説明

波形発熱体製造方法、波形発熱体。

【課題】
自立形状固定波形包材を少なくとも一部に使用した波形発熱体製造方法、波形発熱体を提供する。
【解決手段】
少なくとも一つの方向に対して、正常質領域と異質領域を交互に繰り返し、スプリングバックによる元の状態への完全復帰を防止した、波形を形成する起点を有する自立形状固定波形包材と発熱組成物成形体製造装置を使用し、少なくとも自立形状固定波形包材を基材又は被覆材に使用するように選択し、波形発熱体を製造する波形発熱体製造方法、波形発熱体である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
包材を使用し、少なくとも自立形状固定波形包材製造装置と中空の回転体からなる発熱組成物成形体製造装置を使用した波形発熱体製造方法であって、
前記包材が少なくとも1層以上の熱可塑性樹脂から構成された包材であり、
基材及び被覆材の少なくとも一方が通気性を有し、
前記自立形状固定波形包材製造装置が曲面及び平面から選ばれた1種からなる面を有し、少なくとも包材の進行方向に延設された1個以上の凹溝を備える受け側と、該受け側に平行にして隣接配置され、前記凹溝に遊挿される1個以上の突条を前記凹溝に遊挿されるように備える押し込み側と、前記包材の少なくとも一部を異質化する異質化処理側を必須要素として構成された自立形状固定波形包材製造部からなる順送式自立形状固定波形包材製造装置と、
曲面及び平面から選ばれた1種からなる面を有し、少なくとも包材の進行方向に延設された1個以上の凹溝を備える受け側と、該受け側に平行にして隣接配置され、前記凹溝に遊挿される1個以上の突条を前記凹溝に遊挿されるように備える押し込み側と、前記包材の少なくとも一部を異質化する異質化処理側を必須要素として構成された自立形状固定波形包材製造部と少なくとも反転ロールと押し込みロールから構成され、自立形状固定波形包材製造部から搬送されてくる自立形状固定波形包材を反転する自立形状固定波形包材反転部からなる反転送式自立形状固定波形包材製造装置から少なくとも1種を選択した装置であり、
前記異質化処理側が形状保持具、異質化装置を必須装置とし、必要に応じて冷却装置を有し、
前記異質化装置が加熱装置、高活性エネルギー照射装置から選ばれた1種であり、
前記形状保持具が形状保持補助具及び押さえロールより選択された1種であり、
前記形状保持補助具が前記凹溝を覆い、凹溝内の包材の保持と保護をする補助具であり、
前記発熱組成物成形体製造装置が発熱組成物成形体を製造するための含余剰水発熱組成物を供給する発熱組成物供給装置を有し、中空の円筒状回転体式発熱組成物成形体製造装置及びチェーンコンベア状回転体式発熱組成物成形体製造装置から選ばれた一種であり、
前記含余剰水発熱組成物が、鉄粉、炭素成分、反応促進剤、水、連結物質である余剰水を必須成分として含有し、
前記自立形状固定波形包材製造装置を使用し、前記受け側と前記押し込み側において、前記包材を該包材進行方向に進行させることにより、中央又は中央付近より前記凹溝と前記突条との隙間に前記包材を挟み込んで波形に曲折させつつ、下流側へ向かうほど、外側へ波形を形成させ、波形の数を増やし、すべての波形を形成させた後、前記受け側と前記異質化処理側において、前記形状保持具で波形を保持し、少なくとも凹溝内にある前記包材を保護しながら、前記異質化装置を使用し、前記包材の少なくとも一部に連続及び断続から選ばれた1種の異質化を行い、その後、必要に応じて冷却装置を使用し、冷却することにより、少なくとも凹溝と凹溝の間隔である溝周辺域の前記包材を異質化処理し、包材に波形を形成する起点を付与することにより、
少なくとも一つの方向に対して、正常質領域と異質領域を交互に繰り返し、スプリングバックによる元の状態への完全復帰を防止した、波形を形成する起点を有し、正常質領域と異質領域が平行して設けられ、自立的に波形を保持し異質領域に平行した方向に貫通する空間を保持する前記波形を1個以上有する自立形状固定波形包材を製造する一方で、前記基材又は前記被覆材の少なくとも一方に前記自立形状固定波形包材を使用することを選択し、前記自立形状固定波形包材の1個の波形が1個以上の前記発熱組成物成形体を収納するようにし、
前記発熱組成物成形体製造装置を使用し、成形部としての貫通孔を回転面に有する中空の回転体の内側下部に設けられた、ブレードを有する前記発熱組成物供給装置から、前記含余剰水発熱組成物を前記貫通孔に供給し、該ブレードと回転体の外側に設けられた固定磁石を使用して、一回平滑充填し、搬送されてくる前記基材上に1個以上の前記発熱組成物成形体を積層し、下流側に搬送し、更に搬送されてくる前記被覆材で被覆し、前記発熱組成物成形体の周辺部をシールし、カットし、波形発熱体を製造することを特徴とする波形発熱体製造方法。
【請求項2】
包材を使用し、少なくとも自立形状固定波形包材製造装置と中空の回転体からなる発熱組成物成形体製造装置を使用した波形発熱体製造方法であって、
前記包材が少なくとも1層以上の熱可塑性樹脂から構成された包材であり、
基材及び被覆材の少なくとも一方が通気性を有し、
前記自立形状固定波形包材製造装置が、少なくとも包材の進行方向に延設された1個以上の凹溝を備える受けロールと、該受けロールに平行にして隣接配置され、前記凹溝に遊挿される1個以上の突条を前記凹溝に遊挿されるように備える押し込みロールと、
前記包材の少なくとも一部を異質化する異質化処理装置を必須要素として構成された自立形状固定波形包材製造部からなる順送式自立形状固定波形包材製造装置と、
少なくとも包材の進行方向に延設された1個以上の凹溝を備える受けロールと、該受けロールに平行にして隣接配置され、前記凹溝に遊挿される1個以上の突条を前記凹溝に遊挿されるように備える押し込みロールと、前記包材の少なくとも一部を異質化する異質化処理装置を必須要素として構成された自立形状固定波形包材製造部と、
少なくとも反転ロールと押し込みロールから構成され、自立形状固定波形包材製造部から搬送されてくる自立形状固定波形包材を反転する自立形状固定波形包材反転部からなる反転送式自立形状固定波形包材製造装置から少なくとも1種を選択した装置であり、
前記異質化処理装置が形状保持具、異質化装置を必須装置とし、必要に応じて冷却装置を有し、
前記異質化装置が加熱装置であり、
前記形状保持具が形状保持補助具及び押さえロールより選択された1種であり、
前記形状保持補助具が前記凹溝を覆い、凹溝内の包材の保持と保護をする補助具であり、
前記発熱組成物成形体製造装置が発熱組成物成形体を製造するための含余剰水発熱組成物を供給する発熱組成物供給装置を有し、中空の円筒状回転体式発熱組成物成形体製造装置及びチェーンコンベア状回転体式発熱組成物成形体製造装置から選ばれた一種であり、
前記含余剰水発熱組成物が、鉄粉、炭素成分、反応促進剤、水、連結物質である余剰水を必須成分として含有し、
前記基材又は前記被覆材の少なくとも一方に前記自立形状固定波形包材を使用することを選択し、該選択した自立形状固定波形包材の製造に適した前記自立形状固定波形包材製造装置の前記自立形状固定波形包材製造部において、前記包材を使用し、該包材進行方向に延設された凹溝を外周面に沿って備える前記受けロールと、該受けロールと回転軸を平行にして隣接配置され、前記凹溝に遊挿される周方向に延設された突条を外周面に沿って備える前記押し込みロールを使用し、中央又は中央付近より前記凹溝と前記突条との隙間に前記包材を挟み込んで波形に曲折させつつ、前記受けロール及び前記押し込みロールの回転により前記包材を送り出し、下流側へ向かうほど、外側へ波形を形成させ、波形の数を増やし、すべての波形を形成させた後、更に,前記受けロールと前記形状保持補助具を使用し、前記形状保持補助具で凹溝内の包材を覆い、波形を保持し、凹溝内にある前記包材の温度上昇を防止しながら、前記加熱装置を使用し、前記包材の少なくとも一部に連続及び断続から選ばれた1種の異質化を行い、その後、前記形状保持具で保持しながら、前記冷却装置で、冷却することにより、少なくとも凹溝と凹溝の間隔である溝周辺域の前記包材を異質化処理し、包材に波形を形成する起点を付与することにより、
少なくとも一つの方向に対して、正常質領域と異質領域を交互に繰り返し、スプリングバックによる元の状態への完全復帰を防止した、波形を形成する起点を有し、正常質領域と異質領域が平行して設けられ、自立的に波形を保持し異質領域に平行した方向に貫通する空間を保持する波形を1個以上有する自立形状固定波形包材を前記基材及び/又は前記被覆材として送りだす一方で、前記自立形状固定波形包材の1個の波形が1個以上の前記発熱組成物成形体を収納するようにし、前記発熱組成物成形体製造装置を使用し、成形部としての貫通孔を回転面に有する回転体の内側下部に設けられた、ブレードを有する前記発熱組成物供給装置から、前記含余剰水発熱組成物を前記貫通孔に供給し、該ブレードと回転体の外側に設けられた固定磁石を使用して、一回平滑充填し、搬送されてくる前記基材上に1個以上の前記発熱組成物成形体を積層し、下流側に搬送し、更に搬送されてくる前記被覆材で被覆し、前記発熱組成物成形体の周りの空隙を少なくするようにして、前記発熱組成物成形体の周辺部をシールし、カットし、波形発熱体を製造することを特徴とする請求項1に記載の波形発熱体製造方法。
【請求項3】
請求項1乃至2の何れかに記載の自立形状固定波形包材、異質化処理、異質化処理装置、自立形状固定波形包材製造装置、発熱組成物成形体製造装置、波形発熱体製造方法から選ばれた少なくとも1種を使用して製造した波形発熱体であって、
単一波形発熱体、小幅発熱体、区分波形発熱体、柔軟波形発熱体、ストライプ波形発熱体、切り離し自在波形発熱体、伸縮波形発熱体、バンド波形発熱体、トンネル通気波形発熱体、薬剤波形発熱体、切り離し自在トンネル通気波形発熱体、切り離し自在薬剤波形発熱体、目温波形発熱体、顔温波形発熱体、足温波形発熱体、透湿性外袋付き波形発熱体、吸収性波形発熱体、外袋付き外仮着折り畳み波形発熱体から選ばれた一種であることを特徴とする波形発熱体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2011−201060(P2011−201060A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−68307(P2010−68307)
【出願日】平成22年3月24日(2010.3.24)
【出願人】(307019882)
【Fターム(参考)】