説明

枚葉ラベル供給装置およびラベリングマシン

【課題】本発明は、ラベルマガジン内のラベル束を安定に押圧することができ、ラベルの送り出し不良の発生が抑えられる枚葉ラベル供給装置とラベリングマシンの提供を目的とする。
【解決手段】本発明の枚葉ラベル供給装置は、前面にラベル取出口7が設けられ、該ラベル取出口7側から各枚葉ラベル101が配列するようにラベル束100が収容されるラベル収容部5と、ラベル収容部5内に収容されたラベル束100を後方から押圧する押圧板および鉈状押圧板38とを有し、押圧板は、ラベル収容部5内で、鉈状押圧板38よりも後方に位置するように前後方向に移動可能に設けられ、鉈状押圧板38は、ラベル収容部5内をラベル束に割り込む方向に出入可能であり、ラベル束の重ね方向に沿って前後方向に移動可能に設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばラベリング対象物にラベルを貼付する貼付手段に、枚葉ラベルを一枚単位で連続的に供給する枚葉ラベル供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
搬送ライン上を搬送されるボトル等の容器にラベルを貼付する工程において、例えば、所定の寸法に予め切断してあるラベル(枚葉ラベル)を一枚単位で連続的に供給する枚葉ラベル供給装置と、枚葉ラベル供給装置から供給される枚葉ラベルをボトルに移送して貼付する移送ドラムとを有するラベリングマシンが用いられている(例えば、特許文献1、2参照。)。
【0003】
図7は、従来のラベリングマシンの一例を示す斜視図である。
図7に示すように、このラベリングマシンでは、枚葉ラベル供給装置200は、ラベル束(枚葉ラベル203の束)201が収容されるラベルマガジン202と、ラベルマガジン202内の枚葉ラベル203を一枚単位で取り出す取出ドラム204とを有している。
ラベルマガジン202は、ラベル束201が収容されるラベル収容部205と、牽引機構211に付勢されてラベル束201を前方に押圧する押圧板206と、ラベル収容部205を水平方向に揺動する揺動機構206とを有している。
【0004】
このラベルマガジン202では、ラベル収容部205の前面が開放されてラベル取出口207とされている。そして、このラベル取出口207に、その最前列の枚葉ラベル203が臨むようにラベル束201が収容され、押圧板206によって前方(ラベル取出口207側)に押圧されている。このため、ラベル取出口207から枚葉ラベル203が取り出され、ラベル取出口207とラベル束201との間に枚葉ラベル1枚分のスペースが空くと、押圧板206によって、その空いたスペース分だけラベル束201が前方へ押し出される。これにより、再び、最前列の枚葉ラベル203がラベル取出口207に臨んだ状態になる。
また、揺動機構212は、ラベル収容部205を水平方向に揺動するものである。これにより、ラベルマガジン202のラベル取出口207が、取出ドラム204の外周面に周期的に接近する。
【0005】
取出ドラム204は、その外周面がラベルマガジン202のラベル取出口207と対峙するように配設されている。この取出ドラム204は、その外周面に負圧孔が開設された回転ドラムであり、この負圧孔に生じる負圧により、ラベルマガジン202のラベル取出口207から枚葉ラベル203を一枚単位で取り出し、外周面に吸着させて移送ドラム208に搬送する。
移送ドラム208は、その外周面が取出ドラム204の外周面および搬送ライン上を搬送されるボトル209の胴体部と接触するように配設されている。この移送ドラム208は、その外周面に負圧孔が開設された回転ドラムであり、この負圧孔に生じる負圧により、取出ドラム204によって搬送されてきた枚葉ラベル203を受け取って外周面に吸着させる。そして、外周面に吸着させた枚葉ラベル203をボトル209に搬送し、ボトル209の胴体部に貼付する。
【0006】
ところで、上述の構成のラベリングマシンにおいて、ラベルマガジン202内の枚葉ラベル203の残数が少なくなると、以下のようにして手作業でラベル束201が補充されている。
まず、操作者は、押圧板206に設けられた把持部210を把持して押圧板206を後退方向に移動させ、ラベル束201の最後尾と押圧板206との間に間隔205aを空ける。それと同時に、ラベルマガジン202内のラベル束201の最後尾に手を当て、前方に押圧する。すなわち、ラベル束201から押圧板206が離れている間、押圧板206の替わりに人手によってラベル束201を押圧する。これにより、ラベル束201の傾倒を防止するとともに、ラベル取出口207から枚葉ラベル203が取り出されたときに、取り出された枚葉ラベル203のスペース分だけラベル束201が前方に押し出されるようにする。
【0007】
そして、ラベル束201の最後尾と押圧板206との間に補充用のラベル束201を収容し、その後、押圧板206の把持部210から手を離す。これにより、押圧板206が牽引機構211によって前方に移動してラベル束201に当接し、再び、ラベル束201が押圧板206によって押圧された状態になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008−195493号公報
【特許文献2】特開2005−272112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、このようにしてラベルマガジン202内にラベル束201を補充すると、ラベル束201から押圧板206が離れている間は、人手によってラベル束201を押圧するため、この間に、ラベル束201に付与される押圧力が変動してしまう。その結果、ラベル取出口207から一度に複数毎の枚葉ラベル203が送り出されたり、枚葉ラベル203を送り損なったりする等の送り出し不良が生じてしまう問題がある。
【0010】
ここで、枚葉ラベル203が一度に複数枚送り出された場合には、その都度装置を停止して余分な枚葉ラベル203を取り除き、再度装置を起動しなければならない。このため、修復作業に手間がかかるとともに、装置の稼働率が低くなるという問題がある。また、枚葉ラベル203の送り損ないが生じた場合には、その順位に対応するボトル209にラベルが貼付されないため、単位時間当たりにラベリングされる製品数が少なくなり、ラベリングの効率が低くなってしまう。
本発明は、ラベルマガジンにラベル束を補充する際に、ラベルマガジン内のラベル束を安定に押圧することができ、ラベルの送り出し不良の発生を抑制することができる枚葉ラベル供給装置およびこれを用いたラベリングマシンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有する。
すなわち、本発明は、前面にラベルが取り出される開口部が設けられ、該開口部側から各枚葉ラベルが配列するようにラベル束が収容されるラベル収容部と、前記ラベル収容部内に収容された前記ラベル束を前記開口部と反対側から押圧する第1押圧板および第2押圧板とを有し、前記第1押圧板は、前記ラベル収容部内で、前記第2押圧板よりも後方に位置するように前後方向に移動可能に設けられ、前記第2押圧板は、前記ラベル収容部内のラベル束に割り込む方向に出入可能であるとともにラベル束の重ね方向に沿って前後方向に移動可能に設けられていることを特徴とする枚葉ラベル供給装置。
【0012】
また、本発明において、前記第1押圧板を前方に付勢する第1押圧板押圧機構を有し、該第1押圧板押圧機構の作動により、前記第1押圧板が前記ラベル束を押圧するとともに押圧方向に前進自在としてなることを特徴とする枚葉ラベル供給装置。
【0013】
また、本発明において、前記第1押圧板は、その上面に前方に向かって下降する傾斜面を有することを特徴とする枚葉ラベル供給装置。
また、本発明において、前記第2押圧板を前方に付勢する第2押圧板押圧機構を有し、該第2押圧板押圧機構の作動により、前記第2押圧板が前記ラベル束を押圧するとともに押圧方向に前進自在としてなることを特徴とする枚葉ラベル供給装置。
【0014】
また、本発明において、前記第2押圧板は、回動可能に支持された腕部と、該腕部に接続された板部材とを有し、前記腕部を回動操作することにより、前記板部材が前記ラベル束に割り込みすることを特徴とする枚葉ラベル供給装置。
また、本発明は、本発明の枚葉ラベル供給装置と、ラベルを受ける取出ドラムと、ラベルを搬送する移送ドラムとを備えることを特徴とするラベリングマシンに関する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、前面にラベルが取り出される開口部が設けられたラベル収容部と、ラベル束を押圧する第1押圧板および第2押圧板とを有し、第1押圧板は前後方向に移動可能に設けられ、第2押圧板は、ラベル束に割り込み可能であるとともに前後方向に移動可能に設けられていることにより、ラベル収容部内のラベル枚数が少なくなったとき、以下のようにしてラベル束を補充することができる。
ラベル収容部内に収容されたラベル束を第1押圧板と第2押圧板とによって押圧している状態から第1押圧板を後方に移動させて第1押圧板と第2押圧板との間に間隔を空け、この間隔に補充用のラベル束を収容する第1工程と、予め収容されていたラベル束と第2押圧板と補充用のラベル束とを第1押圧板によって押圧しつつ各ラベル束同士の間から第2押圧板を引き抜く第2工程と、ラベル束と第1押圧板との間に第2押圧板を挿入する第3工程とによって、ラベル束を補充することができる。
この補充作業では、ラベル収容部内のラベル束が、常に、第1押圧板と第2押圧材のいずれかによって前方に押圧されており、操作者が手を当ててラベル束を押圧する必要がない。このため、ラベル束を補充する一連の工程に亘って、ラベル束に安定的に押圧力を付与することができ、押圧力の変動によるラベルの送り出し不良の発生を抑えることができる。
【0016】
また、第1押圧板が、その上面に前方に向かって下降する傾斜面を有する場合に、前記第3工程において、ラベル束と第1押圧板との間に、第2押圧板を容易に挿入し、第2押圧板による押圧操作を行うことができる。
また、第2押圧板が、腕部と板部材とを有し、腕部の回動操作により板部材がラベル収容部内のラベル束に割り込みできるように構成されている場合には、前記第2工程における各ラベル束同士の間から第2押圧板を引き抜く操作や前記第3工程におけるラベル束と第1押圧板との間に第2押圧板を挿入する操作を容易に行うことができる。
【0017】
また、本発明のラベリングマシンは、このような枚葉ラベル供給装置を備えていることにより、ラベリング対象物にラベルを貼付する貼付手段に、枚葉ラベルを確実に一枚単位で供給することができる。このため、余分に供給された枚葉ラベルを取り除く作業の頻度が少なくて済み、また、ラベルが貼付されないボトルの発生を抑えることができ、高い稼動率およびラベリング効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の枚葉ラベル供給装置を適用したラベリングマシンを示す概略斜視図である。
【図2】図1に示すラベリングマシンが備えるラベリングマシンを示す概略斜視図である。
【図3】図1に示すラベリングマシンにおいて、ラベルマガジン内に補充用のラベル束を収容する工程を示す概略斜視図である。
【図4】図1に示すラベリングマシンにおいて、鉈状押圧板を後方に移動する工程を示す概略斜視図である。
【図5】図1に示すラベリングマシンにおいて、鉈状押圧板をラベル束と押圧板との間に挿入する工程を示す概略斜視図である。
【図6】図1に示すラベリングマシンにおいて、ラベルマガジン内にラベル束を補充する作業を工程順に示す模式図である。
【図7】従来のラベリングマシンを示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の枚葉ラベル供給装置を適用したラベリングマシンを示す概略斜視図、図2は、図1に示すラベリングマシンが備えるラベルマガジンを示す概略斜視図、図3は、図1に示すラベリングマシンにおいて、ラベルマガジン内に補充用のラベル束を収容する工程を示す概略斜視図、図4は、図1に示すラベリングマシンにおいて、鉈状押圧板を後方に移動する工程を示す概略斜視図、図5は、図1に示すラベリングマシンにおいて、鉈状押圧板をラベル束と押圧板との間に挿入する工程を示す概略斜視図、図6は、図1に示すラベリングマシンにおいて、ラベルマガジン内にラベル束を補充する作業を工程順に示す模式図である。
なお、以下の説明では、ラベルマガジンについて、図6における左側(ラベル取出口側)を「前側」、右方を「後側」、紙面奥行き側を「右側」、紙面手前側を「左側」として説明する。
<ラベリングマシンの構成>
まず、本発明のラベル供給装置を適用したラベリングマシン(本発明のラベリングマシン)の構成について説明する。
【0020】
図1に示すラベリングマシン1は、搬送ライン上を搬送される複数のラベリング対象物に、枚葉ラベル101を一枚単位で順次貼付するために設けられている。
枚葉ラベル101は、所定の寸法に切断された可撓性シートであり、素材としては例えば樹脂シートや紙等が挙げられる。
ラベリング対象物は、特に限定されないが、本実施形態では、ラベリング対象物が円筒状の胴体部を有するボトル103の場合を例にして説明する。
このラベリングマシン1は、ラベル束100(枚葉ラベル101の束)が収容されるラベルマガジン2と、ラベルマガジン2内の枚葉ラベル101を一枚単位で取り出して搬送する取出ドラム3と、取出ドラム3によって搬送されてきた枚葉ラベル101を受け取ってボトル103に貼付する移送ドラム4とを有しており、ラベルマガジン2と取出ドラム3とが本発明の枚葉ラベル供給装置を構成する。
【0021】
図2に示すように、ラベルマガジン2は、ラベル束100が収容される筐体状のラベル収容部5と、ラベル収容部5内のラベル束100を前方に押圧する押圧機構8と、ラベル収容部5を水平方向に揺動する揺動機構6とを有している。
このラベルマガジン2では、ラベル収容部5の前端面が開放されてラベル取出口7とされており、このラベル取出口7に、その最前列の枚葉ラベル101が臨むようにラベル束100が収容されている。そして、このラベル収容部5に収容されたラベル束100が押圧機構8によって前方(ラベル取出口7側)に押圧される。ラベル束100が押圧機構8によって押圧された状態でラベル取出口7から枚葉ラベル101が取り出されると、それによって空いたスペース分(枚葉ラベル1枚分のスペース)だけラベル束100が前方へ押し出され、再び、最前列の枚葉ラベル101がラベル取出口7に臨んだ状態になる。
【0022】
揺動機構6は、ラベル収容部5を水平方向に前後または円弧状に揺動する。これにより、ラベルマガジン2のラベル取出口7が、後述する取出ドラム3の外周面に周期的に接近する。本発明では、このラベルマガジン2、特に押圧機構8の構成に特徴がある。これについては、後に詳述する。
図1に示すように、取出ドラム3は、軸方向を鉛直方向として、その外周面がラベル取出口7と対峙するように配設されている。この取出ドラム3は、図示略の回転駆動機構の動作により、その軸周りを時計回り方向に回転する。
【0023】
この取出ドラム3は、その外周面に、図示しない複数の負圧孔が所定の間隔で周方向に並んで開設されており、外部に配設された負圧発生源の動作により、各負圧孔に間欠的に負圧が発生するように構成されている。具体的には、取出ドラム3は、各負圧孔に負圧が生じた状態で時計回り方向に回転しており、揺動しているラベル収容部5のラベル取出口7が取出ドラム3の外周面に接近すると、ラベル取出口7に臨む枚葉ラベル101が各負圧孔の負圧によって取出ドラム3側に移行し、取出ドラム3の外周面に吸着して保持される(取り出される)。そして、取出ドラム3の回転によって、取出ドラム3の外周面に保持された枚葉ラベル101が円弧状に搬送されて移送ドラム4の外周面と接触する位置に達すると、各負圧孔の負圧が解除される。これによって取出ドラム3の外周面から枚葉ラベル101が離れて移送ドラム4の外周面に移行する。その後、再び取出ドラム3の各負圧孔に負圧が発生する。そして、次に取出ドラム3によって取り出された枚葉ラベル101が移送ドラム4の外周面と接触する位置に達すると負圧が解除される。すなわち、この取出ドラム3では、取出ドラム3の外周面に保持された枚葉ラベル101が移送ドラム4と接触する度に、各負圧孔の負圧が一時的に解除され、そのタイミング以外は、各負圧孔に負圧が生じている。
【0024】
移送ドラム4は、軸方向を鉛直方向として、その外周面が取出ドラム3の外周面および搬送ラインを走行するボトル103の胴体部に接触するように配設されている。この移送ドラム4は、図示しない回転駆動機構の動作により、その軸周りを反時計回り方向に回転する。
移送ドラム4は、その外周面に、図示しない複数の負圧孔が所定の間隔で周方向に並んで開設されており、外部に配設された負圧発生源の動作により、各負圧孔に間欠的に負圧が発生するように構成されている。そして、移送ドラム4の回転によって、移送ドラム4の外周面に保持された枚葉ラベル101が円弧状に搬送されてボトル103の胴体部と接触する位置に達すると、移送ドラム4の外周面から枚葉ラベル101がボトル103に供給される。
【0025】
また、移送ドラム4が枚葉ラベル101を搬送する区間の途中には、2本の接着剤供給ロール9が設けられている。
各接着剤供給ロール9は、それぞれ、軸周りに回転可能なロール10と、該ロール10の外周面に設けられた接着剤層11とを有している。各接着剤供給ロール9は、軸方向を鉛直方向として、接着剤層11が移送ドラム4によって搬送される枚葉ラベル101の表面と接触するように設けられている。
移送ドラム4によって搬送される枚葉ラベル101は、各接着剤供給ロール9の接着剤層11と接触することにより、その表面に接着剤が供給される。そして、枚葉ラベル101がボトル103の胴体部と接触すると、その表面に供給された接着剤によってボトル103の胴体部に貼付される。
【0026】
次に、ラベルマガジン2について説明する。
図2〜図5に示すように、ラベルマガジン2は、ラベル束100が収容されるラベル収容部5と、ラベル収容部5内に収容されたラベル束100を前方に押圧する押圧機構8と、ラベル収容部5を水平方向に揺動する揺動機構6とを有している。
【0027】
ラベル収容部5は、長板状の底部12と、底部12の長手方向に沿う両辺縁部に立設された一対の側壁(左側壁13および右側壁14)とを有しており、これら各部によって画成された空間(ラベル収容空間15)にラベル束100が収容される。具体的には、ラベル束100は、各枚葉ラベル101が底部12に縦置きされた状態で該底部12の長手方向に沿って配列し、その最前列の枚葉ラベル101がラベル取出口7に臨むようにラベル収容部5に収容される。
ラベル収容部5の左側壁13および右側壁14の前端面には、それぞれ、ラベル取出口7側に突出する爪部が設けられている。これにより、最前列の枚葉ラベル101が支えられ、前方側に自由に飛び出したり、傾倒したりするのが抑えられる。この爪部は、枚葉ラベル101に当接する面積がダイヤルゲージで微調整し得るように構成されていてもよい。これにより、枚葉ラベル101の送り出し不良の発生をより抑えることができる。
【0028】
ラベル収容部5の左側面には、後述する第2押圧部16の移動を案内するガイドレール17が前後に延在するように取り付けられている。また、この左側面の前側部分には、後述する押圧機構26のプーリが収容されるプーリボックス18及び押圧機構49の渦巻きバネが収容されるバネボックス35が取り付けられている。さらに該プーリボックス18の下方には、押圧機構26の渦巻きバネが収容されるバネボックス19が取り付けられている。なお、バネボックス35、プーリボックス18の後壁部およびバネボックス19の前壁部には、ワイヤ20、50が出入りするための開口部が設けられている。
一方、ラベル収容部5の左側面の後側部分には、その前面が、プーリボックス18の後面と対向するようにロッド取り付け板21が取り付けられている。
【0029】
押圧機構8は、第1押圧機構22および第2押圧機構23によって構成されている。
図3、図4に示すように、第1押圧機構22は、第1押圧部24と、第1押圧部24の移動を案内する案内ロッド25と、第1押圧部24を前方に付勢する第1押圧板押圧機構26とを有している。
第1押圧部24は、押圧板(第1押圧部)27と、押圧板27を支持する押圧板支持体28と、押圧板支持体28に屈曲板29を介して取り付けられた把持部取り付け板30と、把持部取り付け板30に取り付けられた把持部31およびロッド挿通部32とを有しており、各部が一体となって移動する。なお、これら各部のうち押圧板27、押圧板支持体28および屈曲板29はラベル収容空間15に収容されている。
【0030】
押圧板27は、図3に示す如く平板状の板部材33および該板部材33の前面に固設された傾斜板34によって構成されており、各部の幅がラベル収容空間15の幅と略等しくされている。ここで、傾斜板34は、その上面に前方に向かって下降する傾斜面34aを有する板材であり、例えば樹脂によって構成されている。このような傾斜板34が押圧板27の前方を構成することにより、後述するように押圧板27(傾斜板34)とラベル束100の間に第2押圧部16の板部材40を挿入する際、この操作を容易に行うことができる。ここで、この傾斜板34の傾斜面34aは曲面状の案内面であることが好ましい。これにより、傾斜板34とラベル束100の間に、より容易に板部材40を挿入することができる。
以上のような押圧板27は、その前面がラベル束100の後面と対向するように、すなわち縦置き状態でラベル収容空間15に収容されている。
【0031】
押圧板支持体28は、略直方体状をなし、押圧板27の後面に固設されている。この押圧板支持体28は、押圧板27が傾倒しないように支持する機能を有する。
屈曲板29は、略90°の角度で屈曲した形状を有し、一方の壁部が、屈曲部を上方にして押圧板支持体28の後面に固設されており、他方の壁部は、その下面が底部12と対向するように後方側に延在している。そして、この他方の壁部の上面に、把持部取り付け板30が取り付けられている。
【0032】
把持部取り付け板30は、屈曲板29およびラベル収容部5よりも幅(左右方向の長さ)が大とされており、屈曲板29の左端から一部はみ出すように屈曲板29の上面に取り付けられている。そして、把持部取り付け板30の屈曲板29からはみ出した部分の下面に、ロッド挿通部32が取り付けられている。ロッド挿通部32は、略直方体状をなすブロック体よりなり、前後に貫通する貫通孔37が穿設されている。
また、把持部取り付け板30の上面には、平面視略U字状をなす把持部31が取り付けられている。把持部31は操作者が把持する部分であり、操作者が、これを把持して後方または前方に引くことにより、第1押圧部24を前方または後方に移動させることができる。すなわち、第1押圧部24を構成する各部(押圧板27、屈曲板29、把持部取り付け板30、把持部31、ロッド挿通部32)を一体として前方または後方に移動させることができる。
【0033】
案内ロッド25は、その一端がプーリボックス18の後面に取り付けられ、他端がロッド取り付け板21の前面に取り付けられている。これにより、案内ロッド25は、ラベル収容部5の左側壁13に沿うように、前後に延在して支持される。
この案内ロッド25はロッド挿通部32の貫通孔37に挿通されている。これにより、第1押圧部24は、その貫通孔37の内壁面を案内ロッド25の周面にスライドさせつつ移動するため、第1押圧部24の移動方向が、案内ロッド25の延在方向、すなわちラベル束の重ね方向に沿う前後方向に規制される。
【0034】
第1押圧板押圧機構26は、ワイヤ20と、ワイヤ20の屈曲角度を規制する複数のプーリと、ワイヤ20を前方に付勢する渦巻きバネ等によって構成されている。
各プーリは、それぞれ、プーリボックス18内に取り付けられ、その外周面がロッド挿通部32の前面と対峙するように縦に配列されている。また、渦巻きバネは、バネボックス19内に、径方向が縦方向となるように取り付けられている。
ワイヤ20は、その一端がロッド挿通部32の前面に取り付けられて該ロッド挿通部32の前方に延在しており、その先でプーリに掛け渡されることによって略コ字状に屈曲し、他端が渦巻きバネの外周側の端部に接続されている。
【0035】
この第1押圧板押圧機構26では、ワイヤ20が、渦巻きバネによって他端部側に付勢されており、これによってワイヤ20が取り付けられたロッド挿通部32が前方に付勢される。その結果、第1押圧部24を構成する各部(押圧板27、屈曲板29、把持部取り付け板30、把持部31、ロッド挿通部32)が一体となって前方に付勢されている。
このように構成された第1押圧機構22では、操作者が把持部31を把持して前方または後方に引くことにより、第1押圧部24が前方または後方に移動する。
また、第1押圧部24を後方に移動させた後、手を離すと、第1押圧部24がワイヤ20に牽引されて前方に移動し、押圧板27がラベル束100の後面に当接したところで停止する。
【0036】
ここで、押圧板27がラベル束100の後面に当接した状態にあるときには、押圧板27によってラベル束100が前方に押圧されている。これにより、枚葉ラベル101の傾倒が防止される。また、ラベル取出口7に臨む最前列の枚葉ラベル101が取り出されてラベル束100とラベル取出口7との間にスペースが生じると、押圧板27がラベル束100を前方に押し出しつつ、このスペース分だけ前方に移動する。これにより、再び、最前列の枚葉ラベル101がラベル取出口7に臨んだ状態になる。
【0037】
次に、第2押圧機構23について説明する。
第2押圧機構23は、第2押圧部16と、第2押圧部16を前方に付勢する第2押圧板押圧機構49とを有している。
第2押圧部16は、鉈状押圧板(第2押圧板)38と、鉈状押圧板38を回動可能に支持する押圧板受け部45と、ガイドレール17の各レールが嵌合する図示しない一対のレール溝とを有しており、各部が一体となって前後方向に移動する。
【0038】
鉈状押圧板38は、ラベル収容空間15よりも幅が狭く縦長の板部材40と、細板状の板部材取り付け部41と、板部材取り付け部41より幅広の腕部42とを有している。
腕部42は板部材取り付け部41の基端側に一体的に設けられ、板部材40は、その幅方向に沿う一方の辺縁部と板部材取り付け部41とが前後に重ねられボルト締めされることによって板部材取り付け部41に取り付けられており、これら各部が一体となって鉈状をなしている。なお、腕部42の基端部付近には、後述するピン43が挿通される貫通孔が穿設されている。
押圧板受け部45は、ガイドレール17に前後方向に移動可能に支持された基部44と一体的に設けられている。
基部44は、鉤状をなしており、一方の壁部が、角部を上方にしてラベル収容部5の左側面と対向しており、他方の壁部は、左方に延在している。
【0039】
また、押圧板受け部45は、略直方体状をなし、基部44の上側に一体的に設けられている。押圧板受け部45の上面には、腕部42の厚さより僅かに幅広の溝47が幅方向に延在形成されている。また、押圧板受け部45の溝47を挟んだ両側壁には、それぞれ、前方側(後方側)から見た平面視で重なるように貫通孔が穿設されている。
【0040】
押圧板受け部45の溝47内には、鉈状押圧板38の腕部42が、その厚さ方向が溝47の幅方向となるように挿入されており、腕部42に設けられた貫通孔と押圧板受け部45に設けられた各貫通孔に、ピン43が挿通されている。これにより、鉈状押圧板38は、押圧板支持部39に、ピン43を支軸として回動可能に支持される。ここで、板部材40がラベル収容空間15の外側に出された状態から、鉈状押圧板38を、前方から見て反時計回り方向に回動操作すると、板部材40がラベル収容空間15に収容される。このとき、板部材40は、その前面がラベル束100の後面と対向する。この状態から、鉈状押圧板38を、前方から見て時計回り方向に回動操作すると、板部材40がラベル収容空間15の外側に取り出される。
【0041】
また、基部44には、押圧機構49のワイヤ50が取り付けられるワイヤ取り付け板46が取り付けられている。このワイヤ取り付け板46は、その前面がバネボックス35と対峙するように配されている。
また、基部44には、ラベル収容部5の左側面との対向面に、2本のレール溝が設けられており、各レール溝にガイドレール17の各レールが嵌合している。第2押圧部16は、その各レール溝をガイドレール17の各レールにスライドさせつつ移動する。これにより、第2押圧部16の移動方向が、各レールの延在方向、すなわち前後方向に規制される。
【0042】
第2押圧板押圧機構49は、ワイヤ50と、ワイヤ50を前方に付勢するバネボックス35内の渦巻きバネによって構成されている。
また、渦巻きバネは、バネボックス35内に、径方向が縦方向となるように取り付けられている。
ワイヤ50は、その一端がワイヤ取り付け板46の前面に取り付けられて該ワイヤ取り付け板46の前方に延在しており、他端が渦巻きバネの外周側の端部に接続されている。
【0043】
この第2押圧板押圧機構49では、ワイヤ50が、渦巻きバネによって他端部側に付勢されており、これによってワイヤ50が取り付けられたワイヤ取り付け板46が前方に付勢される。その結果、第2押圧部16を構成する各部(鉈状押圧板38、押圧板受け部45、基部44、ワイヤ取り付け板46)が一体となって前方に付勢される。
このように構成された第2押圧機構23では、操作者が、例えば第2押圧部16に手を当てて前方または後方に引くことにより、第2押圧部16が前方または後方に移動する。
また、第2押圧部16を後方に移動させた後、手を離すと、第2押圧部16はワイヤ50に牽引されて前方に移動し、板部材40がラベル束100の後面に当接したところで停止する。
【0044】
ここで、板部材40がラベル束100の後面に当接した状態にあるときには、板部材40によってラベル束100が前方に押圧されている。これにより、枚葉ラベル101の傾倒が防止される。また、最前列の枚葉ラベル101が取り出されてラベル束100のラベル取出口7との間にスペースが生じると、板部材40がラベル束100を前方に押し出しつつ、このスペース分だけ前方に移動する。これにより、再び、最前列の枚葉ラベル101がラベル取出口7に臨んだ状態になる。
【0045】
揺動機構6は、ラベル収容部5の下方に配設されており、ラベル収容部5を水平方向に前後または円弧状に揺動する。これにより、ラベル収容部5のラベル取出口7が、取出ドラム3の外周面に周期的に接近する。
【0046】
<ラベリングマシンの作動>
次に、図1に示すラベリングマシン1の作動について説明する。
なお、ここでは搬送ライン状を搬送されるボトル103の胴体部にラベルを貼付する場合を例にする。
まず、ラベル収容部5にラベル束100を収容し、ラベル束100の後面に第2押圧機構23の板部材40を当接させ、この板部材40の後面に第1押圧機構22の押圧板27を当接させる。これにより、板部材40および押圧板27によってラベル束100が前方に押圧される。
続いて、各部の動作をONにする。
これにより、取出ドラム3が時計回り方向に、移送ドラム4が反時計回り方向にそれぞれ回転し、負圧発生源の作動によって各負圧孔に負圧が発生する。また、揺動機構6の作動によってラベル収容部5が水平方向に揺動する。
【0047】
揺動しているラベル収容部5のラベル取出口7が取出ドラム3の外周面に接近すると、ラベル取出口7に臨む一枚の枚葉ラベル101が、取出ドラム3の各負圧孔の負圧によって取出ドラム3側に移行し、その外周面に吸着して保持される(取り出される)。このとき、ラベル収容部5では、ラベル取出口7の後方に枚葉ラベル101一枚分のスペースが空くが、残りのラベル束100が板部材40と押圧板27とによって前方に押圧されているため、このスペース分だけラベル束100が前方に移動し、再び、最前列の枚葉ラベル101がラベル取出口7に臨んだ状態になる。
【0048】
一方、取出ドラム3の外周面に保持された枚葉ラベル101は、移送ドラム4側に移行して移送され、移送の途中で、接着剤供給ロール9によって接着剤が供給される。そして、枚葉ラベル101がボトル103の胴体部と接触する位置に達すると、移送ドラム4の外周面から枚葉ラベル101が離れ、この枚葉ラベル101が、接着剤を介してボトル103の胴体部に貼付される。
以上のような工程が、ラベル収容部5のラベル取出口7と取出ドラム3の外周面とが近接する度に繰り返され、ラベル収容部5内の枚葉ラベル101が、順次、ボトル103の胴体部に貼付される。
【0049】
<ラベル束の補充工程>
次に、ラベルマガジン2へのラベル束100の補充工程について説明する。
まず、図6(a)に示すように、ラベル収容部5内のラベル束100を、板部材40および押圧板27によって押圧している状態から、第1押圧部24の把持部31を把持して後方に引くことにより、押圧板27を後方に移動させる。これにより、図6(b)に示すように、板部材40と押圧板27との間にスペース5aが空く。このとき、ラベル収容部5内のラベル束100には板部材40が当接しているため、ラベル束100が一定の押圧力で押圧される。このため、ラベル取出口7から複数枚の枚葉ラベル101が一度に送り出されたり、枚葉ラベル101を送り損なったり等のラベルの送り出し不良の発生が抑えられ、ラベル収容部5内の枚葉ラベル101を、取出ドラム3によって所定のタイミングで一枚ずつ取り出すことができる。
【0050】
次に、図3に示すように、板部材40と押圧板27との間に補充用ラベル束102を収容し、把持部31から手を離す。すると、第1押圧板押圧機構26の作動によって第1押圧部24が前方に牽引され、図6(c)に示すように、押圧板27が補充用ラベル束100の後面に当接する。これにより、予め収容されていたラベル束100と板部材40と補充用ラベル束102とが、押圧板27によって押圧される。
【0051】
次に、第2押圧部16の鉈状押圧板38を手動によって時計回り方向に回転操作することにより、図6(d)に示すように、ラベル束100と補充用ラベル束102の間から板部材40を引き抜く。このとき、ラベル収容部5内のラベル束100(予め収容されていたラベル束100と補充用ラベル束102とを合わせたラベル束)には押圧板27が当接しているため、ラベル束100が一定の押圧力で押圧される。このため、ラベル取出口7から複数枚の枚葉ラベル101が一度に送り出されたり、枚葉ラベル101を送り損なったり等のラベルの送り出し不良の発生が抑えられ、ラベル収容部5内の枚葉ラベル101を、取出ドラム3によって所定のタイミングで一枚ずつ取り出すことができる。
【0052】
次に、図4に示すように、手動によって、第1押圧部24を後方に移動させ、鉈状押圧板38を反時計回り方向に回動操作し、図5および図6(e)に示すように、板部材40をラベル束と押圧板27との間に挿入する。このとき、押圧板27の前方が傾斜面34aとされていることにより、板部材40をラベル束100と押圧板27との間に容易に挿入することができる。
以上の工程によってラベル束の補充が終了する。
【0053】
このように、このラベリングマシン1のラベル束の補充工程では、ラベル収容部5内のラベル束が、常に、第1押圧部24の押圧板27および第2押圧部16の板部材40の少なくともいずれかによって前方に押圧されており、操作者が手を当ててラベル束100を押圧する必要がない。このため、ラベル束100を補充する一連の工程に亘って、ラベル束100に安定な押圧力を付与することができ、押圧力の変動によるラベルの送り出し不良の発生が抑えられる。このため、余分に供給された枚葉ラベルを取り除く作業の頻度が少なくて済み、また、ラベルが貼付されないボトルの発生を抑えることができ、高い稼動率およびラベリング効率を得ることができる。
【0054】
以上、本発明の枚葉ラベル供給装置およびラベリングマシンの実施形態について説明したが、前記実施形態において、枚葉ラベル供給装置およびラベリングマシンを構成する各部は一例であって、本発明の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明の枚葉ラベル供給装置は、ボトル等のラベリング対象物にラベルを貼付するラベリングマシンにおいて、ラベリング対象物にラベルを貼付するラベル貼付手段に、一枚単位で連続的に枚葉ラベルを供給するラベル供給手段として利用することができる。
【符号の説明】
【0056】
1…ラベリングマシン、2…ラベルマガジン、3…取出ドラム、4…移送ドラム、5…ラベル収容部、6…揺動機構、7…ラベル取出口、8…押圧機構、9…接着剤供給ロール、10…ロール、11…接着剤層、12…底部、13…左側壁、14…右側壁、15…ラベル収容空間、16…第2押圧部、17…ガイドレール、18…プーリボックス、19…バネボックス、20…ワイヤ、21…ワイヤ取り付け板、22…第1押圧機構、23…第2押圧機構、24…第1押圧部、25…案内ロッド、26…第1押圧板押圧機構、27…押圧板(第1押圧板)、28…押圧板支持体、29…屈曲板、30…把持部取り付け板、31…把持部、32…ロッド挿通部、33…板部材、34…傾斜板、35・・・バネボックス、37…貫通孔、38…鉈状押圧板(第2押圧板)、40…板部材、41…板部材取り付け部、42…腕部、43…ピン、44…基部、45…押圧板受け部、46…ワイヤ取り付け板、49…第2押圧板押圧機構、50…ワイヤ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面にラベルが取り出される開口部が設けられ、該開口部側から各枚葉ラベルが配列するようにラベル束が収容されるラベル収容部と、前記ラベル収容部内に収容された前記ラベル束を前記開口部と反対側から押圧する第1押圧板および第2押圧板とを有し、
前記第1押圧板は、前記ラベル収容部内で、前記第2押圧板よりも後方に位置するように前後方向に移動可能に設けられ、
前記第2押圧板は、前記ラベル収容部内のラベル束に割り込む方向に出入可能であるとともにラベル束の重ね方向に沿って前後方向に移動可能に設けられていることを特徴とする枚葉ラベル供給装置。
【請求項2】
前記第1押圧板を前方に付勢する第1押圧板牽引機構を有し、該第1押圧板牽引機構の作動により、前記第1押圧板が前記ラベル束を押圧するとともに押圧方向に前進自在としてなることを特徴とする請求項1に記載の枚葉ラベル供給装置。
【請求項3】
前記第1押圧板は、その上面に前方に向かって下降する傾斜面を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の枚葉ラベル供給装置。
【請求項4】
前記第2押圧板を前方に付勢する第2押圧板牽引機構を有し、該第2押圧板牽引機構の作動により、前記第2押圧板が前記ラベル束を押圧するとともに押圧方向に前進自在としてなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の枚葉ラベル供給装置。
【請求項5】
前記第2押圧板は、回動可能に支持された腕部と、該腕部に接続された板部材とを有し、前記腕部を回動操作することにより、前記板部材が前記ラベル束に割り込みすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の枚葉ラベル供給装置。
【請求項6】
請求項1〜請求項5のいずれかに記載の枚葉ラベル供給装置と、ラベルを受け取る取出ドラムと、ラベルを搬送する移送ドラムとを備えることを特徴とするラベリングマシン。





【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2010−269869(P2010−269869A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−121329(P2009−121329)
【出願日】平成21年5月19日(2009.5.19)
【出願人】(000006769)ライオン株式会社 (1,816)
【Fターム(参考)】