説明

画像データ処理装置、画像データ処理方法およびコンピュータプログラム

【課題】携帯情報端末における画像の閲覧をし易くする。
【解決手段】画像を送信する画像データ処理装置は、送信先として携帯情報端末が指定された場合に、送信対象として指定された画像である原画像が携帯情報端末においてどのように表示されるかを示す模擬画像を、操作パネルに表示させるプレビュー表示部と、原画像を分割する画像分割の設定状態を操作パネル上での模擬画像の表示に反映させる分割設定表示部と、画像分割の設定をユーザーによる操作に応じて変更する分割設定変更部と、画像分割の確定された設定に従って原画像を複数の部分画像に分割し、複数の部分画像をサーバーに保存させるアップロード部と、原画像のサムネイルを作成し、複数の部分画像にそれぞれ対応する領域ごとに当該領域に該当する部分画像の保存先を示すリンク情報を付与して、サムネイルを携帯情報端末に宛てて送信する画像送信部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を送信するデータ通信機能を有する画像データ処理装置、この種の装置のための画像データ処理方法およびコンピュータプログラムに関する。画像データ処理装置には画像送信機能を備えた画像形成装置であるMFP(Multifunction Peripheral)または複合機と呼ばれる情報機器が含まれる。
【背景技術】
【0002】
MFPは、画像形成装置としての用途であるコピーおよびネットワークプリンティングの他に、文書(ドキュメント)の入力・保存・転送にも利用される。MFPは文書データを記憶するストレージを内蔵し、原稿シートから読み取ったスキャン画像や外部機器からネットワーク通信によって入力された文書画像を保存することができる。そして、MFPは、ユーザーによる操作に応じて、スキャン画像や文書画像を用紙にプリントしたり、ファクシミリデータに変換して送信したり、電子メールに添付して送信したり、外部機器へ転送したりする。
【0003】
画像データの送受信に関して、特許文献1には、カラーのスキャン画像を電子メールに添付して送信する場合に、メールサーバーに負担がかからないようデータ量を低減するため、送信側でスキャン画像の解像度を下げる処理をすることが記載されている。また、特許文献2には、携帯電話機のように受信可能なデータ量が比較的に少ない機器への送信に際して、画像を複数のブロックに分割し、各ブロックに定められた優先度が高い順に各ブロックに対応する分割画像を送信する技術が開示されている。受信側では、受け取った分割画像を逐次に結合して元の画像を再現する。受信側の機器のユーザーは元の画像のデータ量が多くても、元の画像のうちの少なくとも優先度の高い分割画像(主要部分)を表示させて閲覧することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−94738号公報
【特許文献2】特開2005−57494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ノート型やタブレット型のパーソナルコンピュータ(PC)、およびスマートフォンといった携帯情報端末の普及が進む中、画像データを携帯情報端末に入力する手段としてMFPを利用するユーザーが増えつつある。例えば一般の企業において、資料やマニュアルなどの印刷物を社員が出先でも参照できるように各社員の所持する携帯情報端末に配信する場合に、MFPが利用される。
【0006】
しかし、スマートフォンのように画面サイズの小さい携帯情報端末では、MFPから受信して取り込んだ画像が画面サイズに合わせて小さく表示される。このため、携帯情報端末のユーザーが拡大表示させたり、拡大表示させる領域を変更したりしなければならず、画像の閲覧に苦労することがある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑み、携帯情報端末における画像の閲覧をし易くするのに有用な画像データ処理装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成する画像データ処理装置は、画像を送信する画像データ処理装置であって、送信先として携帯情報端末が指定された場合に、送信対象として指定された画像である原画像が当該携帯情報端末においてどのように表示されるかを示す模擬画像を、操作パネルに表示させるプレビュー表示部と、前記原画像を分割する画像分割の設定状態を前記操作パネル上での前記模擬画像の表示に反映させる分割設定表示部と、前記画像分割の設定をユーザーによる操作に応じて変更する分割設定変更部と、前記画像分割の確定された設定に従って前記原画像を複数の部分画像に分割し、当該複数の部分画像をサーバーに保存させるアップロード部と、前記原画像のサムネイルを作成し、前記複数の部分画像にそれぞれ対応する領域ごとに当該領域に該当する部分画像の保存先を示すリンク情報を付与して、前記サムネイルを前記携帯情報端末に宛てて送信する画像送信部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、画像データ処理の操作者は、画像データ処理装置から携帯情報端末へ提供される画像が携帯情報端末においてどのように表示されるかをプレビューすることができ、必要に応じて画像分割の設定を変更することができる。そして、画像データ処理装置の操作者は、自己が確定した画像分割の設定に従うように画像を複数の部分画像に分割してサーバーに保存させ、かつ画像のサムネイルを部分画像の保存先を示すリンク情報を付与して携帯情報端末に宛てて送信させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。
【図2】画像データ処理装置としての画像形成装置が有するモバイル支援機能による画像の送受の手順を示すシーケンス図である。
【図3】画像形成装置によるプレビュー表示の第1例を示す図である。
【図4】画像形成装置によるプレビュー表示の第2例を示す図である。
【図5】画像形成装置によるプレビュー表示の第3例を示す図である。
【図6】画像形成装置によるプレビュー表示の第4例を示す図である。
【図7】携帯情報端末における画像の閲覧の様子を示す図である。
【図8】画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。
【図9】画像形成装置におけるモバイル支援機能の構成を示す図である。
【図10】宛先テーブルのデータ構成を示す図である。
【図11】原画像に対する保存先の指定の例を示す図である。
【図12】原画像のサムネイルに付与されるリンク情報の例を示す図である。
【図13】画像形成装置の画像送信動作の流れを示す図である。
【図14】画像形成装置によるプレビュー表示の第5例を示す図である。
【図15】画像形成装置によるプレビュー表示の第6例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
画像を送信する画像データ処理装置の例として、MFPまたは複合機と呼ばれる情報機器を挙げる。MFPは、コピー、ネットワークプリンティング、イメージ入力(スキャニング)、ファクシミリ通信、電子メール送受信、ドキュメントの保存などの多数の用途を有した画像形成装置である。
【0012】
図1の例示において、画像形成装置1は、サーバー機3、複数の携帯情報端末5,6、および複数のパーソナルコンピュータ7,8などの外部機器とネットワーク9を介して通信可能に接続される。ネットワーク9は、無線ネットワークおよび無線と有線とが混在するネットワークのいずれでもよく、LAN(Local Area Network)であってもよいし、インターネットや通信業者が提供する携帯電話ネットワークを含む広域ネットワークであってもよい。画像形成装置1は、筐体上部の前側に取り付けられた操作パネル11による直接の操作、およびネットワーク9上の外部機器からのアクセスに応じて動作する。
【0013】
サーバー機3はWebサーバー2を有する。Webサーバー2は、所定のサーバープログラムの実行によって実現される機能要素である。Webサーバー2は、携帯情報端末5,6およびパーソナルコンピュータ7,8のそれぞれにおいて稼動するWebブラウザからの要求に応える。なお、必ずしもWebサーバー2を設けるためにサーバー機3を使用する必要はなく、図1(B)のようにWebサーバー2を画像形成装置1の内部に設けることができる。
【0014】
携帯情報端末5,6は、Webブラウザをはじめとする各種のモバイルコンピューティング用のアプリケーションが実装された可搬型の情報機器である。WLAN(Wireless Local Area Network)を介するパケット通信が可能な携帯電話機(いわゆるスマートフォン)は携帯情報端末5,6の典型例である。
【0015】
本実施形態の画像形成装置1は、外部機器への画像データの送信に関わる“モバイル支援機能”を備えている。このモバイル支援機能は、携帯情報端末5,6のうちのスマートフォンのようにディスプレイの画面サイズの小さい機器における画像の閲覧を快適化するための機能である。支援の対象となる外部機器(以下、支援対象機器という)は予め画像形成装置1に登録される。登録されている支援対象機器が送信先に指定されたとき、支援対象機器において閲覧し易いように画像を最適に分割して送るためのユーザーインタフェースが、モバイル支援機能によって画像形成装置1の操作者に提供される。モバイル支援機能による画像の送信の手順が図2によって示される。
【0016】
図2のように、画像形成装置1のモバイル支援機能には、Webサーバー2と支援対象機器(例示では携帯情報端末5)とが関係する。画像形成装置1、Webサーバー2、および支援対象機器としての携帯情報端末5は、画像形成装置1に対して画像の送信先として携帯情報端末5を指定した送信ジョブが与えられたとき、次のように動作する。
【0017】
ステップS1: 画像形成装置1は、送信する画像データの元となる原画像G1を準備する。送信ジョブが原稿シートから画像を読み取って送信するジョブである場合、画像形成装置1はイメージスキャナを駆動してスキャン画像を原画像G1として準備する。一つの原画像G1は1ページ分の画像である。原稿が複数のシートで構成されていたり両面原稿であったりすれば、原稿の読取り対象面ごとに1ページのスキャン画像が得られるので、当該一つの送信ジョブについて複数の原画像が準備されることになる。送信ジョブが既存のドキュメントを送信するジョブである場合、画像形成装置1はドキュメントを記憶する内蔵のストレージからドキュメントデータを読み出してページごとにドキュメントのコンテンツを原画像G1として準備する。複数ページのドキュメントであれば、複数の原画像が準備されることになる。
【0018】
ステップS2: 画像形成装置1は、携帯情報端末5において原画像G1を小分けして閲覧することができるように、原画像G1を複数の部分画像に分割する。画像形成装置1の操作者は、モバイル支援機能が提供するユーザーインタフェースによって、原画像G1の分割の仕方(レイアウト)を変更することができる。ユーザーインタフェースは、原画像G1が携帯情報端末5のディスプレイにおいてどのように表示されるかを示す模擬画像を操作パネル11上に表示する。このプレビュー表示は、操作者が携帯情報端末5のユーザーが閲覧し易いように原画像G1の分割をその変更が可能な範囲内で最適化するのに役立つ。
【0019】
ステップS3: 画像形成装置1は、原画像G1の分割で得られた複数の部分画像の集合G10を携帯情報端末5ではなくWebサーバー2に送信し、複数の部分画像の保存・管理を依頼する。このとき、画像形成装置1はWebサーバー2内での各部分画像の所在地を示すパス(Path)をWebサーバー2に対して指定する。
【0020】
ステップS4: Webサーバー2は、画像形成装置1から受信した複数の部分画像を、指定されたパスを含むURL(Uniform Resource Locator)で特定されるリソースとして保存する。このとき、必要に応じてパスに該当するディレクトリやフォルダからなる階層構造を作成する。なお、パスを画像形成装置1が決めるのではなく、Webサーバー2が部分画像の受信に呼応してパスを決めて画像形成装置1に通知するようにしてもよい。
【0021】
ステップS5: 画像形成装置1は原画像G1を小型化したサムネイルTG1を作成する。サムネイルTG1は原画像の視覚情報を簡素化した情報をもつ。例えば原画像の低解像度化によってサムネイルTG1が得られる。縮小で識別困難になる文字を一律に簡素な図形に置き換え、文字の存在することのみを表すようにしてもよい。
【0022】
ステップS6: 画像形成装置1は、作成したサムネイルにその元である原画像G1に対応した複数の部分画像へのリンクを付与する。すなわち、画像形成装置1は、Webサーバー2で保存される複数の部分画像のそれぞれのURLをリンク情報LDとしてサムネイルに付加する。このとき、付加される複数のURLのそれぞれに、サムネイルのうちの当該URLで管理される部分画像に対応した領域を示す座標情報が関連付けされる。
【0023】
ステップS7: 画像形成装置1は、リンク情報LDを付加したサムネイルTG1を携帯情報端末5に宛てて送信する。送信の形態は送信ジョブに依存する。電子メールに添付して送る送信ジョブであれば、画像形成装置1は、携帯情報端末5に該当する電子メールアドレスを宛先としてメールサーバーに送信する電子メールにサムネイルTG1を添付する。WLAN通信のように画像形成装置1と携帯情報端末5とが接続を確立して通信する送信ジョブであれば、画像形成装置1は、携帯情報端末5に該当する宛先情報(例えばIPアドレス)を含むパケットにサムネイルTG1を組み込む。
【0024】
以上のステップS1〜S3、S5〜S7の画像形成装置1の動作およびステップS4のWebサーバー2の動作によって、携帯情報端末5において原画像G1を閲覧することが可能になる。そして、次のステップS8〜S10において携帯情報端末5のユーザーによって原画像G1が閲覧される。
【0025】
ステップS8: 携帯情報端末5は画像形成装置1から送信されたサムネイルTG1を表示する。例えば、サムネイルTG1が電子メールに添付されて送信される場合、電子メールをメールサーバーから受信した携帯情報端末5において、ユーザーが添付ファイル(サムネイル)を開く操作をすると、サムネイルTG1のファイル形式に対応する画像ビューアが起動し、携帯情報端末5のディスプレイ上に少なくとも1ページ分のサムネイルTG1の全体を表示する。
【0026】
ステップS9: 表示されたサムネイルTG1を閲覧する携帯情報端末5のユーザーは、原画像G1を閲覧したいと思うとき、サムネイルTG1のうちの所望の領域を指定する。例えば、原画像G1の全体を先頭から末尾まで一通り閲覧したいと思うとき、ユーザーは最初の領域指定として、サムネイルのうちの原画像G1の先頭の部分画像に対応する領域を指定する。携帯情報端末5がタッチ入力の可能な一般的な携帯情報端末であれば、表示面内の所望の領域にタッチするだけでその領域を指定することができる。サムネイルTG1内の領域を指定する操作に呼応して、携帯情報端末5はWebサーバー2にアクセスし、ユーザーによって指定された領域に対応する部分画像G11をWebサーバー2から取得する。
【0027】
ステップS10: 携帯情報端末5はWebサーバー2から取得した部分画像G11を表示する。そして、その後に次の部分画像の表示が指示されると、携帯情報端末5は、予め複数の部分画像について定められている順序に従って、表示中の部分画像G11の次の順位の部分画像をWebサーバー2から取得し、表示中の部分画像G11に代えて表示する。部分画像の表示は順序どおりである必要はなく、携帯情報端末5のユーザーは表示を部分画像G11の表示からサムネイル全体の表示に戻し、改めてサムネイルTG1の任意の領域を指定し、その領域に対応する部分画像を表示させることができる。
【0028】
図3は画像形成装置1によるプレビュー表示の第1例を示している。上述のように支援対象機器(本例では携帯情報端末5)を送信先に指定した送信ジョブが与えられたとき、画像形成装置1は操作パネル11に操作画面Q1を表示させる。操作パネル11にはタッチパネルが組み付けられており、操作画面Q1を表示する表示面DSはタッチ入力面を兼ねている。
【0029】
操作画面Q1は、原画像がどのようなものかを示す1ページ分のプレビュー画像F1と、プレビュー画像F1に対応するページの原画像が送信先に指定された支援対象機器においてどのように表示されるかを示す模擬画像H1とを有する。通常、模擬画像H1は、操作画面Q1においてプレビュー画像F1よりも小さい。これは、プレビュー画像F1がその内容を操作者が確認し易いように画面レイアウトの上で可能な範囲内で大きく表示されるのに対し、模擬画像H1は支援対象機器におけるディスプレイの解像度や画面サイズで決まる表示能力を加味して、支援対象機器における実際の状態に近い表示状態を再現するように作成されるからである。本実施形態では典型的な複数の機種の携帯情報端末の平均的な表示能力に基づいて、模擬画像H1が作成される。ただし、機種ごとに表示能力を記憶しておき、支援対象機器の機種に応じてより厳密に実際に近い模擬画像を表示するようにしてもよい。図示の例では、模擬画像H1が携帯電話機型の端末での表示状態を示すのが操作者に一目瞭然となるように、携帯電話機型の端末を表す図柄HBの中に模擬画像H1が配置されている。また、模擬画像H1が送信先での表示状態である旨を示すメッセージ文M1が模擬画像H1の上方に配置されている。
【0030】
画像形成装置1の操作者が原画像の分割を最適化する操作の要領は次のとおりである。
【0031】
操作画面Q1において、プレビュー画像F1の下方にページ切替えボタン81,82が配置されている。これらページ切替えボタン81,82を操作して操作者は所望のページのプレビュー画像F1を表示させる。図示の状態では、プレビュー画像F1は複数のページのうちの1ページ目であるので、ページを戻すページ切替えボタン82は非アクティブである。プレビュー画像F1のページ切替えに連動して、模擬画像H1の内容も変わる。操作者は複数のページのそれぞれが支援対象機器においてどのように表示されるかを確認することができる。
【0032】
操作画面Q1の右下端部に、画像分割のレイアウトの三つの選択肢に対応するセレクトボタン71,72,73が配置されている。例示における選択肢は、画像を上下に区画する2×1分割、3行2列に区画する3×2分割、および4行3列に区画する3×2分割である。図3の状態では3×2分割が選択されており、3×2分割に対応するセレクトボタン72が明暗反転によって強調されている。
【0033】
プレビュー画像F1には垂直方向に延びる分割線51および水平方向に延びる分割線52,53が重ねて表示される。同様に、模擬画像H1には垂直方向に延びる分割線61および水平方向に延びる分割線62,63が重ねて表示される。これら分割線51,52,53および分割線61,62,63は、現在の画像分割の設定状態を示している。
【0034】
画像形成装置1の操作者は、模擬画像H1における分割線61,62,63で区画された六つの領域のうちのいずれかにタッチすることによって、支援対象機器での原画像の部分的な閲覧を疑似体験することができる。例えば、図3の状態において、模擬画像H1における左上段の領域(第1行第1列の領域)に操作者がタッチすると、図4の操作画面Q1bのように部分画像G11が表示される。部分画像G11は、原画像における模擬画像H1中のタッチされた領域に該当する部分が支援対象機器においてどのように表示されるかを示す。典型的なスマートフォンでは、画像をできるだけ大きく表示するように表示面の向き(ポートレイト/ロケーション)が自動設定されるので、水平方向に長い部分画像G11に合わせて、図柄HBの向きはロケーションに変更されている。
【0035】
画像形成装置1の操作者は、「現在の画像分割の設定状態(例示では3×2分割)が最適である」と判断すれば、OKボタン85にタッチすればよい。そうすると、現在の画像分割の設定が確定し、設定どおりに各ページの原画像が分割され、分割で得られた所定数の部分画像が上述にようにWebサーバー2へ送られる。
【0036】
画像分割の設定はそのままで原画像の他の部分が支援対象機器においてどのように表示されるかを確かめたいとき、操作者は選択状態のセレクトボタン72にタッチする。模擬部分画像G11にタッチしてもよい。そうすると、図4の操作画面Q1bから図3の操作画面Q1へ表示が戻り、改めて模擬画像H1内の所望の領域にタッチ可能になる。
【0037】
図3および図4のように3×2分割が現在の設定であるとき、操作者はセレクトボタン71またはセレクトボタン73にタッチして画像分割の設定を変更することができる。図5はセレクトボタン71に対応する2×1分割が設定されている状態の操作画面Q1cを示している。操作画面Q1cでは、原画像における上半分が支援対象機器においてどのように表示されるかを示す部分画像G11bが表示されている。図6はセレクトボタン73に対応する4×3分割が設定されている状態の操作画面Q1dを示している。操作画面Q1dでは、原画像における左上隅の部分が支援対象機器においてどのように表示されるかを示す部分画像G11cが表示されている。
【0038】
図4、図5および図6の比較からわかるように、原画像の分割数が多いほど(本例では図6の4×3分割の分割数12が最も多い)、部分画像G11,G11b,G11cを表示させたときに原画像の情報がより大きく表示される。反面、一つの部分画像G11cに現われる原画像の情報が少ない。すなわち、支援対象機器での閲覧において、一つ一つの部分画像の判読のし易さの点では分割数の多い方が有利であり、原画像を一通り閲覧する際に複数の部分画像を順に表示させる手間の点では分割数の少ない方が有利である。このことを踏まえ、さらに原画像自体の特徴(文字が細かいとか、逆に縮小しても判読が容易とか、細分化すると見辛いとかなど)を総合して、画像形成装置1の操作者は支援対象機器のユーザーが原画像を閲覧し易いように最適な画像分割を選択する。
【0039】
図7は携帯情報端末5における画像の閲覧の様子を示している。図7(A)では画像形成装置1から送信されたサムネイルTG1が携帯情報端末5において表示されている。サムネイルTG1にはその元となる原画像の分割状態を示す分割線が付加されている。図7(B)のように、携帯情報端末5のユーザーはサムネイルTG1のうちの詳細を見たいと思う領域a1に指Fでタッチする。そうすると、図7(C)のように部分画像G11が表示される。部分画像G11は原画像のうちのサムネイルTG1の領域a1に対応した部分である。携帯情報端末5は部分画像G11を表示するため、領域a1のタッチに呼応してWebサーバー2にアクセスし、部分画像G11を取得する。
【0040】
画像形成装置1のハードウェア構成が図8に示されている。画像形成装置1の全般的な制御を受け持つメインコントローラ10は、操作パネル11によるユーザーの指示および通信インタフェース18を介して通信する外部機器からの動作要求に応じて所定の制御を行なう。メインコントローラ10は、制御プログラムや各種アプリケーションを実行するコンピュータとしてのCPU(central processing unit)101、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)102およびプログラム実行のワークエリアとされるRAM(Random Access Memory)103を有している。画像形成装置1に与えられる各種のジョブのうちのプリンタエンジン15を使用する印刷ジョブにおいて、メインコントローラ10はプリンタコントローラ14にプリンタエンジン15の制御およびプリンタエンジン15に適した印刷用のデータの生成を指示する。
【0041】
ADF(Auto Document Feeder)12は原稿台にセットされた原稿シートをイメージスキャナ13の読取り位置へ搬送する。イメージスキャナ13は、読取り位置にセットされた原稿シートに記録されている画像情報を光学的に読み取る。プリンタコントローラ14は、印刷ジョブにおいて、プリンタエンジン15の制御およびプリンタエンジン15に適した印刷用のデータの生成を受け持つ。プリンタエンジン15は、多段形式の用紙ストッカ16から供給される用紙の片面または両面にモノクロまたはカラーの画像を印刷する。ファクシミリユニット17は、電話回線またはネットワーク9を用いるファクシミリ送受信のためのデータ処理を担う。通信インタフェース18は画像形成装置1をネットワーク9および電話回線に接続し、画像形成装置1と外部装置との通信を可能にする。ストレージ19はハードディスクドライブ(HDD)のような大容量記憶デバイスであり、制御用のデータおよびユーザーデータを含む各種データの保存および一時記憶に用いられる。ストレージ19には、モバイル支援機能を実現するモバイル支援プログラム200が格納されている。
【0042】
図9はCPU101がモバイル支援プログラム200を実行することによって実現されるモバイル支援機能の構成を示している。CPU101は、プレビュー表示部201、分割設定表示部202、分割設定変更部203、アップロード部204、および画像送信部205として動作する。
【0043】
プレビュー表示部201は、送信ジョブにおいて、イメージスキャナ13またはストレージ19から原画像G1を取り込み、原画像G1がどのようなものかを示す1ページ分のプレビュー画像を操作パネル11のディスプレイ112に表示させる。そして、送信ジョブの指定する送信先が支援対象機器である場合に、支援対象機器において原画像G1がどのように表示されるかを示す模擬画像をディスプレイ112に表示させる。また、プレビュー表示部201は、表示されている模擬画像H1において分割線で区画された複数の領域のうちの一つを選択する操作に呼応して、原画像G1のうちの選択された領域に該当する部分である部分画像をディスプレイ112に表示させる
分割設定表示部202は、原画像G1を分割して部分的に支援対象機器において表示させるための画像分割の設定状態を、操作パネル11上での模擬画像H1の表示に反映させる。具体的には、分割設定表示部202は図3のように分割線61,62,63を模擬画像H1に重ねて表示させる。本実施形態では、プレビュー画像F1においても画像分割の設定状態に応じた分割線51,52,53が分割設定表示部202によって重ねて表示される。
【0044】
分割設定変更部203は、原画像G1に対する画像分割のレイアウトを決める設定を、画像形成装置1のユーザー(操作者)による操作に応じて変更する。分割設定変更部203は、ディスプレイ112と一体のタッチ入力デバイス113の出力を取り込み、操作画面におけるセレクトボタンおよびOKボタンの操作を検知する。例えば、図3のようにセレクトボタン72に該当する設定がなされた状態において、セレクトボタン71またはセレクトボタン73が操作されると、分割設定部203は図5または図6のように画像分割の設定を変更する。そして、OKボタン85にタッチする操作が行なわれると、分割設定変更部203はその時点の設定を確定させ、確定した画像分割の設定をアップロード部204に通知する。
【0045】
アップロード部204は、分割設定変更部203からの通知を受けて、原画像G1を画像分割の設定に応じた複数の部分画像に分割する。そして、アップロード部204は複数の部分画像の集合G10を原画像G1の代わる画像データとしてWebサーバー2に保存させる。このとき、支援対象機器が複数の部分画像のそれぞれに個別にアクセスすることができるように、Webサーバー2内での各部分画像の保存先がアップロード部204またはWebサーバー2によって決められる。
【0046】
画像送信部205は、原画像のサムネイルTG1を作成する。そして、画像分割の設定が確定した後、複数の部分画像にそれぞれ対応する領域ごとに当該領域に該当する部分画像の保存先を示すリンク情報LDを付与して、サムネイルTG1を支援対象機器(図示では携帯情報端末5)に宛てて送信する。
【0047】
図10は宛先テーブルT1のデータ構成を示している。画像形成装置1に送信ジョブを与える操作者が送信先を入力する際の便宜のために、画像形成装置1には通信相手情報が予め登録されている。図示の宛先テーブルT1は、登録された通信相手情報のうちの電子メールの送受のための情報である。宛先テーブルT1は、データ項目として、通信相手の名称91、電子メールアドレス92、および機器の種類93を有している。これらデータ項目のうち、機器の種類93が送信ジョブにおける指定された送信先が支援対象機器に該当するかどうかの判別に用いられる。本実施形態では、機器の種類93のデータが例えば「スマートフォン」である通信相手が支援対象機器とされる。
【0048】
図11は原画像に対する部分画像ごとの保存先の指定の例を示している。図11(A)の例示において、ドキュメントの1ページ目のページ画像である原画像G1は3行2列の六つの部分画像G11,G12,G13,G14,G15,G16に分割される。同様に2ページ目のページ画像である原画像G2は部分画像G21,G22,G23,G24,G25,G26に分割される。図11(B)のように、これら部分画像G11〜G16,G21〜G26のそれぞれに対して固有のURLが保存先として定められる。各URLは、Webサーバー2を特定する部分および該当する部分画像のWebサーバー2内のパスを示す部分を有している。
【0049】
図12は原画像G1のサムネイルTG1に付与されるリンク情報LDの例を示している。図12(A)のように、画像分割の設定に従う原画像G1の分割に合わせて、サムネイルTG1は複数の領域に区画される。図12(B)のように、リンク情報LDは、サムネイルTG1における複数の領域のそれぞれの対角2点の座標と該当する部分画像の保存先(URL)とで構成される。
【0050】
図13は画像形成装置1の画像送信動作の流れを示している。例えば、原稿シートから画像を読み取って送信するジョブにおいて、画像形成装置1は操作者による宛先入力を受け付け(S11)、ADF12にセットされた原稿を自動搬送して原稿画像を読み取る(S12)。入力された宛先が支援対象機器に該当する宛先かどうかを画像形成装置1はチェックし(S13)、支援対象機器に該当しない宛先であれば(S13でNO)、処理をステップS15に進める。一方、入力された宛先が支援対象機器に該当する宛先であれば(S13でYES)、モバイル支援機能が原画像であるスキャン画像を分割の対象とする(S14)。
【0051】
ステップS15において、プレビュー表示部201が原画像G1のプレビュー画像F1と模擬画像H1とが組み込まれたプレビュー画面としての操作画面Q1を表示する(S15)。このとき分割線によって示される画像分割の設定状態はデフォルトの設定状態である。
【0052】
操作画面Q1を表示した後、送信指示がないまま画像分割の設定の変更指示があると(S16でNOかつS19でYES)、分割設定変更部203が設定を変更し、プレビュー表示部201が変更後の設定状態を示すように操作画面を再構成する(S20)。そして、画像形成装置1は再構成された操作画面を表示する(S15)。
【0053】
画像分割の設定を確定させるOKボタン85の操作が行なわれ、それによって送信が指示されると、アップロード部204が原画像に対応する複数の部分画像をWebサーバー2に宛てて送信し(S17)、宛先として指定された支援対象機器に宛てて画像送信部205が原画像のサムネイルを送信する(S18)。
【0054】
図14および図15は画像形成装置1によるプレビュー表示の他の例を示している。プレビュー表示部201の付加機能として、原画像の様式に応じて画像分割のレイアウトを自動設定する機能を設けることができる。
【0055】
図14における原画像の様式は、ページ内に左右の二つの欄が配置される“2段組”である。図14の操作画面Q1eには、このような原画像の1ページ分のプレビュー画像F5、支援対象機器で原画像がどのように表示されるかを示す模擬画像H5、および画像分割の三つの選択肢に対応するセレクトボタン71b,72,73bが配置されている。原画像が“2段組”であることから、三つの選択肢のいずれもが、原画像を2列に区画する画像分割である。セレクトボタン71bには画像を上下左右(2行2列)に区画する2×2分割が対応し、セレクトボタン72には3行2列に区画する3×2分割が対応し、セレクトボタン73bには4行2列に区画する4×2分割が対応する。図14の状態では2×2分割が選択されており、セレクトボタン71bが明暗反転によって強調されている。プレビュー画像F5では分割線54,55によって、模擬画像H5では分割線64,65によって、画像分割の設定状態が示されている。
【0056】
図15における原画像の様式は、文字列の方向が各文字の上下方向となる“縦書き”である。図15の操作画面Q1fには、このような原画像の1ページ分のプレビュー画像F6、支援対象機器で原画像がどのように表示されるかを示す模擬画像H6、および画像分割の三つの選択肢に対応するセレクトボタン74,75,76が配置されている。原画像が“縦書き”であることから、三つの選択肢のいずれもが、上下の分割数よりも左右の分割数が多い画像分割である。セレクトボタン74には画像を左右に4分割する1×4分割が対応し、セレクトボタン75には2行4列に区画する2×4分割が対応し、セレクトボタン76には2行8列に区画する2×8分割が対応する。図15の状態では1×4分割が選択されており、セレクトボタン74が明暗反転によって強調されている。プレビュー画像F6では分割線56,57,58によって、模擬画像H6では分割線66,67,68によって、画像分割の設定状態が示されている。
【0057】
段組か縦書きであるかを含め原画像の様式がどのような様式であるかは、原画像がドキュメント作成ソフトウェアによって作成されたページ画像であれば、ドキュメントファイルのメタデータによって示される。原画像がスキャン画像である場合は、画像の属性判別や光学文字認識に用いられる既知の画像認識技術によって、少なくとも段組か縦書きかこれら以外かを判別することができる。
【0058】
以上の実施形態によれば、紙ドキュメントのページ画像を携帯情報端末5,6のディスプレイに表示させて閲覧することのできる新規のシステムを構築することができる。紙ドキュメントを電子化して閲覧用の画像データを生成する際に、携帯情報端末5,6で複雑な操作をすることなく簡便に閲覧ができるように、画面サイズの小さい携帯情報端末5,6での閲覧にふさわしい画像分割を行なうことができる。
【0059】
上述の実施形態によれば、原画像のうちの携帯情報端末5,6のユーザーが指定した部分のみを携帯情報端末5,6にダウンロードすればよく、原画像の全体を携帯情報端末5,6に記憶させる必要がない。これにより、例えばページ数が膨大でデータ量が携帯情報端末5,6の記憶容量を超えるドキュメントを携帯情報端末5,6において閲覧することが可能になる。
【0060】
上述の実施形態において、宛先として入力される電子メールアドレスに携帯電話事業者に固有の既知の文字列が含まれるか否かをチェックし、固有の文字列が含まれる場合に宛先を支援対象機器とみなすようにしてもよい。
【0061】
原画像G1の分割のレイアウトは例示に限らず、選択肢を適宜増減することができる。選択肢の一つに非分割を含めてもよい。分割位置を原画像G1の内容に応じて微調整することができるように操作ボタンを操作画面に配置してもよい。隣接する部分画像どうしが部分的に重複するように、実際の分割位置を表示される分割線からずらすようにしてもよい。画像分割の設定状態の表示は分割線の表示に限らず、区画ごとに分断されることが分かるものであればよい。
【符号の説明】
【0062】
1 画像形成装置(画像データ処理装置)
2 Webサーバー
5 携帯情報端末
11 操作パネル
G1 原画像
G11,G12,G13,G14,G15,G16 部分画像
H1,H5,H6 模擬画像
200 モバイル支援プログラム(コンピュータプログラム)
201 プレビュー表示部
202 分割設定表示部
203 分割設定変更部
204 アップロード部
205 画像送信部
TG1 サムネイル
LD リンク情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を送信する画像データ処理装置であって、
送信先として携帯情報端末が指定された場合に、送信対象として指定された画像である原画像が当該携帯情報端末においてどのように表示されるかを示す模擬画像を、操作パネルに表示させるプレビュー表示部と、
前記原画像を分割する画像分割の設定状態を前記操作パネル上での前記模擬画像の表示に反映させる分割設定表示部と、
前記画像分割の設定をユーザーによる操作に応じて変更する分割設定変更部と、
前記画像分割の確定された設定に従って前記原画像を複数の部分画像に分割し、当該複数の部分画像をサーバーに保存させるアップロード部と、
前記原画像のサムネイルを作成し、前記複数の部分画像にそれぞれ対応する領域ごとに当該領域に該当する部分画像の保存先を示すリンク情報を付与して、前記サムネイルを前記携帯情報端末に宛てて送信する画像送信部と、を備える
ことを特徴とする画像データ処理装置。
【請求項2】
前記プレビュー表示部は、前記操作パネル上で表示されている前記模擬画像内の位置を指定する操作に呼応して、前記原画像のうちの前記模擬画像において指定された位置に該当する部分画像を前記操作パネルに表示させる
請求項1記載の画像データ処理装置。
【請求項3】
前記プレビュー表示部は、前記原画像の様式に応じて、前記画像分割の分割位置を自動設定する
請求項1または2記載の画像データ処理装置。
【請求項4】
前記サーバーとしてのWebサーバーをさらに備える
請求項1ないし3のいずれか記載の画像データ処理装置。
【請求項5】
画像データ処理装置が保有する画像を携帯情報端末によって閲覧するための画像データ処理方法であって、
前記画像データ処理装置が、前記携帯情報端末への送信指示を受けた場合に、送信対象として指定された画像である原画像が前記携帯情報端末においてどのように表示されるかを示す模擬画像を操作パネル上に表示し、
前記画像データ処理装置が、前記原画像を分割する画像分割の設定状態を前記操作パネル上での前記模擬画像の表示に反映させ、
前記画像データ処理装置が、前記画像分割の設定をユーザーによる操作に応じて変更し、
前記画像データ処理装置が、前記画像分割の確定された設定に従って前記原画像を複数の部分画像に分割し、当該複数の部分画像をサーバーに保存させ、
前記画像データ処理装置が、前記原画像のサムネイルを作成し、前記複数の部分画像にそれぞれ対応する領域ごとに当該領域に該当する部分画像の保存先を示すリンク情報を付与して、前記サムネイルを前記携帯情報端末に宛てて送信する
ことを特徴とする画像データ処理方法。
【請求項6】
前記画像データ処理装置が、前記画像分割の設定状態を示す分割線を前記操作パネル上で前記模擬画像に重ねて表示し、
前記画像データ処理装置が、前記操作パネル上で表示されている前記模擬画像内の位置を指定する操作に呼応して、前記原画像のうちの前記模擬画像において指定された位置に該当する部分が前記携帯情報端末においてどのように表示されるかを示す部分画像を前記操作パネルに表示させる
請求項5記載の画像データ処理方法。
【請求項7】
画像を送信する画像データ処理装置において実行されるコンピュータプログラムであって、
前記画像データ処理装置が有するコンピュータによって実行されたときに、
送信先として携帯情報端末が指定された場合に、送信対象として指定された画像である原画像が当該携帯情報端末においてどのように表示されるかを示す模擬画像を、操作パネルに表示させるプレビュー表示部と、
前記原画像を分割する画像分割の設定状態を、前記操作パネル上での前記模擬画像の表示に反映させる分割設定表示部と、
前記画像分割の設定をユーザーによる操作に応じて変更する分割設定変更部と、
前記画像分割の確定された設定に従って前記原画像を複数の部分画像に分割し、当該複数の部分画像をサーバーに保存させるアップロード部と、
前記原画像のサムネイルを作成し、前記複数の部分画像にそれぞれ対応する領域ごとに当該領域に該当する部分画像の保存先を示すリンク情報を付与して、前記サムネイルを前記携帯情報端末に宛てて送信する画像送信部と、を前記コンピュータに実現させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−235296(P2012−235296A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−102168(P2011−102168)
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】