説明

炎症性疾患の処置に有用なβ−カルボリン

ある実施形態において、本発明は、式III−A−aaで示されるβ−カルボリン化合物、およびその薬学的に受容可能な塩を提供する。この式におけるQ、G、R、R、R、およびR6bは、本明細書中に記載したとおりである。ある実施形態において、本発明は、β−カルボリン化合物、その薬学的組成物、および疾患を処置するためのその組成物の使用方法に関する。本化合物は、炎症性疾患および癌を処置するために特に有用である。



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式III−A−aa:
【化1】

の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩であって、式中、
Qは、−CH−もしくは−CH(R)−であり;
Gは、−NRまたは必要に応じて1〜4個のR10によって置換された3〜10員の単環式もしくは二環式ヘテロシクリル環であり;
は、水素、ハロ、C1−2アルキル、アミノ、もしくは(C1−2アルキル)1−2アミノであり;
は、水素、ハロ、C1−4脂肪族、C1−2アルコキシ、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素、ハロ、C1−2脂肪族、C1−2アルコキシ、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素もしくは必要に応じて置換されたC1−6脂肪族であり;
は:
a)アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリルから選択される、必要に応じて置換された基である、または
b)ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−SON(R、−NRSO、−N(R)C(O)N(R、またはC1−6脂肪族、−CF、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−SON(R、−NRSO、−N(R)C(O)N(Rによってさらに必要に応じて置換されたアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリル基によって、必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基であり;
各R6bは、独立して水素もしくはC1−6脂肪族から選択され;
各Rは、独立して水素もしくは必要に応じて置換されたC1−4脂肪族から選択されるか、または同一窒素原子上の2個のRが、窒素と一緒になって、必要に応じて置換された3〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成し;
各R7aは、独立して水素またはC1−4脂肪族、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基から選択されるか、あるいは同一窒素原子上の2個のR7aが、窒素と一緒になって、必要に応じて置換された3〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成し;
は、独立して、必要に応じて置換されたC1−4脂肪族である;
各R8aは、独立して、C1−4脂肪族、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であり;
は、C1−3脂肪族であり;
各R10は、独立して、=O、−R11、−T−R11、もしくは−V−T−R11から選択されるか、またはR10の2個の発生は、それらが結合している原子と一緒になって、必要に応じて置換された単環式もしくは二環式3〜8員のアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリル環を形成し;
各R11は、独立して、−CF、ハロ、−OR7a、−CN、−SR8a、−S(O)8a、−C(O)R7a、−CO7a、−N(R7a、−C(O)N(R7a、−N(R)C(O)R7a、−N(R)CO7a、−SON(R7a、−N(R)SO7a、−N(R)C(O)N(R7a、またはC1−6脂肪族、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基から選択され;
Tは、直鎖もしくは分岐C1−4アルキレン鎖であり;そして
Vは、−O−、−N(R)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、もしくは−CO−である、
化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩。
【請求項2】
式III−A−aa:
【化2】

の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩であって、式中、
Qは、−CH−もしくは−CH(R)−であり;
Gは、−NRまたは1〜4個のR10によって必要に応じて置換された3〜7員のヘテロシクリル環であり;
は、水素、ハロ、C1−2アルキル、アミノ、もしくは(C1−2アルキル)1−2アミノであり;
は、水素、ハロ、C1−2脂肪族、C1−2アルコキシ、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素、ハロ、C1−2脂肪族、C1−2アルコキシ、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素もしくはC1−6脂肪族である;
は、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、もしくは−N(R)C(O)N(Rによって必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基であり;
各R6bは、独立して、水素もしくはC1−6脂肪族から選択され;
各Rは、独立して、水素もしくはC1−4脂肪族から選択されるか、または同一窒素原子上の2個のRが、窒素と一緒になって、5〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成し;
は、C1−4脂肪族であり;
は、C1−3脂肪族であり;
各R10は、独立して、=O、R11、T−R11、もしくはV−T−R11から選択され;
各R11は、独立して、C1−6脂肪族、−CF、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、もしくは−N(R)C(O)N(Rから選択され;
Tは、直鎖もしくは分岐C1−4アルキレン鎖であり;そして
Vは、−O−、−N(R)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、もしくは−CO−である、
化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩。
【請求項3】
式III−A−aa:
【化3】

の化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩であって、式中、
Qは、−CH−もしくは−CH(R)−であり;
Gは、−NRまたは1〜2個のR10によって必要に応じて置換された3〜7員のヘテロシクリル環であり;
は、水素、ハロ、C1−2アルキル、アミノ、もしくは(C1−2アルキル)1−2アミノであり;
は、水素、ハロ、C1−2脂肪族、C1−2アルコキシ、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素、ハロ、C1−2脂肪族、C1−2アルコキシ、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素もしくはC1−6脂肪族である;
は、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、もしくは−N(R)C(O)N(Rによって必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基であり;
各R6bは、独立して、水素もしくはC1−6脂肪族から選択され;
各Rは、独立して、水素もしくはC1−4脂肪族から選択されるか、または同一窒素原子上の2個のRは、窒素と一緒になって、5〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成する;
各Rは、独立して、C1−4脂肪族である;
は、C1−3脂肪族である;
各R10は、独立して、R11、T−R11、もしくはV−T−R11から選択され;
各R11は、独立してC1−6脂肪族、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、もしくは−N(R)C(O)N(Rから選択され;
Tは、直鎖もしくは分岐C1−4アルキレン鎖である;および
Vは、−O−、−N(R)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、もしくは−CO−である、
化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩。
【請求項4】
Gによって表される前記ヘテロシクリル環が、窒素含有ヘテロシクリル環である、請求項1、2、または3に記載の化合物。
【請求項5】
Gによって表される前記ヘテロシクリル環が、窒素含有N結合ヘテロシクリル環である、請求項1、2、または3に記載の化合物。
【請求項6】
Qは、−CH−であり;
Gは、−NRまたは1〜4個のR10によって必要に応じて置換された3〜10員の単環式もしくは二環式ヘテロシクリル環であり;
は、水素、ハロ、C1−2アルキル、アミノ、もしくは(C1−2アルキル)1−2アミノであり;
は、水素、ハロ、C1−4脂肪族、C1−2アルコキシ、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素、ハロ、C1−2脂肪族、C1−2アルコキシ、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素もしくはC1−6脂肪族であり;
は:
a)アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基であるか、あるいは
b)ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−SON(R、−NRSO、−N(R)C(O)N(R、またはC1−6脂肪族、−CF、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−SON(R、−NRSO、−N(R)C(O)N(Rによってさらに必要に応じて置換されたアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリル基によって、必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基である;
各R6bは、独立して、水素もしくはC1−3脂肪族から選択され;
各Rは、独立して、水素もしくは必要に応じて置換されたC1−4脂肪族から選択されるか、または同一窒素原子上の2個のRが、窒素と一緒になって、必要に応じて置換された3〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成し;
各R7aは、独立して、水素またはC1−4脂肪族、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基から選択されるか、または同一窒素原子上の2個のR7aは、窒素と一緒になって、必要に応じて置換された3〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成し;
各Rは、独立して、必要に応じて置換されたC1−4脂肪族であり;
各R8aは、独立して、C1−4脂肪族、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基である;
各R10は、独立して、=O、R11、T−R11、もしくはV−T−R11から選択されるか、またはR10の2個の発生は、それらが結合している原子と一緒になって、必要に応じて置換された単環式もしくは二環式3〜8員のアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリル環を形成し;
各R11は、独立して、−CF、ハロ、−OR7a、−CN、−SR8a、−S(O)8a、−C(O)R7a、−CO7a、−N(R7a、−C(O)N(R7a、−N(R)C(O)R7a、−N(R)CO7a、−SON(R7a、−N(R)SO7a、−N(R)C(O)N(R7a、またはC1−6脂肪族、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基から選択され;
Tは、直鎖もしくは分岐C1−4アルキレン鎖である;および
Vは、−O−、−N(R)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、もしくは−CO−である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Qは、−CH−であり;
Gは、−NRまたは1〜2個のR10によって必要に応じて置換された5〜6員のヘテロシクリル環であり;
は、水素、ハロ、C1−2アルキル、アミノ、もしくは(C1−2アルキル)1−2アミノであり;
は、水素、ハロ、C1−2脂肪族、C1−2アルコキシ、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素、ハロ、C1−2脂肪族、C1−2アルコキシ、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素もしくはC1−6脂肪族である;
は、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、もしくは−N(R)C(O)N(Rによって必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基であり;
各R6bは、独立して、水素もしくはC1−3脂肪族基から選択され;
各Rは、独立して、水素もしくはC1−4脂肪族から選択されるか、または同一窒素原子上の2個のRが、窒素と一緒になって、5〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成する;
は、C1−4脂肪族である;
各R10は、独立して、R11、T−R11、もしくはV−T−R11から選択される;
各R11は、独立してC1−6脂肪族、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、もしくは−N(R)C(O)N(Rから選択され;
Tは、直鎖もしくは分岐C1−4アルキレン鎖である;および
Vは、−O−、−N(R)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、もしくは−CO−である、
請求項3に記載の化合物。
【請求項8】
Qは、−CH−であり;
Gは、−NRまたは1〜4個のR10によって必要に応じて置換された5〜6員のヘテロシクリル環であり;
は、水素、ハロ、メチル、アミノ、もしくは(C1−2アルキル)1−2アミノであり;
は、水素、ハロ、C1−4脂肪族、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素、ハロ、もしくはC1−2アルコキシである;
は、水素もしくはC1−6脂肪族である;
は:
a)アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基であるか、または
b)ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−SON(R、−NRSO、−N(R)C(O)N(R、またはC1−6脂肪族、−CF、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−SON(R、−NRSO、−N(R)C(O)N(Rによってさらに必要に応じて置換されたアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリル基によって、必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基であり;
6bは、水素もしくはメチルであり;
各Rは、独立して、水素もしくは必要に応じて置換されたC1−4脂肪族から選択されるか、または同一窒素原子上の2個のRは、窒素と一緒になって、必要に応じて置換された3〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成し;
各R7aは、独立して、水素もしくはC1−4脂肪族、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基から選択されるか、または同一窒素原子上の2個のR7aは、窒素と一緒になって、必要に応じて置換された3〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成し;
各Rは、独立して、必要に応じて置換されたC1−4脂肪族である;
各R8aは、独立して、C1−4脂肪族、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基であり;
各R10は、独立して、=O、−R11、−T−R11、もしくは−V−T−R11から選択されるか、またはR10の2個の発生は、それらが結合している原子と一緒になって、必要に応じて置換された単環式もしくは二環式3〜8員のアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリル環を形成し」;
各R11は、独立して、−CF、ハロ、−OR7a、−CN、−SR8a、−S(O)8a、−C(O)R7a、−CO7a、−N(R7a、−C(O)N(R7a、−N(R)C(O)R7a、−N(R)CO7a、−SON(R7a、−N(R)SO7a、−N(R)C(O)N(R7a、またはC1−6脂肪族、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基から選択され;
Tは、直鎖もしくは分岐C1−4アルキレン鎖である;および
Vは、−O−、−N(R)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、もしくは−CO−である、
請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
Qは、−CH−であり;
Gは、−NRまたは1〜2個のR10によって必要に応じて置換された酸素もしくは窒素から選択される1〜2環のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロシクリル環であり;
は、水素、ハロ、もしくはメチル、アミノ、もしくは(C1−2アルキル)1−2アミノである;
は、水素、ハロ、C1−2脂肪族、もしくはC1−2ハロアルキルである;
は、水素、ハロ、もしくはC1−2脂肪族である;
は、水素もしくはC1−6脂肪族である;
は、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、もしくは−N(R)C(O)N(Rによって必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基であり;
6bは、水素もしくはメチルであり;
各Rは、独立して、水素もしくはC1−4脂肪族から選択されるか、または同一窒素原子上の2個のRは、窒素と一緒になって、5〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成し;
は、C1−4脂肪族である;
各R10は、独立して、R11、T−R11、もしくはV−T−R11から選択され;
各R11は、独立して、C1−6脂肪族、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、もしくは−N(R)C(O)N(Rから選択され;
Tは、直鎖もしくは分岐C1−4アルキレン鎖である;および
Vは、−O−、−N(R)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、もしくは−CO−である、
請求項7に記載の化合物。
【請求項10】
前記化合物が(S)−III−A−aaである、請求項8に記載の化合物。
【請求項11】
前記化合物が(S)−III−A−aaである、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
Gは、−NRまたは1〜4個のR10によって必要に応じて置換された5〜6員の単環式もしくは二環式ヘテロシクリル環であり;
は、水素、ハロもしくはメチルであり;
は、水素、ハロ、C1−4脂肪族、C1−2アルコキシ、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素である;
は、水素もしくはC1−6脂肪族である;
は:
a)アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基であるか、または
b)ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−SON(R、−NRSO、−N(R)C(O)N(R、またはC1−6脂肪族、−CF、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−SON(R、−NRSO、−N(R)C(O)N(Rによってさらに必要に応じて置換されたアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリル基によって、必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基であり;
6bは、水素もしくはメチルであり;
各Rは、独立して、水素もしくは必要に応じて置換されたC1−4脂肪族から選択される、または同一窒素原子上の2個のRは、窒素と一緒になって、必要に応じて置換された3〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成し;
各R7aは、独立して、水素もしくはC1−4脂肪族、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基から選択される、または同一窒素原子上の2個のR7aは、窒素と一緒になって、必要に応じて置換された3〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成し;
各Rは、独立して必要に応じて置換されたC1−4脂肪族であり;
各R8aは、独立してC1−4脂肪族、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基であり;
各R10は、独立して、=O、−R11、−T−R11、もしくは−V−T−R11から選択されるか、またはR10の2個の発生は、それらが結合している原子と一緒になって、必要に応じて置換された単環式もしくは二環式3〜8員のアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはカルボシクリル環を形成し;
各R11は、独立して、−CF、ハロ、−OR7a、−CN、−SR8a、−S(O)8a、−C(O)R7a、−CO7a、−N(R7a、−C(O)N(R7a、−N(R)C(O)R7a、−N(R)CO7a、−SON(R7a、−N(R)SO7a、−N(R)C(O)N(R7a、またはC1−6脂肪族、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはカルボシクリルから選択される必要に応じて置換された基から選択され;
Tは、直鎖もしくは分岐C1−4アルキレン鎖であり;そして
Vは、−O−、−N(R)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、もしくは−CO−である、
請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
Gは、−NRまたは1〜2個のR10によって必要に応じて置換された5〜6員のヘテロシクリル環であり;
は、水素、ハロもしくはメチルであり;
は、水素、ハロ、C1−2脂肪族、C1−2アルコキシ、もしくはC1−2ハロアルキルであり;
は、水素であり;
は、水素もしくはC1−6脂肪族であり;
は、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、もしくは−N(R)C(O)N(Rによって必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基であり;
6bは、水素もしくはメチルであり;
各Rは、独立して、水素もしくはC1−4脂肪族から選択されるか、または同一窒素原子上の2個のRは、窒素と一緒になって、5〜6員ヘテロアリールもしくはヘテロシクリル環を形成し;
は、C1−4脂肪族であり;
各R10は、独立して、R11、T−R11、もしくはV−T−R11から選択され;
各R11は、独立して、C1−6脂肪族、ハロ、−OR、−CN、−SR、−S(O)、−C(O)R、−CO、−N(R、−C(O)N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、もしくは−N(R)C(O)N(Rから選択され;
Tは、直鎖もしくは分岐C1−4アルキレン鎖であり;そして
Vは、−O−、−N(R)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、もしくは−CO−である、
請求項11に記載の化合物。
【請求項14】
Gは、必要に応じて置換されたピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ピロリジニル、もしくは−NRから選択され;Rは、水素もしくはC1−6脂肪族であり;そしてRは、C1−6脂肪族、5〜6員ヘテロシクリル、もしくはC1−6ヒドロキシアルキルである、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
前記必要に応じて置換されたピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、もしくはピロリジニル基が、必要に応じて置換されたN−ピペリジニル、N−ピペラジニル、N−モルホリニル、もしくはN−ピロリジニルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
Gは、未置換、または独立してC1−3アルキル、HO−アルキル、アルコキシカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルもしくはジアルキルアミノカルボニル、およびHOC−アルキルからなる群から選択される1〜2個の基によって置換されており;そして
6bは、メチルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
【化4】

【化5】

【化6】

【化7】

【化8】

【化9】

【化10】

【化11】

【化12】

【化13】

【化14】

【化15】

【化16】

【化17】

【化18】

【化19】

から選択される化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩。
【請求項18】
【化20−1】

【化20−2】

【化21】

【化22】

【化23−1】

【化23−2】

から選択される化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩。
【請求項19】
請求項1、2、または3に記載の化合物および薬学的に受容可能な担体を含む、薬学的組成物。
【請求項20】
患者における炎症性疾患または免疫関連性疾患を処置する方法であって、該方法は、該患者に治療有効量の請求項1、2、または3に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項21】
前記疾患が、慢性関節リウマチ、喘息、乾癬、乾癬性関節炎、慢性閉塞性肺疾患、炎症性腸疾患または多発性硬化症である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記疾患が、慢性関節リウマチ、多発性硬化症、喘息、または慢性閉塞性肺疾患である、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
患者における癌を処置する方法であって、該方法は、該患者に治療有効量の請求項1、2、または3に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項24】
前記癌が,リンパ腫、多発性骨髄腫、骨融解性骨転移、頭頸部癌、肺癌、前立腺癌、または膵臓癌である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記癌がリンパ腫である、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
患者においてIKKを阻害する方法であって、該方法は、該患者に請求項1、2、または3に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項27】
生物学的サンプル中でIKKを阻害する方法であって、該方法は、該サンプルを請求項1、2、または3に記載の化合物と接触させる工程を包含する、方法。

【公表番号】特表2007−532582(P2007−532582A)
【公表日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−507578(P2007−507578)
【出願日】平成17年4月8日(2005.4.8)
【国際出願番号】PCT/US2005/013812
【国際公開番号】WO2005/111037
【国際公開日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(500287639)ミレニアム・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (98)
【氏名又は名称原語表記】MILLENNIUM PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】