説明

無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造

【課題】無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造を提供する。
【解決手段】本発明は無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造であり、電子タグのデータを読み取る無線ICタグ読取り装置と、無線ICタグ読取り装置の電子タグデータを受信するとともに、電子タグの内容を解読して、そして電子タグの内容を電子ロボットの対応する行動コードに変換して出力する行動制御部と、行動制御部の出力を受信するとともに、電子ロボットの駆動を行うことで、電子ロボットに対応するアクセサリとのインタラクティブな動作を発生させる駆動部と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線識別技術を電子ロボットの動作系列に応用する方法および構造であって、とりわけ電子ロボットに無線ICタグ読取り装置(RFID Reader)を取り付けるとともに、電子ロボットに対応するアクセサリ内に電子タグ(Tag)を取り付けて、無線ICタグ読取り装置で電子タグの内容を読み取った後、前記データを、行動データベース中から対応する行動パターンを選択することができる行動制御部に送信し、前記行動パターンを駆動部に送って動作を実行することにより、電子ロボットと対応するアクセサリとをインタラクティブに動作させて、電子ロボットに人工知能の類の機能を持たせるものである。
【背景技術】
【0002】
初期の電子ペットは単純に光と音を発するのみ、または移動機能を持つのみであって、使用者には何らインタラクティブなモードはなく、消費者はこの電子ペットについて短時間で飽きてしまいやすいため、初めてインタラクティブ型の電子ペットが誕生したのである。そしてインタラクティブ型電子ペットの起源は、1996年に日系企業バンダイ(BANDAI)が発売したたまごっち(Tamagotchi)にまで遡ることができる。たまごっちは平面の液晶画面を用いた小型の電子ゲーム機であって、電子のひよこが孵化してから成長するまでを模擬したゲームであり、空前の大ヒットとなった。たまごっちは普通の子供に喜ばれるのみに止まらず、普通のサラリーマンまでもこのゲームにのめり込むようになり、この現象は電子ロボットがこれより大衆に受け入れられる時代の訪れを告げることとなった。電子ペットの技術は電子産業の進歩に伴って、ますますリアルさを増してきている。例えば、ソニー社(SONY)はロボット犬であるアイボ(AIBO)を開発している。このロボット犬は子犬の外形を持ち、内部には関連する駆動ギヤ、音・光および音声モジュールが組み込まれており、しかもその体に取り付けられている対外的な映像または音声のセンサで、外部の映像・音声情報を検出する。映像・音声情報は一連の演算処理を経るとともに、関連の駆動プログラムが対応して、使用者との一連のインタラクティブな動作が発生する。しかし、このロボット犬は人工知能を有し、そして相当多大な人力を投入して開発していることから、このロボット犬のコストは膨大となり、販売価格は一般的な消費者が負担できるものではなかった。よって、当業者がその他技術を用いて電子ペットに人工知能を持たせるとともに、一般消費者が受け入れることができる価格にまで価格を抑える目的の達成が待たれていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願では、電子ロボットに無線ICタグ読取り装置(RFID Reader)を取り付けて、電子ロボットに対応するアクセサリ内に電子タグ(Tag)を取り付けて、無線ICタグ読取り装置で電子タグの内容を読み取った後、前記データを、行動データベース中から対応する行動パターンを選択することができる行動制御部に送信し、前記行動パターンを駆動部に送って動作を実行することにより、電子ロボットと対応するアクセサリとをインタラクティブに動作させて、電子ロボットに人工知能の類の機能を持たせる、無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する方法および構造を提供する。
【0004】
本願では、インターネット、記憶メディアおよびエディットインターフェイスを介して、例えばロボット犬本来の個性、もし恥ずかしがり屋の場合、行動データベースを更新した後、ロボット犬の個性がわんぱくで活発な個性に変わるというように更新することで、使用者の電子ペットに対する新鮮感をより増すことができ、電子ペットへの愛着の度合いを維持することができる、行動データベースを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記した本願の開示を達成するために、本発明は無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造であり、電子ロボットに対応するアクセサリ内に電子タグを取り付けるものであって、
電子タグのデータを読み取る無線ICタグ読取り装置と、
無線ICタグ読取り装置の電子タグデータを受信するとともに、電子タグの内容を解読して、そして電子タグの内容を電子ロボットの対応する行動コードに変換して出力する行動制御部と、
行動制御部の出力を受信するとともに、電子ロボットの駆動を行うことで、電子ロボットに対応するアクセサリとのインタラクティブな動作を発生させる駆動部と、を備えている。
【0006】
上記した本願の開示を達成するために、本発明は無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造であって、
電子タグのデータを読み取る無線ICタグ読取り装置と、
無線ICタグ読取り装置の電子タグデータを受信するとともに、電子タグの内容を解読して、そして電子タグの内容を電子ロボットの対応する行動コードに変換して出力する行動制御部と、
行動制御部の出力を無線インターフェイスで外部に送信する無線送信インターフェイスと、
無線送信インターフェイスのデータを受信し復元する無線受信インターフェイスと、
無線受信インターフェイスのデータを受信するとともに、電子ロボットの駆動を行うことで、電子ロボットに対応するアクセサリとのインタラクティブな動作を発生させる駆動部と、を備えている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
理解の便宜を図るために、ここに下記する図面に併せて本発明の詳細な構造および接続関係を説明する。
【実施例】
【0008】
図1を参照されたい。これは本発明において電子ロボットの外部に無線ICタグ読取り装置が装着された後、無線インターフェイスを用いて駆動命令を電子ロボット内部に送信する機能ブロック構造の概略図である。本実施例で言うところの電子ロボットはロボット犬、ロボット猫などの電子ペットを広く意味しているが、当業者であれば、例えば玩具(電子ペット)、家庭用途(清掃用ロボット)、商業用途(オフィス用)および工業用途(製造業)などに電子ロボットの応用範囲を広げることができる。本実施例の電子ロボットはロボット犬を例としており、ロボット犬の背中部に、電子タグ(RFID Tag)(図示せず)のデータを読み取るための無線ICタグ読取り装置11(RFID Reader)を備えた外部読取り装置1(外観がリュックまたは衣服に似ている)を装着することができる。行動制御部12が、無線ICタグ読取り装置11の電子タグデータを受信するとともに、電子タグの内容を解読して、そして電子タグの内容を電子ロボットの対応する行動コードに変換して出力する。前記行動制御部12が受信する電子タグデータは、各データがシリアル(Serial)方式で配列されている。無線送信インターフェイス13が、行動制御部12の出力を無線インターフェイスで外部に出力する。前記無線送信インターフェイス13は赤外線(IR)、ブルートゥース(Blue Tooth)および無線周波数(RF)インターフェイスを指す。前記電子タグおよび無線ICタグ読取り装置11の応用する周波数領域は高周波(HF)、極超短波(UHF)、アクティブHF(Active HF)、アクティブUHF(Active UHF)のうちのいずれか一つである。
【0009】
また、電子ロボット2内部には無線受信インターフェイス21と駆動部22とが設けられている。無線受信インターフェイス21の機能は無線送信インターフェイスのデータを受信して復元するものであって、無線受信インターフェイス21も無線受信インターフェイス21と信号を一致させて出力する赤外線(IR)、ブルートゥース(Blue Tooth)および無線周波数(RF)インターフェイスを備えてもよい。駆動部22の機能は無線受信インターフェイス21のデータを受信するとともに、電子ロボットの駆動を行うことで、電子ロボットに対応するアクセサリ(例えば、骨、電柱、ピストル・・・などの道具)とのインタラクティブな動作を発生させる。この動作は、例えばロボット犬が骨を見る(実際には電子タグの指定動作を感知している)と尻尾を振り、喜ぶ状態を表わし、電柱を見ると右後ろ足を上げておしっこをするに似た姿となり、ピストルを見たときには仰向けにひっくり返り、死んだ真似をする、といった動作である。本願の最大の長所は、元のロボット犬に仮に無線ICタグ読取り装置が内蔵されていない場合には、外付けの形態でも、電子タグを用いてロボット犬にインタラクティブな動作をさせて、既存における工場出荷時には無線ICタグでインタラクティブな動作させるものがない多くの電子ロボットへのニーズを満たすことができるところである。前記駆動部が発生するインタラクティブな動作はギヤ(四肢、頭部、尻尾部の駆動)、音・光(目部分の発光ダイオード)および音声モジュール(犬の鳴き声を模したもの)を作動するものを意味しており、異なる組合わせで変化に富んだ電子ペットの行動パターンを発生させている。
【0010】
図2を参照されたい。これは本発明において電子ロボットの内部に無線ICタグ読取り装置が設けられた後、電子ロボットを直接駆動する機能ブロック構造の概略図である。図1に開示されている構造と比較して、本実施例の構造では無線ICタグ読取り装置31が電子ロボット3内部に直接内蔵されており、前記無線ICタグ読取り装置31が読み取った電子タグ(図示せず)データは、行動制御部32に直接送られて電子タグの内容を解読するとともに、電子タグの内容を電子ロボットの対応する行動コードに変換して出力した後、駆動部33に送信し、さらに電子ロボット3の駆動を行うことで、電子ロボット3に対応するアクセサリとのインタラクティブな動作を発生させる。このような制御形態は、図1に比べて、最も好ましい駆動効果(無線インターフェイスが信号を送信する遅延時間を減らす)を達成できるうえ、電子ロボット3の製造コストも削減することができる。
【0011】
図3、4を参照されたい。これらは本発明のアプリケーションプログラムで構成された構成要素ユニットの概略図および詳細な機能構成図であって、無線ICタグ読取り装置41と、行動制御部42と、行動データベース43と、無線送信インターフェイス44とを備え、それぞれ細部の機能は以下のとおりである。
(一)行動制御部42は、
電子タグの内容を解読するとともに、これを動作命令フォーマットに書き換えた後に出力する電子タグデータ解読部421と、
電子タグデータ解読部421が出力した動作命令フォーマットを受信するとともに、これを演算して、演算結果をテキスト形態で出力する動作演算部422と、
各行動動作の対応行動コードを行動データベース中から探し出すまで、動作演算部422の出力を受信するとともに、対応行動コードをシリアル方式で出力する動作命令アセンブリ部423と、
動作命令アセンブリ部423の出力対応行動コードを駆動部のI/Oポートに書き込む動作命令送出部424と、を更に備えている。
【0012】
(二)無線ICタグ読取り装置41は、
無線ICタグ読取り装置41を起動するものであり、モードには常時、定時および即時の三種類のパターンを含む起動部411と、
無線ICタグ読取り装置41を停止する停止部412と、
電子タグデータを読み取るとともに、前記電子タグデータの有効性を確認するデータ読取り部413と、を更に備えている。
【0013】
(三)行動データベース43は、
行動コードと動作とを比較して、異なるタイプの電子ロボットに統一した行動制御を行う動作行動コード管理部431と、
前記動作命令アセンブリ部423が対応行動コードを検索するものを提供する動作行動コード検索部432と、を更に備えている。
前記行動コードは、前記行動制御部が動作するのに必要な遅延時間を含んでいる。
【0014】
前記無線送信インターフェイス44は赤外線(IR)、ブルートゥース(Blue Tooth)および無線周波数(RF)インターフェイスであるので、実施形態はいずれも公知技術に開示されているので、ここでは説明を省略する。
【0015】
図5A、Bを参照されたい。これらは本発明の行動制御部が受信する電子タグデータがシリアル方式に配列されている第1の実施例図および第2の実施例図である。このうち上記で開示されている行動制御部が電子タグデータを受信した後、前記電子タグデータは行動ユニットに変換してシリアル(Serial)方式で配列するものであり、図5Aに開示するものはシリアル方式で配列された行動ユニットであり、隣接する行動ユニットの間は連続方式で直接実行されている。例えば、ロボット犬では行動ユニット1を元々立つ、行動ユニット2を座る、行動ユニット3を右前足を上げる・・・などと設定している。このように類推し、図5Bに開示するように、同様に行動コードをシリアルに配列し、同時に行動を実行するに必要な遅延時間を加える。例えば、ロボット犬では行動ユニット1が立つ、遅れて一秒後、行動コード2を実行し、行動ユニット2が座る、遅れて三秒後、行動ユニット3を実行し、行動ユニット3は右前足を上げる、遅れて二秒後、行動コード4を実行するなどと設定している。このように類推し、当然のこと図5Bを好ましい実施モデルとして、電子ロボットをスムーズな連続方式で動作させるとともに、極めて優れた効果を持たすことができる。
【0016】
上記した行動ユニットは、行動データベース中の複数の行動コードの配列の組合わせであり、一つの行動コードが一つの動作であり、複数の行動コードの組合わせで行動ユニットを構成している。例えば、行動ユニットAはロボット犬に伏せの動作、つまり先ず後足二本を曲げる行動コードに、更に前足二本を曲げる複数の行動コードの動作の組合わせをさせる。行動ユニットBはロボット犬にお座りの動作、後足二本のみを曲げる一つの行動コードをさせる。異なる行動コードの組合わせにより、電子ロボットに異なる行動パターンを起こさせている。この原理でもたらされる効果は、電子ロボット自身の構造およい行動データベースを変更することなく、新たなロボットのインタラクティブな動作パターンを発生させることができる。よって、電子タグ(RFID Tag)の低価格の特性を生かした新たなビジネスモデルに派生でき、そして内部に異なるインタラクティブなパターンの行動符号化系列が書き込まれている、低コストでインタラクティブな動作が可能な新たなアクセサリ(例えば骨状の玩具、フリスビーなど)を絶えず開発することができる。
【0017】
図6を参照されたい。これは本発明の行動データベースの更新構成図であって、行動データベース53はインターネット(Internet)、記憶メディア52(例えば、携帯型メモリまたはその他簡易型の記憶装置)およびエディットインターフェイス(Edit Interface)を介してネットワークの行動データベースサーバ51から更新を行う。このうち記憶メディア52もまたインターネットを介して更新データをダウンロードして記憶して、前記記憶メディア52により電子ロボットの行動データベース53に転送して記憶することができる。前記エディットインターフェイスは複数の行動パターンの選択肢を予め設けて、使用者は好きな選択肢(例えば、恥ずかしがる、わんぱく、甘える・・・など)を選択するだけでよい。例えば、ロボット犬の本来の個性(表現する動作のわずかな違い)、もし恥ずかしがり屋の場合、行動データベース53の更新後、ロボット犬の個性は変わることなく、わんぱくで活発な個性となる。このように使用者の電子ペットに対しての新鮮感を増して、電子ペットへの愛着の度合いを維持することができる。
【0018】
上記した図1ないし図6の開示により、本発明は、電子ロボットに無線ICタグ読取り装置(RFID Reader)を取り付けるとともに、電子ロボットに対応するアクセサリ内に電子タグ(Tag)を取り付けて、無線ICタグ読取り装置で電子タグの内容を読み取った後、前記データを、行動データベース中から対応する行動パターンを選択することができる行動制御部に送信し、前記行動パターンを駆動部に送って動作を実行することにより、電子ロボットと対応するアクセサリとをインタラクティブに動作させて、電子ロボットに人工知能の類の機能を持たせるものである、ことが理解できる。本願は具体的な商品化の暁に、もたらされる電子機器および周辺商品の利益は計り知れないので、特許権の保護を求めてここに特許を出願するものである。
【0019】
上記をまとめると、本発明の構造的特徴および各実施例はいずれも詳細に開示されており、そして本発明の目的および効果における実施の進歩性は充分に示されており、極めて高い産業の利用価値を備え、しかも現在の市場において新たな未見の運用であるので、特許法の精神に述べるものに基づき、本発明は特許の要件を完全に満たしている。
【0020】
ただし上記したものは、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の実施の範囲を限定することができず、凡そ本発明の特許請求の範囲に基づいて行われる均等な変化および付加は、いずれも本発明が包括する範囲内にあるので、審査官殿にはご明察のうえ、特許査定くださるよう切望する次第である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明において電子ロボットの外部に無線ICタグ読取り装置が装着された後、無線インターフェイスを用いて駆動命令を電子ロボット内部に送信する機能ブロック構造の概略図である。
【図2】本発明において電子ロボットの内部に無線ICタグ読取り装置が設けられた後、電子ロボットを直接駆動する機能ブロック構造の概略図である。
【図3】本発明のアプリケーションプログラムで構成された構成要素ユニットの概略図である。
【図4】図3の構成要素ユニットの詳細な機能構成図である。
【図5A】本発明の行動制御部が受信する電子タグデータがシリアル方式に配列されている第1の実施例図である。
【図5B】本発明の行動制御部が受信する電子タグデータがシリアル方式に配列されている第2の実施例図である。
【図6】本発明の行動データベースの更新構成図である。
【符号の説明】
【0022】
1 外部読取り装置
11 無線ICタグ読取り装置
12 行動制御部
13 無線送信インターフェイス
2 電子ロボット
21 無線受信インターフェイス
22 駆動部
3 電子ロボット
31 無線ICタグ読取り装置
32 行動制御部
33 駆動部
41 無線ICタグ読取り装置
411 起動部
412 停止部
413 データ読取り部
42 行動制御部
421 電子タグデータ解読部
422 動作演算部
423 動作命令アセンブリ部423
424 動作命令送出部
43 行動データベース
431 動作行動コード管理部
432 動作行動コード検索部
44 無線送信インターフェイス
51 ネットワークの行動データベースサーバ
52 記憶メディア
53 行動データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造であり、電子ロボットに対応するアクセサリ内に電子タグを取り付けるものであって、
電子タグのデータを読み取る無線ICタグ読取り装置と、
無線ICタグ読取り装置の電子タグデータを受信するとともに、電子タグの内容を解読して、そして電子タグの内容を電子ロボットの対応する行動コードに変換して出力する行動制御部と、
行動制御部の出力を受信するとともに、電子ロボットの駆動を行うことで、電子ロボットに対応するアクセサリとのインタラクティブな動作を発生させる駆動部と、を備えたことを特徴とする無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項2】
前記構造が行動データベースを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項3】
前記行動データベースが、
行動コードと動作とを比較して、異なるタイプの電子ロボットに統一した行動制御を行う動作行動コード管理部と、
動作命令アセンブリ部が対応行動コードを検索するものを提供する動作行動コード検索部と、を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項4】
前記行動コードが、前記行動制御部が動作するのに必要な遅延時間を更に含んでいることを特徴とする請求項3に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項5】
前記行動データベースが、更にインターネット、記憶メディアおよびエディットインターフェイスを介して更新を行うことを特徴とする請求項2に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項6】
前記行動制御部が、
電子タグの内容を解読するとともに、これを動作命令フォーマットに書き換えた後に出力する電子タグデータ解読部と、
電子タグデータ解読部が出力した動作命令フォーマットを受信するとともに、これを演算して、演算結果をテキスト形態で出力する動作演算部と、
各行動動作の対応行動コードを行動データベース中から探し出すまで、動作演算部の出力を受信するとともに、対応行動コードをシリアル方式で出力する動作命令アセンブリ部と、
動作命令アセンブリ部の出力対応行動コードを駆動部のI/Oポートに書き込む動作命令送出部と、を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項7】
前記無線ICタグ読取り装置が、
無線ICタグ読取り装置を起動する起動部と、
無線ICタグ読取り装置を停止する停止部と、
電子タグデータを読み取るとともに、前記電子タグデータの有効性を確認するデータ読取り部と、を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項8】
前記起動部のモードには常時、定時および即時の三種類のパターンを含むことを特徴とする請求項7に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項9】
前記駆動部が発生させるインタラクティブな動作とはギヤ、音・光および音声モジュールを作動するものであることを特徴とする請求項1に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項10】
前記電子ロボットの応用範囲には玩具、家庭用途、商業用途および工業用途が含まれることを特徴とする請求項1に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項11】
前記電子タグの応用する周波数領域が高周波、極超短波、アクティブHF、アクティブUHFのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項1に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項12】
無線ICタグ読取り装置の応用する周波数領域が高周波、極超短波、アクティブHF、アクティブUHFのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項1に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項13】
前記行動制御部が、行動ユニットに変換しシリアル方式で配列される電子タグデータを受信することを特徴とする請求項1に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項14】
前記行動ユニットが複数の行動コードの組合わせからなることを特徴とする請求項13に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項15】
無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造であって、
電子タグのデータを読み取る無線ICタグ読取り装置と、
無線ICタグ読取り装置の電子タグデータを受信するとともに、電子タグの内容を解読して、そして電子タグの内容を電子ロボットの対応する行動コードに変換して出力する行動制御部と、
行動制御部の出力を無線インターフェイスで外部に送信する無線送信インターフェイスと、
無線送信インターフェイスのデータを受信し復元する無線受信インターフェイスと、
無線受信インターフェイスのデータを受信するとともに、電子ロボットの駆動を行うことで、電子ロボットに対応するアクセサリとのインタラクティブな動作を発生させる駆動部と、を備えたことを特徴とする無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項16】
前記無線送信インターフェイスが赤外線、ブルートゥースおよび無線周波数インターフェイスのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項15に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項17】
前記無線受信インターフェイスが赤外線、ブルートゥースおよび無線周波数インターフェイスのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項15に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項18】
前記構造が行動データベースを更に備えたことを特徴とする請求項15に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項19】
前記行動データベースが、
行動コードと動作とを比較して、異なるタイプの電子ロボットに統一した行動制御を行う動作行動コード管理部と、
動作命令アセンブリ部が対応行動コードを検索するものを提供する動作行動コード検索部と、を更に備えたことを特徴とする請求項18に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項20】
前記行動コードが、前記行動制御部が動作するのに必要な遅延時間を更に含んでいることを特徴とする請求項19に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項21】
前記行動データベースが、更にインターネット、記憶メディアおよびエディットインターフェイスを介して更新を行うことを特徴とする請求項18に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項22】
前記行動制御部が、
電子タグの内容を解読するとともに、これを動作命令フォーマットに書き換えた後に出力する電子タグデータ解読部と、
電子タグデータ解読部が出力した動作命令フォーマットを受信するとともに、これを演算して、演算結果をテキスト形態で出力する動作演算部と、
各行動動作の対応行動コードを行動データベース中から探し出すまで、動作演算部の出力を受信するとともに、対応行動コードをシリアル方式で出力する動作命令アセンブリ部と、
動作命令アセンブリ部の出力対応行動コードを駆動部のI/Oポートに書き込む動作命令送出部と、を更に備えたことを特徴とする請求項15に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項23】
前記無線ICタグ読取り装置が、
無線ICタグ読取り装置を起動する起動部と、
無線ICタグ読取り装置を停止する停止部と、
電子タグデータを読み取るとともに、前記電子タグデータの有効性を確認するデータ読取り部と、を更に備えたことを特徴とする請求項に記載15の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項24】
前記起動部のモードには常時、定時および即時の三種類のパターンを含むことを特徴とする請求項23に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項25】
前記駆動部が発生させるインタラクティブな動作とはギヤ、音・光および音声モジュールを作動するものであることを特徴とする請求項15に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項26】
前記電子ロボットの応用範囲には玩具、家庭用途、商業用途および工業用途が含まれることを特徴とする請求項15に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項27】
前記電子タグの応用する周波数領域が高周波、極超短波、アクティブHF、アクティブUHFのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項15に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項28】
無線ICタグ読取り装置の応用する周波数領域が高周波、極超短波、アクティブHF、アクティブUHFのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項15に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項29】
前記行動制御部が、行動ユニットに変換しシリアル方式で配列される電子タグデータを受信することを特徴とする請求項15に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。
【請求項30】
前記行動ユニットが複数の行動コードの組合わせからなることを特徴とする請求項29に記載の無線識別技術を電子ロボットの動作系列制御に応用する構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2009−34806(P2009−34806A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−239190(P2007−239190)
【出願日】平成19年9月14日(2007.9.14)
【出願人】(390023582)財団法人工業技術研究院 (524)
【氏名又は名称原語表記】INDUSTRIAL TECHNOLOGY RESEARCH INSTITUTE
【住所又は居所原語表記】195 Chung Hsing Rd.,Sec.4,Chutung,Hsin−Chu,Taiwan R.O.C
【Fターム(参考)】