説明

画像処理装置および表示制御プログラム

【課題】GUI表示を行う画面サイズ等が異なる場合であっても、最適な選択肢表示を行えるようにする。
【解決手段】操作画面を表示する表示手段3と、操作設定項目の列挙順を定義する選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を保持する定義情報格納手段11と、前記操作画面上での表示領域の大きさを特定する情報を保持する条件情報格納手段12と、前記定義情報格納手段11から取り出すいずれか一つの選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を前記条件情報格納手段12での保持情報によって特定される前記表示領域の大きさに応じて切り替える定義情報切替手段13と、前記定義情報切替手段13が取り出した選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…による順で前記設定項目が列挙される操作画面を構成して前記表示手段3に表示させる表示内容構成手段14と、を備えて画像処理装置を構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像データについての処理を行う機能を有した画像処理装置、および、その画像処理装置におけるコンピュータとしての機能が実行する表示制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えばデジタル複写機や複合機に代表される画像処理装置は、近年の高機能化の進展に伴い、その画像処理装置に画像データについての処理(コピー、プリントアウト、FAX等)を行わせるための操作を、LCD(Liquid Crystal Display)画面およびタッチパネルを利用したGUI(Graphical User Interface)機能によって行うものが一般的となっている。また、GUI機能による操作に対応した画像処理装置の中には、その利便性向上を図ることを目的として複数パターンのGUI表示を適宜選択して表示し得るようにしたものや(例えば、特許文献1)、その操作性の改善を図ることを目的としてGUI表示上の機能キーの配置カスタマイズを行い得るものがある(例えば、特許文献2)。
【0003】
このようなGUI表示される機能キーとしては、テンキーやスタート/ストップキー等の他に、画像処理装置での処理に関する設定項目で、その表示画面上に選択可能に列挙されるものが知られている。具体的には、例えばコピー処理を行う際の倍率に関する設定項目のように、100%,70%,86%,141%等といった項目が列挙表示され、その中からいずれか一つを選択することで、その項目(倍率)について設定されるようになっているものである。
【0004】
【特許文献1】特開平6−78094号公報
【特許文献2】特許第3006693号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、GUI表示を行うLCD画面は、その画面サイズが、そのLCD画面を搭載する画像処理装置の機種毎に異なることが一般的である。そして、画面サイズが異なれば、LCD画面上に表示し得る機能キー等の数についても当然に相違が生じてくる。また、LCD画面の画面サイズが同じであっても、そのLCD画面上でのGUI表示のレイアウトパターンが異なる場合には、項目表示のための領域の大きさが相違する可能性があるため、全く同様のことが起こり得る。したがって、これらの場合には、選択可能に列挙される設定項目についても、列挙し得る項目数に相違が生じることになる。
【0006】
ただし、列挙し得る項目数に相違が生じる場合、その項目数によっては、列挙すべき項目の優先順(列挙順)が変わることがある。例えば、コピー処理を行う際の倍率に関する設定項目を例に挙げると、利用頻度や操作性等の観点から、一度に列挙し得る項目数が多ければ100%,自動,70%,86%,141%・・・という順で列挙するのが好ましいのに対して、一度に列挙し得る項目数が少なければ100%,自動,50%,70%・・・という順で列挙するほうが好ましい、といった具合である。
【0007】
しかしながら、従来の画像処理装置におけるGUI表示では、そのGUI表示の選択切り替えや配置カスタマイズ等に対応することはできても、利用頻度や操作性等を考慮した列挙項目の表示優先順の変更には対応していない。つまり、列挙項目の表示優先順を変更(列挙項目の並び替え)するためには、GUI表示のためのソフトウエア(画像データ等)をそれぞれ別々に作成する必要が生じてしまうので、その表示優先順の変更に容易に対応することができない。したがって、場合によっては、例えば「その他の倍率」のボタン押下の後でなければ所望する倍率がポップアップ内に表示されないといったように、利用頻度の高い設定項目が、階層的なGUI表示構成における表示階層の浅いところに表示されずに、深い階層での表示を余儀なくされてしまう。したがって、ユーザにとっては、操作ステップ数が増えて不便なものとなってしまうおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、列挙項目の表示優先順の変更に容易に対応可能にすることで、GUI表示を行うLCD画面のサイズやそのLCD画面上でのGUI表示のレイアウトパターン等が異なる場合であっても、選択可能に列挙される設定項目について、それぞれに最適な選択肢表示を行えるようにして、これにより操作性の向上を図り、しかもその場合であっても、専用ソフトウエアをそれぞれ別々に用意する必要がなく、共通ソフトウエアでの実現により汎用性を十分に確保することのできる、画像処理装置および表示制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記目的を達成するために案出された画像処理装置で、画像データについての処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段に処理を行わせるための操作画面を表示する表示手段と、前記画像処理手段での処理に関する設定項目で前記操作画面上に選択可能に列挙されるものについて、その列挙順を定義する選択肢表示順定義情報を予め複数種類保持している定義情報格納手段と、前記設定項目を列挙し得る前記操作画面上での表示領域の大きさを特定する情報を予め保持している条件情報格納手段と、前記定義情報格納手段が保持する中からいずれか一つの選択肢表示順定義情報を取り出すとともに、取り出す選択肢表示順定義情報を前記条件情報格納手段の保持情報によって特定される前記表示領域の大きさに応じて切り替える定義情報切替手段と、前記定義情報切替手段が取り出した選択肢表示順定義情報によって特定される順で前記設定項目が列挙される操作画面を構成して前記表示手段に表示させる表示内容構成手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、上記目的を達成するために案出された表示制御プログラムで、画像データについての処理を行うとともに当該処理を行わせるための操作画面を表示する画像処理装置におけるコンピュータとしての機能を、前記画像処理手段での処理に関する設定項目で前記操作画面上に選択可能に列挙されるものについて、その列挙順を定義する選択肢表示順定義情報を予め複数種類保持している定義情報格納手段と、前記設定項目を列挙し得る前記操作画面上での表示領域の大きさを特定する情報を予め保持している条件情報格納手段と、前記定義情報格納手段が保持する中からいずれか一つの選択肢表示順定義情報を取り出すとともに、取り出す選択肢表示順定義情報を前記条件情報格納手段の保持情報によって特定される前記表示領域の大きさに応じて切り替える定義情報切替手段と、前記定義情報切替手段が取り出した選択肢表示順定義情報によって特定される順で前記設定項目が列挙される操作画面を構成して前記表示手段に表示させる表示内容構成手段として機能させることを特徴とする。
【0011】
上記構成の画像処理装置および表示制御プログラムによれば、定義情報格納手段が予め複数種類の選択肢表示順定義情報を保持しており、条件情報格納手段での保持情報によって特定される表示領域の大きさ、すなわち選択可能に列挙される設定項目についての表示領域の大きさに応じて、定義情報切替手段が定義情報格納手段内から取り出す選択肢表示順定義情報を切り替える。そして、定義情報切替手段が選択肢表示順定義情報を取り出すと、その選択肢表示順定義情報によって特定される順で設定項目が列挙される操作画面を表示内容構成手段が構成するので、その表示内容構成手段によって構成された操作画面を表示手段が表示する。
したがって、例えば表示手段が表示する操作画面のサイズや表示レイアウトパターン等の相違により選択可能に列挙される設定項目についての表示領域の大きさが異なる場合であっても、その大きさに応じて選択肢表示順定義情報についての選択が切り替わり、これにより当該設定項目の列挙順が切り替わることになるので、その表示領域の大きさに最適な順での表示を行い得るようになる。
しかも、選択肢表示順定義情報についての選択切り替えのためには、予め定義情報格納手段内に複数種類の選択肢表示順定義情報を用意しておくだけでよく、様々な大きさの表示領域について、選択肢表示順定義情報の切り替えのみで、すなわち共通の装置構成またはソフトウエア構成によって対応し得るようになる。
【発明の効果】
【0012】
本発明では、列挙項目の表示優先順の変更に容易に対応することが可能なので、例えばGUI表示を行う操作画面のサイズやその画面上でのレイアウトパターン等が異なる場合であっても、その表示領域の大きさに最適な順での表示を行い得るようになる。したがって、表示領域の大きさによらず利用頻度の高い設定項目を常に表示階層の浅いところに表示させることが実現可能となり、操作性向上を通じてユーザにとっての利便性を従来よりも向上させることができる。
しかも、その場合であっても共通の装置構成またはソフトウエア構成によって対応し得るので、汎用性を十分に確保することができ、表示領域の大きさの違いにより専用ソフトウエアをそれぞれ別々に用意する必要がない。したがって、例えば新機種についての開発や評価等を行う場合に、その迅速化やコストダウン等の実現が期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面に基づき本発明に係る画像処理装置および表示制御プログラムについて説明する。
【0014】
先ず、画像処理装置の概略構成について説明する。画像処理装置としては、画像データについてのコピー処理を行うデジタル複写機や、コピー処理、プリント処理、FAX処理等を行う機能を統合した複合機等が知られている。ここでは、本発明をデジタル複写機に適用した場合を例に挙げて以下の説明を行う。
【0015】
図1は、デジタル複写機の基本的なハードウエア構成例を示す説明図である。図例のように、デジタル複写機は、画像入力部1と、画像出力部2と、操作パネル3と、コントローラ4とを備えて構成されている。
【0016】
画像入力部1は、例えばスキャナからなるもので、処理対象となる画像データの取得を行うものである。また、画像出力部2は、例えばプリンタエンジンからなるもので、処理対象となる画像データの出力を行うものである。すなわち、これら画像入力部1および画像出力部2は、画像データについての処理を行う画像処理手段として機能するものである。
【0017】
操作パネル3は、画像入力部1または画像出力部2に画像データの処理を行わせるべく、デジタル複写機のユーザが操作するためのものである。その操作のために、操作パネル3は、ユーザへの情報表示を行うLCD画面等からなるディスプレイと、ユーザが操作して情報入力を行うためにタッチパネルとから構成されており、このような構成によってユーザに対するGUI表示を行うようになっている。すなわち、操作パネル3は、画像データについての処理を行わせるための操作画面を表示する表示手段として機能するものである。
【0018】
コントローラ4は、デジタル複写機全体の動作制御を行うものためので、画像入力部1と接続する入力部インタフェース(以下、インタフェースを「I/F」と略す)4aおよびシステムメモリ4bと、画像出力部2と接続する出力部I/F4cと、操作パネル3と接続するパネルI/F4dと、所定プログラムを実行するメインCPU(Central Processing Unit)4eと、各種情報の保持蓄積を行うHDD(Hard Disc Drive)4fと、を備えて構成されたものである。すなわち、コントローラ4は、コンピュータとしての機能を実現するものである。
【0019】
次に、以上のようなハードウエア構成のデジタル複写機における機能構成(ソフトウエア構成)について説明する。
【0020】
図2は、本発明が適用されたデジタル複写機のソフトウエア構成例を示す説明図である。図例のように、デジタル複写機は、定義情報格納手段11と、条件情報格納手段12と、定義情報切替手段13と、表示内容構成手段14と、を備えて構成されている。
【0021】
定義情報格納手段11は、選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を予め複数種類保持しているものである。選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…とは、画像入力部1または画像出力部2での処理に関する設定項目で、操作パネル3での表示画面上に選択可能に列挙されるものについて、その列挙順を定義するための情報である。選択可能に列挙される設定項目としては、処理倍率や用紙サイズ等についての項目が挙げられる。具体的には、例えば処理倍率であれば、25.0%,35.3%,50.0%,57.7%,61.2%,64.7%,70.7%,78.5%,81.6%,86.6%,94.0%,97.3%,100%,115.4%, 122.5%,27.3%,129.4%,141.4%,154.5%,163.2%,173.2%,180.0%,200.0%,220.0%,282.8%,400.0%,自動等といったものである。これらの各設定項目は表示画面上のポップアップ内に列挙されるが、選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…は、その列挙順(列挙にあたっての表示優先順)を定義して特定するものである。ただし、定義情報格納手段11内に格納される複数種類は、同一項目についてのものであっても、それぞれが異なる列挙順に対応しているものとする。
【0022】
条件情報格納手段12は、上述した各設定項目を列挙し得る操作パネル3の表示画面上での表示領域の大きさを特定する情報を予め保持している。表示領域の大きさを特定する情報としては、LCDサイズ情報12a、レイアウトパターン定義情報12bまたはその他の切替条件情報12cの少なくとも一つが挙げられる。
LCDサイズ情報12aとは、操作パネル3におけるLCD画面の画面サイズを特定する情報である。図3は、LCDサイズ情報の具体例を示す説明図である。
レイアウトパターン定義情報12bは、操作パネル3におけるLCD画面で表示する表示レイアウトパターン(配置領域の大きさおよび位置)を特定する情報である。図4は、表示レイアウトパターンの具体例を示す説明図である。
また、その他の切替条件情報12cとしては、例えばデジタル複写機の仕向け地に関する情報のように、操作パネル3の使用環境に関する情報が挙げられる。同じ機種のデジタル複写機であっても、使用環境(米国向けか、あるいは日本国内向けか等)によっては、操作パネル3における情報表示領域の大きさが相違し得るからである。なお、その他の切替条件情報12cは、仕向け地に関する情報のみに限定されることはなく、操作パネル3の使用環境を特定して、その操作パネル3における情報表示領域の大きさの認識に寄与する情報であれば、他の情報(例えば、ユーザ認証情報や顧客管理情報)を利用してもよいことは勿論である。
【0023】
定義情報切替手段13は、定義情報格納手段11が保持する中からいずれか一つの選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を取り出して、データモデル13aを生成するものである。ただし、定義情報切替手段13では、定義情報格納手段11から取り出す選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を、条件情報格納手段12の保持情報によって特定される表示領域の大きさに応じて切り替えるようになっている。
定義情報切替手段13が生成するデータモデル13aとは、操作パネル3におけるLCD画面で表示する項目のリストである操作項目リストに相当するものである。すなわち、倍率選択、用紙選択といった機能のデータモデル表現であって、ユーザからみたときの操作設定項目をリストアップして定義したものである。なお、この操作項目リストの作成は、定義情報格納手段11内から取り出した選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を基にして行えばよい。
【0024】
表示内容構成手段14は、操作パネル3のLCD画面上に表示する操作画面を構成して表示させるものである。ただし、表示内容構成手段14では、条件情報格納手段12の保持情報によって特定される表示領域の大きさと、定義情報切替手段13が取り出した選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を基に生成された各設定項目についてのデータモデル(操作項目リスト)13aと、各設定項目の表示態様を定義するウィジェットビュースタイル14aとを基にして、操作画面の構成を行うようになっている。したがって、表示内容構成手段14は、定義情報切替手段13が取り出した選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…によって特定される順で、設定項目が列挙される操作画面を構成して、これを操作パネル3のLCD画面上に表示させることになる。
表示内容構成手段14が画面構成の際に基にするウィジェットビュースタイル14aとは、操作パネル3におけるLCD画面で表示するビュースタイル(見栄え)を定義するためのものである。すなわち、ウィジェットと、データモデル13aと、レイアウトパターン(配置領域)で定義された配置位置とを関連付けて、表示項目の表示態様(フォントや色等)を定義するためのものである。なお、ウィジェット(Widget)とは、ボタン、メニュー、スクロールバーといったGUI表示を構成する各コンポーネント(構成要素)のことを指す。これらを特定する情報については、予め所定記憶領域に格納されているものとする。
【0025】
これらの各手段11〜14は、デジタル複写機のコントローラ4におけるコンピュータとしての機能が、所定プログラムを実行することによって実現することが考えられる。すなわち、コントローラ4には、当該所定プログラムが予めインストールされているものとする。ただし、その場合において、当該所定プログラムは、コントローラ4へのインストールに先立ち、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されるものであっても、または有線若しくは無線による通信手段を介して配信されるものであってもよい。つまり、これらの各手段11〜14については、デジタル複写機のコントローラ4にインストール可能な表示制御プログラムによって実現することが可能である。
【0026】
次に、以上のように構成されたデジタル複写機における処理動作例について説明する。
【0027】
先ず、基本的な処理動作例の概要を説明する。
上記構成のデジタル複写機では、装置起動時に、定義情報切替手段13が、LCDサイズ情報12a等の条件情報格納手段12による保持情報を参照して、定義情報格納手段11内から取り出すべき選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を決定し、その決定した選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を取り出して、データモデル13aの属性値として、その取り出し情報を付加して表示する選択肢(列挙する設定項目)を完成させる。このようにして、定義情報切替手段13がデータモデル13aを生成すると、その後は、表示内容構成手段14が、そのデータモデル13aにおける選択肢と、画面上に表示するウィジェットとを対応づけて、フォントやカラー等のスタイルを決定する。そして、条件情報格納手段12が保持しているレイアウトパターン定義情報12bから配置場所の情報を取得して、画面を構成する情報を最終決定し、その決定結果を操作パネル3へ送出して、その操作パネル3に表示させる。
【0028】
続いて、以上のような処理動作例について、具体例を挙げてさらに詳しく説明する。ここでは、倍率選択を表示する場合を例に挙げて説明する。
図5は、操作パネルにおけるLCD画面での表示具体例を示す説明図である。
【0029】
例えば、処理倍率についての設定項目として、大画面選択肢となる{100%,自動,70%,86%,141%,25%,35.3%,50%,57.7%,61.2%,64.7%,70.7%,…}という順の選択肢表示順定義情報と、小画面選択肢となる{100%,自動,50%,70%,86%,141%,25%,35.3%,57.7%,61.2%,64.7%,70.7%,…}という順の選択肢表示順定義情報とが、定義情報格納手段11内に保持されている場合を考える。なお、設定項目の配置優先度は、選択肢表示順定義情報における順が上位ほど高いという定義としておく。
【0030】
この場合に、定義情報切替手段13は、先ず、条件情報格納手段12による保持情報を参照して、処理倍率についての設定項目の表示領域の大きさを判断する。この判断は、例えば、条件情報格納手段12による保持情報がLCDサイズ情報12aであれば(例えば図3参照)、操作パネル3におけるLCD画面がSVGA、HVGAまたはQVGAのいずれであるかを認識し、SVGAであれば大画面、QVGAであれば小画面といった具合に判断する。
【0031】
そして、大画面と判断した場合には、定義情報切替手段13は、大画面選択肢となる{100%,自動,70%,86%,141%,25%,35.3%,50%,57.7%,61.2%,64.7%,70.7%,…}という順の選択肢表示順定義情報を定義情報格納手段11内から取り出してデータモデル13aを生成する。その結果、生成されたデータモデル13aを基にして表示内容構成手段14が表示画面を構成すると、操作パネル3上では、図5(a)に示すように、処理倍率についての設定項目として{100%,自動,70%,86%,141%,その他の倍率}の各項目が列挙されることになる(図中A部参照)。
【0032】
一方、小画面と判断した場合には、定義情報切替手段13は、小画面選択肢となる{100%,自動,50%,70%,86%,141%,25%,35.3%,57.7%,61.2%,64.7%,70.7%,…}という順の選択肢表示順定義情報を定義情報格納手段11内から取り出してデータモデル13aを生成する。その結果、生成されたデータモデル13aを基にして表示内容構成手段14が表示画面を構成すると、操作パネル3のLCD画面上では、図5(b)に示すように、処理倍率についての設定項目として、{100%,自動,50%,70%,その他の倍率}の各項目が列挙されることになる。つまり、大画面選択肢の場合とは列挙順が異なって表示されることになる(図中B部参照)。
【0033】
これらの設定項目を列挙する際の配置定義は、ウィジェットビュースタイル14aのうちの一つである処理倍率選択オープンタイプ・ウィジェットと関連付けられた情報によって定義される。オープンタイプ・ウィジェットは、設定項目を配置情報定義に従って、順番に上から配置し、表示領域の大きさの制約で配置できなくなった場合は、「その他の倍率」として、残りの設定項目が配置される別の画面へ遷移するボタンを最後に配置するウィジェットである。
【0034】
なお、選択肢表示順定義情報で列挙順が特定される設定項目の中に、例えば装置状態やオプション構成等の都合によって対応することができず、表示無効とすべき設定項目が存在する場合は、当該設定項目を除いた順で、他の設定項目が列挙されることになる。例えば、図5(a)の例において、何らかの理由で{自動}という設定項目を表示無効とすべき場合、選択肢表示順定義情報で特定される列挙順に基づき、{25%}という設定項目が繰り上がって操作パネル3のLCD画面上に表示されることになる。
【0035】
このような画面表示を行うための選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を取り出す際の選択切り替えは、LCDサイズ情報12aではなく、条件情報格納手段12による他の保持情報を基にして行ってもよいことは勿論である。すなわち、レイアウトパターン定義情報12b等を基にして選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を決定する場合も、基本的な流れは同じである。レイアウトパターン定義情報12bを基にする場合であれば、LCD画面の全体の大きさではなく、設定項目を列挙すべき表示領域の大きさに応じて、領域大である場合には大画面選択肢となるよう決定し(例えば図4(a)参照)、領域小である場合には小画面選択肢となるよう決定し(例えば図4(b)参照)、選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…の選択切り替えが行われることになる。また、その他の切替条件情報12cを基にする場合であれば、デジタル複写機の仕向け地、OEMであるか否かの別、ユーザ認証情報、顧客管理情報等から所定対応関係によって一義的に定まる表示領域の大きさに応じて、選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…の選択切り替えが行われることになる。また、幾つかの選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を組み合わせて用いることも考えられる。
【0036】
以上のように、本実施形態で説明したデジタル複写機および表示制御プログラムによれば、定義情報格納手段11が予め複数種類の選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を保持しており、条件情報格納手段12での保持情報によって特定される表示領域の大きさ、すなわち選択可能に列挙される設定項目についての表示領域の大きさに応じて、定義情報切替手段13が定義情報格納手段11内から取り出す選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を切り替える。そして、定義情報切替手段13が選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を取り出すと、その選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…によって特定される順で設定項目が列挙される表示画面を表示内容構成手段14が構成するので、その表示内容構成手段14によって構成された表示画面を操作パネル3が表示することになる。したがって、例えば操作パネル3が表示する表示画面のサイズや表示レイアウトパターン等の相違により選択可能に列挙される設定項目についての表示領域の大きさが異なる場合であっても、その大きさに応じて選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…についての選択が切り替わり、これにより当該設定項目の列挙順が切り替わることになるので、図5(a)または(b)に示すように、その表示領域の大きさに最適な順での表示を行い得るようになる。
【0037】
つまり、本実施形態におけるデジタル複写機および表示制御プログラムでは、列挙項目の表示優先順の変更に容易に対応することが可能なので、例えばGUI表示を行う操作画面のサイズやその画面上でのレイアウトパターン等が異なる場合であっても、その表示領域の大きさに最適な順での表示を行い得るようになる。そのため、表示領域の大きさによらず利用頻度の高い設定項目を常に表示階層の浅いところに表示させることが実現可能となり、操作性向上を通じてユーザにとっての利便性を従来よりも向上させることができるのである。
【0038】
しかも、本実施形態におけるデジタル複写機および表示制御プログラムによれば、選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…についての選択切り替えのためには、予め定義情報格納手段11内に複数種類の選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…を用意しておくだけでよく、様々な大きさの表示領域について、選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…の切り替えのみで、すなわち共通の装置構成またはソフトウエア構成によって対応し得るようになる。つまり、共通ソフトウエアは、データモデル(操作項目リスト)が全ての設定項目が記述されている選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…に基づいて作成されるため、各設定項目の列挙順を入れ替えても、ソフトウエアの共通性が損なわれることがない。したがって、表示領域の大きさの違いにより専用ソフトウエアをそれぞれ別々に用意する必要がなく、汎用性を十分に確保することができることから、例えば新機種についての開発や評価等を行う場合に、その迅速化やコストダウン等の実現が期待できる。
【0039】
ここで、共通化に対応可能なソフトウエア構成について簡単に説明する。
図6は、ソフトウエアのレイヤー構造の具体例を示す模式図である。
図例のように、ここで説明するレイヤー構造は、上から、プレゼンテーション・デバイス(Presentation Device)21、プレゼンテーション(Presentation)22、ユーザインタフェース−プラットフォーム(UI-PF)23、アプリケーション(Application)24の順で、構成されている。
【0040】
Presentation Device21は、LCDサイズ情報12aに対応する物理的なUI表示デバイス層である。タッチパネルをセンスするドライバ等もここに含まれる。
Presentation22は、表示制御エンジンである。表示画面の切り替えやウィジェットはこの層がハンドリングする。
UI-PF23は、各LCDサイズ情報12a、カラー情報等に最適化されたウィジェットやレイアウトパターン等を提供する層である。デバイス(例えばコントローラ4)に接続される操作パネル3のLCDサイズに応じた部品が選択される。
Application24は、ユーザに提供するサービスそのものが実装される層である。ユーザに選択させるデータモデルはこの層が提供するものであり、選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…もこの層において提供されるものである。
【0041】
このようなレイヤー構造によってソフトウエアを構成すれば、デジタル複写機および表示制御プログラムは、ソフトウエアの共通化が実現可能となる。すなわち、表示領域の大きさに応じて選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…の選択切り替えを行う場合であっても、Application24は操作項目の表示順序に関する違いを実装する必要がないので、ソフトウエアを共通化することができるのである。
【0042】
ところで、上述したソフトウエア構成では、表示領域の大きさが異なることによる列挙可能設定項目の表示順または表示優先度の変動によっても、その列挙可能設定項目数の変動によっても、ソフトウエアを作り変える必要がないことに加え、同じ仕組みでユーザ毎に選択肢表示のカスタマイズにも容易に対応し得るようになる。
【0043】
カスタマイズとしては、選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…の切り替えについてのカスタマイズと、その選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…自体についてのカスタマイズが考えられる。
【0044】
切り替えについてのカスタマイズを実現する場合であれば、例えば操作パネル3を情報切り替えのユーザ指示を行うための指示入力手段として利用し、操作パネル3でのユーザ指示があると、定義情報切替手段13が、条件情報格納手段12での保持情報よりも当該ユーザ指示の結果を優先して、取り出す選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…の切り替えを行うようにすればよい。また、レイアウトパターン定義情報12bをユーザが選択し得るようにし、そのレイアウトパターン定義情報12bを選択することで、間接的に選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…が切り替わるようにすることも考えられる。
【0045】
一方、選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…自体についてのカスタマイズを実現する場合であれば、例えばコントローラ4とネット接続またはローカルにケーブル接続するコンピュータを情報入力手段として利用し、そのコンピュータから定義情報格納手段11内へ格納する選択肢表示順定義情報の入力を行うようにすればよい。このようにして、選択肢表示順定義情報を新たに入力したり、あるいは格納済みの選択肢表示順定義情報を入れ替えたりして、その選択肢表示順定義情報を必要なときに呼び出して利用すれば、その選択肢表示順定義情報に基づいて操作パネル3における表示画面が構成されることになるので、結果としてその表示画面をユーザがカスタマイズし得ることになる。
【0046】
このようなカスタマイズに対応する場合、選択肢表示順定義情報11a,11b,11c…は、XML(eXtensible Markup Languag)ファイルによって構成することが望ましい。XMLは、シンプルなフォーマットで文書構造を記述でき、独自にタグを定義できることが特徴の{ HYPERLINK "http://yougo.ascii24.com/gh/13/001363.html" ,マークアップ言語}であり、インターネットの様々な分野での応用が進められているものなので、カスタマイズへの対応が非常に容易化するからである。
【0047】
ここで、XMLで記述するファイル構成について具体例を挙げて説明する。
【0048】
図7は、操作項目リストについてのファイル構成例を示す説明図である。図例のように、操作項目リストは、データモデル毎に列挙型(enumData)を使って記述することが考えられる。
enumDataは、図7(a)に示すように、オプションズ(options)と、セレクテッドインデックス(selectedIndex)とから構成される。optionsは、列挙内容を定義するもので、子要素として設定項目を示すオプションアイテム(optionItem)要素を指定。また、selectedIndexは、列挙内容のうち、デフォルトで選択される要素(optionItem)のインデックス番号を特定するものである。なお、インデックス番号は0から始まる整数値とする
このような構成の操作項目リストの一例としては、図7(b)に示すようなものが挙げられる。
【0049】
図8は、選択肢表示順定義情報についてのファイル構成例を示す説明図である。図例のように、選択肢表示順定義情報については、そのためのタグ名を<オーダチェンジャ(orderChanger)>として定義する。<orderChanger>要素は、操作項目リストを定義するファイルには出現せず、設定項目等の操作画面上における表示順序や表示可能数が限られているときに、表示の優先順位を指定する際に使う。主に別ファイルとして選択肢順序定義ファイルを定義する。
<orderChanger>要素は、図8(a)に示すように、表示順序の入れ替えまたは表示項目の間引きを行なう対象要素を<アイディー(id)>属性を用いて指定する<ターゲットアイテム(targetItem)>と、表示順を指定する<アイテム(item)>子要素の列挙である<オーダ(order)>とから構成される。また、<item>は、表示順を示す要素で関連付けられる項目(optionItem)を<ターゲットアイディー(targetId)>属性で指定するものであり、表示内容を間引く際に用いる優先順位である<プライオリティ(priority)>が付随している。この<priority>は、例えば正の整数値で値が小さいほど優先順位が高い。
このような構成の選択肢表示順定義情報の一例としては、例えば上述した大画面選択肢となるものであれば、図8(b)に示すようなものが挙げられる。
【0050】
なお、上述した構成例では、全ての<order>を並べることで選択肢表示順定義情報を規定する場合を例に挙げたが、<priority>だけを使い変更部分だけを記述する手法で指定することも考えられる。その場合、例えば上述した小画面選択肢となるものであれば、図8(c)に示すようなものとなる。
このような構成例であれば、ユーザが選択肢表示順定義情報についての情報入力を行う際に、全ての要素の記述を行う必要がなく、変更したい項目の<priority>だけを記述することで、その変更を実現することができる。また、LCDサイズ情報12aに応じて<priority>の記述だけが変更された構成の選択肢表示順定義情報も考えられる。したがって、カスタマイズへの対応がより一層容易化することになる。
【0051】
以上のようなカスタマイズへの対応を可能にした場合には、ユーザが選択肢表示順定義情報を適宜入れ替えて表示画面を構築することが可能となる。すなわち、ユーザは、選択肢表示順定義情報を切り替えることで、自分がやりたいタスクに応じた画面表示を得ることができる。したがって、ユーザにとっては、非常に利便性の高いものとなる。
【0052】
なお、本実施形態では、本発明の好適な実施具体例を説明したが、本発明はその内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、選択可能に列挙される設定項目は、処理倍率や用紙サイズ等以外であってもよい。また、本発明は、画像データについての処理を行う機能を有した画像処理装置であり、GUI機能による操作画面の表示を行うものであれば、デジタル複写機や複合機等の他に、プリンタやスキャナ等に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】デジタル複写機の基本的なハードウエア構成例を示す説明図である。
【図2】本発明が適用されたデジタル複写機のソフトウエア構成例を示す説明図である。
【図3】LCDサイズ情報の具体例を示す説明図であり、(a)はSVGAについての例を示す図、(b)はHVGAについての例を示す図、(c)はQVGAについての例を示す図である。
【図4】表示レイアウトパターンの具体例を示す説明図であり、(a)は同一サイズの領域からなるレイアウトパターンについての例を示す図、(b)は異サイズ混在のレイアウトパターンについての例を示す図である。
【図5】操作パネルにおけるLCD画面での表示具体例を示す説明図であり、(a)は大画面の場合の例を示す図、(b)は小画面の場合の例を示す図である。
【図6】ソフトウエアのレイヤー構造の具体例を示す模式図である。
【図7】操作項目リストについてのファイル構成例を示す説明図であり、(a)はそのブロック図、(b)はファイルリスト図である。
【図8】選択肢表示順定義情報についてのファイル構成例を示す説明図であり、(a)はそのブロック図、(b)および(c)はファイルリスト図である。
【符号の説明】
【0054】
1…画像入力部、2…画像出力部、3…操作パネル、4…コントローラ、4a…入力部I/F、4b…システムメモリ、4c…出力部I/F、4d…パネルI/F、4e…メインCPU、4f…HDD、11…定義情報格納手段、11a,11b,11c…選択肢表示順定義情報、12…条件情報格納手段、12a…LCDサイズ情報、12b…レイアウトパターン定義情報、12c…その他の切替条件情報、13…定義情報切替手段、13a…データモデル(操作項目リスト)、14…表示内容構成手段、14a…ビュースタイル(拡張スタイルシート)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データについての処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段に処理を行わせるための操作画面を表示する表示手段と、
前記画像処理手段での処理に関する設定項目で前記操作画面上に選択可能に列挙されるものについて、その列挙順を定義する選択肢表示順定義情報を予め複数種類保持している定義情報格納手段と、
前記設定項目を列挙し得る前記操作画面上での表示領域の大きさを特定する情報を予め保持している条件情報格納手段と、
前記定義情報格納手段が保持する中からいずれか一つの選択肢表示順定義情報を取り出すとともに、取り出す選択肢表示順定義情報を前記条件情報格納手段の保持情報によって特定される前記表示領域の大きさに応じて切り替える定義情報切替手段と、
前記定義情報切替手段が取り出した選択肢表示順定義情報によって特定される順で前記設定項目が列挙される操作画面を構成して前記表示手段に表示させる表示内容構成手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記表示内容構成手段は、前記条件情報格納手段の保持情報によって特定される前記表示領域の大きさと、前記定義情報切替手段が取り出した選択肢表示順定義情報に従って列挙される各設定項目についての項目リストと、当該各設定項目の表示態様を定義するウィジェットビュースタイルとを基にして、前記操作画面の構成を行う
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記条件情報格納手段は、前記表示手段が表示する操作画面のサイズ情報、当該操作画面についての前記配置位置情報または当該操作画面の使用環境に関する情報の少なくとも一つを、前記表示領域の大きさを特定する情報として保持している
ことを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記定義情報切替手段での選択肢表示順定義情報切り替えについてのユーザ指示を行うための指示入力手段を備えるとともに、
前記定義情報切替手段は、前記条件情報格納手段での保持情報よりも前記指示入力手段での指示入力結果を優先して、取り出す選択肢表示順定義情報の切り替えを行う
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記定義情報格納手段内へ格納する選択肢表示順定義情報のユーザ入力を行うための情報入力手段
を備えることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の画像処理装置。
【請求項6】
画像データについての処理を行うとともに当該処理を行わせるための操作画面を表示する画像処理装置におけるコンピュータとしての機能を、
前記画像処理手段での処理に関する設定項目で前記操作画面上に選択可能に列挙されるものについて、その列挙順を定義する選択肢表示順定義情報を予め複数種類保持している定義情報格納手段と、
前記設定項目を列挙し得る前記操作画面上での表示領域の大きさを特定する情報を予め保持している条件情報格納手段と、
前記定義情報格納手段が保持する中からいずれか一つの選択肢表示順定義情報を取り出すとともに、取り出す選択肢表示順定義情報を前記条件情報格納手段の保持情報によって特定される前記表示領域の大きさに応じて切り替える定義情報切替手段と、
前記定義情報切替手段が取り出した選択肢表示順定義情報によって特定される順で前記設定項目が列挙される操作画面を構成して前記表示手段に表示させる表示内容構成手段
として機能させることを特徴とする表示制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−166259(P2007−166259A)
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−359978(P2005−359978)
【出願日】平成17年12月14日(2005.12.14)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】