説明

画像表示装置及び画像表示プログラム

【課題】画像の表示が単調になることを従来よりも防止できる画像表示装置及び画像表示プログラムを提供する。
【解決手段】画像表示装置100は、画像情報記憶部108から第一画像情報を取得する情報取得部109を備える。また画像表示装置100は、第一画像情報と異なる第二画像情報を出力する画像出力部OTから、当該出力された第二画像情報を入力する情報入力部103を備える。また画像表示装置100は、情報入力部103が入力した第二画像情報で表される画像の表示が開始される表示開始タイミングを決定する決定部107と、情報取得部109で取得された第一画像情報で表される画像を順次表示するタイミングの前及び後の少なくとも一方である、決定部107で決定された表示開始タイミングになると、情報入力部103で入力された第二画像情報で表される画像を表示する表示部110と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示装置及び画像表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、撮像日時に対応付けて記憶された複数の画像の内で、現在日時から所定期間内の撮像日時と対応付けられた複数画像をスライドショー形式で再生表示する画像再生装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−54736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1の画像再生装置では、予め記憶された画像が表示され続けるので、画像の表示が単調であるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像の表示が単調になることを従来よりも防止できる画像表示装置及び画像表示プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像表示装置は、
画像の第一画像情報を記憶する画像情報記憶部と、
前記画像情報記憶部から、前記第一画像情報を取得する情報取得部と、
前記第一画像情報と異なる第二画像情報を出力する画像出力部と、
前記画像出力部から出力された前記第二画像情報を入力する情報入力部と、
前記情報入力部が入力した前記第二画像情報で表される画像の表示が開始される表示開始タイミングを決定する決定部と、
前記情報取得部で取得された前記第一画像情報で表される前記画像を表示するタイミングの前及び後の少なくとも一方である、前記決定部で決定された表示開始タイミングになると、前記情報入力部で入力された前記第二画像情報で表される画像を表示する表示部と、を備える、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の画像表示装置及び画像表示プログラムによれば、画像の表示が単調になることを従来よりも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施形態1に係る画像表示装置の一例を示す斜視図である。
【図2】画像表示装置の一構成例を表すハードウェア構成図である。
【図3】画像表示装置が実行する伝言保存処理の一例を表すフローチャートである。
【図4】実施形態1の画像表示装置が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。
【図5】画像表示装置が記憶する伝言テーブルの一例を表す図である。
【図6】画像表示装置が実行する宛先ユーザ検出処理の一例を表すフローチャートである。
【図7】画像表示装置が記憶するユーザテーブルの一例を表す図である。
【図8】画像表示装置が実行する第1決定処理の一例を表すフローチャートである。
【図9】画像表示装置が実行する画像表示処理の一例を表すフローチャートである。
【図10】画像表示装置が記憶する予定テーブルの一例を表す図である。
【図11】画像表示装置が実行する予定実行ユーザ検出処理の一例を表すフローチャートである。
【図12】画像表示装置が実行する第2決定処理の一例を表すフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態2に係る画像表示装置で構成される画像表示システムの一例を示す図である。
【図14】実施形態2の画像表示装置が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。
【図15】画像表示装置が実行する第3決定処理の一例を表すフローチャートである。
【図16】本発明の実施形態3に係る画像表示装置で構成される画像表示システムの一例を示す図である。
【図17】画像表示装置が記憶するアップロード画像テーブルの一例を表す図である。
【図18】実施形態3の画像表示装置が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。
【図19】画像表示装置が記憶する受信画像テーブルの一例を表す図である。
【図20】画像表示装置が実行する第4決定処理の一例を表すフローチャートである。
【図21】実施形態3の画像表示装置が実行するユーザ検出処理の一例を表すフローチャートである。
【図22】実施形態4の画像表示装置が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。
【図23】画像表示装置が記憶する視聴者層テーブルの一例を表す図である。
【図24】実施形態4の画像表示装置が実行するユーザ検出処理の一例を表すフローチャートである。
【図25】画像表示装置が実行する第5決定処理の一例を表すフローチャートである。
【図26】画像表示装置が記憶するアプリケーションテーブルの一例を表す図である。
【図27】実施形態5の画像表示装置が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。
【図28】画像表示装置が記憶するアプリケーション画像テーブルの一例を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1に係る画像表示装置100について、添付図面を参照しつつ説明する。
【0010】
画像表示装置100は、図1に示すような、画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)100hと、LCD100hの表示方向Psに略平行な方向Pcを撮像するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ100kと、スピーカ100jと、マイクロフォン(以下、マイクという)100lとを正面に備えるデジタルフォトフレームである。尚、スピーカ100j、及びマイク100lは、背面又は側面に搭載されても良い。画像表示装置100は、記憶している複数の画像情報でそれぞれ表される画像を順次表示するスライドショーを実行する。
【0011】
画像表示装置100は、図1のLCD100h、スピーカ100j、及びCMOSセンサ100kと、図2に示すようなバス100zで互いに接続されたCPU(Central Processing Unit)100a、ROM(Read Only Memory)100b、RAM(Random Access Memory)100c、ハードディスク100d、メディアコントローラ100e、無線LANカード(Local Area Network)100f、ビデオカード100g、及び操作ボタン100iで構成される。
【0012】
CPU100aは、ROM100b又はハードディスク100dに保存されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することで、画像表示装置100の全体制御を行う。RAM100cは、CPU100aによるプログラムの実行時において、処理対象とする情報(つまり、データ)を一時的に記憶する。
【0013】
ハードディスク100dは、各種の情報(つまり、データ)を保存した表(つまり、テーブル)を記憶する。尚、画像表示装置100は、ハードディスク100dの代わりに、フラッシュメモリを備えても良い。
【0014】
メディアコントローラ100eは、フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、及びブルーレイディスク(Blu-ray Disc)(登録商標)等を含む記録媒体から各種のデータ及びプログラムを読み出す。
【0015】
無線LANカード100fは、不図示の通信網を介して接続する各種装置との間で各種情報を無線通信する。操作ボタン100iは、ユーザの操作に応じた信号又は情報を入力する。
【0016】
ビデオカード100gは、CPU100aから出力されたデジタル信号に基づいて画像を描画(つまり、レンダリング)すると共に、描画された画像を表す画像信号を出力する。LCD100hは、ビデオカード100gから出力された画像信号に従って画像を表示する。尚、画像表示装置100は、LCD100hの代わりに、PDP(Plasma Display Panel)又はEL(Electroluminescence)ディスプレイを備えても良い。スピーカ100jは、CPU100aから出力された信号に基づいて音声を出力する。マイク100lは、音声を収集し、収集した音声を表す電気信号をCPU100aへ入力する。
【0017】
先ず、画像表示装置100が、伝言を話す様子を撮像した撮像画像(以下、伝言画像という)を、スライドショーの実行中に表示するための処理について説明する。
【0018】
CPU100aは、図2のハードウェアを用いて、図3に示すような伝言保存処理を実行することで、図4に示すような情報入力部103として機能する。また、CPU100aは、図2のCMOSセンサ100kと協働することで、図4の撮像部102として機能し、マイク100lと協働することで音声収集部101として機能し、ハードディスク100d又はメディアコントローラ100eによって情報の読み書きが行われる記録媒体と協働することで、一時記憶部104として機能する。
【0019】
一時記憶部104は、図5に示すような伝言テーブルを記憶している。この伝言テーブルには、伝言を聞かせる相手(以下、伝言の宛先という)として指定されたユーザを識別する情報(以下、宛先ユーザIDという)と、当該ユーザを指定したユーザが当該伝言を話す様子を撮像した撮像画像(つまり、伝言画像)を表す情報(以下、伝言画像情報という)と、伝言を伝える音声(以下、伝言音声という)を表す情報(以下、伝言音声情報という)とが対応付けられて保存されている。
【0020】
CPU100aは、ユーザに操作された操作ボタン100iによって伝言の保存を開始するように命じる信号を入力されると、当該信号に従って図3の伝言保存処理を開始する。伝言保存処理を開始すると、図4の情報入力部103は、宛先ユーザIDを、ユーザに操作された操作ボタン100iから入力する(ステップS01)。次に、撮像部102は、伝言を話すユーザの撮像を開始し、当該ユーザの伝言画像を表す画像情報(つまり、伝言画像情報)の出力を開始する。このため、情報入力部103へ画像情報を出力する撮像部102は、画像出力部OTと称される。
【0021】
次に、情報入力部103は、撮像部102から出力される画像情報を入力する(ステップS02)。さらに、音声収集部101は、当該ユーザの伝言音声を収集し、収集した伝言音声を表す音声情報の出力を開始する。また、情報入力部103は、音声収集部101から出力される音声情報を入力する(ステップS03)。その後、撮像部102が撮像を終了すると、音声収集部101は、音声の収集を終了する。次に、情報入力部103は、図5の伝言テーブルへ、入力された宛先ユーザIDと、伝言画像情報と、伝言音声情報と、を対応付けて保存した後に(ステップS04)、伝言保存処理の実行を終了する。
【0022】
伝言保存処理の実行が終了すると、CPU100aは、図2のハードウェアを用いて、図6に示すような宛先ユーザ検出処理を実行することで、図4に示すようなユーザ検出部105として機能する。また、CPU100aは、ハードディスク100d又はメディアコントローラ100eによって情報の読み書きが行われる記録媒体と協働することで、ユーザ情報記憶部106として機能する。
【0023】
ユーザ情報記憶部106は、図7に示すようなユーザテーブルを記憶している。このユーザテーブルには、ユーザを識別するユーザIDと、当該ユーザの特徴を表す特徴情報とが対応付けられて保存されている。尚、ユーザの特徴は、当該ユーザを表す画像に対して公知の解析処理を実行することで特定され、例えば、肌の色、髪の色、又は顔に対する目、鼻、若しくは口の位置、大きさ、若しくは形状を表す情報で表される。
【0024】
図6の宛先ユーザ検出処理を開始すると、図4のユーザ検出部105は、情報入力部103から宛先ユーザIDを取得する(ステップS11)。次に、ユーザ検出部105は、図7のユーザテーブルから、入力された宛先ユーザIDと同じユーザIDに対応付けて保存された特徴情報を取得する(ステップS12)。その後、撮像部102は撮像を開始し、情報入力部103は、撮像部102から撮像画像を表す画像情報(以下、撮像画像情報という)を入力する(ステップS13)。
【0025】
次に、ユーザ検出部105は、入力された撮像画像情報で表される撮像画像に対して公知のユーザ領域検出処理と公知のユーザ識別処理とを実行する(ステップS14)。次に、ユーザ検出部105は、ステップS01で入力された宛先ユーザIDで識別される宛先ユーザが、ステップS13で入力された情報で表される撮像画像から検出されたか否かを判別する(ステップS15)。具体的には、ユーザ検出部105は、公知のユーザ領域検出処理の実行によって、撮像画像からユーザが表された領域(以下、ユーザ領域という)が検出されたか否かを判別する。このとき、ユーザ検出部105は、ユーザ領域が検出されなかったと判別した場合には、宛先ユーザが検出されなかったと判別する。これに対して、ユーザ検出部105は、撮像画像からユーザ領域が検出されたと判別すると、当該検出されたユーザ領域における部分画像を解析することで当該ユーザの特徴を表す特徴情報を取得する。その後、ユーザ検出部105は、図7のユーザテーブルから、ユーザ領域の部分画像から取得した特徴情報と対応付けられたユーザIDを取得し、取得したユーザIDがステップS01で入力された宛先ユーザIDと一致する否かを判別する。このとき、ユーザ検出部105は、ユーザIDが一致しないと判別すると、撮像画像から宛先ユーザが検出されなかったと判別する。これに対して、ユーザ検出部105は、ユーザIDが一致したと判別すると、撮像画像から宛先ユーザが検出されたと判別する。
【0026】
図6のステップS15において、ユーザ検出部105は、撮像画像から宛先ユーザが検出されなかったと判別すると(ステップS15;No)、ステップS13に戻り上記処理を繰り返す。これに対して、ユーザ検出部105は、撮像画像から宛先ユーザが検出されたと判別すると(ステップS15;Yes)、宛先ユーザが検出されたことを、図4の決定部107へ報告した後に(ステップS16)、ステップS13に戻り上記処理を繰り返す。具体的には、ユーザ検出部105は、決定部107と共同で使用する共有メモリにおけるフラグを用いて宛先ユーザの検出を決定部107へ報告しても良いし、パイプラインを用いても良い。
【0027】
また伝言保存処理の実行が終了すると、図2のCPU100aは、画像情報を出力した出力先(つまり、画像出力部OT)に応じて、当該画像情報で表される画像の表示を開始するタイミング(以下、表示開始タイミングという)を決定する処理を選択し、当該選択した処理を実行する。ここでは、CPU100aは、図2のハードウェアを用いて、撮像部102から出力された伝言画像の表示開始タイミングを決定する、図8に示すような第1決定処理を実行する。これにより、CPU100aは、図4に示すような決定部107として機能する。
【0028】
図8の第1決定処理を開始すると、図4の決定部107は、ユーザ検出部105から宛先ユーザの検出を報告されたか否かを判別する(ステップS21)。このとき、決定部107は、宛先ユーザの検出を報告されなかったと判別すると(ステップS21;No)、ユーザに操作された操作ボタン100iから、伝言の読み出しを開始するように指示する信号(以下、伝言読出開始指示信号という)を取得したか否かを判別する(ステップS22)。このとき、決定部107は、伝言読出開始指示信号を取得しなかったと判別すると(ステップS22;No)、ステップS21に戻り上記処理を繰り返す。
【0029】
ステップS21において、決定部107が、宛先ユーザの検出を報告されたと判別した場合(ステップS21;Yes)、又はステップS22において、伝言読出開始指示信号を取得したと判別した場合には(ステップS22;Yes)、例えば、OS(Operating System)からシステム日時を取得し、取得したシステム日時から、所定時間以内のタイミングを表示開始タイミングとし、この表示開始タイミングを次回に伝言画像が表示されるタイミング(以下、表示タイミングという)とする(ステップS23)。
【0030】
尚、ステップS23で用いられる所定時間を表す情報は、図2のハードディスク100dなどに予め記憶されている。本実施形態において、ステップS23で用いられる所定時間は、伝言画像の表示用に予め定められた時間であり、例えば、「1」秒であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は、より好適な値を実験により定めることができる。
【0031】
次に、決定部107は、ユーザに操作された操作ボタン100iから、伝言の読み出しを終了するように指示する信号(以下、伝言読出終了指示信号という)を取得したか否かを判別する(ステップS24)。このとき、決定部107は、伝言読出終了指示信号を取得しなかったと判別すると(ステップS24;No)、システム日時を再度取得する。次に、決定部107は、システム日時に基づいて、ステップS23又は以降のステップS26で既に決められた表示タイミングが到来したか否かを判別する(ステップS25)。このとき、決定部107は、表示タイミングが到来していないと判別すると(ステップS25;No)、ステップS24に戻り上記処理を繰り返す。これに対して、決定部107は、表示タイミングが到来したと判別すると(ステップS25;Yes)、表示タイミングを、システム日時から所定の間欠時間後(又は間欠時間前)のタイミングとした後に(ステップS26)、ステップS24に戻り上記処理を繰り返す。
【0032】
尚、ステップS25で用いられる間欠時間を表す情報は、図2のハードディスク100dなどに予め記憶されている。本実施形態において、ステップS23で用いられる間欠時間は、伝言用に予め定められた時間であり、例えば、「10」秒であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は、より好適な値を実験により定めることができる。
【0033】
ステップS24において、決定部107は、伝言読出終了指示信号を取得したと判別すると(ステップS24;Yes)、図5の伝言テーブルに保存された情報を削除した後に第1決定処理を終了する。
【0034】
画像表示装置100が起動すると(つまり、電源ONされると)、図2のCPU100aは、図9に示すような画像表示処理を実行することで、図4に示すような情報取得部109、表示部110、及び音声出力部111として機能する。また、CPU100aは、ハードディスク100d又はメディアコントローラ100eによって情報の読み書きが行われる記録媒体と協働することで、画像情報記憶部108として機能する。
【0035】
図9の画像表示処理を開始すると、図4の情報取得部109は、画像情報記憶部108から複数の画像情報を取得する(ステップS31)。次に、情報取得部109は、取得した複数の画像情報でそれぞれ表される画像を、スライドショーされる画像(つまり、スライドショーの対象)と決定する(ステップS32)。
【0036】
その後、表示部110は、システム日時を取得し、取得したシステム日時が、図8のステップS23又はステップS26で決定された表示タイミングが到来したか否かを判別する(ステップS33)。このとき、表示部110は、表示タイミングが到来していないと判別すると(ステップS33;No)、スライドショーの対象とされた画像からランダムに1枚の画像を選択し、選択した画像を表示する(つまり、スライドショーを行う)(ステップS34)。その後、ステップS33から上記処理が繰り返される。
【0037】
ステップS33において、表示部110は、表示タイミングが到来したと判別すると(ステップS33;Yes)、図5の伝言テーブルに保存された伝言画像情報を読み出し、読み出した情報で表される伝言画像(つまり、撮像画像)を表示部110に表示する(ステップS35)。また、図4の音声出力部111は、図5の伝言テーブルに当該伝言画像の画像情報(つまり、伝言画像情報)と対応付けて保存された伝言音声情報を読み出し、伝言画像が表示されている間、読み出された情報で表される伝言音声を出力する(ステップS36)。その後、ステップS33に戻り上記処理が繰り返される。
【0038】
これらの構成によれば、画像情報記憶部108に記憶された複数の画像情報で表される画像を順次表示するスライドショーが実行されると、スライドショーされる画像と異なる撮像画像が、当該撮像画像の出力元(つまり、図4の画像出力部OT)に応じて決定された表示開始タイミングから間欠的に表示される。このため、画像の表示が単調になることを従来よりも防止できる。
【0039】
またこれらの構成によれば、画像が表示される方向を撮像した画像から、撮像画像の表示先として指定された宛先ユーザが検出されてから所定時間以内に当該撮像画像が表示される。このため、表示先として指定された宛先ユーザに対して当該撮像画像を確実に表示できる。またスライドショーが行われると、スライドショーを視ているユーザに対して、当該ユーザを表示先として指定された撮像画像が表示されるので、ユーザに対して新鮮味や感動を与え、画像の表示が単調になることを防止できる。
【0040】
さらにこれらの構成によれば、画像が表示される方向を撮像した画像から、伝言を聞かせる相手として指定された宛先ユーザが検出されると当該伝言が出力され、かつ当該伝言の収集時に撮像された画像が表示される。このため、伝言を聞かせる相手として指定されたユーザに対して当該音声を従来よりも確実に聞かせることができるだけでなく、当該伝言の収集時に撮像された画像をも当該ユーザに表示できる。また、画像が表示される方向にユーザが位置すれば、ユーザに宛てた伝言が出力され、当該伝言の収集中に撮像された画像が表示される場合があるので、表示される画像を見る動機をユーザに与えることができる。
【0041】
尚、本実施形態の第1決定処理において、決定部107は、間欠時間を、表示タイミングが到来する毎(つまり、撮像画像が表示される毎)に長くしても良い。一度伝言を聞いたユーザは、当該伝言に対して興味を失うことが多いが、一度で伝言を覚えられなかった場合や忘れてしまった場合には、ユーザは、再度伝言を聞きたく思う場合が多い。このため、この構成によれば、伝言の出力回数と撮像画像の表示回数が増加するにつれて伝言の出力頻度と撮像画像の表示頻度とが低下するので、既にユーザが興味を失った撮像画像の表示や伝言の出力を防止しながら、ユーザが伝言を覚えられなかったり忘れたりすることを防止できる。
【0042】
尚、画像表示装置100は、伝言保存処理の実行を終了すると、伝言読出終了指示信号が入力されるまで、不図示のLED(Light Emitting Diode)ランプを点滅させることで、伝言が有る(つまり、伝言音声情報が保存されている)ことを報知しても良い。
【0043】
次に、画像表示装置100が、ユーザの予定を表す画像(以下、予定画像という)を表示する場合において実行される処理について説明する。
【0044】
CPU100aは、図2のハードディスク100d又はメディアコントローラ100eによって情報の読み書きが行われる記録媒体と協働することで、図4に示すような予定情報記憶部112として機能する。予定情報記憶部112は、図10に示すような予定テーブルを記憶している。予定テーブルには、予定を実行するユーザ(以下、予定実行ユーザという)のユーザID(以下、予定実行ユーザIDという)と、当該予定を表す予定情報と、当該予定の開始日時を表す情報(以下、開始日時情報という)と、当該予定の終了日時を表す情報(以下、終了日時情報という)とが対応付けられて保存されている。
【0045】
CPU100aは、図10の予定テーブルに保存された予定情報で表される予定を表す画像(以下、予定画像という)を生成する、不図示の予定画像生成処理を実行することで、図4に示す予定画像生成部113として機能する。この予定画像生成処理が開始されると、予定画像生成部113は、システム日時を取得した後に、図10の予定テーブルから、取得されたシステム日時から第一時間後の日時までの開始時刻を表す開始時刻情報と、当該開始時刻情報に対応付けられた予定情報と、予定実行ユーザIDとを検索する。
【0046】
尚、本実施形態において、第一時間を表す情報は、図2のハードディスク100dなどに予め記憶されており、第一時間は、「30」分であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は最適な値を実験により定めることができる。また、この第一時間は、ユーザによって指定されても良い。
【0047】
その後、予定画像生成部113は、検索された予定情報で表される予定を表す予定画像を生成し、生成された予定画像を表す画像情報と、検索された予定実行ユーザIDと、当該予定の開始時刻を表す予定開始時刻情報とを、図4の情報入力部103へ出力した後に、不図示の予定画像生成処理の実行を終了する。このため、予定画像生成部113を、音声収集部101及び撮像部102と同様に、画像出力部OTと称する。
【0048】
その後、情報入力部103は、予定画像生成部113から出力された予定画像の画像情報と、予定実行ユーザIDと、予定開始時刻情報とを入力する。次に、情報入力部103は、入力した予定画像の画像情報を、図4の一時記憶部104へ一時的に保存し、予定実行ユーザIDと、予定開始時刻情報と、をユーザ検出部105へ出力する。これらの情報を入力するユーザ検出部105は、撮像部102が撮像した撮像画像から予定実行ユーザを検出する、図11に示すような予定実行ユーザ検出処理を実行する。
【0049】
図11の予定実行ユーザ検出処理が開始されると、ユーザ検出部105は、情報入力部103から予定実行ユーザIDと、開始日時情報と、を取得する(ステップS41)。次に、ユーザ検出部105は、図6のステップS12と同様に、図7のユーザテーブルから、予定実行ユーザIDと同じユーザIDと対応付けた特徴情報を取得する(ステップS42)。その後、ユーザ検出部105は、システム日時を取得し、取得したシステム日時に基づいて、開始日時情報で表される予定の開始時刻が到来したか否かを判別する(ステップS43)。
【0050】
ステップS43において、ユーザ検出部105は、システム日時に基づいて予定の開始時刻が到来していないと判別すると(ステップS43;No)、ステップS41で取得された予定実行ユーザIDを用いて、図6のステップS13からステップS16と同様の処理を実行することで、撮像部102で撮像された撮像画像から予定実行ユーザを検出する処理を実行した後に(ステップS44からステップS47)、ステップS43に戻り上記処理を繰り返す。
【0051】
ステップS43において、ユーザ検出部105は、システム日時に基づいて予定の開始時刻が経過したと判別すると(ステップS43;Yes)、予定実行ユーザ検出処理の実行を終了する。
【0052】
また、情報入力部103は、予定開始時刻情報を決定部107へ出力する。次に、図4の決定部107は、予定画像生成部113から出力された予定画像の表示開始タイミングを決定する、図12に示すような第2決定処理を実行する。
【0053】
図12の第2決定処理を開始すると、図4の決定部107は、図8のステップS21と同様に、ユーザ検出部105から予定実行ユーザの検出を報告されたか否かを判別する(ステップS51)。このとき、決定部107は、予定実行ユーザの検出を報告されなかったと判別すると(ステップS51;No)、システム日時を取得する。次に、決定部107は、取得したシステム日時に基づいて、情報入力部103から出力された開始日時情報で表される開始日時が到来したか否かを判別する(ステップS52)。このとき、開始日時が経過していないと判別すると(ステップS52;No)、ステップS51から上記処理を繰り返す。これに対して、開始日時が経過したと判別すると(ステップS52;Yes)、第2決定処理の実行を終了する。
【0054】
ステップS51において、決定部107が、予定実行ユーザの検出を報告されたと判別した場合に(ステップS51;Yes)、図8のステップS23と同様に、システム日時から所定時間以内のタイミングを表示開始タイミングとし、この表示開始タイミングを予定画像の次回の表示タイミングとする(ステップS53)。
【0055】
尚、ステップS53で用いられる所定時間を表す情報は、図2のハードディスク100dなどに予め記憶されている。本実施形態において、ステップS53で用いられる所定時間は、予定画像の表示用に予め定められた時間であり、例えば、「1」秒であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は、より好適な値を実験により定めることができる。
【0056】
ステップS53の後に、決定部107は、ステップS52と同様に、開始日時が到来したか否かを判別する(ステップS54)。このとき、決定部107は、予定の開始日時が到来していないと判別すると(ステップS54;No)、図8のステップS25と同様の判定を行うことで、表示タイミングが到来したか否かを判別する(ステップS55)。このとき、決定部107は、表示タイミングが到来していないと判別すると(ステップS55;No)、ステップS54に戻り上記処理を繰り返す。これに対して、決定部107は、表示タイミングが到来したと判別すると(ステップS55;Yes)、間欠時間を表す値を格納した変数の値を、予め定められた予定画像用のデクリメント値だけデクリメントする(ステップS56a)。時間の経過とともに、予定画像の表示頻度を上昇させるためである。
【0057】
尚、間欠時間を表す値を格納した変数の値は、第2決定処理の開始時において、予め定められた予定画像用の間欠時間の初期値を表す値で初期化される。この予定画像用の間欠時間の初期値を表す情報と、予定画像用のデクリメント値を表す情報は、例えば、図2のハードディスク100dに保存されている。本実施形態において、予定画像用の間欠時間の初期値は「7」分であり、予定画像用のデクリメント値は「1」分であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は、実験により最適な値を定めることができる。
【0058】
その後、決定部107は、表示タイミングを、システム日時から上記変数の値で表される間欠時間後(又は間欠時間前)のタイミングとした後に(ステップS56b)、ステップS54から上記処理を繰り返す。
【0059】
ステップS54において、決定部107は、システム日時に基づいて予定の開始日時が到来したと判別すると(ステップS54;Yes)、図4の一時記憶部104に記憶された予定画像の画像情報を削除した後に第2決定処理を終了する。
【0060】
これらの構成によれば、ある予定の開始日時の第一時間前から当該開始日時までの間に、予定画像が表示される方向を撮像した画像から当該予定を実行するユーザが検出されると当該予定画像が表示される。また、予定画像は予定の開始日時に近づくにつれてより高い頻度で表示される。このため、予定を実行するユーザに対して予定開始日時の前において従来よりも確実に当該予定を表す画像を表示できる一方で、当該予定を実行しないユーザに対して予定画像を表示することを従来よりも防止できる。また、画像が表示される方向にユーザが位置すれば、ユーザの予定を表す画像が表示されることがあるので、表示される画像を見る動機をユーザに与えることができる。
【0061】
尚、画像表示装置100は、通信網10を介して、ユーザが使用する携帯電話などの端末装置から、当該ユーザのユーザID(つまり、予定実行ユーザID)、予定情報、予定開始日時情報、及び予定終了日時情報を受信し、受信した情報で、図10の予定テーブルを更新しても良い。また、画像表示装置100は、ユーザに操作された操作ボタン100iから、予定実行ユーザID、予定情報、予定開始日時情報、及び予定終了日時情報を入力し、入力した情報で、図10の予定テーブルを更新しても良い。
【0062】
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。本実施形態において、画像表示装置100は、スライドショーの実行中に、インターフォン画像又はセキュリティ画像を表示する。
【0063】
本発明の実施形態2に係る画像表示装置100は、図13に示すような画像表示システム1を構成する。画像表示システム1は、コンピュータ通信網10(以下単に、通信網10という)、画像表示装置100、インターフォン201、及びセキュリティ装置202で構成されている。
【0064】
通信網10は、例えば、インタネットで構成される。通信網10は、LAN(Local Area Network)又は公衆回線網であっても良い。
【0065】
インターフォン201は、画像表示装置100が設置された建物に訪れた来訪者によって操作されると、例えば、CMOSセンサなどで当該来訪者を撮像し、撮像した画像(以下、インターフォン画像という)を表す情報を、通信網10を介して画像表示装置100へ送信する。
【0066】
セキュリティ装置202は、例えば、ドップラレーダなどを用いて、当該建物へ侵入した又は侵入を試みている移動体を検知すると、例えば、CMOSセンサなどで当該侵入者を撮像する。その後、セキュリティ装置202は、インターフォン201と同様に、撮像された画像(以下、セキュリティ画像という)を表す情報を画像表示装置100へ送信する。
【0067】
実施形態2の画像表示装置100は、図14に示すような情報入力部103、一時記憶部104、ユーザ検出部105、決定部107、画像情報記憶部108、情報取得部109、及び表示部110で構成される。これらの機能部は、実施形態1で説明した機能部と同様であるので重複した説明を省略する。
【0068】
画像表示装置100のCPU100aは、図2の無線LANカード100fと協働することで、図14の受信部114として機能する。受信部114は、図1の通信網10を介して接続するインターフォン201から、インターフォン画像を表す画像情報を受信した後にシステム日時を取得し、取得した日時をインターフォン画像の撮像日時とする。その後、受信部114は、インターフォン画像の画像情報及び当該インターフォン画像の撮像日時を表す情報(以下、撮像日時情報という)を情報入力部103へ出力する。このため、受信部114を画像出力部OTと称する。尚、図14には、画像出力部OTと称される受信部114のみが図示されているが、画像表示装置100は、実施形態1で説明した撮像部102のような画像出力部OTと称される他の機能部を備える。
【0069】
インターフォン画像の画像情報と撮像日時情報とを受信部114が出力すると、情報入力部103は、受信部114からインターフォン画像の画像情報及び当該インターフォン画像の撮像日時情報を入力する。次に、情報入力部103は、入力したインターフォン画像の画像情報を、図14の一時記憶部104へ一時的に保存し、撮像日時情報を決定部107へ出力する。
【0070】
また、受信部114は、セキュリティ装置202からセキュリティ画像を受信した後にシステム日時を取得し、取得した日時をセキュリティ画像の撮像日時とする。その後、受信部114は、セキュリティ画像を表す画像情報及び当該セキュリティ画像の撮像日時情報を情報入力部103へ出力する。
【0071】
その後、情報入力部103は、受信部114からセキュリティ画像の画像情報及び当該セキュリティ画像の撮像日時情報を入力する。次に、情報入力部103は、入力したセキュリティ画像の画像情報を、図14の一時記憶部104へ一時的に保存し、撮像日時情報を決定部107へ出力する。
【0072】
次に、図14の決定部107は、受信部114から出力されたインターフォン画像又はセキュリティ画像の表示開始タイミングを決定する、図15に示すような第3決定処理を実行する。
【0073】
図15の第3決定処理を開始すると、図14の決定部107は、情報入力部103から出力された撮像日時情報で表される撮像日時から、所定時間以内のタイミングを表示開始タイミングとし、この表示開始タイミングを、インターフォン画像又はセキュリティ画像の次回の表示タイミングとする(ステップS61)。
【0074】
尚、ステップS61で用いられる所定時間を表す情報は、図2のハードディスク100dなどに予め記憶されておいる。ステップS61で用いられる所定時間は、インターフォン画像又はセキュリティ画像の表示用に予め定められた時間であり、本実施形態において、例えば、「1」秒であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は、より好適な値を実験により定めることができる。
【0075】
ステップS61の後に、決定部107は、インターフォン画像又はセキュリティ画像の表示回数を表す値が格納された変数に基づいて、インターフォン画像又はセキュリティ画像を所定回数表示したか否かを判別する(ステップS62)。この所定回数を表す情報は、図2のハードディスク100dなどに予め記憶されており、本実施形態において、例えば、「10」回であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は、より好適な値を実験により定めることができる。尚、表示回数を表す値が格納される変数は、第3決定処理の開始時に値「0」で初期化される。
【0076】
ステップS62において、決定部107は、インターフォン画像又はセキュリティ画像が所定回数表示されていないと判別すると(ステップS62;No)、図8のステップS25と同様に、表示タイミングが到来したか否かを判別する(ステップS63)。このとき、決定部107は、表示タイミングが到来していないと判別すると(ステップS63;No)、ステップS62に戻り上記処理を繰り返す。これに対して、決定部107は、表示タイミングが到来したと判別すると(ステップS63;Yes)、間欠時間を表す値を格納した変数の値を、予め定められたインクリメント値だけインクリメントする(ステップS64a)。時間の経過とともに、予定画像の表示頻度を低下させるためである。
【0077】
尚、ステップS64aで用いられる間欠時間を表す値を格納した変数の値は、第3決定処理の開始時において、予め定められたインターフォン画像及びセキュリティ画像用の間欠時間の初期値を表す値で初期化される。このインターフォン画像及びセキュリティ画像用の間欠時間の初期値を表す情報と、インターフォン画像及びセキュリティ画像用のインクリメント値を表す情報は、例えば、図2のハードディスク100dに保存されている。本実施形態において、インターフォン画像及びセキュリティ画像用の間欠時間の初期値は「20」秒であり、予定画像用のデクリメント値は「10」秒であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は、実験により最適な値を定めることができる。
【0078】
その後、決定部107は、表示タイミングを、システム日時から上記変数の値で表される間欠時間後(又は間欠時間前)のタイミングとした後に(ステップS64b)、ステップS62に戻り上記処理を繰り返す。
【0079】
ステップS62において、決定部107は、インターフォン画像又はセキュリティ画像を所定回数表示したと判別すると(ステップS62;Yes)、図14の一時記憶部104に記憶されたインターフォン画像又はセキュリティ画像の画像情報を削除した後に第3決定処理を終了する。
【0080】
画像表示装置100が起動すると、図14の表示部110は、図9と同様の処理を実行することで、画像情報記憶部108に記憶された複数の画像情報で表される画像の表示を開始する。この際、表示部110は、図15の決定処理で決定された表示タイミングになると、インターフォン画像又はセキュリティ画像を表示する。
【0081】
これらの構成によれば、インターフォン201が来訪者を撮像してから所定時間以内又はセキュリティ装置202が侵入者を撮像してから所定時間以内に、来訪者又は侵入者を撮像した撮像画像が表示される。また、撮像画像は、撮像日時から遠ざかるにつれてより表示される頻度が低くなる。このため、撮像された来訪者又は侵入者がいる可能性の高い間は撮像画像を高頻度で表示し、来訪者又は侵入者が立ち去った可能性が高くなると撮像画像を低頻度で表示できる。
【0082】
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について説明する。本実施形態において、画像表示装置100は、サーバから受信した受信画像をスライドショーの実行中に表示する。
【0083】
本発明の実施形態3に係る画像表示装置100は、図16に示すような画像表示システム1を構成する。この画像表示システム1は、通信網10、画像表示装置100、及びサーバ300で構成されている。
【0084】
サーバ300は、ユーザにアップロードされた画像(以下、アップロード画像とい)を表す画像情報を複数記憶している。サーバ300は、画像表示装置100からのリクエストに応じて、アップロード画像の画像情報を返信する。
【0085】
また、サーバ300は、図17に示すようなアップロード画像テーブルを記憶している。このアップロード画像テーブルには、アップロード画像を識別する情報(以下、アップロード画像IDという)と、アップロード画像の画像情報(以下、アップロード画像情報という)と、当該アップロード画像をアップロードしたユーザのユーザID(以下、アップロードユーザIDという)と、当該ユーザのポイント数を表すポイント数情報と、当該アップロード画像の評価を表す評価情報とが対応付けられて保存されている。
【0086】
尚、ユーザのポイント数とは、例えば、サービスや商品などと交換可能なポイントの数をいう。サーバ300は、ポイント数の代わりに電子マネーの残高を表す情報を記憶していても良い。また、アップロード画像の評価は、アップロード画像の人気の高低で表される。本実施形態において、アップロード画像の人気は、アップロード画像をユーザが視認した回数が多い程高いとして説明する。
【0087】
実施形態3の画像表示装置100は、図18に示すような撮像部102、情報入力部103、一時記憶部104、ユーザ検出部105、決定部107、画像情報記憶部108、情報取得部109、表示部110、及び受信部114で構成される。これらの機能部は、実施形態1及び実施形態2で説明した機能部と同様であるので重複した説明を省略する。
【0088】
画像表示装置100のCPU100aは、図2の無線LANカード100fと協働することで、図18の送信部115として機能する。送信部115が、サーバ300に対してアップロード画像の送信を求めるリクエストを送信すると、受信部114は、サーバ300からアップロード画像の画像情報と、当該アップロード画像のアップロード画像IDとを受信する。その後、受信部114は、システム日時を取得し、取得したシステム日時を受信日時とする。次に、受信部114は、受信された画像情報で表されるアップロード画像を受信画像とし、アップロード画像IDを、受信画像を識別する情報(以下、受信画像の画像ID)とする。
【0089】
図18の一時記憶部104は、図19に示すような受信画像テーブルを記憶する。受信画像テーブルには、受信画像の画像ID(以下、受信画像IDという)と、当該受信画像の画像情報(以下、受信画像情報という)と、当該受信画像の表示中に撮像部102で撮像した画像からユーザが検出された検出回数(以下、ユーザ検出回数という)を表す情報とが対応付けられて保存されている。
【0090】
情報入力部103は、受信部114から受信画像の画像情報(以下、受信画像情報という)と、受信画像の画像ID(以下、受信画像IDという)と、受信日時を表す情報(以下、受信日時情報という)を入力する。このため、実施形態2と同様に、受信部114を画像出力部OTと称する。また、図18には、画像出力部OTと称される受信部114のみが図示されているが、画像表示装置100は、画像出力部OTと称される他の機能部を備える。
【0091】
次に、情報入力部103は、入力した受信画像情報と、受信画像IDと、検出回数が「0」数であることを表す情報とを、図19の受信画像テ−ブルへ一時的に保存し、受信日時情報を決定部107へ出力する。
【0092】
次に、図18の決定部107は、情報入力部103から出力された受信画像の表示開始タイミングを決定する、図20に示すような第4決定処理を実行する。
【0093】
図20の第4決定処理を開始すると、図18の決定部107は、図15のステップS61と同様に、情報入力部103から出力された受信日時情報で表される受信日時から、所定時間以内のタイミングを表示開始タイミングとし、この表示開始タイミングを、受信画像の次回の表示タイミングとする(ステップS71)。
【0094】
尚、ステップS71で用いられる所定時間を表す情報は、図2のハードディスク100dなどに予め記憶されている。本実施形態において、ステップS71で用いられる所定時間は、受信画像の表示用に予め定められた時間であり、例えば、「10」秒であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は、より好適な値を実験により定めることができる。
【0095】
ステップS71の後に、決定部107は、図15のステップS62と同様の処理を実行することで、受信画像を所定回数表示したか否かを判別する(ステップS72)。このとき、決定部107は、受信画像を所定回数表示していないと判別すると(ステップS72;No)、図15のステップS63と同様の処理を実行することで、表示タイミングが到来したか否かを判別する(ステップS73)。このとき、決定部107は、表示タイミングが到来したと判別すると(ステップS73;Yes)、図19の受信画像テーブルに保存された情報で表されるユーザ検出回数に基づいて間欠時間を決定する(ステップS74a)。具体的には、決定部107は、ユーザ検出回数が多い程間欠時間を短くする。ユーザ検出回数が多い画像程、表示頻度を高くするためである。
【0096】
その後、決定部107は、表示タイミングを、システム日時から上記変数の値で表される間欠時間後(又は間欠時間前)のタイミングとした後に(ステップS74b)、ステップS72から上記処理を繰り返す。
【0097】
ステップS72において、決定部107は、受信画像を所定回数表示したと判別すると(ステップS72;Yes)、図19の受信画像テーブルに保存された情報を削除した後に第4決定処理を終了する。
【0098】
画像表示装置100が起動すると、図18の表示部110は、図9と同様の処理を実行することで、スライドショーの実行を開始する。この際、表示部110は、表示タイミングが到来したと判別して受信画像の表示を開始すると、ユーザ検出部105へ受信画像の表示を開始したことを表す信号(以下、受信画像表示開始信号という)を出力する。その後、表示部110は、受信画像の表示を終了すると、ユーザ検出部105へ受信画像の表示を終了したことを表す信号(以下、受信画像表示終了信号という)を出力する。
【0099】
これらの信号を入力するユーザ検出部105は、受信画像の表示中に撮像部102が撮像した撮像画像からユーザを検出する、図21に示すようなユーザ検出処理を実行する。
【0100】
図21のユーザ検出処理が開始されると、ユーザ検出部105は、表示部110から入力した信号に基づいて受信画像の表示中か否かを判別する(ステップS81)。具体的には、ユーザ検出部105は、受信画像表示開始信号の受信から受信画像表示終了信号の受信までの間を受信画像の表示中と判別する。このとき、受信画像の表示中でないと判別すると(ステップS81;No)、ステップS81から処理を繰り返す。これに対して、受信画像の表示中であると判別すると(ステップS81;Yes)、図6のステップS13及びステップS14のユーザ領域検出処理と同様の処理を実行することで、撮像部102から撮像画像を表す画像情報を入力し(ステップS82)、入力された撮像画像からユーザ領域を検出することでユーザを検出する(ステップS83)。その後、ユーザ検出部105は、ユーザが検出されたか否かを判別し(ステップS84)、ユーザが検出されなかったと判別すると(ステップS84;No)、ステップS81から上記処理を繰り返す。これにたいして、ユーザが検出されたと判別すると(ステップS84;Yes)、図19の受信画像テーブルに保存されたユーザ検出回数情報を、当該検出回数情報で表される回数を値「1」だけインクリメントした値を表す情報に更新した後に(ステップS85)、ステップS81に戻り上記処理を繰り返す。
【0101】
図18の送信部115は、例えば、1日などの所定周期で、図19の受信画像テーブルに保存されたユーザ検出回数を表す情報と、受信画像IDとを取得した後に、取得した情報で表されるユーザ検出回数に基づいて当該受信画像IDで識別される画像の評価を決定する。具体的には、送信部115は、予め定められた閾値Th1を表す情報と閾値Th2を表す情報とを、例えば、図2のハードディスク100dから読み出し、ユーザ検出回数が「0」以上閾値Th1未満である場合に一つ星の評価と決定し、ユーザ検出回数がTh1以上から閾値Th2未満である場合に一つ星よりも評価の高いニつ星の評価と決定し、ユーザ検出回数がTh2以上である場合にニつ星よりも評価の高い三つ星の評価と決定する。その後、送信部115は、受信画像の受信画像IDと、当該受信画像の評価を表す評価情報とをサーバ300へ送信する。
【0102】
尚、サーバ300は、受信画像IDと、評価情報とを受信すると、図17のアップロード画像テーブルに保存された評価情報であって、受信した受信画像IDと同じアップロード画像IDに対応付けられた評価を表す評価情報を、受信された評価情報で更新する。また、サーバ300は、更新後の評価情報で表される評価が、更新前の情報で表される評価よりも高い場合には、更新前の評価と更新後の評価との差異に応じて、加算ポイント数を決定する。具体的には、サーバ300は、更新前の評価よりも更新後の評価が高い程、加算ポイント数を多く決定する。次に、サーバ300は、受信した受信画像IDと同じアップロード画像IDに対応付けられたポイント数情報を、当該ポイント数情報で表されるポイント数に対して、加算ポイント数を加算した数を表す情報に更新する。
【0103】
これらの構成によれば、サーバ300から受信した受信画像が表示されている間に撮像された撮像画像からユーザが検出された回数に基づいて決定された評価を表す情報を、当該受信画像を識別する画像識別情報(つまり、受信画像ID)とともにサーバへ送信する。このため、サーバは、送信した画像の内で評価の高い(つまり、ユーザに視認された回数の多い)画像を容易に特定できる。
【0104】
これらの構成によれば、サーバ300は、アップロードされた画像の内で、画像表示装置100へ送信した画像の評価を表す評価情報を受信すると、受信した評価情報に基づいて当該画像の評価を表す評価情報を更新し、受信した情報で表される評価に基づいて当該画像をアップロードしたユーザの有するポイント数を更新する。このため、サーバ300は、評価が高いためにユーザに興味を引く画像を容易に特定できるだけでなく、評価の高い画像をアップロードする動機をユーザに与えることができる。
【0105】
本実施形態において、画像表示装置100は、所定の評価よりも高い評価を表す評価情報に対応付けられたアップロード画像の画像情報を受信する構成を採用できる。この構成によれば、画像表示装置100は、アップロードされた画像の内で、他のユーザの評価が所定の評価よりも高い評価の画像を受信し、受信された画像を表示するので、従来よりも表示される画像が単調になることを防止できる。
【0106】
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4について説明する。本実施形態において、画像表示装置100は、スライドショーの実行中に、ニュースを表すニュース画像又は広告を表す広告画像を表示する。
【0107】
本発明の実施形態4に係る画像表示装置100は、実施形態3の画像表示装置100と同様に、図16に示すような画像表示システム1を構成する。この画像表示システム1を構成するサーバ300は、ニュースを表すニュース画像と、当該ニュースを伝える対象とする視聴者層(以下、対象視聴者層という)を表す情報とを対応付けて記憶している。また、サーバ300は、広告を表す広告画像と、当該広告の対象とする視聴者層(同様に、対象視聴者層という)を表す視聴者層情報とを対応付けて記憶している。サーバ300は、画像表示装置100に対して、広告画像の画像情報と当該広告画像で表される広告の対象視聴者層を表す情報とを送信する。また、サーバ300は、ニュース画像の画像情報と当該ニュース画像で表されるニュースの対象視聴者層を表す情報とを送信する。
【0108】
尚、これらの広告画像及びニュース画像は、CG(Computer Graphics)、写真、及び絵画のいずれであっても良い。また広告画像及びニュース画像は、静止画像であっても、動画映像であってもCF映像であっても良い。また、サーバ300は、無償、有償、又は所定のサービスの提供若しくは料金割引を条件として、広告画像の画像情報又はニュース画像の画像情報を送信しても良い。
【0109】
さらに、視聴者層は、年齢層と性別とで区分された、「4」歳から「12」歳の男女が属するC層、「13」歳から「19」歳の男女が属するT層、「20」歳から「34」歳の女性が属するF1層、「35」歳から「49」歳の女性が属するF2層、「50」歳以上の女性が属するF3層、「20」歳から「34」歳の男性が属するM1層、「35」歳から「49」歳の男性が属するM2層、及び「50」歳以上の男性が属するM3層を含むとして説明するが、これに限定される訳ではない。
【0110】
実施形態4の画像表示装置100は、図22に示すような撮像部102、情報入力部103、一時記憶部104、ユーザ検出部105、ユーザ情報記憶部106、決定部107、画像情報記憶部108、情報取得部109、表示部110、及び受信部114で構成される。これらの機能部は、実施形態1から実施形態3で説明した機能部と同様であるので重複した説明を省略する。
【0111】
図22の受信部114は、サーバ300からニュース画像の画像情報又は広告画像の画像情報と、視聴者層情報とを受信する。その後、受信部114は、受信したニュース画像の画像情報又は広告画像の画像情報と、視聴者層情報とを情報入力部103へ出力する。このため、受信部114を画像出力部OTと称する。尚、図22には、画像出力部OTと称される受信部114のみが図示されているが、画像表示装置100は、実施形態1で説明した撮像部102のような画像出力部OTと称される他の機能部を備える。
【0112】
図22の情報入力部103は、受信部114からニュース画像の画像情報又は広告画像の画像情報と、視聴者層情報とを入力する。次に、情報入力部103は、入力したニュース画像の画像情報又は広告画像の画像情報を、図22の一時記憶部104へ一時的に保存し、視聴者層情報をユーザ検出部105へ出力する。
【0113】
図22のユーザ情報記憶部106は、図23に示すような視聴者層テーブルを記憶している。この視聴者層テーブルには、視聴者層を表す視聴者層情報と、当該視聴者層に属するユーザの年齢層を表す情報と、当該視聴者層に属するユーザの性別を表す情報と、当該視聴者層に属するユーザの特徴を表す特徴情報とが対応付けられて保存されている。
【0114】
視聴者層情報を入力されるユーザ検出部105は、撮像部102が撮像した撮像画像から、当該視聴者層情報で表される視聴者層に属するユーザを検出する、図24に示すようなユーザ検出処理を実行する。
【0115】
図24の予定実行ユーザ検出処理が開始されると、ユーザ検出部105は、情報入力部103から対象視聴者層を表す情報(以下、対象視聴者層情報という)を取得する。次に、ユーザ検出部105は、図23の視聴者層テーブルから視聴者層情報に基づき特徴情報を取得する(ステップS91)。その後、ユーザ検出部105は、撮像部102から撮像画像の画像情報(つまり、撮像画像情報)を入力し(ステップS92)、入力された画像情報で表される撮像画像に対して視聴者層検出処理を実行する(ステップS93)。次に、ユーザ検出部105は、対象視聴者層のユーザを撮像画像から検出したか否かを判別する(ステップS94)。
【0116】
具体的には、ユーザ検出部105は、公知のユーザ領域検出処理の実行によって、撮像画像からユーザ領域が検出されたか否かを判別する。このとき、ユーザ検出部105は、ユーザ領域が検出されなかったと判別した場合には、対象視聴者層のユーザが検出されなかったと判別する。これに対して、ユーザ検出部105は、撮像画像からユーザ領域が検出されたと判別すると、当該検出されたユーザ領域における部分画像を解析することで当該ユーザの特徴を表す特徴情報を取得する。その後、ユーザ検出部105は、図23の視聴者層テーブルから、取得した特徴情報と対応付けられた視聴者層情報を取得し、取得した視聴者層情報がステップS91で入力された視聴者層情報と一致する否かを判別する。このとき、ユーザ検出部105は、視聴者層情報が一致しないと判別すると、撮像画像から対象視聴者層のユーザが検出されなかったと判別する。これに対して、ユーザ検出部105は、視聴者層情報が一致したと判別すると、撮像画像から対象視聴者層のユーザが検出されたと判別する。
【0117】
ステップS94において、ユーザ検出部105は、対象視聴者層のユーザを撮像画像から検出しなかったと判別すると(ステップS94;No)、ステップS92へ戻り上記処理を繰り返す。これに対して、ユーザ検出部105は、対象視聴者層のユーザを撮像画像から検出したと判別すると(ステップS94;Yes)、図6のステップS16と同様に、ユーザの検出を決定部107へ報告した後に(ステップS95)、ステップS92に戻り上記処理を繰り返す。
【0118】
図22の情報入力部103は、受信部114から出力された広告画像又はニュース画像の表示開始タイミングを決定する、図25に示すような第5決定処理を実行する。
【0119】
図25の第5決定処理を開始すると、図22の決定部107は、図8のステップS21と同様に、ユーザ検出部105から対象視聴者層に属するユーザの検出を報告されたか否かを判別する(ステップS101)。このとき、決定部107は、ユーザの検出を報告されなかったと判別すると(ステップS101;No)、ステップS101に戻り上記処理を繰り返す。これに対して、決定部107は、ユーザの検出を報告されたと判別すると(ステップS101;Yes)、システム日時から所定時間以内のタイミングを表示開始タイミングとし、この表示開始タイミングをニュース画像又は広告画像の次回の表示タイミングとする(ステップS102)。
【0120】
尚、ステップS102で用いられる所定時間を表す情報は、図2のハードディスク100dなどに予め記憶されている。本実施形態において、ステップS102で用いられる所定時間は、ニュース画像及び広告画像の表示用に予め定められた時間であり、例えば、「1」秒であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は、より好適な値を実験により定めることができる。
【0121】
ステップS102の後に、決定部107は、図15のステップS62と同様に、広告画像又はニュース画像を所定回数表示したか否かを判別する(ステップS103)。このとき、決定部107は、広告画像又はニュース画像が所定回数表示されていないと判別すると(ステップS103;No)、表示タイミングが到来したか否かを判別する(ステップS104)。このとき、決定部107は、表示タイミングが到来していないと判別すると(ステップS104;No)、ステップS103に戻り上記処理を繰り返す。これに対して、決定部107は、表示タイミングが到来したと判別すると(ステップS104;Yes)、間欠時間を表す値を格納した変数の値を、予め定められたインクリメント値だけインクリメントする(ステップS105a)。時間の経過とともに、広告画像又はニュース画像の表示頻度を低下させるためである。
【0122】
尚、ステップS105aで用いられる間欠時間を表す値を格納した変数の値は、第5決定処理の開始時において、予め定められた広告画像及びニュース画像用の間欠時間の初期値を表す値で初期化される。この広告画像及びニュース画像用の間欠時間の初期値を表す情報と、広告画像及びニュース画像用のインクリメント値を表す情報は、例えば、図2のハードディスク100dに保存されている。本実施形態において、広告画像及びニュース画像用の間欠時間の初期値は「10」分であり、予定画像用のデクリメント値は「5」分であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は、実験により最適な値を定めることができる。
【0123】
その後、決定部107は、表示タイミングを、システム日時から上記変数の値で表される間欠時間後(又は間欠時間前)のタイミングとした後に(ステップS105b)、ステップS103に戻り上記処理を繰り返す。
【0124】
ステップS103において、決定部107は、広告画像又はニュース画像を所定回数表示したと判別すると(ステップS103;Yes)、図22の一時記憶部104に記憶されたニュース画像又は広告画像の画像情報を削除した後に第5決定処理を終了する。
【0125】
図22の表示部110は、画像情報記憶部108に記憶された画像情報で表される画像であって、スライドショーの対象とされた画像を順次表示するスライドショーを実行する間、表示タイミングが到来すると、当該スライドショーの対象とされた画像の上に、広告画像又はニュース画像を構成する文字画像又はキャラクタ画像を合成された合成画像を表示する。この合成画像は、例えば、時刻表示のように、スライドショーの対象とされた画像の左上若しくは右上に文字画像又はキャラクタ画像を合成した画像、又は、例えば、字幕表示のようにスライドショーの対象とされた画像の下側に文字画像又はキャラクタ画像を合成した画像であって良い。
【0126】
これらの構成によれば、広告画像で表される広告の対象とされる視聴者層又はニュース画像で表されるニュースの対象とされる視聴者層が撮像画像から検出されると広告画像又はニュース画像が表示される。このため、広告の対象とされたユーザ又はニュースを伝える対象とされたユーザに対して従来よりも確実に広告できる又はニュースを伝えることができる一方で、当該対象とされていないユーザに対して広告したり、ニュースを伝えたりすることを従来よりも防止できる。また、広告画像又はニュース画像の表示回数が少ないほど、表示頻度が高くなるので、ユーザが見慣れていない広告画像又はニュース画像を優先的に表示できるため、ユーザに対して新鮮味を与えたり、効率的に広告したり、ユーザが知らないニュースを優先的に伝えたりできる。さらに、画像が表示される方向にユーザが位置すれば、ユーザを対象とする広告画像やニュース画像が表示されるので、表示される画像を見る動機をユーザに与えることができる。
【0127】
尚、画像表示装置100は、例えば、電源OFFの状態であっても、サーバからニュース画像又は広告画像の定期的な配信又はプッシュ受信が行われると、自動的に電源ONの状態に遷移した後に、ニュース画像又は広告画像を間欠的に表示するスライドショーを開始しても良い。また、サーバ300は、アップロード画像をアップロードしたユーザが使用する端末装置へ、当該アップロード画像の評価情報又は当該ユーザのポイント数情報を送信しても良い。
【0128】
(実施形態5)
次に、本発明の実施形態5について説明する。本実施形態において、画像表示装置100は、スライドショーの実行中に、アプリケーションプログラムの実行により生成されたアプリケーション画像を表示する。
【0129】
本発明の実施形態5に係る画像表示装置100は、実施形態3の画像表示装置100と同様に、図16に示すような画像表示システム1を構成する。この画像表示システム1を構成するサーバ300は、ユーザにアップロードされたアプリケーションプログラム(以下単に、アプリという)を記憶している。サーバ300は、画像表示装置100からのリクエストに応じて、アプリケーションプログラムを返信する。
【0130】
また、サーバ300は、図26に示すようなアプリケーションテーブルを記憶している。このアプリケーションテーブルには、アプリ(つまり、アプリケーションプログラム)と、当該アプリを識別する情報(以下、アプリケーションIDという)と、当該アプリの機能を拡張するデータ(以下、拡張データという)と、当該アプリをアップロードしたユーザのユーザID(以下、アップロードユーザIDという)と、当該ユーザのポイント数を表すポイント数情報と、当該アプリの評価を表す評価情報とが対応付けられて保存されている。
【0131】
尚、サーバ300が記憶するアプリは、例えば、フォトフレームの額縁を表示するプログラム、カレンダーを表示するプログラム、時計を表示するプログラム、及び伝言掲示板を表示及び編集するプログラムを含む。また、サーバ300が記憶するアプリは、例えば、クイズを表示した後に回答を入力してから正否を表示するプログラム、仮想ペットの育成プログラム、人形遊びのプログラム、及び住宅若しくは庭園造りのプログラムなど遊技ゲームのプログラムを含む。
【0132】
また、アプリの拡張データは、当該アプリの実行により生成される画像(以下、アプリケーション画像という)の表示態様を変更するデータを含む。具体的には、フォトフレームの額縁を表示するプログラムの拡張データは、フォトフレームの額縁の種類を拡張する(つまり、増やす)データを含み、カレンダー又は時計を表示するプログラムの拡張データは、カレンダー若しくは時計のデザイン又は背景画像の種類を増やすデータを含む。さらに、クイズを表示などするプログラムの拡張データは、クイズ数(つまり、問題数)を増やすデータを含み、仮想ペットの育成プログラム又は人形遊びのプログラムの拡張データは、仮想ペット又は仮想人形の着替え衣装、ヘアスタイル、アクセサリ、若しくは持ち物具の種類を増やすデータを含む。またさらに、住宅若しくは庭園造りのプログラムの拡張データは、家具の種類又は庭園のエクステリア若しくは植物の種類を増やすデータを含む。
【0133】
実施形態5の画像表示装置100は、図27に示すような撮像部102、情報入力部103、一時記憶部104、ユーザ検出部105、決定部107、画像情報記憶部108、情報取得部109、表示部110、受信部114、送信部115で構成される。これらの機能部は、実施形態1から実施形態4で説明した機能部と同様であるので重複した説明を省略する。
【0134】
図27の送信部115が、サーバ300に対してアプリの送信を求めるリクエストを送信すると、受信部114は、サーバ300からアプリ及び当該アプリのアプリケーションIDを受信する。その後、受信部114は、受信したアプリとアプリケーションIDとをアプリケーション画像生成部116へ出力する。
【0135】
画像表示装置100のCPU100aは、受信部114で受信されたアプリを実行することで、図27のアプリケーション画像生成部116として機能する。アプリケーション画像生成部116は、出力されたアプリを実行によりアプリケーション画像を生成し、生成したアプリケーション画像を表す画像情報と、当該アプリのアプリケーションIDとを情報入力部103へ出力する。このため、アプリケーション画像生成部116は、画像出力部OTと称される。尚、図27には、アプリケーション画像生成部116だけでなく、同じく画像出力部OTと称される受信部114及び撮像部102も図示されているが、画像表示装置100は、画像出力部OTと称される他の機能部をさらに備える。
【0136】
一時記憶部104は、図28に示すようなアプリーション画像テーブルを記憶する。アプリーション画像テーブルには、アプリケーションIDと、アプリケーション画像の画像情報(以下、アプリケーション画像情報という)と、表示態様を変更されたアプリケーション画像(以下、変更画像という)の画像情報(以下、変更画像情報という)と、当該変更画像の表示中に撮像部102で撮像した画像からユーザが検出された検出回数(つまり、ユーザ検出回数)を表す情報とが対応付けられて保存されている。
【0137】
情報入力部103は、アプリケーション画像生成部116からアプリケーション画像情報と、アプリケーションIDとを入力する。次に、情報入力部103は、入力したアプリケーション画像情報と、アプリケーションIDと、検出回数が「0」数であることを表す情報とを、図28のアプリケーション画像テ−ブルへ一時的に保存する。
【0138】
ユーザ検出部105は、図21のユーザ検出処理と同様の処理を実行することで、アプリケーション画像の表示中に撮像部101で撮像された画像からユーザを検出し、図28のアプリケーション画像テーブルに保存されたユーザ検出回数を表す情報を、当該情報で表されるユーザ検出回数を値「1」インクリメントした回数を表す情報に更新する。
【0139】
情報入力部103は、アプリケーション画像生成部116からアプリケーション画像情報を入力すると、システム日時を取得し、取得したシステム日時をアプリケーション画像の入力日時とする。その後、情報入力部103は、入力日時を表す入力日時情報を決定部107へ出力する。
【0140】
決定部107は、不図示の第6決定処理を実行する。第6決定処理を開始すると、決定部107は、情報入力部103から入力された入力日時情報で表される入力日時から所定時間以内のタイミングを、アプリケーション画像の表示開始タイミングとし、この表示開始タイミングを、アプリケーション画像の次回の表示タイミングとする。その後、図20のステップ72からステップ74bの処理を実行した後に、第6決定処理の実行を終了する。
【0141】
尚、第6決定処理で用いられる所定時間を表す情報は、図2のハードディスク100dなどに予め記憶されている。本実施形態において、第6決定処理で用いられる所定時間は、アプリケーション画像の表示用に予め定められた時間であり、例えば、「1」秒であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は、より好適な値を実験により定めることができる。
【0142】
図27の送信部115は、例えば、1日などの所定周期で、図28のアプリケーション画像テーブルに保存されたユーザ検出回数を表す情報と、アプリケーション画像IDとを取得した後に、取得した情報で表されるユーザ検出回数に基づいて当該アプリケーションIDで識別されるアプリの評価を決定する。その後、送信部115は、アプリケーションIDと、当該決定された評価を表す評価情報とをサーバ300へ送信する。
【0143】
サーバ300は、アプリケーションIDと、評価情報とを受信すると、受信したアプリケーションIDに対応付けられた評価情報を、受信された評価情報で更新し、更新前の評価と更新後の評価との差異に応じて加算ポイント数を決定する。次に、サーバ300は、受信したアプリケーションIDに対応付けられたポイント数情報を、当該ポイント数情報で表されるポイント数に対して、加算ポイント数を加算した数を表す情報に更新する。
【0144】
また送信部115は、所定周期で、又はユーザに操作された図2の操作ボタン100iから出力された信号に応じて、サーバ300に対して拡張データの送信を依頼するリクエストを送信する。具体的には、送信部115は、図28のアプリケーション画像テーブルから、所定回数より大きいユーザ検出回数を表す情報を検索し、検索された情報に対応付けられたアプリケーションIDを取得する。次に、送信部115は、取得したアプリケーションIDと、当該アプリケーションIDで識別されるアプリの拡張データの送信を依頼するリクエストとをサーバ300へ送信する。
【0145】
サーバ300は、アプリケーションIDとリクエストとを画像表示装置100から受信すると、受信したアプリケーションIDに対応付けられた拡張データを、図26のアプリケーションテーブルから検索し、検索された拡張データとアプリケーションIDとを画像表示装置100へ返信する。
【0146】
画像表示装置100の受信部114は、拡張データを受信すると、受信した拡張データをアプリケーション画像生成部116へ出力する。アプリケーション画像生成部116は、出力された拡張データを用いてアプリケーションを実行することで、拡張データを用いずに生成されたアプリケーション画像の表示態様と異なる態様のアプリケーション画像を生成する。具体的には、フォトフレームの額縁を表示するアプリケーションプログラム(つまり、アプリ)を、拡張データを用いて実行することで、拡張データを用いずに生成された額縁を表す画像よりも立派な額縁を表す画像に変更する。また、アプリケーション画像生成部116は、拡張データで新たに追加された種類の額縁の内で、ユーザに選択された額縁を、図2の操作ボタン100iから出力された信号に基づいて特定し、特定した額縁を表す画像を生成してもよい。
【0147】
同様に、アプリケーション画像生成部116は、拡張データで新たに追加されたデザインであって、ユーザに選択されたカレンダー若しくは時計を表すアプリケーション画像を生成しても良いし、拡張データで新たに追加された衣装であって、ユーザに選択された衣装を着た仮想ペット又は仮想人形を表すアプリケーション画像を生成しても良い。
【0148】
アプリケーション画像生成部116は、拡張データを用いて生成されたアプリケーション画像(つまり、変更画像)の画像情報を、アプリケーションIDともに情報入力部103へ出力する。情報入力部103は、アプリケーション画像生成部116からアプリケーションIDと、変更画像の画像情報(つまり、変更画像情報)とを入力し、入力したアプリケーションIDと、変更画像情報とを、図28のアプリケーション画像テーブルへ対応付けて保存する。
【0149】
図27の表示部110は、画像情報記憶部108に記憶された画像情報で表される画像であって、スライドショーの対象とされた画像を順次表示するスライドショーを実行する。表示部110は、スライドショーを実行する間、表示タイミングが到来すると、図28のアプリケーション画像テーブルに変更画像情報が保存されている場合には、変更画像情報で表される変更画像を表示し、変更画像情報が保存されていない場合には、アプリケーション画像情報で表される変更前のアプリケーション画像を表示する。表示部110は、変更前のアプリケーション画像及び変更後のアプリケーション画像(つまり、変更画像)を、スライドショーの対象とされた画像とは別個に表示しても良いし、スライドショーの対象とされた画像の上に、アプリケーション画像を合成された合成画像を表示しても良い。
【0150】
これらの構成によれば、アプリケーション画像が表示される間に撮像された撮像画像からユーザが検出された回数に応じてアプリケーション画像の表示態様を変更し、変更された表示態様でアプリケーション画像を表示する。このため、ユーザがアプリケーション画像を視認するとアプリケーション画像の表示態様が変更されることがあるため、表示される画像が単調になることを従来よりも防止できるだけでなく、表示されるアプリケーション画像を見る動機をユーザに与えることができる。
【0151】
本発明の実施形態1から5は、それぞれ互いに組み合わせることができる。
尚、実施形態1から5に係る機能を実現するための構成を予め備えた画像表示装置100として提供できることはもとより、プログラムの適用により、既存の画像表示装置を実施形態1から5に係る画像表示装置100として機能させることもできる。すなわち、実施形態1から5で例示した画像表示装置100による各機能構成を実現させるための画像表示プログラムを、既存の画像表示装置を制御するコンピュータ(CPUなど)が実行できるように適用することで、実施形態1から5に係る画像表示装置100として機能させることができる。
【0152】
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、メモリカード、CD−ROM、又はDVD−ROMなどの記録媒体に格納して配布できる他、インタネットなどの通信媒体を介して配布することもできる。
【0153】
また、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。つまり、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、上述した実施形態は本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含む。
以下に本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0154】
(付記1)
画像の第一画像情報を記憶する画像情報記憶部と、
前記画像情報記憶部から、前記第一画像情報を取得する情報取得部と、
前記第一画像情報と異なる第二画像情報を出力する画像出力部と、
前記画像出力部から出力された前記第二画像情報を入力する情報入力部と、
前記情報入力部が入力した前記第二画像情報で表される画像の表示が開始される表示開始タイミングを決定する決定部と、
前記情報取得部で取得された前記第一画像情報で表される前記画像を表示するタイミングの前及び後の少なくとも一方である、前記決定部で決定された表示開始タイミングになると、前記情報入力部で入力された前記第二画像情報で表される画像を表示する表示部と、を備える、
ことを特徴とする画像表示装置。
【0155】
(付記2)
前記画像出力部は、前記表示部の表示方向に向けて撮像する撮像部を備え、
前記第二画像情報は、前記撮像部が撮像した撮像画像を表す情報を含むことを特徴とする付記1に記載の画像表示装置。
【0156】
(付記3)
前記撮像画像からユーザを検出するユーザ検出部をさらに備え、
前記情報入力部は、前記第二画像情報と、前記第二画像情報で表される画像を表示する表示先として指定されたユーザを識別するユーザ識別情報と、を入力し、
前記ユーザ検出部は、前記情報入力部で入力されたユーザ識別情報で識別されるユーザを前記撮像画像から検出し、
前記決定部は、前記ユーザ検出部が前記ユーザ識別情報で識別されるユーザを検出してから所定時間以内のタイミングを、前記表示開始タイミングとする、
ことを特徴とする付記2に記載の画像表示装置。
【0157】
(付記4)
前記画像出力部は、前記撮像部が撮像を行う間、伝言音声を収集する音声収集部をさらに備え、
前記情報入力部は、前記音声収集部が収集した音声を表す音声情報と、前記音声が収集されている間において撮像された前記撮像画像表す情報を含む前記第二画像情報と、を入力し、
前記情報入力部が入力するユーザ識別情報で識別されるユーザは、前記音声を聞かせる相手として指定されたユーザでもあり、
前記決定部は、前記音声を聞かせる相手として指定されたユーザが検出されてから所定時間以内のタイミングを、前記音声が収集されている間において撮像された前記撮像画像の表示開始タイミングとし、
前記音声が収集されている間において前記撮像された撮像画像が前記表示部で表示されている間、前記情報入力部で入力された音声情報で表される音声を出力する音声出力部をさらに備える、
ことを特徴とする付記2又は3に記載の画像表示装置。
【0158】
(付記5)
ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザの予定を表す予定情報と、当該予定の開始日時を表す開始日時情報と、を対応付けて記憶する予定情報記憶部を備え、
前記画像出力部は、前記予定情報記憶部に記憶された予定情報で表される予定を表す予定画像を生成する予定画像生成部をさらに備え、
前記情報入力部は、前記予定情報記憶部から、当該予定を実行するユーザのユーザ識別情報と、当該予定の開始日時を表す開始日時情報と、を入力し、前記予定画像生成部から、当該予定を表す予定画像の画像情報を入力し、
前記決定部は、前記予定の開始日時から第一時間前までのタイミングであって、前記撮像画像から前記予定を実行するユーザが検出されてから第二時間以内のタイミングを前記予定画像の表示開始タイミングとし、前記予定画像を表示する頻度を、前記予定画像の表示日時が前記予定の開始日時よりも前であり、当該表示日時が当該予定の開始日時に近いほど高く決定する、
ことを特徴とする付記2又は3に記載の画像表示装置。
【0159】
(付記6)
前記情報入力部は、インターフォン又は防犯装置から、前記インターフォン又は前記防犯装置が撮像した撮像画像を表す画像情報を入力し、
前記決定部は、前記撮像画像の表示開始タイミングを、前記情報入力部で入力された撮像日時情報で表される撮像日時から所定時間以内のタイミングとし、前記表示部による前記撮像画像の表示日時が、前記情報入力部で入力された撮像日時情報で表される撮像日時から遠くなるほど当該撮像画像が表示される頻度を低く決定する、
ことを特徴とする付記1に記載の画像表示装置。
【0160】
(付記7)
前記画像出力部は、前記表示部の表示方向に向けて撮像する撮像部を備え、
前記撮像部が撮像した撮像画像に表されたユーザを検出するユーザ検出部と、をさらに備え、
前記情報入力部は、サーバから受信された画像情報と、前記画像情報を識別する画像識別情報とを入力し、
前記表示部が前記受信画像を表示している間に前記撮像部で撮像された撮像画像から前記ユーザ検出部がユーザを検出した検出回数に基づいて当該受信画像の評価を決定し、当該決定された評価を表す評価情報と、前記受信画像を識別する画像識別情報と、を前記サーバへ送信する送信部をさらに備え、
前記決定部は、前記検出回数が高いほど前記受信画像が表示される頻度を高く決定する、
ことを特徴とする付記1に記載の画像表示装置。
【0161】
(付記8)
コンピュータを、
画像の第一画像情報を記憶する画像情報記憶部、
前記画像情報記憶部から、前記第一画像情報を取得する情報取得部、
前記第一画像情報と異なる第二画像情報を出力する画像出力部、
前記画像出力部から出力された前記第二画像情報を入力する情報入力部、
前記情報入力部が入力した前記第二画像情報で表される画像の表示が開始される表示開始タイミングを決定する決定部、
前記情報取得部で取得された前記第一画像情報で表される前記画像を表示するタイミングの前及び後の少なくとも一方である、前記決定部で決定された表示開始タイミングになると、前記情報入力部で入力された前記第二画像情報で表される画像を表示する表示部、として機能させる、
ことを特徴とする画像表示プログラム。
【符号の説明】
【0162】
1・・・画像表示システム、10・・・通信網、100・・・画像表示装置、100a・・・CPU、100b・・・ROM、100c・・・RAM、100d・・・ハードディスク、100e・・・メディアコントローラ、100f・・・無線LANカード、100g・・・ビデオカード、100h・・・LCD、100i・・・操作ボタン、100j・・・スピーカ、100k・・・CMOSセンサ、100l・・・マイクロフォン、100z・・・バス、101・・・音声収集部、102・・・撮像部、103・・・情報入力部、104・・・一時記憶部、105・・・ユーザ検出部、106・・・ユーザ情報記憶部、107・・・決定部、108・・・画像情報記憶部、109・・・情報取得部、110・・・表示部、111・・・音声出力部、112・・・予定情報記憶部、113・・・予定画像生成部、114・・・受信部、115・・・送信部、116・・・アプリケーション画像生成部、201・・・インターフォン、202・・・セキュリティ装置、OT・・・画像出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像の第一画像情報を記憶する画像情報記憶部と、
前記画像情報記憶部から、前記第一画像情報を取得する情報取得部と、
前記第一画像情報と異なる第二画像情報を出力する画像出力部と、
前記画像出力部から出力された前記第二画像情報を入力する情報入力部と、
前記情報入力部が入力した前記第二画像情報で表される画像の表示が開始される表示開始タイミングを決定する決定部と、
前記情報取得部で取得された前記第一画像情報で表される前記画像を表示するタイミングの前及び後の少なくとも一方である、前記決定部で決定された表示開始タイミングになると、前記情報入力部で入力された前記第二画像情報で表される画像を表示する表示部と、を備える、
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記画像出力部は、前記表示部の表示方向に向けて撮像する撮像部を備え、
前記第二画像情報は、前記撮像部が撮像した撮像画像を表す情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記撮像画像からユーザを検出するユーザ検出部をさらに備え、
前記情報入力部は、前記第二画像情報と、前記第二画像情報で表される画像を表示する表示先として指定されたユーザを識別するユーザ識別情報と、を入力し、
前記ユーザ検出部は、前記情報入力部で入力されたユーザ識別情報で識別されるユーザを前記撮像画像から検出し、
前記決定部は、前記ユーザ検出部が前記ユーザ識別情報で識別されるユーザを検出してから所定時間以内のタイミングを、前記表示開始タイミングとする、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記画像出力部は、前記撮像部が撮像を行う間、伝言音声を収集する音声収集部をさらに備え、
前記情報入力部は、前記音声収集部が収集した音声を表す音声情報と、前記音声が収集されている間において撮像された前記撮像画像表す情報を含む前記第二画像情報と、を入力し、
前記情報入力部が入力するユーザ識別情報で識別されるユーザは、前記音声を聞かせる相手として指定されたユーザでもあり、
前記決定部は、前記音声を聞かせる相手として指定されたユーザが検出されてから所定時間以内のタイミングを、前記音声が収集されている間において撮像された前記撮像画像の表示開始タイミングとし、
前記音声が収集されている間において前記撮像された撮像画像が前記表示部で表示されている間、前記情報入力部で入力された音声情報で表される音声を出力する音声出力部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像表示装置。
【請求項5】
ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザの予定を表す予定情報と、当該予定の開始日時を表す開始日時情報と、を対応付けて記憶する予定情報記憶部を備え、
前記画像出力部は、前記予定情報記憶部に記憶された予定情報で表される予定を表す予定画像を生成する予定画像生成部をさらに備え、
前記情報入力部は、前記予定情報記憶部から、当該予定を実行するユーザのユーザ識別情報と、当該予定の開始日時を表す開始日時情報と、を入力し、前記予定画像生成部から、当該予定を表す予定画像の画像情報を入力し、
前記決定部は、前記予定の開始日時から第一時間前までのタイミングであって、前記撮像画像から前記予定を実行するユーザが検出されてから第二時間以内のタイミングを前記予定画像の表示開始タイミングとし、前記予定画像を表示する頻度を、前記予定画像の表示日時が前記予定の開始日時よりも前であり、当該表示日時が当該予定の開始日時に近いほど高く決定する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像表示装置。
【請求項6】
前記情報入力部は、インターフォン又は防犯装置から、前記インターフォン又は前記防犯装置が撮像した撮像画像を表す画像情報を入力し、
前記決定部は、前記撮像画像の表示開始タイミングを、前記情報入力部で入力された撮像日時情報で表される撮像日時から所定時間以内のタイミングとし、前記表示部による前記撮像画像の表示日時が、前記情報入力部で入力された撮像日時情報で表される撮像日時から遠くなるほど当該撮像画像が表示される頻度を低く決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項7】
前記画像出力部は、前記表示部の表示方向に向けて撮像する撮像部を備え、
前記撮像部が撮像した撮像画像に表されたユーザを検出するユーザ検出部と、をさらに備え、
前記情報入力部は、サーバから受信された画像情報と、前記画像情報を識別する画像識別情報とを入力し、
前記表示部が前記受信画像を表示している間に前記撮像部で撮像された撮像画像から前記ユーザ検出部がユーザを検出した検出回数に基づいて当該受信画像の評価を決定し、当該決定された評価を表す評価情報と、前記受信画像を識別する画像識別情報と、を前記サーバへ送信する送信部をさらに備え、
前記決定部は、前記検出回数が高いほど前記受信画像が表示される頻度を高く決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項8】
コンピュータを、
画像の第一画像情報を記憶する画像情報記憶部、
前記画像情報記憶部から、前記第一画像情報を取得する情報取得部、
前記第一画像情報と異なる第二画像情報を出力する画像出力部、
前記画像出力部から出力された前記第二画像情報を入力する情報入力部、
前記情報入力部が入力した前記第二画像情報で表される画像の表示が開始される表示開始タイミングを決定する決定部、
前記情報取得部で取得された前記第一画像情報で表される前記画像を表示するタイミングの前及び後の少なくとも一方である、前記決定部で決定された表示開始タイミングになると、前記情報入力部で入力された前記第二画像情報で表される画像を表示する表示部、として機能させる、
ことを特徴とする画像表示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【公開番号】特開2013−74551(P2013−74551A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−213576(P2011−213576)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】