燃焼装置および金属溶解炉
【課題】 本発明は廃プラスチック燃料を燃焼させても黒煙や有害ガスの発生を防止して、安価で、効率よくアルミ缶等の金属を溶解することができるボイラーのバナーや金属溶解炉等に使用することができる燃焼装置および金属溶解炉を得るにある。
【解決手段】 立設させた上部に排気口を有する筒状の燃焼筒と、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管と、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置と、空気供給管の下部外周部の燃焼筒内に設けられた廃プラスチック燃料を収納する燃料収納皿と、燃焼筒内の下部位置に設けられた水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンクと、この水タンクへ水を供給する水供給装置と、燃料収納皿内へ燃料を供給できるように燃焼筒に取付けられた開閉扉とで燃焼装置を構成している。
【解決手段】 立設させた上部に排気口を有する筒状の燃焼筒と、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管と、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置と、空気供給管の下部外周部の燃焼筒内に設けられた廃プラスチック燃料を収納する燃料収納皿と、燃焼筒内の下部位置に設けられた水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンクと、この水タンクへ水を供給する水供給装置と、燃料収納皿内へ燃料を供給できるように燃焼筒に取付けられた開閉扉とで燃焼装置を構成している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はボイラーのバナーや金属溶解炉等に使用することができる燃焼装置およびアルミ缶やその他の金属等の金属材を溶解する金属溶解炉に関する。
【背景技術】
【0002】
従来は、重油を燃料として用いる溶解炉でアルミ缶等の金属材を溶解して、インゴットにして回収している。
【0003】
このため、最近の原油高で燃料代が高く、再利用の処理コストが高くなるという欠点があった。
この欠点を解消するために、廃プラスチックを燃料に使用することも考えられているが、黒煙や有害ガスが発生して使用できなかった。
【特許文献1】特になし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、廃プラスチック燃料を燃焼させても黒煙や有害ガスの発生を防止して、安価で、効率よく燃焼させることができるとともに、アルミ缶等の金属を効率良く溶解することができるボイラーのバナーや金属溶解炉等に使用することができる燃焼装置および金属溶解炉を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は立設させた上部に排気口を有する筒状の燃焼筒と、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管と、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置と、前記空気供給管の下部外周部の前記燃焼筒内に設けられた、廃プラスチック燃料を収納する燃料収納皿と、前記燃焼筒内の下部位置に設けられた水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンクと、この水タンクへ水を供給する水供給装置と、前記燃料収納皿内へ燃料を供給できるように、前記燃焼筒に取付けられた開閉扉とで燃焼装置を構成している。
【0007】
本発明は立設させた上部に排気筒を有する筒状の燃焼筒、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置、前記空気供給管の下部外周部の前記燃焼筒内に設けられた、廃プラスチック燃料を収納する燃料収納皿、前記燃焼筒内の下部位置に設けられた水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンク、この水タンクへ水を供給する水供給装置、前記燃料収納皿内へ燃料を供給できるように、前記燃焼筒に取付けられた開閉扉とからなる燃焼装置と、この燃焼装置の前記燃焼筒の上部に取付けられたメルティングポットとで金属溶解炉を構成している。
【発明の効果】
【0008】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0009】
(1)立設させた上部に排気口を有する筒状の燃焼筒と、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管と、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置と、前記空気供給管の下部外周部の前記燃焼筒内に設けられた、廃プラスチック燃料を収納する燃料収納皿と、前記燃焼筒内の下部位置に設けられた水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンクと、この水タンクへ水を供給する水供給装置と、前記燃料収納皿内へ燃料を供給できるように、前記燃焼筒に取付けられた開閉扉とで構成されているので、燃料収納皿内の廃プラスチック燃料を燃焼させるとともに、空気供給装置で燃焼筒内の空気供給管より多段で空気が供給されて完全燃焼させることができる。
また、廃プラスチック燃料の燃焼によって水タンクが加熱され、複数本のパイプより燃焼火炎に水蒸気が噴射され、有害ガスの発生を阻止することができる。
したがって、黒煙や有害ガスの発生がなく、安全に使用することができる。
【0010】
(2)前記(1)によって、廃プラスチック燃料を使用するので、安価で、廃プラスチックの有効利用を図ることができる。
【0011】
(3)前記(1)によって、構造が簡単であるので、容易で、安価に製造することができる。
【0012】
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、メルティングポットとで金属材にコーティングされた合成樹脂材を除去したり、アルミ缶等の金属材を効率良く溶解することができる。
【0013】
(5)請求項3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、水タンクが形成された燃料収納皿によって、廃プラスチック燃料の燃焼によって効率よく水蒸気を発生させることができ、有害ガスの発生を効率よく阻止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0015】
図1ないし図7に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の金属溶解炉で、この金属溶解炉1は立設させた筒状の燃焼筒2と、この燃焼筒2の上部に、該燃焼筒2の内壁との間に火炎通路3を有するように取付けられたメルティングポット4と、このメルティングポット4の下部位置の前記燃焼筒2の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒2内へ供給することができる多数個の空気供給孔5が形成された空気供給管6と、この空気供給管6へ空気を供給する、送風機7を用いた空気供給装置8と、前記空気供給管6の下部外周部の前記燃焼筒2内に設けられた中央部に廃プラスチック燃料9が収納できる燃料収納室10が形成され、外周部に水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本の水蒸気噴射パイプ11を備えた水タンク12が形成された燃料収納皿13と、この燃料収納皿13の水タンク12の水を供給する水供給装置14と、前記燃料収納皿13内へ燃料を供給できるように前記燃焼筒2に取付けられた内部の燃焼状態を見ることができる開閉扉15とで構成されている。
【0016】
前記燃焼筒2は燃焼筒として使用される材質で形成された円筒状の燃焼筒本体16と、この燃焼筒本体16の底面を覆う底板17と、前記燃焼筒本体16の上部位置に形成された透孔18、18に取付けられた煙突19、19とで構成されている。
なお、本発明を実施する形態では底板17を直接床面に設置するものについて説明したが、本発明はこれに限らず、底板17あるいは燃焼筒本体16に脚部材を取付け、床面上に底板17が位置するようにしてもよい。
【0017】
前記空気供給管6は図6に示すように、前記燃焼筒2の底板17のほぼ中央部に固定された円筒状の空気供給管本体20と、この空気供給管本体20に所定間隔で多段、本発明を実施する形態では5段で、各段に6個形成された空気供給孔5と、前記空気供給管本体20の上面を覆う閉塞板21と、前記空気供給管本体20の下部に形成された空気導入口22とで構成されている。
【0018】
前記空気供給装置8は、前記空気供給管6の空気導入口22に接続された空気導入管23と、この空気導入管23へ空気を強制的に導く送風機7とで構成されている。
【0019】
前記廃プラスチック燃料9は加熱した植物性油に発泡樹脂材を溶解して形成したものが主に使用されるが、それ以外の方法で燃料として使用できるように廃プラスチックを加工したものを使用してもよい。
【0020】
前記燃料収納皿13は図7に示すように、前記燃焼筒本体16の内壁面と隙間が生じないように円筒状に形成された水タンク12と、この水タンク12内に燃料を収納できるように、底面に底板24を固定して形成した燃料収納室10と、前記水タンク12に所定間隔で上方へ突出するように取付けられた、該水タンク12で発生する蒸気を噴射する複数本、本発明を実施する形態では6本の水蒸気噴射パイプ11とで構成されている。
【0021】
前記水供給装置14は前記水タンク12に接続された水供給パイプ25と、この水供給パイプ25を介して前記水タンク12へ水を供給する水槽26とで構成されている。
【0022】
上記構成の金属溶解炉1は、燃料収納皿13の燃料収納室10内に廃プラスチック燃料9を収納し、燃焼させる。この時、燃料収納皿13の水タンク12には水供給装置14で水を常時一定の水位となるように供給するとともに、空気供給装置8の送風機7により、空気供給管6の多段の空気供給孔5より燃焼筒2内へ空気を多量に供給する。
このため、燃料収納皿13内の廃プラスチック燃料9の燃焼により、黒煙や有害ガスが発生する燃焼火炎となるが、該燃焼火炎中に空気供給管6の空気供給孔5より多段で空気が供給されて完全燃焼となるため、黒煙がなくなるとともに、燃料収納皿13で廃プラスチック燃料の燃焼によって、燃料収納皿13が加熱され、水タンク12や複数本の水蒸気噴射パイプ11が加熱されて、該水タンク12内の水が水蒸気となって複数本の水蒸気噴射パイプ11より燃焼火炎中へ噴射されるため、燃焼火炎の成分と水とが反応して有害ガスを無害化する。
このような無害化され、完全燃焼した燃焼火炎でメルティングポット4を加熱し、内部に収納したアルミ缶やその他の金属製品等の金属を溶解する。
なお、前記金属溶解炉1のメルティングポット4を除いた部分が燃焼装置となる。
このような金属溶解炉1は、植物油を収納したメルティングポット4内の植物油の温度を金属の溶解はできないが、合成樹脂材の溶解が可能な温度に制御することにより、金属材に合成樹脂材がコーティングされたものの合成樹脂材の除去をする作業に使用することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0023】
次に、図8ないし図17に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0024】
図8ないし図10に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、外周部が燃焼筒本体16の内壁面部位に位置し、内周部が空気供給管6の外壁面に位置する円筒状の水タンク12Aと、この水タンク12Aの上部外周部に上方へ突出するように形成された燃料収納室10を形成される外周壁27と、前記水タンク12Aの上面より上方へ突出するように取付けられた複数本の水蒸気噴射パイプ11とからなる燃料収納皿13Aを用いるとともに、水槽26にフロート28によって常時一定の水が水道管29より供給される水位自動調整装置30を用いた点で、このように構成した金属溶解炉1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0025】
図11ないし図13に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、空気供給管本体20に複数個、本発明を実施する形態では4個の螺旋状(多段状)になるように多数個の空気供給孔5を形成した空気供給管6Aを用いた点で、このような空気供給管6Aを用いて構成した金属溶解炉1Bにしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られるとともに、燃焼火炎を空気供給管6Aの螺旋状に配置した多数個の空気供給孔5からの空気によって、螺旋状に回転させて、より効率よく完全燃焼させることができる。
【0026】
図14および図15に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、燃焼筒本体16の外周部に、該燃焼筒本体16の加熱によって廃プラスチック燃料9を溶解する廃プラスチック溶解皿31を設けるとともに、該廃プラスチック溶解皿31で液状となった燃料を燃料収納皿13Aへ供給する開閉弁32を備えた燃料ホース33とを用いた点で、このように構成した金属溶解炉1Cにしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、廃プラスチック溶解皿31での廃プラスチック燃料9の溶解が十分にできない場合には、該部位の燃焼筒本体16の壁面を薄く形成したり、電熱ヒーターを用いて廃プラスチック燃料の溶解ができるようにしてもよい。
また、燃料収納皿13A内へ、液状にした廃プラスチック燃料を供給してもよい。
【0027】
図16および図17に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、筒状の燃焼筒2の上部に耐火性のボイラー筒34内に燃焼火炎を導くエルボ状の排気筒35を接続して、該耐火性のボイラー筒34内のボイラー用水管36を加熱することができる燃焼装置37として使用した点で、このよううに構成したボイラー用として使用することができる燃焼装置37にしても前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、燃焼装置37の筒状の燃焼筒2の上部より直接耐火性のボイラー筒34内へ燃焼火炎を導くように構成しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は燃焼装置および金属溶解炉を製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の正面図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の平面図。
【図3】図2の3−3線に沿う断面図。
【図4】図3の4−4線に沿う断面図。
【図5】図3の5−5線に沿う断面図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態の空気供給管の説明図。
【図7】本発明を実施するための最良の第1の形態の燃料収納皿の説明図。
【図8】本発明を実施するための第2の形態の正面図。
【図9】本発明を実施するための第2の形態の縦断面図。
【図10】本発明を実施するための第2の形態の燃料収納皿の説明図。
【図11】本発明を実施するための第3の形態の正面図。
【図12】本発明を実施するための第3の形態の縦断面図。
【図13】本発明を実施するための第3の形態の空気供給管の説明図。
【図14】本発明を実施するための第4の形態の正面図。
【図15】本発明を実施するための第4の形態の縦断面図。
【図16】本発明を実施するための第5の形態の正面図。
【図17】本発明を実施するための第5の形態の縦断面図。
【符号の説明】
【0030】
1、1A、1B、1C:金属溶解炉、
2:燃焼筒、 3:火炎通路、
4:メルティングポット、 5:空気供給孔、
6、6A:空気供給管、 7:送風機、
8:空気供給装置、 9:廃プラスチック燃料、
10:燃料収納室、 11:水蒸気噴射パイプ、
12、12A:水タンク、 13、13A:燃料収納皿、
14:水供給装置、 15:開閉扉、
16:燃焼筒本体、 17:底板、
18:透孔、 19:煙突、
20:空気供給管本体、 21:閉塞板、
22:空気導入口、 23:空気導入管、
24:底板、 25:水供給パイプ、
26:水槽、 27:外周壁、
28:フロート、 29:水道管、
30:水位自動調整装置、 31:廃プラスチック溶解皿、
32:開閉弁、 33:燃料ホース、
34:耐火性のボイラー筒、 35:排気筒、
36:ボイラー用水管、 37:燃焼装置。
【技術分野】
【0001】
本発明はボイラーのバナーや金属溶解炉等に使用することができる燃焼装置およびアルミ缶やその他の金属等の金属材を溶解する金属溶解炉に関する。
【背景技術】
【0002】
従来は、重油を燃料として用いる溶解炉でアルミ缶等の金属材を溶解して、インゴットにして回収している。
【0003】
このため、最近の原油高で燃料代が高く、再利用の処理コストが高くなるという欠点があった。
この欠点を解消するために、廃プラスチックを燃料に使用することも考えられているが、黒煙や有害ガスが発生して使用できなかった。
【特許文献1】特になし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、廃プラスチック燃料を燃焼させても黒煙や有害ガスの発生を防止して、安価で、効率よく燃焼させることができるとともに、アルミ缶等の金属を効率良く溶解することができるボイラーのバナーや金属溶解炉等に使用することができる燃焼装置および金属溶解炉を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は立設させた上部に排気口を有する筒状の燃焼筒と、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管と、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置と、前記空気供給管の下部外周部の前記燃焼筒内に設けられた、廃プラスチック燃料を収納する燃料収納皿と、前記燃焼筒内の下部位置に設けられた水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンクと、この水タンクへ水を供給する水供給装置と、前記燃料収納皿内へ燃料を供給できるように、前記燃焼筒に取付けられた開閉扉とで燃焼装置を構成している。
【0007】
本発明は立設させた上部に排気筒を有する筒状の燃焼筒、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置、前記空気供給管の下部外周部の前記燃焼筒内に設けられた、廃プラスチック燃料を収納する燃料収納皿、前記燃焼筒内の下部位置に設けられた水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンク、この水タンクへ水を供給する水供給装置、前記燃料収納皿内へ燃料を供給できるように、前記燃焼筒に取付けられた開閉扉とからなる燃焼装置と、この燃焼装置の前記燃焼筒の上部に取付けられたメルティングポットとで金属溶解炉を構成している。
【発明の効果】
【0008】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0009】
(1)立設させた上部に排気口を有する筒状の燃焼筒と、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管と、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置と、前記空気供給管の下部外周部の前記燃焼筒内に設けられた、廃プラスチック燃料を収納する燃料収納皿と、前記燃焼筒内の下部位置に設けられた水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンクと、この水タンクへ水を供給する水供給装置と、前記燃料収納皿内へ燃料を供給できるように、前記燃焼筒に取付けられた開閉扉とで構成されているので、燃料収納皿内の廃プラスチック燃料を燃焼させるとともに、空気供給装置で燃焼筒内の空気供給管より多段で空気が供給されて完全燃焼させることができる。
また、廃プラスチック燃料の燃焼によって水タンクが加熱され、複数本のパイプより燃焼火炎に水蒸気が噴射され、有害ガスの発生を阻止することができる。
したがって、黒煙や有害ガスの発生がなく、安全に使用することができる。
【0010】
(2)前記(1)によって、廃プラスチック燃料を使用するので、安価で、廃プラスチックの有効利用を図ることができる。
【0011】
(3)前記(1)によって、構造が簡単であるので、容易で、安価に製造することができる。
【0012】
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、メルティングポットとで金属材にコーティングされた合成樹脂材を除去したり、アルミ缶等の金属材を効率良く溶解することができる。
【0013】
(5)請求項3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、水タンクが形成された燃料収納皿によって、廃プラスチック燃料の燃焼によって効率よく水蒸気を発生させることができ、有害ガスの発生を効率よく阻止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0015】
図1ないし図7に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の金属溶解炉で、この金属溶解炉1は立設させた筒状の燃焼筒2と、この燃焼筒2の上部に、該燃焼筒2の内壁との間に火炎通路3を有するように取付けられたメルティングポット4と、このメルティングポット4の下部位置の前記燃焼筒2の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒2内へ供給することができる多数個の空気供給孔5が形成された空気供給管6と、この空気供給管6へ空気を供給する、送風機7を用いた空気供給装置8と、前記空気供給管6の下部外周部の前記燃焼筒2内に設けられた中央部に廃プラスチック燃料9が収納できる燃料収納室10が形成され、外周部に水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本の水蒸気噴射パイプ11を備えた水タンク12が形成された燃料収納皿13と、この燃料収納皿13の水タンク12の水を供給する水供給装置14と、前記燃料収納皿13内へ燃料を供給できるように前記燃焼筒2に取付けられた内部の燃焼状態を見ることができる開閉扉15とで構成されている。
【0016】
前記燃焼筒2は燃焼筒として使用される材質で形成された円筒状の燃焼筒本体16と、この燃焼筒本体16の底面を覆う底板17と、前記燃焼筒本体16の上部位置に形成された透孔18、18に取付けられた煙突19、19とで構成されている。
なお、本発明を実施する形態では底板17を直接床面に設置するものについて説明したが、本発明はこれに限らず、底板17あるいは燃焼筒本体16に脚部材を取付け、床面上に底板17が位置するようにしてもよい。
【0017】
前記空気供給管6は図6に示すように、前記燃焼筒2の底板17のほぼ中央部に固定された円筒状の空気供給管本体20と、この空気供給管本体20に所定間隔で多段、本発明を実施する形態では5段で、各段に6個形成された空気供給孔5と、前記空気供給管本体20の上面を覆う閉塞板21と、前記空気供給管本体20の下部に形成された空気導入口22とで構成されている。
【0018】
前記空気供給装置8は、前記空気供給管6の空気導入口22に接続された空気導入管23と、この空気導入管23へ空気を強制的に導く送風機7とで構成されている。
【0019】
前記廃プラスチック燃料9は加熱した植物性油に発泡樹脂材を溶解して形成したものが主に使用されるが、それ以外の方法で燃料として使用できるように廃プラスチックを加工したものを使用してもよい。
【0020】
前記燃料収納皿13は図7に示すように、前記燃焼筒本体16の内壁面と隙間が生じないように円筒状に形成された水タンク12と、この水タンク12内に燃料を収納できるように、底面に底板24を固定して形成した燃料収納室10と、前記水タンク12に所定間隔で上方へ突出するように取付けられた、該水タンク12で発生する蒸気を噴射する複数本、本発明を実施する形態では6本の水蒸気噴射パイプ11とで構成されている。
【0021】
前記水供給装置14は前記水タンク12に接続された水供給パイプ25と、この水供給パイプ25を介して前記水タンク12へ水を供給する水槽26とで構成されている。
【0022】
上記構成の金属溶解炉1は、燃料収納皿13の燃料収納室10内に廃プラスチック燃料9を収納し、燃焼させる。この時、燃料収納皿13の水タンク12には水供給装置14で水を常時一定の水位となるように供給するとともに、空気供給装置8の送風機7により、空気供給管6の多段の空気供給孔5より燃焼筒2内へ空気を多量に供給する。
このため、燃料収納皿13内の廃プラスチック燃料9の燃焼により、黒煙や有害ガスが発生する燃焼火炎となるが、該燃焼火炎中に空気供給管6の空気供給孔5より多段で空気が供給されて完全燃焼となるため、黒煙がなくなるとともに、燃料収納皿13で廃プラスチック燃料の燃焼によって、燃料収納皿13が加熱され、水タンク12や複数本の水蒸気噴射パイプ11が加熱されて、該水タンク12内の水が水蒸気となって複数本の水蒸気噴射パイプ11より燃焼火炎中へ噴射されるため、燃焼火炎の成分と水とが反応して有害ガスを無害化する。
このような無害化され、完全燃焼した燃焼火炎でメルティングポット4を加熱し、内部に収納したアルミ缶やその他の金属製品等の金属を溶解する。
なお、前記金属溶解炉1のメルティングポット4を除いた部分が燃焼装置となる。
このような金属溶解炉1は、植物油を収納したメルティングポット4内の植物油の温度を金属の溶解はできないが、合成樹脂材の溶解が可能な温度に制御することにより、金属材に合成樹脂材がコーティングされたものの合成樹脂材の除去をする作業に使用することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0023】
次に、図8ないし図17に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0024】
図8ないし図10に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、外周部が燃焼筒本体16の内壁面部位に位置し、内周部が空気供給管6の外壁面に位置する円筒状の水タンク12Aと、この水タンク12Aの上部外周部に上方へ突出するように形成された燃料収納室10を形成される外周壁27と、前記水タンク12Aの上面より上方へ突出するように取付けられた複数本の水蒸気噴射パイプ11とからなる燃料収納皿13Aを用いるとともに、水槽26にフロート28によって常時一定の水が水道管29より供給される水位自動調整装置30を用いた点で、このように構成した金属溶解炉1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0025】
図11ないし図13に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、空気供給管本体20に複数個、本発明を実施する形態では4個の螺旋状(多段状)になるように多数個の空気供給孔5を形成した空気供給管6Aを用いた点で、このような空気供給管6Aを用いて構成した金属溶解炉1Bにしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られるとともに、燃焼火炎を空気供給管6Aの螺旋状に配置した多数個の空気供給孔5からの空気によって、螺旋状に回転させて、より効率よく完全燃焼させることができる。
【0026】
図14および図15に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、燃焼筒本体16の外周部に、該燃焼筒本体16の加熱によって廃プラスチック燃料9を溶解する廃プラスチック溶解皿31を設けるとともに、該廃プラスチック溶解皿31で液状となった燃料を燃料収納皿13Aへ供給する開閉弁32を備えた燃料ホース33とを用いた点で、このように構成した金属溶解炉1Cにしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、廃プラスチック溶解皿31での廃プラスチック燃料9の溶解が十分にできない場合には、該部位の燃焼筒本体16の壁面を薄く形成したり、電熱ヒーターを用いて廃プラスチック燃料の溶解ができるようにしてもよい。
また、燃料収納皿13A内へ、液状にした廃プラスチック燃料を供給してもよい。
【0027】
図16および図17に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、筒状の燃焼筒2の上部に耐火性のボイラー筒34内に燃焼火炎を導くエルボ状の排気筒35を接続して、該耐火性のボイラー筒34内のボイラー用水管36を加熱することができる燃焼装置37として使用した点で、このよううに構成したボイラー用として使用することができる燃焼装置37にしても前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、燃焼装置37の筒状の燃焼筒2の上部より直接耐火性のボイラー筒34内へ燃焼火炎を導くように構成しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は燃焼装置および金属溶解炉を製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の正面図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の平面図。
【図3】図2の3−3線に沿う断面図。
【図4】図3の4−4線に沿う断面図。
【図5】図3の5−5線に沿う断面図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態の空気供給管の説明図。
【図7】本発明を実施するための最良の第1の形態の燃料収納皿の説明図。
【図8】本発明を実施するための第2の形態の正面図。
【図9】本発明を実施するための第2の形態の縦断面図。
【図10】本発明を実施するための第2の形態の燃料収納皿の説明図。
【図11】本発明を実施するための第3の形態の正面図。
【図12】本発明を実施するための第3の形態の縦断面図。
【図13】本発明を実施するための第3の形態の空気供給管の説明図。
【図14】本発明を実施するための第4の形態の正面図。
【図15】本発明を実施するための第4の形態の縦断面図。
【図16】本発明を実施するための第5の形態の正面図。
【図17】本発明を実施するための第5の形態の縦断面図。
【符号の説明】
【0030】
1、1A、1B、1C:金属溶解炉、
2:燃焼筒、 3:火炎通路、
4:メルティングポット、 5:空気供給孔、
6、6A:空気供給管、 7:送風機、
8:空気供給装置、 9:廃プラスチック燃料、
10:燃料収納室、 11:水蒸気噴射パイプ、
12、12A:水タンク、 13、13A:燃料収納皿、
14:水供給装置、 15:開閉扉、
16:燃焼筒本体、 17:底板、
18:透孔、 19:煙突、
20:空気供給管本体、 21:閉塞板、
22:空気導入口、 23:空気導入管、
24:底板、 25:水供給パイプ、
26:水槽、 27:外周壁、
28:フロート、 29:水道管、
30:水位自動調整装置、 31:廃プラスチック溶解皿、
32:開閉弁、 33:燃料ホース、
34:耐火性のボイラー筒、 35:排気筒、
36:ボイラー用水管、 37:燃焼装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
立設させた上部に排気口を有する筒状の燃焼筒と、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管と、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置と、前記空気供給管の下部外周部の前記燃焼筒内に設けられた、廃プラスチック燃料を収納する燃料収納皿と、前記燃焼筒内の下部位置に設けられた水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンクと、この水タンクへ水を供給する水供給装置と、前記燃料収納皿内へ燃料を供給できるように、前記燃焼筒に取付けられた開閉扉とからなることを特徴とする燃焼装置。
【請求項2】
立設させた上部に排気筒を有する筒状の燃焼筒、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置、前記空気供給管の下部外周部の前記燃焼筒内に設けられた、廃プラスチック燃料を収納する燃料収納皿、前記燃焼筒内の下部位置に設けられた水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンク、この水タンクへ水を供給する水供給装置、前記燃料収納皿内へ燃料を供給できるように、前記燃焼筒に取付けられた開閉扉とからなる燃焼装置と、この燃焼装置の前記燃焼筒の上部に取付けられたメルティングポットとからなることを特徴とする金属溶解炉。
【請求項3】
立設させた上部に排気筒を有する筒状の燃焼筒、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置、前記空気供給管の下部外周部の前記燃焼筒内に設けられた中央部に廃プラスチック燃料が収納できる燃料収納室が形成され、外周部に水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンクが形成された燃料収納皿、この燃料収納皿の水タンクへ水を供給する水供給装置、前記燃料収納皿内へ燃料を供給できるように、前記燃焼筒に取付けられた開閉扉あるいは燃料収納皿内へ燃料を供給する燃料供給機構とからなる燃焼装置と、この燃焼装置の前記燃焼筒の上部に、該燃焼筒の内壁との間に火炎通路を有するように取付けられたメルティングポットとからなることを特徴とする金属溶解炉。
【請求項1】
立設させた上部に排気口を有する筒状の燃焼筒と、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管と、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置と、前記空気供給管の下部外周部の前記燃焼筒内に設けられた、廃プラスチック燃料を収納する燃料収納皿と、前記燃焼筒内の下部位置に設けられた水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンクと、この水タンクへ水を供給する水供給装置と、前記燃料収納皿内へ燃料を供給できるように、前記燃焼筒に取付けられた開閉扉とからなることを特徴とする燃焼装置。
【請求項2】
立設させた上部に排気筒を有する筒状の燃焼筒、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置、前記空気供給管の下部外周部の前記燃焼筒内に設けられた、廃プラスチック燃料を収納する燃料収納皿、前記燃焼筒内の下部位置に設けられた水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンク、この水タンクへ水を供給する水供給装置、前記燃料収納皿内へ燃料を供給できるように、前記燃焼筒に取付けられた開閉扉とからなる燃焼装置と、この燃焼装置の前記燃焼筒の上部に取付けられたメルティングポットとからなることを特徴とする金属溶解炉。
【請求項3】
立設させた上部に排気筒を有する筒状の燃焼筒、この燃焼筒の中央部に立設するように取付けられた、多段で空気を燃焼筒内へ供給することができる多数個の空気供給孔が形成された空気供給管、この空気供給管へ空気を供給する送風機を用いた空気供給装置、前記空気供給管の下部外周部の前記燃焼筒内に設けられた中央部に廃プラスチック燃料が収納できる燃料収納室が形成され、外周部に水蒸気を燃焼火炎へ噴射する複数本のパイプを備えた水タンクが形成された燃料収納皿、この燃料収納皿の水タンクへ水を供給する水供給装置、前記燃料収納皿内へ燃料を供給できるように、前記燃焼筒に取付けられた開閉扉あるいは燃料収納皿内へ燃料を供給する燃料供給機構とからなる燃焼装置と、この燃焼装置の前記燃焼筒の上部に、該燃焼筒の内壁との間に火炎通路を有するように取付けられたメルティングポットとからなることを特徴とする金属溶解炉。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2007−187375(P2007−187375A)
【公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−4994(P2006−4994)
【出願日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【出願人】(392001405)
【出願人】(505065940)株式会社リアル (2)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【出願人】(392001405)
【出願人】(505065940)株式会社リアル (2)
【Fターム(参考)】
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