説明

画像読取装置

【課題】 スタンプモード時、画像の読み取りが終了したすべての原稿に対して、押印動作を行っていた。そのため、画像面の光沢度が高い原稿に対して、スタンプの押印動作が行なわれた場合は、スタンプのインクが原稿に染み込まず、画像面に付着したスタンプのインクがこすれたり、他の原稿に再付着するという問題があった。
【解決手段】 原稿の画像面の光沢度を検出し、スタンプモード時、画像面の光沢度が高い原稿に対しては、画像面への押印動作を禁止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置に関し、特に、画像面の読み取りが終了した原稿に対して、スタンプの押印動作を行なうようにしたものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ファックス機能を有する原稿読み取り装置の原稿読み取り位置に自動的に原稿を給送する装置があり、このような原稿給送装置においては、画像面の読み取りが終了した原稿に対して、読み取りが行なわれたことを示すスタンプの押印動作を行なうスタンプモードを備えたものがある。なお、このスタンプの押印動作は、スタンプモードがユーザーにより選択的に設定された時のみ、画像面の読み取りが終了した原稿に対して、行われる。
【0003】
ここで、スタンプモードとは、画像面の読み取りが終了した原稿に対して、画像面にスタンプのインクを押印するモードである。これにより、例えば、2枚以上の原稿が重なり合って給送され、重なりの最下の原稿の画像面のみが読み取られ、残りの原稿の画像面が読み取られずに、排紙トレイ上に排出された場合でも、押印の有無により、画像読み取り済原稿と画像読み取り未済原稿とを判別することが可能になる(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平7−79313号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような従来の画像読取装置においては、スタンプの押印動作が、スタンプモード時、画像の読み取りが終了したすべての原稿に対して、行なわれていた。そのため、画像面の光沢度が高い原稿に対して、スタンプの押印動作が行なわれた場合は、スタンプのインクが原稿に染み込まず、画像面に付着したスタンプのインクがこすれたり、他の原稿に再付着するという問題があった。
【0005】
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、光沢度の高い原稿の画像面にスタンプのインクが付着した場合のスタンプのインクのこすれや他の原稿への再付着を未然に防止することが可能な画像読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本発明では、このような問題を解決するためになされたものであり、原稿の画像面の光沢度を検出し、画像面の光沢度に基づいて、画像面への押印動作を禁止する。即ち、本発明は、少なくとも一枚の原稿を積載可能な積載手段と、該積載手段に積載された原稿を一枚ずつ給紙する給紙手段と、該給紙手段により給紙された原稿の画像を読み取る読み取り手段と、該読み取り手段により読み取られた原稿に対して押印する押印手段と、原稿の画像の光沢度を検出する検出手段とを有し、前記検出手段により検出された検出信号に基づき該押印手段による押印動作を禁止するように該制御手段が前記押印手段を制御することを特徴とする画像読取装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、原稿の画像面の光沢度を検出することにより、スタンプモード時、画像面の光沢度の高い原稿に対しては、スタンプの押印動作を禁止する。これにより、光沢度の高い原稿の画像面にスタンプのインクが付着した場合のスタンプのインクのこすれや他の原稿への再付着を未然に防止することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。以下の実施の形態では、本発明の画像読取装置を電子写真方式の画像形成装置に適用した例について説明する。
【実施例】
【0009】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置を構成する原稿給送装置Aを備えた画像形成装置の外観図である。
【0010】
Aは原稿給送装置であり、給紙トレイ1上にユーザーが原稿束DXをフェイスダウン(画像面下向き)でセットするものである。また、Bは画像形成装置の一例であるデジタル複合複写機(以下、本体という)であり、コピー機能とファックス機能とをあわせ持っている。また、本体Bには、原稿給送装置Aにより給送され、画像面の読み取りが終了した原稿Dを積載する排紙トレイ2が取り付けられる。
【0011】
(構成の説明)
図2は、原稿給送装置Aの断面図である。
【0012】
同図において、3は一対の幅方向規制板で給紙トレイ1上に配置され、原稿束DXの幅方向にスライド自在に可動し、原稿Dの搬送安定性を確保する。4は紙押さえ板で給送時、原稿束DXの上面に下降し、原稿束DXの下面を給紙ローラ5に押し当てる。また、後述するように、紙押さえ板4は通常、ソレノイドSL1によりホームポジションである上方に退避し、原稿束DXのセット作業を妨害しないようにする。5は給紙ローラで分離ローラ8の回転駆動に従動し、原稿束DXを給送する。6は紙ストッパ板で原稿束DXをセットする際の突き当て部材であり、後述するように、通常、ソレノイドSL1によりホームポジションである下方に保持され、給送時、上方に退避し、原稿束DXの進入口を開放する。
【0013】
7は分離パッド、8は分離ローラでこれらが当接することにより所定の分離圧力を発生し、原稿束DXを1枚ずつに分離し、搬送する。9はレジストローラ、10はピンチローラでこれらが形成する停止したニップ部に分離搬送された原稿Dの先端を突き当て、ループを形成することで、原稿Dの先端をニップ部と平行になるようにする。11は白色板で薄く透け易い原稿Dでも画像面の読み取りを可能にする部材である。12は排紙ローラ、13はピンチローラでこれらにより画像面の読み取りが終了した原稿Dを排紙トレイ2上に排出する。
【0014】
また、20はスタンプ押印ユニットであり、このスタンプ押印ユニット20は、プランジャ20aとソレノイド20bとを備えるものである。動作及び周辺構成についての詳細は後述する。
【0015】
さらに、30は画像光沢度検出ユニットであり、この画像光沢度検出ユニット30は、光源30aとフォトトランジスタ30bとを備えるものである。動作及び周辺構成についての詳細は後述する。
【0016】
(センサ配置の説明)
図3は、原稿給送装置Aのセンサ配置を示す図である。
【0017】
同図において、PI1は原稿セット検知センサで給紙トレイ1上に原稿束DXがセットされたことを検知するセンサである。PI2はレジストセンサで分離搬送された原稿Dの先端を検知し、レジストローラ9とピンチローラ10とから形成されるニップ部への突き当て量(ループ量)を制御するタイミングを計るセンサである。PI3は排紙センサで画像面の読み取りが終了した原稿Dの先端を検知し、後述するスタンプ押印ユニット20による押印動作のタイミングを計るセンサである。
【0018】
(駆動系の説明)
図4は、原稿給送装置Aの駆動系を示す図である。
【0019】
同図において、M1は正逆転可能なモータでありワンウェイクラッチCL1を介して、給紙ローラ5、分離ローラ8、レジストローラ9及び排紙ローラ12を駆動する。モータM1が正転する場合、ワンウェイクラッチCL1がロックすることにより分離ローラ8が駆動し、給紙ローラ5がこれに従動する。同時に、レジストローラ9及び排紙ローラ12はワンウェイクラッチCL1が空転することにより停止する。また、モータM1が逆転する場合、ワンウェイクラッチCL1がロックすることによりレジストローラ9及び排紙ローラ12が駆動する。同時に、分離ローラ8及び給紙ローラ6はワンウェイクラッチCL1が空転することにより停止する。
【0020】
SL1はソレノイドであり、紙押さえ板4及び紙ストッパ板6を駆動する。図5に示すように、ソレノイドSL1に電流を通すと、プランジャ部が図の矢印の方向に引かれ、それぞれ、ホームポジションから、紙押さえ板4が下降し、紙ストッパ板6が上昇する。
【0021】
(制御回路の説明)
図6は、原稿給送装置Aの制御回路を示す図である。
【0022】
制御回路はCPU(マイクロプロセッサ)300を中心に構成され、CPU300の入出力ポートには、各種負荷のドライブ回路及びセンサ信号が接続される。また、制御回路は図示しない電池によりバックアップされるRAMと制御シーケンスソフトが格納されるROMとを備える。また、CPU300には、本体Bとのデータ通信を制御するためのIC301が接続される。
【0023】
モータM1はドライバ302により、また、ソレノイドSL1はドライバ303により駆動され、それぞれ、CPU300の入出力ポートに接続される信号により、その動作を制御される。原稿セット検知センサPI1、レジストセンサPI2及び排紙センサPI3の各センサは、CPU300の入出力ポートに接続され、原稿給送装置A内における原稿Dの挙動をモニタするために用いられる。また、スタンプ押印ユニット20及び画像光沢度検出ユニット30は、それぞれ、CPU300の入出力ポートに接続される信号により、その動作を制御される。
【0024】
次に、原稿処理動作の概略を図7を参照しながら説明する。
【0025】
a.給紙動作(図7−a)
ユーザーにより、給紙トレイ1上に原稿束DXがセットされると、原稿セット検知センサPI1がONする。この状態で、本体Bの図示しないスタートキーが押されると、ソレノイドSL1がONすることにより、紙押さえ板4が下降すると同時に紙ストッパ板6が上昇し、原稿束DXの進入口が開放される。続いて、モータM1が正転し、給紙ローラ5が回転することにより、原稿束DXが給送される。
【0026】
b.分離動作(図7−b)
給送された原稿束DXは、分離パッド7と分離ローラ8とにより分離され、最下紙D1から順番に1枚ずつ分離搬送される。以後の説明では、給紙トレイ1上にセットされる原稿束DXの下から順番に原稿D1、原稿D2、原稿D3・・・とする。また、特に、順番を指定しない場合は原稿Dとする。
【0027】
c.レジスト動作(図7−c)
分離搬送された原稿Dの先端をワンウェイクラッチCL1により停止しているレジストローラ9とピンチローラ10とで形成されるニップ部に突き当て、ループを形成し、原稿Dの斜行を補正する。
【0028】
d.搬送動作(図7−d)
原稿Dの斜行補正が終了すると、モータM1が逆転し、レジストローラ9が回転することにより、原稿Dを画像読み取り待機位置P1まで搬送する。また、画像光沢度検出ユニット30による原稿Dの画像面の光沢度の検出を開始する。
【0029】
e.読み取り動作(図7−e)
原稿Dの先端が画像読み取り待機位置P1に到達すると、モータM1が停止し、本体Bに原稿Dの画像面の読み取り開始信号が送られ、再度、モータM1が逆転し、原稿Dの画像面の読み取りを行なう。そして、原稿Dの後端が画像読み取り位置P2を通過すると、再度、モータM1が停止する。また、画像光沢度検出ユニット30による原稿Dの画像面の光沢度の検出を終了する。
【0030】
f.スタンプ押印動作(図7−f)
この時、ユーザーの選択により、スタンプモードが設定されている場合は、スタンプ押印ユニット20のソレノイド20bに電流を通すことにより、プランジャ20aを駆動し、原稿Dの画像面に押印する。
【0031】
g.排紙動作(図7−g)
(押印動作が終了すると、)再度、モータM1が逆転し、排紙ローラ12が回転することにより、原稿Dを排紙トレイ2上に排出し、フェイスダウン(画像面下向き)で積載する。
【0032】
図8は、上記原稿処理動作のタイミングチャートである。
【0033】
次に、スタンプ押印ユニット20による押印動作及びその周辺の構成について詳細に説明する。
【0034】
スタンプモード時、原稿Dの後端が画像読み取り位置P2を通過すると、モータM1が停止し、原稿Dは排紙ローラ12とピンチロ−ラ13とで形成されるニップ部に保持される。この状態を図2の矢印の方向から示したものが図9(a),(b)である。このとき、ソレノイド20bに電流を通すことにより、プランジャ20aを駆動し、その先端部を原稿搬送路内に突出させて、原稿搬送路内に停止している原稿Dの画像面に押印する。
【0035】
また、スタンプ押印ユニット20の周辺では、上方の原稿搬送ガイドの形状において、プランジャ20aの先端部の対向面Fを原稿Dの搬送面Gより低くしている(凹ましている)。
【0036】
これにより、例えば、原稿給送装置Aを開閉する時や本体Bに設置するために傾ける時に、対向面Fにスタンプのインクが付着しても、その後、搬送される原稿Dに、付着したスタンプのインクが再付着して、原稿Dを汚してしまうことを防止している。
【0037】
次に、画像光沢度検出ユニット30による検出動作及びその周辺の構成について図10を参照しながら詳細に説明する。
【0038】
画像光沢度検出ユニット30はレジストローラ9の下流でかつ画像読み取り待機位置P1の上流に配置されている。また、画像光沢度検出ユニットの内部には、搬送される原稿Dの画像面とこの面に略直交する直線P,P’とで形成される交点Hに向けて、直線P,P’となす入射角α1が20°〜85°の範囲内で好ましくは60°に設定され、図の矢印の方向に入射光I1を発光する光源30aと直線P,P’となす反射角α0が20°〜85°の範囲内で好ましくは60°で、図の矢印の方向に反射する反射光I0を受光するフォトトランジスタ30bとが配置されている。
【0039】
そして、光源30aには、本実施例では、発光体であるLEDでそのピーク波長が400〜900mμの範囲内で好ましくは600mμのものが用いられ、この反射光I0を受光するフォトトランジスタ30bの分光感度はLEDの波長に合わせられている。
【0040】
また、原稿Dの画像面から光源30a及びフォトトランジスタ30bのそれぞれの先端部までの距離Sは1mm〜10mmの範囲内で好ましくは6mm前後に設定されている。
【0041】
そして、原稿Dが図2の左方向に搬送される場合は、光源30a及びフォトトランジスタ30bは原稿Dの幅方向の略中央部にかつ原稿束DXの先端(紙ストッパ板6)より下流にかつ光源30aは奥側にフォトトランジスタ30bは光源30aと対称に手前側に配置されている。
【0042】
なお、光源30a及びフォトトランジスタ30bの配置は、好ましくは原稿Dの幅方向において、スタンプ押印ユニット20と同じ位置に配置され、略中央部に限らず、本体Bや原稿Dの画像特性に応じて適所に配置されても良い。
【0043】
以上、光源30a及びフォトトランジスタ30bのそれぞれの性能や配置の好ましい一例をまとめると、光源30aであるLEDのピーク波長は600mμでフォトトランジスタ30bの分光感度はLEDの波長に合わせる。光源30aの原稿Dの画像面に対する入射角(発光角)α1は60°、これに対するフォトトランジスタ30bの反射角(受光角)α0も60°、原稿Dの画像面から光源30a及びフォトトランジスタ30bのそれぞれの先端部までの距離Sは6mmである。
【0044】
そして、出力信号をI0/I1として、原稿Dの画像面の光沢度を認識する。つまり、光源30aの出力電圧を基準電圧とした場合の同じゲインによるフォトトランジスタ30bの出力電圧との比であり、本実施例では、出力信号I0/I1の値が、30%以上のものを画像面の光沢度が高い原稿(光沢画像原稿)DHとして認識する。
【0045】
また、光源30aの原稿Dの画像面上での照射幅をLmm、原稿の搬送速度をVmm/秒とした場合、画像面の光沢度の検出信号のデューティが略L/V秒以上、連続して検出された時は、この検出信号を有効とし、それ未満の場合は無効とする。従って、例えば、文字原稿などの場合は、不連続に検出されるため、その検出信号は無効となり、画像面の光沢度が低い原稿(非光沢画像原稿)DLとして認識される。
【0046】
このようにして、画像光沢度検出ユニット30は搬送される原稿Dの画像面の光沢度を検出し、検出された光沢度の情報は、本体Bに内蔵されるCPU(マイクロプロセッサ)200のメモリにインプットされる。そして、本実施例の原稿給送装置Aを備えるデジタル複合複写機Bにおいては、この情報に基づくCPU200の制御により、スタンプモード時、出力信号I0/I1の値が30%以上の画像面の光沢度が高い原稿DHに対しては、スタンプ押印ユニット20による画像面への押圧動作を禁止する。
【0047】
図11は上記原稿処理動作のフローチャートである。
【0048】
次に、前述したような原稿給送装置Aを用いて画像を形成する画像形成装置の実施の形態を図12を参照しながら簡単に説明する。
【0049】
図12において、レジストローラ9により搬送された原稿Dは、画像読み取り位置P2上を通過し、画像情報を読み取られる。この画像情報に基づき、原稿給送装置Aの下方に配置された画像形成装置により画像が形成される。すなわち、図示しないランプにより照射されたプラテンガラス100上を通過する原稿Dから反射された光101は、CCD等の光学読取装置102により画像情報信号に変換され、この情報に応じてレーザスキャナユニット103からレーザが照射され、このレーザにより像担持体としての感光ドラム104が露光され潜像が形成される。
【0050】
この潜像は、現像装置のトナー105により現像され、現像された現像像は転写手段106,107によりレジストローラ108により給送されるシートPに転写される。このシートPは、着脱カセット109,110、デッキ111又は手差しトレイ112からレジストローラ108に給送される。
【0051】
前記現像像を転写されたシートPは、搬送ベルト113により定着装置114へ送られて定着され、片面コピーの場合は、搬送ローラにより排紙トレイ115に排紙される。両面コピーの場合には、片面定着後のシートPはフラッパ116の切換により、搬送ベルト117,118、反転ガイド119により反転搬送され、中間トレイ120上に一時載置され、そこから半月ローラ121、ローラ122などによりレジストローラ108に搬送され、前記同様の画像形成行程によりシートPの他の一面に前記同様の画像像が転写され、定着される。
【0052】
また、前記定着された同一面に再度画像を形成する場合には、フラッパ123によりシートPは124方向に搬送され、前記両面画像形成時と同様にシートPは搬送されて画像が形成される。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明に係る原稿給送装置を備える画像形成装置の外観図
【図2】本発明に係る原稿給送装置の断面図
【図3】本発明に係る原稿給送装置のセンサ配置の説明図
【図4】本発明に係る原稿給送装置の駆動系の説明図
【図5】本発明に係る原稿給送装置の部分詳細図
【図6】本発明に係る原稿給送装置の制御回路の説明図
【図7−a】本発明に係る原稿給送装置の動作図
【図7−b】本発明に係る原稿給送装置の動作図
【図7−c】本発明に係る原稿給送装置の動作図
【図7−d】本発明に係る原稿給送装置の動作図
【図7−e】本発明に係る原稿給送装置の動作図
【図7−f】本発明に係る原稿給送装置の動作図
【図7−g】本発明に係る原稿給送装置の動作図
【図8】本発明に係る原稿給送装置の動作タイミングチャート
【図9】本発明に係る原稿給送装置のスタンプ押印ユニットの詳細図
【図10】本発明に係る原稿給送装置の画像光沢度検出ユニットの詳細図
【図11】本発明に係る原稿給送装置の動作フローチャート
【図12】本発明に係る原稿給送装置を適用可能な画像形成装置の正面図
【符号の説明】
【0054】
1 給紙トレイ
2 排紙トレイ
3 幅方向規制板
4 紙押さえ板
5 給紙ローラ
6 紙ストッパ板
7 分離パッド
8 分離ローラ
9 レジストローラ
10 ピンチローラ
11 白色板
12 排紙ローラ
13 ピンチローラ
20 スタンプ押印ユニット
20a プランジャ
20b ソレノイド
30 画像光沢度検出ユニット
30a 光源
30b フォトトランジスタ
200 CPU
300 CPU
301 IC
302,303 ドライバ
A 原稿給送装置
B 本体(デジタル複合複写機)
M1 モータ
SL1 ソレノイド
CL1 ワンウェイクラッチ
PI1 原稿セット検知センサ
PI2 レジストセンサ
PI3 排紙センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿を積載する積載手段と、
該積載手段に積載された原稿を1枚ずつ給紙する給紙手段と、
該給紙手段により給紙された原稿の画像を読み取る読み取り手段と、
該読み取り手段により読み取られた原稿に対して押印する押印手段と、
原稿の画像の光沢度を検出する検出手段と、
該検出手段により検出された検出信号に基づいて装置を制御する制御手段と、を有し、
該検出手段により検出された検出信号に基づき該押印手段による押印動作を禁止するように該制御手段が前記押印手段を制御することを特徴とする画像読取装置。
【請求項2】
該検出手段による検出動作を原稿を搬送しながら行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
該検出手段を原稿の幅方向の略中央部に配置することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記検出手段によって検出された原稿の画像の光沢度が所定値よりも高い場合に前記制御手段は前記押印手段が押印動作を行なわないように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7−a】
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【図7−b】
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【図7−c】
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【図7−d】
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【図7−e】
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【図7−f】
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【図7−g】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−229687(P2006−229687A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−42176(P2005−42176)
【出願日】平成17年2月18日(2005.2.18)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】