説明

液滴噴射ヘッドのクリーニング装置及びクリーニング方法

【課題】ノズル形成部のクリーニング時に、ノズル形成部の表面に引っ掻き傷が付いてノズル形成部の撥水性が損なわれることを防止し、及び、ノズルから噴射される液滴の着弾位置がクリーニングの前後において位置ずれすることを防止する。
【解決手段】液滴噴射ヘッドのクリーニング装置において、液滴噴射ヘッド3における複数のノズル11が形成されたノズル形成部10を洗浄液に浸して洗浄するディップユニットと、洗浄されたノズル形成部10に非接触で対向するとともに吸引力を作用させてノズル形成部10の表面に付着した洗浄液を除去する除去ユニット25と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液滴噴射ヘッドのクリーニング装置及びクリーニング方法に関し、特に、ノズルからの液滴の噴射性を良好な状態に維持するための液滴噴射ヘッドのクリーニング装置及びクリーニング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インク等の液体をノズルから滴状に噴射させて塗布作業や印字作業等を行なう液滴噴射装置が広く使用されており、このような液滴噴射装置は、複数のノズルが形成されたノズルプレートを備えた液滴噴射ヘッドを有している。
【0003】
液滴噴射装置によりノズルから液体を噴射させて塗布作業や印字作業等を行うと、液体の成分がノズルの縁部に付着し、この付着物の影響によって液滴の噴射量や噴射方向がばらつきを生ずるようになるので、必要に応じて液滴噴射ヘッドをクリーニングする必要がある。
【0004】
液滴噴射ヘッドをクリーニングするクリーニング装置としては、下記特許文献1に記載されたものが知られている。
【0005】
特許文献1に記載されたクリーニング装置は、洗浄液が塗布されるワイピングシートを備えており、洗浄液が塗布されたワイピングシートを複数のノズルが形成されたヘッドプレートの表面に押し付け、この押し付けた状態でワイピングシートを所定の方向に送り、ヘッドプレートの表面に付着した付着物を払拭している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−111808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載されたクリーニング装置では、ヘッドプレートの表面に押し付けたワイピングシートを所定の方向に送ってヘッドプレートを払拭した場合に、ヘッドプレートの表面に形成されている撥水処理膜に引っ掻き傷が付き、ヘッドプレートの撥水性が損なわれることがある。
【0008】
また、ヘッドプレートの表面にワイピングシートを押し付けて送ることにより、ワイピングシートの繊維がノズルの縁部に付着したり、ヘッドプレートの表面に形成されている撥水処理膜がノズルの縁部側へずれ込んだりし、ノズルから噴射された液滴の着弾位置がワイピングシートの送り方向に沿った方向へ位置ずれする場合がある。
【0009】
さらに、ワイピングシートをヘッドプレートの表面に押し付けたり離反させたりする動作が必要であり、これらの動作を行なうことによりクリーニング作業に要する時間が長くなっている。
【0010】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、ノズル形成部の表面に引っ掻き傷が付いてノズル形成部の撥水性が損なわれることを防止することができ、及び、ノズルから噴射される液滴の着弾位置がクリーニングの前後において位置ずれすることを防止することができる液滴噴射ヘッドのクリーニング装置及びクリーニング方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、液滴噴射ヘッドのクリーニング装置において、液滴噴射ヘッドにおける複数のノズルが形成されたノズル形成部を洗浄液に浸して洗浄するディップユニットと、洗浄された前記ノズル形成部に非接触で対向するとともに吸引力を作用させて前記ノズル形成部の表面に付着した洗浄液を除去する除去ユニットと、を備えることである。
【0012】
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、液滴噴射ヘッドのクリーニング方法において、液滴噴射ヘッドにおける複数のノズルが形成されたノズル形成部を洗浄液に浸して前記ノズル形成部を洗浄する工程と、洗浄された前記ノズル形成部に対して非接触状態で吸引力を作用させることにより前記ノズル形成部の表面に付着した洗浄液を除去する工程と、を備えることである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、クリーニングによりノズル形成部の表面に引っ掻き傷が付いてノズル形成部の表面の撥水性が損なわれることを防止することができ、及び、ノズルから噴射される液滴の着弾位置がクリーニングの前後において位置ずれすることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施の形態の液滴噴射装置の概略構造を示す平面図である。
【図2】液滴噴射ヘッドを示す断面図である。
【図3】回収ケースを示す断面図である。
【図4】ディップユニットを示す断面図である。
【図5】除去ユニットを示す断面図である。
【図6】ブローユニットを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0016】
図1に示すように、液滴噴射装置1は、基台2と、液滴噴射ヘッド3と、ヘッド移動機構4と、基板移動機構5と、ヘッドクリーニング部6とを備えている。
【0017】
液滴噴射ヘッド3は、図2に示すように、液滴であるインク滴Eを噴射する部分であり、液体であるインクを収容する複数のインク室7と、各インク室7の壁の一部を形成するダイヤフラム8と、各インク室7ごとに対応してダイヤフラム8を押圧する位置に設けられた複数の圧電素子9と、各インク室7の壁の一部を形成するノズル形成部であるノズルプレート10とを備えている。ノズルプレート10には、各インク室7に連通されるとともにインク滴Eが噴射される複数のノズル11が形成されている。液滴噴射ヘッド3では、圧電素子9に電圧が印加されることにより圧電素子9が変形し、この変形によりダイヤフラム8が撓み、ダイヤフラム8が撓むことによりインク室7の容積が変化し、インク室7の容積が小さくなったタイミングでインク室7内のインクがインク滴Eとなってノズル11から噴射される。なお、液滴噴射ヘッド3には、この液滴噴射ヘッド3にインクを供給するインクタンク12が接続されている。また、ノズルプレート10の表面には、撥水処理膜13が形成されている。
【0018】
ヘッド移動機構4は、液滴噴射ヘッド3を移動可能に保持する部分であり、基台2の上面に立設された一対の支柱14と、これらの支柱14の上端部間に連結されたガイド板15と、ガイド板15にこのガイド板15の長手方向(X軸方向)に沿って移動可能に取付けられた保持体16と、保持体16をX軸方向に移動させる送り機構(図示せず)とを備えている。送り機構は、保持体16に螺合された送りネジと、この送りネジを回転させる駆動モータとを備えている。液滴噴射ヘッド3は、ノズル11を下向きにして保持体16に取付けられている。
【0019】
基板移動機構5は、液滴噴射ヘッド3のノズル11から噴射されるインクが塗布される基板17を移動可能に保持する部分であり、Y軸方向ガイド板18と、Y軸方向移動テーブル21とを有している。
【0020】
Y軸方向ガイド板18は、基台2の上面に固定されている。Y軸方向ガイド板18の上面には、Y軸方向に延出したガイド溝18aが形成されている。
【0021】
Y軸方向移動テーブル21は、Y軸方向ガイド板18上に載置され、その下面にガイド溝18aに係合する凸部(図示せず)を有し、ガイド溝18aに沿ってY軸方向に移動可能とされている。なお、Y軸方向移動テーブル21は、Y軸方向移動テーブル21に螺合された送りネジとこの送りネジを回転させる駆動モータとを備えた送り機構(図示せず)によりY軸方向に移動される。Y軸方向移動テーブル21の上面には、基板17が固定されている。基板保持テーブル21の上面への基板17の固定は、例えば、吸着機構(図示せず)により行われる。
【0022】
ヘッドクリーニング部6は、液滴噴射ヘッド3のノズルプレート10をクリーニングする部分であり、基台2上に設けられてY軸方向に移動可能な移動テーブル22と、この移動テーブル22上に設けられた回収ケース23、ディップユニット24、除去ユニット25と、移動テーブル22に隣接して基台2上に設けられたブローユニット26とを備えている。なお、移動テーブル22のY軸方向への移動は、移動テーブル22に螺合された送りネジとこの送りネジを回転させる駆動モータとを備えた送り機構(図示せず)により、基台2の表面に形成されたガイド溝22aに沿って行なわれる。
【0023】
回収ケース23は、図3に示すように、ノズルプレート10をクリーニングする場合に、ノズル11内及びインク室7内から排出されるインクを回収する部分である。このインク排出は、液滴噴射ヘッド3をガイド板15に沿ってヘッドクリーニング部6の上方に移動させ、及び、移動テーブル22をY軸方向に移動させて回収ケース23を液滴噴射ヘッド3の下方に位置させ、インク室7に連通しているインク供給路に圧力をかけ、インク室7内及びノズル11内のインクをノズル11から流し出すことにより行なう。ノズル11から流し出されたインクは、回収ケース23内に回収される。これにより、ノズルプレート10のクリーニング時に、インク室7内のインクとディップユニット24で使用される洗浄液27とが混ざり合ことを防止することができ、クリーニング後にインク滴Eを噴射させる作業を行なった場合に洗浄液27と混ざり合ったインクがインク滴Eとして噴射されることを防止することができる。
【0024】
ディップユニット24は、ノズルプレート10及びノズル11を洗浄液27に浸して洗浄する部分であり、図4に示すように、洗浄に使用された洗浄液27を収容する収容ケース28と、収容ケース28内に配置されて上向きに開口した複数の噴出口29と、洗浄液を貯留した洗浄液タンク(図示せず)と噴出口29との間に配置され、洗浄液タンク内の洗浄液27を噴出口29から噴水状に噴出させるポンプ30とを有している。洗浄液27によるノズルプレート10及びノズル11の洗浄は、移動テーブル22をY軸方向に移動させて収容ケース28を液滴噴射ヘッド3の下方に位置させ、ポンプ30を駆動させて噴出口29から洗浄液27を噴出させることにより行なう。これにより、ノズルプレート10及びノズル11は、噴出口29から噴出された洗浄液27に浸され、洗浄される。洗浄に使用された洗浄液27は収容ケース28内に収容され、廃液口(図示せず)から廃棄される。
【0025】
洗浄液27としては、ノズル11の縁部やノズルプレート10の表面に付着しているインクの成分を溶解する性能、及び、高い表面張力を有することが好適であり、例えば、純水を用いることができる。
【0026】
除去ユニット25は、ディップユニット24での洗浄時にノズルプレート10の表面に付着した洗浄液27を、ノズルプレート10に対して非接触で除去する部分であり、図5に示すように、スキージ31と吸引ブロック32とを備えている。
【0027】
スキージ31は、ダイフロン樹脂で形成された板状の部材であり、ガイド板15に沿って移動する液滴噴射ヘッド3のノズルプレート10の表面に対して一端縁を平行に対向させる位置に配置されている。ノズルプレート10の表面とスキージ31の一端縁との間隔はできる限り小さいことが望ましく、部品の製造誤差や取付誤差を考慮して、例えば、0.3mmに設定されている。
【0028】
吸引ブロック32は、空気を吸引する複数の吸引口33が形成されたブロックであり、これらの吸引口33には空気を吸引するポンプ(図示せず)が接続されている。
【0029】
除去ユニット25によるノズルプレート10からの洗浄液27の除去は、移動テーブル22をY軸方向に移動させて除去ユニット25を液滴噴射ヘッド3の下方に位置させ、液滴噴射ヘッド3をガイド板15に沿ってスキージ31側から吸引ブロック32側(図5に示す矢印a方向)へ移動させるとともにポンプを駆動させることにより行なう。これにより、ノズルプレート10の表面に付着している滴状の洗浄液27のうち、スキージ31に接触する大きさの洗浄液27はスキージ31により掻き取られ、スキージ31により掻き取られずにノズルプレート10の表面に付着している滴状の洗浄液27は、空気と共に吸引口33から吸引され、ノズルプレート10から除去される。
【0030】
ここで、ノズルプレート10に付着している洗浄液27の一部がスキージ31により掻き取られ、スキージ31により掻き取られなかった洗浄液27が空気と共に吸引口33から吸引されるため、吸引口33から吸引される洗浄液27の量が少なくなり、吸引口33から多量の洗浄液27を吸引したために吸引経路が洗浄液27で詰まるという事態の発生を防止することができ、吸引用のポンプの小型化を図ることができる。
【0031】
なお、スキージ31の形状に関しては、ノズルプレート10に対向する縁部に複数の溝加工を施してもよい。この溝加工を施すことによりスキージ31の吸湿性が高くなり、スキージ31が滴状の洗浄液27に接触した場合に、その洗浄液27の掻き取り性能が高くなる。
【0032】
ブローユニット26は、スキージ31と吸引ブロック32とに付着した洗浄液27をはじき飛ばす部分であり、図6に示すように、スキージ31と吸引ブロック32とを覆う位置とその覆い状態を解除する位置とに移動可能に設けられたカバー34と、カバー34内に設けられた複数の空気吹出口35とを有している。空気吹出口35には、これらの空気吹出口35から空気を吹き出させるポンプ(図示せず)が接続されている。カバー34は、図示しないスライド機構により支持されており、このスライド機構によってスキージ31と吸引ブロック32とを覆う位置と、その覆い状態を解除する位置に移動される。
【0033】
このような構成において、基板17にインク滴を塗付する作業を行なう場合には、液滴噴射ヘッド3を図1において実線で示す位置に位置させ、基板保持テーブル21上に基板17を固定した後、Y軸方向移動テーブル21をY軸方向に移動させるとともに液滴噴射ヘッド3をX軸方向に移動させ、さらに、適宜のタイミングでノズル11からインク滴を噴射させることにより行なう。
【0034】
液滴噴射ヘッド3のノズルプレート10をクリーニングする場合には、液滴噴射ヘッド3を図1の破線で示すようにヘッドクリーニング部6側に移動させ、及び、移動テーブル22をY軸方向に移動させ、図3に示すように回収ケース23を液滴噴射ヘッド3の下方に位置させる。そして、インク室7に連通しているインク供給路に圧力をかけることにより、インク室7及びノズル11内のインクをノズル11から回収ケース23内へ排出させる。
【0035】
インク室7内およびノズル11内からのインクの排出が終了した後は、移動テーブル22をY軸方向へ移動させ、収容ケース28を液滴噴射ヘッド3の下側に位置させる。そして、ポンプ30を駆動させて噴出口29から洗浄液27を噴出させ、ノズルプレート10を洗浄液27に浸す。これにより、ノズル11の縁部やノズルプレート10の表面に付着しているインクの成分を溶解して除去することができる。なお、噴出口29から洗浄液27を噴出させる場合に、液滴噴射ヘッド3をX軸方向へ移動させることにより、ノズル11やノズルプレート10の洗浄をムラ無く行える。洗浄に用いられた洗浄液27は、収容ケース28内に収容され、その後に廃棄される。
【0036】
洗浄液27による洗浄が終了した後は、移動テーブル22をY軸方向へ移動させて除去ユニット25を液滴噴射ヘッド3の下方に位置させる。ついで、液滴噴射ヘッド3をガイド板15に沿ってスキージ31側から吸引ブロック32側へ移動させ、ノズルプレート10の表面に付着した滴状の洗浄液27をスキージ31で掻き取り、及び、スキージ31により掻き取られなかった洗浄液を吸引ブロック32の吸引口33から吸引する。
【0037】
除去ユニット25によるノズルプレート10からの洗浄液27の除去が終了した後は、除去ユニット25がブローユニット26とX軸方向で隣合う位置まで移動テーブル22を移動させ、図6に示すようにスキージ31と吸引ブロック32とを覆う位置にカバー34を移動させ、空気吹出口35から空気を吹き出させることによりスキージ31と吸引ブロック32とに付着している洗浄液27を吹き飛ばす。
【0038】
また、除去ユニット25によるノズルプレート10からの洗浄液27の除去が終了した後は、液滴噴射ヘッド3をガイド板15に沿って図1において実線で示す位置に移動させ、インク室7内にインクを供給するとともに圧電素子9を駆動させてインク室7内のインクをノズル11からインク滴Eとして噴射し、基板17にインク滴Eを塗付する作業を再開することができる。
【0039】
ここで、除去ユニット25を用いて行なうノズルプレート10のクリーニングは、除去ユニット25をノズルプレート10の表面に非接触で対向させた状態で行うので、ノズルプレート10の撥水処理膜13に引っ掻き傷を付けることを防止することができ、ノズルプレート10の撥水性を維持することができる。また、撥水処理膜13がノズル11の縁部側へずれ込むことを防止することができ、撥水処理膜13がノズル11の縁部側へずれ込むことが原因となってノズル11から噴射されるインク滴Eの着弾位置がクリーニングの前後でずれることを防止することができる。
【符号の説明】
【0040】
3…液滴噴射ヘッド、10…ノズル形成部(ノズルプレート)、11…ノズル、24…ディップユニット、25…除去ユニット、26…ブローユニット、27…洗浄液、31…スキージ、32…吸引ブロック、33…吸引口、E…液滴(インク滴)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液滴噴射ヘッドにおける複数のノズルが形成されたノズル形成部を洗浄液に浸して洗浄するディップユニットと、
洗浄された前記ノズル形成部に非接触で対向するとともに吸引力を作用させて前記ノズル形成部の表面に付着した洗浄液を除去する除去ユニットと、
を備えることを特徴とする液滴噴射ヘッドのクリーニング装置。
【請求項2】
前記除去ユニットは、前記ノズル形成部の表面に対して非接触で相対移動することにより前記ノズル形成部の表面に付着した滴状の洗浄液を掻き取るスキージと、前記スキージに対して相対移動した後の前記ノズル形成部の表面に対して非接触で相対移動することにより前記ノズル形成部の表面に残存する洗浄液を吸引する吸引口を有する吸引ブロックとを備えることを特徴とする請求項1記載の液滴噴射ヘッドのクリーニング装置。
【請求項3】
前記スキージと前記吸引ブロックとに付着した洗浄液をはじき飛ばすブローユニットを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の液滴噴射ヘッドのクリーニング装置。
【請求項4】
洗浄液として、少なくとも水を含む液体を用いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の液滴噴射ヘッドのクリーニング装置。
【請求項5】
液滴噴射ヘッドにおける複数のノズルが形成されたノズル形成部を洗浄液に浸して前記ノズル形成部を洗浄する工程と、
洗浄された前記ノズル形成部に対して非接触状態で吸引力を作用させることにより前記ノズル形成部の表面に付着した洗浄液を除去する工程と、
を備えることを特徴とする液滴噴射ヘッドのクリーニング方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−110831(P2011−110831A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−269882(P2009−269882)
【出願日】平成21年11月27日(2009.11.27)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】