説明

画像表示装置

【課題】X、Y電極間をPDPの中央部で左右に分離して、パネル容量を小さくし、PDP全体での無効電力を低減することができる画像表示装置を提供する。
【解決手段】画像表示装置において、PDP6の複数のY電極7L、7R及び複数のX電極8L、8Rは、それぞれPDP6の画面中央部で左右に分離されて、その分離部分は絶縁され、かつPDP6の両端からそれぞれ、複数のY電極7L、7R及び複数のX電極8L、8Rが引き出されて、Y電極駆動回路4L、4R、X電極駆動回路5L、5Rに接続された。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:以下、PDPと称する)等を用いた画像表示装置に関し、特に、その省電力化に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、PDPを用いたプラズマテレビ(PDP−TV)が大画面テレビ市場で普及している。
【0003】
PDPの発光の原理は、共通電極(以下、X電極と称する)と走査電極(以下、Y電極と称する)間に印加する駆動パルスであるサステインパルスによって放電セルにおいて維持放電を起こし、励起された放電ガスから発生する紫外線を蛍光体によって可視光に変換するというものである。PDPで階調表現をする場合、1フィールドを複数のサブフィールドに時間的に分割し、各サブフィールドに重み付けされた値に応じた回数のサステインパルスが印加されることにより、パルス数に応じた明るさ(輝度)で放電セルが発光する。
【0004】
各サブフィールドは、リセット期間、アドレス期間、サステイン期間に分離される。リセット期間において各サブフィールドのリセット処理が行われ、アドレス期間において点灯される放電セルを選択するためのアドレス放電が行われ、サステイン期間においてサステインパルスによる表示のための維持放電が行われる。
【0005】
しかしながら、PDPではX、Y電極間に誘電体層が存在し、これがコンデンサを形成する。すなわち大きな容量を持つことになる。
【0006】
このような電極にサステインパルスを印加すると、電極間容量を充放電させる際、パネル容量をCP、電源電圧をVSとしたとき、電源からパネル容量に供給されるエネルギーP1は次の(1)式で表される。
【0007】
P1=CP×VS2 …(1)
電源からパネル容量に供給されたエネルギーP1は、上述の(1)式で表されるが、1パルス毎にすべてスイッチング素子の抵抗分やパネルの抵抗分で消費されていることになり、放電には全く関与していない。この放電に関与しないでパネル容量CPの充放電時に消費される電力を無効電力と呼ぶ。無効電力はパネル容量CPに比例するため、パネルを大型化すると無効電力も大きくなる。
【0008】
従来、このような無効電力を削減したPDPの駆動回路として、例えば、特開昭62−192798号公報(特許文献1)や特開平8−152865号公報(特許文献2)に開示されているものがあった。
【0009】
ここで、図6により、従来のPDPの駆動回路について説明する。図6は従来のPDPの駆動回路の構成を説明するための概略図である。
【0010】
図6に示すように、PDPの駆動回路は、Y電極駆動回路4と、このY電極駆動回路4と同一構成のX電極駆動回路5とからなり、双方のY電極駆動回路4とX電極駆動回路5は、PDPのパネル容量CPにより結合されている。ここでは、Y電極駆動回路4を代表して回路構成及びその動作を簡単に説明する。
【0011】
まず、Y電極駆動回路4はPDPのY電極〔N1点〕に回収コイル48を接続し、その回収コイル48の両端に4個のスイッチ41,42,43,44を接続すると共に、2個のスイッチ41,42の一端には電力回収用コンデンサ47を共通接続した構成である。尚、スイッチ41,42間には、ダイオード45,46が接続されている。
【0012】
このY電極駆動回路4においては、回収コイル48とパネル容量CPとで直列共振を起こさせることによりパネル容量CPの電荷を充放電させる。一方、パネル容量CPへの充放電に使用したエネルギーを電力回収用コンデンサ47に回収させることにより、電源VSから新たに供給される電力を削減させている。
【0013】
上述したY電極駆動回路4のパネル容量CPにおける1サステインパルスでの電力損失P2は、Y電極パルスの立ち上がり時間をtr1、Y電極駆動回路4のスイッチ41またはスイッチ42とPDPの抵抗分の直列抵抗をR、回収コイル48のインダクタンスをLとすると、次の(2)式が成り立つ。
【0014】
P2={(tr1×R)/(4×L)}×CP ×VS2 …(2)
このため、上述した電荷回収を行わない(1)式の回路と比較すると、(tr1×R)/(4×L)係数分だけ電力損失が少ないことが分かる。また、各パルスの立ち上がり時間tr1、立ち下がり時間tf1と回収コイル48のインダクタンスL及びパネル容量CPとの間には、次の(3)式の関係がある。
【0015】
tr1=tf1=π×{(L×CP)1/2} …(3)
この(3)式を上述した(2)式に代入すると、次の(4)式となる。
【0016】
P3=(π/4)×R×{(CP/L)1/2}×CP×VS2 …(4)
従って、パネル容量CPが小さい、もしくは回収コイル48のインダクタンスLが大きい程、損失が少ないことになる。
【特許文献1】特開昭62−192798号公報
【特許文献2】特開平8−152865号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
上述した従来の駆動回路において無効電力を低減するためには回収コイル48のインダクタンスLを大きくする必要があるが、これは(3)式から分るようにtr1、tf1が増大することになる。但し、tr1、tf1が大きくなると、その分サステインパルスの周期が長く(駆動周波数が低く)なってしまう。PDPではサステインパルスの駆動周波数と階調表現数がほぼ比例しており、駆動周波数が下がると階調が劣化するという問題があった。
【0018】
そこで、本発明の目的は、X、Y電極間をPDPの中央部で左右に分離して、パネル容量を小さくし、PDP全体での無効電力を低減することができる画像表示装置を提供することにある。
【0019】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0021】
すなわち、代表的なものの概要は、表示パネルの複数の走査電極及び複数の共通電極は、それぞれが表示パネルの画面中央部で左右に分離されて、その分離部分は絶縁され、かつ表示パネルの両端からそれぞれ、複数の走査電極及び複数の共通電極が引き出されて、駆動回路に接続されたものである。
【発明の効果】
【0022】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0023】
すなわち、代表的なものによって得られる効果は、X、Y電極間をPDPの中央部で左右に分離することで、無効電力を低減することが可能となり、かつ階調表現数を維持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0025】
また、以下においては、画像表示装置の例としてPDPを用いたプラズマディスプレイ装置について説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1により、本発明の実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置の構成について説明する。図1は本発明の実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図であり、表示パネルであるPDPを駆動するプラズマディスプレイ装置の基本構成を示している。
【0027】
図1において、プラズマディスプレイ装置は、信号処理回路1、サブフィールド(以下SF)生成回路2、アドレス電極駆動回路3、Y電極駆動回路4L、4R、X電極駆動回路5L、5R、PDP6、Y電極7L、7R、X電極8L、8R、アドレス電極9、放電セル10で構成されている。
【0028】
ここでY電極、X電極はそれぞれ画面中央部で物理的に分離されており、Y電極7Lと7R、X電極8Lと8Rはそれぞれ絶縁されている。
【0029】
また、従来のPDPではY電極、X電極はそれぞれ分離されて片側から引き出されるが、本実施の形態では、Y電極7LとX電極8L、Y電極7RとX電極8Rが同じ端面から引き出されている。
【0030】
また、従来のPDPではY電極駆動回路及びX電極駆動回路はそれぞれY電極、X電極に対応して1つしか存在しなかったが、本実施の形態では左右に1つずつ、計2つ存在している。
【0031】
次に、それぞれのブロックの動作を説明する。信号処理回路1では、映像信号をPDP6の解像度に合わせる解像度変換が行われるほか、コントラストやブライト、ガンマ補正など、ユーザの好みに合わせた画質調整が行われる。
【0032】
次に、SF生成回路2では、1フィールドを複数のサブフィールドに分割し、各サブフィールドにおいて映像信号に応じて各放電セル10の点灯、不点灯を制御すると共に、Y電極駆動回路4L、4R、X電極駆動回路5L、5Rの制御信号を発生する。
【0033】
PDP6は、サブフィールド毎に複数の放電セル10を選択的に放電させて画像を階調表示する表示パネルであり、複数のY電極7L、7R、X電極8L、8R、アドレス電極9で構成される。
【0034】
アドレス電極9は画面の垂直方向に配列され、Y電極7L、7R、X電極8L、8Rは画面の水平方向に配列されており、さらに各電極は中央で分離されている。Y電極7L、7R、X電極8L、8R、アドレス電極9の各交点には、放電セル10が形成され、各放電セル10が画面上の画素を構成している。アドレス電極駆動回路3は、PDP6の複数のアドレス電極9に接続され、アドレス期間において、該当するアドレス電極9に書き込みパルスを印加する。
【0035】
Y電極駆動回路4L、4Rの内部構成は、図6に示す従来の駆動回路と同様の構成である。その各駆動回路がY電極7L、7Rに接続され、アドレス期間においてY電極7L、7Rに書き込みパルスを順に印加する。これにより、該当する放電セル10においてアドレス放電が行われる。
【0036】
また、Y電極駆動回路4L、4Rは、サステイン期間において、Y電極7L、7Rに周期的な駆動パルスであるサステインパルスを同時に印加する。
【0037】
X電極駆動回路5L、5Rも内部構成は、Y電極駆動回路4L、4Rと同じで、X電極8L、8Rに接続され、サステイン期間においてX電極8L、8Rに、各Y電極7L、7Rのサステインパルスに対して180°位相のずれたサステインパルスを同時に印加する。これにより、該当する放電セル10おいて維持放電が行われ、映像が表示される。
【0038】
次に、図2により、本発明の実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置のサステイン期間の動作について説明する。図2は本発明の実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置のサステイン期間の動作を説明するための説明図であり、図6に示すY電極駆動回路4L、4Rにおけるサステイン期間の動作を示している。
【0039】
まず、スイッチ41がオンし、スイッチ44がオフする。このとき、スイッチ42、43はオフしている。これにより、回収コイル48及びパネル容量CPによるLC共振により、ノードN1の電圧が緩やかに上昇する。
【0040】
次に、スイッチ41がオフし、スイッチ43がオンする。これにより、ノードN1の電圧が急激に上昇し、ノードN1の電圧がVSに固定され、電源VSから供給される放電電流により維持放電が発生する。
【0041】
次に、スイッチ43がオフし、スイッチ42がオンする。これにより、回収コイル48及びパネル容量CPによるLC共振により、ノードN1の電圧が緩やかに降下する。その後、スイッチ42がオフし、スイッチ44がオンする。これにより、ノードN1の電圧が急激に降下し、接地電位に固定される。
【0042】
次に、本実施の形態で、Y電極、X電極を画面中央部で物理的に分離し、Y電極7Lと7R、X電極8Lと8Rを絶縁することにより、無効電力が低減する理由について説明する。
【0043】
従来の駆動回路での無効電力P3は上述の式(4)で表される。
【0044】
一方、本実施の形態では、片側、例えばY電極駆動回路4LとX電極駆動回路5Lで発生する無効電力だけを考えるとパネル容量が1/2になるので、Y電極駆動回路4LとX電極駆動回路5Lで発生する無効電力は、(π/4)×R×{(CP/2L)1/2}×CP/2×VS2 となる。
【0045】
これが両側の駆動回路で消費されるため2倍になる。よって、本実施の形態での無効電力をP4とすると、P4は次の(5)式で表される。
【0046】
P4=(π/4)×R×{(CP/2L)1/2}×CP×VS2 …(5)
この(5)式から、従来の駆動回路での無効電力P3に対して(1/2)1/2倍=約0.7倍となり、無効電力の低減につながることが分かる。
【0047】
さらに、本実施の形態では、別の効果も期待できる。図1の点線の矢印は、本実施の形態でのY電極/X電極に流れる充放電電流の向きを示している。
【0048】
例えば、Y電極7Lの充放電電流を右方向とすると、X電極8Lの充放電電流はその戻りになるため左方向となる。このようにY電極/X電極に流れる充放電電流が互いに逆向きになることで、充放電電流による不要輻射電磁波を軽減することができる。
【0049】
また、本実施の形態では、Y電極、X電極を画面中央部で物理的に分離しているため、Y電極、X電極を流れる電流を少なくすることができるため、Y電極駆動回路4L、4R、X電極駆動回路5L、5Rで使用されるスイッチに流れる電流が少なくなり、スイッチの小型化や、スイッチの個数(必要な電流に耐えられるように複数のスイッチを並列に配置した場合)を少なくすることができる。
【0050】
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1において、X電極駆動回路5L、5Rを無くし、X電極8L、8Rをグランドに接地したものである。
【0051】
図3により、本発明の実施の形態2に係るプラズマディスプレイ装置の構成について説明する。図3は本発明の実施の形態2に係るプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
【0052】
図3において、X電極駆動回路5L、5Rを無くし、X電極8L、8Rをグランドに接地した以外のブロックの構成は、図1に示す実施の形態1と同様である。
【0053】
次に、図4により、本発明の実施の形態2に係るプラズマディスプレイ装置のY電極駆動回路の構成について説明する。図4は本発明の実施の形態2に係るプラズマディスプレイ装置のY電極駆動回路の構成を示す構成図である。
【0054】
図4において、スイッチ44がグランドへの接地ではなく、−VS電源に接続されている以外の構成は、図6に示すY電極駆動回路の構成と同様である。
【0055】
本実施の形態では、X電極8L、8Rをグランドに接地し、Y電極7L、7Rに±VSのサステインパネルを加えることにより、パネル容量への充放電動作を行う。
【0056】
これにより、本実施の形態では、X電極駆動回路5L、5Rを削除することで、コスト低減を行うことができ、さらに、実施の形態1と同様に、Y電極、X電極を画面中央部で物理的に分離し、Y電極7Lと7R、X電極8Lと8Rを絶縁することにより、無効電力が低減することができる。
【0057】
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態1において、Y電極7L、7R、X電極8L、8Rの分離部を、画面中央の1列ではなく、千鳥配置、又はランダム配置にしたものである。
【0058】
図5により、本発明の実施の形態3に係るプラズマディスプレイ装置の構成について説明する。図5は本発明の実施の形態3に係るプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
【0059】
図5において、Y電極7L、7R、X電極8L、8Rの分離部が、画面中央の1列ではなく、千鳥配置、又はランダム配置になっていること以外は、図1に示す実施の形態1と同様である。また、Y電極駆動回路4L、4R、X電極駆動回路5L、5Rの動作も、実施の形態1と同様である。
【0060】
ここで、Y電極7L、7R、X電極8L、8Rはサステインパルスを各放電セルに供給するための信号線としての役割だけではなく、外光の反射を防ぐ役割もあり、Y電極7L、7R、X電極8L、8Rの分離部は電極が無いため、外光の反射が僅かであるが発生している。
【0061】
本実施の形態では、Y電極7L、7R、X電極8L、8Rの分離部が、千鳥配置、又はランダム配置にすることにより、外光の反射が直線状ではなくなるので、外光の反射を見えにくくすることができ、さらに、実施の形態1と同様に、Y電極、X電極により、画面を物理的に分離し、Y電極7Lと7R、X電極8Lと8Rを絶縁することにより、無効電力が低減することができる。
【0062】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0063】
本発明は、プラズマディスプレイパネル等を用いた画像表示装置に関し、無効電力を低減する回路を有する装置などに広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置のサステイン期間の動作を説明するための説明図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るプラズマディスプレイ装置のY電極駆動回路の構成を示す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係るプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
【図6】従来のPDPの駆動回路の構成を説明するための概略図である。
【符号の説明】
【0065】
1…信号処理回路、2…サブフィールド(SF)生成回路、3…アドレス電極駆動回路、4、4L、4R…Y電極駆動回路、5、5L、5R…X電極駆動回路、6…PDP、7L、7R…Y電極、8L、8R…X電極、9…アドレス電極、10…放電セル、41、42、43、44…スイッチ、45、46…ダイオード、47…電力回収用コンデンサ、48…回収コイル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の走査電極、複数の共通電極、及び複数のアドレス電極を有し、前記走査電極及び前記共通電極が互いに平行に配列され、かつ前記アドレス電極が、前記走査電極及び前記共通電極に対し交差して配置され、前記走査電極及び前記共通電極と前記アドレス電極とが交差する箇所に複数の放電セルが形成された表示パネルと、
前記放電セルに前記走査電極及び前記共通電極からサステインパルスを印加することによって放電を発生させる駆動回路とを備え、
前記表示パネルの複数の前記走査電極及び複数の前記共通電極は、それぞれが前記表示パネルの画面中央部で左右に分離されて、その分離部分は絶縁され、かつ前記表示パネルの両端からそれぞれ、複数の前記走査電極及び複数の前記共通電極が引き出されて、前記駆動回路に接続されたことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
請求項1記載の画像表示装置において、
前記駆動回路は、前記表示パネルの左端から引き出された複数の前記走査電極及び複数の前記共通電極が接続される左駆動回路、及び前記表示パネルの右端から引き出された複数の前記走査電極及び複数の前記共通電極が接続される右駆動回路を有することを特徴とする画像表示装置。
【請求項3】
請求項1記載の画像表示装置において、
複数の前記共通電極は接地され、
前記駆動回路は、複数の前記走査電極のみにサステインパルスを印加することを特徴とする画像表示装置。
【請求項4】
請求項1記載の画像表示装置において、
複数の前記走査電極及び複数の前記共通電極の前記分離部分は、前記表示パネルの画面中央部で上下方向に直線状であることを特徴とする画像表示装置。
【請求項5】
請求項1記載の画像表示装置において、
複数の前記走査電極及び複数の前記共通電極の前記分離部分は、前記表示パネルの画面中央部で上下方向に数画素単位でずれた千鳥配置または乱数配置であることを特徴とする画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−128410(P2010−128410A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−305902(P2008−305902)
【出願日】平成20年12月1日(2008.12.1)
【出願人】(599132708)日立プラズマディスプレイ株式会社 (328)
【Fターム(参考)】