説明

枚葉印刷物検査装置

【課題】枚葉印刷物を適正に検査する。
【解決手段】枚葉印刷機のデリバリ部8に隣接した圧胴11の周面に枚葉印刷物aを押し付けるエア吹き付け手段16と、エア吹き付け手段により圧胴の周面に押し付けられた枚葉印刷物に光を照射する照明手段21と、照明手段により照明された枚葉印刷物の絵柄を撮像するカメラ27と、カメラにより撮影した画像から印刷の良否を判定する印刷良否判定手段19とを具備する。照明手段は、圧胴上の枚葉印刷物での反射光が、デリバリ部と圧胴との間に設置されたステップ15の下を通るように配置され、ステップとデリバリ部のカバー8aとの境界部の近傍には反射光をデリバリ部のカバーの裏側へと指向させる反射鏡22が配置され、カメラはデリバリ部のカバーの裏側を通って来る反射光を受光するように配置され、少なくともデリバリ部のカバーの裏側を通ってカメラに至る反射光の光路eが光ダクト25で覆われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オフセット枚葉印刷機等の枚葉印刷機で印刷される印刷物をインラインで検査する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
枚葉印刷機には、そのデリバリ部に枚葉印刷物が至る前に枚葉印刷物の印刷品質について検査を行う検査装置が設置されている。この検査装置による検査は、図5に示すように、最終印刷ユニットの圧胴1の周面上に接して走行する枚葉印刷物aの印刷面に照明装置2から照明光を照射し、その反射光をカメラ3で画像として受光し、この画像を画像処理部でパターンマッチングすることによって行われる。
【0003】
また、検査中枚葉印刷物aが圧胴1上で浮き上がったり、バタついたりすると、カメラ3で撮影した画像がひずみ、正確な検査が行われなくなるので、エア吹き付けノズル4によって圧胴1上の枚葉印刷物aにエアが吹き付けられ、枚葉印刷物aが圧胴1の周面に密着せしめられるようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−137385号公報
【特許文献2】特開2004−136585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図5に示すように、最終印刷ユニットの圧胴1とデリバリ部5との間には、印刷機のオペレータbが乗って各種作業を行うためのステップ6が設けられ、圧胴1上の枚葉印刷物aはステップ6側から視認可能である。そのため、従来はカメラ3がデリバリ部5のカバー5aに取り付けられ、圧胴1上の枚葉印刷物aからカメラ3に向かう反射光の光路cはステップ6を横切るように設定されている。ステップ6には反射光を通すためのスリットが形成されている。しかし、光路cがこのように設定されていると、例えばインキ補給作業を行うためオペレータbがステップ6に上がった場合はオペレータbの体によって反射光が遮られ、その間枚葉印刷物aは未検査のままデリバリ部5に排出されてしまう。あるいは、検査装置が印刷不良と判断し、良品が不良品と判定されるおそれがある。
【0006】
また、デリバリ部5では、排出された枚葉印刷物aが積み重ねられた時に裏写りしないように、積み重ねられる前の枚葉印刷物aの印刷面にパウダーが吹き付けられる。このパウダーがカメラ3等の光学系に付着し、適正な検査を害するという問題もある。
【0007】
したがって、本発明は上記問題点を解決することができる枚葉印刷物検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
【0009】
なお、本発明の理解を容易にするため括弧付きの符号を付すが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0010】
すなわち、請求項1に係る発明は、枚葉印刷機のデリバリ部(8)に隣接した圧胴(11)の周面に枚葉印刷物(a)を押し付けるエア吹き付け手段(16)と、エア吹き付け手段(16)により圧胴(11)の周面に押し付けられた枚葉印刷物(a)に光を照射する照明手段(21)と、照明手段(21)により照明された枚葉印刷物(a)の絵柄を撮像するカメラ(27)と、カメラ(27)により撮影した画像から印刷の良否を判定する印刷良否判定手段(19)とを具備した枚葉印刷物検査装置において、上記照明手段(21)は、上記圧胴(11)上の枚葉印刷物(a)での反射光が、上記デリバリ部(8)と上記圧胴(11)との間に設置されたステップ(15)の下を通るように配置され、上記ステップ(15)と上記デリバリ部(8)のカバー(8a)との境界部の近傍には上記反射光を上記デリバリ部(8)のカバー(8a)の裏側へと指向させる反射鏡(22)が配置され、上記カメラ(27)は上記デリバリ部(8)のカバー(8a)の裏側を通って来る上記反射光を受光するように配置され、少なくとも上記デリバリ部(8)のカバー(8a)の裏側を通って上記カメラ(27)に至る上記反射光の光路(e)が光ダクト(25)で覆われた枚葉印刷物検査装置を採用する。
【0011】
請求項2に記載されるように、請求項1に記載の枚葉印刷物検査装置において、上記反射鏡(22)が、保護部材(23)で覆われたものとすることができる。
【0012】
請求項3に記載されるように、請求項1又は請求項2に記載の枚葉印刷物検査装置において、上記反射鏡(22)を表面鏡とすることができる。
【0013】
請求項4に記載されるように、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の枚葉印刷物検査装置において、上記ステップ(15)下の上記反射光の光路(d)が光ダクト(26)で覆われているものとすることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、照明手段(21)が、圧胴(11)上の枚葉印刷物(a)での反射光がデリバリ部(8)と圧胴(11)との間に設置されたステップ(15)の下を通るように配置され、ステップ(15)とデリバリ部(8)のカバー(8a)との境界部の近傍には反射光をデリバリ部(8)のカバー(8a)の裏側へと指向させる反射鏡(22)が配置され、カメラ(27)はデリバリ部(8)のカバー(8a)の裏側を通って来る反射光を受光するように配置されたことから、反射光の光路(d,e)がステップ(15)上に乗るオペレータ(b)等によって遮られたり乱されたりすることがない。従って、枚葉印刷物(a)の全数について印刷品質の検査をすることができる。また、少なくともデリバリ部(8)のカバー(8a)の裏側を通ってカメラ(27)に至る反射光の光路(e)が光ダクト(25)で覆われるので、裏写り防止用のパウダー等が光路を横切ったり、カメラ(27)のレンズに付着したりするのを防止することができ、従って印刷品質の適否を正確に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る枚葉印刷物検査装置を備えたオフセット枚葉印刷機の後部の概略図である。
【図2】(A)はエア吹き付け装置の正面図、(B)は図(A)中B−B線矢視断面図である。
【図3】反射鏡からカメラに至る箇所を示す正面図である。
【図4】反射鏡が収納された保護部材の斜視図である。
【図5】従来の枚葉印刷物検査装置を備えたオフセット枚葉印刷機の後部の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
【0017】
図1に示すように、オフセット枚葉印刷機の最終印刷ユニット7の隣には印刷が完了した枚葉印刷物aを排出するデリバリ部8が設置される。
【0018】
最終印刷ユニット7には、所定の色のインクで印刷を行うための版胴9、ブランケット胴10及び圧胴11の組が設けられる。
【0019】
デリバリ部8は、上記圧胴11に接するように配置される受け胴12を有する。この受け胴12から無端チェーン13が枚葉印刷物aの図示しない積み重ね部へと伸びる。枚葉印刷物aがブランケット胴10と圧胴11との間を通って来ると、無端チェーン13に取り付けられた図示しない咥え爪によって受け胴12上で掴まれ、積み重ね部へと搬送される。
【0020】
無端チェーン13が受け胴12から積み重ね部に至る途上にはパウダー吹き付け装置14が設けられる。パウダー吹き付け装置14からパウダーが枚葉印刷物aの印刷面に吹き付けられることによって、枚葉印刷物aが積み重ね部で積み重ねられた際インキの裏写りが防止される。
【0021】
また、最終印刷ユニット7とデリバリ部8には各々縦向きにカバー7a,8aが取り付けられ、両カバー7a,8a間には印刷機のオペレータbが乗るステップ15が架け渡される。ステップ15は最終印刷ユニット7の圧胴11の近傍であってデリバリ部8の受け胴12の真上当たりに水平に配置される。オペレータbはステップ15に乗ってインキの補給を行ったり、カバー7aを開けて圧胴11等を点検したりすることができる。
【0022】
図1に示すように、最終印刷ユニット7とデリバリ部8との間には、最終印刷ユニット7から排出される枚葉印刷物aの印刷品質を検査するための検査装置が配置される。
【0023】
この枚葉印刷物検査装置は、枚葉印刷機のデリバリ部8に隣接した圧胴11の周面に枚葉印刷物aを押し付けるエア吹き付け手段であるノズル装置16と、ノズル装置16からのエアにより圧胴11の周面に押し付けられた枚葉印刷物aに光を照射する照明手段である照明装置21と、照明装置21により照明された枚葉印刷物aの絵柄を撮像するカメラ27と、カメラ27により撮影した画像から印刷の良否を判定する印刷良否判定装置19とを具備する。また、枚葉印刷物aでの反射光がカメラ27に至る光路中に反射鏡22を有する。
【0024】
ノズル装置16は、エアを圧胴11の表面に向かって吹き付けることにより、枚葉印刷物aを圧胴11の周面に密着させるためのものである。具体的には、ノズル装置16は、図2(A)(B)に示すように、角筒17内の軸芯上に円筒18を挿入した二重筒構造を有し、角筒17の一稜にスリット状のエア吐出孔17aが設けられる。円筒18には、角筒17の上記稜と反対側の母線上において多数のエア噴き出し孔18aが設けられる。また、円筒18にブロア20が接続される。ブロア20から円筒18内にエアが供給されると、このエアはエア噴き出し孔18aから角筒17内に流入し、角筒17の内壁面に沿って上記稜側へと均一な流れとなって流れ、全エア吐出孔17aから略均一な流量となって噴き出る。
【0025】
このノズル装置16は、図1に示すように、上記エア吐出孔17aの並びが圧胴11の一つの母線に正対するように設置される。これにより、エア吐出孔17aから噴き出たエアは枚葉印刷物aの印刷面に当たって枚葉印刷物aを圧胴11の周面上に密着させる。
【0026】
なお、ノズル装置16の上記エア吐出孔17aの列はスリット状の開口部であるが、これに代えてスポット状の開口部の列とすることも可能である。
【0027】
照明装置17は、図1に示すように、圧胴11上の枚葉印刷物aでの反射光が、デリバリ部8と圧胴11との間に設置されたステップ15の下を通るように配置される。また、上記ノズル装置16から噴き出すエアによって枚葉印刷物aが圧胴11の周面に押し付けられ、密着させられる位置に照明光が当たるように配置される。この枚葉印刷物aが圧胴11の周面に密着する箇所では印刷画像も圧胴11に対して静止するので、印刷画像が歪むことなくカメラ27によって撮影されることになる。
【0028】
照明装置21は、具体的にはLEDや蛍光灯等の光源で構成され、圧胴11の上記母線に沿って伸びるように設けられる。この照明装置21からの照明光が圧胴11上の枚葉印刷物aの印刷面で反射し、この反射光が、ステップ15の下を通って反射鏡22に至る。
【0029】
上記ステップ15と上記デリバリ部8のカバー8aとの境界部の裏側には、上記反射光を上記デリバリ部8のカバー8aの裏側へと指向させる反射鏡22が配置される。反射鏡22は、照明装置21と同様に圧胴11の軸方向に平行に細長く伸びた板鏡として構成される。
【0030】
反射鏡22としては、検査精度を高めるため望ましくはガラス板の表面に金属を蒸着してなる表面鏡が用いられる。ガラス板が薄い場合は、裏面鏡を用いることも可能である。
【0031】
反射鏡22は、図4に示すように、望ましくは保護部材23で覆われる。保護部材23は、箱型のケースとして構成され、上記ステップ15下を通る反射光が入る箇所と、反射鏡22で反射してカメラ27に向かって出る箇所は透明ガラス等で出来た透明板23a、23bで各々遮蔽される。このように反射鏡22が保護部材23によって覆われることにより、パウダー吹き付け装置14によって噴射され、デリバリ部8の近傍で浮遊するパウダーが反射鏡22に付着しないようにすることができる。
【0032】
なお、図1に示すように、ステップ15における上記デリバリ部8のカバー8aに接する箇所には、反射光を通すスリット24が形成されているが、このスリット24を閉じて、反射鏡22及び保護部材23をステップ下に配置し、反射光の光路がステップ15上を全く通らないようにすることも可能である。
【0033】
カメラ27は、デリバリ部8のカバー8aの裏側を通って来る上記反射光を受光するようにデリバリ部8のカバー8aの上部に配置される。カメラ27は、具体的にはラインセンサカメラである。ラインセンサカメラは、印刷品質の検査に必要な解像度に応じて枚葉印刷物aの幅方向(枚葉印刷物の搬送方向に直角な方向)に複数台配置してもよい。
【0034】
上記反射鏡22からデリバリ部8のカバー8aの裏側を通ってカメラ27に至る反射光の光路は、図3に示すような光ダクト25で覆われる。光ダクト25の始端側は上記保護部材23の透明板23bを覆い、終端側はカメラ27のレンズ側へと収束しつつ伸びている。これにより、反射鏡22からカメラ27に至る光路を上記パウダー吹き付け装置14から噴射され飛散したパウダーが横切ることによる検査精度の低下が防止される。
【0035】
なお、飛散したパウダーやインキミストが反射光の光路を横切り、画像に写りこんでしまうことを避けるため、ステップ15下の光路も光ダクト26で覆うようにしてもよい。
【0036】
印刷良否判定装置19は、上記カメラ27により撮像された枚葉印刷物aの印刷画像を図示しない検査処理部に転送して、パターンマッチングにより良否判定を行うためのものである。この装置は公知のものであるから詳細な説明は省略する。
【0037】
次に、上記構成の枚葉印刷物検査装置の作用について説明する。
【0038】
(1)枚葉印刷機により一色又は多色印刷された枚葉紙等の枚葉印刷物aは、図1に示すように、最終印刷ユニット7の圧胴11上において印刷品質の良否が検査される。
【0039】
(2)枚葉印刷物aは、圧胴11上の所定箇所でノズル装置16から吐出されるエアによって圧胴11側に押し付けられることにより、圧胴11の周面に密着する。
【0040】
(3)枚葉印刷物aが圧胴11の周面に密着した箇所には、照明装置21から光が照射され、その反射光がステップ15下を通り反射鏡22に向かう。
【0041】
このように、反射光がステップ15上ではなくステップ15下を通るので、ステップ15上にオペレータbが乗っても反射光がオペレータbによって遮られることがない。従って、印刷良否判定装置19の誤認識がなくなり、枚葉印刷物aの適正な全数検査が可能になる。
【0042】
(4)上記反射光は反射鏡22で反射した後、光ダクト25を通ってカメラ27に至る。カメラ27は反射光を受光することによって枚葉印刷物aの印刷画像を撮像し、印刷良否判定装置19に転送する。
【0043】
反射光が反射鏡22からカメラ27に至る光路が光ダクト25によって覆われていることから、パウダー吹き付け装置14から噴出したパウダーの光路内への侵入が防止される。このため、適正画像がカメラ27に撮像されることとなり、印刷良否判定装置19の誤認識が防止される。
【0044】
(5)印刷良否判定装置19はカメラ27から送られる画像情報をパターンマッチングによって検査し、印刷品質の適否を判断する。
【0045】
印刷良否判定装置によって不良品と判断された場合は、例えばデリバリ部8の枚葉印刷物aの積み重ね部において該当する枚葉印刷物に、テープ貼り機によってテープが貼着されることにより表示される。
【0046】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、反射鏡が一基のみ設けられたが、複数基配置することも可能である。
【符号の説明】
【0047】
8…デリバリ部
8a…カバー
11…圧胴
15…ステップ
16…ノズル装置
27…カメラ
19…印刷良否判定装置
21…照明装置
22…反射鏡
23…保護部材
25、26…光ダクト
a…枚葉印刷物
d、e…光路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
枚葉印刷機のデリバリ部に隣接した圧胴の周面に枚葉印刷物を押し付けるエア吹き付け手段と、エア吹き付け手段により圧胴の周面に押し付けられた枚葉印刷物に光を照射する照明手段と、照明手段により照明された枚葉印刷物の絵柄を撮像するカメラと、カメラにより撮影した画像から印刷の良否を判定する印刷良否判定手段とを具備した枚葉印刷物検査装置において、上記照明手段は、上記圧胴上の枚葉印刷物での反射光が、上記デリバリ部と上記圧胴との間に設置されたステップの下を通るように配置され、上記ステップと上記デリバリ部のカバーとの境界部の近傍には上記反射光を上記デリバリ部のカバーの裏側へと指向させる反射鏡が配置され、上記カメラは上記デリバリ部のカバーの裏側を通って来る上記反射光を受光するように配置され、少なくとも上記デリバリ部のカバーの裏側を通って上記カメラに至る上記反射光の光路が光ダクトで覆われたことを特徴とする枚葉印刷物検査装置
【請求項2】
請求項1に記載の枚葉印刷物検査装置において、上記反射鏡が、保護部材で覆われたことを特徴とする枚葉印刷物検査装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の枚葉印刷物検査装置において、上記反射鏡が表面鏡であることを特徴とする枚葉印刷物検査装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の枚葉印刷物検査装置において、上記ステップ下の上記反射光の光路が光ダクトで覆われていることを特徴とする枚葉印刷物検査装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−206429(P2012−206429A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−74547(P2011−74547)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】