説明

特別に形作られたボンドワイヤを有する半導体装置およびそのような装置を製造するための方法

【課題】コストに関して従来のボンド導体よりもかなり好適なボンド導体を有する半導体装置を提供すること。
【解決手段】少なくとも2つの集積回路IC1、IC2がハウジング内に配置され且つボンド導体10を介して互いに電気的に接続される半導体装置およびそのような半導体装置を製造するための方法に関する。ボンド導体10のうちの少なくとも1つは、第1の集積回路IC1の接点パッド3に対して接続されるその第1の好ましくは球状端部12を有する。楔形状に形作られるボンド導体10の他端部14は、好ましくは同様に球状の中間要素20を介して第2の集積回路IC2の接点パッド6と接触される。中間要素20は、ボンド導体10よりも柔らかい材料から形成される。ボンド導体10は、銅または銅合金から形成されることが好ましく、また、中間要素20は、金または金合金から形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも2つの集積回路がハウジング内に配置され且つボンド導体を介して互いに電気的に接続される請求項1のプリアンブルに係る半導体装置、および、そのような半導体装置を製造するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ボンド導体またはボンドワイヤは、集積回路の製造において長い間知られてきた。一方、そのようなボンド導体は、ハウジングの外側から見える接点(ピンとも呼ばれる)をハウジング内に位置するチップに対して接続させるために集積回路のケースで使用される。この目的のため、チップは、ボンドアイランドまたはパッドと呼ばれる電気接点領域を有する。ボンド導体は、適当な集積回路と電子回路の配線基板との間の電気的な接続を行なう。一般に、ボンド導体は、チップの接点パッドから接点の内部部品へと引き込まれ、両端で機械的および電気的に接触される。サーモソニックボンディングおよび超音波ボンディングの両方が知られている。ボンディング後、集積回路は、ハウジング、好ましくはプラスチックハウジング内に密封してポッティングされる。ミクロ電子構造および接続技術におけるボンド導体は、一般に、金または金合金から形成される。アルミニウムから形成されるボンド導体も知られている。
【0003】
しかしながら、ハウジング内に位置されるチップをハウジング上の外部接点と電気的に接続することはボンド導体における単なる用途ではない。ボンド導体は、ハウジング内のチップを互いに電気的に接続するためにも使用される。このため、ハウジング内に位置される集積回路はそれぞれ、そのようなボンド導体と電気的に接続される接点パッドを有する。G.G.Harman、Wire Bonding in Microelectronics、McGraw−Hill、1997、1−10頁、67ff頁、203ff頁によれば、既知のボールウェッジ技術において、ボンドワイヤは、フリーエアボール(FAB)としても知られるフレームオフ球を使用して、第1の集積回路の接点パッドに対して結合され、また、他端は、楔形状へと平坦化されて第2の集積回路の接点パッドに対して接続される。
【0004】
このボールウェッジ技術において問題なのは、第2の集積回路、すなわち、ボンドワイヤが平坦化されてその接点パッド上に対して、通常は超音波を用いて、押圧される回路の圧縮荷重である。第2の集積回路の圧縮荷重を減らすため、第2の集積回路の接点パッド上に位置する導電材料から形成されるいわゆる球状中間要素を設けることが知られている。楔形状へと平坦化されたボンド導体の第2の端部は、この球状中間要素に対して押し付けられる。この中間要素は圧力を取り除く役目を果たす。
【0005】
ボンド導体は一般に金から形成されるが、金は、銅および銀よりも低い電気的特性および機械的特性を示す。この理由は、変色、すなわち、酸素接触時の銅の酸化にある。銅のこの酸化は、銅からなるボンド導体の結合能力を失わせる。このため、銅から形成されるボンド導体が使用されるときには、しばしば、銅の酸化を妨げるべくガスを遮断して結合が行なわれる。現在まで、金から形成されるボンド導体がチップ同士の接続において最良であることが分かっている。しかしながら、金から形成されるボンド導体の場合において問題なのは、金の高い価格である。集積回路の特性が益々良好となり、また、ハウジング内の実装密度が益々高まるため、半導体装置においては莫大な数のボンド導体が必要である。数百〜数千個のそのようなボンド導体が必要とされ得る。金から形成されるボンド導体が使用される場合には、コスト問題が重要となる。
【0006】
このため、金から形成される高価なボンド導体を更に好適な材料と置き換える試みが既に知られてきている。
【0007】
米国特許出願公開第2003/0113574A1号明細書によれば、金ワイヤと比べてコストを節約するために、金が被覆された銀またはパラジウムのワイヤが設けられている。
【0008】
銅−金合金の使用も独国特許出願公開第102005011028A1号明細書から知られている。金と比べて、銅−金合金はかなり大きな硬度によって特徴付けられる。しかしながら、この硬度は、集積回路の接点パッド上に対するボンドワイヤまたはボンド導体の押圧によって集積回路が損傷される可能性があるため、ボンドワイヤにとって望ましくない。金−銅合金または銅ワイヤは、接点パッドに対して押圧されるときに集積回路のシリコンチップにおいてクラッキングを引き起こす可能性があり、それにより、場合によっては、集積回路の破損がもたらされる。
【0009】
独国特許出願公開第102005011028A1号明細書は、その表面に少量の金が含められる銅から形成されるボンド導体を更に提案する。上記公報は、金がコーティングとしてワイヤ上に均一に形作られる場合には、多くて50、特に多くて50nmの被覆に対応する量で表面中に金が濃縮された銅からなるボンド導体が特に好ましいことを提案している。
【0010】
ボンド導体としてのそのような金がコーティングされた銅ワイヤに伴う問題点は、そのような金コーティングの銅ワイヤの製造が比較的高価であり、それにより、この場合も同様にコストが増大されるという点である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】米国特許出願公開第2003/0113574A1号明細書
【特許文献2】独国特許出願公開第102005011028A1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
したがって、本発明の目的は、コストに関して従来のボンド導体よりもかなり好適なボンド導体を有する半導体装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この目的は、請求項1の特徴を有する半導体装置を用いて達成される。
【0014】
この半導体装置の進展が従属請求項の主題である。
【0015】
そのような半導体装置を製造するための方法が請求項10の主題である。この方法は、以下のステップ、すなわち、
少なくとも1つの第1の接点パッド(3)を有する第1の集積回路(IC1)を設けるステップと、
少なくとも1つの第2の接点パッド(6)を有する第2の集積回路(IC2)を設けるステップと、
前記第1の接点パッド(3)と前記第2の接点パッド(6)とを電気的に接続するためのボンド導体を設けるステップと、
導電性の中間要素(20)が前記第2の集積回路(IC2)の前記第2の接点パッド(6)と導電接続する態様で、前記第2の集積回路(IC2)の前記第2の接点パッド(6)上に導電性の前記中間要素(20)を加えるステップと、
前記ボンド導体(10)の前記第1の端部(12)を前記第1の集積回路(IC1)の前記第1の接点パッド(3)に対して機械的に取り付けるステップと、
前記ボンド導体(10)の第2の楔形状端部(14)を前記中間要素(20)に対して機械的に取り付けるステップと、
を有し、
前記中間要素(20)の材料が、前記ボンド導体(10)の材料よりも柔らかいように選択される。
【0016】
この方法請求項の進展が請求項11〜請求項13に記載される。
【0017】
本発明に係る半導体装置は、金よりもかなり好適な統一的材料から形成されるボンド導体を使用できるという点で区別される。複雑な方法で製造され且つ例えば、金でコーティングされるボンド導体の使用は、本発明によって不必要にされる。これは、例えば、銅または銅合金から形成されるボンド導体の楔形状端部が例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金から形成される集積回路の接点パッド上に直接に加えられず、その代わり、ボンド導体のこの楔形状端部が集積回路の接点パッド上に位置する中間要素に加えられて接触されるという点で達成される。中間要素は、球形状または略球形状に形作られることが好ましく、また、ボンド導体よりも柔らかい材料から形成される。中間要素は、金、金合金、または、ドープされた金から形成されることが好ましい。
【0018】
中間要素は、ボンド導体の楔形状端部と集積回路の接点パッドとの間に配置されるため、ボンド導体の楔形状端部が押圧される圧力は、集積回路の半導体へ直接に伝えられず、最初に中間要素によって捉えられる。したがって、集積回路の機械的な荷重は、ボンド導体の楔形状端部が集積回路の接点パッドに対して直接に押し付けられる従来の方法と比べてかなり減少される。
【0019】
ボンド導体が共通のハウジング内に組み込まれる2つの集積回路の接点パッドと接触することは本発明の範囲内に入る。2つの集積回路は、互いに隣り合って或いは互いに上下に配置することができる。ボンド導体は、20〜30μmの直径およびヴィッカース硬度<70を有することが好ましい。
【0020】
以下、例示的な実施形態と関連して且つ図面を参照して、本発明に係る半導体装置およびその製造方法について更に詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】2つの集積回路IC1、IC2がハウジング内に互いに隣り合って配置され且つボンド導体によって接続される第1の例示的な実施形態を示している。
【図2】ハウジング内に互いに上下に配置され且つ同様にボンド導体を介して互いに電気的に接続される2つの集積回路を示している。
【図3】図1および図2のボンド導体の楔形状端部の領域における図1または図2のボンド導体の走査型電子顕微鏡写真である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下の図面中、反対のことが述べられていなければ、同一の参照符号は、同一の意味を伴う同一の部分を特定している。
【0023】
図1は、集積半導体装置のハウジング1を示している。2つの集積回路IC1、IC2がハウジング内に互いに隣り合って位置している。第1の集積回路IC1は、接点パッド3を有する第1の半導体本体2を有し、これらの接点パッド3のうちの1つが図1で認識できる。半導体本体2は、例えば、シリコンから形成されており、アルミニウムまたはアルミニム合金から形成することができる接点パッドをその表面上に有する。第2の集積回路IC2は第2の半導体本体5を有し、第2の半導体本体の上面には同様に接点パッド6を認識することができる。集積回路IC1、IC2の接点パッド3、6は、半導体装置の電気的要件にしたがってボンド導体10により互いに電気的に接続される。これらのボンド導体10のうちの1つが図1に示されている。ボンド導体10は、コストの観点から金よりもかなり好適な材料によって形成される。例えば、銅または銅合金がボンド導体10のための材料として適している。
【0024】
ボンド導体10は、既知のボールウェッジ方法(ボールウェッジボンディング)によって第1の集積回路IC1と接触される。他の接触方法も可能である。ボールウェッジボンディングでは、焼結金属またはセラミックからなる毛細管内でボンド導体10を案内するために適切な工具が使用される。毛細管の底部から突出するボンド導体10の端部は、表面張力の結果として球が形成するように火炎または放電によって溶融される。この球は、圧力、熱、および、超音波によって第1の集積回路IC1の半導体本体2の接点パッド3に対して結合される。球は毛細管によってある程度まで広げられ、それにより、釘の頭のようなものが生じる。ボンド導体10のこの球状端部が図1に参照符号12で特定されている。
【0025】
ボンド導体10は、次いで、第2の接触点へと、図1の例示的な実施形態では第2の集積回路IC2の半導体本体5の接点パッド6へと導かれる。しかしながら、従来技術とは異なり、ボンド導体10は接点パッド6上に直接に押圧されない。その代わり、好ましくは球形状または少なくとも略球形状の中間要素20が前の処理ステップで接点パッド6上に配置される。この中間要素は、ボンド導体10よりも柔らかい材料、例えば、ボンド導体10のために銅が使用される場合には銅よりも柔らかい材料から形成される。金、金合金、または、ドープされた金が適した材料であることが分かっている。
【0026】
このように、ボンド導体10は、中間要素20がその上に配置された接点パッド6へと導かれる。ボンド導体10は、中間要素20上にセットされて、超音波、熱、および、圧力によって中間要素20に対して強固に結合される。ボンディング工具の毛細管よりも上側に装着されたワイヤクランプは、工具が持ち上げられるときにそれに沿ってボンド導体10が引っ張られることを防止する。その代わり、ボンド導体10が中間要素20の領域で破断される。生成されるものは、中間要素20に対して電気的に接続されるボンド導体10の楔形状端部14である。
【0027】
この球状中間要素20は、例えば、第2の工具を用いて第2の集積回路IC2の半導体本体5の接点パッド6上に配置させることができる。第2の工具は、焼結金属またはセラミックから形成される毛細管であってもよい。ボンド導体10の球状端部12の成形の場合と同様に、例えば、金ワイヤがこの第2の工具の毛細管を通じて導かれ、また、球またはボールが表面張力の結果として形成されるように、第2の工具の毛細管の底部から突出する金ワイヤ端部を火炎または放電を用いて溶融させることができる。金ワイヤのこの球またはボールは、圧力、熱、および、超音波によって第2の集積回路IC2の半導体本体5の接点パッド6上に配置される。次いで、金ワイヤは、接点パッド6上に留まる全てがピン形状延在部を有する球状中間要素20となるように工具によって破断される。
【0028】
図2は、図1の半導体装置に類似する半導体装置を示している。しかしながら、違いは、第2の集積回路IC2の半導体本体5が第1の集積回路IC1の半導体本体2上に直接に位置している点である。第2の集積回路IC2の接点パッド6は、銅からなるボンド導体10によって第1の集積回路IC1の接点パッド3に対して接続される。ボンド導体10の球状端部12は第1の集積回路IC1の接点パッド3上に位置しており、一方、ボンド導体10の楔形状端部14は中間要素20を介して第2の集積回路IC2の接点パッド6上に位置している。
【0029】
図1および図2は第1の集積回路IC1と第2の集積回路IC2とを電気的に接続するための単一のボンド導体10のみを示しているが、ハウジング1内で集積回路を電気的に接続するためには多数のそのようなボンド導体が設けられなければならないことを理解されたい。例えば、そのようなボンド導体10が数百個存在する場合がある。
【0030】
図3は、そのような3つのボンド導体10を、これらのボンド導体が中間要素20を介して集積回路の接点パッド6に対して電気的に接触されるように、ボンド導体の楔形状端部14の領域で示している。図3には長方形の接点パッド6が明確に認識できる。接点パッド6上には、好ましくは金から形成される中間要素20が位置している。この中間要素20は、走査型電子顕微鏡写真ではもはや球状として認識することができないが、その上側にピン形状延在部20bが位置される皿形状部20aが接点パッド上に直接に存在しているように見える。中間要素20の皿形状部20aおよびピン形状延在部20bは互いに一体に接続され、また、走査型電子顕微鏡写真においてのみ、あたかも2つの要素が存在しているかのように見える。しかしながら、これが実情ではない。ピン形状延在部20bを有する皿形状部20aは、工具の毛細管が球形状を成した中間要素20を幾らか圧縮し、また、金ワイヤが破断されるときにこの球形状要素20上に小さな部分が留まるという点で生じる。球状部20aから突出したままのこの小さな部分が図3ではピン形状延在部20bである。
【符号の説明】
【0031】
1 ハウジング
2 半導体本体
3 接点パッド
5 半導体本体
6 接点パッド
10 ボンド導体
12 球状端部
14 楔形状端部
20 球状中間要素
IC1 第1の集積回路
IC2 第2の集積回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの第1、第2の集積回路(IC1、IC2)がハウジング内に配置され且つ複数のボンド導体(10)を介して互いに電気的に接続される半導体装置であって、
前記複数のボンド導体(10)のうちの少なくとも1つが、前記第1の集積回路(IC1)の第1の接点パッド(3)に対して電気的に接続される第1の端部(12)と、前記第2の集積回路(IC2)の接点パッド(6)上に位置する導電性の中間要素(20)に対して電気的に接続される楔形状を成して先細る第2の端部(14)とを有し、前記1つのボンド導体(10)が前記中間要素(20)とは異なる材料から形成され、前記中間要素(20)の材料が前記1つのボンド導体(10)の材料よりも柔らかいことを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記ボンド導体(10)の材料が銅または銅合金である、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記中間要素(20)が金、金合金、または、ドープされた金から形成される、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記中間要素(20)が球形状または略球形状を成す、請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記ボンド導体(10)の第1の端部(12)が球形状または略球形状を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ボンド導体(10)が約20〜30μmの直径を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記ボンド導体(10)の材料がヴィッカース硬度≦70を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1の集積回路(IC1)および前記第2の集積回路(IC2)が互いに隣り合って配置される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1の集積回路(IC1)および前記第2の集積回路(IC2)が互いに上下に配置され、前記第2の集積回路(IC2)が前記第1の集積回路(IC1)上に位置する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の半導体装置を製造するための方法であって、
少なくとも1つの第1の接点パッド(3)を有する第1の集積回路(IC1)を設けるステップと、
少なくとも1つの第2の接点パッド(6)を有する第2の集積回路(IC2)を設けるステップと、
前記第1の接点パッド(3)と前記第2の接点パッド(6)とを電気的に接続するためのボンド導体を設けるステップと、
導電性の中間要素(20)が前記第2の集積回路(IC2)の前記第2の接点パッド(6)と導電接続する態様で、前記第2の集積回路(IC2)の前記第2の接点パッド(6)上に導電性の前記中間要素(20)を加えるステップと、
前記ボンド導体(10)の前記第1の端部(12)を前記第1の集積回路(IC1)の前記第1の接点パッド(3)に対して機械的に取り付けるステップと、
前記ボンド導体(10)の第2の楔形状端部(14)を前記中間要素(20)に対して機械的に取り付けるステップと、
を有し、
前記中間要素(20)の材料が、前記ボンド導体(10)の材料よりも柔らかいように選択される、方法。
【請求項11】
前記第2の接点パッド(6)がアルミニウムまたはアルミニウム合金から形成される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記中間要素(20)は、球状または略球状の要素として前記第2の集積回路(IC2)の前記第2の接点パッド(6)に対して加えられる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ボンド導体(10)は、前記ボンド導体(10)の前記第1の端部(12)が前記第1の集積回路(IC1)の前記第1の接点パッド(3)上に球として溶融され、且つ前記ボンド導体(10)の前記第2の楔形状端部(14)が楔ボンドとして形作られるという点で、前記第1の集積回路(IC1)および前記第2の集積回路(IC2)に対してボールウェッジボンディングによって取り付けられる、請求項11または12に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−295988(P2009−295988A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−138065(P2009−138065)
【出願日】平成21年6月9日(2009.6.9)
【出願人】(501409670)マイクロナス ゲーエムベーハー (23)
【氏名又は名称原語表記】Micronas GmbH
【Fターム(参考)】