説明

無線通信装置および無線通信方法

【課題】無線通信可能な外部機器から無線通信装置に近接無線通信を行う場合に、無線通信可能範囲に位置する時間に基づいて、無線通信装置に複数の動作を行わせることができる無線通信装置および無線通信方法を提供する。
【解決手段】無線ICカード12からコンピュータ10の無線部112に対して送信される電波強度を測定し、通信の可否を判別する。無線ICカード12の電波強度が閾値以上で通信が可能と判別された場合、電波強度が予め定められた時間以上連続して検出される動作βである判別された場合は第1の処理を行い、無線ICカード12の電波強度が予め定められた時間に満たない時間で検出される動作αである判別された場合は第2の処理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信を行う外部機器の検出時間に応じて無線通信機器を操作することができる無線通信装置および無線通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、近接無線通信を行う機器としては、無線ICカード等が挙げられる。無線ICカード等においては、通信対象の無線通信機器に無線通信可能な位置まで近づけることによって通信を行っている。例えば、特許文献1では、近接無線通信を行うICタグをかざした(通信対象の無線通信機器に無線通信可能な位置まで近づけている)時間が予め定められた時間以上となった場合に、予め設定された処理を行う技術が開示されている。
【特許文献1】特開2005−242976号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ICタグを予め定められた時間以上かざした場合、対応する予め定められた1つの処理を行うのみであり、複数の動作を行わせることができない。
【0004】
そこで、本発明は、無線通信可能な外部機器から無線通信装置に近接無線通信を行う場合に、無線通信可能範囲に位置する時間に基づいて、無線通信装置に複数の動作を行わせることができる無線通信装置および無線通信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様によれば、外部機器と無線通信を行う通信部と、前記通信部で受信する前記外部機器からの電波強度を測定する電波強度測定部と、前記電波強度測定部で測定した電波強度が連続して閾値以上である時間が、一定時間を超過している第1の状態であるか、一定時間に満たない第2の状態であるかを判別する判別部と、前記判別部により、前記第1の状態であると判別された場合は前記通信部を用いて第1の処理を行い、前記第2の状態であると判別された場合は前記通信部を用いて第2の処理を行う制御部と、を備えることを特徴とする無線通信装置が提供される。
【0006】
また、本発明の別の一態様によれば、外部機器と無線通信の無線通信に使用する通信部を備える無線通信装置で用いられる無線通信方法であって、前記通信部で受信する前記外部機器からの電波強度を測定し、測定した電波強度が連続して閾値以上である時間が、一定時間を超過している第1の状態であるか、一定時間に満たない第2の状態であるかを判別し、前記第1の状態である判別された場合は第1の処理を行い、前記第2の状態であると判別された場合は第2の処理を行うことを特徴とする無線通信方法が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、無線通信可能な外部機器から無線通信装置に近接無線通信を行う場合に、無線通信可能範囲に位置する時間に基づいて、無線通信装置に複数の動作を行わせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0009】
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の構成について説明する。
【0010】
この無線通信装置は、例えばコンピュータ10として実現されている。コンピュータ10は、制御部111、無線部(通信部)112、電波強度解析部113、通信可能範囲判別部(判別部)114、LED(Light Emitting Diode:表示部)115、スピーカー(音声出力部)116等を備えている。
【0011】
制御部111は、通信可能範囲判別部114により電波強度が閾値以上で通信が可能と判別され、かつ、電波強度が予め定められた時間以上連続して検出される第1の状態であると判別された場合は第1の処理(例えば、電子メールの送受信の処理)を行う。また、電波強度が予め定められた時間に満たない時間で検出される第2の状態である判別された場合は第2の処理(例えば、インターネットブラウザーを起動する処理)を行う。無線部112は、無線ICカード(外部機器)12と近接無線通信を行う無線通信デバイスである。電波強度解析部113は、無線ICカード12が備える無線部103から送信される無線通信の電波強度を測定する。通信可能範囲判別部114は、電波強度解析部113によって測定された電波強度に基づいて、無線ICカード12が通信可能な範囲に位置するか否かを判別する。例えば、電波強度が所定の閾値を超えれば、無線ICカード12が通信可能な範囲に位置すると判別する。LED115は、上述した第1の状態、第2の状態等の状態の変化を表示し、ユーザに通知する表示デバイスである。LED115による表示形態は、後述する。スピーカー116は、上述した第1の状態、第2の状態等の状態の変化を音声出力でユーザに通知する音声出力デバイスである。スピーカー116による音声出力形態は、後述する。
【0012】
無線ICカード12は、制御部101および無線部103を備えている。制御部101は、無線ICカード12がコンピュータ(無線通信装置)10と近接無線通信を行うための制御を行う。無線部103は、無線ICカード12がコンピュータ10と近接無線通信を行うためのアンテナ等の通信デバイスである。無線ICカード12は、電磁誘導等の技術を用いてコンピュータ10から電源が供給されるが、必要に応じてバッテリ等を搭載するようにしてもよい。
【0013】
以上のように構成された本実施形態に係る無線通信装置であるコンピュータを適用した制御方法について図2のフローチャートを参照して説明する。
【0014】
無線ICカード12とコンピュータ(無線通信装置)10とを近接無線通信が可能な範囲まで移動する(ステップS101)。例えば、コンピュータ10が所定の場所に置かれていた場合は、無線ICカード12をコンピュータ10に近づけることで、無線ICカード12とコンピュータ10とを近接無線通信が可能な範囲まで移動する。もちろん、例えば、無線ICカード12が所定の場所に置かれていた場合は、コンピュータ10をコンピュータ10に近づけることで、無線ICカード12とコンピュータ10とを近接無線通信が可能な範囲まで移動することも可能である。
【0015】
次に、コンピュータ10の電波強度解析部113は、無線ICカード12の無線部103とコンピュータ10の無線部112とが無線通信を行う電波強度を解析する(無線ICカード12の無線部103から送信された電波強度を解析する)。解析された電波強度に基づいて、コンピュータ10の通信可能範囲判別部114は、コンピュータ10の電波強度解析部113によって所定の閾値以上の電波強度であると判別された場合は、コンピュータ10の通信可能範囲内に無線ICカード12が位置すると判別し、コンピュータ10の無線部112は、無線ICカード12の無線部103と無線通信を開始する(ステップS102:図3左側の状態)。
【0016】
コンピュータ10の制御部111は、コンピュータ10の電波強度解析部113によって所定の閾値以上の電波強度を所定の閾値以上の時間t(s)の間、検出したと判別した場合は、無線ICカード12は、コンピュータ10から近接無線通信が可能な範囲内に定置されている(動作β)と判別され(ステップS103のYES)、予め定められていた処理(第1の処理)が実行される(ステップS105:図3の右下の状態:コンピュータ10の所定のハードウェアスイッチを長押しした場合等に相当)。一方、コンピュータ10の制御部111は、コンピュータ10の電波強度解析部113によって所定の閾値以上の電波強度を検出したが、所定の閾値未満の時間t(s)で所定の閾値の電波強度の検出が終了した場合、無線ICカード12は、コンピュータ10から近接無線通信が可能な範囲外へ移動した(動作α)と判別され(ステップS103のNO)、予め定められていた処理(第2の処理)が実行される(ステップS104:図3の右上の状態:コンピュータ10の所定のハードウェアスイッチを短押しした場合等に相当)。なお、電波強度の閾値は、無線通信で用いられる規格や無線機器の通信性能によっても異なるので、予め適切な値を設定する。
【0017】
また、コンピュータ10は、LED115およびスピーカー116を備えている。これらのデバイスは、コンピュータ10と無線ICカード12との通信の状態に応じて、動作させることができる。例えば、図4に示すように、コンピュータ10と無線ICカード12との通信の状態に応じて、LED115およびスピーカー116の動作を予め設定してテーブルデータ等として制御部111内等に記憶しておく。そして、コンピュータ10と無線ICカード12との通信の状態を「状態M」、「状態N」、「状態L」として設定し、例えば次のように定義する。すなわち、「状態M」は、コンピュータ10が無線ICカード12との通信状態の判別を開始(処理開始)する状態である。「状態N」は、コンピュータ10が無線ICカード12との通信状態の判別を行っている判別中(処理中)の状態である。「状態L」は、コンピュータ10が無線ICカード12との通信状態の判別が終了(処理終了)した状態である。例えば、図5に示すように、「状態M」のときには、LED115を赤く点灯させ、「状態N」のときには、LED115を消灯させ、「状態L」のときには、LED115を緑に点灯させる。また、例えば、図6に示すように、「状態M」のときには、LED115を赤く点灯させ、「状態N」のときには、LED115を赤で点滅させ、「状態L」のときには、LED115を赤く点灯させる。さらに、図7に示すように、「状態M」のときには、スピーカー116から開始音(ピー:Piii)を出力させ、「状態N」のときには、スピーカー116から判別音(ピ・ピ:Pi・Pi)を出力させ、「状態L」のときには、スピーカー116から終了音(ピー:Piii)を出力させる。また、上述したLED115とスピーカー116との組み合わせでもよい。すなわち、LED115を予め設定された色で点灯(または点滅)させ、同時に、スピーカー116から予め設定された出力音を出力させるようにしてもよい。さらに、「状態N」のときには、LED115を赤で点滅させ、「状態L」のときには、スピーカー116から予め設定された出力音を出力させる。さらに、「状態M」のときには、LED115を赤で点滅させる、等、これらの組み合わせを様々に設定することができる。さらに、LED115の表示色、点滅の早さ、スピーカー116の出力音の長さ等は、様々に設定することができる。また、上述したLED115とスピーカー116以外にもユーザに注意を促すことのできるデバイス(例えば、バイブレーションを発生するデバイス等)であれば限定されるものではない。
【0018】
上述した第1の実施形態によれば、無線ICカード等を用いた近接無線通信によって行うことのできる処理の選択肢を増やすことができる。すなわち、無線ICカード等を用いた近接無線通信デバイスが通信可能範囲内に検出される時間によって、予め設定した処理を行わせることができる。
【0019】
次に、第1の実施形態の変形例を図8のフローチャートを参照して説明する。
【0020】
コンピュータ10の電波強度解析部113は、無線ICカード12の無線部103とコンピュータ10の無線部112とが無線通信を行う電波強度を解析する。解析された電波強度に基づいて、コンピュータ10の通信可能範囲判別部114は、コンピュータ10の電波強度解析部113によって所定の閾値以上の電波強度であると判別された場合は、コンピュータ10の通信可能範囲内に無線ICカード12が位置すると判別し、コンピュータ10の無線部112は、無線ICカード12の無線部103と無線通信を開始する(ステップS201のYES)。コンピュータ10の制御部111は、無線ICカード12の無線部103と無線通信を開始すると、例えば、無線ICカード12内に記憶している最初の画像を1枚(画像データである1つのファイル)をコンピュータ10に近接無線通信を用いて転送する(ステップS202)。
【0021】
コンピュータ10の制御部111は、コンピュータ10の電波強度解析部113によって閾値以上の電波強度を所定の閾値以上の時間t(s)の間、検出したと判別した場合は、無線ICカード12は、コンピュータ10から近接無線通信が可能な範囲内に定置されていると判別され(ステップS203のYES)、無線ICカード12内のすべての画像データを近接無線通信を用いてコンピュータ10に転送する(ステップS204)。
【0022】
上述した第1の実施形態の変形例を用いることにより、無線ICカードとコンピュータとの近接無線通信が可能となった場合に、即座に処理を開始することにより、より高速に処理を行うことができる。さらに、これらの処理をユーザに視覚や聴覚を用いて通知することで利便性を向上させることができる。
【0023】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図9のフローチャートを参照して説明する。
【0024】
コンピュータ10の制御部111は、コンピュータ10の電波強度解析部113によって所定の閾値以上の電波強度を所定の閾値以上の時間t(s)未満の時間で、検出したと判別した場合は(ステップS301のNO)、無線ICカード12は、コンピュータ10から近接無線通信が可能な範囲外に移動(動作αとする)したと判別され、例えば、選択メニューがコンピュータ10に表示される。この選択メニューは、例えば図10に示すように、コンピュータ10内の予め登録されたアプリケーションを選択するためのメニューであり、動作αを検出するたびに当該選択メニューに表示されているアプリケーションの選択が切り替わるものとする。例えば、動画再生アプリケーションが選択されている状態で(図10参照)、動作αを行うことにより、選択対象が替わり、例えばTVアプリケーションが選択される。同様に、動作αを検出するたびに、インターネットアプリケーション、メールアプリケーションと選択対象が順に切り替わるものとする。選択メニュー上で、所望のアプリケーションが選択された状態となると(ステップS302のYES)、無線ICカード12をコンピュータ10から近接無線通信が可能な範囲内に、所定の閾値以上の時間t(s)定置させることにより、選択メニュー上で選択された所望のアプリケーションが起動される(選択されている動作α+nを行う。例えば、動作α+nは、動画再生アプリケーションの起動等の動作である)。一方、選択メニュー上で、所望のアプリケーションがまだ選択されていない状態であると(ステップS302のNO)、動作α(無線ICカード12とコンピュータ10(無線通信装置)とを通信可能範囲外へ移動後に範囲内へ移動する)を行い、選択メニューに表示されているアプリケーションの選択を切り替える(ステップS303)。
【0025】
なお、上述した選択メニューの表示をコンピュータ10で行っているが、無線ICカード12に表示装置を備えて、当該表示装置上に選択メニューの表示を行うようにしてもよい。
【0026】
上述した第2の実施形態を用いることにより、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0027】
また、第2の実施形態の変形例として、コンピュータ10が動作αを検出した場合に、無線ICカード12との近接無線通信とは別の無線通信(ワイヤレスLAN等)とのリンク確立のトリガーとし、コンピュータ10が動作αを検出した場合には、TransferJet等のさらに別の無線通信を行うようにすることもできる。また、別の変形例としては、コンピュータ10が動作αを検出した場合に、無線ICカード12から画像を1枚、コンピュータ10に送信し、動作β(図3参照)を検出した場合は、無線ICカード12から画像を順次コンピュータ10に送信してコンピュータ10上でスライドショーを行うこともできる。
【0028】
上述した実施形態では、動作αをコンピュータ10の所定のハードウェアスイッチを短押しした場合、動作βをコンピュータ10の所定のハードウェアスイッチを長押しした場合を想定して処理を割り当てているが、これに限定されることなく、動作αおよび動作βに割り当てる処理は限定されるものではない。
【0029】
なお、本実施形態の制御処理の手順は全てソフトウェアによって実現することができるので、この手順を実行するプログラムをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じて、光ディスクドライブを有するコンピュータにインストールするだけで、本実施形態と同様の効果を容易に得ることができる。
【0030】
また、本発明は、上述した実施形態そのままに限定されるものではない。本発明は、実施段階では、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変更して具現化できる。
【0031】
さらに、上述した実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることで、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンピュータおよび無線ICカードの主要な構成を示す図。
【図2】同実施形態に係るコンピュータの無線ICカードに対する処理を示すフローチャート。
【図3】同実施形態に係るコンピュータの無線ICカードに対する処理を模式的に示す図。
【図4】同実施形態に係るコンピュータのLEDおよびスピーカーの予め設定された動作の設定状態を模式的に示す図。
【図5】同実施形態に係るコンピュータの処理形態の変化に応じたLEDの動作の概念を模式的に示す図。
【図6】同実施形態に係るコンピュータの処理形態の変化に応じたLEDの動作の概念を模式的に示す図。
【図7】同実施形態に係るコンピュータの処理形態の変化に応じスピーカーの動作の概念を模式的に示す図。
【図8】第1の実施形態の変形例に係るコンピュータの処理を示すフローチャート。
【図9】第2の実施形態のコンピュータの処理を示すフローチャート。
【図10】同実施形態に係るコンピュータの表示装置に示される選択メニューの概念を模式的に示す図。
【符号の説明】
【0033】
10…コンピュータ、12…無線ICカード、101、111…制御部、103、112…無線部、113…電波強度解析部、114…通信可能範囲判別部、115…LED、116…スピーカー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部機器と無線通信を行う通信部と、
前記通信部で受信する前記外部機器からの電波強度を測定する電波強度測定部と、
前記電波強度測定部で測定した電波強度が連続して閾値以上である時間が、一定時間を超過している第1の状態であるか、一定時間に満たない第2の状態であるかを判別する判別部と、
前記判別部により、前記第1の状態であると判別された場合は前記通信部を用いて第1の処理を行い、前記第2の状態であると判別された場合は前記通信部を用いて第2の処理を行う制御部と、を備えることを特徴とする無線通信装置。
【請求項2】
表示部をさらに備え、
前記判別部によって、状態の判別を開始した場合は、前記表示部に予め設定された表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記判別部によって、状態の判別を行っている場合は、前記表示部に予め設定された表示を行うことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記第1の状態と判別された場合は、前記表示部に予め設定された表示を行うことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
【請求項5】
前記第1の状態から前記第2の状態へ移行したと判別された場合は、前記表示部に予め設定された表示を行うことを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
【請求項6】
報知部をさらに備え、
前記判別部によって状態の判別を開始した場合は、前記報知部により報知することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項7】
前記判別部によって状態の判別を行っている場合は、前記報知部により報知することを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
【請求項8】
前期判別部によって前記第1の状態と判別された場合は、前記報知部により報知することを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
【請求項9】
前記第1の状態から前記第2の状態へ移行したと判別された場合は、前記報知部により報知することを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
【請求項10】
外部機器と無線通信の無線通信に使用する通信部を備える無線通信装置で用いられる無線通信方法であって、
前記通信部で受信する前記外部機器からの電波強度を測定し、
測定した電波強度が連続して閾値以上である時間が、一定時間を超過している第1の状態であるか、一定時間に満たない第2の状態であるかを判別し、
前記第1の状態である判別された場合は第1の処理を行い、前記第2の状態であると判別された場合は第2の処理を行うことを特徴とする無線通信方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2010−74664(P2010−74664A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−241606(P2008−241606)
【出願日】平成20年9月19日(2008.9.19)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】