説明

炊飯器

【課題】冷却手段の本来の役割を果たしつつ、鍋温度検知手段の温度検知精度を向上させて、おいしいご飯を炊くことができる炊飯器を提供することを目的とする。
【解決手段】炊飯器本体1と、炊飯器本体1に着脱自在に収納する鍋2と、鍋2を加熱する鍋加熱手段13と、鍋温度を検知する鍋温度検知手段15と、鍋温度検知手段15の出力に基づき鍋加熱手段13を制御する制御手段41と、制御手段41を含む発熱部材を冷却する冷却手段46とを有し、炊飯工程における浸水工程とむらし工程との少なくとも一方の工程において冷却手段46の冷却動作を規制するようにしたものである。これによって、弱い火力の浸水工程とむらし工程との少なくとも一方の工程において冷却手段46の冷却動作が規制され、鍋温度検知手段15は冷却手段46による影響がなくなり、鍋温度を正確に検知でき、鍋加熱手段13を高精度で制御することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭あるいは業務用に使用する誘導加熱方式などの炊飯器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の炊飯器においては、炊飯中、加熱コイルなどの鍋加熱手段やその制御手段などの発熱部材にファンよりなる冷却手段により送風しつづけて冷却するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平11−000260号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来の構成では、冷却手段が炊飯開始から炊飯終了まで動作すると、鍋加熱手段やその制御手段などの発熱部材が冷却され、発熱部材の熱による破損などが防止できるが、同時に、鍋底に接して設けた鍋温度検知手段も冷却される。そのため、鍋の温度の検知が正確に行えないという課題を有していた。
【0004】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、冷却手段の本来の役割を果たしつつ、鍋温度検知手段の温度検知精度を向上させて、おいしいご飯を炊くことができる炊飯器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、炊飯器本体と、炊飯器本体に着脱自在に収納する鍋と、この鍋を加熱する鍋加熱手段と、鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、鍋温度検知手段の出力に基づき鍋加熱手段を制御する制御手段と、制御手段を含む発熱部材を冷却する冷却手段とを有し、炊飯工程における浸水工程とむらし工程との少なくとも一方の工程において冷却手段の冷却動作を規制するようにしたものである。
【0006】
これによって、弱い火力の浸水工程とむらし工程との少なくとも一方の工程において冷却手段の冷却動作が規制され、鍋温度検知手段は冷却手段による影響がなくなり、鍋の温度を正確に検知でき、鍋加熱手段を高精度で制御することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の炊飯器は、鍋温度検知手段の冷却手段による影響をなくし、鍋の温度を正確に検知して、鍋加熱手段を高精度で制御することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
第1の発明は、炊飯器本体と、炊飯器本体に着脱自在に収納する鍋と、この鍋を加熱する鍋加熱手段と、鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、鍋温度検知手段の出力に基づき鍋加熱手段を制御する制御手段と、制御手段を含む発熱部材を冷却する冷却手段とを有し、炊飯工程における浸水工程とむらし工程との少なくとも一方の工程において冷却手段の冷却動作を規制するようにした炊飯器とするものである。これによって、弱い火力の浸水工程とむらし工程との少なくとも一方の工程において冷却手段の冷却動作が規制され、鍋温度検知手段は冷却手段による影響がなくなり、鍋の温度を正確に検知でき、鍋加熱手段を高精度で制御することができる。
【0009】
第2の発明は、特に、第1の発明において、冷却手段による冷却動作の規制は、冷却手段を停止するようにしたことにより、冷却手段による鍋温度検知手段への影響が皆無となり、鍋の温度を正確に検知でき、鍋加熱手段を高精度で制御することができる。
【0010】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、炊飯の浸水工程とむらし工程との冷却手段による冷却動作の規制を異なるものとしたことにより、浸水工程とむらし工程との状況に応じた冷却動作の規制ができ、冷却手段の本来の役割を果たしつつ、鍋温度検知手段の温度検知精度を向上させることができる。
【0011】
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、制御手段の温度を検知する基板温度検知手段を有し、この基板温度検知手段の出力に基づき冷却手段を規制することにより、室温が高い時など、制御手段や鍋加熱手段の異常な温度上昇を防止するために、冷却手段を規制する時間を制御し、冷却効果を確保して炊飯器の信頼性の向上させることができる。
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0013】
(実施の形態1)
図1、図2は、本発明の実施の形態1における炊飯器を示すものである。
【0014】
図1に示すように、本実施の形態における炊飯器は、炊飯器本体1と、炊飯器本体1に着脱自在に収納する鍋2と、この鍋2を加熱する鍋加熱手段13と、鍋2の温度を検知する鍋温度検知手段15と、鍋温度検知手段15の出力に基づき鍋加熱手段13を制御する制御手段41と、制御手段41を含む発熱部材を冷却する冷却手段46とを有している。
【0015】
冷却手段46は、炊飯工程における浸水工程の全てあるいは一部において冷却動作が規制されている。すなわち、冷却動作を停止、あるいは冷却風量・風力を低減するようにしている。
【0016】
鍋2は外面がステンレスで内面がアルミニウムにフッ素をコーティングしたものである。そして、3ヶ所均等に配置し炊飯器本体1より突出した鍋を支持する部材である上枠キャップ25により鍋2のフランジ部11が支持されている。炊飯器本体1の外郭は上面を上枠43、側下面をボディ24で構成している。
【0017】
ボディ24には冷却手段46により外気を取り込むための吸気口35と、炊飯器本体1内の空気を排出する排気口44を備えている。鍋2の収納部は耐熱性のある樹脂で成形した保護枠23で構成し、底部中央に鍋2の温度を検知するバネにより鍋2底方向へ押圧力を有する鍋温度検知手段15と、保護枠23の下面に鍋2を加熱する電磁誘導加熱方式の鍋加熱手段13を備えている。鍋加熱手段13は内側と外側に分割して配置した、鍋2の下部に位置する内加熱コイル14aと、鍋2の側下部に位置する外加熱コイル14bとにより構成している。この鍋加熱手段13は表面に絶縁層31であるポリエステル系樹脂をコーティングした銅線を複数本束ねて撚ったコイル線である。
【0018】
炊飯器本体1後方には鍋加熱手段13を制御する制御手段41を備え、制御手段41には吸気口35に対向する位置に炊飯器本体1内に外気を取り込む冷却手段46と、冷却手段46に設けアルミニウムで成形した放熱用のフィン47と、スイッチング素子や整流素子などの高電力素子49を備えている。そして、保護枠23より延設した制御手段支持台39により支持されビスにより固定されている。
【0019】
冷却手段46はフィン47に延接した冷却手段支持部34により支持されビスにより固定されていて、制御手段41や鍋加熱手段13などの発熱部材を冷却する。
【0020】
また、コードリール(図示せず)を制御手段41の側方でプラグを炊飯器本体1後方側に引き出すよう配置している。
【0021】
内加熱コイル14aと外加熱コイル14bの外方にはフェライト17を均等に備えており、磁束が炊飯器本体1外へ漏れるのを防止し、かつ鍋2への誘導加熱を促進する働きをしている。さらに、鍋加熱手段13の側外方には帯状のアルミニウム板をおよそ環状にした防磁材22を配置し、防磁性能の向上を行っている。
【0022】
炊飯器本体1上方には、鍋2の上面を覆い操作表示部6を備える蓋3が炊飯器本体1の後方に構成したヒンジ部7に軸結合され開閉自在に設置されている。蓋3の操作表示部6の上面は表示内容が視認できるよう透明に成形しており、操作表示部6は機能や動作状態を表示し、かつブザーなどの音により報知し、炊飯器の動作や停止を操作するボタンにより構成した起動手段4を配置し、炊飯動作を制御する制御部5を有している。
【0023】
蓋3内には蓋3の開閉状態により動作するマグネットとマグネットを検知するリードスイッチとにより構成した蓋開閉検知手段18を備えており、蓋3の開閉状態を検知することができる。
【0024】
ヒンジ部7には蓋3を開放方向に付勢するヒンジバネ20を設けており、蓋3はヒンジバネ20により自動で開放する。
【0025】
炊飯器本体1のヒンジ部7の反対方向にはバネにより押圧力を有するフックボタン19を備え、蓋3側のフック21をフックボタン19で上方より保持することにより蓋3を閉状態で保持する。
【0026】
さらに、蓋3の鍋2対向面には鍋2内を加熱し蓋3に着脱自在の加熱板8を配置し、蓋3内部には加熱板8を加熱する電磁誘導加熱方式の加熱板加熱コイル26と加熱板8の温度を検知するバネにより加熱板8へ押圧力を有する加熱板温度検知手段16を備えている。加熱板8には外周を鍋2のフランジ部11に圧接しシールする鍋パッキン28と鍋パッキン28を保持する加熱板支え27を備えている。
【0027】
加熱板8には鍋2内と蓋3とを連通する蒸気孔9を備え、蓋3には外気と蒸気孔9とを連通する蒸気筒10を備えている。
【0028】
炊飯器本体1側面には炊飯器を持ち運ぶ時に使用するハンドル12を備えている。
【0029】
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用を説明する。
【0030】
使用者は炊飯を行う米とその米量に対応する水を鍋2入れ、炊飯器本体1の所定の状態にセットする。操作表示部6に設けた起動手段4により動作開始操作をすると、あらかじめ制御部5に設定している炊飯工程が実施される。
【0031】
マイコン制御式炊飯器においては、ご飯をおいしく炊くために、江戸時代からの言い伝えである「はじめチョロチョロ、中パッパ、ブツブツいうころ火を引いてひとにぎりの藁燃やし赤子泣くとも蓋取るな」になぞり、米に水を吸水させる浸水工程と、一気に鍋内の温度を上げて沸騰させる炊き上げ工程と、沸騰を維持させてお米のでんぷんを糊化させてご飯にする沸騰維持工程と、炊き上がったご飯を最後の「ひとにぎりの藁をくべる」の通り少し焼いたあと蒸らして鍋内を均一に仕上げるむらし工程からなっている。
【0032】
炊飯工程は、図2(a)に示すように、浸水工程A(時間t1、検知温度T1)、炊き上げ工程B(時間任意、検知温度T1―T2)、沸騰維持工程C(時間任意、検知温度T2―T3)、蒸らし工程D(時間t2、検知温度T3―T2)の各工程に大別される。
【0033】
浸水工程Aは米を55〜60℃で保持することにより米に水を吸水させる工程である。この浸水工程Aにおいてはこの温度が鍋2内の米が水を充分にさらに均一に吸水するための必要条件となる。
【0034】
炊き上げ工程Bでは吸水した米に一気に熱を加えて炊き上げ、沸騰維持工程Cでは沸騰を維持させてお米のでんぷんを糊化させてご飯にしている。炊飯においては炊き上げ工程Bと沸騰維持工程Cが最も加熱を必要とする工程である。これらの工程においては、鍋加熱手段13への通電は多くなり、制御手段41や鍋加熱手段13の発熱も大きくなるので、図2(b)に示すように、冷却手段46を動作させる。
【0035】
むらし工程Dでは、炊き上がったご飯を最後の「ひとにぎりの藁をくべる」の通り少し焼いたあと蒸らして鍋2内を均一に仕上げる工程であり、この工程で炊飯を終了する。
【0036】
炊き上げ工程Bや沸騰維持工程Cでは鍋2には強い火力を供給し、また鍋2の温度も高いので冷却手段46の風による鍋温度検知手段15の温度検知精度に与える影響はほとんどないが、浸水工程Aでは鍋2には弱い火力しか供給せず、また鍋2の温度も低い(55〜60℃)ので、冷却手段46の風による鍋温度検知手段15の温度検知精度に与える影響は大きく、炊き上がりのご飯の食味を低下させるものである。
【0037】
そこで、本実施の形態では、浸水工程Aの全てあるいは一部において冷却手段46を規制して、すなわち停止、あるいは風量・風力を低減して、冷却手段46による鍋温度検知精度への影響をなくしている。
【0038】
以上のように、本実施の形態においては、弱い火力の浸水工程において冷却手段の冷却動作が規制され、鍋温度検知手段は冷却手段による影響がなくなり、鍋の温度を正確に検知でき、鍋加熱手段を高精度で制御することができる。これにより、おいしいご飯を炊くことができるものである。
【0039】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における炊飯器について説明する。炊飯器の構成は実施の形態1と同一であるので、その説明を省略する。
【0040】
本実施の形態では、炊飯工程におけるむらし工程Dの全てあるいは一部において冷却動作が規制されている。すなわち、冷却動作を停止、あるいは冷却風量・風力を低減するようにしている。
【0041】
実施の形態1において説明したように、炊き上げ工程Bや沸騰維持工程Cでは鍋2には強い火力を供給し、また鍋2の温度も高いので冷却手段46の風による鍋温度検知手段15の温度検知精度に与える影響はほとんどないが、むらし工程Dでは鍋2には弱い火力しか供給しないので、冷却手段46の風による鍋温度検知手段15の温度検知精度に与える影響は大きく、炊き上がりのご飯の食味を低下させるものである。
【0042】
そこで、本実施の形態では、むらし工程Dの全てあるいは一部において冷却動作を規制しているものである。
【0043】
なお、冷却動作の規制は、浸水工程Aとむらし工程Dの一方の工程のみ行ってもよいが、図2(b)に示しているように、浸水工程Aとむらし工程Dとの両工程において冷却動作を規制するようにしてもよい。また、浸水工程Aとむらし工程Dとの両工程において冷却動作を規制する場合、浸水工程Aとむらし工程Dは、炊き上げ工程Bや沸騰維持工程Cに比べて弱い火力しか供給していないが、その雰囲気温度など状況が異なるので、例えば、浸水工程Aでは冷却動作を停止するが、むらし工程Dでは風量・風力を低減して発熱部材を冷却しつづけるように、冷却動作の規制を異なるものとすることにより、浸水工程Aとむらし工程Dとの状況に応じた冷却動作の規制ができ、冷却手段46の本来の役割を果たしつつ、鍋温度検知手段15の温度検知精度を向上させることができる。
【0044】
以上のように、本実施の形態においては、むらし工程においても、冷却手段による鍋温度検知精度への影響をなくし、鍋加熱手段を高精度な温度制御により適正な温度で浸水工程を実施することによりおいしいご飯を炊くことができる。
【0045】
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における炊飯器の要部を示している。実施の形態1における炊飯器と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略し、相違点のみ説明する。
【0046】
図に示すように、本実施の形態における炊飯器は、制御手段41の温度を検知する基板温度検知手段48を有し、この基板温度検知手段48の出力に基づき冷却手段46を規制するようにしたものである。
【0047】
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用を説明する。
【0048】
使用者が炊飯を行う米とその米量に対応する水を鍋2入れ、本体1の所定の状態にセットする。操作表示部6に設けた起動手段4により動作開始操作をすると、あらかじめ制御部5に設定している炊飯工程が実施され、炊飯工程が浸水、炊き上げ、沸騰維持、蒸らしの各工程に大別されるのは実施の形態1と同じである。
【0049】
浸水工程Aとむらし工程Dとの少なくとも一方の工程において冷却手段46の冷却動作を規制して、冷却手段46による鍋温度検知精度への影響をなくしていることも実施の形態1、2と同じである。
【0050】
ここで、炊飯器本体1が設置されている室温が高い場合には、浸水工程Aやむらし工程Dでは鍋加熱手段13による鍋2に供給する火力が弱いにもかかわらず、制御手段41や鍋加熱手段13などの温度が上昇し、これらの信頼性が損なわれることになるので、基板温度検知手段48が所定の温度を超えた場合には、冷却手段46を動作させて、制御手段41や鍋加熱手段13などの温度上昇を抑えている。
【0051】
以上のように、本実施の形態においては、冷却手段を停止する時間を制御し、冷却効果を確保して炊飯器の信頼性の向上させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0052】
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、鍋温度検知手段の冷却手段による影響をなくし、鍋の温度を正確に検知して、鍋加熱手段を高精度で制御することができるので、熱源方式如何にかかわらず、一般家庭あるいは業務用の炊飯器に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の実施の形態1、2における炊飯器の断面図
【図2】(a)炊飯工程を示す工程図(b)炊飯工程における冷却手段の動作を示す図
【図3】本発明の実施の形態3における炊飯器の要部断面図
【符号の説明】
【0054】
1 炊飯器本体
2 鍋
13 鍋加熱手段
15 鍋温度検知手段
41 制御手段
46 冷却手段
48 基板温度検知手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
炊飯器本体と、炊飯器本体に着脱自在に収納する鍋と、この鍋を加熱する鍋加熱手段と、鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、鍋温度検知手段の出力に基づき鍋加熱手段を制御する制御手段と、制御手段を含む発熱部材を冷却する冷却手段とを有し、炊飯工程における浸水工程とむらし工程との少なくとも一方の工程において冷却手段の冷却動作を規制するようにした炊飯器。
【請求項2】
冷却手段による冷却動作の規制は、冷却手段を停止するようにした請求項1に記載の炊飯器。
【請求項3】
炊飯の浸水工程とむらし工程との冷却手段による冷却動作の規制を異なるものとした請求項1に記載の炊飯器。
【請求項4】
制御手段の温度を検知する基板温度検知手段を有し、この基板温度検知手段の出力に基づき冷却手段を規制する請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−301853(P2008−301853A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−148891(P2007−148891)
【出願日】平成19年6月5日(2007.6.5)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】