
【請求項40】
前記置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはそのフラグメントが、軽鎖CDR配列CDRL1(RASSSVSYIH)、CDRL2(ATSNLAS)およびCDRL3(QQWTSNPPT)ならびに重鎖CDR配列CDRH1(SYNMH)、CDRH2(AIYPGNGDTSYNQKFKG)およびCDRH3(STYYGGDWYFDV)を含む、請求項33に記載の置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはそのフラグメント。
【請求項41】
前記抗体がベルツズマブである、請求項40に記載の置換されたヒト化抗CD20抗体またはそのフラグメント。
【請求項42】
融合タンパク質もしくは二重特異性の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、請求項32に記載の置換されたキメラ抗体、ヒト化抗体もしくはヒト抗体またはそのフラグメントを含む、融合タンパク質もしくは二重特異性の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項43】
第2の抗体またはその抗原結合フラグメントをさらに含む、請求項42に記載の融合タンパク質または二重特異性の抗体。
【請求項44】
前記第2の抗体またはそのフラグメントが、腫瘍関連抗原または標的可能な構築体上のハプテンに結合する、請求項43に記載の融合タンパク質または二重特異性の抗体。
【請求項45】
前記腫瘍関連抗原が、炭酸脱水酵素IX、B7、CCCL19、CCCL21、CDl、CD1a、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD11A、CD14、CD15、CD16、CD18、CD19、CD20、CD21、CD22、CD23、CD25、CD29、CD30、CD32b、CD33、CD37、CD38、CD40、CD40L、CD45、CD46、CD52、CD54、CD55、CD59、CD64、CD66a〜d、CD67、CD70、CD74、CD79a、CD80、CD83、CD95、CD126、CD133、CD138、CD147、CD154、CEACAM6、B7、ED−Bフィブロネクチン、因子H、FHL−1、Flt−3、葉酸受容体、GROB、HMGB−1、低酸素誘導因子(HIF)、HM1.24、Ia、インスリン様増殖因子−1(ILGF−1)、IFN−γ、IFN−α、IFN−β、IL−2、IL−4R、IL−6R、IL−13R、IL−15R、IL−17R、IL−18R、IL−6、IL−8、IL−12、IL−15、IL−17、IL−25、IP−10、MAGE、mCRP、MCP−1、MIP−1A、MIP−1B、MIF、MUCl、MUC2、MUC3、MUC4、NCA−66、NCA−95、NCA−90、Ia、HLA−DR、テネイシン、Le(y)、RANTES、T101、TAC、Tn抗原、Thomson−Friedenreich抗原、腫瘍壊死抗原、TNF−α、TRAIL受容体(R1およびR2)、VEGFR、EGFR、PIGF、補体因子C3、C3a、C3b、C5a、C5、ならびにbcl−2、KrasとcMETを含む癌遺伝子産物からなる群から選択される、請求項44に記載の融合タンパク質または二重特異性の抗体。
【請求項46】
被験者において疾患を診断するまたは検出する方法であって:
a)請求項2に記載の方法によって作製された診断薬で標識されている置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはその抗原結合フラグメントを得ることと;
b)前記置換された抗CD20抗体またはそのフラグメントを被験者に投与することと;
c)前記被験者の疾患を治療することとを含み、前記疾患がB細胞媒介免疫疾患、自己免疫疾患、B細胞性リンパ腫と白血病、移植片対宿主疾患、臓器移植拒絶反応、免疫性溶血性貧血、同種感作、およびクリオグロブリン血症からなる群から選択されることを含む、前記方法。
【請求項47】
前記診断薬が、放射性核種、放射線造影剤、定磁性イオン、金属、蛍光ラベル、化学発光ラベル、超音波造影剤および光活性化剤からなる群から選択される、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記治療薬が第2の抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項49】
前記第2の抗体またはそのフラグメントが、炭酸脱水酵素IX、B7、CCCL19、CCCL21、CDl、CD1a、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD11A、CD14、CD15、CD16、CD18、CD19、CD20、CD21、CD22、CD23、CD25、CD29、CD30、CD32b、CD33、CD37、CD38、CD40、CD40L、CD45、CD46、CD52、CD54、CD55、CD59、CD64、CD66a〜d、CD67、CD70、CD74、CD79a、CD80、CD83、CD95、CD126、CD133、CD138、CD147、CD154、CEACAM6、B7、ED−Bフィブロネクチン、因子H、FHL−1、Flt−3、葉酸受容体、GROB、HMGB−1、低酸素誘導因子(HIF)、HM1.24、インスリン様増殖因子−1(ILGF−1)、IFN−γ、IFN−α、IFN−β、IL−2、IL−4R、IL−6R、IL−13R、IL−15R、IL−17R、IL−18R、IL−6、IL−8、IL−12、IL−15、IL−17、IL−25、IP−10、MAGE、mCRP、MCP−1、MIP−1A、MIP−1B、MIF、MUCl、MUC2、MUC3、MUC4、NCA−66、NCA−95、NCA−90、Ia、HLA−DR、テネイシン、Le(y)、RANTES、T101、TAC、Tn抗原、Thomson−Friedenreich抗原、腫瘍壊死抗原、TNF−α、TRAIL受容体(R1およびR2)、VEGFR、EGFR、PIGF、補体因子C3、C3a、C3b、C5a、C5、ならびにbcl−2、KrasとcMETを含む癌遺伝子産物からなる群から選択される、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記第2の抗体またはそのフラグメントが、LL1、LL2、RFB4、hA20、1F5、L243、MN−3、MN−15、L19、G250、およびL243からなる群から選択される、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
キットであって、
a)請求項32に記載の置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはその抗原結合フラグメントと;
b)前記置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはそのフラグメントを含有する注射器または自動注射ペンと
を含むキット。
【請求項52】
前記キメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはそのフラグメントが、10mgと180mgの間、より好ましくは10mgと100mgの間、より好ましくは20mgと80mgの間、より好ましくは30mgと80mgの間、より好ましくは30mgと60mgの間、より好ましくは40mgと50mg投与量である、請求項51に記載のキト。
【請求項53】
前記キメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはそのフラグメントが、凍結乾燥された、または無菌溶液中の、s.c.またはi.v.注射用に製剤化された、請求項51に記載のキット。
【請求項54】
前記キットの使用のための使用説明書をさらに含む、請求項51に記載のキット。
【請求項55】
前記置換された抗体の6つCDRのセットが、ベルツズマブ、cA20、1F5、B9E9、2H7、2F2、7D8、11B8、1H4またはGA101のいずれか1つの、6つのCDRセットと同じではない、請求項1に記載の方法。
【請求項56】
請求項1に記載の方法によって作製された、置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記置換された抗体の6つのCDRのセットがベルツズマブ、cA20、1F5、B9E9、2H7、2F2、7D8、11B8、1H4またはGA101のいずれか1つの、6つのCDRセットと同じではない、置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項57】
前記ヒト化抗CD20抗体が、ヒト化抗CD22抗体であるエプラツズマブのフレームワーク領域配列またはヒト化CD20抗体であるベルツズマブのフレームワーク領域配列を含む、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
前記ヒト化抗CD20抗体が、ヒト化抗CD22抗体であるエプラツズマブのフレームワーク領域配列またはヒト化CD20抗体であるベルツズマブのフレームワーク領域配列を含む、請求項56に記載の置換されたキメラ抗CD20抗体、ヒト化抗CD20抗体もしくはヒト抗CD20抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項59】
前記置換された抗体またはそのフラグメントが、少なくとも毎週2回、前記被験者に投与される、請求項20に記載の方法。

【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2011−528720(P2011−528720A)
【公表日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−520147(P2011−520147)
【出願日】平成21年7月21日(2009.7.21)
【国際出願番号】PCT/US2009/051321
【国際公開番号】WO2010/011697
【国際公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【出願人】(504149971)イミューノメディクス、インコーポレイテッド (48)
【氏名又は名称原語表記】IMMUNOMEDICS, INC.
【Fターム(参考)】