説明

板材運搬具

【課題】複数枚の板材を低コストかつ安全に運搬することが可能な板材運搬具を提供する。
【解決手段】板材運搬具Cは、板材G1,G2を収容する空間を有する収容箱1と、収容箱1の内底面11に載置され、板材G1,G2の下縁部を保持する2つの足部材2と、収容箱1の上側に位置して板材G1,G2の上縁部を保持する2つの腕部材3と、板材G1及び/又は板材G2の端面に当接すると共に収容箱1の内面と当接するように配置されるスペーサ4と、を備えている。足部材2には、板材G1を受け止めるための切欠きと、板材G2を受け止めるための切欠きと、が形成されている。腕部材3は、板材G1を受け入れる切欠きと、板材G2を受け入れる切欠きと、切欠きに隣接して形成されているミシン目が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、板材を運搬するのに用いられる板材運搬具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
走行中の飛び石や交通事故等によって、自動車に取り付けられている例えばフロントガラス等が破損・損傷する場合があり、また、自動車の長期使用に伴いフロントガラス等が経時劣化する場合がある。そのような場合には、フロントガラス等を交換する必要がある。したがって、フロントガラス等を交換部品として流通させる必要があり、従来から、フロントガラス等を運搬するための構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1には、フロントガラスを運搬するフロントガラス運搬具において、フロントガラスを収納する収容空間を有する外装容器と、フロントガラスの周縁部を保持する保持部を有する保持部材とを具備し、この保持部材を外装容器の内周面に固定する固定部を設け、この収容空間内にフロントガラスを保持した状態で運搬可能に構成することが開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−312734号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、複数枚の板材を運搬する場合には、梱包コストや運搬コストの削減のために、複数枚の板材を1つの収容箱に収容して安全に運搬したいというニーズがある。更には、互いに同じサイズの複数枚の板材を運搬する場合のほかに、互いにサイズが異なる複数枚の板材を運搬したいというニーズの場合もあり得る。しかしながら、従来の技術を用いてもそのニーズに十分に対応することが困難であった。
【0006】
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、複数枚の板材を低コストかつ安全に運搬することが可能な板材運搬具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的のもと、本発明が適用される板材運搬具は、第1の板材及び第2の板材を立設して収容する収容箱と、前記第1の板材の下縁を保持する第1の下縁保持部と前記第2の板材の下縁を保持する第2の下縁保持部とを有する足部材と、前記第1の板材の上縁を保持する第1の上縁保持部と前記第2の板材の上縁を保持する第2の上縁保持部とを有する腕部材と、を含むものである。
【0008】
ここで、前記足部材は、前記収容箱との相対移動が可能に当該収容箱の内底面に載置されることを特徴とすることができる。また、前記腕部材は、前記第1の上縁保持部に隣接して延びるミシン目を有し、かつ、前記第2の上縁保持部に隣接して延びる別のミシン目を有することを特徴とすることができる。また、前記第1の板材及び/又は前記第2の板材の端面に当接すると共に前記収容箱の内面と当接するように配置されるスペーサを更に含むことを特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数枚の板材を低コストかつ安全に運搬することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る板材運搬具Cを示す概略構成図である。
図1に示す板材運搬具Cは、複数枚の板材としての板材G1(第1の板材)及び板材G2(第2の板材)を運搬する際に用いられるものであり、より具体的には、立設した2枚の板材G1,G2を互いに離間した状態で梱包(荷造り)するのに利用されるものである。すなわち、板材運搬具Cは、いわゆる2枚運びに用いるものである。
【0011】
ここにいう板材G1,G2とは、比較的大きな面積を有する板状部材をいい、例えば自動車に用いられる各種のガラス材を挙げることができる。また、板材G1,G2として、例えば自動車のボンネット等のパネル状のボデー部材も挙げることができる。本実施の形態では、板材G1,G2として、自動車のフロントガラス又はリヤガラス等の自動車用ガラスを図示している。この板材G1,G2は、平板形状ではなく、湾曲形状である。
【0012】
この板材運搬具Cは、板材G1,G2を収容する空間を有する収容箱1と、収容箱1の中に配置され、収容箱1に収容する板材G1,G2を保持(支持)するための保持部材と、を備えている。この保持部材は、収容箱1内に収容された板材G1,G2の動きを制限するための部材ということもでき、梱包材ないし包装材ということもできる。
【0013】
この保持部材について具体的に説明すると、この保持部材としては、収容箱1の内底面11に載置され、板材G1,G2の下縁部を保持する2つの足部材2と、収容箱1の上側に位置して板材G1,G2の上縁部を保持する2つの腕部材3と、板材G1及び/又は板材G2の端面(板材の厚さ方向に形成された面)に当接すると共に収容箱1の内面と当接するように配置されるスペーサ4と、がある。なお、足部材2及び腕部材3は、板材G1,G2の角部を保持する所謂コーナーパッドではなく、隣り合う角部の間に位置する辺部分を保持する。また、スペーサ4は、収容箱1の上側に位置し、収容箱1の内面と板材G1,G2との間の隙間を部分的に埋める詰め物としての部材ということができる。
【0014】
更に説明すると、収容箱1、足部材2、腕部材3及びスペーサ4は、例えば段ボール製である。また、足部材2、腕部材3及びスペーサ4は、収容箱1に固定されるものではない。すなわち、足部材2、腕部材3及びスペーサ4は、例えばステープル等により固定して用いられるものではない。
【0015】
図2は、足部材2の外観図であり、(a)は足部材2の正面図であり、(b)は足部材2の右側面図である。また、図3は、図2の足部材2を展開した状態を示す展開図である。
足部材2は、図2の(a)に示すように、長手方向を示す矢印Xの方向に沿って延びる長手部材であり、また、図2の(b)に示すように、矢印Xに直交する矢印Yの方向における外形が略三角形状すなわち略二等辺三角形状である。すなわち、足部材2は、底面23及び斜面24,25を有する。また、足部材2は、後述するように、切欠き21,22を有する。
【0016】
この足部材2は、図3に示すような矩形形状の段ボールDを折り畳んで、図2の(b)に示す形状に組み立てられている。更に説明すると、板状の段ボールDには、図3に示すように、山折りの折り目D01,D02,D03,D04,D05,D06と、切れ目D07と、谷折りの折り目D08,D09と、が形成されている。なお、切れ目D07は、180度折曲げの部分である。また、折り目D08,D09は、断続的に切れ目が形成されているミシン目である。
【0017】
そして、段ボールDには、周縁に係合部D11,D12,D13,D14が形成されている。係合部D11及び係合部D12は、一端部と折り目D01との間の両縁に互いに対向するように形成されている。また、係合部D13及び係合部D14は、折り目D03と折り目D04とに挟まれた両縁に互いに対向するように形成されている。なお、係合部D11〜D14の各々は、縁から延びるハの字状の切れ目が入って形成されている。
【0018】
こうして形成された段ボールDにおいて、各折り目D01〜D06,D08,D09及び切れ目D07で折り曲げる。その後に、係合部D11,D13を折り曲げると共に係合部D12,D14を折り曲げると、係合部D11〜D14の作用により、段ボールDが折り曲げた状態に維持され、図2の(b)に示す形状になる。このようにして足部材2の組み立てが完了する。
【0019】
また、足部材2は、板材G1(図1参照)を受け止めるための切欠き(第1の下縁保持部)21と、板材G2(図1参照)を受け止めるための切欠き(第2の下縁保持部)22と、を有する。この切欠き21,22は、図3に示すように、矢印Yの方向に延びるように細長形状に形成されている。切欠き21,22は、互いに略平行である。
また、切欠き21,22は、矢印Xの方向に関してオフセットしている。すなわち、切欠き21,22は、矢印Xの方向における中心位置よりも一方向にずれて配置されている。
切欠き21,22は、折り目D01と折り目D03との間に位置する。また、切欠き21,22は、折り目D02を交差するように位置する。具体的に説明すると、切欠き21,22は折り目D02に略直交するように位置し、かつ、切欠き21,22の矢印Yの方向における略中心が折り目D02に位置している。
【0020】
図4は、腕部材3の外観図であり、(a)は腕部材3の正面図であり、(b)は腕部材3の右側面図である。また、図5は、図4の腕部材3を展開した状態を示す展開図である。なお、腕部材3は、足部材2と形状や大きさが異なるが、その基本的な構成は同じである。以下説明する。
腕部材3は、図4の(a)に示すように、長手方向を示す矢印Xの方向に沿って延びる長手部材であり、また、図4の(b)に示すように、矢印Yの方向及び矢印Zの方向により形成される面に投影される外形が略三角形状すなわち略二等辺三角形状である。更に説明すると、腕部材3は、上面33及び斜面34,35を有する。斜面34,35は、矢印Zの方向に長く延びている。また、腕部材3は、後述するように、切欠き31,32を有する。
【0021】
この腕部材3は、図5に示すような矩形形状の段ボールEを折り畳んで、図4の(b)に示す形状に組み立てられている。更に説明すると、板状の段ボールEには、図5に示すように、山折りの折り目E01,E02,E03,E04,E05,E06と、切れ目E07と、谷折りの折り目E08,E09と、が形成されている。なお、切れ目E07は、180度折曲げの部分である。また、折り目E08,E09は、断続的に切れ目が形成されているミシン目である。
【0022】
そして、段ボールEには、周縁に係合部E11,E12,E13,E14が形成されている。係合部E11及び係合部E12は、一端部と折り目E01との間の両縁に互いに対向するように形成されている。また、係合部E13及び係合部E14は、折り目E03と折り目E04とに挟まれた両縁に互いに対向するように形成されている。なお、係合部E11〜E14の各々は、縁から延びるハの字状の切れ目が入って形成されている。
【0023】
こうして形成された段ボールEにおいて、各折り目E01〜E06,E08,E09及び切れ目E07で折り曲げる。その後に、係合部E11,E13を折り曲げると共に係合部E12,E14を折り曲げると、係合部E11〜E14の作用により、段ボールEが折り曲げた状態に維持され、図4の(b)に示す形状になる。このようにして腕部材3の組み立てが完了する。
【0024】
また、腕部材3は、板材G1(図1参照)を受け入れる切欠き(第1の上縁保持部)31と、板材G2(図1参照)を受け入れる切欠き32(第2の上縁保持部)と、を有する。この切欠き31,32は、図5に示すように、矢印Yの方向に延びるように細長形状に形成されている。切欠き31,32は、互いに略平行である。
また、切欠き31,32は、矢印Xの方向に関してオフセットしている。すなわち、切欠き31,32は、矢印Xの方向における中心位置よりも一方向にずれて配置されている。
切欠き31,32は、折り目E01と折り目E03との間に位置する。また、切欠き31,32は、折り目E02を交差するように位置する。具体的に説明すると、切欠き31,32は折り目E02に略直交するように位置し、かつ、切欠き31,32の矢印Yの方向における略中心が折り目E02に位置している。
【0025】
この切欠き31,32に隣接してミシン目31a,31b,32a,32bが形成されている。すなわち、図5に示すように、切欠き31から折り目E01の方向に延びるようにミシン目31aが形成され、切欠き31から折り目E03の方向に延びるようにミシン目31bが形成されている。また、切欠き32から折り目E01の方向に延びるようにミシン目32aが形成され、切欠き32から折り目E03の方向に延びるようにミシン目32bが形成されている。
【0026】
このようにミシン目31a,31b,32a,32bが形成されているため、ミシン目31a,31b,32a,32bの各々で囲まれている調整部分T(図4の(a)参照)を除去することは、例えばカッタ等の刃物を用いて容易に可能である。すなわち、腕部材3の調整部分Tを切除することにより、切欠き31,32を矢印Z(図4の(a)参照)に長くすることが可能である。切除する調整部分Tの矢印Zの方向の長さは、ミシン目31a,31b,32a,32bの全長であってもよく、また、それよりも短くてもよい。したがって、図1に示す板材G1,G2の外形の大きさに応じて切欠き31,32の長さを調整することが可能であり、汎用性を高めている。なお、斜面34において切除される調整部分Tの長さと斜面35において切除される調整部分Tの長さは略同じである。
【0027】
更に説明すると、調整部分Tを切除することにより長くなる切欠き31,32は、矢印Zの方向の長さが互いに同じであってもよく、また、互いに異なってもよい。すなわち、斜面35において互いに隣接する2つの調整部分Tを同じ長さだけ切除することにより切欠き31,32の長さを揃えることも可能であり、また、2つの調整部分Tのうち一方を他方よりも長く切除することによって切欠き31,32の長さを互いに異ならしめることも可能である。したがって、板材G1,G2の外形の大きさが互いに異なる場合であっても対応することが可能であり、この点においても汎用性が高められている。
【0028】
図6は、スペーサ4の外観図であり、図7は、図6のスペーサ4を展開した状態を示す展開図である。
スペーサ4は、矢印Yの方向及び矢印Zの方向により形成される面に投影される外形が略三角形状すなわち略直角三角形状である。また、スペーサ4は、上面43及び斜面44,45,46を有する。
【0029】
このスペーサ4は、図7に示すような矩形形状の段ボールFを折り畳んで、図6に示す形状に組み立てられている。更に説明すると、板状の段ボールFには、図7に示すように、山折りの折り目F01,F02,F03,F04,F05,F06,F07が形成されている。なお、段ボールFは、上述した段ボールDの係合部D11〜D14や段ボールEの係合部E11〜E14に相当するものを有しない。また、段ボールFは、上述した段ボールDの切欠き21,22や段ボールEの切欠き31,32に相当するものを有しない。また、段ボールFは、上述した段ボールEのミシン目31a,31b,32a,32bに相当するものを有しない。
【0030】
以上説明したように、本実施の形態に係る板材運搬具Cは、いわゆる2枚運びに用いるものである。すなわち、本実施の形態では、収容箱1内において、板材G1,G2の下縁を足部材2の切欠き21,22に差し込み、かつ、腕部材3の切欠き31,32が板材G1,G2の上縁に入り込むようにする。このため、本実施の形態によれば、立設状態で並べられた板材G1,G2の離間距離が一定に保たれ、運搬時に板材G1,G2同士が接触することを防止することが可能である。したがって、本実施の形態に係る板材運搬具Cを用いることで1枚当たりの梱包費用を低減することが可能になる。当然ながら、足部材2及び腕部材3の各々に形成する切欠きの数を更に多くすることで、2枚よりも多い枚数の板材を収容する構成も考えられる。
更には、足部材2の切欠き21,22及び腕部材3の切欠き31,32は、オフセットした位置に形成されているので、板材G1,G2が湾曲形状をしている場合にも、収容箱1の大きさを大きくしなくても、収容箱1内に収容することが可能になる。
【0031】
また、本実施の形態に係る板材運搬具Cの足部材2、腕部材3及びスペーサ4は、例えばステープル等により固定して用いられるものではない。このため、板材G1,G2が梱包された収容箱1が運搬される途中に例えばねじれる方向の入力があったときには、その入力によって収容箱1自体は変形する。しかしながら、その入力が、収容箱1に固定されていない足部材2、腕部材3及びスペーサ4を介して板材G1,G2に伝達される量が低減されあるいは遮断される。したがって、板材G1,G2が収容箱1に梱包され出荷された後に搬送を経て納品そして、梱包を解かれるまでの間における板材G1,G2の損傷を抑制ないし防止することが可能である。また、梱包作業の際に固定する手間を省略することができ、作業性を向上させることが可能である。
【0032】
また、本実施の形態に係る板材運搬具Cの腕部材3に調整部分T(図4の(a)参照)を備えているので、様々な大きさの板材G1,G2に対応することが可能である。さらには、板材G1,G2の外形が互いに同じ大きさである場合のみならず、互いに異なる大きさである場合にも対応することが可能である。
【0033】
以上、本実施の形態に係る板材運搬具Cについて説明したが、種々の変形例が考えられる。以下説明する。
本実施の形態に係る板材運搬具Cでは、足部材2に形成した切欠き21,22と腕部材3に形成した切欠き31,32とにより板材G1,G2を保持しているが、切欠き以外の構成、例えば段ボールD,Eを部分的に起立させて板材G1,G2を保持する保持部を構成することも考えられる。
【0034】
また、本実施の形態に係る板材運搬具Cでは、腕部材3の切欠き31,32に隣接してミシン目31a,31b,32a,32bを形成しているが、同様のミシン目(図示せず)を足部材2の切欠き21,22に隣接して設けることも考えられる。付言すると、このミシン目を足部材2と腕部材3のいずれか一方又は両方に設けることも考えられる。
【0035】
また、本実施の形態に係る板材運搬具Cでは、腕部材3を2つ用いるが、これよりも多い数の腕部材3を用いることも考えられる。また、本実施の形態に係る板材運搬具Cでは、板材G1,G2の上側の角部の各々にスペーサ4が配置されており、4つのスペーサ4により収容箱1の中での板材G1,G2の動きを制限しているが、板材G1,G2の大きさや形状等に応じて適宜必要な箇所に必要な数のスペーサ4を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本実施の形態に係る板材運搬具を示す概略構成図である。
【図2】足部材の外観図であり、(a)は正面図であり、(b)は右側面図である。
【図3】図2の足部材を展開した状態を示す展開図である。
【図4】腕部材の外観図であり、(a)は正面図であり、(b)は右側面図である。
【図5】図4の腕部材を展開した状態を示す展開図である。
【図6】スペーサの外観図である。
【図7】図6のスペーサを展開した状態を示す展開図である。
【符号の説明】
【0037】
1…収容箱、11…内底面、2…足部材、21,22,31,32…切欠き、23…底面、24,25,34,35…斜面、3…腕部材、31a,31b,32a,32b…ミシン目、33…上面、4…スペーサ、C…板材運搬具、D,E,F…段ボール、G1,G2…板材、T…調整部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の板材及び第2の板材を立設して収容する収容箱と、
前記第1の板材の下縁を保持する第1の下縁保持部と前記第2の板材の下縁を保持する第2の下縁保持部とを有する足部材と、
前記第1の板材の上縁を保持する第1の上縁保持部と前記第2の板材の上縁を保持する第2の上縁保持部とを有する腕部材と、
を含む板材運搬具。
【請求項2】
前記足部材は、前記収容箱との相対移動が可能に当該収容箱の内底面に載置されることを特徴とする請求項1に記載の板材運搬具。
【請求項3】
前記腕部材は、前記第1の上縁保持部に隣接して延びるミシン目を有し、かつ、前記第2の上縁保持部に隣接して延びる別のミシン目を有することを特徴とする請求項1に記載の板材運搬具。
【請求項4】
前記第1の板材及び/又は前記第2の板材の端面に当接すると共に前記収容箱の内面と当接するように配置されるスペーサを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の板材運搬具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2008−273603(P2008−273603A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−121746(P2007−121746)
【出願日】平成19年5月2日(2007.5.2)
【出願人】(506062687)生駒商事株式会社 (1)
【Fターム(参考)】