説明

水素循環型発電装置

【課題】化石燃料等を必要としない燃料費の節約が可能でコンパクトな水素発電装置を提供する。
【解決手段】発火軸の先端部を炭素分子及びその他化合物を含む鋼材を使用し、電気発火により水素を燃焼させることによる水素発火装置1と、水素ガスを燃焼させ、発電タービンを作動させる発電機10と、発電時に発生する熱を利用し、補助タービンを回し発電を行う補助発電機26と、発電時に発生する使用済水溶液を取り込み、水素を発生させて循環再利用する水素生成装置15とを含む水素発電装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水素発電を行う発火装置と、循環水素ガスを使用して発電を行う方法と装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来発電装置は、化石燃料および有機ガス・風力・水力・太陽光を利用する装置が挙げられている。
【0003】
発電に於いて燃料を自給し、燃費を不要とする発電を行う装置は見当たらない。
【0004】
水素ガスを使用する小型簡易で、移動も可能とする発電装置は見当たらない。
【0005】
特殊な発火装置を有し、自給水素生成装置を連結した水素発電装置は見当たらない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
化石燃料等を使用することなく、発電を行うことは大きな課題である。
【0007】
発電機の駆動方法には各種あるが、燃費の不要な水素を使用することは、課題である。
【0008】
水素を発火させる発火装置の開発が、課題である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【0010】
すなわち、本発明の水素発火装置は、連続発火が可能となり、且つ、水素生成するための水溶液を生成するため、炭素含有鋼材を含むその他、化合物を使用することを特徴とするものである〔請求項1)
【0011】
また、本発明の水素発電機は水素ガスの発火燃焼させる方法と、自給水素生成装置を使用することを、特徴とするものである。〔請求項2)
【0012】
また、本発明の水素発電機は、請求項1記載の発火方法と、請求項2記載の水素生成装置との連結を特徴とする発電装置である。〔請求項3)
【発明の効果】
【0013】
請求項3の発明は、初期作動時は水素の供給を要するが、事後は水素発生装置により継続的に水素生成を行うことができる。
【0014】
本発明の装置により化石燃料を利用しなくてもよいことから地球環境に最良の水素発電装置を提供する作用がある。
【0015】
さらに、燃料となる水素は当該装置内部で生成され続ける事から燃料不要の経済効果の高い装置として機能を有している。
【0016】
本発明の水素発電機は形状が小型で移動運搬車にも設置でき、又、当該発電機を複数数台連結することにより、大容量の発電も可能である。
【0017】
本発明の特徴として、大規模の送電システムが不要である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0019】
水素タンク(25)より水素を燃焼室(26)に送り、発火装置(1)により点火させ発電機ファン(13)を回し発電機を作動させる。
【0020】
発電機15)を作動後数分にて燃焼室(26)内部の温度上昇に伴い、冷却装置(27)により水溶液が発生する。
【0021】
冷却装置(27)によりで発生した水溶液を、水素生成装置(20)に送り込むと同時に、燃焼室(26)内部に貯まった熱と、冷却剤との膨張差により、補助発電機(15)を作動させる。
【0022】
補助発電機(28)の作動により、初期に投入しておいた水溶液より水素を生成し、その水素を、燃焼室内(26)に循環させる。
【0023】
補助発電機(28)の作動により、初期に投入しておいた水溶液より水素を生成し、その水素を、燃焼室内(26)に循環させる。
【0024】
その後、燃焼室内(26)に発生した水溶液を水素発生装置内(20)に自動的に取り入れ、水素を生成し、これを循環させ発電の燃料とする。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施の形態にかかる概略構想図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる点火器の概略構想図である。
【符号の説明】
【0026】
1 発火装置
2 点火速度センサー
3 点火器
4 外気取入口
5 逆止弁
6 安全弁
7 外気注入口
8 発電ファン
9 発電回転センサー
10 発電機
11 電流・電圧計
12 充電器
13 水溶液取入皿
14 フィルター
15 水素生成装置
16 水素濃度センサー
17 水素タンク
18 酸素タンク
19 制御器
20 開閉弁
21 水素流入センサー
22 安全弁
23 水素注入口
24 燃焼室
25 冷却器
26 補助発電機
27 発火軸 プラス
28 発火軸 マイナス
29 絶縁台
30 電流入力器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発火装置先端部を炭素分子及びその他化合物を含む鋼材を使用し、電気発火により水素を燃焼さすことによる水素発火装置。
【請求項2】
発電時に於いて発生する熱を利用し、補助タービンを回し発電を行い使用済水溶液を水素生成装置に取り込み、水素を発生させ循環再利用する水素生成装置。
【請求項3】
請求項1記載の、水素発火装置と請求項2による水素生成装置を使用する水素発電装置。
【請求項4】
本発明の各装置に於いて、異常をセンサー等により感知し各接続器の安全弁等が作動することを特長とする請求項3記載の水素発電装置。
【請求項5】
請求項2により、化石燃料等を必要としない燃料費節約可能な発電ができることを特徴とした水素発電装置。
【請求項6】
本発明の水素発電装置は、車両等に搭載可能な発電装置として利用することが可能なコンパクト性を有する発電装置を特徴とする水素発電装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−243459(P2009−243459A)
【公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−116270(P2008−116270)
【出願日】平成20年3月31日(2008.3.31)
【出願人】(508127085)
【出願人】(508127096)
【出願人】(508127340)
【Fターム(参考)】