説明

洗浄性界面活性剤、炭酸塩及び蛍光増白成分を含む粒状洗濯洗剤組成物

本発明は、洗浄性界面活性剤、炭酸塩及び蛍光増白剤を含む、固体自由流動性粒状洗濯洗剤組成物に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高度に水溶性の固体洗濯洗剤組成物に関する。より具体的には、本発明は、洗浄性界面活性剤、炭酸塩、蛍光増白剤並びにゼオライトビルダー及びリン酸塩ビルダー(少量又はゼロ)を含む固体洗濯洗剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
洗濯洗剤組成物は、広範な汚れの種類に対して非常に良好な布地洗浄性能を有する必要がある。固体洗濯洗剤はまた、非常に優れた分配及び溶解特性も有する必要がある。しかしながら、その布地洗浄性能を高めるための固体洗濯洗剤組成物のある種の改質がその分配及び溶解特性に悪影響を及ぼす場合があり、また逆も同様にあり得るという相反関係が存在し得る。固体洗濯洗剤組成物について、洗浄性能、分配性及び溶解性を同時に高めることは非常に困難である。更に、高度に水溶性の固体洗濯洗剤組成物は、水に溶解した際に透明な洗浄溶液を形成することも望まれる。これは、透明な洗浄溶液となることが、固体洗濯洗剤組成物が溶解したという、消費者への好ましい合図であるためである。
【0003】
アニオン性洗浄性界面活性剤類が、良好な布地洗浄効果を提供するために粒状洗濯洗剤組成物に組み込まれる。例えば、英国特許第1408969号、同第1408970号、米国特許第4487710号、同第5663136号及びPCT国際公開特許WO2004/041982はいずれも、アニオン性洗浄性界面活性剤を含む組成物に関する。しかしながら、アニオン性洗浄性界面活性剤は、当該アニオン性洗浄性界面活性剤を溶液から析出させるような方式で、洗浄溶液中に存在するカルシウムイオン及びマグネシウムカチオンのような遊離カチオン類と錯体を形成することが可能であり、これは当該アニオン性洗浄性界面活性剤の活性を低下させる。極端な場合は、前記の非水溶性錯体が布地に付着して、その結果、白色度の維持を低下させて、布地保全の利点(fabric integrity benefits)を低下させる場合がある。このことは、高濃度のカルシウムカチオン類が存在するとき、硬水洗浄条件で洗濯洗剤組成物を使用する場合に、特に問題となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アニオン性洗浄性界面活性剤が溶液から析出するような方式で洗浄溶液中の遊離カチオン類と錯体を形成する傾向は、ゼオライトビルダー類及びリン酸塩ビルダー類などの、カルシウムカチオン及びマグネシウムカチオンのようなカチオン類との高い結合定数を有するビルダー類の存在によって緩和される。これらのビルダー類は、遊離カルシウム及びマグネシウムカチオン類を隔離し、これらの望ましくない錯体類の形成を軽減する。しかし、ゼオライトビルダー類は非水溶性であり、それらを洗濯洗剤組成物に組み込むと、当該洗濯洗剤組成物の溶解性が低下し、また、好ましくない残留物が布地に付着する可能性もある。加えて、高濃度のゼオライトビルダーを含む洗剤組成物は、水に接触すると、望ましくない濁った洗浄溶液を形成する。リン酸塩ビルダー類は、好ましい環境特性を持たないと言われており、しかも、例えば多くの国でのホスフェート規制の理由から、洗濯洗剤組成物中でのそれらの使用はあまり見られなくなりつつある。
【0005】
アルキルベンゼンスルホネート及びアルキルエトキシル化スルフェート洗浄性界面活性剤を含む洗剤組成物は、英国特許第1408969号、同1408970号、米国特許第4487710号及び同第5663136号に記載されている。広範な水の硬度で染み除去効果を高めたとされるアニオン性洗浄性界面活性剤及び非イオン性洗浄性界面活性剤を含む洗剤組成物は、PCT国際公開特許2004/041982に記載されている。
【0006】
良好な布地洗浄性能、特に良好な油染み洗浄性能、良好な白色度の維持、及び非常に良好な分配及び溶解特性を有するアニオン性洗浄性界面活性剤を含み、水に溶解すると透明な洗浄溶液を与える固体自由流動性粒状洗濯洗剤組成物が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明者らは、炭酸塩及び蛍光増白剤を含む洗濯洗剤粒子を含有する低濃度ゼオライトビルダー及び低濃度リン酸塩ビルダーが貧弱な粒子外観特性を有するという傾向があり、特に、これら洗濯洗剤粒子が望ましくない黄色がかった色相を有する傾向があることを見出した。理論に束縛されるものではないが、本願発明者らは、これらの貧弱な粒子特性(望ましくない黄色がかった色相を含む)が、粒子内の比較的高濃度の炭酸塩の存在によって引き起こされる蛍光増白剤の分解(例えば、アルカリ性加水分解)の結果であると信じている。本願発明者らは、この問題が炭酸塩及び蛍光増白剤の自由流動性粒状洗濯洗剤組成物内での濃度及び位置を制御することによって克服され得ることを見出した。
【0008】
本発明は、(a)洗浄性界面活性剤、(b)0重量%〜10重量%のゼオライトビルダー、(c)0重量%〜10重量%のリン酸塩ビルダー、(d)炭酸塩、及び(e)蛍光増白剤を含む固体洗濯洗剤組成物を提供する。この際、前記組成物は自由流動性粒状形態であり、且つ少なくとも2つの別個の粒状成分を含み、この際、前記第1粒状成分が、(i)洗浄性界面活性剤、(ii)前記第1粒状成分の少なくとも10重量%の炭酸塩、(iii)前記第1粒状成分の0重量%〜10重量%のゼオライトビルダー、(iv)前記第1粒状成分の0重量%〜10重量%のリン酸塩ビルダー、及び(v)前記第1粒状成分の0重量%〜5重量%未満の蛍光増白剤を含み、且つ、この際、前記第2粒状成分が、(i)前記第2粒状成分の少なくとも0.20重量%の蛍光増白剤、(ii)前記第2粒状成分の0重量%〜20重量未満の炭酸塩を含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
洗浄性界面活性剤
前記組成物は、洗浄性界面活性剤を含む。好適な洗浄性界面活性剤類としては、アニオン性洗浄性界面活性剤類、非イオン性洗浄性界面活性剤類、カチオン性洗浄性界面活性剤類、双極性イオンの洗浄性界面活性剤類、両性洗浄性界面活性剤類、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0010】
好適なアニオン性洗浄性界面活性剤類としては、アルキルサルフェート類;アルキルスルホネート類;アルキルホスフェート類;アルキルホスホネート類;アルキルカルボキシレート類;並びにこれらの混合物が挙げられる。アニオン性界面活性剤は、C10〜C18アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)、好ましくはC10〜C13アルキルベンゼンスルホネート類;C10〜C20一級、分岐鎖、直鎖及びランダム鎖アルキル硫酸塩類(AS)で、典型的には次の化学式を有するものから成る群から選択される。
CH(CHCH−OSO
式中、Mは水素又は電気的中性を提供するカチオンであり、好ましいカチオン類はナトリウム及びアンモニウムカチオン類であり、式中xは少なくとも7の整数であり、好ましくは少なくとも9の整数であり、C10〜C18二級(2,3)アルキルサルフェート類で、通常次式を有する。
【化1】

式中、Mは水素又は電気的中性を付与するカチオンであり、好適なカチオン類にはナトリウムとアンモニウムカチオンを含み、xは少なくとも7の整数であり、好ましくは少なくとも9の整数であり、yは少なくとも8の整数であり、好ましくは少なくとも9の整数であり、米国特許6,020,303号と同6,060,443号により詳細に記載されているようなC10〜C18のアルキルアルコキシカルボン酸塩類、中鎖分岐状アルキルサルフェート類、PCT国際公開特許WO99/05243、同99/05242、同99/05244、同99/05082、同99/05084、同99/05241、同99/07656、同00/23549及び同00/23545により詳細に記載されているような変性アルキルベンゼンサルフェート(MLAS)、メチルエステルスルホネート(MES)、α−オレフィンスルホネート(AOS)及びこれらの混合物から成る群から選択されて良い。
【0011】
好ましいアニオン性洗浄性界面活性剤類としては、直鎖又は分岐鎖、置換又は非置換アルキルベンゼンスルホネート洗浄性界面活性剤類、好ましくは直鎖C〜C18アルキルベンゼンスルホネート洗浄性界面活性剤類;直鎖又は分岐鎖、置換又は非置換アルキルベンゼンサルフェート洗浄性界面活性剤類;直鎖又は分岐鎖、置換又は非置換アルキルサルフェート洗浄性界面活性剤類(直鎖C〜C18アルキルサルフェート洗浄性界面活性剤類、C〜Cアルキル分岐鎖C〜C18アルキルサルフェート洗浄性界面活性剤類、直鎖又は分岐鎖アルコキシル化C〜C18アルキルサルフェート洗浄性界面活性剤類及びその混合物を含む);直鎖又は分岐鎖、置換又は非置換アルキルスルホネート洗浄性界面活性剤類;並びにこれらの混合物が挙げられる。
【0012】
好ましいアルコキシル化アルキルサルフェート洗浄性界面活性剤は、平均アルコキシル化度が1〜30、好ましくは1〜10の、直鎖又は分岐鎖、置換又は非置換C8〜18アルキルアルコキシル化サルフェート洗浄性界面活性剤類である。好ましくは、前記アルコキシル化アルキル硫酸塩洗浄性界面活性剤は、平均エトキシル化度が1〜10の、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換C8〜18アルキルエトキシル化サルフェートである。最も好ましくは、前記アルコキシル化アルキル硫酸塩洗浄性界面活性剤は、平均エトキシル化度が3〜7の、直鎖、非置換C8〜18アルキルエトキシル化サルフェートである。
【0013】
好ましいアニオン性洗浄性界面活性剤類は、直鎖又は分岐鎖、置換又は非置換C12〜18のアルキルサルフェート類、直鎖又は分岐鎖、置換又は非置換C10〜13のアルキルベンゼンスルホネート類、好ましくは直鎖C10〜13アルキルベンゼンスルホネート類及びその混合物から成る群から選択される。極めて好ましいのは、直鎖C10〜13アルキルベンゼンスルホネート類である。極めて好ましいのは、市販の直鎖アルキルベンゼン類(LAB)をスルホン化することにより得ることができ、好ましくはスルホン化することにより得られる、直鎖C10〜13アルキルベンゼンスルホネート類であり、好適なLABには、サソール社(Sasol)からイソケム(Isochem)の商標名又はペトレサ社(Petresa)からペトレラボ(Petrelab)の商標名で供給されているような低級2−フェニルLABを含み、他の好適なLABには、サゾール社(Sasol)からハイブリーン(Hyblene)の商標名で販売されているような高級2−フェニルLABを含む。
【0014】
好適なカチオン性洗浄性界面活性剤類としては、アルキルピリジニウム化合物類;アルキル四級アンモニウム化合物;アルキル四級ホスホニウム化合物;アルキル3元スルホニウム化合物;並びにこれらの混合物が挙げられる。前記カチオン性洗浄性界面活性剤は、米国特許6,136,769号により詳細に記載されているようなアルコキシレート四級アンモニウム(AQA)界面活性剤類、米国特許6,004,922号により詳細に記載されているようなジメチルヒドロキシエチル四級アンモニウム、PCT国際公開特許98/35002、同98/35003、同98/35004、同98/35005、同98/35006により詳細に記載されているようなポリアミンカチオン性界面活性剤類、米国特許第4,228,042号、同第4,239,660号、同第4,260,529号、同第6,022,844号により詳細に記載されているようなカチオン性エステル界面活性剤類、米国特許第6,221,825号及びPCT国際公開特許WO00/47708により詳細に記載されているようなアミノ界面活性剤類、特にアミドプロピルジメチルアミン及びその混合物から成る群から選択され得る。好適なカチオン性洗浄性界面活性剤類は、次の一般式を有する四級アンモニウム化合物類である。
(R)(R)(R)(R)N
式中、Rは直鎖又は分岐鎖、置換又は非置換、C6〜18アルキル又はアルケニル部分であり、RとRは、独立して、メチル又はエチル部分から選択され、Rは、ヒドロキシル、ヒドロキシメチル又はヒドロキシエチル部分であり、Xは電気的中性を付与するアニオンであり、好適なアニオン類には、ハロゲン化合物類(塩化物等)、サルフェート及びスルホネートが含まれる。好ましいカチオン性洗浄性界面活性剤類は、モノ−C6〜18アルキルモノヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロライドである。非常に好ましいカチオン性洗浄性界面活性剤類は、モノ−C8〜10アルキルモノヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロライド、モノ−C10〜12アルキルモノヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロライド、及びモノ−C10アルキルモノヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロライドである。
【0015】
好適な非イオン性洗浄性界面活性剤は、C〜C18アルキルエトキシレート類、例えば、シェル社(Shell)製ネオドール(NEODOL)(登録商標)非イオン性界面活性剤類;C〜C12アルキルフェノールアルコキシラート類であって、ここで前記アルコキシラート単位が、エチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位、又はこれらの混合物であるもの;エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマー類との、C12〜C18アルコール縮合物及びC〜C12アルキルフェノール縮合物、例えば、BASF社製プルロニック(Pluronic)(登録商標);米国特許第6,150,322号においてより詳細に記載されているC14〜C22中鎖分枝状アルコール類、BA;米国特許第6,153,577号、同第6,020,303号及び同第6,093,856号においてより詳細に記載されているC14〜C22中鎖分枝状アルキルアルコキシラート類、BAE、ただし、xは1〜30である;米国特許第4,565,647号においてより詳細に記載されているアルキル多糖類、特に、米国特許第4,483,780号及び同第4,483,779号においてより詳細に記載されているアルキルポリグリコシド類;米国特許第5,332,528号、PCT国際公開特許WO92/06162、同WO93/19146、同WO93/19038、及び同WO94/09099においてより詳細に記載されているポリヒドロキシ脂肪酸アミド類;米国特許第6,482,994号及びPCT国際公開特許WO01/42408においてより詳細に記載されているエーテルで末端保護されたポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤類;並びにこれらの混合物から成る群より選択することができる。
【0016】
非イオン性洗浄界面活性剤は、アルキルポリグルコシド及び/又はアルキルアルコキシル化アルコールであり得る。好ましくは、非イオン性洗浄性界面活性剤は、平均エトキシル化度が1〜10、より好ましくは3〜7の、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換のC8〜18アルキルエトキシル化アルコールである。
【0017】
蛍光増白剤
前記組成物は、蛍光増白剤を含む。蛍光増白剤は、通常、紫外線波長バンドの光を吸収し、且つ、可視光バンドの光を再放射することができる。典型的には、可視光波長バンドの青色領域の光を再放射して、最近処理された布地に消費者が好む青みがかった色相を与える。好適な蛍光増白剤としては、置換スチルベンゼンスルホン酸又はその塩類(少なくとも1つのトリアゾール−2−イル部分によって置換されている)が挙げられる。好適な蛍光増白剤は、次の一般式を有する分子である。
【化2】

【0018】
別の好適な蛍光増白剤は、次の一般式を有する分子である。
【化3】

【0019】
別の好適な蛍光増白剤は、ジベンゾビフェニルジスルホン酸ナトリウムである。好適な蛍光増白剤は、二ナトリウム−4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)ビフェニルである。他の好適な蛍光増白剤類は、「洗剤配合及びパーソナルケア製品:製品開発の完全ガイド」(ホー・タン・タイ・L(L Ho Tan Tai)著、AOCSプレス、シャンペーン、2000年、122〜137頁)により詳細に記載されている。
【0020】
好ましい蛍光増白剤は、少なくとも1つの、好ましくは少なくとも2つのトリアジン環部分を含む。好ましい蛍光増白剤は、二ナトリウム−4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンゼンジスルホネートである。
【0021】
炭酸塩
前記組成物は、炭酸塩を含む。前記組成物は、組成物の重量で、1重量%〜50重量%、又は5重量%〜25重量%又は10重量%〜20重量%の炭酸塩を含むことが好ましい場合がある。好ましい炭酸塩は、炭酸塩、典型的には炭酸ナトリウム及び/又は重炭酸ナトリウムである。極めて好ましい炭酸塩は、炭酸ナトリウムである。好ましくは、前記組成物は組成物の重量で10重量%〜20重量%の炭酸ナトリウムを含んでよい。しかし、前記組成物が組成物の重量で2重量%〜8重量%の重炭酸ナトリウムを含むことも好ましい場合がある。
【0022】
炭酸塩又は少なくともその一部は、典型的には粒状形態であり、典型的には200〜500マイクロメートルの範囲内の重量平均粒径を有する。しかし、炭酸塩又は少なくともその一部は、微粉化した粒状形態であり、典型的には4〜40マイクロメートルの範囲内の重量平均粒径を有するのが好ましい場合があり、このことは、炭酸塩又は少なくともその一部が、アニオン性洗浄性界面活性剤などの洗浄性界面活性剤との共同粒状混合体の形態である場合に、特に好ましい。
【0023】
第1粒状成分
前記第1粒状成分は、(i)洗浄性界面活性剤;(ii)前記第1粒状成分の少なくとも10重量%、好ましくは少なくとも12重量%、又は少なくとも15重量%、又は更に少なくとも20重量%の炭酸塩;(iii)前記第1粒状成分の0重量%〜10重量%、好ましくは0重量%〜8重量%、又は0重量%〜6重量%、又は0重量%〜4重量%、又は0重量%〜2重量%、又は0重量%〜1重量%のゼオライトビルダー;(iv)前記第1粒状成分の0重量%〜10重量%、好ましくは0重量%〜8重量%、又は0重量%〜6重量%、又は0重量%〜4重量%、又は0重量%〜2重量%、又は0重量%〜1重量%のリン酸塩ビルダー;及び(v)前記第1粒状成分の0重量%〜5重量%未満、好ましくは0重量%〜4重量%、又は0重量%〜3重量%、又は0重量%〜2重量%、又は0重量%〜1重量%、又は0重量%〜0.1重量%の蛍光増白剤を含む。典型的には、前記第1粒状成分は、1つ以上の補助剤成分を含む(前記第1粒状成分の残部(もしあれば)は、典型的には補助剤成分から成る)。
【0024】
前記第1粒状成分が、蛍光増白剤を含む場合には、炭酸塩対蛍光増白剤の重量比は、好ましくは少なくとも1:1、好ましくは少なくとも10:1、又は少なくとも20:1、又は少なくとも30:1、又は少なくとも40:1、又は少なくとも50:1、又は少なくとも60:1、又は少なくとも100:1、又は少なくとも120:1、又は少なくとも150:1、且つ好ましくは〜1,000:1、又は〜900:1、又は〜800:1、又は〜700:1、又は〜600:1、又は〜500:1である。しかし、好ましくは前記第1粒状成分は、蛍光増白剤を実質的に含まない。蛍光増白剤を実質的に含まないとは、通常、前記第1粒状成分が意図的に添加された蛍光増白剤を含まないことを意味する。
【0025】
好ましくは、前記第1粒状成分はゼオライトビルダーを実質的に含まない。ゼオライトビルダーを実質的に含まないとは、通常、前記第1粒状成分が、意図的に添加されたゼオライトビルダーを含まないことを意味する。
【0026】
好ましくは、前記第1粒状成分はリン酸塩ビルダーを実質的に含まない。リン酸塩ビルダーを実質的に含まないとは、通常、前記第1粒状成分が、意図的に添加されたリン酸塩ビルダーを含まないことを意味する。
【0027】
好ましくは、前記第1粒状成分は洗浄性界面活性剤、より好ましくはアニオン性洗浄性界面活性剤を含む。好ましくは、前記第1粒状成分は、前記第1粒状成分の4重量%〜60重量%、より好ましくは6重量%、又は8重量%、又は10重量%、又は12重量%から、且つ好ましくは55重量%まで、又は50重量%まで、又は45重量%まで、又は40重量%までのアニオン性洗浄性界面活性剤を含む。
【0028】
前記組成物が炭酸ナトリウムを含む場合には、好ましくは前記第1粒状成分は、前記第1粒状成分の少なくとも2重量%、又は少なくとも5重量%、又は少なくとも10重量%、又は少なくとも15重量%、又は更に少なくとも20重量%の炭酸ナトリウムを含む。
【0029】
前記第1粒状成分は、噴霧乾燥形態及び非噴霧乾燥形態を含む任意の好適な粒状形態であってよい。最も好ましくは、前記第1粒状成分は噴霧乾燥形態である。しかし、前記第1粒状成分は、粒塊、押出品、針状、麺状、フレークの形態であってよく、好ましくは粒塊の形態である。
【0030】
典型的には、前記第1粒状成分は、250ミクロン〜850ミクロンの平均粒径を有するような粒子寸法分布を有し、その際10重量%以下、好ましくは5重量%以下の前記第1粒状成分が、210ミクロン未満の粒径を有し、且つ10重量%以下、好ましくは5重量%以下の前記第1粒状成分が1,180ミクロン超の粒径を有する。
【0031】
第2粒状成分
前記第2粒状成分は、(i)前記第2粒状成分の少なくとも0.20重量%、好ましくは少なくとも0.5重量%、又は少なくとも1重量%、又は少なくとも5重量%、又は少なくとも10重量%、又は少なくとも20重量%、又は少なくとも30重量%、又は少なくとも40重量%、又は少なくとも50重量%、又は少なくとも60重量%、又は少なくとも70重量%、又は少なくとも80重量%、又は更に少なくとも90重量%の蛍光増白剤;及び(ii)前記第2粒状成分の0重量%〜20重量%未満、好ましくは0重量%〜15重量%、又は0重量%〜10重量%、又は0重量%〜8重量%、又は0重量%〜6重量%、又は0重量%〜4重量%、又は0重量%〜2重量%、又は0重量%〜1重量%の炭酸塩を含む。好ましくは、前記第2粒状成分は炭酸塩を実質的に含まない。炭酸塩を実質的に含まないとは、通常、前記第2粒状成分が、意図的に添加された炭酸塩を含まないことを意味する。典型的には、前記第2粒状成分は、1つ以上の補助剤成分を含む(前記第2粒状成分の残部(もしあれば)は、典型的には補助剤成分から成る)。
【0032】
前記組成物が炭酸ナトリウムを含む場合には、好ましくは前記第2粒状成分は、前記第2粒状成分の0重量%〜20重量%未満、好ましくは0重量%〜15重量%、又は0重量%〜10重量、又は0重量%〜8重量%、又は0重量%〜6重量%、又は0重量%〜4重量%、又は0重量%〜2重量%、又は更に0重量%〜1重量%の炭酸ナトリウムを含む。好ましくは、前記第2粒状成分は炭酸ナトリウムを実質的に含まない。炭酸ナトリウムを実質的に含まないとは、通常、前記第2粒状成分が、意図的に添加された炭酸ナトリウムを含まないことを意味する。
【0033】
好ましくは、前記第2粒状成分はゼオライトビルダーを実質的に含まない。ゼオライトビルダーを実質的に含まないとは、通常、前記第2粒状成分が、意図的に添加されたゼオライトビルダーを含まないことを意味する。
【0034】
好ましくは、前記第2粒状成分はリン酸塩ビルダーを実質的に含まない。リン酸塩ビルダーを実質的に含まないとは、通常、前記第2粒状成分が、意図的に添加されたリン酸塩ビルダーを含まないことを意味する。
【0035】
前記第2粒状成分は、噴霧乾燥形態及び非噴霧乾燥形態(好ましくは、非噴霧乾燥形態)を含む任意の好適な粒状形態であってよい。好ましくは、前記第2粒状成分は、粒塊、押出品、針状、麺状、フレーク(好ましくは、粒塊)の形態である。
【0036】
典型的には、前記第2粒状成分は、250ミクロン〜850ミクロンの平均粒径を有するような粒子寸法分布を有し、その際10重量%以下、好ましくは5重量%以下の前記第2粒状成分が、210ミクロン未満の粒径を有し、且つ10重量%以下、好ましくは5重量%以下の前記第2粒状成分が1,180ミクロン超の粒径を有する。
【0037】
固体洗濯洗剤組成物
前記組成物は、自由流動性粒状形態であり;これは、前記組成物が別個の分離性粒子の形態であることを意味し;別個の粒子とは、通常、前記組成物中の粒子が、粒状物質の個々の単位であり、物理的にお互い区別されることを意味する。前記組成物は、任意の自由流動性粒状形態(例えば、粒塊、噴霧乾燥粉末(power)、押出品、フレーク、針状、麺状、ビーズ又はこれらの任意の組み合わせ)であり得る。
【0038】
前記洗剤組成物は、典型的には、450g/l〜1,000g/lのバルク密度を有し、好ましい低バルク密度の洗剤組成物は、550g/l〜650g/lのバルク密度を有し、好ましい高バルク密度の洗剤組成物は、750g/l〜900g/lのバルク密度を有する。
【0039】
洗濯プロセス中、前記組成物は典型的には水と接触して、7超〜13未満、好ましくは7超〜10.5未満のpHを有する洗浄溶液を与える。これは、良好な洗浄を付与すると同時に、良好な布地ケア特性をも確実にするための最適pHである。
【0040】
前記組成物は、アグロメレーション、噴霧乾燥、押出成形、混合、乾燥混合、液体噴霧方式、ローラー圧縮、球形化、又はこれらのいずれかの組み合わせを包含するいかなる好適な方法で作製されてよい。
【0041】
前記第1粒状成分対前記第2粒状成分の重量比は、1:1〜1,000:1、好ましくは5:1から、又は10:1から、又は15:1から、又は20:1から、又は25:1から、又は30:1から、又は40:1から、又は50:1から、又は60:1、且つ好ましくは900:1まで、又は80:1まで、又は700:1まで、又は600:1までの範囲内である。
【0042】
前記組成物は、0重量%から10重量%まで、好ましくは8重量%まで、又は6重量%まで、又は4重量%まで、又は2重量%まで、又は更に1重量%までのゼオライトビルダーを含む。好ましくは、前記組成物はゼオライトビルダーを実質的に含まない。ゼオライトビルダーを実質的に含まないとは、通常ゼオライトビルダーが意図的に前記組成物中に組み込まれないことを意味する。典型的なゼオライトビルダーは、ゼオライトA、ゼオライトP及びゼオライトMAPである。
【0043】
前記組成物は、0重量%から10重量%まで、好ましくは8重量%まで、又は6重量%まで、又は4重量%まで、又は2重量%まで、又は更に1重量%までのリン酸塩ビルダーを含む。好ましくは、前記組成物はリン酸塩ビルダーを実質的に含まない。リン酸塩ビルダーを実質的に含まないとは、通常リン酸塩ビルダーが意図的に前記組成物中に組み込まれないことを意味する。典型的なリン酸塩ビルダーは、トリポリリン酸ナトリウムである。
【0044】
補助剤成分
前記組成物は、典型的には、1つ以上の補助剤成分を含む。これらの補助剤成分には、過炭酸塩及び/又は過ホウ酸塩のような漂白剤;好ましくはこれらと、テトラアセチルエチレンジアミンのような漂白活性化剤との組合せ、ノナノイルオキシベンゼンスルホネートのようなオキシベンゼンスルホネート漂白活性化剤類との組合せ、カプロラクタム漂白活性化剤類との組合せ、N−ノナノイル−N−メチルアセトアミドのようなイミド漂白活性化剤類との組合せ、N,N−フタロイルアミノ(N,N-pthaloylamino)ペルオキシカプロン酸、ノニルアミドペルオキシアジピン酸又は過酸化ジベンゾイルのような予備形成された過酸類との組み合わせ;ジエチレントリアミンペンタアセテート、ジエチレントリアミンペンタ(メチルホスホン酸)、エチレンジアミン−N’N’−二コハク酸、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)及びヒドロキシエタンジ(メチレンホスホン酸)のようなキレート剤類;アミラーゼ類、カルボヒドラーゼ類、セルラーゼ類、ラッカーゼ類、リパーゼ類、オキシダーゼ類、ペルオキシダーゼ類、プロテアーゼ類、ペクテートリアーゼ類及びマンナナーゼ類のような酵素類;シリコーン系の泡抑制剤類のような泡抑制系類;光漂白剤;充填剤塩類;粘土、シリコーン及び/又は四級アンモニウム化合物類のような布地柔軟化剤類;ポリエチレンオキシドのような凝集剤類;ポリビニルピロリドン、ポリ4−ビニルピリジンN−オキシド及び/又はビニルピロリドンとビニルイミダゾールとのコポリマーのような移染防止剤類;イミダゾールとエピクロルヒドリン(epichlorhydrin)との縮合により生成される疎水変性セルロース及びオリゴマー類のような布地保全成分(fabric integrity component)類;ポリカルボキシレート類、アルコキシル化ポリアミン類(エトキシル化エチレンイミンポリマー類を含む)のような汚れ分散剤類及び汚れ再付着防止助剤類;カルボキシメチルセルロース及びポリエステル類のような再付着防止成分;香料類;及び染料類が包含される。
【実施例】
【0045】
粒状洗濯洗剤組成物及びその製造方法。
【表1】

【0046】
噴霧乾燥された粉末の調製
上述の組成物を有する水性スラリーは、26.13%の湿分含量を有して調製される。水性スラリーを、72℃に加熱し、高圧(5.5×10Nm−2〜6.0×10Nm−2)下で、空気入り口温度270℃〜300℃の向流式噴霧乾燥塔内に送り込む。前記水性スラリーは霧化され、前記霧化されたスラリーは乾燥されて固体混合物が生成され、次に冷却されて大きすぎる物質(>1.8mm)はふるいによって取り除かれ、自由流動性の噴霧乾燥粉末を形成する。微細物質(<0.15mm)は、噴霧乾燥塔内の排気で水簸して、塔後(post tower)の収容システム内に集められる。噴霧乾燥された粉末は、1.0重量%の湿分含量、420g/Lのバルク密度及び95.2重量%の前記噴霧乾燥粉末が、150〜710マイクロメートルの粒径を有するような粒径分布を有する。噴霧乾燥された粉末の組成を以下に示す。
【表2】

【0047】
アニオン性洗浄性界面活性剤粒子の調製
前記アニオン性洗浄性界面活性剤粒子は、傾斜ピン(Tilt-A-Pin)ミキサー、次に傾斜プラウ(Tilt-A-Plow)ミキサー(いずれもプロセソール(Processall)製)を用いて554gバッチを基準にして作成される。供給された硫酸ナトリウム85gを、炭酸ナトリウム273gと共に傾斜ピン(Tilt-A-Pin)ミキサーに添加する。70%活性C25Sペースト(C12/15アルコールとエチレンオキシドをベースとするエトキシ硫酸ナトリウム)196gを傾斜ピン(Tilt-A-Pin)ミキサーに添加する。これら成分を、その後、125.7rad/s(1200rpm)で10秒間混合する。得られた粉末を、次に、傾斜プラウ(Tilt-A-Plow)ミキサーに移して、21.0rad/s(200rpm)で2分間混合して粒子を形成する。粒子を、次に、当該粒子の平衡相対湿度が15%未満になるまで、2500L/分の速度で120℃において流動床乾燥機内で乾燥させる。乾燥した粒子をその後、篩分けして、1180μmまで通過し250μm上にある分画を保管する。アニオン性洗浄性界面活性剤粒子の組成は、次の通りである。
25Sエトキシ硫酸ナトリウム(25.0重量%)
硫酸ナトリウム(17.0重量%)
炭酸ナトリウム(54.57重量%)
水(3.43重量%)
【0048】
カチオン性洗浄性界面活性剤粒子の調製
カチオン性界面活性剤粒子は、モートンFM−50レーディゲ(Morton FM-50 Loedige)ミキサーで17kgバッチを基準にして作成する。硫酸ナトリウム5.1kg及び微粉化炭酸ナトリウム5.1kgを、モートンFM−50レーディゲミキサー内で予め混合する。モノ−C10アルキル、モノ−ヒドロキシエチル、ジメチル、アンモニウムクロライド(カチオン性洗浄性界面活性剤)の50%活性水溶液5.8kgをモートンFM−50レーディゲ(Morton FM-50 Loedige)ミキサーに添加し、それと同時に主要な駆動部とチョッパーの両方を作動する。約2分間混合させた後、微粉化した硫酸ナトリウムと微粉化した炭酸ナトリウムとの重量比1:1の混合物1.0kgを前記ミキサーに追加する。その結果得られた凝集体を集めて、100〜140℃で2500L/分の空気を基準にして、30分間、流体床乾燥機を使って乾燥させる。その結果得られた粉末をふるいにかけて、1400ミクロンまでの部分をカチオン性洗浄性界面活性剤として集める。前記カチオン性洗浄性界面活性剤粒子の組成は、次の通りである。
モノ−C〜C10アルキル、モノ−ヒドロキシエチル、ジ−メチル、アンモニウムクロライド(20重量%)
炭酸ナトリウム(38.5重量%)
硫酸ナトリウム(38.5重量%)
湿分及びその他(3.0重量%)
【0049】
蛍光増白剤粒子の調製
二ナトリウム−4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンゼンジスルホネート粉末及び二ナトリウム−4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)ビフェニル粉末の混合物1kgを、粉末の重量比6.7:1で、二ナトリウム−4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンゼンジスルホネート粉末0.87kg(86重量%の活性度を有する)及び二ナトリウム−4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)ビフェニル粉末0.13kg(90重量%の活性度を有する)を5リットル容量の垂直スクリューミキサー内に投入し、且つ前記粉末を一緒に混合して蛍光増白剤粒子を形成することにより、調製する。前記蛍光増白剤粒子は、以下の組成を有する。
ジアニリノ−ジモルホリノアミノスチルベン誘導体(74.8重量%)
4,4’−ジスチリルビフェニル(11.7重量%)
水及びその他(13.5重量%)
【0050】
粒状洗濯洗剤組成物の調製
前述した噴霧乾燥粉末10.87kg、前述したアニオン性洗浄性界面活性剤粒子4.76kg、前述したカチオン性洗浄性界面活性剤粒子1.18kg及び他の別個に計量され乾燥状態で追加される材料8.19kg(総量)を2.5rad/s(24rpm)で作動する直径1mのコンクリートバッチミキサーに計量して加える。材料全てを前記ミキサー内に加えた後、前記混合物を5分間混合し、粒状洗濯洗剤組成物を形成する。前記粒状洗濯洗剤組成物の配合を以下に示す。
【表3】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)洗浄性界面活性剤と、
(b)0重量%〜10重量%のゼオライトビルダーと、
(c)0重量%〜10重量%のリン酸塩ビルダーと、
(d)炭酸塩及び
(e)蛍光増白剤を含む、固体洗濯洗剤組成物であって、
前記組成物は自由流動性粒状形態であり、且つ、少なくとも2つの別個の粒状成分を含み、
前記第1の粒状成分が、
(i)洗浄性界面活性剤と、
(ii)前記第1粒状成分の少なくとも10重量%の炭酸塩と、
(iii)前記第1粒状成分の0重量%〜10重量%のゼオライトビルダーと、
(iv)前記第1粒状成分の0重量%〜10重量%のリン酸塩ビルダー及び
(v)前記第1粒状成分の0重量%〜5重量%未満の蛍光増白剤を含み、且つ、
前記第2粒状成分が、
(i)前記第2粒状成分の少なくとも0.20重量%の蛍光増白剤、及び
(ii)前記第2粒状成分の0重量%〜20重量未満の炭酸塩を含む、固体洗濯洗剤組成物。
【請求項2】
前記第1粒状成分が蛍光増白剤を含む場合に、炭酸塩対前記第1粒状成分中に存在する蛍光増白剤の重量比が少なくとも30:1である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記第1粒状成分が、実質的に蛍光増白剤を含まない、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記第1粒状成分が、実質的にゼオライトビルダー及びリン酸塩ビルダーを含まない、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項5】
前記第1粒状成分が、アニオン性洗浄性界面活性剤を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項6】
前記第2粒状成分が、実質的に炭酸塩を含まない、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項7】
前記第2粒状成分が、前記第2粒状成分の少なくとも50重量%の蛍光増白剤を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項8】
前記組成物が炭酸ナトリウムを含み、前記第1粒状成分が前記第1粒状成分の少なくとも10重量%の炭酸ナトリウムを含み、且つ、前記第2粒状成分が前記第2粒状成分の0重量%〜10重量%の炭酸ナトリウムを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項9】
前記第1粒状成分対前記第2粒状成分の重量比が、60:1〜600:1の範囲内にある、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項10】
前記第1粒状成分が噴霧乾燥形態であり、且つ、前記第2粒状成分が非噴霧乾燥形態である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項11】
前記第1粒状成分が250ミクロン〜850ミクロンの重量平均粒径を有するような粒状寸法分布を有し、且つ、前記第1粒状成分の10重量%以下が210ミクロン未満の粒径を有し、且つ、前記第1粒状成分の10重量%以下が1,180ミクロン超の粒径を有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項12】
前記第2粒状成分が250ミクロン〜850ミクロンの重量平均粒径を有するような粒状寸法分布を有し、且つ、前記第2粒状成分の10重量%以下が210ミクロン未満の粒径を有し、且つ、前記第2粒状成分の10重量%以下が1,180ミクロン超の粒径を有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物。

【公表番号】特表2008−527158(P2008−527158A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−551804(P2007−551804)
【出願日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際出願番号】PCT/IB2006/050438
【国際公開番号】WO2006/087659
【国際公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】