説明

版材取付装置、円筒外面走査装置、版材取付方法および画像記録方法

【課題】異なる印刷機にも低コストで簡単に対応できて使い勝手がよく、また装置の破損のおそれがない版材取付装置、円筒外面走査装置、版材取付方法および画像記録方法を提供する。
【解決手段】記録ドラムに設けられる係合ピン22,23と、係合ピン22,23に係合されて位置決めされる取付補助部材10と、前記取付補助部材10に設けられ、刷版9に形成される嵌合孔12と嵌合されて前記刷版9を位置決めする嵌合孔受けピン13,14と、取付補助部材10を介して位置決めされた刷版9をドラムに固定する固定機構と、を備えているので、刷版9を印刷機に位置決め固定するための嵌合孔12の位置や形状が異なる場合にも、その嵌合孔12に対応する取付補助部材10を用意するだけで対応できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、版材取付装置、円筒外面走査装置、版材取付方法および画像記録方法に関し、より特定的には、その円筒外面に版材、いわゆる刷版が装着される記録ドラムと、当該ドラムの円周方向および軸方向に光ビームを走査して、刷版に対する露光を行う露光部とを備える円筒外面走査装置のドラムに対して、刷版を位置決めして取り付けるための版材取付装置、版材取付方法およびそれらを用いた円筒外面走査装置および画像記録方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、カラー印刷物は、露光工程や印刷工程等いくつかの工程を経て作製される。この露光工程に先立って、カラー印刷物の原稿画像は、複数色に、典型的には、Y(黄)、M(紅)、C(藍)およびK(黒)の4色に色分解され、これによって、各色毎の画像データが生成される。このような画像データが、露光工程で用いられる円筒外面走査装置に与えられる。また、円筒外面走査装置が内部に備える記録ドラムの外面には、いわゆるPS版(Presensitized Plate)等のシート状の刷版が装着される。ここで、PS版とは、アルミニウム版、プラスチックシート、および紙等の版材表面に、感光層が予め塗布された刷版である。
【0003】
この露光工程において、当該円筒外面走査装置は、与えられた画像データに基づいて、色分解された色毎の画像を刷版上に描くために、記録ドラムの外面に装着された刷版を露光ヘッドによって露光する。つまり、原稿画像が上記YMCKに色分解された場合、4枚の刷版に、互いに異なる色毎の画像が当該円筒外面走査装置によって描かれる。
【0004】
また印刷工程で用いられる印刷機は、各色の露光済みの刷版に対応する色のインキを塗りつけて重ね刷りし、カラー印刷物を作製する。このとき、各色の画像がずれた状態で重ね刷りされると、粗悪なカラー印刷物が作製されてしまう。このような画像のずれを防止するために、露光工程、印刷工程の両方において、刷版は円筒外面走査装置や印刷機に対して正確に位置決めした状態で装着される必要がある。
【0005】
このような位置決めのために、例えば露光工程においては、刷版の一端にパンチ孔や切り欠きなどの位置決め用の嵌合部分を形成しておくとともに、ドラムの側にもそのパンチ孔と対応する位置に位置決め用の孔を形成しておき、刷版の孔とドラムの孔の位置を合わせて位置決め用の冶具のピンを差し込み嵌合させることで、両者の位置決めをして露光工程を行っていた(例えば、特許文献1参照)。そして、印刷工程で印刷機に刷版を装着する際には、刷版に形成したパンチ孔を利用して位置決めを行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−341552
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、印刷機において刷版の位置決めに利用するパンチ孔の位置は印刷機によって異なっている。従って、このように刷版のパンチ孔を利用してドラムへの位置決めを行うようにすると、印刷機を新しいものに入れ替えたり他の印刷機を利用する場合には、その印刷機用のパンチ孔にあわせて円筒外面走査装置のドラムを交換したり、位置決め用の孔を新たに形成しなければならず、使い勝手が悪い上に高コストであった。
【0008】
また、ドラムに刷版を位置決め装着する際に利用する冶具のピンは、位置決め後は必ず取り外す必要があり、これを外し忘れてドラムを回転させるとピンがドラムから飛び出して円筒外面走査装置の破損を招いてしまうおそれがあった。
【0009】
そこで、本発明は、異なる印刷機にも低コストで簡単に対応できて使い勝手がよく、また装置の破損のおそれがない版材取付装置、円筒外面走査装置、版材取付方法および画像記録方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
かかる課題を解決する為に、請求項1に係わる発明は、回転自在に設けられるドラムに対して版材を位置決めして取り付ける版材取付装置であって、版材に形成される嵌合部が嵌合されて版材を支持する嵌合受部を有する取付補助部材と、前記ドラムに設けられる係合部と前記取付補助部材に設けられる係合受け部とが係合して取付補助部材をドラムに位置決めする位置決め機構と、前記取付補助部材を介してドラムに掛けられた版材をドラムに固定する固定機構とを備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項2に係わる発明は、円筒外面走査装置であって、請求項1に記載の版材取付装置を備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項3に係わる発明は、回転自在に設けられるドラムに対して版材を位置決めして取り付け、版材を取り付けたドラムの外面を走査して処理する円筒外面走査装置であって、ドラムを回転駆動する駆動源と、ドラムに設けられるドラム側係合部と、ドラム側係合部に係合されて位置決めされる取付補助部材と、前記取付補助部材に設けられ、前記版材に形成される嵌合部と嵌合されて前記版材を位置決めする嵌合受部と、取付補助部材を介して位置決めされた版材をドラムに固定する固定機構と、ドラムの外面を走査して版材を処理する処理機構とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項4に係わる発明は、回転自在に設けられるドラムに対して版材を位置決めして取り付ける版材取付方法であって、版材に形成される嵌合部を、取付補助部材に設けられた嵌合受部と嵌合して前記版材を取付補助部材に位置決めして取り付ける工程と、ドラムに設けられる係合部に版材を取り付けた取付補助部材の係合受け部を係合させて版材をドラムに位置決めして取り付ける工程と、位置決めされた版材をドラムに押圧固定する工程とを備えたことを特徴としている。
【0014】
請求項5に係わる発明は、回転自在に設けられるドラムに対して版材を位置決めして取り付け、版材を取り付けたドラムの外面を走査して版材に画像を記録する画像記録方法であって、版材に形成される嵌合部を、取付補助部材に設けられた嵌合受部と嵌合して前記版材を取付補助部材に位置決めして取り付ける工程と、ドラムに設けられる係合部に版材を取り付けた取付補助部材の係合受け部を係合させて版材をドラムに位置決めして取り付ける工程と、位置決めされた版材をドラムに押圧固定する工程と、版材を固定したドラムを回転させて処理機構によってドラムの外面に取り付けられた版材表面を走査して、版材に画像を記録する工程と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1、3および5に記載の発明によれば、刷版を位置決め固定するための嵌合孔の形状や位置が異なる印刷機にも、対応する取付補助部材を用意するだけで、低コストで簡単に対応できて使い勝手がよく、また装置の破損のおそれがない版材取付装置および円筒外面走査装置が得られる。
【0016】
また請求項2および4に記載の発明によれば、刷版を位置決め固定するための嵌合孔の形状や位置が異なる印刷機にも、対応する取付補助部材を用意するだけで、低コストで簡単に対応できて使い勝手がよく、また装置の破損のおそれがない版材取付方法および画像記録方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態である画像記録装置1の構造を説明するための図である。
【図2】図1に示した画像記録装置1の取付補助部材10を示す図である。
【図3】図1に示した画像記録装置1の記録ドラム4を示す図である。
【図4】記録ドラム4のクランプ18を示す図である。
【図5】取付補助部材10を使った刷版9の記録ドラム4への取付過程を示す図である。
【図6】取付補助部材10を使った刷版9の記録ドラム4への取付状態を示す図である。
【図7】取付補助部材10を使った刷版9の記録ドラム4への取付状態を示す図である。
【図8】クランプ18を使用しない比較例による刷版9の記録ドラム4への取付状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を利用しながら、本発明を実施形態について、説明を行なう。
【0019】
図1は本発明の版材取付装置の一実施例である円筒外面走査装置の概略側面図である。
【0020】
この円筒外面走査装置は印刷すべき画像を刷版に記録する画像記録装置1であって、筐体2の前面上部には開閉自在な扉3が形成され、扉3の開口内部には円筒状の記録ドラム4が回転自在に設けられる。記録ドラム4の奥側には基台5上に記録ドラム4の中心軸に沿って配置された一対のレール6上に記録ヘッド7が移動可能に設置されている。記録ドラム4は図示しないモータによってその円筒軸まわりで回転駆動される。記録ヘッド7は図示しないレーザ光源を備え、図示しないモータによって駆動され、記録ドラム4の円筒軸方向に沿って直線移動し、かかる直線移動と記録ドラム4の回転とによって記録ドラム4の表面を走査し、記録ドラム4の表面に取り付けられる版材にレーザを照射して画像を記録する処理を行う。また筐体2の上部には操作パネル8が設けられる。そして、使用時には扉3を開き、記録ドラム4に版材としての刷版9を巻きつけて装着する作業が行われる。
【0021】
図2は刷版9を記録ドラム4に装着するための取付補助部材10を示す。刷版9はアルミニウム薄板製であって、最終的に使用する印刷機(図示せず)への位置決めと取り付けのためにその一辺にそって一対の嵌合孔11,12が穿たれている。嵌合孔11は円形、嵌合孔12は横長形状で、使用する印刷機の取り付け部分に適合する位置および形状を有している。
【0022】
取付補助部材10は刷版9の横幅よりも若干長く、厚み0.3〜0.5mmのステンレス製で可撓性と弾性を有する薄板よりなり、その上面には刷版9の嵌合孔11,12がちょうど嵌合する位置および形状の嵌合孔受けピン13,14が立設されている。また取付補助部材10の両端には、記録ドラム4の後述する係合ピン22、23と係合するための係合切欠15および係合孔16が形成され、また係合孔16側端部には、一部を折り曲げることにより摘み上げを容易とするための取っ手30が形成される。
【0023】
図3は記録ドラム4の外周面に設けられる刷版9の固定のための機構を記録ドラム4の円筒軸方向から見た図、図4は図3の二点鎖線で囲った部分の一部拡大図、図5および図6は刷板9の取り付けを示す図である。
【0024】
記録ドラム4にはその軸方向に沿って凹部17が形成され、凹部17に沿って刷板9をドラムに押圧固定するクランプ18が3個配置(図5参照)される。クランプ18の押圧部20の先端には、先端が記録ドラム4側に折れ曲がった爪部24が設けられ刷版9を押圧固定するようになっている。クランプ18は凹部17の縁にばね19を介して揺動可能に取り付けられ、ばね19の付勢力によって押圧部20が矢印A方向に付勢されている。クランプ18のこの状態を図4に二点鎖線で示す。
【0025】
そして、凹部17側の端部の操作部21をオペレータがばね19の付勢力に抗して押し込むと、押圧部20は矢印B方向へ開かれて、凹部17内に設けられるロック機構(図示せず)によりをその開かれた状態で固定される。クランプ18のこの状態を図4に実線で示す。なお、もう一度押圧部20を押し込むとロック機構の固定は解除され、クランプ18はばね19の付勢力によって押圧部20が矢印A方向に付勢されて閉じられる。
【0026】
また、記録ドラム4の外周面の2箇所には、取付補助部材10の係合切欠15および係合孔16と係合して位置決め機構を構成するための係合ピン22、23が取付固定される。係合ピン22は記録ドラム4の図5の左端近くのクランプ18の押圧部20の下に設けられる。係合ピン23は記録ドラム4の図5の右端近くのクランプ18の側方に設けられる。
【0027】
さて、かかる画像記録装置1の記録ドラム4に対して刷版9を位置決めして取り付け、さらに画像を記録する方法を以下に説明する。
【0028】
第1ステップ:使用する刷版9に形成されている嵌合孔11,12の位置と大きさに適合し、ちょうど嵌合する位置および大きさの嵌合孔受けピン13,14が立設された取付補助部材10を準備する。すなわち、使用しようとする印刷機に適合する刷版9の嵌合孔11,12の位置と大きさにあわせて取付補助部材10を作製する。
【0029】
第2ステップ:図2に示すごとく、刷版9の嵌合孔11,12を、それぞれ取付補助部材10の嵌合孔受けピン13,14に嵌合させて刷版9を取付補助部材10に取り付ける。
【0030】
第3ステップ:記録ドラム4のクランプ18の操作部21を押し込み操作して3つのクランプ18を全てを開き、図5に示すごとく、刷版9を取り付けた取付補助部材10の係合切欠15を記録ドラム4の係合ピン22に係合させる。このとき、係合ピン22はクランプ18の下に位置するが、係合切欠15は孔ではなく切欠であるので、容易に係合させることができる。また、クランプ18の押圧部20の、係合ピン22の上部にあたる部分には、係合ピン22を目視できる四角形の窓24が形成されているので、係合切欠15を係合ピン22に係合させる際に目視しながら容易に作業をすることができる。
【0031】
第4ステップ:記録ドラム4のクランプ18を開いたまま、図6に示すごとく、取付補助部材10の係合切欠15を記録ドラム4の係合ピン22に係合させた状態で、さらに取付補助部材10の係合孔16を記録ドラム4の係合ピン23に嵌めこんで係合し、取付補助部材10を記録ドラム4に取り付ける。このときオペレーターは取付補助部材10の取っ手30を持って容易に操作することができる。クランプ18の押圧部20の、嵌合孔受けピン13,14の上部にあたる部分にも、それらと嵌合孔11,12との嵌合状態を目視できる四角形の窓32が形成されており、それらの嵌合状態を目視で確認できる。そしてこのとき刷版9は取付補助部材10に位置決めされているので、記録ドラム4に対しても位置決めされた状態で取り付けられることになる。
【0032】
第5ステップ:3つのクランプ18のそれぞれの操作部21を再度押し込んで図示しないロック機構による固定を解除し、クランプ18の押圧部20の先端の爪部24に、よって位置決めされた刷版9を記録ドラム4に押圧固定する。このときクランプ18の爪部24は取付補助部材10の刷版9の反対側から取付補助部材10の上を越えて刷版9を直接押さえて記録ドラム4に押圧しているので、取付補助部材10の脱落を防ぐとともに、取付補助部材10の厚みによって刷版9が記録ドラム4から浮き上がることがなく、この浮き上がりに起因する描画不良の発生を防止できる。
【0033】
第6ステップ:記録ドラム4を回転させながら刷版9を巻きつけていき、刷版9のもう一方の端縁まで巻きつけたら、端縁は適宜の手段、例えば粘着テープ等で記録ドラム4に固定する。
【0034】
以上により、画像記録装置1の記録ドラム4に対して刷版9を位置決めして取り付けることができた。
【0035】
第7ステップ:続いて記録ドラム4を回転させながら記録ヘッド7を駆動して刷版に所定の画像を記録する。
【0036】
さて、次に、他の印刷機に使用するための刷版9を本画像記録装置1で記録する場合を考える。この場合、使用する刷版9を印刷機に位置決め固定するための嵌合孔11,12の位置や形状が全く同じであればよいが、それらが異なっている場合には、その嵌合孔11,12に対応する取付補助部材10を新たに用意する。すなわちその別の印刷機に使用する刷版9の嵌合孔11,12がちょうど嵌合する位置および形状に嵌合孔受けピン13,14を形成した新たな取付補助部材10を用意すれば、画像記録装置1そのものはなんらの変更なく、刷版9を記録ドラム4に位置決め固定することができる。その場合、新たな取付補助部材10の嵌合孔受けピン13,14に対応するクランプ18の位置にも、予め窓32を設けておけばよい。
【0037】
なお、取付補助部材10に取り付けた刷版9を記録ドラムに固定するために、本実施形態のようにクランプ18を使用しない場合は、図8に示すように例えば取付補助部材10を粘着テープ35で固定することが考えられる。しかしこの場合、図8に示すように、取付補助部材10の厚み分だけ刷版9が記録ドラム4から浮き上がり、このまま描画処理を行うと正確に描画できない、いわゆる浮きぼけといわれる問題が発生する可能性がある。しかるに本発明では、クランプ18の爪部24により刷版9を直接押さえて記録ドラム4に押圧しているので、かかる描画不良は発生しない。
【符号の説明】
【0038】
1 画像記録装置
4 記録ドラム
7 記録ヘッド
9 刷版
10 取付補助部材
11,12 嵌合孔
13,14 嵌合孔受けピン
15 係合切欠
16 係合孔
18 クランプ
20 押圧部
22,23 係合ピン
24 爪部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転自在に設けられるドラムに対して版材を位置決めして取り付ける版材取付装置であって、
版材に形成される嵌合部が嵌合されて版材を支持する嵌合受部を有する取付補助部材と、
前記ドラムに設けられる係合部と前記取付補助部材に設けられる係合受け部とが係合して取付補助部材をドラムに位置決めする位置決め機構と、
前記取付補助部材を介してドラムに位置決めされた版材をドラムに固定する固定機構と
を備えたことを特徴とする版材取付装置。
【請求項2】
請求項1記載の版材取付装置を備えたことを特徴とする円筒外面走査装置。
【請求項3】
回転自在に設けられるドラムに対して版材を位置決めして取り付け、版材を取り付けたドラムの外面を走査して処理する円筒外面走査装置であって、
ドラムを回転駆動する駆動源と、
ドラムに設けられるドラム側係合部と、
ドラム側係合部に係合されて位置決めされる取付補助部材と、
前記取付補助部材に設けられ、前記版材に形成される嵌合部と嵌合されて前記版材を位置決めする嵌合受部と、
取付補助部材を介して位置決めされた版材をドラムに固定する固定機構と、
ドラムの外面を走査して版材を処理する処理機構と、
を備えたことを特徴とする円筒外面走査装置。
【請求項4】
回転自在に設けられるドラムに対して版材を位置決めして取り付ける版材取付方法であって、
版材に形成される嵌合部を、取付補助部材に設けられた嵌合受部と嵌合して前記版材を取付補助部材に位置決めして取り付ける工程と、
ドラムに設けられる係合部に版材を取り付けた取付補助部材の係合受け部を係合させて版材をドラムに位置決めして取り付ける工程と、
前記取付補助部材を介して位置決めされた版材をドラムに押圧固定する工程と、
を備えたことを特徴とする版材取付方法。
【請求項5】
回転自在に設けられるドラムに対して版材を位置決めして取り付け、版材を取り付けたドラムの外面を走査して版材に画像を記録する画像記録方法であって、
版材に形成される嵌合部を、取付補助部材に設けられた嵌合受部と嵌合して前記版材を取付補助部材に位置決めして取り付ける工程と、
ドラムに設けられる係合部に版材を取り付けた取付補助部材の係合受け部を係合させて版材をドラムに位置決めして取り付ける工程と、
前記取付補助部材を介して位置決めされた版材をドラムに押圧固定する工程と、
版材を固定したドラムを回転させて記録ヘッドによってドラムの外面に取り付けられた版材表面を走査して、版材に画像を記録する工程と、
を備えたことを特徴とする画像記録方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−281854(P2010−281854A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−132699(P2009−132699)
【出願日】平成21年6月2日(2009.6.2)
【出願人】(000207551)大日本スクリーン製造株式会社 (2,640)
【Fターム(参考)】