説明

新規な化合物

【課題】Rho−キナーゼの新規な阻害剤の提供。
【解決手段】式(1):


[式中、R1およびR2は、独立して、水素および置換されていてもよいC1−C6アルキルより選択され;R3は、置換されていてもよいC1−C6アルキル等より選択され;R4は、水素、置換されていてもよいアラルキル、CH2CONR9R10および置換されていてもよいC1−C6アルキルより選択され;R5は置換されていてもよいC1−C3アルキルより選択され;R6は塩素、フッ素または水素より選択され;R7およびR8は、独立して、水素、ハロゲンおよび置換されていてもよいC1−C3アルキルより選択され;R9およびR10は、独立して、水素、C1−C6アルキル、C3−C7シクロアルキルから選択されるか、あるいは一緒になって骨格中に6個までの炭素を含有する一の環を形成する]で示される新規なピリドン誘導体。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

(I)
[式中、RおよびRは、独立して、水素および置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され、それでRおよびRは一の環を表わすことができ;
は、置換されていてもよいC−Cアルキル、置換されていてもよいC−Cアルケニル、置換されていてもよいC−Cアルキニルおよび置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリールからなる群より選択され;
は、水素、置換されていてもよいアラルキル、CHCONR10および置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され、それでRおよびRは一の環を表すことができ;
は置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され、それでRおよびRは一の環を表すことができ;
は塩素、フッ素または水素からなる群より選択され;
およびRは、独立して、水素、ハロゲンおよび置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され;および
およびR10は、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキルから選択されるか、あるいは一緒になって骨格中に6個までの炭素を含有する一の環を形成する;
ただし、RおよびRが、独立して、水素およびC−Cアルキルからなる群より選択され;
が、F、Cl、トリフルオロメチルおよびフェニルからなる群より選択される1ないし3種の置換基で置換されているフェニル;ナフチル;およびキノリニルからなる群より選択され;
が、水素およびメチルからなる群より選択され;
がC−Cアルキルであり;
が塩素、フッ素および水素からなる群より選択され;および
およびRが、独立して、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルからなる群より選択される化合物を除く]
で示される化合物または生理学的に許容される塩。
【請求項2】
一般式(II):
【化2】

(II)
[式中、
は、置換されていてもよいC−Cアルキル、置換されていてもよいC−Cアルケニル、置換されていてもよいC−Cアルキニルおよび置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリールからなる群より選択され;
は、水素または置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され;
は、置換されていてもよいC−Cアルキからなる群より選択され;
は、塩素、フッ素または水素からなる群より選択され;
およびRは、独立して、水素、ハロゲンおよび置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され;および
およびR10は、独立して、水素またはC−Cアルキルから選択される]
で示される請求項1記載の化合物またはその生理学的に許容される塩。
【請求項3】
4−(3−ヒドロキシフェニル)−N−1H−インダゾール−5−イル−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−[4−(アミノスルホニル)フェニル]−N−1H−インダゾール−5−イル−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−(4−シアノフェニル)−N−1H−インダゾール−5−イル−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−4−[2−フルオロ−5−(メチルオキシ)フェニル]−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−4−[2−フルオロ−3−(メチルオキシ)フェニル]−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−(2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−(2−フルオロ−3−ヒドロキシフェニル)−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−[5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−フルオロフェニル]−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−[3−(アミノスルホニル)−4−クロロフェニル]−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−[3−(アミノスルホニル)フェニル]−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−4−(3−ヒドロキシフェニル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−4−{3−[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル}−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−(3−アミノ−4−クロロフェニル)−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−{4−クロロ−3−[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル}−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−4−[3−ニトロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−[3−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−4−[3−[(メチルスルホニル)アミノ]−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−[3−[(エチルスルホニル)アミノ]−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−4−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−(4−シアノフェニル)−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−4−[4−(2−チエニル)フェニル]−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−(4−ブロモフェニル)−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−4−[2−フルオロ−4−(メチルオキシ)フェニル]−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−4−[4−クロロ−3−(メチルオキシ)フェニル]−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(3−ブロモ−1H−インダゾール−5−イル)−4−[4−クロロ−3−(メチルオキシ)フェニル]−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−[4−クロロ−3−(メチルオキシ)フェニル]−2−メチル−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−[4−クロロ−3−(メチルオキシ)フェニル]−N−(3−エチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−[4−クロロ−3−(メチルオキシ)フェニル]−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−(4−クロロ−3−ヒドロキシフェニル)−N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(3−ブロモ−1H−インダゾール−5−イル)−4−(4−クロロ−3−ヒドロキシフェニル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−(4−クロロ−3−ヒドロキシフェニル)−2−メチル−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−(4−クロロ−3−ヒドロキシフェニル)−N−(3−エチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
4−(4−クロロ−3−ヒドロキシフェニル)−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−1−{[3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−オキソ−4−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−1−(2−メチルプロピル)−6−オキソ−4−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;および
1−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−N−(6−フルオロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−6−オキソ−4−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキシアミド;
からなる群より選択される請求項1記載の化合物またはその生理学的に許容される塩。
【請求項4】
Rho−キナーゼの阻害を介する疾患の治療方法であって、その必要とする対象に、治療上有効量の式(I):
【化3】

(I)
[式中、RおよびRは、独立して、水素および置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され、それでRおよびRは一の環を表わすことができ;
は、置換されていてもよいC−Cアルキル、置換されていてもよいC−Cアルケニル、置換されていてもよいC−Cアルキニルおよび置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリールからなる群より選択され;
は、水素、置換されていてもよいアラルキル、CHCONR10および置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され、それでRおよびRは一の環を表すことができ;
は置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され、それでRおよびRは一の環を表すことができ;
は塩素、フッ素または水素からなる群より選択され;
およびRは、独立して、水素、ハロゲンおよび置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され;および
およびR10は、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキルから選択されるか、あるいは一緒になって骨格中に6個までの炭素を含有する一の環を形成する]
で示される化合物または生理学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
【請求項5】
疾患が、高血圧、慢性および鬱血性心不全、虚血性不整脈、心臓肥大および線維形成、再狭窄、慢性腎不全、アテローム性動脈硬化症、喘息、男性勃起不全、女性性的不全、膀胱活動過剰症候群、発作、多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、炎症性痛覚、関節リウマチ、過敏性腸症候群、炎症性腸症候群、クローン病、神経再生を必要とする適応症、新規な軸索成長およびCNS内の病変を横切る軸索の誘導、脊髄損傷、急性ニューロン損傷、パーキンソン病、アルツハイマー病、癌、腫瘍転移、ウイルスおよび細菌感染、インスリン耐性および糖尿病からなる群より選択されるところの、請求項4記載の方法。
【請求項6】
疾患が、高血圧、慢性および鬱血性心不全、虚血性不整脈、喘息、男性勃起不全、女性性的不全、発作、炎症性腸症候群、クローン病、脊髄損傷、緑内障、腫瘍転移からなる群より選択されるところの、請求項5記載の方法。
【請求項7】
疾患が、高血圧、慢性および鬱血性心不全ならびに虚血性不整脈からなる群より選択されるところの、請求項5記載の方法。
【請求項8】
式(I):
【化4】

(I)
[式中、RおよびRは、独立して、水素および置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され、それでRおよびRは一の環を表わすことができ;
は、置換されていてもよいC−Cアルキル、置換されていてもよいC−Cアルケニル、置換されていてもよいC−Cアルキニルおよび置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリールからなる群より選択され;
は、水素、置換されていてもよいアラルキル、CHCONR10および置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され、それでRおよびRは一の環を表すことができ;
は置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され、それでRおよびRは一の環を表すことができ;
は塩素、フッ素または水素からなる群より選択され;
およびRは、独立して、水素、ハロゲンおよび置換されていてもよいC−Cアルキルからなる群より選択され;および
およびR10は、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキルから選択されるか、あるいは一緒になって骨格中に6個までの炭素を含有する一の環を形成する]
で示される化合物または生理学的に許容される塩および適当な担体とを含む、医薬組成物。

【公開番号】特開2011−173915(P2011−173915A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−103169(P2011−103169)
【出願日】平成23年5月2日(2011.5.2)
【分割の表示】特願2006−554256(P2006−554256)の分割
【原出願日】平成17年2月18日(2005.2.18)
【出願人】(591002957)グラクソスミスクライン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (341)
【氏名又は名称原語表記】GlaxoSmithKline LLC
【Fターム(参考)】