説明

故障通知装置

【課題】本発明は、情報を損なうことなくオペレーティングシステムの不具合情報を取得することを目的とする。
【解決手段】オペレーティングシステム動作中に何らかの不具合が発生した場合に、エラーハンドラー処理を開始し、レジスタ情報を読み出して(100)、読み出したレジスタ情報をそのままVRAMに書き出すことによって、VRAMに書き込まれた情報に応じたビットマップ画像をビデオコントローラによってディスプレイに表示する(102)。そして、ログファイルがHDDに書き込まれてエラーハンドラー処理を終了する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、故障通知装置にに関する。
【背景技術】
【0002】
オペレーティングシステムの動作中に、何らかの不具合が発生した場合には、不具合情報がログ情報として残され、該ログ情報から不具合の内容を知ることができる。
【0003】
また、不具合内容を参照するために、オペレーティングシステムの不具合情報(パニック情報)をオペレーティングシステムの設定などを行うためのコンソール画面上に文字を描画することにより書き出したり、オペレーティングシステムの基本機能を実装したカーネル内のバッファを経由してHDDへ不具合情報を書出したりするものもある。
【0004】
一方、特許文献1に記載の技術では、装置のバスが利用不能になった場合に、外部のデバック手段から装置内部のアラームメッセージ格納領域にアクセスできるようにすることが提案されている。
【特許文献1】特開平7−104822号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、情報を損なうことなくオペレーティングシステムの不具合情報を取得することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、画像を表示する表示手段と、前記表示手段に画像を表示するためのデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に前記データが記憶された場合に、前記記憶手段に記憶された前記データに基づく画像を表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と、オペレーティングシステム動作中に不具合が発生した場合に、当該不具合の内容を表す不具合情報を前記記憶手段に書き出す書出手段と、を備えることを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記書出手段が、前記不具合情報をそのまま前記記憶手段に書き出すことによって、前記不具合情報を表すビットマップ画像を前記表示手段に表示することを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記不具合情報を機械可読形式のデータに変換する変換手段を更に備え、前記書出手段が、前記変換手段によって変換された機械可読形式のデータを前記記憶手段に書き出すことによって、不具合情報を表す機械可読画像を前記表示手段に表示することを特徴としている。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記変換手段は、前記不具合情報をバーコード情報及び2次元バーコード情報の少なくとも一方の機械可読形式のデータに変換することを特徴としている。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の発明において、前記書出手段は、前記不具合情報をそのまま前記記憶手段に書き出した後に、前記変換手段によって前記不具合情報を機械可読形式のデータに変換して前記記憶手段に書き出すことによって前記不具合情報を表すビットマップ画像と、前記不具合情報を表す機械可読画像を前記表示手段に表示することを特徴としている。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の発明において、前記書出手段によって前記記憶手段に前記不具合情報が書き出されることによって、前記表示手段に表示された画像を人間可読形式のデータに変換する可読変換手段と、前記可読変換手段によって変換された人間可読形式のデータを、前記不具合情報に基づく故障修理を支援管理する支援先に送信する送信手段と、を更に備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、情報を損なうことなくオペレーティングシステムの不具合情報を取得することができる、という効果がある。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、オペレーティングシステムの不具合情報をビットマップ画像として取得することができる、という効果がある。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、オペレーティングシステムの不具合情報を機械可読形式で取得することができる、という効果がある。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、バーコードリーダーを用いることでオペレーティングシステムの不具合情報を取得することが可能となる、という効果がある。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、オペレーティングシステムの不具合情報をビットマップ画像と機械可読画像として取得することができる、という効果がある。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、故障修理を支援する支援先に不具合情報を伝達して、迅速な故障修理支援が可能となる、という効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0019】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係わる故障通知装置の機能を搭載したコンピュータの構成を示す図である。
【0020】
コンピュータ10の動作を司るCPU12は、ホストPCIブリッジ(Host to PCI bridge)14を介してファーストPCIバス(1st PCI)16に接続されており、ホストPCIブリッジ14には、CPU12の処理を行う際の作業領域等として用いるメインメモリ(Main Memory)18が接続されている。
【0021】
ファーストPCIバス16には、ハードディスク(HDD)20を制御するためのディスクコントローラ(Disk Controller)22、ディスプレイ(Display)24を制御するためのビデオコントローラ(Video Controller)26、ファーストPCIバス16とセカンドPCIバス28を接続するためのPCIブリッジ(PCI to PCI bridge)30が接続されている。なお、ビデオコントローラ26には、ディスプレイ24に画像を表示するためのデータを記憶するVRAM32が接続されており、VRAM32にデータが記憶されると、ビデオコントローラ26がVRAM32に記憶されたデータに基づく画像を表示するようにディスプレイ24を制御する。
【0022】
また、セカンドPCIバス28には、各種デバイスを制御するためのカスタムデバイスコントローラが接続される。本実施形態では、カスタムデバイスコントローラ(Custom device Controller)A34、カスタムデバイスコントローラ(Custom device Controller)B36、及びカスタムデバイスコントローラ(Custom device Controller)C38が接続されており、それぞれのカスタムデバイスコントローラには、デバイスA40、デバイスB42、デバイスC44が接続されていると共に、カスタムデバイスコントローラC38には、NVRAM48が接続されている。
【0023】
ところで、オペレーティングシステム(以下、OSという。)動作中に何らかの不具合が発生してOSがハングアップした場合に、不具合情報(パニック情報)をコンソール画面やHDD20上にログファイルを記録するものがあるが、本実施形態では、VRAM32にも記録するようになってる。
【0024】
なお、本実施形態では、セカンドPCIバス28に接続されたカスタムデバイスコントローラC38にNVRAM48を接続するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、CPU12等の基板を搭載するメーカー側で対応可能であれば、図2に示すように、ファーストPCIバス16にNVRAM48を接続して、不具合情報等のログファイルをNVRAM48に記録するようにしてもよい。
【0025】
続いて、上述のように構成されたコンピュータ10のOSで不具合が発生した場合の処理について説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係わるコンピュータのOS動作中に何らかの不具合が発生した際に開始するエラーハンドラー処理の流れを示すフローチャートである。
【0026】
OS動作中に何らかの不具合が発生すると、まずステップ100では、レジスタ情報が読み出されてステップ102へ移行する。すなわち、レジスタに書き込まれた不具合に関するログファイルが読み出される。
【0027】
ステップ102では、読み出されたレジスタ情報がそのままVRAM32に書き出されてステップ104へ移行する。すなわち、レジスタ情報がビットマップ情報としてVRAM32に書き出される。この時、CPU12からはメインメモリ18とVRAM32が、イメージ的には、図4に示すように、アドレスで区切られた領域として見えるので、ステップ100で読み出されたレジスタ情報がVRAM32に対応するアドレスに書き込まれる。これによって、ビデオコントローラ26は、VRAM32に書き込まれた情報に応じたビットマップ画像をディスプレイ24に表示する。例えば、ログファイル等のデータが、図5に示すように、ビットマップ画像50としてディスプレイ24に表示される。
【0028】
ステップ104では、ログファイルがHDD20に書き込まれて一連のエラーハンドラー処理を終了する。
【0029】
すなわち、本実施形態では、OSで何らかの不具合が発生した場合には、まずログファイルが読み出されて、そのままVRAM32に書き込まれるので、ログファイルに応じたビットマップ画像50がビデオコントローラ26によって図5に示すように表示される。VRAM32は、電源がオフされたない限り記録された内容が消去されず、ビデオコントローラ26によって表示されたビットマップ画像50が永続される。また、バス上のカスタムボードがハングアップしてNVRAM48等へのアクセスが不可能な場合でもVRAM32への書出しが可能であるため、VRAM32に書き出された情報はビデオコントローラ26によってOSのコンソール画面上に表示される。従って、ディスプレイ24に表示されたビットマップ画像50をビデオ録画装置やデジタルカメラ等によって撮影し、撮影によって得られた画像を解析することによって、ログファイルの内容を確認することが可能となる。
【0030】
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態に係わる故障通知装置について説明する。なお、故障通知装置を搭載したコンピュータの構成自体は、第1実施形態と同一構成を適用可能であるため詳細な説明を省略する。
【0031】
第1実施形態では、OSが何らかの不具合によってハングアップした場合には、ログファイルをそのままVRAM32に書き出すようにしたが、本実施形態では、機械可読形式のデータに変換して書き出すようにしたものである。
【0032】
例えば、ログファイルをバーコード情報に変換してVRAM32に書き出す。これによって、図6に示すように、変換されたバーコード情報に応じたバーコード画像52がビデオコントローラ26によってディスプレイ24に表示される。
【0033】
或いは、ログファイルをQR(Quick Response)コード(マトリックス型二次元コード)等の2次元バーコード情報に変換してVRAM32に書き出すようにしてもよい。これによって、図7に示すように、変換された2次元バーコード情報に応じた2次元バーコード画像54がビデオコントローラ26によってディスプレイ24に表示される。
【0034】
図8は、本発明の第2実施形態に係わるコンピュータのOS動作中に何らかの不具合が発生した際に開始するエラーハンドラー処理の流れを示すフローチャートである。
【0035】
OS動作中に何らかの不具合が発生すると、まずステップ200では、レジスタ情報が読み出されてステップ202へ移行する。すなわち、レジスタに書き込まれた不具合に関するログファイルが読み出される。
【0036】
ステップ202では、読み出されたレジスタ情報がバーコード情報に変換されてステップ204へ移行する。すなわち、レジスタに書き込まれた不具合に関するログファイルがバーコード情報に変換される。
【0037】
ステップ204では、バーコード情報に変換されたログファイルがVRAM32に書き出されてステップ206へ移行する。これによって、ビデオコントローラ26は、VRAM32に書き込まれた情報に応じたバーコード画像をディスプレイ24に表示する。例えば、上述したように、図6に示すようなバーコード画像52がディスプレイ24に表示される。また、2次元バーコード情報に変換された場合には、図7に示すように、2次元バーコード画像54がディスプレイ24に表示される。
【0038】
ステップ206では、ログファイルがHDD20に書き込まれて一連のエラーハンドラー処理を終了する。
【0039】
すなわち、本実施形態では、OSで何らかの不具合が発生した場合には、まずログファイルが読み出されて、バーコード情報に変換されてVRAM32に書き込まれるので、ログファイルに応じたバーコード画像52がビデオコントローラ26によって図6や図7に示すように表示される。VRAM32は、電源がオフされたない限り記録された内容が消去されず、ビデオコントローラ26によって表示されたVRAM32に記録された情報に基づく画像が永続される。また、バス上のカスタムボードがハングアップしてNVRAM48等へのアクセスが不可能な場合でもVRAM32への書出しが可能であるため、VRAM32に書き出された情報はビデオコントローラ26によってコンソール画面上に表示することができる。従って、ディスプレイ24に表示されたバーコード画像52をバーコードリーダーで読み取ることによって、ログファイルの内容を取得することが可能となる。なお、ビデオ録画装置やデジタルカメラ等によって撮影し、撮影によって得られた画像を解析することによって、ログファイルの内容を確認するようにしてもよい。
【0040】
(第3実施形態)
続いて本発明の第3実施形態に係わる故障通知装置について説明する。なお、故障通知装置を搭載したコンピュータの構成自体は、第1実施形態と同一構成を適用可能であるため詳細な説明を省略する。
【0041】
第1実施形態では、OSが何らかの不具合によってハングアップした場合には、ログファイルをそのままVRAM32に書き出すようにし、第2実施形態では、ログファイルをバーコード情報に変換した後に、VRAM32に書き出すようにたが、本実施形態では、ログファイルをそのままVRAM32に書き出した後に、ログファイルをバーコード情報に変換して、変換した情報についてもVRAM32に書き出すようにしたものである。
【0042】
図9は、本発明の第3実施形態に係わるコンピュータのOS動作中に何らかの不具合が発生した際に開始するエラーハンドラー処理の流れを示すフローチャートである。
【0043】
OS動作中に何らかの不具合が発生すると、まずステップ300では、レジスタ情報が読み出されてステップ302へ移行する。すなわち、レジスタに書き込まれた不具合に関するログファイルが読み出される。
【0044】
ステップ302では、読み出されたレジスタ情報がそのままVRAM32に書き出されてステップ304へ移行する。すなわち、レジスタ情報がビットマップ情報としてVRAM32に書き出される。これによって、ビデオコントローラ26は、VRAM32に書き込まれた情報に応じたビットマップ画像をディスプレイ24に表示する。例えば、ログファイル等のデータが、図10に示すように、ビットマップ画像50としてディスプレイ24に表示される。
【0045】
ステップ304では、読み出されたレジスタ情報がバーコード情報に変換されてステップ306へ移行する。すなわち、レジスタに書き込まれた不具合に関するログファイルがバーコード情報に変換される。なお、バーコード情報への変換は、通常のバーコード情報への変換を行うようにしてもよいし、QRコード等の2次元バーコード情報への変換を行うようにしてもいし、バーコード情報への変換及び2次元バーコード情報への変換を共に行うようにしてもよい。
【0046】
ステップ306では、バーコード情報に変換されたログファイルがVRAM32に書き出されてステップ308へ移行する。これによって、ビデオコントローラ26は、VRAM32に書き込まれた情報に応じたバーコード画像をディスプレイ24に表示する。例えば、上述したように、図10に示すようなバーコード画像52(2次元バーコード画像54)がディスプレイ24に表示される。なお、図6では、バーコード画像52と2次元バーコード画像54を共に表示した例を示すが、どちらか一方のみを表示するようにしてもよい。
【0047】
ステップ308では、ログファイルがHDD20に書き込まれて一連のエラーハンドラー処理を終了する。
【0048】
このようにエラーハンドラー処理を行うことによって、OSが何らかの不具合が発生した場合に、第1実施形態と同様に不具合情報を表すビットマップ画像50がディスプレイ24に表示されると共に、第2実施形態と同様に、バーコード画像52(2次元バーコード画像54)がディスプレイ24に表示されるので、ディスプレイ24表示された画像を利用することによって、ログファイルの内容を確認することが可能となる。
【0049】
本実施形態においては、エラーハンドラー処理の内容が多くなり、エラーハンドラー処理自体が終了しない場合が考えられるが、バーコード変換等の処理が不要なログファイルに応じたビットマップ画像50がVRAM32に始めに記録されるので、少なくともビットマップ画像50を利用することによってログファイルの内容を確認することが可能となる。そして、問題なくバーコード変換ができた場合には、バーコード画像52も用いてログファイルの内容を確認することが可能となり、不具合時の解析方法が容易となる。すなわち、リソース負荷の低いものから高いものへ順次変換してVRAM32に記録する(ビットマップ画像50、バーコード画像52、2次元バーコード画像54の順に記録する)ことで、VRAM32への記録順を設けない場合に比べて可読性を高めることができる。また、リソース負荷の低い順にビットマップ画像50、バーコード画像52、2次元バーコード画像54を続けて描画することで、OSの損傷の程度に合わせて適した情報表示が可能となる。
【0050】
なお、第2実施形態や第3実施形態は、図11に示すように、ディスプレイ24に表示されたバーコード画像52(2次元バーコード画像54でもよい)を読み取るバーコードリーダ56と、バーコードリーダー56によって読み取ったバーコード画像52を記憶する記憶装置58と、該記憶装置58とインターネット等のネットワーク60と接続したサポートセンタ62と、からなる故障通知システムとしてもよい。すなわち、ディスプレイ24に表示されたバーコード画像52(2次元バーコード画像54も含む)、バーコードリーダ56で読み取って記憶装置58に記憶し、ネットワーク60を介してサポートセンター62等に送信する。そして、サポートセンター62から保守点検等のサポート担当64の携帯機器(例えば、携帯電話やPDF端末等)等に送信可能にするようにしてもよい。これによって、正確で詳細な情報を人手を介すことなく、保守点検等のサポート担当64に送信することが可能となる。また、バーコードリーダー56の代りにデジタルカメラ等によってディスプレイ24に表示された情報を撮影して、撮影画像を記憶装置58に記憶して、サポートセンター62に送信するようにしてもよい。
【0051】
また、上記の各実施形態では、各エラーハンドラー処理の最後に、ログファイルをHDD20へ書き込むようにしたが、HDD20の代りにNVRAM48に書き込むようにしてもよいし、NVRAM48に書き込んだ後に、HDD20に書き込むようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の各実施形態に係わる故障通知装置の機能を搭載したコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の各実施形態に係わる故障通知装置の機能を搭載したコンピュータの変形例の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係わるコンピュータのOS動作中に何らかの不具合が発生した際に開始するエラーハンドラー処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】メインメモリとVRAMをCPUから見たときのイメージを示す図である。
【図5】ログファイルを表すビットマップ画像を表示した一例を示す図である。
【図6】ログファイルを表すバーコード画像を表示した一例を示す図である。
【図7】ログファイルを表す2次元バーコード画像を表示した一例を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係わるコンピュータのOS動作中に何らかの不具合が発生した際に開始するエラーハンドラー処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3実施形態に係わるコンピュータのOS動作中に何らかの不具合が発生した際に開始するエラーハンドラー処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】ログファイルを表す、ビットマップ画像、バーコード画像、及び2次元バーコード画像を共に表示した一例を示す図である。
【図11】故障通知システムの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
【0053】
10 コンピュータ
20 HDD
24 ディスプレイ
26 ビデオコントローラ
32 VRAM
50 ビットマップ画像
52 バーコード画像
54 2次元バーコード画像
56 バーコードリーダー
58 記憶装置
60 ネットワーク
62 サポートセンター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に画像を表示するためのデータを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に前記データが記憶された場合に、前記記憶手段に記憶された前記データに基づく画像を表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と、
オペレーティングシステムの動作中に不具合が発生した場合に、当該不具合の内容を表す不具合情報を前記記憶手段に書き出す書出手段と、
を備えた故障通知装置。
【請求項2】
前記書出手段が、前記不具合情報をそのまま前記記憶手段に書き出すことによって、前記不具合情報を表すビットマップ画像を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載の故障通知装置。
【請求項3】
前記不具合情報を機械可読形式のデータに変換する変換手段を更に備え、
前記書出手段が、前記変換手段によって変換された機械可読形式のデータを前記記憶手段に書き出すことによって、不具合情報を表す機械可読画像を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載の故障通知装置。
【請求項4】
前記変換手段は、前記不具合情報をバーコード情報及び2次元バーコード情報の少なくとも一方の機械可読形式のデータに変換することを特徴とする請求項3に記載の故障通知装置。
【請求項5】
前記書出手段は、前記不具合情報をそのまま前記記憶手段に書き出した後に、前記変換手段によって前記不具合情報を機械可読形式のデータに変換して前記記憶手段に書き出すことによって前記不具合情報を表すビットマップ画像と、前記不具合情報を表す機械可読画像を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の故障通知装置。
【請求項6】
前記書出手段によって前記記憶手段に前記不具合情報が書き出されることによって、前記表示手段に表示された画像を人間可読形式のデータに変換する可読変換手段と、
前記可読変換手段によって変換された人間可読形式のデータを、前記不具合情報に基づく故障修理を支援管理する支援先に送信する送信手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の故障通知装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図8】
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【図9】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−26226(P2009−26226A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−191206(P2007−191206)
【出願日】平成19年7月23日(2007.7.23)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】