説明

水中撮影機器ハウジング用の色補正フィルタ保持体、水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体、水中撮影用ストロボの色補正フィルタ保持体及び水中撮影用ライトの色補正フィルタ保持体

【課題】本発明は、内部に水密構造で収容するゼラチンフィルタを随時好みの色のゼラチンフィルタに交換でき、所望の色補正を伴う水中撮影を実現できる水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体を提供する。
【解決手段】本発明の水中カメラハウジング20用の色補正フィルタ保持体1は、水中カメラハウジング20のハウジング鏡筒部21に装着されるゴム製の装着筒31に設けた内周溝32に対して着脱可能に構成した円盤状を呈するものであって、透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体2と、この第1フィルタ保持体2に対して外周接合領域が水密構造で、かつ、ネジ結合で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体2の内周側領域との間にフィルタ収容領域15を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体11と、を具備し、フィルタ収容領域15に紫、ピンク、青等から選定されるゼラチン質の色補正フィルタ16を取り替え可能に収容した構成としたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中撮影機器ハウジング用の色補正フィルタ保持体、水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体、水中撮影用ストロボの色補正フィルタ保持体及び水中撮影用ライトの色補正フィルタ保持体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、陸上での被写体撮影に使用されるカメラに取り付けるフィルタとしては、各光源の色温度を変換する例えばゼラチンフィルタのような色補正フィルタ、光の横波だけを吸収することで反射を取り除く偏光フィルタ、紫外線をカットする紫外線フィルタ等、各種のフィルタが使用されている。
【0003】
一方、水中での被写体撮影に使用されるカメラ内蔵の水中カメラハウジングに関しては、水中での使用という特殊条件を考慮して例えばゼラチンフィルタのような色補正フィルタを専用のフィルタ保持体に収容し、水中カメラハウジングのハウジング鏡筒部に取り付けて水中撮影に供するようにしている。
【0004】
この場合、従来においては専用のフィルタ保持体に収容した色補正フィルタは、取り替えができないため、カメラマンは所望の色補正を行なおうとする場合、色の異なる色補正フィルタを収容した複数個のフィルタ保持体を個別に用意しなければならないという不便さがあった。このような事情は、水中撮影用ストロボ、水中撮影用ライトに関しても同様であった。
【0005】
特許文献1には、リングにゼラチンフィルタ装着用のスリットを設け、下部にフィルタ下部の角を外に出すスリットを設けてゼラチンフィルタを着脱できるように構成したゼラチンフィルタホルダーが提案されている。
【0006】
しかし、この特許文献1の場合、水中カメラハウジング等の水中撮影機器への装着を考慮したものではない。
【特許文献1】実用新案登録第3083033号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする問題点は、内部に水密構造で収容するゼラチンフィルタを随時好みの色のゼラチンフィルタに交換でき、所望の色補正を伴う水中撮影を実現できる水中撮影機器ハウジング用の色補正フィルタ保持体、例えば水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体が存在しない点である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の水中機器ハウジング用の色補正フィルタ保持体は、水中撮影機器ハウジングのハウジング鏡筒部に装着される装着筒に設けた内周溝に対して着脱可能に構成した円盤状を呈する色補正フィルタ保持体であって、透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備し、前記フィルタ収容領域に色補正フィルタを取り替え可能に収容したことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の発明によれば、透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備するものであるから、フィルタ収容領域に水密構造で収容する色補正フィルタを随時好みの色の色補正フィルタに交換でき、所望の色補正を伴う水中撮影を実現できる水中撮影機器ハウジング用の色補正フィルタ保持体を提供できる。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備するものであるから、フィルタ収容領域に水密構造で収容する色補正フィルタを随時好みの色の色補正フィルタに交換でき、所望の色補正を伴う水中撮影を実現できる水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体を提供できる。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、第1フィルタ保持体と第2フィルタ保持体とをネジ結合又は嵌め合い結合とし、また、色補正フィルタを紫、ピンク、青等から選定されるゼラチン質の色補正フィルタとした構成で、請求項1記載の発明と同様、フィルタ収容領域に水密構造で収容する色補正フィルタを随時好みの色のゼラチン質の色補正フィルタに交換でき、所望の色補正を伴う水中撮影を実現できる水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体を提供できる。
【0012】
請求項4記載の発明によれば、透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備するものであるから、フィルタ収容領域に水密構造で収容する色補正フィルタを随時好みの色の色補正フィルタに交換でき、所望の色補正を伴いつつ被写体にストロボ光を照射することが可能な水中撮影用ストロボの色補正フィルタ保持体を提供できる。
【0013】
請求項5記載の発明によれば、第1フィルタ保持体と第2フィルタ保持体とをネジ結合又は嵌め合い結合とし、また、色補正フィルタを紫、ピンク、青等から選定されるゼラチン質の色補正フィルタとした構成で、請求項3記載の発明と同様、フィルタ収容領域に水密構造で収容する色補正フィルタを随時好みの色のゼラチン質の色補正フィルタに交換でき、所望の色補正を伴いつつ被写体にストロボ光を照射することが可能な水中撮影用ストロボの色補正フィルタ保持体を提供できる。
【0014】
請求項6記載の発明によれば、透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備するものであるから、フィルタ収容領域に水密構造で収容する色補正フィルタを随時好みの色の色補正フィルタに交換でき、所望の色補正を伴いつつ被写体にライトからの照明光を照射することが可能な水中撮影用ライトの色補正フィルタ保持体を提供できる。
【0015】
請求項7記載の発明によれば、第1フィルタ保持体と第2フィルタ保持体とをネジ結合又は嵌め合い結合とし、また、色補正フィルタを紫、ピンク、青等から選定されるゼラチン質の色補正フィルタとした構成で、請求項3記載の発明と同様、フィルタ収容領域に水密構造で収容する色補正フィルタを随時好みの色のゼラチン質の色補正フィルタに交換でき、所望の色補正を伴いつつ被写体にライトからの照明光を照射することが可能な水中撮影用ライトの色補正フィルタ保持体を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明は、内部に水密構造で収容するゼラチンフィルタを随時好みの色のゼラチンフィルタに交換でき、所望の色補正を伴う水中撮影を実現できる水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体を提供することを目的とする。
【0017】
本発明の水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体は、水中カメラハウジングのハウジング鏡筒部に装着されるゴム製の装着筒に設けた内周溝に対して着脱可能に構成した円盤状を呈する色補正フィルタ保持体であって、透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で、かつ、ネジ結合で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備し、前記フィルタ収容領域に紫、ピンク、青等から選定されるゼラチン質の色補正フィルタを取り替え可能に収容した構成により上記目的を実現した。
【実施例】
【0018】
以下に、本発明の実施例に係る水中撮影機器ハウジング用の色補正フィルタ保持体、水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体、水中撮影用ストロボの色補正フィルタ保持体及び水中撮影用ライトの色補正フィルタ保持体について詳述する。
【0019】
(実施例1)
図1乃至図5を参照して本発明の実施例1に係る水中撮影機器ハウジングの一種である水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体について説明する。
【0020】
本発明の実施例1に係る水中カメラハウジング20(詳細は後述する)用の色補正フィルタ保持体1は、図1乃至図4に示すように、全体として円盤状に形成され、例えばデジタルカメラ、スチールカメラ等のカメラを内部に収容する水中カメラハウジング20のハウジング鏡筒部21に着脱可能に装着される例えばアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)製の円筒状の装着筒31に設けた内周溝32に対して着脱可能に構成したものである。
【0021】
前記色補正フィルタ保持体1は、図1、図2に示すように、例えばポリカーボネイト又はアクリル等の透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体2と、この第1フィルタ保持体2に対して外周接合領域が水密構造で、かつ、ネジ結合で着脱可能に連結した同じくポリカーボネイト又はアクリル等の透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体11とを具備している。
【0022】
前記色補正フィルタ保持体1を構成する第1フィルタ保持体2の外周全体にわたって形成した突条部4の内周側には、全周にわたって雌ネジ3が設けられ、また、突条部4より内周側には全周にわたって係合凹溝5が設けられている。
【0023】
また、前記色補正フィルタ保持体1を構成する第2フィルタ保持体11は、前記雌ネジ3の部分と略同寸法の外径に形成され、その外周端に全周にわたって前記雌ネジ3に螺合する雄ネジ12が設けられ、雄ネジ12よりも内周側の壁面には全周にわたってOリング17用の凹溝13が設けられ、さらにこの凹溝13よりも内周側の壁面には全周にわたって前記係合凹溝5に没入する係合凸部14が設けられている。
【0024】
尚、第1フィルタ保持体2と第2フィルタ保持体11とは、上述した雌ネジ3、雄ネジ12により結合する構成の他、例えば、第1フィルタ保持体2に円形突条部を、第2フィルタ保持体11に前記円形突条部に着脱可能に嵌合する円形凹部を設け、これらを嵌め合わせる嵌め合い結合等を採用することも可能である。
【0025】
さらに、第2フィルタ保持体11における係合凸部14の内周側の壁面と前記第1フィルタ保持体2の対向する壁面との間に円形で数mm(例えば2乃至5mmの)程度の薄幅のフィルタ収容領域15を形成している。
【0026】
そして、前記フィルタ収容領域15に、例えば紫色、ピンク色、青色等から選定されるゼラチン質の色補正フィルタ16のいずれかを取り替え可能に収容している。
【0027】
また、前記凹溝13にOリング17を入れて、前記色補正フィルタ保持体1の壁面に圧接し、これにより、前記色補正フィルタ16を色補正フィルタ保持体1内に水密構造で収容するように構成している。
【0028】
尚、図3、図4中、33は、装着筒31に設けた前記ハウジング鏡筒部21への嵌合筒部である。
【0029】
次に、本実施例1の色補正フィルタ保持体1の作用、効果について、図5をも参照して説明する。
【0030】
本実施例1の色補正フィルタ保持体1を水中カメラハウジング20のハウジング鏡筒部21に取り付ける場合には、図3、図4に示すように、前記装着筒31に設けた内周溝32に特定の色の色補正フィルタ16を収容した色補正フィルタ保持体1を装着した状態で、この装着筒31の嵌合筒部33をハウジング鏡筒部21に嵌め込む。
【0031】
これにより、カメラマンは、ハウジング鏡筒部21の前面に特定の色の色補正フィルタ16を配置した状態での水中撮影を行い、特定の色の色補正フィルタ16による色補正を伴った被写体像を撮影できる。
【0032】
尚、前記水中カメラハウジング20は、ハウジング鏡筒部21の他、シャッタレバー22、ハンドグリップ23、アクセサリシュー24等の種々の必要な要素を搭載し、その内部にデジタルカメラ等を収容して水中撮影を実行し得るように構成している。
【0033】
次に、カメラマンが上述した特定の色の色補正フィルタ16とは別の色の色補正フィルタ16の使用を欲する場合には、前記装着筒31をハウジング鏡筒部21から取り外す。
【0034】
さらに色補正フィルタ保持体1を装着筒31から抜き取った後、第1フィルタ保持体2と第2フィルタ保持体11とを相対的に回して、雌ネジ3と雄ネジ12とのネジ結合を解除し、第1フィルタ保持体2と第2フィルタ保持体11とを分離する。
【0035】
そして、色補正フィルタ16を別の色の色補正フィルタ16に取り換え、Oリング17を間に介在しつつ第1フィルタ保持体2と第2フィルタ保持体11とをネジ結合で連結し、図1に示す状態とした後、この色補正フィルタ保持体1を前記装着筒31に設けた内周溝32に装着する。
【0036】
これ以降上述した場合と同様にして水中カメラハウジング20のハウジング鏡筒部21に取り付けることで、カメラマンは、ハウジング鏡筒部21の前面に別の色の色補正フィルタ16を配置した状態での水中撮影を行い、別の色の色補正フィルタ16による色補正を伴った被写体像を撮影できる。
【0037】
以上説明したように、本実施例1の色補正フィルタ保持体1によれば、内部に水密構造で収容する色補正フィルタ16を随時紫色、ピンク色、青色等から選定される好みの色のものに交換でき、所望の色補正を伴う水中撮影を容易に実現することができる。
【0038】
尚、上述した実施例1では、デジタルカメラ、スチールカメラ等のカメラを内部に収容する水中カメラハウジング20に装着する装着筒31、色補正フィルタ保持体1について説明したが、前記水中カメラハウジング20の他、ビデオカメラ用のビデオカメラハウジングに関しても前記装着筒31、色補正フィルタ保持体1を同様に装着して、ビデオカメラを用いた水中撮影を行うようにすることも可能である。
【0039】
(実施例2)
図6、図7を参照して本発明の実施例2に係る水中撮影用のストロボ40の色補正フィルタ保持体1Aについて説明する。
【0040】
本実施例2に係る色補正フィルタ保持体1Aは、図7に示すように、実施例1の色補正フィルタ保持体1と全く同様に構成され、水中撮影用の外付け型のストロボ40のストロボ筺体41に装着されるゴム製の装着筒51に設けた内周溝52に対して着脱可能に嵌め込み、図6に示すようにストロボ40のストロボ筺体41に装着筒51を用いて取り付けるようになっている。
【0041】
このような実施例2に係る色補正フィルタ保持体1Aによれば、実施例1の場合と同様色補正フィルタ16を適宜各色に取り換え使用することで、前記ストロボ40から被写体へ照射されるストロボ光に紫色、ピンク色、青色等から選定される好みの色の色補正をかけることができる。
【0042】
(実施例3)
図8、図9を参照して本発明の実施例3に係る水中撮影用のライト60の色補正フィルタ保持体1Bについて説明する。
【0043】
本実施例3に係る色補正フィルタ保持体1Bは、図9に示すように、実施例1の色補正フィルタ保持体1と全く同様に構成され、水中撮影用の例えばビデオカメラ(図示せず)に付帯させるライト60のライト筺体61に装着されるゴム製の装着筒71に設けた内周溝72に対して着脱可能に嵌め込み、図8に示すように、ライト60のライト筺体61に装着筒71を用いて取り付けるようになっている。
【0044】
このような実施例3に係る色補正フィルタ保持体1Bによれば、実施例1の場合と同様色補正フィルタ16を適宜各色に取り換え使用することで、前記ライト60から被写体へ照射される照明光に紫色、ピンク色、青色等から選定される好みの色の色補正をかけつつ、ライト60を使用した被写体のビデオ撮影等を実行することができる。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明の色補正フィルタ保持体は、上述した場合の他、色補正フィルタを複数枚重ねて収容する構成としたり、又は偏光フィルタ、紫外線フィルタ等の他の種類のフィルタを収容する構成としたり等の応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の実施例1に係る水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体を示す側面図である。
【図2】本実施例1に係る色補正フィルタ保持体の分解断面図である。
【図3】本実施例1に係る色補正フィルタ保持体を装着筒に嵌め込んだ状態を示す断面図である。
【図4】本実施例1に係る色補正フィルタ保持体を装着筒に嵌め込んだ状態を示す斜視図である。
【図5】本実施例1に係る色補正フィルタ保持体を装着筒に嵌め込んで水中カメラハウジングに取り付ける状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例2に係る色補正フィルタ保持体を装着筒に嵌め込んでストロボに取り付ける状態を示す斜視図である。
【図7】本実施例2に係る色補正フィルタ保持体を装着筒に嵌め込んだ状態を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例3に係る色補正フィルタ保持体を装着筒に嵌め込んでライトに取り付ける状態を示す斜視図である。
【図9】本実施例3に係る色補正フィルタ保持体を装着筒に嵌め込んだ状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0047】
1 色補正フィルタ保持体
1A 色補正フィルタ保持体
1B 色補正フィルタ保持体
2 第1フィルタ保持体
3 雌ネジ
4 突条部
5 係合凹溝
11 第2フィルタ保持体
12 雄ネジ
13 凹溝
14 係合凸部
15 フィルタ収容領域
16 色補正フィルタ
17 Oリング
20 水中カメラハウジング
21 ハウジング鏡筒部
22 シャッタレバー
23 ハンドグリップ
24 アクセサリシュー
31 装着筒
32 内周溝
33 嵌合筒部
40 ストロボ
41 ストロボ筺体
51 装着筒
52 内周溝
60 ライト
61 ライト筺体
71 装着筒
72 内周溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水中撮影機器ハウジングのハウジング鏡筒部に装着される装着筒に設けた内周溝に対して着脱可能に構成した円盤状を呈する色補正フィルタ保持体であって、
透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備し、
前記フィルタ収容領域に色補正フィルタを取り替え可能に収容したことを特徴とする水中撮影機器ハウジング用の色補正フィルタ保持体。
【請求項2】
水中カメラハウジングのハウジング鏡筒部に装着される装着筒に設けた内周溝に対して着脱可能に構成した円盤状を呈する色補正フィルタ保持体であって、
透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備し、
前記フィルタ収容領域に色補正フィルタを取り替え可能に収容したことを特徴とする水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体。
【請求項3】
水中カメラハウジングのハウジング鏡筒部に装着されるゴム製の装着筒に設けた内周溝に対して着脱可能に構成した円盤状を呈する色補正フィルタ保持体であって、
透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で、かつ、ネジ結合又は嵌め合い結合で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備し、
前記フィルタ収容領域に紫、ピンク、青等から選定されるゼラチン質の色補正フィルタを取り替え可能に収容したことを特徴とする水中カメラハウジング用の色補正フィルタ保持体。
【請求項4】
水中撮影用ストロボのストロボ筺体に装着される装着筒に設けた内周溝に対して着脱可能に構成した円盤状を呈する色補正フィルタ保持体であって、
透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備し、
前記フィルタ収容領域に色補正フィルタを取り替え可能に収容したことを特徴とする水中撮影用ストロボの色補正フィルタ保持体。
【請求項5】
水中撮影用ストロボのストロボ筺体に装着されるゴム製の装着筒に設けた内周溝に対して着脱可能に構成した円盤状を呈する色補正フィルタ保持体であって、
透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で、かつ、ネジ結合又は嵌め合い結合で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備し、
前記フィルタ収容領域に紫、ピンク、青等から選定されるゼラチン質の色補正フィルタを取り替え可能に収容したことを特徴とする水中撮影用ストロボの色補正フィルタ保持体。
【請求項6】
水中撮影用ライトのライトボ筺体に装着される装着筒に設けた内周溝に対して着脱可能に構成した円盤状を呈する色補正フィルタ保持体であって、
透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備し、
前記フィルタ収容領域に色補正フィルタを取り替え可能に収容したことを特徴とする水中撮影用ライトの色補正フィルタ保持体。
【請求項7】
水中撮影用ライトのライト筺体に装着されるゴム製の装着筒に設けた内周溝に対して着脱可能に構成した円盤状を呈する色補正フィルタ保持体であって、
透明材からなる円盤状の第1フィルタ保持体と、この第1フィルタ保持体に対して外周接合領域が水密構造で、かつ、ネジ結合又は嵌め合い結合で着脱可能に連結されるとともに、前記第1フィルタ保持体の内周側領域との間にフィルタ収容領域を形成する透明材からなる円盤状の第2フィルタ保持体と、を具備し、
前記フィルタ収容領域に紫、ピンク、青等から選定されるゼラチン質の色補正フィルタを取り替え可能に収容したことを特徴とする水中撮影用ライトの色補正フィルタ保持体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−205091(P2009−205091A)
【公開日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−49855(P2008−49855)
【出願日】平成20年2月29日(2008.2.29)
【出願人】(507022606)シーアンドシー・サンパック株式会社 (71)
【Fターム(参考)】