説明

残量燃料走行演算装置

【課題】 エンジン付きボートで、GSPプロッタにより、燃料の残量による走行距離等を等を表示する装置が望まれている。
【解決手段】 ボート1にエンジン2が装着され、又、エンジン2に燃料タンク3から燃料が供給されるように構成され、さらに、燃料タンク3には、燃料の残量の信号を出力する燃料ゲージ3aが装着され、エンジン2からの燃料消費信号と燃料ゲージ3aからの燃料残量信号はボート1に装着されたGPSプロッタ4に入力され、又、GPSプロッタ4には、アンテナ5が接続され、さらに、GPSプロッタ4には、エンジン2からの燃料消費信号を受信するための信号変換回路6,燃料タンク3の燃料ゲージ3aからの燃料残量信号を変換する信号変換回路7、信号変換回路6,7空の信号によって走行距離を演算するCPU8及び表示装置9が装着されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、GPSプロッタを装着したエンジン付きボートの燃料残量からボートの残りの走行距離をGPSプロッタで表示するようにした残量燃料走行演算装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、GPSプロッタを装着したエンジン付きボートが発売され、自船の位置や沿岸からの距離を表示された地図等で簡単に分かるようになったが、エンジン付きボートの現在の燃料で何処まで行くことができるか、又、表示された自船野市から寄港位置まで戻ることができるかどうかということを表示する装置は知られていない。エンジン付きボートで、GSPプロッタにより、燃料の残量による走行距離等を等を表示する装置が望まれている。
【0003】
従って、エンジン付きボートで、GSPプロッタにより、燃料の残量による走行距離等を等を表示する装置が望まれている。
【特許文献1】特開平
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする問題点は、従来のエンジン付きボートでは、燃料タンクに残っているガソリンの残量で、走行距離がどの程度かとい羽表示をする装置が無いをいという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、GPSプロッタは自船位置及び海岸線等を表示し、このGPSプロッタにエンジンから燃料消費量の信号を出力し、燃料タンクはエンジンに燃料を供給し、燃料ゲージはGPSプロッタに燃料の量を検出した信号を出力するように構成し、GPSプロッタでエンジンの時間当たりの消費量の信号と前記燃料タンクの燃料ゲージからの燃料の残量信号とから前記自船の今後の走行距離を演算するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の残量燃料走行演算装置は、GPSプロッタに内蔵されているCPUを使用して、エンジンからの燃料消費量の信号と燃料タンクの燃料ゲージからの燃料の残量の信号から燃料残量で目的地まで寄航できるかどうかを簡単に検出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明では、エンジン付きボートの燃料タンクの燃料の残量とエンジンの燃料消費量の信号をGPSプロッタに入力することにより、燃料の残量から目的地まで簡単に演算して表示することにより、知らぬ間に燃料が消費されて、目的港まで行けないことを防止することができる。
【実施例】
【0008】
図1は本発明の実施例の残量燃料走行演算装置の構成図で、ボート1にエンジン2が装着され、又、エンジン2に燃料タンク3から燃料が供給されるように構成され、さらに、燃料タンク3には、燃料の残量の信号を出力する燃料ゲージ3aが装着され、エンジン2からの燃料消費信号と燃料ゲージ3aからの燃料残量信号はボート1に装着されたGPSプロッタ4に入力され、又、GPSプロッタ4には、アンテナ5が接続され、さらに、GPSプロッタ4には、エンジン2からの燃料消費信号を受信するための信号変換回路6,燃料タンク3の燃料ゲージ3aからの燃料残量信号を変換する信号変換回路7、信号変換回路6,7空の信号によって走行距離を演算するCPU8及びCPU8で演算した走行距離の信号を表示し、又、アンテナ5からの海岸及び目的地等を表示する表示装置9が装着されている。
【0009】
このように構成された本実施例の残量燃料走行演算装置では、エンジン2から単位時間当たりの燃料消費量を示す信号がGPプロッタ4に出力され、又、燃料タンク3から単位時間毎に検出した燃料の残量の信号がGPSプロッタ4に出力されることにより、図2に示すように、エンジン2及び燃料タンク3から出力された信号によって、GPSプロッタ4のCPU8は、燃料タンク3の残量燃料から後どのくらいの距離を走行できるかを演算して、表示装置9で表示する。
【0010】
本発明の残量燃料走行演算装置では、このように、GPSプロッタ4荷も受けられた機能を利用することにより、簡単に燃料タンク3に残った燃料から後何キロメートル走行できるかが表示されるので、GPSプロッタ4に表示された自船と目的地までの距離を走行できるかどうか簡単に読み取ることができ、燃料の残量も考えずに、無理して走行することにより、途中で漂流するようなことを避けることができる。
【産業上の利用可能性】
【0011】
なお、上記実施例は、燃料タンクの残量燃料によりその後の走行距離を表示するようにしたが、最初に燃料タンク3に満タンにした状態の信号を入力しておき、この燃料タンク3の満タン状態の信号からエンジン2の燃料消費量の信号を引き算することにより、この引き算した燃料残量により残りの走行距離を演算するようにしてもよいし、又、GPSプロッタの画面で、残量の燃料で走行できる範囲を、自船を中心とするリング(円)やマーカーで表示するようにしてもよいし、さらに、自船の走行方向への矢印(ベクトル表示)を画面に表示するようにしても良いし、又、残量を演算して、演算した時間や距離から寄港できなくなる前にアラーム警告表示をしたり、アラーム警報を出すように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施例の残量燃料走行演算装置の構成図である。
【図2】図1の残量燃料走行演算装置のブロック図である。
【符号の説明】
【0013】
1 エンジン付きボート
2 エンジン
3 燃料タンク
3a 燃料ゲージ
4 GPSプロッタ
5 アンテナ
6,7 信号変換回路
8 CPU
9 表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジン付きボートに自船位置及び海岸線等を表示するGPSプロッタと、該GPSプロッタに燃料消費量の信号を出力するエンジンと、該エンジンに燃料を供給し、前記GPSプロッタに燃料の量を検出した信号を出力する燃料ゲージを設けた燃料タンクとを設け、前記GPSプロッタで前記エンジンの時間当たりの消費量の信号と前記燃料タンクの燃料ゲージからの燃料の残量信号とから前記自船の今後の走行距離を演算して表示することを特徴とする残量燃料走行演算装置。
【請求項2】
前記GPSプロッタは前記エンジンからの燃料消費量の信号と前記燃料タンクの燃料ケージ空の燃料の残量信号をCPUによって演算して表示することを特徴とする請求項1記載の残量燃料走行演算装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2008−254473(P2008−254473A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−95878(P2007−95878)
【出願日】平成19年3月31日(2007.3.31)
【出願人】(000243364)本多電子株式会社 (255)
【Fターム(参考)】