画像形成装置及びデータカスタマイズ方法
【課題】レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更したり、設定項目に関する詳細な情報を表示するためのヘルプ表示を予め定められた設定項目を含むレポートに追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりする何らかのレポートのカスタマイズを可能にすることによって、画像形成装置の操作性の向上を図り、操作者に対する不快感を軽減する。
【解決手段】画像形成装置の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズ可能にするとともに、カスタマイズされた設定項目を含み、かつ、操作者に設定項目のデータを確認させるための設定項目確認ページの画像データを生成する制御部と、制御部により生成された画像データを出力する表示画面1b1とを備える。
【解決手段】画像形成装置の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズ可能にするとともに、カスタマイズされた設定項目を含み、かつ、操作者に設定項目のデータを確認させるための設定項目確認ページの画像データを生成する制御部と、制御部により生成された画像データを出力する表示画面1b1とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるために表示画面に表示される設定項目確認ページ、換言すればレポートに含まれる項目をカスタマイズ可能な画像形成装置及びデータカスタマイズ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、操作者からの操作指示に応じて予め定められた項目に関するデータを含むレポートを生成し、生成したレポートを印字することが可能な画像形成装置が知られている(引用文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2006−088536号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示された画像形成装置は、レポートに含まれる設定項目に関するデータを変更することは一切できない。
【0005】
すなわち、かかる画像形成装置では、予め定められた設定項目を含むレポートを印字するだけであるので、操作者が設定項目を表示する文字サイズを変更したいと思慮する場合、例えば高齢者がレポートに含まれる設定項目を表示する文字サイズを拡大したいと思慮する場合や、レポートに含まれる設定項目を表示画面上でスクロール表示することなく表示するために設定項目を表示する文字サイズを縮小したいと思慮する場合であっても、レポート内の予め定められた設定項目を表示する文字サイズを変更することはできない。
【0006】
また、かかる画像形成装置では、予め定められた設定項目を含むレポートを印字するだけであるので、レポートに含まれる設定項目の詳細に関して知りたいと思慮する場合であっても、設定項目に関する詳細な情報を表示するためのヘルプ表示を予め定められた設定項目を含むレポートに追加することもできない。
【0007】
更に、かかる画像形成装置では、予め定められた設定項目を含むレポートを印字するだけであるので、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりしたいと操作者が思慮する場合であっても、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりすることはできない。
【0008】
その結果、かかる画像形成装置では、操作者が設定項目を表示する文字サイズを変更したいと思慮する操作者、レポートに含まれる設定項目の詳細に関して知りたいと思慮する操作者、及び予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりしたいと思慮する操作者に対して不快感を与えてしまう可能性が有る。
【0009】
本発明者の画像形成装置の表示画面に表示されるレポートに対する検討によれば、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更したり、設定項目に関する詳細な情報を表示するためのヘルプ表示を予め定められた設定項目を含むレポートに追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりする何らかのレポートのカスタマイズを可能にすることによって、画像形成装置の操作性の向上を図るとともに、操作者に対して与える不快感の軽減を図ることが可能な画像形成装置に対する産業界の要望が高まっている。
【0010】
そこで、本発明は、操作者に対して与える不快感の軽減を図ることが可能な画像形成装置及びデータカスタマイズ方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の骨子は、「設定項目の確認を行うための設定項目確認ページに含まれる設定項目を操作者の操作によってカスタマイズ可能に」する構成により、画像形成装置の操作性の向上を図るとともに、操作者に対して与える不快感の軽減を図ることを可能にするという本願に特有の顕著な効果を達成することにある。
【0012】
なお、本明細書では、「設定項目を操作者の操作によってカスタマイズする」とは、「設定項目の文字サイズを変更して表示画面に表示させたり、印字させたりする」こと、「設定項目確認ページに含まれる設定項目と、当該設定項目に関連するヘルプ表示とを関連付けて表示画面に表示させたり、印字させたりする」こと、「設定項目確認ページに含まれる設定項目を操作者の操作によって追加したり、削除したりして、表示画面に表示させたり、印字させたりする」ことの何れかを意味する。
【0013】
第1の発明は、画像形成装置本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズ可能にする設定項目カスタマイズ手段と、設定項目カスタマイズ手段によりカスタマイズされた設定項目を含み、かつ、操作者に設定項目のデータを確認させるための設定項目確認ページの画像データを生成する画像データ生成手段と、画像データ生成手段により生成された画像データを出力する画像データ出力手段とを備えた画像形成装置である。
【0014】
第2の発明は、画像形成装置本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる全設定項目のうちの何れかの設定項目に関し、操作者の操作によってカスタマイズされた設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する画像データ生成ステップと、画像データ生成ステップにより生成された画像データを出力する画像データ出力ステップとを含むデータカスタマイズ方法である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更したり、設定項目に関する詳細な情報を表示するためのヘルプ表示を予め定められた設定項目を含むレポートに追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりする何らかのレポートのカスタマイズを可能にすることによって、画像形成装置の操作性の向上を図るとともに、操作者に対して与える不快感の軽減を図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の最良の形態に関し、図面を参照して説明する。
【0017】
本発明は、例えば図1、2に示すような構成の画像形成装置100に適用される。
【0018】
この画像形成装置100は、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークを介して図示しない周知のパーソナルコンピュータや、図示しない他の複合機に接続され、FAX機能、スキャナ機能、コピー機能、プリンター機能等の種々の機能を備える複合機であって、図1の外観斜視図に示すように、設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページ、換言すればレポートを、装置本体1のパネル部1bの表示画面1b1に表示する機能を備えている。
【0019】
上記パネル部1bの表示画面1b1に表示されるレポート、すなわち、設定項目確認ページには、操作者の操作によって設定された設定情報、例えば図示しないDHCPサーバ装置によって当該画像形成装置100の装置本体1に割り当てられたIPアドレス、装置本体1内部に設けられたトナーカートリッジ内に残存するトナーの残量に関する情報、画像形成装置100内部に設けられた給紙段(給紙トレイ)毎の記録紙の残量に関する情報、当該装置本体1にインストールされたファームウェアに関する情報等のうち少なくとも1つの情報を含む。
【0020】
この画像形成装置100は、本体の操作性のより一層の向上を図る観点から、前述した設定項目確認ページに含まれる設定項目をパネル部1bの操作者による操作によってカスタマイズ、例えば設定項目の文字サイズを変更して表示画面に表示させたり、印字させたり、設定項目確認ページに含まれる設定項目と、当該設定項目に関連するヘルプ表示とを関連付けて表示画面に表示させたり、印字させたり、設定項目確認ページに含まれる設定項目を操作者の操作によって追加したり、削除したりして、表示画面に表示させたり、印字させたりすることが可能なように構成されている。
【0021】
この画像形成装置100は、図2に示すように、電源スイッチ1aと、パネル部1bと、インターフェース部1cと、トナー残量検出部1dY、1dM、1dC、1dKと、給紙段別紙残量検出部1e1〜1enと、給紙段別カウンタ1f1〜1fnと、IPアドレス記憶メモリ1gと、レポート設定項目記憶メモリ1hと、表示項目設定記憶メモリ1iと、トナー残量記憶メモリ1jと、給紙段別紙残量記憶メモリ1kと、給紙段別印刷枚数記憶メモリ1lと、ファームウェアデータ記憶メモリ1mと、プログラム記憶メモリ1nと、占有者データ記憶メモリ1oと、排出トレイデータ記憶メモリ1pと、用紙種別データ記憶メモリ1qと、給紙段データ記憶メモリ1rと、実行予定ジョブ記憶バッファ1sと、印刷ジョブ履歴データ記憶メモリ1tと、テンプレートファイル記憶メモリ1uと、画像生成部1vと、プリンターエンジン部1wと、設定項目データベース1xと、DBMS1yと、制御部1zとを備えている。
【0022】
なお、この画像形成装置100の制御部1zは、製造時に図示しない内蔵メモリに画像形成プログラムが書き込まれた、又は記録媒体もしくは通信ネットワークを介して画像形成プログラムがインストールされたコンピュータによって実現される。また、この画像形成装置100を構成する各部は、ソフトウェアもしくはハードウェア又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせの何れから構成されていてもよいことは言うまでもない。
【0023】
電源スイッチ1aは、操作者の操作によりオンオフの状態が切り換えられる機械式スイッチで有り、操作者の操作によりオンの状態に切り替えられた場合に、装置本体1の電源が投入されたことを示す電源投入信号を制御部1zに出力する。
【0024】
パネル部1bは、この画像形成装置100の装置本体1の電源スイッチ1aが操作者の操作によってオンの状態に切り替えられた場合に実行される装置本体1の起動処理の完了前に表示され、かつ、予め後述するメニュー画面上の設定操作によって設定された設定情報であるIPアドレス、トナーの残量、記録紙の残量、及びファームウェアのバージョンに関する情報のうち少なくとも1つのデータを含むステータス表示画面と、装置本体1の電源スイッチ1aがオンの状態に切り替えられた場合に装置本体1で実行される起動処理が完了した後、換言すれば前述したステータス表示画面が表示された後で表示され、かつ、FAX機能とスキャナ機能とコピー機能とプリンター機能との相互切替え、文書のデータを読み取る際の解像度、作成する文書のデータを含む電子ファイルの形式、画質、読み取り時の濃度、読み取り倍率の設定、前述したステータス表示画面に表示させる設定情報の設定、後述するレディ画面に表示させる設定情報の設定、レポート画面に表示させる設定項目のカスタマイズ処理、及び各モードの設定等を行うためのメニュー画面と、ジョブを受け付けることが可能な場合に、メニュー画面上の設定操作によって設定された設定情報であるトナーの残量、給紙段毎の紙の残量等を含み、かつ、ジョブを受け付けることが可能なことを示すレディ画面と、レポート画面に表示させる設定項目を設定するための文字サイズ設定催促画面、設定項目検索催促画面、設定項目追加催促画面、及び設定項目無しメッセージ表示画面、設定項目を操作者に確認させるためのレポート画面とを表示する表示画面(表示手段)を備えている。
【0025】
制御部1zは、操作者の操作によって電源投入がなされた場合に、周知のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol:動的ホスト構成プロトコル)に準拠した手順で外部に設けられた図示しないDHCPサーバ装置にアクセスして、当該DHCPサーバ装置によって当該画像形成装置100に一定の時間だけ割り当てられるIPアドレスをインターフェース部1cを介して取得する。
【0026】
また、インターフェース部1cは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークを介して接続された図示しない周知のパーソナルコンピュータや、図示しない他の複合機から送信され、ジョブ毎に割り当てられたジョブID、及びネットワーク上の端末に割り当てられたマックアドレスを含むヘッダ部分と、ページ記述言語等で記載されたペイロードと、誤り検出及びパリティチェックに用いるFCS(Frame Check Sequence)とを含むパケットを受信し、受信したパケットのデータのパリティチェック、誤り訂正等の処理を実行した後、受信したパケットに含まれるデータを制御部1zに出力する。
【0027】
トナー残量検出部1dY、1dM、1dC、1dKは、YMCK(Yellow/Magenta/Cyan/black)毎のトナーの残量を検出し、検出したトナーの残量のデータに、各トナー残量検出部1dY〜1dKに割り当てられたトナーセンサIDを付加して、トナーの残量とトナーセンサIDとの組を制御部1z1oに出力する。
【0028】
給紙段別紙残量検出部1e1〜1enは、給紙段毎に設置されており、給紙段毎の紙の残量に関するデータを検出し、検出した紙の残量に関するデータに給紙段別紙残量検出部1e1〜1en毎に割り当てられた紙センサIDを付加して、検出した紙の残量と紙センサIDとの組を制御部1zに出力する。
【0029】
給紙段別カウンタ1f1〜1fnは、給紙段毎に設置されており、給紙段毎の印刷枚数をカウントし、カウントした印刷枚数に各給紙段別カウンタ1f1〜1fnに割り当てられたカウンタ識別IDを付加して、カウントした印刷枚数とカウンタ識別IDとの組を制御部1zに出力する。
【0030】
IPアドレス記憶メモリ1gには、外部に設けられた図示しないDHCPサーバ装置によって当該画像形成装置100に一定の時間だけ割り当てられるIPアドレスが記憶されている。
【0031】
表示項目設定記憶メモリ1hには、操作者の操作によってパネル部1bから入力された表示項目のデータが記憶されている。
【0032】
トナー残量記憶メモリ1iには、トナーの残量、トナーセンサID、及び検出時刻が対応して記憶されている。
【0033】
給紙段別紙残量記憶メモリ1jには、紙の残量、紙センサID、及び検出時刻が対応して記憶されている。
【0034】
給紙段別印刷枚数記憶メモリ1kには、印刷枚数、カウンタ識別ID、及び検出時刻が対応して記憶されている。
【0035】
ファームウェアデータ記憶メモリ1lには、この画像形成装置100にインストールされたファームウェアのバージョンに関するデータが記憶されている。
【0036】
プログラム記憶メモリ1mには、この画像形成装置100にインストールされた複数のプログラムを含むソフトウェアが記憶されている。
【0037】
占有者データ記憶メモリ1nには、ネットワーク上に接続された各端末装置に割り当てられたマックアドレスと、当該マックアドレスの割り当てられた各端末装置を占有する個人の氏名に関するデータとが少なくとも対応して記憶されている。
【0038】
排出トレイデータ記憶メモリ1oには、用紙サイズに関するデータと、用紙サイズが割り当てられた排出トレイに関するデータとが少なくとも対応して記憶されている。
【0039】
用紙種別データ記憶メモリ1pには、給紙段と、前述した端末装置等からの設定操作によって各給紙段に割り当てられた用紙の種別とが少なくとも対応して記憶されている。
【0040】
給紙段データ記憶メモリ1qには、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1f1〜1fnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータと操作者の操作によって、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとが少なくとも対応して記憶されている。
【0041】
実行予定ジョブ記憶バッファ1rには、ビットマップのデータ、当該ビットマップに対応するマックアドレスのデータ、ファイル名のデータ、印刷ジョブID、用紙サイズ、及び容量に関するデータが実行順序に従ってソートされた実行予定の印刷ジョブを含む印刷ジョブリストが書き込み/読み出し可能に記憶されている。
【0042】
印刷ジョブ履歴データ記憶メモリ1sには、印刷ジョブID、マックアドレスのデータ、ファイル名のデータ、用紙サイズ、容量に関するデータ、印刷ジョブの実行開始時刻、及び印刷ジョブの終了時刻が書き込み/読み出し可能に記憶されている。
【0043】
設定項目リスト記憶メモリ1tには、操作者によって設定項目追加催促画面上で選択された設定項目のデータと、設定項目に関連するヘルプメッセージのデータと、設定項目及びヘルプメッセージをレポート内で表示する文字の大きさのデータと、ヘルプメッセージのIDと、設定項目に関連したヘルプメッセージの表示の有無に関するデータとが対応して記憶されている。
【0044】
テンプレートファイル記憶メモリ1uには、実行予定の印刷ジョブの有無に関する実行予定ジョブ有無情報と、実行済みの印刷ジョブの有無に関する実行済みジョブ有無情報と、操作者の操作によって設定された表示時間と、表示項目と、表示形式と、表示項目のレイアウトに関するデータとが少なくとも予め定められたメニュー画面、ステータス表示画面、レディ画面、文字サイズ設定催促画面、設定項目検索催促画面、設定項目追加催促画面、設定項目無しメッセージ表示画面、変更事項確認画面、レポート生成催促画面、レポート画面のテンプレートファイルが記憶されている。
【0045】
画像生成部1vは、制御部1zからページ記述言語で記述されたプリントデータを受け取り、受け取ったプリントデータを展開してビットマップのデータを生成し、生成したビットマップのデータを上記制御部1zに返送する。
【0046】
プリンターエンジン部1wは、制御部1zから受け取ったビットマップのデータに基づいて電子写真方式で画像を顕像化して、情報記録材である紙の表面に画像を生成する。また、このプリンターエンジン部1wは、制御部1zから受け取ったデータ内に含まれるジョブの優先度に基づいて、割り込みジョブがあった場合に該当する実行予定のジョブの順序を入れ替えて実行予定のジョブリストを生成して上記制御部1zに出力する。さらに、このプリンターエンジン部1wは、ジョブの開始時にジョブの処理を開始したことを示すジョブ開始通知を制御部1zに出力し、また、ジョブの終了時にジョブの処理が終了したことを示すジョブ終了通知を制御部1zに出力する。
【0047】
設定項目データベース1xは、図3に示すように、設定項目と、文字の大きさと、設定項目に関連するヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージのメッセージIDと、ヘルプメッセージの表示の有無に関するデータと、デフォルト設定の有無に関するデータとが対応して記憶されたリレーション型データベースである。
【0048】
図3は、この画像形成装置100における設定項目データベース1xの一例を示す模式図である。
【0049】
設定項目(a)は、画像形成装置100の使用環境に関連する項目である。
【0050】
設定項目に関連するヘルプメッセージ(b)は、設定項目に関連して画像形成装置100の操作説明、設定項目の解説をするためのメッセージである。
【0051】
文字の大きさ(c)は、設定項目を操作者に確認させるための設置項目確認ページであるレポート内で「設定項目」及び「設定項目に関連するヘルプメッセージ」を表示する文字の大きさであり、例えば第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズに関するデータに分類することが可能である。
【0052】
ヘルプメッセージのメッセージID(d)は、ヘルプメッセージ毎に予め定められた、ヘルプメッセージに固有のIDである。
【0053】
ヘルプメッセージの表示の有無に関するデータ(e)」は、設定項目を操作者に確認させるためのレポート(設定項目確認ページ)内で、ヘルプメッセージを対応する設定項目と関連付けて表示させるかを示すデータである。
【0054】
デフォルト設定の有無に関するデータ(f)は、設定項目を操作者に確認させるためのレポート(設定項目確認ページ)内に含まれる設定項目として各設定項目が設定されているかを示すデータである。
【0055】
DBMS1yは、前述した設定項目データベース1xの管理、トランザクション管理、障害回復管理等の各種の管理を実行するシステムである。
【0056】
制御部1zは、上記電源スイッチ1aと、パネル部1bと、インターフェース部1cと、トナー残量検出部1dと、給紙段別紙残量検出部1eと、給紙段別カウンタ1fと、IPアドレス記憶メモリ1Gと、表示項目設定記憶メモリ1hと、トナー残量記憶メモリ1iと、給紙段別紙残量記憶メモリ1jと、給紙段別印刷枚数記憶メモリ1kと、ファームウェアデータ記憶メモリ1lと、プログラム記憶メモリ1mと、占有者データ記憶メモリ1nと、排出トレイデータ記憶メモリ1oと、用紙種別データ記憶メモリ1pと、給紙段データ記憶メモリ1qと、実行予定ジョブ記憶バッファ1rと、印刷ジョブ履歴データ記憶メモリ1sと、テンプレートファイル記憶メモリ1uと、画像生成部1vと、プリンターエンジン部1wと、設定項目データベース1xと、DBMS1yとを制御する。
【0057】
なお、この画像形成装置100に備えられた各種メモリ1g〜1tは、図示しない外部電源によってデータを保持するための電圧が印加された揮発性の半導体メモリから構成されているが、HDD(Hard Disk Drive)等の種々の形として設けることがき、また、同一の半導体メモリ又はHDD等に複数の領域に分割して設けることもできる。
【0058】
このような構成の画像形成装置100に備えられた制御部1zは、図4のフローチャートに示す手順に従って、次のようなカスタマイズ処理に関連する制御動作を行う。
【0059】
なお、パネル部1bの操作によって図示しないメニュー画面上で選択された、当該画像形成装置100の起動処理の実行中に操作者が表示を希望する表示項目に関するデータが表示項目設定記憶メモリ(設定情報記憶手段)1hに予め記憶されているものとする。また、前回電源がオフの状態に切り替えられる直前における記録紙の残量のデータが給紙段別紙残量記憶メモリ1jに記憶されているものとする。さらに、この画像形成装置100にインストールされているファームウェアに関するデータがファームウェアデータ記憶メモリ1lに記憶されているものとする。
【0060】
この画像形成装置100では、電源スイッチ1aがオンの状態に切り替えられ、起動処理が実行されて、メニュー画面がパネル部1bの表示画面1b1に表示されると、インストールされているプログラムが起動して、以下の一連の処理を実行する。
【0061】
始めに、制御部1zは、パネル部1bの操作者の操作によって画像形成装置100の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズするための設定項目カスタマイズ要求をパネル部1bから受け取ったかにより、画像形成装置100の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズするためのレポートカスタマイズ釦の操作がパネル部1bの表示画面1b1上に表示されたメニュー画面上でなされたかを判定する(ST1)。
【0062】
制御部1zは、前述したステップST1で画像形成装置100の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズするためのレポートカスタマイズ釦の操作がパネル部1bの表示画面1b1上に表示されたメニュー画面上でなされたと判定した場合には(ST1:Yes)、画像形成装置100の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示する文字サイズの設定を促す文字サイズ設定催促画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部から読み出し、読み出した文字サイズ設定催促画面のテンプレートファイルから文字サイズ設定催促画面のデータを生成した後、生成した文字サイズ設定催促画面をパネル部1bの表示画面1b1に表示させる(ST2)。
【0063】
図5は、画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示される文字サイズ設定催促画面の一例を示す模式図である。
【0064】
本実施の形態に係る文字サイズ設定催促画面では、カスタマイズを行っているのが設定項目確認ページに含まれる設定項目であることを示す「レポートデザイン」という表示と、設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示する文字サイズを第1のサイズ(小)に設定するための設定釦と、前述した第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)に設定するための設定釦と、前述した第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)に設定するための設定釦と、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための文字サイズ設定要求を入力するための確定釦とが設けられている。
【0065】
一方、制御部1zは、前述したステップST1で画像形成装置100の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズするためのレポートカスタマイズ釦の操作がパネル部1bの表示画面1b1上に表示されたメニュー画面上でなされていないと判定した場合には(ST1:No)、画像形成装置100の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズするための図示しないレポートカスタマイズ釦の操作がパネル部1bの表示画面1b1上に表示されたメニュー画面上でなされたかに関する判定処理を繰り返す。
【0066】
ステップST3では、制御部1zは、前述した第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズに関するデータと、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための文字サイズ設定要求との組をパネル部1bから受け取ったかにより、前述した文字サイズ設定催促画面上で何れかの文字サイズに関するデータとが選択された状態で、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための文字サイズ確定釦の操作がなされたかを判定する。
【0067】
制御部1zは、前述したステップST3で前述した第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズに関するデータと、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための文字サイズ設定要求との組をパネル部1bから受け取った場合、換言すれば前述した文字サイズ設定催促画面上で何れかの文字サイズに関するデータとが選択された状態で、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための文字サイズ確定釦の操作がなされたと判定した場合には(ST3:Yes)、設定項目リスト記憶部に記憶された設定項目に関するデータのうち、文字サイズに関するデータを、パネル部1bから受け取った第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズに関するデータで更新した後、設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を促す設定項目検索催促画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部から読み出し、読み出した設定項目検索催促画面のテンプレートファイルから設定項目検索催促画面のデータを生成し、しかる後、生成した設定項目検索催促画面をパネル部1bの表示画面1b1に表示させる(ST4)。
【0068】
ここで、この画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示される設定項目検索催促画面の一例を図6に示す。
【0069】
この図6に示す設定項目検索催促画面では、カスタマイズを行っているのが設定項目確認ページに含まれる設定項目であることを示す「レポートデザイン」という表示と、設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードの入力を促す空欄と、前述した空欄に入力されたキーワードにより設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦とが含まれている。
【0070】
一方、制御部1zは、前述したステップST3で何れかの文字サイズに関するデータと、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための文字サイズ設定要求との組をパネル部1bから受け取っていない、換言すれば前述した文字サイズ設定催促画面上で何れの文字サイズに関するデータとが選択されていないか、前述した文字サイズ設定催促画面上で何れの文字サイズに関するデータとが選択された状態で、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための確定釦の操作がなされていないと判定した場合には(ST3:No)、前述した文字サイズ設定催促画面上で何れかの文字サイズに関するデータとが選択された状態で、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための確定釦の操作がなされたかに関する判定処理を繰り返す。
【0071】
ステップST5では、制御部1zは、設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードと、入力されたキーワードにより設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索開始命令との組をパネル部1bから受け取ったかにより、設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードの入力を促す空欄にキーワードが入力された状態で、入力されたキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦の操作が前述した設定項目検索催促画面上でなされたかを判定する。
【0072】
制御部1zは、前述したステップST5で設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードの入力を促す空欄にキーワードが入力された状態で、入力されたキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦の操作が前述した設定項目検索催促画面上でなされたと判定した場合には(ST5:Yes)、パネル部1bから受け取ったキーワードと、受け取ったキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための問い合わせとの組をDBMS1y(データベース管理システム:Database Management System)に出力する(ST6)。
【0073】
DBMS1yは、制御部1zからキーワードと、受け取ったキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索開始命令との組を受け取ると、制御部1zから受け取ったキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xを検索する。
【0074】
そして、DBMS1yは、当該検索の結果、制御部1zから受け取ったキーワードに対応する設定項目が存在する場合には、受け取ったキーワードに対応する設定項目をレコードとして設定項目データベース1xから読み出す。
【0075】
次に、DBMS1yは、制御部1zから受け取ったキーワードに対応する設定項目が存在することを示す設定項目有り応答と、設定項目データベース1xから読み出したレコードとの組を制御部1zに出力する。
【0076】
一方、DBMS1yは、前述した検索の結果、制御部1zから受け取ったキーワードに対応する設定項目が存在しない場合には、制御部1zから受け取ったキーワードに対応する設定項目が存在しないことを示す設定項目無し応答を制御部1zに出力する。
【0077】
一方、制御部1zは、前述したステップST5で設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードの入力を促す空欄にキーワードが入力された状態で、入力されたキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦の操作が前述した設定項目検索催促画面上でなされていないと判定した場合には(ST5:No)、設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードの入力を促す空欄にキーワードが入力された状態で、入力されたキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦の操作が前述した設定項目検索催促画面上で操作者によってなされたかに関する判定処理を繰り返す。
【0078】
ステップST7では、制御部1zは、DBMS1yから受け取った応答の種別と、レコードの存在の有無に関して判定する。
【0079】
制御部1zは、前述したステップST7でなされた判定の結果、DBMS1yから受け取った応答の種別が、制御部1zから受け取ったキーワードに対応する設定項目が存在することを示す設定項目有り応答で有り、設定項目データベース1xから読み出したレコードが存在する場合には(ST7:レコード有り)、検索の結果、得られた設定項目に関するデータを設定項目確認ページに含まれる設定項目への追加を促す設定項目追加催促画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部から読み出し、読み出した設定項目追加催促画面のテンプレートファイルから設定項目追加催促画面のデータを生成した後、生成した設定項目追加催促画面をパネル部1bの表示画面に表示させる(ST8)。
【0080】
この画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示される設定項目追加催促画面の一例を図7に示す。
【0081】
この図7に示す設定項目追加催促画面には、設定項目データベース1xを検索する際の検索キーの入力を受け付ける検索キー入力受付領域と、検索キー入力受付領域に入力されたキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦と、設定項目データベース1xの検索結果として得られた設定項目に関するデータを表示する追加候補表示領域と、追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加釦と、追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させる追加処理を完了させるための完了釦と、追加候補表示領域に表示されている設定項目に対応するヘルプメッセージを設定項目確認ページに含まれる設定項目に関連付けて表示させるためのヘルプ表示オン釦と、設定項目を確認させるためのレポート(設定項目確認ページ)を生成するためのレポート生成釦とが含まれている。
【0082】
なお、設定項目追加催促画面には、設定項目データベース1xを検索する際の検索キーの入力を受け付ける検索キー入力受付領域と、検索キー入力受付領域に入力されたキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦と、設定項目データベース1xの検索結果として得られた設定項目に関するデータを表示する追加候補表示領域と、追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加釦と、追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させる追加処理を完了させるための完了釦と、追加候補表示領域に表示されている設定項目に対応するヘルプメッセージを設定項目確認ページに含まれる設定項目に関連付けて表示させるためのヘルプ表示オン釦と、設定項目を確認させるためのレポート(設定項目確認ページ)を生成するためのレポート生成釦とが含まれていたが、これに限らず、追加候補表示領域に表示されている設定項目を、設定項目確認ページに含まれる予め設定された設定項目から削除させる削除処理を実行させるための削除釦が更に含まれていてもよい。
【0083】
一方、制御部1zは、前述したステップST7でなされた判定の結果、DBMS1yから受け取った応答の種別が、キーワードに対応する設定項目が存在しないことを示す設定項目無し応答で、設定項目データベース1xから読み出したレコードが存在しない場合には(ST7:レコード無し)、キーワードに対応する設定項目が存在しないことを示す設定項目無しメッセージを含む設定項目無しメッセージ表示画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部から読み出し、読み出した設定項目無しメッセージ表示画面のテンプレートファイルから設定項目無しメッセージ表示画面のデータを生成した後、生成した設定項目無しメッセージ表示画面をパネル部1bの表示画面1b1に表示させた後(ST9)、前述したステップST4と同様に、設定項目検索催促画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部から読み出し、読み出した設定項目検索催促画面のテンプレートファイルから設定項目検索催促画面のデータを生成し、しかる後、生成した設定項目検索催促画面をパネル部1bの表示画面1b1に表示させる。
【0084】
この画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示される設定項目無しメッセージ表示画面の一例を図8に示す。
【0085】
この図8に示す設定項目無しメッセージ表示画面では、カスタマイズを行っているのが設定項目確認ページに含まれる設定項目であることを示す「レポートデザイン」という表示と、キーワードに対応する設定項目が存在しないことを示す設定項目無しメッセージと、設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードの入力を促す空欄と、前述した空欄に入力されたキーワードにより設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦とが含まれている。
【0086】
ステップST10では、制御部1zは、追加候補表示領域に表示された設定項目に関するデータと、追加候補表示領域に表示された設定項目に関するデータを設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加仮要求との組をパネル部1bから受け取ったかにより、追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加釦が前述した設定項目追加催促画面上で操作者により操作されたかを判定する。
【0087】
制御部1zは、前述したステップST10で追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加釦が前述した設定項目追加催促画面上で操作者により操作されたと判定した場合(ST10:Yes)、予め定められた設定項目確認ページに含まれる設定項目のデータに選択された設定項目を追加する設定項目追加確定要求をパネル部1bから受け取ったかにより、前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって完了釦が操作されたかを判定する(ST11)。
【0088】
一方、制御部1zは、前述したステップST10で追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加釦が前述した設定項目追加催促画面上で操作者により操作されていないと判定した場合(ST10:No)、追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加釦が前述した設定項目追加催促画面上で操作者により操作されたかに関する判定処理を繰り返す。
【0089】
一方、制御部1zは、前述したステップST11で予め定められた設定項目確認ページに含まれる設定項目のデータに選択された設定項目を追加する設定項目追加確定要求をパネル部1bから受け取ったと判定した場合、換言すれば前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって完了釦が操作されたと判定した場合には(ST11:Yes)、パネル部1bから受け取った設定項目に関するデータを設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶させる(ST12)。
【0090】
例えば、前述した図7に示すように、「サイズ」という単語をキーとして設定項目データベース1xを検索した結果、得られた「読み取り原稿サイズ」「出力原稿サイズ」という設定項目が表示された設定項目追加催促画面上で「読み取り原稿サイズ」及び「出力原稿サイズ」という設定項目の一方が選択された状態で、操作者の操作によって追加釦が操作されると、制御部1zは、「読み取り原稿サイズ」及び「出力原稿サイズ」という設定項目のうち操作者によって選択された設定項目のデータを設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶させることになる。
【0091】
なお、この画像形成装置100の制御部1zは、設定項目確認ページに含まれる予め定められた設定項目のデータに、選択された設定項目を追加するための設定項目追加要求をパネル部1bから受け取ったと判定した場合、換言すれば前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって完了釦が操作されたと判定した場合に、パネル部1bから受け取った設定項目に関するデータを設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶させる処理を実行していたが、これに限らず、設定項目確認ページに含まれる予め定められた設定項目のデータから選択された設定項目を削除するための設定項目削除要求をパネル部1bから受け取った場合、換言すれば前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって、追加候補表示領域に表示されている設定項目を、設定項目確認ページに含まれる予め設定された設定項目から削除させる削除処理を実行させるための削除釦が操作されたと判定した場合に、パネル部1bから受け取った設定項目に関するデータを設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶させる処理を実行した後、パネル部1bから受け取った設定項目に関するデータに関し、当該設定項目が設定項目確認ページに含まれる設定項目として予め定められた設定項目であるかを示すデフォルト設定の有無に関するデータを、当該設定項目が設定項目確認ページに含まれる設定項目として予め定められた設定項目であることを示す「デフォルト設定有り」から、当該設定項目が設定項目確認ページに含まれる設定項目として予め定められた設定項目ではないことを示す「デフォルト設定無し」に変更するためのデフォルト設定項目変更命令をDBMS1yに対して出力してもよいことは言うまでもない。
【0092】
このように構成することによって、この画像形成装置100では、追加候補表示領域に表示されている設定項目を、設定項目確認ページに含まれる予め設定された設定項目から削除させる削除処理を実行させるための削除釦が前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって操作された場合に、設定項目確認ページに含まれる設定項目として予め定められた設定項目から選択された設定項目が削除された設定項目のデータと、テンプレートファイル記憶部から読み出したレポート画面のテンプレートファイルとから、第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズと同一の文字サイズの設定項目のデータと、設定項目リスト記憶メモリ1t又は設定項目データベース1xに記憶された文字サイズと同一の文字サイズの、当該設定項目のデータに関連付けられたヘルプメッセージとを含む一方、設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶された全ての設定項目のデータのうちヘルプメッセージの表示状態がレポートに含まれる設定項目のデータにヘルプメッセージを関連付けて表示しないことを示す「非表示」になっている設定項目に関しては、設定項目リスト記憶メモリ1t又は設定項目データベース1xに記憶された第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズと同一の文字サイズの設定項目のデータを含むレポート画面のデータを生成し、生成したレポート画面のデータをパネル部1bの表示画面に表示させることが可能になる。
【0093】
一方、制御部1zは、前述したステップST11で予め定められた設定項目確認ページに含まれる設定項目のデータに選択された設定項目を追加する設定項目追加要求を受け取っていないと判定した場合、換言すれば前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって完了釦が操作されていないと判定した場合には、前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって完了釦が操作されたかに関する判定処理を繰り返す。
【0094】
ステップST13では、制御部1zは、追加候補表示領域に表示された設定項目に関するデータと、追加候補表示領域に表示された設定項目と、当該設定項目に関連するヘルプメッセージとを関連付けて表示させるためのヘルプメッセージ表示要求との組を受け取ったかにより、ヘルプメッセージを表示させるためのヘルプメッセージオン釦が前述した設定項目追加催促画面上で選択されたかを判定する。
【0095】
制御部1zは、前述したステップST13で、追加候補表示領域に表示された設定項目に関するデータと、追加候補表示領域に表示された設定項目と、当該設定項目に関連するヘルプメッセージとを関連付けて表示させるためのヘルプメッセージ表示要求との組を受け取ったと判定した場合、換言すれば、ヘルプメッセージを表示させるためのヘルプメッセージオン釦が前述した設定項目追加催促画面上で選択されたと判定した場合には(ST13:Yes)、設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶された設定項目のデータに関し、当該設定項目を設定項目確認ページに関連付けて表示するかを示す「表示状態」のデータを、当該設定項目を設定項目確認ページに関連付けて表示しないことを示す「非表示」から当該設定項目を設定項目確認ページに関連付けて表示することを示す「表示」に変更した後、「表示状態」のデータを変更した設定項目のデータを設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶させ(ST14)、しかる後、変更した設定項目に関するデータを確認させるための変更事項確認画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶メモリ1uから読み出し、読み出した変更事項確認画面のテンプレートファイルから変更事項確認画面のデータを生成した後、生成した変更事項確認画面をパネル部1bの表示画面に表示させる(ST15)。
【0096】
この画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示される変更事項確認画面の一例を図9に示す。
【0097】
この図9に示す変更事項確認画面には、カスタマイズを行っているのが設定項目確認ページに含まれる設定項目であることを示す「レポートデザイン」という表示と、レポートに含まれる設定項目として、デフォルト設定で設定されている設定項目以外に読み取り原稿サイズに関するデータと、当該読み取り原稿サイズに関するデータに対して関連するヘルプメッセージの表示を行うことを示す「読み取り原稿サイズ(ヘルプON)を追加しました」というメッセージと、設定項目のカスタマイズを終了して前述したメニュー画面を表示させるための完了釦と、レポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面を表示させるためのレポート生成催促画面表示釦(「次へ」釦)とが含まれている。
【0098】
一方、制御部1zは、前述したステップST13で、ヘルプメッセージを表示させるためのヘルプメッセージオン釦が前述した設定項目追加催促画面上で選択されていないと判定した場合には(ST13:No)、ヘルプメッセージを表示させるためのヘルプメッセージオン釦が前述した設定項目追加催促画面上で選択されたかに関する判定処理を繰り返す。
【0099】
ステップST16では、制御部1zは、設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面を表示させるためのレポート生成催促画面表示要求を受け取ったかにより、設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面を表示させるためのレポート生成催促画面表示釦が前述した変更事項確認画面上で操作者によって操作されたかを判定する。
【0100】
制御部1zは、前述したステップST16で設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面を表示させるためのレポート生成催促画面表示釦が前述した変更事項確認画面上で操作者によって操作されたと判定した場合には(ST16:Yes)、設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶メモリ1uから読み出し、読み出したレポート生成催促画面のテンプレートファイルからレポート生成催促画面のデータを生成した後、生成したレポート生成催促画面をパネル部1bの表示画面1b1に表示させる(ST17)。
【0101】
この画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示されるレポート生成催促画面の一例を図10に示す。
【0102】
この図10に示すレポート生成催促画面には、設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのメッセージである「レポートを生成しますか?」というメッセージと、設定項目確認ページであるレポートを生成させるためのレポート生成釦(「はい」の釦)と、処理を終了してメニュー画面を表示させるためのメニュー画面表示釦(「いいえ」の釦)とが含まれている。
【0103】
一方、制御部1zは、前述したステップST16で設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面を表示させるためのレポート生成催促画面表示釦が前述した変更事項確認画面上で操作者によって操作されていないと判定した場合には(ST16:No)、設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面を表示させるためのレポート生成催促画面表示釦が前述した変更事項確認画面上で操作者によって操作されたかに関する判定処理を繰り返す。
【0104】
ステップST18では、制御部1zは、レポートを生成させるためのレポート生成要求をパネル部1bから受け取ったかにより、レポートを生成させるためのレポート生成釦(「はい」の釦)が前述したレポート生成催促画面上で操作者によって操作されたかを判定する。
【0105】
制御部1zは、前述したステップST18で、レポートを生成させるためのレポート生成釦(「はい」の釦)が前述したレポート生成催促画面上で操作者によって操作されたと判定した場合には(ST18:Yes)、デフォルト設定の有無に関する情報が、当該設定項目が予めレポートに表示される設定項目として設定された項目であることを示す「デフォルト設定有り」である予め設定された設定項目から、操作者によって選択された設定項目を削除後の設定項目を読み出すための問い合わせをDBMS1yに出力した後、DBMS1yによって読み出されたデフォルト設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」である操作者によって選択された設定項目を削除後の設定項目のデータを含む応答を受け取った後で、テンプレートファイル記憶部からレポート画面(設定項目確認ページ)のテンプレートファイルを読み出し、デフォルト設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」である設定項目のデータと、レポート画面(設定項目確認ページ)のテンプレートファイルとから、全ての設定項目のデータのうち、ヘルプメッセージの表示状態がレポートに含まれる設定項目のデータにヘルプメッセージを関連付けて表示することを示す「表示」になっている設定項目に関しては、設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶された第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズと同一の文字サイズの設定項目のデータと、設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶された文字サイズと同一の文字サイズの、当該設定項目のデータに関連付けられたヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージのメッセージIDとを含む一方、設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶された全ての設定項目のデータのうち、ヘルプメッセージの表示状態がレポートに含まれる設定項目のデータにヘルプメッセージを関連付けて表示しないことを示す「非表示」になっている設定項目に関しては、設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶された第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズと同一の文字サイズの設定項目のデータと、設定項目に関連するヘルプメッセージのメッセージIDとをそれぞれ含むレポート画面のデータを生成し、生成したレポート画面のデータをパネル部1bの表示画面1b1に表示させた後(ST19)、実行処理を終了する。
【0106】
この画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示されるレポート画面の一例を図11に示す。
【0107】
この図11に示すレポート画面では、文字サイズが「大」で設定された設定項目Aと、設定項目Aに関連するヘルプメッセージと、当該設定項目Aに関連するヘルプメッセージのメッセージIDと、文字サイズが「中」で設定された設定項目Bと、設定項目Bに関連するヘルプメッセージと、当該設定項目Bに関連するヘルプメッセージのメッセージIDと、文字サイズが「小」で設定された設定項目Cと、当該設定項目Cに関連するヘルプメッセージのメッセージIDとが含まれている。
【0108】
なお、この画像形成装置100におけるレポート画面では、文字サイズが「大」で設定された設定項目Aと、設定項目Aに関連するヘルプメッセージと、当該設定項目Aに関連するヘルプメッセージのメッセージIDと、文字サイズが「中」で設定された設定項目Bと、設定項目Bに関連するヘルプメッセージと、当該設定項目Bに関連するヘルプメッセージのメッセージIDと、文字サイズが「小」で設定された設定項目Cと、当該設定項目Cに関連するヘルプメッセージのメッセージIDとが含まれていたが、これに限らず、メッセージIDは表示させなくてもよいことは言うまでもない。
【0109】
一方、制御部1zは、前述したステップST18でレポートを生成させるためのレポート生成釦(「はい」の釦)が前述したレポート生成催促画面上で操作者によって操作されていないと判定した場合には(ST18:No)、メニュー画面を表示させるためのメニュー画面の表示要求をパネル部1bから受け取ったかにより、メニュー画面を表示させるためのメニュー画面表示釦(「いいえ」の釦)が前述したレポート生成催促画面上で操作者によって操作されたかを判定する(ST20)。
【0110】
制御部1zは、前述したステップST20でメニュー画面を表示させるためのメニュー画面表示釦(「いいえ」の釦)が前述したレポート生成催促画面上で操作者によって操作されたと判定した場合には(ST20:Yes)、メニュー画面のテンプレートファイルのデータをテンプレートファイル記憶メモリから読み出し、読み出したメニュー画面のテンプレートファイルのデータから、メニュー画面のデータを生成した後、生成したメニュー画面のデータをパネル部1bの表示画面1b1に表示させた後(ST21)、実行処理を終了する。
【0111】
一方、制御部1zは、前述したステップST20でメニュー画面を表示させるためのメニュー画面表示釦(「いいえ」の釦)が前述した変更事項確認画面上で操作者によって操作されていないと判定した場合には(ST20:No)、前述したステップST5乃至ステップST20の実行処理を設定項目確認ページであるレポートを生成させるためのレポート生成釦が前述したレポート生成催促画面上で操作者によって操作されるまでの間、繰り返す。
【0112】
なお、この画像形成装置100では、設定項目確認ページであるレポート画面を表示画面(表示手段)に表示させていたが、これに限らず、設定項目確認ページであるレポートを情報記録材である紙に印字させてもよいことは言うまでもない。
【0113】
上述したように、この画像形成装置100によれば、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更したり、設定項目に関する詳細な情報を表示するためのヘルプ表示を予め定められた設定項目を含むレポートに追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりする何らかのレポートのカスタマイズを可能にすることによって、画像形成装置の操作性の向上を図るとともに、操作者に対して与える不快感の軽減を図ることが可能となる。
【0114】
また、この画像形成装置100によれば、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更することができるので、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを大きいサイズに変更することで操作者によるレポートの視認性の向上を図ることが可能になる。
【0115】
更に、この画像形成装置100によれば、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更することができるので、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを小さいサイズに変更することで用紙の消費量の抑制を図ることが可能になる。
【0116】
また、この画像形成装置100によれば、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりするカスタマイズを行うことができるので、操作者が必要と感じる項目のみをレポートに表示させることができるため、操作者が必要と感じる項目のみを容易に取得することができるとともに、用紙の消費量の抑制を図ることが可能になる。
【0117】
更に、この画像形成装置100によれば、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更したり、設定項目に関する詳細な情報を表示するためのヘルプ表示を予め定められた設定項目を含むレポートに追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりする何らかのレポートのカスタマイズを可能にすることによって、柔軟にレポートのレイアウトを変更することが可能になる。
【0118】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、実施段階では本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。更に上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が生成され得る。例えば実施の形態に示される全構成要件からいくつかの要件が省略されることで発明が生成される場合には、その生成された発明を実施する段階では省略部分が周知慣用技術で補われるものである。
【0119】
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】本発明に係る画像形成装置を適用した複合機の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置を適用した複合機の構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図3】同実施の形態に係る画像形成装置に記憶された設定項目データベース1xの一例を示す模式図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の実行する実行処理の一例に関して説明するためのフローチャートである。
【図5】同実施の形態に係る画像形成装置のパネル部の表示画面上に表示される文字サイズ設定催促画面の一例を示す模式図である。
【図6】同実施の形態に係る画像形成装置のパネル部の表示画面上に表示される設定項目検索催促画面の一例を示す模式図である。
【図7】同実施の形態に係る画像形成装置のパネル部の表示画面上に表示される設定項目追加催促画面の一例を示す模式図である。
【図8】同実施の形態に係る画像形成装置のパネル部の表示画面上に表示される設定項目無しメッセージ表示画面の一例を示す模式図である。
【図9】同実施の形態に係る画像形成装置のパネル部の表示画面上に表示される変更事項確認画面の一例を示す模式図である。
【図10】同実施の形態に係る画像形成装置のパネル部の表示画面上に表示されるレポート生成催促画面の一例を示す模式図である。
【図11】同実施の形態に係るレポート画面の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
【0121】
1…装置本体、1a…電源スイッチ、1b…パネル部、1b1…表示画面、1c…インターフェース部、1dY、1dM、1dC、1dK…トナー残量検出部、1e1〜1en…給紙段別紙残量検出部、1f1〜1fn…給紙段別カウンタと、1g…IPアドレス記憶メモリ、1h…表示項目設定記憶メモリ、1i…トナー残量記憶メモリ、1j…給紙段別紙残量記憶メモリ、1k…給紙段別印刷枚数記憶メモリ、1l…ファームウェアデータ記憶メモリ、1m…プログラム記憶メモリ、1n…占有者データ記憶メモリ、1o…排出トレイデータ記憶メモリ、1p…用紙種別データ記憶メモリ、1q…給紙段データ記憶メモリ、1r…実行予定ジョブ記憶バッファ、1s…印刷ジョブ履歴データ記憶メモリ、1t…設定項目リスト記憶メモリ、1u…テンプレートファイル記憶メモリ、1v…画像生成部、1w…プリンターエンジン部、1x…設定項目データベース、1y…DBMS、1z…制御部、100…画像形成装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるために表示画面に表示される設定項目確認ページ、換言すればレポートに含まれる項目をカスタマイズ可能な画像形成装置及びデータカスタマイズ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、操作者からの操作指示に応じて予め定められた項目に関するデータを含むレポートを生成し、生成したレポートを印字することが可能な画像形成装置が知られている(引用文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2006−088536号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示された画像形成装置は、レポートに含まれる設定項目に関するデータを変更することは一切できない。
【0005】
すなわち、かかる画像形成装置では、予め定められた設定項目を含むレポートを印字するだけであるので、操作者が設定項目を表示する文字サイズを変更したいと思慮する場合、例えば高齢者がレポートに含まれる設定項目を表示する文字サイズを拡大したいと思慮する場合や、レポートに含まれる設定項目を表示画面上でスクロール表示することなく表示するために設定項目を表示する文字サイズを縮小したいと思慮する場合であっても、レポート内の予め定められた設定項目を表示する文字サイズを変更することはできない。
【0006】
また、かかる画像形成装置では、予め定められた設定項目を含むレポートを印字するだけであるので、レポートに含まれる設定項目の詳細に関して知りたいと思慮する場合であっても、設定項目に関する詳細な情報を表示するためのヘルプ表示を予め定められた設定項目を含むレポートに追加することもできない。
【0007】
更に、かかる画像形成装置では、予め定められた設定項目を含むレポートを印字するだけであるので、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりしたいと操作者が思慮する場合であっても、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりすることはできない。
【0008】
その結果、かかる画像形成装置では、操作者が設定項目を表示する文字サイズを変更したいと思慮する操作者、レポートに含まれる設定項目の詳細に関して知りたいと思慮する操作者、及び予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりしたいと思慮する操作者に対して不快感を与えてしまう可能性が有る。
【0009】
本発明者の画像形成装置の表示画面に表示されるレポートに対する検討によれば、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更したり、設定項目に関する詳細な情報を表示するためのヘルプ表示を予め定められた設定項目を含むレポートに追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりする何らかのレポートのカスタマイズを可能にすることによって、画像形成装置の操作性の向上を図るとともに、操作者に対して与える不快感の軽減を図ることが可能な画像形成装置に対する産業界の要望が高まっている。
【0010】
そこで、本発明は、操作者に対して与える不快感の軽減を図ることが可能な画像形成装置及びデータカスタマイズ方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の骨子は、「設定項目の確認を行うための設定項目確認ページに含まれる設定項目を操作者の操作によってカスタマイズ可能に」する構成により、画像形成装置の操作性の向上を図るとともに、操作者に対して与える不快感の軽減を図ることを可能にするという本願に特有の顕著な効果を達成することにある。
【0012】
なお、本明細書では、「設定項目を操作者の操作によってカスタマイズする」とは、「設定項目の文字サイズを変更して表示画面に表示させたり、印字させたりする」こと、「設定項目確認ページに含まれる設定項目と、当該設定項目に関連するヘルプ表示とを関連付けて表示画面に表示させたり、印字させたりする」こと、「設定項目確認ページに含まれる設定項目を操作者の操作によって追加したり、削除したりして、表示画面に表示させたり、印字させたりする」ことの何れかを意味する。
【0013】
第1の発明は、画像形成装置本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズ可能にする設定項目カスタマイズ手段と、設定項目カスタマイズ手段によりカスタマイズされた設定項目を含み、かつ、操作者に設定項目のデータを確認させるための設定項目確認ページの画像データを生成する画像データ生成手段と、画像データ生成手段により生成された画像データを出力する画像データ出力手段とを備えた画像形成装置である。
【0014】
第2の発明は、画像形成装置本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる全設定項目のうちの何れかの設定項目に関し、操作者の操作によってカスタマイズされた設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する画像データ生成ステップと、画像データ生成ステップにより生成された画像データを出力する画像データ出力ステップとを含むデータカスタマイズ方法である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更したり、設定項目に関する詳細な情報を表示するためのヘルプ表示を予め定められた設定項目を含むレポートに追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりする何らかのレポートのカスタマイズを可能にすることによって、画像形成装置の操作性の向上を図るとともに、操作者に対して与える不快感の軽減を図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の最良の形態に関し、図面を参照して説明する。
【0017】
本発明は、例えば図1、2に示すような構成の画像形成装置100に適用される。
【0018】
この画像形成装置100は、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークを介して図示しない周知のパーソナルコンピュータや、図示しない他の複合機に接続され、FAX機能、スキャナ機能、コピー機能、プリンター機能等の種々の機能を備える複合機であって、図1の外観斜視図に示すように、設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページ、換言すればレポートを、装置本体1のパネル部1bの表示画面1b1に表示する機能を備えている。
【0019】
上記パネル部1bの表示画面1b1に表示されるレポート、すなわち、設定項目確認ページには、操作者の操作によって設定された設定情報、例えば図示しないDHCPサーバ装置によって当該画像形成装置100の装置本体1に割り当てられたIPアドレス、装置本体1内部に設けられたトナーカートリッジ内に残存するトナーの残量に関する情報、画像形成装置100内部に設けられた給紙段(給紙トレイ)毎の記録紙の残量に関する情報、当該装置本体1にインストールされたファームウェアに関する情報等のうち少なくとも1つの情報を含む。
【0020】
この画像形成装置100は、本体の操作性のより一層の向上を図る観点から、前述した設定項目確認ページに含まれる設定項目をパネル部1bの操作者による操作によってカスタマイズ、例えば設定項目の文字サイズを変更して表示画面に表示させたり、印字させたり、設定項目確認ページに含まれる設定項目と、当該設定項目に関連するヘルプ表示とを関連付けて表示画面に表示させたり、印字させたり、設定項目確認ページに含まれる設定項目を操作者の操作によって追加したり、削除したりして、表示画面に表示させたり、印字させたりすることが可能なように構成されている。
【0021】
この画像形成装置100は、図2に示すように、電源スイッチ1aと、パネル部1bと、インターフェース部1cと、トナー残量検出部1dY、1dM、1dC、1dKと、給紙段別紙残量検出部1e1〜1enと、給紙段別カウンタ1f1〜1fnと、IPアドレス記憶メモリ1gと、レポート設定項目記憶メモリ1hと、表示項目設定記憶メモリ1iと、トナー残量記憶メモリ1jと、給紙段別紙残量記憶メモリ1kと、給紙段別印刷枚数記憶メモリ1lと、ファームウェアデータ記憶メモリ1mと、プログラム記憶メモリ1nと、占有者データ記憶メモリ1oと、排出トレイデータ記憶メモリ1pと、用紙種別データ記憶メモリ1qと、給紙段データ記憶メモリ1rと、実行予定ジョブ記憶バッファ1sと、印刷ジョブ履歴データ記憶メモリ1tと、テンプレートファイル記憶メモリ1uと、画像生成部1vと、プリンターエンジン部1wと、設定項目データベース1xと、DBMS1yと、制御部1zとを備えている。
【0022】
なお、この画像形成装置100の制御部1zは、製造時に図示しない内蔵メモリに画像形成プログラムが書き込まれた、又は記録媒体もしくは通信ネットワークを介して画像形成プログラムがインストールされたコンピュータによって実現される。また、この画像形成装置100を構成する各部は、ソフトウェアもしくはハードウェア又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせの何れから構成されていてもよいことは言うまでもない。
【0023】
電源スイッチ1aは、操作者の操作によりオンオフの状態が切り換えられる機械式スイッチで有り、操作者の操作によりオンの状態に切り替えられた場合に、装置本体1の電源が投入されたことを示す電源投入信号を制御部1zに出力する。
【0024】
パネル部1bは、この画像形成装置100の装置本体1の電源スイッチ1aが操作者の操作によってオンの状態に切り替えられた場合に実行される装置本体1の起動処理の完了前に表示され、かつ、予め後述するメニュー画面上の設定操作によって設定された設定情報であるIPアドレス、トナーの残量、記録紙の残量、及びファームウェアのバージョンに関する情報のうち少なくとも1つのデータを含むステータス表示画面と、装置本体1の電源スイッチ1aがオンの状態に切り替えられた場合に装置本体1で実行される起動処理が完了した後、換言すれば前述したステータス表示画面が表示された後で表示され、かつ、FAX機能とスキャナ機能とコピー機能とプリンター機能との相互切替え、文書のデータを読み取る際の解像度、作成する文書のデータを含む電子ファイルの形式、画質、読み取り時の濃度、読み取り倍率の設定、前述したステータス表示画面に表示させる設定情報の設定、後述するレディ画面に表示させる設定情報の設定、レポート画面に表示させる設定項目のカスタマイズ処理、及び各モードの設定等を行うためのメニュー画面と、ジョブを受け付けることが可能な場合に、メニュー画面上の設定操作によって設定された設定情報であるトナーの残量、給紙段毎の紙の残量等を含み、かつ、ジョブを受け付けることが可能なことを示すレディ画面と、レポート画面に表示させる設定項目を設定するための文字サイズ設定催促画面、設定項目検索催促画面、設定項目追加催促画面、及び設定項目無しメッセージ表示画面、設定項目を操作者に確認させるためのレポート画面とを表示する表示画面(表示手段)を備えている。
【0025】
制御部1zは、操作者の操作によって電源投入がなされた場合に、周知のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol:動的ホスト構成プロトコル)に準拠した手順で外部に設けられた図示しないDHCPサーバ装置にアクセスして、当該DHCPサーバ装置によって当該画像形成装置100に一定の時間だけ割り当てられるIPアドレスをインターフェース部1cを介して取得する。
【0026】
また、インターフェース部1cは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークを介して接続された図示しない周知のパーソナルコンピュータや、図示しない他の複合機から送信され、ジョブ毎に割り当てられたジョブID、及びネットワーク上の端末に割り当てられたマックアドレスを含むヘッダ部分と、ページ記述言語等で記載されたペイロードと、誤り検出及びパリティチェックに用いるFCS(Frame Check Sequence)とを含むパケットを受信し、受信したパケットのデータのパリティチェック、誤り訂正等の処理を実行した後、受信したパケットに含まれるデータを制御部1zに出力する。
【0027】
トナー残量検出部1dY、1dM、1dC、1dKは、YMCK(Yellow/Magenta/Cyan/black)毎のトナーの残量を検出し、検出したトナーの残量のデータに、各トナー残量検出部1dY〜1dKに割り当てられたトナーセンサIDを付加して、トナーの残量とトナーセンサIDとの組を制御部1z1oに出力する。
【0028】
給紙段別紙残量検出部1e1〜1enは、給紙段毎に設置されており、給紙段毎の紙の残量に関するデータを検出し、検出した紙の残量に関するデータに給紙段別紙残量検出部1e1〜1en毎に割り当てられた紙センサIDを付加して、検出した紙の残量と紙センサIDとの組を制御部1zに出力する。
【0029】
給紙段別カウンタ1f1〜1fnは、給紙段毎に設置されており、給紙段毎の印刷枚数をカウントし、カウントした印刷枚数に各給紙段別カウンタ1f1〜1fnに割り当てられたカウンタ識別IDを付加して、カウントした印刷枚数とカウンタ識別IDとの組を制御部1zに出力する。
【0030】
IPアドレス記憶メモリ1gには、外部に設けられた図示しないDHCPサーバ装置によって当該画像形成装置100に一定の時間だけ割り当てられるIPアドレスが記憶されている。
【0031】
表示項目設定記憶メモリ1hには、操作者の操作によってパネル部1bから入力された表示項目のデータが記憶されている。
【0032】
トナー残量記憶メモリ1iには、トナーの残量、トナーセンサID、及び検出時刻が対応して記憶されている。
【0033】
給紙段別紙残量記憶メモリ1jには、紙の残量、紙センサID、及び検出時刻が対応して記憶されている。
【0034】
給紙段別印刷枚数記憶メモリ1kには、印刷枚数、カウンタ識別ID、及び検出時刻が対応して記憶されている。
【0035】
ファームウェアデータ記憶メモリ1lには、この画像形成装置100にインストールされたファームウェアのバージョンに関するデータが記憶されている。
【0036】
プログラム記憶メモリ1mには、この画像形成装置100にインストールされた複数のプログラムを含むソフトウェアが記憶されている。
【0037】
占有者データ記憶メモリ1nには、ネットワーク上に接続された各端末装置に割り当てられたマックアドレスと、当該マックアドレスの割り当てられた各端末装置を占有する個人の氏名に関するデータとが少なくとも対応して記憶されている。
【0038】
排出トレイデータ記憶メモリ1oには、用紙サイズに関するデータと、用紙サイズが割り当てられた排出トレイに関するデータとが少なくとも対応して記憶されている。
【0039】
用紙種別データ記憶メモリ1pには、給紙段と、前述した端末装置等からの設定操作によって各給紙段に割り当てられた用紙の種別とが少なくとも対応して記憶されている。
【0040】
給紙段データ記憶メモリ1qには、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1f1〜1fnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータと操作者の操作によって、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとが少なくとも対応して記憶されている。
【0041】
実行予定ジョブ記憶バッファ1rには、ビットマップのデータ、当該ビットマップに対応するマックアドレスのデータ、ファイル名のデータ、印刷ジョブID、用紙サイズ、及び容量に関するデータが実行順序に従ってソートされた実行予定の印刷ジョブを含む印刷ジョブリストが書き込み/読み出し可能に記憶されている。
【0042】
印刷ジョブ履歴データ記憶メモリ1sには、印刷ジョブID、マックアドレスのデータ、ファイル名のデータ、用紙サイズ、容量に関するデータ、印刷ジョブの実行開始時刻、及び印刷ジョブの終了時刻が書き込み/読み出し可能に記憶されている。
【0043】
設定項目リスト記憶メモリ1tには、操作者によって設定項目追加催促画面上で選択された設定項目のデータと、設定項目に関連するヘルプメッセージのデータと、設定項目及びヘルプメッセージをレポート内で表示する文字の大きさのデータと、ヘルプメッセージのIDと、設定項目に関連したヘルプメッセージの表示の有無に関するデータとが対応して記憶されている。
【0044】
テンプレートファイル記憶メモリ1uには、実行予定の印刷ジョブの有無に関する実行予定ジョブ有無情報と、実行済みの印刷ジョブの有無に関する実行済みジョブ有無情報と、操作者の操作によって設定された表示時間と、表示項目と、表示形式と、表示項目のレイアウトに関するデータとが少なくとも予め定められたメニュー画面、ステータス表示画面、レディ画面、文字サイズ設定催促画面、設定項目検索催促画面、設定項目追加催促画面、設定項目無しメッセージ表示画面、変更事項確認画面、レポート生成催促画面、レポート画面のテンプレートファイルが記憶されている。
【0045】
画像生成部1vは、制御部1zからページ記述言語で記述されたプリントデータを受け取り、受け取ったプリントデータを展開してビットマップのデータを生成し、生成したビットマップのデータを上記制御部1zに返送する。
【0046】
プリンターエンジン部1wは、制御部1zから受け取ったビットマップのデータに基づいて電子写真方式で画像を顕像化して、情報記録材である紙の表面に画像を生成する。また、このプリンターエンジン部1wは、制御部1zから受け取ったデータ内に含まれるジョブの優先度に基づいて、割り込みジョブがあった場合に該当する実行予定のジョブの順序を入れ替えて実行予定のジョブリストを生成して上記制御部1zに出力する。さらに、このプリンターエンジン部1wは、ジョブの開始時にジョブの処理を開始したことを示すジョブ開始通知を制御部1zに出力し、また、ジョブの終了時にジョブの処理が終了したことを示すジョブ終了通知を制御部1zに出力する。
【0047】
設定項目データベース1xは、図3に示すように、設定項目と、文字の大きさと、設定項目に関連するヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージのメッセージIDと、ヘルプメッセージの表示の有無に関するデータと、デフォルト設定の有無に関するデータとが対応して記憶されたリレーション型データベースである。
【0048】
図3は、この画像形成装置100における設定項目データベース1xの一例を示す模式図である。
【0049】
設定項目(a)は、画像形成装置100の使用環境に関連する項目である。
【0050】
設定項目に関連するヘルプメッセージ(b)は、設定項目に関連して画像形成装置100の操作説明、設定項目の解説をするためのメッセージである。
【0051】
文字の大きさ(c)は、設定項目を操作者に確認させるための設置項目確認ページであるレポート内で「設定項目」及び「設定項目に関連するヘルプメッセージ」を表示する文字の大きさであり、例えば第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズに関するデータに分類することが可能である。
【0052】
ヘルプメッセージのメッセージID(d)は、ヘルプメッセージ毎に予め定められた、ヘルプメッセージに固有のIDである。
【0053】
ヘルプメッセージの表示の有無に関するデータ(e)」は、設定項目を操作者に確認させるためのレポート(設定項目確認ページ)内で、ヘルプメッセージを対応する設定項目と関連付けて表示させるかを示すデータである。
【0054】
デフォルト設定の有無に関するデータ(f)は、設定項目を操作者に確認させるためのレポート(設定項目確認ページ)内に含まれる設定項目として各設定項目が設定されているかを示すデータである。
【0055】
DBMS1yは、前述した設定項目データベース1xの管理、トランザクション管理、障害回復管理等の各種の管理を実行するシステムである。
【0056】
制御部1zは、上記電源スイッチ1aと、パネル部1bと、インターフェース部1cと、トナー残量検出部1dと、給紙段別紙残量検出部1eと、給紙段別カウンタ1fと、IPアドレス記憶メモリ1Gと、表示項目設定記憶メモリ1hと、トナー残量記憶メモリ1iと、給紙段別紙残量記憶メモリ1jと、給紙段別印刷枚数記憶メモリ1kと、ファームウェアデータ記憶メモリ1lと、プログラム記憶メモリ1mと、占有者データ記憶メモリ1nと、排出トレイデータ記憶メモリ1oと、用紙種別データ記憶メモリ1pと、給紙段データ記憶メモリ1qと、実行予定ジョブ記憶バッファ1rと、印刷ジョブ履歴データ記憶メモリ1sと、テンプレートファイル記憶メモリ1uと、画像生成部1vと、プリンターエンジン部1wと、設定項目データベース1xと、DBMS1yとを制御する。
【0057】
なお、この画像形成装置100に備えられた各種メモリ1g〜1tは、図示しない外部電源によってデータを保持するための電圧が印加された揮発性の半導体メモリから構成されているが、HDD(Hard Disk Drive)等の種々の形として設けることがき、また、同一の半導体メモリ又はHDD等に複数の領域に分割して設けることもできる。
【0058】
このような構成の画像形成装置100に備えられた制御部1zは、図4のフローチャートに示す手順に従って、次のようなカスタマイズ処理に関連する制御動作を行う。
【0059】
なお、パネル部1bの操作によって図示しないメニュー画面上で選択された、当該画像形成装置100の起動処理の実行中に操作者が表示を希望する表示項目に関するデータが表示項目設定記憶メモリ(設定情報記憶手段)1hに予め記憶されているものとする。また、前回電源がオフの状態に切り替えられる直前における記録紙の残量のデータが給紙段別紙残量記憶メモリ1jに記憶されているものとする。さらに、この画像形成装置100にインストールされているファームウェアに関するデータがファームウェアデータ記憶メモリ1lに記憶されているものとする。
【0060】
この画像形成装置100では、電源スイッチ1aがオンの状態に切り替えられ、起動処理が実行されて、メニュー画面がパネル部1bの表示画面1b1に表示されると、インストールされているプログラムが起動して、以下の一連の処理を実行する。
【0061】
始めに、制御部1zは、パネル部1bの操作者の操作によって画像形成装置100の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズするための設定項目カスタマイズ要求をパネル部1bから受け取ったかにより、画像形成装置100の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズするためのレポートカスタマイズ釦の操作がパネル部1bの表示画面1b1上に表示されたメニュー画面上でなされたかを判定する(ST1)。
【0062】
制御部1zは、前述したステップST1で画像形成装置100の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズするためのレポートカスタマイズ釦の操作がパネル部1bの表示画面1b1上に表示されたメニュー画面上でなされたと判定した場合には(ST1:Yes)、画像形成装置100の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示する文字サイズの設定を促す文字サイズ設定催促画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部から読み出し、読み出した文字サイズ設定催促画面のテンプレートファイルから文字サイズ設定催促画面のデータを生成した後、生成した文字サイズ設定催促画面をパネル部1bの表示画面1b1に表示させる(ST2)。
【0063】
図5は、画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示される文字サイズ設定催促画面の一例を示す模式図である。
【0064】
本実施の形態に係る文字サイズ設定催促画面では、カスタマイズを行っているのが設定項目確認ページに含まれる設定項目であることを示す「レポートデザイン」という表示と、設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示する文字サイズを第1のサイズ(小)に設定するための設定釦と、前述した第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)に設定するための設定釦と、前述した第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)に設定するための設定釦と、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための文字サイズ設定要求を入力するための確定釦とが設けられている。
【0065】
一方、制御部1zは、前述したステップST1で画像形成装置100の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズするためのレポートカスタマイズ釦の操作がパネル部1bの表示画面1b1上に表示されたメニュー画面上でなされていないと判定した場合には(ST1:No)、画像形成装置100の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズするための図示しないレポートカスタマイズ釦の操作がパネル部1bの表示画面1b1上に表示されたメニュー画面上でなされたかに関する判定処理を繰り返す。
【0066】
ステップST3では、制御部1zは、前述した第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズに関するデータと、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための文字サイズ設定要求との組をパネル部1bから受け取ったかにより、前述した文字サイズ設定催促画面上で何れかの文字サイズに関するデータとが選択された状態で、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための文字サイズ確定釦の操作がなされたかを判定する。
【0067】
制御部1zは、前述したステップST3で前述した第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズに関するデータと、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための文字サイズ設定要求との組をパネル部1bから受け取った場合、換言すれば前述した文字サイズ設定催促画面上で何れかの文字サイズに関するデータとが選択された状態で、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための文字サイズ確定釦の操作がなされたと判定した場合には(ST3:Yes)、設定項目リスト記憶部に記憶された設定項目に関するデータのうち、文字サイズに関するデータを、パネル部1bから受け取った第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズに関するデータで更新した後、設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を促す設定項目検索催促画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部から読み出し、読み出した設定項目検索催促画面のテンプレートファイルから設定項目検索催促画面のデータを生成し、しかる後、生成した設定項目検索催促画面をパネル部1bの表示画面1b1に表示させる(ST4)。
【0068】
ここで、この画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示される設定項目検索催促画面の一例を図6に示す。
【0069】
この図6に示す設定項目検索催促画面では、カスタマイズを行っているのが設定項目確認ページに含まれる設定項目であることを示す「レポートデザイン」という表示と、設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードの入力を促す空欄と、前述した空欄に入力されたキーワードにより設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦とが含まれている。
【0070】
一方、制御部1zは、前述したステップST3で何れかの文字サイズに関するデータと、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための文字サイズ設定要求との組をパネル部1bから受け取っていない、換言すれば前述した文字サイズ設定催促画面上で何れの文字サイズに関するデータとが選択されていないか、前述した文字サイズ設定催促画面上で何れの文字サイズに関するデータとが選択された状態で、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための確定釦の操作がなされていないと判定した場合には(ST3:No)、前述した文字サイズ設定催促画面上で何れかの文字サイズに関するデータとが選択された状態で、選択された文字サイズで設定項目確認ページに含まれる設定項目を表示させるための確定釦の操作がなされたかに関する判定処理を繰り返す。
【0071】
ステップST5では、制御部1zは、設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードと、入力されたキーワードにより設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索開始命令との組をパネル部1bから受け取ったかにより、設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードの入力を促す空欄にキーワードが入力された状態で、入力されたキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦の操作が前述した設定項目検索催促画面上でなされたかを判定する。
【0072】
制御部1zは、前述したステップST5で設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードの入力を促す空欄にキーワードが入力された状態で、入力されたキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦の操作が前述した設定項目検索催促画面上でなされたと判定した場合には(ST5:Yes)、パネル部1bから受け取ったキーワードと、受け取ったキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための問い合わせとの組をDBMS1y(データベース管理システム:Database Management System)に出力する(ST6)。
【0073】
DBMS1yは、制御部1zからキーワードと、受け取ったキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索開始命令との組を受け取ると、制御部1zから受け取ったキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xを検索する。
【0074】
そして、DBMS1yは、当該検索の結果、制御部1zから受け取ったキーワードに対応する設定項目が存在する場合には、受け取ったキーワードに対応する設定項目をレコードとして設定項目データベース1xから読み出す。
【0075】
次に、DBMS1yは、制御部1zから受け取ったキーワードに対応する設定項目が存在することを示す設定項目有り応答と、設定項目データベース1xから読み出したレコードとの組を制御部1zに出力する。
【0076】
一方、DBMS1yは、前述した検索の結果、制御部1zから受け取ったキーワードに対応する設定項目が存在しない場合には、制御部1zから受け取ったキーワードに対応する設定項目が存在しないことを示す設定項目無し応答を制御部1zに出力する。
【0077】
一方、制御部1zは、前述したステップST5で設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードの入力を促す空欄にキーワードが入力された状態で、入力されたキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦の操作が前述した設定項目検索催促画面上でなされていないと判定した場合には(ST5:No)、設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードの入力を促す空欄にキーワードが入力された状態で、入力されたキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦の操作が前述した設定項目検索催促画面上で操作者によってなされたかに関する判定処理を繰り返す。
【0078】
ステップST7では、制御部1zは、DBMS1yから受け取った応答の種別と、レコードの存在の有無に関して判定する。
【0079】
制御部1zは、前述したステップST7でなされた判定の結果、DBMS1yから受け取った応答の種別が、制御部1zから受け取ったキーワードに対応する設定項目が存在することを示す設定項目有り応答で有り、設定項目データベース1xから読み出したレコードが存在する場合には(ST7:レコード有り)、検索の結果、得られた設定項目に関するデータを設定項目確認ページに含まれる設定項目への追加を促す設定項目追加催促画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部から読み出し、読み出した設定項目追加催促画面のテンプレートファイルから設定項目追加催促画面のデータを生成した後、生成した設定項目追加催促画面をパネル部1bの表示画面に表示させる(ST8)。
【0080】
この画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示される設定項目追加催促画面の一例を図7に示す。
【0081】
この図7に示す設定項目追加催促画面には、設定項目データベース1xを検索する際の検索キーの入力を受け付ける検索キー入力受付領域と、検索キー入力受付領域に入力されたキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦と、設定項目データベース1xの検索結果として得られた設定項目に関するデータを表示する追加候補表示領域と、追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加釦と、追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させる追加処理を完了させるための完了釦と、追加候補表示領域に表示されている設定項目に対応するヘルプメッセージを設定項目確認ページに含まれる設定項目に関連付けて表示させるためのヘルプ表示オン釦と、設定項目を確認させるためのレポート(設定項目確認ページ)を生成するためのレポート生成釦とが含まれている。
【0082】
なお、設定項目追加催促画面には、設定項目データベース1xを検索する際の検索キーの入力を受け付ける検索キー入力受付領域と、検索キー入力受付領域に入力されたキーワードを検索キーとして設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦と、設定項目データベース1xの検索結果として得られた設定項目に関するデータを表示する追加候補表示領域と、追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加釦と、追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させる追加処理を完了させるための完了釦と、追加候補表示領域に表示されている設定項目に対応するヘルプメッセージを設定項目確認ページに含まれる設定項目に関連付けて表示させるためのヘルプ表示オン釦と、設定項目を確認させるためのレポート(設定項目確認ページ)を生成するためのレポート生成釦とが含まれていたが、これに限らず、追加候補表示領域に表示されている設定項目を、設定項目確認ページに含まれる予め設定された設定項目から削除させる削除処理を実行させるための削除釦が更に含まれていてもよい。
【0083】
一方、制御部1zは、前述したステップST7でなされた判定の結果、DBMS1yから受け取った応答の種別が、キーワードに対応する設定項目が存在しないことを示す設定項目無し応答で、設定項目データベース1xから読み出したレコードが存在しない場合には(ST7:レコード無し)、キーワードに対応する設定項目が存在しないことを示す設定項目無しメッセージを含む設定項目無しメッセージ表示画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部から読み出し、読み出した設定項目無しメッセージ表示画面のテンプレートファイルから設定項目無しメッセージ表示画面のデータを生成した後、生成した設定項目無しメッセージ表示画面をパネル部1bの表示画面1b1に表示させた後(ST9)、前述したステップST4と同様に、設定項目検索催促画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部から読み出し、読み出した設定項目検索催促画面のテンプレートファイルから設定項目検索催促画面のデータを生成し、しかる後、生成した設定項目検索催促画面をパネル部1bの表示画面1b1に表示させる。
【0084】
この画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示される設定項目無しメッセージ表示画面の一例を図8に示す。
【0085】
この図8に示す設定項目無しメッセージ表示画面では、カスタマイズを行っているのが設定項目確認ページに含まれる設定項目であることを示す「レポートデザイン」という表示と、キーワードに対応する設定項目が存在しないことを示す設定項目無しメッセージと、設定項目確認ページに含まれる設定項目の検索を行うためのキーワードの入力を促す空欄と、前述した空欄に入力されたキーワードにより設定項目データベース1xの検索を開始させるための検索釦とが含まれている。
【0086】
ステップST10では、制御部1zは、追加候補表示領域に表示された設定項目に関するデータと、追加候補表示領域に表示された設定項目に関するデータを設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加仮要求との組をパネル部1bから受け取ったかにより、追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加釦が前述した設定項目追加催促画面上で操作者により操作されたかを判定する。
【0087】
制御部1zは、前述したステップST10で追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加釦が前述した設定項目追加催促画面上で操作者により操作されたと判定した場合(ST10:Yes)、予め定められた設定項目確認ページに含まれる設定項目のデータに選択された設定項目を追加する設定項目追加確定要求をパネル部1bから受け取ったかにより、前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって完了釦が操作されたかを判定する(ST11)。
【0088】
一方、制御部1zは、前述したステップST10で追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加釦が前述した設定項目追加催促画面上で操作者により操作されていないと判定した場合(ST10:No)、追加候補表示領域に表示されている設定項目を設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加させるための追加釦が前述した設定項目追加催促画面上で操作者により操作されたかに関する判定処理を繰り返す。
【0089】
一方、制御部1zは、前述したステップST11で予め定められた設定項目確認ページに含まれる設定項目のデータに選択された設定項目を追加する設定項目追加確定要求をパネル部1bから受け取ったと判定した場合、換言すれば前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって完了釦が操作されたと判定した場合には(ST11:Yes)、パネル部1bから受け取った設定項目に関するデータを設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶させる(ST12)。
【0090】
例えば、前述した図7に示すように、「サイズ」という単語をキーとして設定項目データベース1xを検索した結果、得られた「読み取り原稿サイズ」「出力原稿サイズ」という設定項目が表示された設定項目追加催促画面上で「読み取り原稿サイズ」及び「出力原稿サイズ」という設定項目の一方が選択された状態で、操作者の操作によって追加釦が操作されると、制御部1zは、「読み取り原稿サイズ」及び「出力原稿サイズ」という設定項目のうち操作者によって選択された設定項目のデータを設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶させることになる。
【0091】
なお、この画像形成装置100の制御部1zは、設定項目確認ページに含まれる予め定められた設定項目のデータに、選択された設定項目を追加するための設定項目追加要求をパネル部1bから受け取ったと判定した場合、換言すれば前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって完了釦が操作されたと判定した場合に、パネル部1bから受け取った設定項目に関するデータを設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶させる処理を実行していたが、これに限らず、設定項目確認ページに含まれる予め定められた設定項目のデータから選択された設定項目を削除するための設定項目削除要求をパネル部1bから受け取った場合、換言すれば前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって、追加候補表示領域に表示されている設定項目を、設定項目確認ページに含まれる予め設定された設定項目から削除させる削除処理を実行させるための削除釦が操作されたと判定した場合に、パネル部1bから受け取った設定項目に関するデータを設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶させる処理を実行した後、パネル部1bから受け取った設定項目に関するデータに関し、当該設定項目が設定項目確認ページに含まれる設定項目として予め定められた設定項目であるかを示すデフォルト設定の有無に関するデータを、当該設定項目が設定項目確認ページに含まれる設定項目として予め定められた設定項目であることを示す「デフォルト設定有り」から、当該設定項目が設定項目確認ページに含まれる設定項目として予め定められた設定項目ではないことを示す「デフォルト設定無し」に変更するためのデフォルト設定項目変更命令をDBMS1yに対して出力してもよいことは言うまでもない。
【0092】
このように構成することによって、この画像形成装置100では、追加候補表示領域に表示されている設定項目を、設定項目確認ページに含まれる予め設定された設定項目から削除させる削除処理を実行させるための削除釦が前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって操作された場合に、設定項目確認ページに含まれる設定項目として予め定められた設定項目から選択された設定項目が削除された設定項目のデータと、テンプレートファイル記憶部から読み出したレポート画面のテンプレートファイルとから、第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズと同一の文字サイズの設定項目のデータと、設定項目リスト記憶メモリ1t又は設定項目データベース1xに記憶された文字サイズと同一の文字サイズの、当該設定項目のデータに関連付けられたヘルプメッセージとを含む一方、設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶された全ての設定項目のデータのうちヘルプメッセージの表示状態がレポートに含まれる設定項目のデータにヘルプメッセージを関連付けて表示しないことを示す「非表示」になっている設定項目に関しては、設定項目リスト記憶メモリ1t又は設定項目データベース1xに記憶された第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズと同一の文字サイズの設定項目のデータを含むレポート画面のデータを生成し、生成したレポート画面のデータをパネル部1bの表示画面に表示させることが可能になる。
【0093】
一方、制御部1zは、前述したステップST11で予め定められた設定項目確認ページに含まれる設定項目のデータに選択された設定項目を追加する設定項目追加要求を受け取っていないと判定した場合、換言すれば前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって完了釦が操作されていないと判定した場合には、前述した設定項目追加催促画面上で操作者によって完了釦が操作されたかに関する判定処理を繰り返す。
【0094】
ステップST13では、制御部1zは、追加候補表示領域に表示された設定項目に関するデータと、追加候補表示領域に表示された設定項目と、当該設定項目に関連するヘルプメッセージとを関連付けて表示させるためのヘルプメッセージ表示要求との組を受け取ったかにより、ヘルプメッセージを表示させるためのヘルプメッセージオン釦が前述した設定項目追加催促画面上で選択されたかを判定する。
【0095】
制御部1zは、前述したステップST13で、追加候補表示領域に表示された設定項目に関するデータと、追加候補表示領域に表示された設定項目と、当該設定項目に関連するヘルプメッセージとを関連付けて表示させるためのヘルプメッセージ表示要求との組を受け取ったと判定した場合、換言すれば、ヘルプメッセージを表示させるためのヘルプメッセージオン釦が前述した設定項目追加催促画面上で選択されたと判定した場合には(ST13:Yes)、設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶された設定項目のデータに関し、当該設定項目を設定項目確認ページに関連付けて表示するかを示す「表示状態」のデータを、当該設定項目を設定項目確認ページに関連付けて表示しないことを示す「非表示」から当該設定項目を設定項目確認ページに関連付けて表示することを示す「表示」に変更した後、「表示状態」のデータを変更した設定項目のデータを設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶させ(ST14)、しかる後、変更した設定項目に関するデータを確認させるための変更事項確認画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶メモリ1uから読み出し、読み出した変更事項確認画面のテンプレートファイルから変更事項確認画面のデータを生成した後、生成した変更事項確認画面をパネル部1bの表示画面に表示させる(ST15)。
【0096】
この画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示される変更事項確認画面の一例を図9に示す。
【0097】
この図9に示す変更事項確認画面には、カスタマイズを行っているのが設定項目確認ページに含まれる設定項目であることを示す「レポートデザイン」という表示と、レポートに含まれる設定項目として、デフォルト設定で設定されている設定項目以外に読み取り原稿サイズに関するデータと、当該読み取り原稿サイズに関するデータに対して関連するヘルプメッセージの表示を行うことを示す「読み取り原稿サイズ(ヘルプON)を追加しました」というメッセージと、設定項目のカスタマイズを終了して前述したメニュー画面を表示させるための完了釦と、レポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面を表示させるためのレポート生成催促画面表示釦(「次へ」釦)とが含まれている。
【0098】
一方、制御部1zは、前述したステップST13で、ヘルプメッセージを表示させるためのヘルプメッセージオン釦が前述した設定項目追加催促画面上で選択されていないと判定した場合には(ST13:No)、ヘルプメッセージを表示させるためのヘルプメッセージオン釦が前述した設定項目追加催促画面上で選択されたかに関する判定処理を繰り返す。
【0099】
ステップST16では、制御部1zは、設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面を表示させるためのレポート生成催促画面表示要求を受け取ったかにより、設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面を表示させるためのレポート生成催促画面表示釦が前述した変更事項確認画面上で操作者によって操作されたかを判定する。
【0100】
制御部1zは、前述したステップST16で設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面を表示させるためのレポート生成催促画面表示釦が前述した変更事項確認画面上で操作者によって操作されたと判定した場合には(ST16:Yes)、設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶メモリ1uから読み出し、読み出したレポート生成催促画面のテンプレートファイルからレポート生成催促画面のデータを生成した後、生成したレポート生成催促画面をパネル部1bの表示画面1b1に表示させる(ST17)。
【0101】
この画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示されるレポート生成催促画面の一例を図10に示す。
【0102】
この図10に示すレポート生成催促画面には、設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのメッセージである「レポートを生成しますか?」というメッセージと、設定項目確認ページであるレポートを生成させるためのレポート生成釦(「はい」の釦)と、処理を終了してメニュー画面を表示させるためのメニュー画面表示釦(「いいえ」の釦)とが含まれている。
【0103】
一方、制御部1zは、前述したステップST16で設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面を表示させるためのレポート生成催促画面表示釦が前述した変更事項確認画面上で操作者によって操作されていないと判定した場合には(ST16:No)、設定項目確認ページであるレポートの生成を操作者に促すためのレポート生成催促画面を表示させるためのレポート生成催促画面表示釦が前述した変更事項確認画面上で操作者によって操作されたかに関する判定処理を繰り返す。
【0104】
ステップST18では、制御部1zは、レポートを生成させるためのレポート生成要求をパネル部1bから受け取ったかにより、レポートを生成させるためのレポート生成釦(「はい」の釦)が前述したレポート生成催促画面上で操作者によって操作されたかを判定する。
【0105】
制御部1zは、前述したステップST18で、レポートを生成させるためのレポート生成釦(「はい」の釦)が前述したレポート生成催促画面上で操作者によって操作されたと判定した場合には(ST18:Yes)、デフォルト設定の有無に関する情報が、当該設定項目が予めレポートに表示される設定項目として設定された項目であることを示す「デフォルト設定有り」である予め設定された設定項目から、操作者によって選択された設定項目を削除後の設定項目を読み出すための問い合わせをDBMS1yに出力した後、DBMS1yによって読み出されたデフォルト設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」である操作者によって選択された設定項目を削除後の設定項目のデータを含む応答を受け取った後で、テンプレートファイル記憶部からレポート画面(設定項目確認ページ)のテンプレートファイルを読み出し、デフォルト設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」である設定項目のデータと、レポート画面(設定項目確認ページ)のテンプレートファイルとから、全ての設定項目のデータのうち、ヘルプメッセージの表示状態がレポートに含まれる設定項目のデータにヘルプメッセージを関連付けて表示することを示す「表示」になっている設定項目に関しては、設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶された第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズと同一の文字サイズの設定項目のデータと、設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶された文字サイズと同一の文字サイズの、当該設定項目のデータに関連付けられたヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージのメッセージIDとを含む一方、設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶された全ての設定項目のデータのうち、ヘルプメッセージの表示状態がレポートに含まれる設定項目のデータにヘルプメッセージを関連付けて表示しないことを示す「非表示」になっている設定項目に関しては、設定項目リスト記憶メモリ1tに記憶された第1のサイズ(小)、第1のサイズ(小)よりも大きい第2のサイズ(中)、第2のサイズ(中)よりも大きい第3のサイズ(大)の何れかの文字サイズと同一の文字サイズの設定項目のデータと、設定項目に関連するヘルプメッセージのメッセージIDとをそれぞれ含むレポート画面のデータを生成し、生成したレポート画面のデータをパネル部1bの表示画面1b1に表示させた後(ST19)、実行処理を終了する。
【0106】
この画像形成装置100のパネル部1bの表示画面1b1上に表示されるレポート画面の一例を図11に示す。
【0107】
この図11に示すレポート画面では、文字サイズが「大」で設定された設定項目Aと、設定項目Aに関連するヘルプメッセージと、当該設定項目Aに関連するヘルプメッセージのメッセージIDと、文字サイズが「中」で設定された設定項目Bと、設定項目Bに関連するヘルプメッセージと、当該設定項目Bに関連するヘルプメッセージのメッセージIDと、文字サイズが「小」で設定された設定項目Cと、当該設定項目Cに関連するヘルプメッセージのメッセージIDとが含まれている。
【0108】
なお、この画像形成装置100におけるレポート画面では、文字サイズが「大」で設定された設定項目Aと、設定項目Aに関連するヘルプメッセージと、当該設定項目Aに関連するヘルプメッセージのメッセージIDと、文字サイズが「中」で設定された設定項目Bと、設定項目Bに関連するヘルプメッセージと、当該設定項目Bに関連するヘルプメッセージのメッセージIDと、文字サイズが「小」で設定された設定項目Cと、当該設定項目Cに関連するヘルプメッセージのメッセージIDとが含まれていたが、これに限らず、メッセージIDは表示させなくてもよいことは言うまでもない。
【0109】
一方、制御部1zは、前述したステップST18でレポートを生成させるためのレポート生成釦(「はい」の釦)が前述したレポート生成催促画面上で操作者によって操作されていないと判定した場合には(ST18:No)、メニュー画面を表示させるためのメニュー画面の表示要求をパネル部1bから受け取ったかにより、メニュー画面を表示させるためのメニュー画面表示釦(「いいえ」の釦)が前述したレポート生成催促画面上で操作者によって操作されたかを判定する(ST20)。
【0110】
制御部1zは、前述したステップST20でメニュー画面を表示させるためのメニュー画面表示釦(「いいえ」の釦)が前述したレポート生成催促画面上で操作者によって操作されたと判定した場合には(ST20:Yes)、メニュー画面のテンプレートファイルのデータをテンプレートファイル記憶メモリから読み出し、読み出したメニュー画面のテンプレートファイルのデータから、メニュー画面のデータを生成した後、生成したメニュー画面のデータをパネル部1bの表示画面1b1に表示させた後(ST21)、実行処理を終了する。
【0111】
一方、制御部1zは、前述したステップST20でメニュー画面を表示させるためのメニュー画面表示釦(「いいえ」の釦)が前述した変更事項確認画面上で操作者によって操作されていないと判定した場合には(ST20:No)、前述したステップST5乃至ステップST20の実行処理を設定項目確認ページであるレポートを生成させるためのレポート生成釦が前述したレポート生成催促画面上で操作者によって操作されるまでの間、繰り返す。
【0112】
なお、この画像形成装置100では、設定項目確認ページであるレポート画面を表示画面(表示手段)に表示させていたが、これに限らず、設定項目確認ページであるレポートを情報記録材である紙に印字させてもよいことは言うまでもない。
【0113】
上述したように、この画像形成装置100によれば、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更したり、設定項目に関する詳細な情報を表示するためのヘルプ表示を予め定められた設定項目を含むレポートに追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりする何らかのレポートのカスタマイズを可能にすることによって、画像形成装置の操作性の向上を図るとともに、操作者に対して与える不快感の軽減を図ることが可能となる。
【0114】
また、この画像形成装置100によれば、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更することができるので、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを大きいサイズに変更することで操作者によるレポートの視認性の向上を図ることが可能になる。
【0115】
更に、この画像形成装置100によれば、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更することができるので、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを小さいサイズに変更することで用紙の消費量の抑制を図ることが可能になる。
【0116】
また、この画像形成装置100によれば、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりするカスタマイズを行うことができるので、操作者が必要と感じる項目のみをレポートに表示させることができるため、操作者が必要と感じる項目のみを容易に取得することができるとともに、用紙の消費量の抑制を図ることが可能になる。
【0117】
更に、この画像形成装置100によれば、レポート内に含まれる設定項目を表示する文字サイズを変更したり、設定項目に関する詳細な情報を表示するためのヘルプ表示を予め定められた設定項目を含むレポートに追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートに使用頻度の高い設定項目を追加したり、予め定められた設定項目を含むレポートから使用頻度の低い設定項目を削除したりする何らかのレポートのカスタマイズを可能にすることによって、柔軟にレポートのレイアウトを変更することが可能になる。
【0118】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、実施段階では本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。更に上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が生成され得る。例えば実施の形態に示される全構成要件からいくつかの要件が省略されることで発明が生成される場合には、その生成された発明を実施する段階では省略部分が周知慣用技術で補われるものである。
【0119】
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】本発明に係る画像形成装置を適用した複合機の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置を適用した複合機の構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図3】同実施の形態に係る画像形成装置に記憶された設定項目データベース1xの一例を示す模式図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の実行する実行処理の一例に関して説明するためのフローチャートである。
【図5】同実施の形態に係る画像形成装置のパネル部の表示画面上に表示される文字サイズ設定催促画面の一例を示す模式図である。
【図6】同実施の形態に係る画像形成装置のパネル部の表示画面上に表示される設定項目検索催促画面の一例を示す模式図である。
【図7】同実施の形態に係る画像形成装置のパネル部の表示画面上に表示される設定項目追加催促画面の一例を示す模式図である。
【図8】同実施の形態に係る画像形成装置のパネル部の表示画面上に表示される設定項目無しメッセージ表示画面の一例を示す模式図である。
【図9】同実施の形態に係る画像形成装置のパネル部の表示画面上に表示される変更事項確認画面の一例を示す模式図である。
【図10】同実施の形態に係る画像形成装置のパネル部の表示画面上に表示されるレポート生成催促画面の一例を示す模式図である。
【図11】同実施の形態に係るレポート画面の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
【0121】
1…装置本体、1a…電源スイッチ、1b…パネル部、1b1…表示画面、1c…インターフェース部、1dY、1dM、1dC、1dK…トナー残量検出部、1e1〜1en…給紙段別紙残量検出部、1f1〜1fn…給紙段別カウンタと、1g…IPアドレス記憶メモリ、1h…表示項目設定記憶メモリ、1i…トナー残量記憶メモリ、1j…給紙段別紙残量記憶メモリ、1k…給紙段別印刷枚数記憶メモリ、1l…ファームウェアデータ記憶メモリ、1m…プログラム記憶メモリ、1n…占有者データ記憶メモリ、1o…排出トレイデータ記憶メモリ、1p…用紙種別データ記憶メモリ、1q…給紙段データ記憶メモリ、1r…実行予定ジョブ記憶バッファ、1s…印刷ジョブ履歴データ記憶メモリ、1t…設定項目リスト記憶メモリ、1u…テンプレートファイル記憶メモリ、1v…画像生成部、1w…プリンターエンジン部、1x…設定項目データベース、1y…DBMS、1z…制御部、100…画像形成装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズ可能にする設定項目カスタマイズ手段と、
前記設定項目カスタマイズ手段によりカスタマイズされた設定項目を含み、かつ、操作者に設定項目のデータを確認させるための設定項目確認ページの画像データを生成する画像データ生成手段と、
前記画像データ生成手段により生成された画像データを出力する画像データ出力手段とを備えた画像形成装置。
【請求項2】
前記設定項目カスタマイズ手段は、
画像形成装置本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目の文字サイズを設定するための文字サイズ設定手段を少なくとも含み、
前記画像データ生成手段は、
前記文字サイズ設定手段により設定された文字サイズで前記設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記文字サイズ設定手段は、第1のサイズ、前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズ、前記第2のサイズよりも大きい第3のサイズを少なくとも含む複数のサイズの何れかのサイズで、前記設定項目確認ページに含まれる設定項目の文字サイズを設定可能である請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記設定項目カスタマイズ手段は、
キーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段と、
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付けるキーワード入力受付手段と、
入力されたキーワードに関連する項目をキーとして前記設定項目記憶手段を検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出し手段とを含み、
前記画像生成手段は、
前記設定項目読み出し手段により読み出された設定項目を予め設定された設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加するための設定項目追加要求が入力された場合に、予め定められた設定項目と、追加された設定項目とを含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記設定項目カスタマイズ手段は、
キーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段と、
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付けるキーワード入力受付手段と、
入力されたキーワードに関連する項目をキーとして前記設定項目記憶手段を検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出し手段とを含み、
前記画像生成手段は、
前記設定項目読み出し手段により読み出された設定項目を予め設定された設定項目確認ページに含まれる設定項目を予め定められた設定項目から削除するための設定項目削除要求が入力された場合に、予め定められた設定項目から要求の有る設定項目を削除した設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記設定項目カスタマイズ手段は、
キーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段と、
前記設定項目確認ページに含まれる設定項目に関するヘルプメッセージと当該ヘルプメッセージの表示状態に関するデータとが少なくとも対応して記憶されたヘルプメッセージ記憶手段と、
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付ける手段と、
入力されたキーワードをキーとして前記設定項目記憶手段を検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出し手段と、
前記ヘルプメッセージの表示要求が操作者から有る場合に、前記設定項目読み出し手段により読み出された設定項目に対応する前記ヘルプメッセージのうち、前記表示状態のデータが当該ヘルプメッセージを表示する旨に設定されているヘルプメッセージのみを前記ヘルプメッセージ記憶手段から読み出すヘルプメッセージ読み出し手段とを含み、
画像データ生成手段は、
前記ヘルプメッセージ読み出し手段により読み出されたヘルプメッセージと当該ヘルプメッセージに対応する設定項目とから設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記設定項目カスタマイズ手段は、
キーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段と、
前記設定項目確認ページに含まれる設定項目に関するヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージの表示状態に関するデータと、当該ヘルプメッセージのIDとが少なくとも対応して記憶されたヘルプメッセージ記憶手段と、
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付ける手段と、
入力されたキーワードをキーとして前記設定項目記憶手段を検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出し手段と、
前記ヘルプメッセージの表示要求が操作者から有る場合に、前記設定項目読み出し手段により読み出された設定項目に対応する前記ヘルプメッセージのうち、前記表示状態のデータが当該ヘルプメッセージを表示する旨に設定されているヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージのIDのみをヘルプメッセージ記憶手段から読み出すヘルプメッセージ読み出し手段とを含み、
前記画像データ生成手段は、
前記ヘルプメッセージ読み出し手段により読み出されたヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージに対応する設定項目と、ヘルプメッセージのIDとから、設定項目、設定項目に関連したヘルプメッセージ、及びヘルプメッセージのIDを含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像データ出力手段は、
前記画像生成手段により生成された設定項目確認ページの画像データを、前記画像形成装置本体に設けられた表示手段に表示させる請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像データ出力手段は、
前記画像生成手段により生成された設定項目確認ページの画像データを印刷させる請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
画像形成装置本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる全設定項目のうちの何れかの設定項目に関し、操作者の操作によってカスタマイズされた設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する画像データ生成ステップと、
前記画像データ生成ステップにより生成された画像データを出力する画像データ出力ステップと
を含むデータカスタマイズ方法。
【請求項11】
画像データ生成ステップでは、
前記画像形成装置本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目に関し、操作者の操作によって設定された文字サイズの設定定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項10に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項12】
前記画像データ生成ステップでは、
第1のサイズ、前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズ、前記第2のサイズよりも大きい第3のサイズを少なくとも含む複数のサイズの何れかのサイズのうち、操作者の操作により設定された文字サイズの設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項9又は請求項11に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項13】
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付けるキーワード入力受付ステップと、
キーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段を入力されたキーワードに関連する項目をキーとして検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出しステップとを更に含み、
前記画像生成ステップでは、
前記設定項目読み出しステップにより読み出された設定項目を予め設定された設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加するための設定項目追加要求が入力された場合に、予め定められた設定項目と、追加された設定項目とを含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項10に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項14】
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付けるキーワード入力受付ステップと、
キーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段を入力されたキーワードに関連する項目をキーとして検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出しステップとを更に含み、
前記画像生成ステップでは、
前記設定項目読み出しステップにより読み出された設定項目を予め設定された設定項目確認ページに含まれる設定項目を予め定められた設定項目から削除するための設定項目削除要求が入力された場合に、予め定められた設定項目から要求の有る設定項目を削除した設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項10に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項15】
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付ける入力受付ステップと、
入力されたキーワードをキーとしてキーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段を検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出しステップと、
前記ヘルプメッセージの表示要求が操作者から有る場合に、前記設定項目確認ページに含まれる設定項目に関するヘルプメッセージと当該ヘルプメッセージの表示状態に関するデータとが少なくとも対応して記憶されたヘルプメッセージ記憶手段から、前記設定項目読み出しステップにより読み出された設定項目に対応するヘルプメッセージのうち、前記表示状態のデータが当該ヘルプメッセージを表示する旨に設定されているヘルプメッセージのみを読み出すヘルプメッセージ読み出しステップとを更に含み、
前記画像データ生成ステップでは、
前記ヘルプメッセージ読み出しステップにより読み出されたヘルプメッセージと当該ヘルプメッセージに対応する設定項目とから、操作者によりカスタマイズされた設定項目と、
当該カスタマイズされた設定項目に関連するヘルプメッセージとを少なくとも含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項10に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項16】
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付ける入力受付ステップと、
入力されたキーワードをキーとしてキーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段を検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出しステップと、
前記ヘルプメッセージの表示要求が操作者から有る場合に、前記設定項目確認ページに含まれる設定項目に関するヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージの表示状態に関するデータと、当該ヘルプメッセージのIDとが少なくとも対応して記憶されたヘルプメッセージ記憶手段から、前記設定項目読み出しステップにより読み出された設定項目に対応するヘルプメッセージのうち、前記表示状態のデータが当該ヘルプメッセージを表示する旨に設定されているヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージのIDとを読み出すヘルプメッセージ読み出しステップとを更に含み、
前記画像データ生成ステップでは、
前記ヘルプメッセージ読み出しステップにより読み出されたヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージに対応する設定項目と、ヘルプメッセージのIDとから、設定項目、設定項目に関連したヘルプメッセージ、及びヘルプメッセージのIDを含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項10に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項17】
前記画像データ出力ステップでは、
前記画像生成ステップにより生成された設定項目確認ページの画像データを、前記画像形成装置本体に設けられた表示手段に表示させる請求項10乃至請求項16の何れか1項に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項18】
前記画像データ出力ステップでは、
前記画像生成ステップにより生成された設定項目確認ページの画像データを印刷させる請求項10乃至請求項16の何れか1項に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項1】
画像形成装置本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目をカスタマイズ可能にする設定項目カスタマイズ手段と、
前記設定項目カスタマイズ手段によりカスタマイズされた設定項目を含み、かつ、操作者に設定項目のデータを確認させるための設定項目確認ページの画像データを生成する画像データ生成手段と、
前記画像データ生成手段により生成された画像データを出力する画像データ出力手段とを備えた画像形成装置。
【請求項2】
前記設定項目カスタマイズ手段は、
画像形成装置本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目の文字サイズを設定するための文字サイズ設定手段を少なくとも含み、
前記画像データ生成手段は、
前記文字サイズ設定手段により設定された文字サイズで前記設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記文字サイズ設定手段は、第1のサイズ、前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズ、前記第2のサイズよりも大きい第3のサイズを少なくとも含む複数のサイズの何れかのサイズで、前記設定項目確認ページに含まれる設定項目の文字サイズを設定可能である請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記設定項目カスタマイズ手段は、
キーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段と、
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付けるキーワード入力受付手段と、
入力されたキーワードに関連する項目をキーとして前記設定項目記憶手段を検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出し手段とを含み、
前記画像生成手段は、
前記設定項目読み出し手段により読み出された設定項目を予め設定された設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加するための設定項目追加要求が入力された場合に、予め定められた設定項目と、追加された設定項目とを含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記設定項目カスタマイズ手段は、
キーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段と、
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付けるキーワード入力受付手段と、
入力されたキーワードに関連する項目をキーとして前記設定項目記憶手段を検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出し手段とを含み、
前記画像生成手段は、
前記設定項目読み出し手段により読み出された設定項目を予め設定された設定項目確認ページに含まれる設定項目を予め定められた設定項目から削除するための設定項目削除要求が入力された場合に、予め定められた設定項目から要求の有る設定項目を削除した設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記設定項目カスタマイズ手段は、
キーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段と、
前記設定項目確認ページに含まれる設定項目に関するヘルプメッセージと当該ヘルプメッセージの表示状態に関するデータとが少なくとも対応して記憶されたヘルプメッセージ記憶手段と、
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付ける手段と、
入力されたキーワードをキーとして前記設定項目記憶手段を検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出し手段と、
前記ヘルプメッセージの表示要求が操作者から有る場合に、前記設定項目読み出し手段により読み出された設定項目に対応する前記ヘルプメッセージのうち、前記表示状態のデータが当該ヘルプメッセージを表示する旨に設定されているヘルプメッセージのみを前記ヘルプメッセージ記憶手段から読み出すヘルプメッセージ読み出し手段とを含み、
画像データ生成手段は、
前記ヘルプメッセージ読み出し手段により読み出されたヘルプメッセージと当該ヘルプメッセージに対応する設定項目とから設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記設定項目カスタマイズ手段は、
キーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段と、
前記設定項目確認ページに含まれる設定項目に関するヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージの表示状態に関するデータと、当該ヘルプメッセージのIDとが少なくとも対応して記憶されたヘルプメッセージ記憶手段と、
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付ける手段と、
入力されたキーワードをキーとして前記設定項目記憶手段を検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出し手段と、
前記ヘルプメッセージの表示要求が操作者から有る場合に、前記設定項目読み出し手段により読み出された設定項目に対応する前記ヘルプメッセージのうち、前記表示状態のデータが当該ヘルプメッセージを表示する旨に設定されているヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージのIDのみをヘルプメッセージ記憶手段から読み出すヘルプメッセージ読み出し手段とを含み、
前記画像データ生成手段は、
前記ヘルプメッセージ読み出し手段により読み出されたヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージに対応する設定項目と、ヘルプメッセージのIDとから、設定項目、設定項目に関連したヘルプメッセージ、及びヘルプメッセージのIDを含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像データ出力手段は、
前記画像生成手段により生成された設定項目確認ページの画像データを、前記画像形成装置本体に設けられた表示手段に表示させる請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像データ出力手段は、
前記画像生成手段により生成された設定項目確認ページの画像データを印刷させる請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
画像形成装置本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる全設定項目のうちの何れかの設定項目に関し、操作者の操作によってカスタマイズされた設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する画像データ生成ステップと、
前記画像データ生成ステップにより生成された画像データを出力する画像データ出力ステップと
を含むデータカスタマイズ方法。
【請求項11】
画像データ生成ステップでは、
前記画像形成装置本体の設定に関する項目である設定項目を操作者に確認させるための設定項目確認ページに含まれる設定項目に関し、操作者の操作によって設定された文字サイズの設定定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項10に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項12】
前記画像データ生成ステップでは、
第1のサイズ、前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズ、前記第2のサイズよりも大きい第3のサイズを少なくとも含む複数のサイズの何れかのサイズのうち、操作者の操作により設定された文字サイズの設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項9又は請求項11に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項13】
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付けるキーワード入力受付ステップと、
キーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段を入力されたキーワードに関連する項目をキーとして検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出しステップとを更に含み、
前記画像生成ステップでは、
前記設定項目読み出しステップにより読み出された設定項目を予め設定された設定項目確認ページに含まれる設定項目に追加するための設定項目追加要求が入力された場合に、予め定められた設定項目と、追加された設定項目とを含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項10に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項14】
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付けるキーワード入力受付ステップと、
キーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段を入力されたキーワードに関連する項目をキーとして検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出しステップとを更に含み、
前記画像生成ステップでは、
前記設定項目読み出しステップにより読み出された設定項目を予め設定された設定項目確認ページに含まれる設定項目を予め定められた設定項目から削除するための設定項目削除要求が入力された場合に、予め定められた設定項目から要求の有る設定項目を削除した設定項目を含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項10に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項15】
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付ける入力受付ステップと、
入力されたキーワードをキーとしてキーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段を検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出しステップと、
前記ヘルプメッセージの表示要求が操作者から有る場合に、前記設定項目確認ページに含まれる設定項目に関するヘルプメッセージと当該ヘルプメッセージの表示状態に関するデータとが少なくとも対応して記憶されたヘルプメッセージ記憶手段から、前記設定項目読み出しステップにより読み出された設定項目に対応するヘルプメッセージのうち、前記表示状態のデータが当該ヘルプメッセージを表示する旨に設定されているヘルプメッセージのみを読み出すヘルプメッセージ読み出しステップとを更に含み、
前記画像データ生成ステップでは、
前記ヘルプメッセージ読み出しステップにより読み出されたヘルプメッセージと当該ヘルプメッセージに対応する設定項目とから、操作者によりカスタマイズされた設定項目と、
当該カスタマイズされた設定項目に関連するヘルプメッセージとを少なくとも含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項10に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項16】
操作者の操作によるキーワードの入力を受け付ける入力受付ステップと、
入力されたキーワードをキーとしてキーワードと、当該キーワードに関連する設定項目に関するデータとが対応して記憶された設定項目記憶手段を検索し、当該検索の結果、得られた設定項目を前記設定項目記憶手段から読み出す設定項目読み出しステップと、
前記ヘルプメッセージの表示要求が操作者から有る場合に、前記設定項目確認ページに含まれる設定項目に関するヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージの表示状態に関するデータと、当該ヘルプメッセージのIDとが少なくとも対応して記憶されたヘルプメッセージ記憶手段から、前記設定項目読み出しステップにより読み出された設定項目に対応するヘルプメッセージのうち、前記表示状態のデータが当該ヘルプメッセージを表示する旨に設定されているヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージのIDとを読み出すヘルプメッセージ読み出しステップとを更に含み、
前記画像データ生成ステップでは、
前記ヘルプメッセージ読み出しステップにより読み出されたヘルプメッセージと、当該ヘルプメッセージに対応する設定項目と、ヘルプメッセージのIDとから、設定項目、設定項目に関連したヘルプメッセージ、及びヘルプメッセージのIDを含む設定項目確認ページの画像データを生成する請求項10に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項17】
前記画像データ出力ステップでは、
前記画像生成ステップにより生成された設定項目確認ページの画像データを、前記画像形成装置本体に設けられた表示手段に表示させる請求項10乃至請求項16の何れか1項に記載のデータカスタマイズ方法。
【請求項18】
前記画像データ出力ステップでは、
前記画像生成ステップにより生成された設定項目確認ページの画像データを印刷させる請求項10乃至請求項16の何れか1項に記載のデータカスタマイズ方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−50727(P2010−50727A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−213032(P2008−213032)
【出願日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】
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