説明

歴史地図表示プログラム、歴史地図表示方法、歴史地図表示装置及び歴史地図表示システム

【課題】 各年代の同じ事象を各年代の地形地図において現すと共に、時間軸に従って位置変化した前記事象を該位置変化した年代の地形地図において重層させて各年代の地形地図上に示された事象位置を関連づけて、時間軸に従って連続的に変化する事象を地形地図と共に年代順に階層表示させる歴史地図表示プログラムを提供する。
【解決手段】 コンピュータを、地球上で発生した事象を記憶する手段と、前記事象が存在する各年代における地球の地形地図を記憶する手段と、前記地形地図における前記事象の存在位置を記憶する手段と、前記事象を特定する手段と、前記事象を特定する手段によって特定された事象に基づいて該事象が存在する地形地図を抽出する手段と、抽出した地形地図を年代順に重層させる手段と、重層した前後の地形地図における前記特定事象の存在位置を関連連付けする手段と、前記関連付けした地形地図を階層表示させる手段として機能させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、時間軸に従って連続的に変化する事象を地図上に表現する歴史地図表示プログラム、歴史地図表示方法、歴史地図表示装置及び歴史地図表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
地図帳、地球儀等の位置情報を現した2次元・3次元表示の地図やTVに接続されたポインタを用いて地図帳や地球儀の所定位置をポイントタッチすることにより、TV画面にその位置の地理情報やその位置における歴史や文化などの事象情報を表示するTV地球儀が汎用されている。
【0003】
また、複数の異なる時代の地図の地図情報を記憶する地図データベースと、地図上の所定地点に関連するコンテンツであってユーザに提示されるコンテンツ本体情報を記憶するコンテンツデータベースを備え、例えば、ユーザの車両の移動中(または走行する予定の経路上)のある地点で、その地点に関するコンテンツを探索すると、その地点のコンテンツに関する様々な他のコンテンツが提示されて時間的な広がりを持つコンテンツを、その時代の地図とともにユーザに提示するようにした情報提示装置、情報提示システム、情報提示方法およびプログラムが提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】 特開2009−140148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の前記地図帳、地球儀及びTV地球儀は、いずれも現代地図上に地理情報を現すものであり、また、前記複数の異なる時代の地図の地図情報を表示する情報提示装置は、現代地図上の位置に歴史情報を表示して現すようになっているので、地殻変動等により地球上の位置や地形が年代によって異なる場合には連続的に変化する事象を地図上に表現することができないという問題点や歴史把握において地球上の位置環境が事象に及ぼす影響を地図上に表現できないという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は、地殻変動等により変化する地形地図を年代毎に構築し、地球上で発生した事象とその年代の地形地図上での発生位置及び変遷軌跡位置とを構築し、各年代の同じ事象を各年代の地形地図において現すと共に、時間軸に従って位置変化した前記事象を該位置変化した年代の地形地図において重層させ、各年代の地形地図上に示された事象位置を関連づけて、時間軸に従って連続的に変化する事象を地形地図と共に年代順に階層表示することにより、前記技術的課題を達成したものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。
【0008】
本発明に係る歴史地図表示プログラムは、コンピュータを、地球上で発生した事象を記憶する手段と、前記事象が存在する各年代における地球の地形地図を記憶する手段と、前記地形地図における前記事象の存在位置を記憶する手段と、前記事象を特定する手段と、前記事象を特定する手段によって特定された事象に基づいて該事象が存在する地形地図を抽出する手段と、抽出した地形地図を年代順に重層させる手段と、重層した前後の地形地図に存在する前記特定事象の位置を関連付けする手段と、前記関連付けした地形地図を階層表示させる手段として機能させるものである。
【0009】
また、本発明に係る歴史地図表示方法は、地球上で発生した事象を特定する手段を設け、前記事象と該事象が存在する各年代における地球の地形地図と該地形地図に存在する前記事象の位置とを記憶する手段に記憶させ、前記事象を特定する手段によって特定された事象に基づいて前記記憶する手段から当該事象の位置が存在する地形地図を抽出し、抽出した地形地図を年代順に重層させ、重層した前後の地形地図に存在する前記特定事象の位置を関連連付けし、前記関連付けした地形地図上の移動する事象を階層表示させようにしたものである。
【0010】
また、本発明に係る歴史地図表示装置は、地球上で発生した事象と該事象が存在する各年代における地球の地形地図と該地形地図に存在する前記事象の位置を記憶する手段と、地球上で発生した事象を特定する手段と、事象を特定する手段によって特定された事象に基づいて前記記憶する手段から当該事象が存在する地形地図を抽出する手段と、抽出した地形地図を年代順に重層させて前後の地形地図に存在する前記特定事象の位置を関連付けした地形地図を階層表示させる地図情報を生成する手段とを備えてなるものである。
【0011】
また、本発明に係る歴史地図表示装置は、地殻変動による地球上の変化した地形地図を年代毎に記憶する地形情報記憶手段と、地球上で発生した事象と該事象の変遷軌跡が存在する年代における地形地図上の存在位置とを事象情報として記憶する事象情報記憶手段と、前記事象を特定する事象情報特定手段と、前記事象情報特定手段で特定された事象に基づいて前記事象情報記憶手段に記憶された事象情報を抽出し、当該抽出された事象情報の各年代に基づいて前記地形情報記憶手段に記憶された地形地図を抽出する制御手段と、前記制御手段によって抽出された各地形地図に前記事象情報を現して連続する年代の前後の地形地図に存在する事象の位置をそれぞれ関連付けて年代順に階層表示させる地図情報を生成する地図情報生成手段を備えなるものである。
【0012】
また、本発明に係る歴史地図表示方法は、地殻変動による地球上の変化した地形地図を年代毎に記憶する地形情報記憶手段と、地球上で発生した事象と該事象の変遷軌跡が存在する年代における地形地図上の存在位置とを事象情報として記憶する事象情報記憶手段と、前記年代を特定する年代特定手段と、前記年代特定手段によって特定された年代における地形地図上に存在する事象を特定する事象情報特定手段と、前記事象情報特定手段で特定された事象を該事象が存在する年代における地形地図に現して該地形地図を階層表示させる地図情報を生成する地図情報生成手段を備え、前記年代特定手段によって特定された年代に基づいて、前記地形情報記憶手段に記憶された当該年代の地形地図を特定し、前記事象情報記憶手段に記憶された、当該年代の地形地図に存在する事象を抽出し、前記事象情報特定手段によって前記抽出された事象を特定し、前記特定された事象に基づいて該事象が存在する各年代における該当する事象情報を該年代に対応させて事象情報記憶手段から抽出し、前記抽出された事象情報が存在する各年代の地形地図を地形情報記憶手段から抽出し、前記抽出された各地形地図に該地形地図の年代における前記事象情報を現して連続する年代の前後の地形地図に存在する事象の位置をそれぞれ関連付けて年代順に該地形地図を階層表示させる地図情報を生成するようにしたものである。
【0013】
さらに、本発明に係る歴史地図表示システムは、地殻変動による地球上の変化した地形地図を年代毎に記憶する地形情報記憶手段と、地球上で発生した事象と該事象の変遷軌跡が存在する年代における地形地図上の存在位置とを事象情報として記憶する事象情報記憶手段と、前記事象を特定する事象情報特定手段と、前記事象情報特定手段で特定された事象に基づいて前記事象情報記憶手段に記憶された事象情報を抽出し、当該抽出された事象情報の各年代に基づいて前記地形情報記憶手段に記憶された地形地図を抽出する制御手段と、前記制御手段によって抽出された各地形地図に前記事象情報を現して連続する年代の前後の地形地図に存在する事象の位置をそれぞれ関連付けて年代順に階層表示させる地図情報を生成する地図情報生成手段と、前記地図情報を表示する表示手段とからなるものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、地殻変動等により変化する地形地図を年代毎に構築し、地球上で発生した事象とその年代の地形地図上での発生位置及び変遷軌跡位置とを構築し、各年代の同じ事象を各年代の地形地図において現すと共に、時間軸に従って位置変化した前記事象を該位置変化した年代の地形地図において重層させ、各年代の地形地図上に示された事象位置を関連づけて、時間軸に従って連続的に変化する事象を地形地図と共に年代順に階層表示するから、地殻変動等により地球上の位置が年代によって異なる場合においても、連続的に変化する事象を地図上に表現することができ、歴史把握において地球上の位置環境が事象に及ぼす影響を地図上に表現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態1に係る歴史地図表示装置を説明するブロック図である。
【図2】歴史地図表示プログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図3】図2に図示する地図情報生成処理プログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図4】地形情報データベースのデータ構成図である。
【図5】地形情報データベースに格納されている現代の地形地図データである。
【図6】地形情報データベースに格納されている6550万年前の地形地図データである。
【図7】地形情報データベースに格納されている1億4550万年前の地形地図データである。
【図8】地形情報データベースに格納されている2億万年前の地形地図データである。
【図9】地形情報データベースに格納されている2億5000万年前の地形地図データである。
【図10】地形情報データベースに格納されている4億1600万年前の地形地図データである。
【図11】対応表データベースのデータ構成図である。
【図12】事象情報データベースのデータ構成図である。
【図13】図1に図示するコード情報読取装置を説明するブロック図である。
【図14】図1に図示する歴史地図表示装置の動作を説明する図である。
【図15】図14に図示する地図帳に設けられた年代カーソル部の拡大図である。
【図16】階層表示された地図情報を説明する図である。
【図17】本発明の実施の形態2に係る歴史地図表示装置の説明図である。
【図18】図17に図示する外部記憶装置の説明図である。
【図19】本発明の実施の形態3に係る歴史地図表示装置の説明図である。
【図20】本発明の実施の形態4における地形情報データベースのデータ構成図である。
【図21】歴史地図表示プログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図22】本発明の実施の形態5に係る歴史地図表示装置を説明する図である。
【図23】図22に図示する外部記憶装置の説明図である。
【図24】対応表データベースのデータ構成図である。
【図25】事象情報データベースのデータ構成図である。
【図26】本発明の実施の形態6に係る携帯端末の斜視図である。
【図27】図26に図示する携帯端末の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
実施の形態1.
【0018】
図1において、1は、地球誕生に基づく年代と該年代における地球上の地形地図とからなる年代毎の地形情報を記憶する地形情報記憶部(地形情報記憶手段)2と、地球誕生から現代までに地球上で発生した事象と該事象の発生位置と該事象の変遷軌跡が存在する年代における地形地図上の存在位置とを示す情報とからなる事象情報を記憶する事象情報記憶部(事象情報記憶手段)3と、図2及び図3に示す歴史地図表示プログラムを記憶して、該歴史地図表示プログラムにしたがって、前記地形情報記憶部2に記憶された地形情報と前記事象情報記憶部3に記憶された事象情報とに基づき、特定された事象を該事象が存在する年代の地形地図上にそれぞれ関連づけて現して年代順に階層表示する地図情報を生成する制御装置(地図情報生成手段)4と、を備えるいわゆるコンピュータである。該コンピュータ1には前記年代と前記事象とを特定する微小ドットコード情報や1次元、2次元バーコード情報を読み取るコード情報読取装置(事象情報特定手段)5が接続され、前記コンピュータ1と前記コード情報読取装置5とを含んで歴史地図表示装置6を構成している。
【0019】
また、歴史地図表示装置6の制御装置4で生成された地図情報はインターフェース(図示せず。)を介して接続されたTVディスプレイ(表示手段)7に表示され、歴史地図表示装置6とTVディスプレイ7とにより歴史地図表示システムを構成している。
【0020】
前記地形情報記憶部2には、前記コード情報読取装置5で認識される年代用ドットコードデータと、該年代用ドットコードに対応した各年代データと該各年代における地球上の地形地図データとからなる地形情報とを登録した地形情報データベース8が格納されており(図4参照)、前記コード情報読取装置5で読み取って特定される年代用コード情報によって前記年代を特定でき、各年代データによって該年代の地形地図を特定できるように年代用ドットコードデータと年代データと地形地図データとは関連付けて登録されている。
【0021】
前記地形情報データベース8における地形地図データとしては、例えば、年代データ「現代」に対応させて図5に示す現代の地形地図データを記憶させ、年代データ「6550万年前白亜紀」に対応させて図6に示す6550万年前の地形地図データを記憶させ、年代データ「1億4550万年前ジュラ紀」に対応させて図7に示す1億4550万年前の地形地図データを記憶させ、年代データ「2億年前三畳紀」に対応する図8に示す2億年前の地形地図データを記憶させ、年代データ「2億5000万年前ベルム紀」に対応する図9に示す2億5000万年前の地形地図データを記憶させ、年代データ「4億1600万年前シルル紀」に対応する図10に示す4億1600万年前の地形地図データを記憶させればよく、前記各地形地図は現代の地形地図を現した視点を基準として作成すれば、各地形地図の配置位置を経度・緯度に基づいて一致させることができる。
【0022】
前記事象情報記憶部3には、前記コード情報読取装置5で認識される事象用ドットコードデータと該事象用ドットコードに対応した事象データとを登録した対応表データベース9(図11参照)が格納され、各年代データと該各年代に存在する事象データと該事象の存在位置を示す該年代の地形地図での座標情報である事象座標データとを登録した事象情報データベース10(図12参照)が格納されている。これによって、前記コード情報読取装置5で読み取られた事象用コード情報から該当事象を特定でき、特定された年代と特定された事象とから当該年代における地形地図上での事象の発生位置や変遷軌跡位置を特定でき、当該事象が該当年代の地形地図においてどの位置であるかを特定できるようになっている。
【0023】
前記コード情報読取装置5としては、例えば、図13に示すように、地図帳、地球儀又は教材等の紙面に印刷されたドットコード11をレンズ12を介してイメージセンサ13で認識させ、信号処理回路14にて解読して送信回路15を介して出力するポインタ5を使用できる。
【0024】
また、図14及び図15において、16は、現代の地球における地形を地図として印刷した地図帳であり、この地図帳16の下部位には46億年前から現代までの所望の年代範囲を所定の年代間隔で目盛ったものさし状年代カーソル部17が印刷されている。そして、年代カーソル部17における各年代を表した数値記載位置には該年代を特定するドットコードが年代用コード情報として印刷されている。また、地図帳16の現代地形地図上には、事象の発生位置や該事象の変遷軌跡が存在する位置や現代の古跡位置の該当範囲内に当該事象を特定するドットコードが事象用コード情報として印刷されている。
【0025】
次に、図2に示す歴史地図表示プログラムと該歴史地図表示プログラムにおける図3に示す地図情報生成処理プログラムとを参照して動作について説明する。
【0026】
歴史地図表示装置6に電源が投入されることにより、制御装置4に記憶されている、地図情報生成処理プログラムを含む歴史地図表示プログラムを実行する。
【0027】
制御装置4の制御により、地形情報記憶部2から地図帳16に載っている現代の地形地図と同じ現代地形地図データが読み出されてTVディスプレイ7に表示される(ステップs01)。次いで、コード情報読取装置5で地図帳16における年代カーソル部17の所望年代をポイントすれば、年代を表す年代用ドットコードデータがコード情報読取装置5からコンピュータ1に送られ(ステップs02)、制御装置4の制御により、地形情報記憶部2に格納された地形情報データベース8にアクセスし、入力された年代用ドットコードに基づいて該年代用ドットコードに対応した該当する年代データを特定し、該年代データに基づいて該年代の地形地図データを地形情報記憶部2から取り出し(ステップs03)、TVディスプレイ7に前記現代地形地図と重ねて表示させる(ステップs04)。
【0028】
続いて、制御装置4の制御により、事象情報記憶部3に格納された事象情報データベース10にアクセスし、特定された年代を検索キーとして該年代に存在するすべての事象データを抽出し(ステップs05)、地図帳16の現代地形地図上に予め印刷されている抽出した事象用コード情報の位置と同じTVディスプレイ7に表示された現代地形地図の位置を点滅表示させる(ステップs06)。
【0029】
TVディスプレイ7の画面上で点滅している現代地形地図上の事象位置と同じ前記地図帳16の位置をコード情報読取装置5でポイントすれば、該位置に印刷されている前記事象を表す事象用ドットコードデータがコンピュータ1に送られ(ステップs07)、制御装置4の制御により、事象情報記憶部3に格納された対応表データベース9にアクセスし、入力された事象用ドットコードに該当する事象データを特定し、さらに、特定された事象データに基づき事象情報記憶部3に格納された事象情報データベース10にアクセスして当該事象が存在する年代データと該年代における事象の座標データとを抽出する(ステップs08)。
【0030】
この後、制御装置4では図3に示す地図情報生成処理プログラムが実行される(ステップs09)。
【0031】
前記ステップs09の地図情報生成処理では、制御装置4の制御により、抽出された事象の座標データを有する年代データに基づき、地形情報データベース8から地形地図データを取り出し(ステップs10)、特定された事象と該事象の座標データと該座標データを有する年代と該年代の地形地図データとから地形地図上に該年代における特定事象の座標位置をマークして年代順に並び替えて重層させ(ステップs11)、前後の地形地図上のマークした座標位置を連結させて関連付けた地図情報を生成する(ステップs12)。
【0032】
前述のとおり、前記地図情報生成処理において、地形地図における特定事象の座標を該地形地図上にマークして年代順に並び替えて重層させて地形地図上での事象の発生位置と年代に基づき移動する各変遷軌跡位置や古跡位置を連結させて関連付ける事象関連付けを実施して地図情報を生成した後、当該地図情報に基づきTVディスプレイ7に該当する年代の地形地図が階層表示される(ステップs13)。
【0033】
例えば、ステップs03において年代「6550万年前」が特定され、ステップs07において、事象a「特定種恐竜の発生と移動」が特定された場合には、ステップs08において、事象情報データベース10に登録されている事象a座標のデータが抽出され、該座標データに対応した年代データに基づき地形情報データベース8に登録されている地形地図データが抽出され、ステップ09において、特定恐竜発生位置が存在する2億万年前の地形地図データ(図8)における当該発生位置をマークし、該特定恐竜の変遷軌跡位置をマークし、該特定恐竜の進化跡発掘位置が存在する6550万年前の地形地図データ(図6)における当該発掘位置をマークし、マークした地形地図を年代順に重層して前後の年代地図上のマーカーを連結させて各地形地図に存在する事象位置が関連付けされた図16に示す地図情報を生成する。
【0034】
これにより、関連付けられた各年代の地形地図情報おける事象位置情報が連続するように重層されて地形の変動を表現して階層表示されるから、連続的に変化する事象を時間軸に積み重ねた地図上に地形変動と共に動的に表現することができ、事象が発生した年代の地球上の位置と当該事象の変遷軌跡における年代の地球上の位置とが異なることによる地球単位での歴史把握において、位置環境が事象に及ぼす影響を地図上に表現することができる。
【0035】
なお、事象用コード情報は、TVディスプレイ7に表示された現代地形地図上の同じ位置において点滅表示させる代わりに、TVディスプレイ7にリスト表示させ、地図帳に前記リストと同じ項目名で印刷された記載位置をポイントすることにより所望の事象を特定するようにしてもよい。また、TVディスプレイ7には事象用コード情報は表示されず、地図帳の現代地形地図上に印刷された所定位置をポイントすることにより所望の事象を特定するようになっていてもよい。さらに、事象ドットコードにより事象を特定すれば、該事象の座標データに基づき、事象情報データベース8の年代データより該年代における地形地図データを特定することもできる。
【0036】
事象には、人類の起源、原人の移動分布、恐竜の発生位置と移動、現代の特定位置の地形、例えば山脈の発生起源とその地形変動、領土分布の変遷等を含み、事象位置には、事象の発生位置、事象の変遷軌跡位置、事象の古跡位置等を含む。事象位置を示す座標は、x,y座標のほか、地理座標や緯度・経度からなる座標であってもよい。
【0037】
また、階層表示とは、図16に示すように、各地形地図が時系列に階層配置され、前後の年代における地形地図上の事象が可視状態で繋がった三次元表示(図16参照)のほか、各地形地図が時系列に重ねて配置され、前後の年代における地形地図が透過状態で視認できることにより、各年代の事象が連続して繋がった二次元表示や各地形地図が時系列に重ねて配置され、年代順に巡るように表示されることにより、各年代の事象が動的に連続して繋がった表示であってもよい。
【0038】
実施の形態2.
【0039】
本実施の形態は、前記実施の形態1の変形例であり、図1から図16において、同一符号は同一又は相当部分を示し、図17及び図18に示すように、地形情報記憶部2と事象情報記憶部3とを外部記憶装置18に設け、コンピュータ1には前記外部記憶装置18を接続することができるインターフェース(図示せず。)が設けられているものである。前記外部記憶装置18は、専用のカード型カセットのほか、市販のメモリカードやUSBメモリであってもよい。
【0040】
本実施の形態では、コード情報読取装置5によって年代用ドットコードや事象用ドットコードを読み取れば、制御装置4が外部記憶装置18にアクセスするようになっているから、関連付けられた各年代の地形地図情報おける事象位置情報が連続するように重層されて地形の変動を表現して階層表示されるので、連続的に変化する事象を時間軸に積み重ねた地図上に表現することができ、事象が発生した年代の地球上の位置と当該事象の変遷軌跡における年代の地球上の位置とが異なることによる地球単位での歴史把握において、位置環境が事象に及ぼす影響を地図上に表現することができる。
【0041】
実施の形態3.
【0042】
本実施の形態は、前記実施の形態1の変形例であり、図1から図18において、同一符号は同一又は相当部分を示し、図19に示すように、地図帳16の代わりに、地軸の北端19を囲むように円周に設けたリング状年代カーソル部20を配置した地球儀21を使用し、コード情報読取装置5と制御装置4とが一体に設けられていると共に、実施の形態2における外部記憶装置18を接続できるインターフェース(図示せず。)が設けられているものである。
【0043】
本実施の形態においてもコード情報読取装置5によって年代用ドットコードと事象用ドットコードとを読み取れば、制御装置4が外部記憶装置18にアクセスするようになっているので、前記実施の形態1及び2と同様の作用・効果を奏することができる。
【0044】
実施の形態4.
【0045】
本実施の形態は、事象データを読み取って特定することにより、地図情報を生成して事象を現した地形地図を階層表示させる歴史地図表示装置及び地形地図表示方法であり、そのほかは、実施の形態1とほぼ同様の構成を有しているので、実施の形態1において採用した図面をも参照して説明する。
【0046】
図1、図3及び図5から図16において、同一符号は同一又は相当部分を示し、歴史地図表示装置6は、図1に示すように、各年代と該年代における地球上の地形地図とからなる地形情報を記憶する地形情報記憶部2と、地球上で発生した事象と該事象の発生位置と該事象の変遷軌跡が存在する年代における地形上の存在位置とを示す情報とからなる事象情報を記憶する事象情報記憶部3と、前記地形情報記憶部2に記憶された地形情報と前記事象情報記憶部3に記憶された事象情報とに基づき、特定された事象を該事象が存在する地形地図上に関連づけて現して年代順に階層表示する地図情報を生成する制御装置4と、前記事象を特定する微小ドットコード情報や1次元、2次元バーコード情報を読み取るコード情報読取装置5とから構成され、前記制御装置4には図21及び図3に示す歴史地図表示プログラムを記憶する内部記憶装置(図示せず。)が設けられている。そして、前記歴史地図表示装置6とTVディスプレイ7とにより歴史地図表示システムを構成している。
【0047】
前記地形情報記憶部2には、図20に示すように、年代データと該各年代における地球上の地形地図データとからなる地形情報を登録した地形情報データベース22が格納されており、図5に示す現代の地形地図データが年代データ「現代」に対応して記憶され、図6に示す6550万年前の地形地図データが年代データ「6550万年前白亜紀」に対応して記憶され、図7に示す1億4550万年前の地形地図データが年代データ「1億4550万年前ジュラ紀」に対応して記憶され、図8に示す2億万年前の地形地図データが年代データ「2億万年前三畳紀」に対応して記憶され、図9に示す2億5000万年前の地形地図データが年代データ「2億5000万年前ベルム紀」に対応して記憶され、図10に示す4億1600万年前の地形地図データが年代データ「4億1600万年前シルル紀」に対応して記憶され、各年代データによって該年代の地形地図を特定できるように年代データと地形地図データとは関連付けて登録されている。
【0048】
前記事象情報記憶部3には、図11に示すように、前記コード情報読取装置5で認識される事象用ドットコードデータと該事象用ドットコードに対応した事象データとを登録した対応表データベース9が格納され、図12に示すように、各年代データと該各年代に存在する事象データと該事象の存在位置を示す該年代の地形地図での座標情報である事象座標データとを登録した事象情報データベース10が格納されており、前記コード情報読取装置5で読み取られた事象用コード情報から該当事象を特定でき、特定された事象から地形地図上での当該事象の発生位置や変遷軌跡位置を座標情報として特定できる。そして、当該座標情報は、事象が存在する年代の地形地図上においてどの位置に該事象が存在していたかを特定する情報であるから、当該座標情報の地形地図と該地形地図の年代が特定される。
【0049】
また、地図帳16の現代地形地図上には、事象の発生位置や該事象の変遷軌跡が存在する位置や現代の古跡位置の該当範囲内に当該事象を特定するドットコードが事象用コード情報として印刷されている。
【0050】
次に、図21に示す歴史地図表示プログラムを参照して動作について説明する。
【0051】
先ず、制御装置4の制御により、地形情報記憶部2から地図帳16に載っている現代の地形地図と同じ現代地形地図データが読み出されてTVディスプレイ7に表示され(ステップs21)、続いて、事象情報記憶部3に格納された事象情報データベース10にアクセスし、当該事象データベース10に登録されているすべての事象データを抽出し(ステップs22)、地図帳16の現代地形地図上に予め印刷されている事象用コード情報の位置と同じTVディスプレイ7に表示された現代地形地図の位置を点滅表示させる(ステップs23)。
【0052】
TVディスプレイ7の画面上で点滅している現代地形地図上の事象位置と同じ前記地図帳16の位置をコード情報読取装置5でポイントすれば、該位置に印刷されている前記事象を表す事象用ドットコードデータがコンピュータ1に送られ(ステップs24)、制御装置4の制御により、事象情報記憶部3に格納された対応表データベース9にアクセスし、入力された事象用ドットコードに該当する事象データを特定し、さらに、特定された事象データに基づき事象情報記憶部3に格納された事象情報データベース10にアクセスして当該事象が存在する年代データと該年代における事象の座標データとを抽出して(ステップs25)、図3に示す地図情報生成処理プログラムが実行される(ステップs26)。
【0053】
前記ステップs26の地図情報生成処理では、制御装置4の制御により、抽出された事象の座標データを有する年代データに基づき、地形情報データベース8から地形地図データを取り出し(ステップs10)、該地形地図上に該地形地図の年代における特定事象の座標をマークして年代順に並び替えて重層させ(ステップs11)、前後の地形地図上の座標位置を時系列に位置付け関連付けた地図情報を生成する(ステップs12)。
【0054】
特定された事象と該事象の座標データと該座標データを有する年代と該年代の地形地図データとから地形地図上に該年代における事象位置をマークして年代順に重層させて前後の年代地図上のマーカーを時系列に位置付けることによる連結によって関連付けた地図情報を生成する前記地図情報生成処理の後、当該地図情報に基づきTVディスプレイ7に該当する年代の地形地図が階層表示される(ステップs27)。
【0055】
本実施の形態においても、関連付けられた各年代の地形地図情報おける事象位置情報が連続するように重層されて地形変動を表現して階層表示されるから、連続的に変化する事象を時間軸に積み重ねた地図上に地形変動と共に動的に表現することができ、事象が発生した年代の地球上の位置と当該事象の変遷軌跡における年代の地球上の位置とが異なることによる地球単位での歴史把握において、位置環境が事象に及ぼす影響を地図上に表現することができる。
【0056】
実施の形態5.
【0057】
本実施の形態は、実施の形態1における地図帳16や地球儀21に代えて、タブレットの画面に表示された現代地形地図の所定位置を接触させて指し示すことによって、画面上のxy軸から事象を特定するようにした歴史地図表示装置及び歴史地図表示方法である。
【0058】
図1から図16において、同一符号は同一又は相当部分を示し、歴史地図表示装置6は、図22に示すように、タブレット23と位置座標を読み取って前記事象を特定するペン型入力装置24と外部記憶装置25(図23参照)から構成されている。
【0059】
前記タブレット23には、前記外部記憶装置25を接続することができるインターフェース(図示せず。)が設けられており、外部記憶装置25は事象情報記憶部26を有し、当該事象情報記憶部26には、前記入力装置24で指し示されるタブレット23の画面上の事象用xy座標位置と該xy座標位置に対応した事象データとを登録した対応表データベース27(図24参照)が格納され、各年代データと該年代における地球上の地形地図データと該各年代に存在する事象データと該事象の存在位置を示す該年代の地形地図での座標情報である事象座標データとを登録した事象情報データベース28(図25参照)が格納されて各年代と該年代における地球上の地形地図とからなる地形情報と地球上で発生した事象と該事象の発生位置と該事象の変遷軌跡が存在する年代における地形上の存在位置とを示す情報とからなる事象情報とを記憶している。
【0060】
さらに、タブレット23の内部記憶部(図示せず。)には、前記地形情報と前記事象情報とに基づき、特定された事象を該事象が存在する地形地図上に関連づけて現して年代順に階層表示する地図情報を生成する図21及び図3に示す歴史地図表示プログラムが記憶されており、制御装置4に相当するタブレット23の制御部は当該歴史地図表示プログラムを実行するように構成されている。
【0061】
本実施の形態においては、タブレット23の表示画面に表示された現代地形地図上に点滅表示される事象位置を入力装置24でポイントすることにより、当該画面上での座標が特定され、対応表データベース27にて事象が特定され、特定された事象に基づいて、実施の形態4と同様に地図情報が生成されて、関連付けられた各年代の地形地図情報おける事象位置情報が連続するように重層されて地形変動を表現して階層表示されるから、連続的に変化する事象を時間軸に積み重ねた地図上に表現することができ、事象が発生した年代の地球上の位置と当該事象の変遷軌跡における年代の地球上の位置とが異なることによる地球単位での歴史把握において、位置環境が事象に及ぼす影響を地図上に表現することができる。
【0062】
実施の形態6.
【0063】
本実施の形態は、実施の形態5の変形例であり、図26において、29はタッチパネルの表示部を備えたコンピュータからなる携帯端末であり、当該携帯端末29は、該携帯端末29の構成図を分解図により説明する図27に示すように、保護カバー30と該保護カバー30の下に配置された静電容量タッチパネル31と該静電容量タッチパネル31に下に配置された液晶32とからなる表示部33と、CPU(制御装置)4とメモリ34とを実装してHDD(事象情報記憶部)35と電池36(電源)とを接続したプリント基板37とを備え、図21及び図3に示す歴史地図表示プログラムが格納されることにより歴史地図表示装置6を構成する。
【0064】
本実施の形態では、表示部33に表示された地図上の所望位置を指タッチすることにより、事象が特定されるものであり、図21及び図3に示す歴史地図表示プログラムと図24に示す対応表データベース27と図25に示す事象情報データベース28とは、外部より携帯端末29にインストールされることにより、HDD35に格納され、CPU4は前記歴史地図表示プログラムを実施する。
【0065】
携帯端末の具体例としては、タッチパネルタイプの携帯電話機やタブレットPC等を挙げることができる。
【0066】
本実施の形態においては、携帯端末29に歴史地図表示プログラムがインストールされることにより歴史地図表示装置6となるから、前記実施の形態5と同様の作用・効果を奏することができる。
【産業上の利用可能性】
【0067】
本発明によれば、地形地図に事象の位置を現して該位置を時系列に位置付けて関連付けすることにより、年代や地形変動と共に移動する事象を動的に表現できるので、連続的に変化する事象を地図上に表現することができ、歴史把握において地球上の位置環境が事象に及ぼす影響を地図上に表現することができるから、教材として利用でき、ゲームの背景や展開ステージとして利用できる。
【0068】
従って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。
【符号の説明】
【0069】
1 コンピュータ
2 地形情報記憶部
3、26 事象情報記憶部
4 制御装置
5 コード情報読取装置
6 歴史地図表示装置
7 TVディスプレイ
8、22 地形情報データベース
9、27 対応表データベース
10、28 事象情報データベース
16 地図帳
17 年代カーソル部
18、25 外部記憶装置
21 地球儀
23 タブレット
24 ペン型入力装置
29 携帯端末
33 表示部
35 HDD

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
地球上で発生した事象を記憶する手段と、
前記事象が存在する各年代における地球の地形地図を記憶する手段と、
前記地形地図における前記事象の存在位置を記憶する手段と、
前記事象を特定する手段と、
前記事象を特定する手段によって特定された事象に基づいて該事象が存在する地形地図を抽出する手段と、
抽出した地形地図を年代順に重層させる手段と、
重層した前後の地形地図に存在する前記特定事象の位置を関連付けする手段と、
前記関連付けした地形地図を階層表示させる手段として機能させるための歴史地図表示プログラム。
【請求項2】
地球上で発生した事象を特定する手段を設け、
前記事象と該事象が存在する各年代における地球の地形地図と該地形地図に存在する前記事象の位置とを記憶する手段に記憶させ、
前記事象を特定する手段によって特定された事象に基づいて前記記憶する手段から当該事象の位置が存在する地形地図を抽出し、
抽出した地形地図を年代順に重層させ、
重層した前後の地形地図に存在する前記特定事象の位置を関連付けし、前記関連付けした地形地図上の移動する事象を階層表示させることを特徴とする歴史地図表示方法。
【請求項3】
地球上で発生した事象と該事象が存在する各年代における地球の地形地図と該地形地図に存在する前記事象の位置を記憶する手段と、
地球上で発生した事象を特定する手段と、
事象を特定する手段によって特定された事象に基づいて前記記憶する手段から当該事象が存在する地形地図を抽出する手段と、
抽出した地形地図を年代順に重層させて前後の地形地図に存在する前記特定事象の位置を関連連付けした地形地図を階層表示させる地図情報を生成する手段を備えてなる歴史地図表示装置。
【請求項4】
地殻変動による地球上の変化した地形地図を年代毎に記憶する地形情報記憶手段と、
地球上で発生した事象と該事象の変遷軌跡が存在する年代における地形地図上の存在位置とを事象情報として記憶する事象情報記憶手段と、
前記事象を特定する事象情報特定手段と、
前記事象情報特定手段で特定された事象に基づいて前記事象情報記憶手段に記憶された事象情報を抽出し、当該抽出された事象情報の各年代に基づいて前記地形情報記憶手段に記憶された地形地図を抽出する制御手段と、
前記制御手段によって抽出された各地形地図に前記事象情報を現して連続する年代の前後の地形地図に存在する事象の位置をそれぞれ関連付けて年代順に階層表示させる地図情報を生成する地図情報生成手段と、
を備えなる歴史地図表示装置。
【請求項5】
地殻変動による地球上の変化した地形地図を年代毎に記憶する地形情報記憶手段と、
地球上で発生した事象と該事象の変遷軌跡が存在する年代における地形地図上の存在位置とを事象情報として記憶する事象情報記憶手段と、
前記年代を特定する年代特定手段と、
前記年代特定手段によって特定された年代における地形地図上に存在する事象を特定する事象情報特定手段と、
前記事象情報特定手段で特定された事象を該事象が存在する年代における地形地図に現して該地形地図を階層表示させる地図情報を生成する地図情報生成手段と、
を備え、
前記年代特定手段によって特定された年代に基づいて、前記地形情報記憶手段に記憶された当該年代の地形地図を特定し、前記事象情報記憶手段に記憶された、当該年代の地形地図に存在する事象を抽出し、
前記事象情報特定手段によって前記抽出された事象を特定し、
前記特定された事象に基づいて該事象が存在する各年代における該当する事象情報を該年代に対応させて事象情報記憶手段から抽出し、
前記抽出された事象情報が存在する各年代の地形地図を地形情報記憶手段から抽出し、
前記抽出された各地形地図に該地形地図の年代における前記事象情報を現して連続する年代の前後の地形地図に存在する事象の位置をそれぞれ関連付けて年代順に該地形地図を階層表示させる地図情報を生成することを特徴とする歴史地図表示方法。
【請求項6】
地殻変動による地球上の変化した地形地図を年代毎に記憶する地形情報記憶手段と、
地球上で発生した事象と該事象の変遷軌跡が存在する年代における地形地図上の存在位置とを事象情報として記憶する事象情報記憶手段と、
前記事象を特定する事象情報特定手段と、
前記事象情報特定手段で特定された事象に基づいて前記事象情報記憶手段に記憶された事象情報を抽出し、当該抽出された事象情報の各年代に基づいて前記地形情報記憶手段に記憶された地形地図を抽出する制御手段と、
前記制御手段によって抽出された各地形地図に前記事象情報を現して連続する年代の前後の地形地図に存在する事象の位置をそれぞれ関連付けて年代順に階層表示させる地図情報を生成する地図情報生成手段と、
前記地図情報を表示する表示手段とからなる歴史地図表示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公開番号】特開2013−101292(P2013−101292A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−256786(P2011−256786)
【出願日】平成23年11月8日(2011.11.8)
【出願人】(597010226)株式会社コト (13)
【Fターム(参考)】