説明

水田作業機

【課題】センターマスコットをボンネットの前端付近から後方上方に延出された第1姿勢にした場合にセンターマスコットの基端部付近がボンネットの前端よりも前方に突出する傾向が少なく、搬送時などにもセンターマスコットに損傷を受け難い水田作業機を提供する。
【解決手段】機体1の前部に備えられたボンネット22と、ボンネット22の前端付近に配置された横向き軸心X2回りで、前端付近から後方上方に延出された第1姿勢と、少なくとも前端付近から上方に延出された第2姿勢との間で揺動操作可能なセンターマスコット32とを備え、ボンネット22の前端に、少なくとも第1姿勢におけるセンターマスコット32の基端付近を収納可能な凹部50を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機体の前部に備えられたボンネット、及び、前記ボンネットの前端付近に配置された横向き軸心回りで前記前端付近から後方上方に延出された第1姿勢と少なくとも前記前端付近から上方に延出された第2姿勢との間で揺動操作可能なセンターマスコットを備えた水田作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の水田作業機に関連する先行技術文献情報として下記に示す特許文献1がある。この特許文献1に記された水田作業機では、水田作業機で田植えなどの水田作業を行う際に、起立させたセンターマスコット(走行照準具)の先端を水田上の目印などに合わせながら作業を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−326738号公報(0064段落、図3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記された水田作業機では、センターマスコットをボンネットの前端付近から後方上方に延出された第1姿勢にした場合でもセンターマスコットの基端部付近がボンネットの前端よりも前方に突出する傾向があるため、例えば水田作業機をトラックの荷台に積載して搬送する際などに、センターマスコットが荷台の側面と接触して損傷を受ける虞があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上に例示した従来技術による水田作業機が与える課題に鑑み、センターマスコットをボンネットの前端付近から後方上方に延出された第1姿勢にした場合にセンターマスコットの基端部付近がボンネットの前端よりも前方に突出する傾向が少なく、搬送時などにもセンターマスコットに損傷を受け難い水田作業機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による水田作業機の特徴構成は、
機体の前部に備えられたボンネットと、
前記ボンネットの前端付近に配置された横向き軸心回りで、前記前端付近から後方上方に延出された第1姿勢と、少なくとも前記前端付近から上方に延出された第2姿勢との間で揺動操作可能なセンターマスコットと、を備え、
前記ボンネットの前端に、少なくとも前記第1姿勢における前記センターマスコットの基端付近を収納可能な凹部が形成されている点にある。
【0007】
上記の特徴構成による水田作業機では、センターマスコットがボンネットの前端付近から後方上方に延出された第1姿勢において、センターマスコットの基端付近の少なくとも一部がボンネットに設けられた凹部に収納されることで、少なくとも第1姿勢ではボンネットの前端よりも前方に存在するセンターマスコットの部分が少なくなり、搬送時などにもセンターマスコットに損傷を受け難くなった。
【0008】
本発明の他の特徴構成は、少なくとも側面視において前記センターマスコットの前記横向き軸心が前記ボンネットの前記前端よりも後方に配置されている点にある。
【0009】
本構成であれば、センターマスコットを枢支する重要な部位がボンネットの前端部付近によって十分に保護されるため更に好都合である。
【0010】
本発明の他の特徴構成は、前記凹部は前記ボンネットの前記前端付近に左右に並置された一対のヘッドライトの間に形成されている点にある。
【0011】
本構成であれば、センターマスコットを揺動操作可能に支持するための部位を、ボンネットの裏面付近で左右のヘッドライトの間に発生する空間に合理的に配置することができる。
【0012】
本発明の他の特徴構成は、前記センターマスコットは前記前端付近から垂直よりも前方まで倒れた前記第2姿勢に揺動操作可能とされている点にある。
【0013】
本構成であれば、センターマスコットをボンネットの前端付近から概して垂直に起立した最も標準的な第2姿勢だけでなく、作業者の好みや圃場の事情に応じて、センターマスコットをボンネットの前端付近から垂直よりも前方まで倒れた姿勢にも保持できるので好都合である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】乗用型田植機の全体の左側面図である。
【図2】乗用型田植機の全体の平面図である。
【図3】ボンネット内部の縦断側面図である。
【図4】ボンネットとセンターマスコットを示す側面図である。
【図5】ボンネットとセンターマスコットを示す正面図である。
【図6】センターマスコットの基端部付近を示す側面図である。
【図7】ラジエータと防塵ネットを示す正面図である。
【図8】ラジエータと防塵ネットを示す平面図である。
【図9】ラジエータと防塵ネットの別実施形態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
(乗用型田植機の全体的な構成)
図1及び図2に本発明に係る水田作業機の一例である乗用型田植機の全体側面が示されており、この田植機は、乗用型に構成された走行機体1の後部に、油圧シリンダ2の作動で昇降揺動するリンク機構3を介して苗植付装置4が昇降自在に連結されている。
【0016】
図1及び図3に示すように、走行機体1は、その前部のボンネット22内に搭載された水冷式のディーゼルエンジン(以下、エンジンと略称する)5からの動力を、ベルト式伝動装置6、静油圧式無段変速装置7、及び、ミッションケース8内に装備されたギヤ式の副変速装置(不図示)などを介して左右の前車輪10及び後車輪11に伝達する四輪駆動式に構成され、その中央部には、左右の前車輪10を操向するステアリングホイール12や運転座席13などを備えた搭乗運転部14が形成されている。
【0017】
静油圧式無段変速装置7は、ステアリングホイール12の左側に備えられた主変速レバー15の操作により変速操作できるように構成され、副変速装置は、運転座席13の左側に備えられた副変速レバー16の操作により変速操作できるように構成されている。
【0018】
苗植付装置4は、機体の走行に伴って苗植え付け箇所を整地フロート17により苗植え付け箇所を整地し、変速後の動力で、苗載台18が左右方向に一定ストロークで往復駆動されるとともに、ロータリ式の各植付機構19が苗載台18の下端から苗を所定量ずつ取り出して圃場に植え付ける植え付け作動を行うように構成されている。走行機体1の前部のボンネット22の左右両側には、予備苗を載置する予備苗収納台23が備えられている。運転部ステップ14Sの左右両側外方には延長ステップ9が備えられ、予備苗載台23から苗載台18への苗の移し変え作業を容易に行えるようにしている。
【0019】
運転座席13の背後には、苗植付装置4と連動して圃場に肥料を供給可能な施肥装置40が設けられている。施肥装置40は、粉粒状の肥料などを貯蔵するために運転座席13の背後に配置された貯留ホッパ37Aと、貯留ホッパ37Aの肥料などを繰り出す繰り出し機構37Bと、繰り出し機構37Bから植付機構19の付近に配置された作溝器38まで延設された施肥ホース39とを有する。
【0020】
運転座席13の右側に備えられた昇降レバー20を操作することで、油圧シリンダ2を作動させて、苗植付装置4を大きく上昇させた非作業位置と、田面に接地させた作業位置との間で昇降させることができるように構成されている。作業位置では、設定した目標高さに維持するように、油圧シリンダ2を制御する昇降制御が行われるが、運転座席13の右横側に設けた感度調節レバー(不図示)により昇降制御の感度を調節できるようにしている。
【0021】
図3に示すように、エンジン5の後方にはエンジン冷却用のラジエータ24が配置されており、電動モータ25Mによって駆動される冷却ファン25からの冷却用空気流が後方からラジエータ24に通風され、前方に排出される構成とされている(図8も参照のこと)。
【0022】
エンジン5を覆うボンネット22は、固定状態で設けてある固定ボンネット22Aと、固定ボンネット22Aに対して前端側で枢支連結された可動ボンネット22Bとで構成され、固定ボンネット22Aには、操縦パネル部分26が一体的に形成され、搭乗運転部14に面する後面側には後壁27が形成されている。
【0023】
可動ボンネット22Bは、可動ボンネット22Bの内面から後ろ向きに延出された支持アーム21を介して、固定ボンネット22Aに配置された第1横軸心X1回りで上下揺動自在に支持されている。
【0024】
(センターマスコットの構成)
可動ボンネット22Bの前端付近には、走行照準具としてのセンターマスコット32が設けられている。センターマスコット32は、可動ボンネット22Bの前端付近から延出された棒状体32Aと、棒状体32Aの先端に取り付けられた樹脂製などの照準体32Bとを有し、操縦者が前回の走行時に線引き装置(不図示)で圃場に形成された目印に照準体32Bを合わせながら走行機体1を走行させることで、苗植付装置4による植付位置を適切に維持する目的で使用される。
【0025】
図4に示すように、センターマスコット32は、棒状体32Aが可動ボンネット22Bの前端付近から後方上方に延出された退避姿勢(第1姿勢の一例であり、図4において実線で示す)と、少なくとも可動ボンネット22Bの前端付近から上方に延出された第1作用姿勢(第2姿勢の一例であり、図4において二点鎖線で示す)との間で、第2横向き軸心X2回りで揺動操作可能及び任意の角度位置で摩擦保持されるように構成されている。
【0026】
可動ボンネット22Bのボンネット22の前端の左右中央部には、少なくとも前記退避姿勢におけるセンターマスコット32の基端付近を収納可能な一つの凹部50が形成されている。
【0027】
図5に示すように、可動ボンネット22Bの前端付近には一対のヘッドライト36が左右に間隔を空けて並置されており、凹部50は一対のヘッドライト36の間に形成されている。
【0028】
より具体的には、図3に示すように、可動ボンネット22Bは、操縦パネル部分26の付近から前方に向かって比較的に緩やかに下降する第1傾斜面F1と、第1傾斜面F1の前端から幾らか後方に引退しながら下方に延びる第2傾斜面F2とを有し、その結果、第1傾斜面F1と第2傾斜面F2との間には側面視で鋭角をなす突起部P1が現出されている。
【0029】
センターマスコット32の棒状体32Aは、一対のヘッドライト36の間で可動ボンネット22Bの突起部P1よりも十分に後方に配置された第2横向き軸心X2から突起部P1の付近まで上方前方に向けて斜めに延出される短い第1棒状部R1と、突起部P1の付近から可動ボンネット22Bの第1傾斜面F1に沿うように上方後方に向けて延出される長い第2棒状部R2とを有する。
【0030】
図6に示すように、センターマスコット32の退避姿勢では、第1棒状部R1と第2棒状部R2の間に形成された曲折部R3が最も前方に位置しているが、平面視において曲折部R3付近の大半が凹部50に収納されることで、この曲折部R3の最前端は可動ボンネット22Bの突起部P1の最前端と略同位置とされている。
【0031】
第1棒状部R1の基端部からは三角形の取り付けフランジ33が後方に延出されており、取り付けフランジ33の後端付近からは取り付けスリーブ34が左右に延出されている。センターマスコット32は取り付けスリーブ34を可動ボンネット22Bの裏面に固定された板状ブラケット35に対して回転自在に支持させる形で枢支されている。
【0032】
また、センターマスコット32は、作業者の好みに応じて、前述した第1作用姿勢と、センターマスコット32が可動ボンネット22Bの前端付近から前方向きに概して水平に延出され、照準体32Bが圃場に近接配置された第2作用姿勢(第2姿勢の一例であり、図4において二点鎖線で示す)との間の任意の角度姿勢で保持可能とされている。
【0033】
尚、照準体32Bの基端部には、ステアリングホイール12の前端に係止されることで、可動ボンネット22Bを開放した上方位置に保持するための係止片32Cが設けられている。
【0034】
(ラジエータ付近の構成)
図7に示すように、固定ボンネット22Aの内側に相当する箇所には門型の取付け枠28が設けられ、この取付け枠28で囲繞される内側空間にラジエータ24が固定されている。取付け枠28は、エンジンフレーム29から立設された左右一対の縦枠部材28A,28Bと、縦枠部材28A,28Bの上端どうしを連結する横枠部材28Cとからなる。
【0035】
縦枠部材28A,28B及び横枠部材28Cは断面がL字状の部材で構成され、横枠部材28Cはラジエータ24の上端よりも更に十分に上方に配置されている。取付け枠28の上端は、ハンドルポスト12Pの一部から前方に延出された連結ステー30に横枠部材28Cが溶接などで固定されることで走行機体1に支持されているため、搭乗運転部14側の後壁27に形成された給気孔27Hから、ラジエータ24を通過してエンジン5側に向かう冷却用空気流を邪魔する部材が実質的に存在しない。
【0036】
ラジエータ24の冷却ファン25によって送られてエンジン5を冷却した空気流は、可動ボンネット22Bの種々の位置に設けられ、メッシュ状のカバー材によって覆われた多数の開口部から外気に排出される。
【0037】
これらの開口部は、一対のヘッドライト36の間でセンターマスコット32を左右から挟むように配置された計6個の第1開口部43A、各ヘッドライト36の下方に隣接した一対の第2開口部43B、第2開口部43Bの更に下方に配置された一対の第3開口部43C、第3開口部43Cの外側端部から後方に延出された一対の逆台形の第4開口部43D、凹部50を挟んで第1開口部43Aと反対側の第1傾斜面F1に配置された計6個の第5開口部43Eを有する。
【0038】
第4開口部43Dは、可動ボンネット22Bの側面に開口しており、第5開口部43Eを除く他の概して前方向きに開口した第1開口部43A、第2開口部43B、第3開口部43Cの全てを合計した開口面積に匹敵する最も大きな開口面積を有する。
【0039】
(防塵・防虫ネットの構成)
冷却ファン25によって作られる空気流に関してラジエータ24の上流側(搭乗運転部14から見てラジエータ24の手前側)には矩形板状の防塵・防虫ネット44が着脱自在に配置されている。防塵・防虫ネット44はネットを保持する矩形状のネット保持枠44Aを介してラジエータ24の取付け枠28に取り付けられている。
【0040】
より具体的には、取付け枠28を構成する右側の縦枠部材28Bに2本の取り付けボルト45が互いに上下に離間し、且つ、後方に突出するように設けてあり、ネット保持枠44Aの右辺から後方に延出された板状延長部44Bにはこれら2本の取り付けボルト45と対応する2つの取り付け孔が形成されている。
【0041】
防塵・防虫ネット44を取り付ける際には、これらの取り付けボルト45の脚部を板状延長部44Bの前記取り付け孔に挿通した上で、同取り付けボルト45に螺合させた蝶ナット46によって板状延長部44Bを縦枠部材28Bに対して締め付け固定すると、図7、図8に示すように、防塵・防虫ネット44はラジエータ24の上流側の面に重ね合わされた状態で固定される。
【0042】
防塵・防虫ネット44を取り外す際には、2つの取り付けボルト45から蝶ナット46を取り去り、板状延長部44Bを取り付けボルト45から後方に抜き取った上で、ラジエータ24の面に沿って基本的に右向きに移動させればよい。
【0043】
但し、図3、4、7に示す実施形態では、防塵・防虫ネット44の下端は運転部ステップ14Sの上面よりも下方に位置し、同上端はラジエータ24の横枠部材28Cよりも下方に位置するので、板状延長部44Bを取り付けボルト45から後方に抜き取った後は、運転部ステップ14Sとの干渉を避けるために、先ず図7の矢印D1で示すように防塵・防虫ネット44を横枠部材28C付近まで上方にスライドさせた上で、矢印D2で示すように横向きに抜き取ることで防塵・防虫ネット44の取り外しができる。
【0044】
尚、図9に例示するように、防塵・防虫ネット44の上端がラジエータ24の横枠部材28Cと近接した構成の場合には、板状延長部44Bを取り付けボルト45から後方に抜き取った後の上方スライドができない。そこで、この実施形態では、板状延長部44Bを取り付けボルト45から後方に抜き取った後は、防塵・防虫ネット44を先ず図9の矢印D1で示すように運転部ステップ14Sの右内側に形成した退避用スリット14C内へと横向きに誘導し、次に、防塵・防虫ネット44を前後向きの軸心回りで反時計方向に傾斜させた上で、図9の矢印D2で示すように斜め上向きに抜き取ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、機体の前部に備えられたボンネット、及び、ボンネットの前端付近に配置された横向き軸心回りで、前端付近から後方上方に延出された第1姿勢と、少なくとも前記前端付近から上方に延出された第2姿勢との間で揺動操作可能なセンターマスコットを備えた水田作業機に従来見られた課題を解決するための技術として利用可能な発明であり、上に例示した搭乗運転部の前方にエンジンを搭載した水田作業機だけでなく、シートの下方などにエンジンを搭載した水田作業機にも適用可能である。
【符号の説明】
【0046】
X2 第2横軸心(センターマスコット)
1 走行機体(機体)
12 ステアリングホイール
14 搭乗運転部
14S 運転部ステップ
22 ボンネット
22A 固定ボンネット
22B 可動ボンネット
32 センターマスコット
32A 棒状体
32B 照準体
36 ヘッドライト
50 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体の前部に備えられたボンネットと、
前記ボンネットの前端付近に配置された横向き軸心回りで、前記前端付近から後方上方に延出された第1姿勢と、少なくとも前記前端付近から上方に延出された第2姿勢との間で揺動操作可能なセンターマスコットと、を備え、
前記ボンネットの前端に、少なくとも前記第1姿勢における前記センターマスコットの基端付近を収納可能な凹部が形成されている水田作業機。
【請求項2】
少なくとも側面視において前記センターマスコットの前記横向き軸心が前記ボンネットの前記前端よりも後方に配置されている請求項1に記載の水田作業機。
【請求項3】
前記凹部は前記ボンネットの前記前端付近に左右に並置された一対のヘッドライトの間に形成されている請求項1または2に記載の水田作業機。
【請求項4】
前記センターマスコットは前記前端付近から垂直よりも前方まで倒れた前記第2姿勢に揺動操作可能とされている請求項1から3のいずれか一項に記載の水田作業機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−74808(P2013−74808A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−215362(P2011−215362)
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】