説明

無接点給電装置

【課題】屋外で容易に使用できるとともに使用者の恐怖心を排除できる無接点給電装置を提供する。
【解決手段】太陽電池を有するシート状の太陽電池モジュール20と、太陽電池モジュール20に重ねられれるとともに太陽電池モジュール20から供給される電力を無接点で電力受電機器に伝送するシート状の電力伝送モジュール10とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無接点で電力受電機器に給電を行う無接点給電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の無接点給電装置は特許文献1に開示されている。この無接点給電装置は商用電源に接続される電源コードを備え、机上面に電力伝送装置が配される。電力伝送装置は電源コードを介して供給された電力を机上に載置された電力受電機器に無接点で伝送する。これにより、電力受電機器に対して無接点で給電し、電力受電機器の充電等を行うことができる。
【0003】
電力伝送装置は従来から無接点で給電する種々の方式が考えられている。特許文献2には電磁誘導によって給電する電力伝送装置が開示される。この電力伝送装置は一次コイルで発生する磁場によって電力受電機器に設けた二次コイルで誘導起電力を発生し、電力受電機器の充電を行うことができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−36101号公報(第2頁、第1図)
【特許文献2】特開2009−136133号公報(第8頁−第21頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の無接点給電装置によると、商用電源から電力を供給して電力受電機器に給電されるため、雨等の気候条件や海の近く等の地域条件によって屋外での使用が困難になる問題があった。
【0006】
本発明は、屋外でも使用できる無接点給電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明は、太陽電池を有するシート状の太陽電池モジュールと、前記太陽電池モジュールに重ねられるとともに前記太陽電池モジュールから供給される電力を無接点で電力受電機器に伝送するシート状の電力伝送モジュールとを備えたことを特徴としている。
【0008】
この構成によると、シート状の太陽電池モジュールの上方または下方に電力伝送モジュールが重ねられ、上面に所望の電力受電機器が載置される。太陽電池モジュールの太陽電池で発生した電力は電力伝送モジュールに供給され、電力伝送モジュールから無接点で電力受電機器に電力が伝送される。これにより、電力受電機器の給電が行われる。
【0009】
また本発明は、上記構成の無接点給電装置において、前記電力伝送モジュールの回路を形成する配線が透明配線から成ることを特徴としている。この構成によると、透明配線を透過した光によって太陽電池の発電を行うことができる。
【0010】
また本発明は、上記構成の無接点給電装置において、前記電力伝送モジュールの回路が透明基板上に形成されることを特徴としている。この構成によると、透明基板を透過した光によって太陽電池の発電を行うことができる。
【0011】
また本発明は、上記構成の無接点給電装置において、前記太陽電池モジュールで発生した電力を蓄える蓄電池を備え、前記畜電池を介して前記電力伝送モジュールに電力を供給したことを特徴としている。この構成によると、太陽電池モジュールの太陽電池で発生した電力は蓄電池に蓄えられ、蓄電池から電力伝送モジュールに電力を供給して電力伝送モジュールから無接点で電力受電機器に電力が伝送される。
【0012】
また本発明は、上記構成の無接点給電装置において、耐候性の被覆材により周囲を密閉して被覆したことを特徴としている。
【0013】
また本発明は、上記構成の無接点給電装置において、前記電力伝送モジュールは前記電力受電機器への給電状態を示す発光素子を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明によると、無接点給電装置を屋外でも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態の無接点給電装置を示す正面断面図
【図2】本発明の第1実施形態の無接点給電装置を示す上面断面図
【図3】本発明の第2実施形態の無接点給電装置を示す正面断面図
【図4】本発明の第3実施形態の無接点給電装置を示す正面断面図
【図5】本発明の第4実施形態の無接点給電装置を示す正面断面図
【図6】本発明の第5実施形態の無接点給電装置を備えたテーブルを示す正面断面図
【図7】本発明の第6実施形態の無接点給電装置を備えたテーブルを示す正面断面図
【図8】本発明の第7実施形態の無接点給電装置を備えたベンチを示す正面断面図
【図9】本発明の第8実施形態の無接点給電装置を備えたテントを示す側面断面図
【図10】本発明の第9実施形態の無接点給電装置を備えた物置を示す側面断面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は第1実施形態の無接点給電装置を示す正面断面図及び上面断面図である。無接点給電装置1は電力伝送モジュール10及び太陽電池モジュール20を備えている。太陽電池モジュール20は太陽電池を有し、シート状に形成される。太陽電池モジュール20をシート状に形成することにより、太陽電池の受光面積を広く確保することができる。
【0017】
電力伝送モジュール10はシート状に形成され、太陽電池モジュール20の上面に重ねられる。電力伝送モジュール10と太陽電池モジュール20とは一方の側端部に配されたコネクタ30により接続される。これにより、太陽電池モジュール20で発生した電力はコネクタ30を介して電力伝送モジュール10に供給される。
【0018】
また、電力伝送モジュール10、太陽電池モジュール20及びコネクタ30はPVC、PET、PP、PE等の耐候性の透明な被覆材31により周囲を密閉して被覆される。
【0019】
電力伝送モジュール10はガラス等の透明基板11上に無接点で電力を伝送するための伝送回路(不図示)が形成される。伝送回路の配線は透明配線により形成される。これにより、電力伝送モジュール10は上方に載置された携帯電話機等の電力受電機器B1、B2に無接点で電力を伝送する。尚、透明基板11及び透明配線を透過した太陽光によって太陽電池モジュール20が発電することができる。
【0020】
また、電力伝送モジュール10には複数のLED等の発光素子12がマトリクス状に配される。無接点給電装置1は電力受電機器B1、B2の載置を検知する載置検知部(不図示)を備え、電力受電機器B1、B2の周囲の発光素子12を発光させる。載置検知部は電力伝送モジュール10のマトリクス状の各点の荷重を検知する重量センサにより構成することができる。
【0021】
また、電力受電機器B1、B2のID番号を読み取る読取センサによって載置検知部を構成してもよい。また、電力伝送モジュール10上の各点からの給電量を検知して載置検知部を構成してもよい。また、電力伝送モジュール10のマトリクス状の各点の太陽光の強度を感知する光センサにより載置検知部を構成してもよい。この時、周囲よりも光の強度が低い部分を検知して電力受電機器B1、B2が載置された部分が判別される。
【0022】
上記構成の無接点給電装置1は屋内の窓際や屋外等に配され、太陽光によって太陽電池モジュール20が発電する。無接点給電装置1上に電力受電機器B1、B2が載置されると、太陽電池モジュール20で発電した電力はコネクタ30を介して電力伝送モジュール10に供給され、電力受電機器B1、B2に無接点で電力を伝送する。これにより、電力受電機器B1、B2に対して無接点で給電し、電力受電機器B1、B2の充電等を行うことができる。
【0023】
この時、図2に示すように、電力受電機器B1の周囲の発光素子12’及び電力受電機器B2の周囲の発光素子12”が例えば赤色に発光する。そして、電力受電機器B1、B2の充電の終了等によって無接点給電装置1の給電が停止されると、発光素子12’、12”が例えば緑色に発光する。これにより、使用者は離れた位置から給電中や給電停止等の給電状態を容易に判別することができる。また、無接点給電に非対応の機器が無接点給電装置1上に載置された場合は発光素子12を例えば黄色に発光させる。これにより、無接点給電に非対応であることを使用者が容易に判別することができる。
【0024】
尚、電力伝送モジュール10の伝送回路を可撓性の基板上に形成してもよい。この時、太陽電池モジュール20を可撓性のシート状に形成することにより、無接点給電装置1を折り畳むことや巻き取ることができる。
【0025】
本実施形態によると、無接点で電力を伝送する電力伝送モジュール10がシート状の太陽電池モジュール20に重ねられるので、商用電源に接続する電源コードを省くことができる。従って、気候条件や地域条件に拘わらず無接点給電装置1を屋外でも使用することができる。また、太陽電池モジュール20の太陽電池の受光面積を広く確保し、大きな発電量を得ることができる。
【0026】
また、電源コードが設けられると、使用者に対して感電の可能性を想起させることや人体に影響があると思わせることによって使用者の精神的な恐怖心が大きくなる。本実施形態によると電源コードを省くことができるため、使用者の精神的な恐怖心を排除することができる。
【0027】
また、電力伝送モジュール10の伝送回路を形成する配線が透明配線から成るので、太陽電池モジュール20の上面に電力伝送モジュール10を配置して透明配線の透過光によって太陽電池モジュール20を発電させることができる。この時、電力伝送モジュール10と電力受電機器B1、B2とを接近して配置することができ、電力伝送モジュール10からの給電の効率を向上させることができる。尚、不透明な基板上に透明配線による伝送回路を形成してもよい。
【0028】
また、電力伝送モジュール10の伝送回路が透明基板11上に形成されるので、太陽電池モジュール20の上面に電力伝送モジュール10を配置して透明基板11の透過光によって太陽電池モジュール20を発電させることができる。この時、電力伝送モジュール10と電力受電機器B1、B2とを接近して配置することができ、電力伝送モジュール10からの給電の効率を向上させることができる。この時、透明基板11上に不透明な配線により伝送回路を形成してもよい。
【0029】
尚、無接点給電装置1を裏返して太陽電池モジュール20の下面に電力伝送モジュール10を配した状態で使用することもできる。
【0030】
また、耐候性の被覆材31により周囲を密閉して被覆したので、屋外の使用時の電気的な接続部の防水を容易に行うことができる。従って、無接点給電装置1の安全性を向上することができる。尚、被覆材31によって電気的な接続部のみを被覆してもよい。
【0031】
また、電力伝送モジュール10は電力受電機器B1、B2への給電状態を示す発光素子12を備えるので、使用者が電力受電機器B1、B2給電状態を容易に判別することができる。従って、無接点給電装置1の利便性を向上することができる。また、電力受電機器B1、B2に充電状態等を表示する機能がない場合でも充電状態を容易に把握することができる。
【0032】
この時、発光素子12によって給電状況に応じた発光色で電力受電機器B1、B2の周囲を発光させるので、使用者は離れた位置から給電状態を容易に判別することができる。また、無接点給電に非対応な機器が配置された際に所定の色で発光素子12を発光させるので、無接点給電の非対応を使用者が容易に判別することができる。
【0033】
次に、図3は第2実施形態の無接点給電装置1を示す側面断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図2に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態はコネクタ30の側方に蓄電池32が配される。その他の部分は第1実施形態と同様である。
【0034】
無接点給電装置1の一方の側端部に配されたコネクタ30の外側の側方に蓄電池32が配される。電力伝送モジュール10、太陽電池モジュール20及び蓄電池32はコネクタ30を介して互いに接続される。太陽電池モジュール20で発生した電力は蓄電池32に蓄えられ、電力伝送モジュール10に供給される。これにより、電力受電機器B1に無接点で電力が伝送される。また、被覆材31によって電力伝送モジュール10、太陽電池モジュール20、コネクタ30及び蓄電池32が被覆される。
【0035】
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、気候条件や地域条件に拘わらず無接点給電装置1を屋外で容易に使用できるとともに、使用者の精神的な恐怖心を排除することができる。加えて、太陽電池モジュール20で発生した電力を蓄える蓄電池32を設けたので、天候に依らず安定して給電することができる。
【0036】
次に、図4は第3実施形態の無接点給電装置1を示す側面断面図である。説明の便宜上、前述の図3に示す第2実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は蓄電池32がシート状に形成される。その他の部分は第2実施形態と同様である。
【0037】
電力伝送モジュール10は太陽電池モジュール20の上面に重ねて配置され、シート状の蓄電池32は太陽電池モジュール20の下面に重ねて配置される。電力伝送モジュール10、太陽電池モジュール20及び蓄電池32はコネクタ30を介して互いに接続される。太陽電池モジュール20で発生した電力は蓄電池32に蓄えられ、電力伝送モジュール10に供給される。これにより、電力受電機器B1に無接点で電力が伝送される。また、被覆材31によって電力伝送モジュール10、太陽電池モジュール20、コネクタ30及び蓄電池32が被覆される。
【0038】
これにより、第2実施形態と同様に、気候条件や地域条件に拘わらず無接点給電装置1を屋外で容易に使用できるとともに、使用者の精神的な恐怖心を排除することができる。また、天候によらず安定して給電することができる。加えて、蓄電池32の容積を大きくすることができ、蓄電池32の容量を増加させることができる。
【0039】
また、太陽電池モジュール20の下面は蓄電池32により遮光される。しかし、電力伝送モジュール10の伝送回路が透明配線により形成されるので、透明配線の透過光によって太陽電池モジュール20を発電させることができる。また、電力伝送モジュール10の伝送回路が透明基板11上に形成されるので、透明基板11の透過光によって太陽電池モジュール20を発電させることができる。
【0040】
次に、図5は第4実施形態の無接点給電装置1を示す側面断面図である。説明の便宜上、前述の図4に示す第3実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は電力伝送モジュール10の上面にシート状の太陽電池モジュール20が重ねられ、電力伝送モジュール10の下面にシート状の蓄電池32が重ねられる。その他の部分は第3実施形態と同様である。
【0041】
電力伝送モジュール10、太陽電池モジュール20及び蓄電池32は側端部に配したコネクタ30を介して互いに接続される。太陽電池モジュール20で発生した電力は蓄電池32に蓄えられ、電力伝送モジュール10に供給される。これにより、電力受電機器B1に無接点でに電力が伝送される。
【0042】
本実施形態によると、第3実施形態に比して電力伝送モジュール10と電力受電機器B1との距離が離れるため、電力伝送モジュール10からの給電の効率が低下するが、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0043】
尚、電力伝送モジュール10は不透明な基板上に伝送回路を形成してもよく、伝送回路の配線を不透明な導体により形成してもよい。
【0044】
次に、図6は第5実施形態のテーブルを示す正面断面図である。説明の便宜上、前述の図4に示す第3実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。テーブル40は第3実施形態の無接点給電装置1により天板40aが形成され、天板40aは中央部から下方に延びる脚部40bにより支持される。
【0045】
テーブル40はオープンテラスのカフェや野外イベントの会場等に設置される。これにより、テーブル40上に載置された電力受電機器B1に給電することができる。尚、第1、第2、第4実施形態の無接点給電装置1により天板40aを形成してもよい。
【0046】
次に、図7は第6実施形態のテーブルを示す正面断面図である。説明の便宜上、前述の図6に示す第5実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。テーブル40は前述の図1に示す第1実施形態の無接点給電装置1により天板40aが形成され、天板40aは中央部から下方に延びる脚部40bにより支持される。
【0047】
また、無接点給電装置1は脚部40bにより支持される環状の蓄電池32が下方に配される。蓄電池32は被覆材31の下面に露出する端子部(不図示)を介して電力伝送モジュール10及び太陽電池モジュール20に接続される。
【0048】
第5実施形態と同様に、テーブル40はオープンテラスのカフェや野外イベントの会場等に設置される。これにより、テーブル40上に載置された電力受電機器B1に給電することができる。
【0049】
次に、図8は第7実施形態のベンチを示す正面断面図である。説明の便宜上、前述の図4に示す第3実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。ベンチ42は第3実施形態の無接点給電装置1により天板42aが形成され、天板42aは両側端から下方に延びる脚部42bにより支持される。
【0050】
ベンチ42は人Hが座るために公共施設やバス停等に設置される。これにより、ベンチ42上に載置された電力受電機器B1に給電することができる。尚、第1、第2、第4実施形態の無接点給電装置1により天板42aを形成してもよい。
【0051】
次に、図9は第8実施形態のテントを示す側面断面図である。説明の便宜上、前述の図4に示す第3実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。テント44は第3実施形態の無接点給電装置1により一面の屋根44aが形成される。屋根44aは地面の近傍まで延び、複数の支柱44bにより支持される。屋根44aの上面には複数のストッパ44cが設けられる。
【0052】
テント44は運動会や野外イベントの会場等に設置される。イベントの参加者はデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の電力受電機器B1を屋根44a上に載置する。電力受電機器B1はストッパ44cによって滑落が防止される。これにより、電力受電機器B1に給電して充電を行うことができる。尚、第1、第2、第4実施形態の無接点給電装置1により屋根44aを形成してもよい。
【0053】
次に、図10は第9実施形態の物置を示す側面断面図である。説明の便宜上、前述の図1に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。物置46は第1実施形態の無接点給電装置1により屋根46aが形成される。屋根46aは太陽電池モジュール20(図1参照)が上面が配され、電力伝送モジュール10(図1参照)が下面に配される。
【0054】
また、無接点給電装置1の下面には磁性体のシート(不図示)が設けられる。電力受電機器B3、B4の端面にはマグネット(不図示)が設けられる。これにより、電力受電機器B3、B4をマグネットの吸着によって物置46の天井面に取り付けることができる。物置46は住宅の庭、野外イベントの会場等に設置される。また、物置46を仮設住宅として設置してもよい。
【0055】
電力受電機器B4は例えば照明装置から成り、無接点給電装置1から電力受電機器B4に給電して物置46内の照明を行うことができる。この時、マグネットによって着脱自在の電力受電機器B4を屋根46aの所望の位置に設置することができ、使用者の利便性を向上することができる。
【0056】
電力受電機器B3は例えば蓄電池47に接続される電源コード47aの端子を形成する。無接点給電装置1からの給電によって電源コード47aを介して蓄電池47を充電することができる。蓄電池47に蓄えられた電力は外部用コンセント47bを介して所望の機器に供給される。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明によると、無接点で電力受電機器に給電を行う無接点給電装置に利用することができ、テーブル、ベンチ、テント、物置等に利用することができる。
【符号の説明】
【0058】
1 無接点給電装置
10 電力伝送モジュール
11 透明基板
12 発光素子
20 太陽電池モジュール
30 コネクタ
31 被覆材
32、47 蓄電池
40 テーブル
42 ベンチ
44 テント
46 物置
B1、B2、B3、B4 電力受電機器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽電池を有するシート状の太陽電池モジュールと、前記太陽電池モジュールに重ねられるとともに前記太陽電池モジュールから供給される電力を無接点で電力受電機器に伝送するシート状の電力伝送モジュールとを備えたことを特徴とする無接点給電装置。
【請求項2】
前記電力伝送モジュールの回路を形成する配線が透明配線から成ることを特徴とする請求項1に記載の無接点給電装置。
【請求項3】
前記電力伝送モジュールの回路が透明基板上に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無接点給電装置。
【請求項4】
前記太陽電池モジュールで発生した電力を蓄える蓄電池を備え、前記畜電池を介して前記電力伝送モジュールに電力を供給したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の無接点給電装置。
【請求項5】
耐候性の被覆材により周囲を密閉して被覆したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の無接点給電装置。
【請求項6】
前記電力伝送モジュールは前記電力受電機器への給電状態を示す発光素子を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の無接点給電装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図9】
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【図10】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−211822(P2011−211822A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−76681(P2010−76681)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】