説明

疾患の治療のためのアミンおよびアミド

血管接着タンパク質−1(VAP−1)としても知られているセミカルバジド感受性アミンオキシダーゼ(SSAO)を阻害するための組成物および方法を開示する。開示されている化合物は、アミン含有化合物およびアミド含有化合物である。該化合物および組成物は、炎症、炎症性疾患および自己免疫障害などの疾患を治療するのに有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式:
【化1】

(式中、
は独立に、H、C−Cアルキル、Cl、FまたはCFより選択され;
n1は独立に、0、1、2および3より選択され、
は独立に、式Ia、Ib、IcおよびIdにより表される部分より選択され:
【化2】

ここで、
およびRは独立に、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−O−C−Cアルキル、Cl、F、−OHおよび−CFからなる群より選択され;
は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−C14アラルキルより選択され;
がIa、IbおよびIcより選択される場合にはRはHであり、またRがIdである場合にはRは独立に、H、F、C−Cアルキル、C−C10アリール、C−C16置換アリール、C−C14アラルキル、C−CヘテロアリールおよびC−C14置換ヘテロアリールより選択され;
mは独立に、0および1より選択され;
は独立に、非置換アリール、置換アリール、一置換アリール、二置換アリール、非置換フェニル、置換フェニル、一置換フェニル、二置換フェニル、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、一置換ヘテロアリールおよび二置換ヘテロアリールより選択され;
かつ、
XおよびYは独立に、NおよびCHより選択される)
により表され、そのすべての立体異性体、すべてのE/Z異性体、すべての溶媒和物および水和物、ならびにすべての塩を包含する化合物を含んでなる組成物。
【請求項2】
前記化合物が、以下の式:
【化3】

(式中、
9AおよびR9Bは独立に、水素であるかまたは−C−Cアルキル、F、Cl、−OHもしくは−O−C−Cアルキルより選択され;
は独立に、F、C−Cアルキル、C−C10アリール、C−C16置換アリール、C−C14アラルキル、C−CヘテロアリールおよびC−C14置換ヘテロアリールより選択され;かつ
は独立に、H、Cl、Fまたは−CFである)
より選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
が独立に、−C−CアルキルまたはFである、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
治療上有効量の、請求項1に記載の化合物を含んでなる組成物を投与することを含む、疾患の治療方法。
【請求項5】
前記疾患が、炎症、炎症により引き起こされる疾患、または炎症を引き起こす疾患である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
以下の式:
【化4】

(式中、
10およびR11は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−O−C−Cアルキル、Cl、F、−OHおよび−CFからなる群より選択され;
n2は独立に、0、1、2より選択される)
により表され、そのすべての立体異性体、すべてのE/Z異性体、すべての溶媒和物および水和物、ならびにすべての塩を包含する化合物を含んでなる組成物。
【請求項7】
治療上有効量の、請求項6に記載の化合物を含んでなる組成物を投与することを含む、疾患の治療方法。
【請求項8】
前記疾患が、炎症、炎症により引き起こされる疾患、または炎症を引き起こす疾患である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
以下の式:
【化5】

(式中、
12およびR13は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−O−C−Cアルキル、Cl、F、−OHおよび−CFからなる群より選択され;
14は独立に、O、S、CHより選択され;
n3aおよびn3bは独立に、1または2より選択される)
により表され、そのすべての立体異性体、すべてのE/Z異性体、すべての溶媒和物および水和物、ならびにすべての塩を包含する化合物を含んでなる組成物。
【請求項10】
治療上有効量の、請求項9に記載の化合物を含んでなる組成物を投与することを含む、疾患の治療方法。
【請求項11】
前記疾患が、炎症、炎症により引き起こされる疾患、または炎症を引き起こす疾患である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
以下の式:
【化6】

(式中、
40およびR41は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−O−C−Cアルキル、Cl、F、−OHおよび−CFからなる群より選択され;
n4は独立に、0、1または2である)
により表され、そのすべての立体異性体、すべてのE/Z異性体、すべての溶媒和物および水和物、ならびにすべての塩を包含する化合物を含んでなる組成物。
【請求項13】
治療上有効量の、請求項12に記載の化合物を含んでなる組成物を投与することを含む、疾患の治療方法。
【請求項14】
前記疾患が、炎症、炎症により引き起こされる疾患、または炎症を引き起こす疾患である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
以下の式:
【化7】

(式中、
21およびR22は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−O−C−Cアルキル、Cl、F、−OHおよび−CFからなる群より選択され;
n5は独立に、0、1または2であり;かつ
23は独立に、HまたはC−Cアルキルである)
により表され、そのすべての立体異性体、すべてのE/Z異性体、すべての溶媒和物および水和物、ならびにすべての塩を包含する化合物を含んでなる組成物。
【請求項16】
治療上有効量の、請求項15に記載の化合物を含んでなる組成物を投与することを含む、疾患の治療方法。
【請求項17】
前記疾患が、炎症、炎症により引き起こされる疾患、または炎症を引き起こす疾患である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
以下の式:
【化8】

(式中、
36およびR37は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−O−C−Cアルキル、Cl、F、−OHおよび−CFからなる群より選択され;
n6は独立に、0、1、2または3であり;かつ
31、R32、R33、R34およびR35は独立に、H、C−Cアルキル、C−CシクロアルキルおよびC−C14アラルキルからなる群より選択される)
により表され、そのすべての立体異性体、すべてのE/Z異性体、すべての溶媒和物および水和物、ならびにすべての塩を包含する化合物を含んでなる組成物。
【請求項19】
治療上有効量の、請求項18に記載の化合物を含んでなる組成物を投与することを含む、疾患の治療方法。
【請求項20】
前記疾患が、炎症、炎症により引き起こされる疾患、または炎症を引き起こす疾患である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
以下の式:
【化9】

(式中、
71およびR72は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−O−C−Cアルキル、Cl、F、−OHおよび−CFからなる群より選択され;
73は独立に、O、S、CH、CHOHより選択され;
n7は独立に、1、2および3より選択され;
74は独立に、式VIIa、VIIb、VIIcおよびVIIdにより表される部分より選択され:
【化10】

ここで、
75は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cアラルキル、Cl、Fおよび−CFより選択され;
76は独立に、H、C−Cアルキルより選択され;
m7は独立に、0、1および2より選択され;かつ
79は独立に、非置換アリール、置換アリール、一置換アリール、二置換アリール、非置換フェニル、置換フェニル、一置換フェニル、二置換フェニル、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、一置換ヘテロアリールおよび二置換ヘテロアリールより選択される)
により表され、そのすべての立体異性体、すべてのE/Z異性体、すべての溶媒和物および水和物、ならびにすべての塩を包含する化合物を含んでなる組成物。
【請求項22】
74がVIIdであり、かつR79が非置換フェニル、置換フェニル、一置換フェニルまたは二置換フェニルであり、かつR79の置換基が独立に、H、F、Cl、−OH、−CF、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、および−O−C−Cアルコキシからなる群より選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
治療上有効量の、請求項21に記載の化合物を含んでなる組成物を投与することを含む、疾患の治療方法。
【請求項24】
前記疾患が、炎症、炎症により引き起こされる疾患、または炎症を引き起こす疾患である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
以下の式:
【化11】

(式中、
80は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−C10アリール、C−C14アラルキル、C−Cヘテロアリール、C−C16置換アリールおよびC−C14置換ヘテロアリールからなる群より選択され;
Xは独立に、H、NH、F、Cl、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−C10アリール、C−C14アラルキル、C−Cヘテロアリール、C−C16置換アリールおよびC−C14置換ヘテロアリールからなる群より選択され;
89は独立に、非置換アリール、置換アリール、一置換アリール、二置換アリール、非置換フェニル、置換フェニル、一置換フェニル、二置換フェニル、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、一置換ヘテロアリールおよび二置換ヘテロアリールより選択され;
かつ、
n8は独立に、0、1、2および3より選択される)
により表され、そのすべての立体異性体、すべてのE/Z異性体、すべての溶媒和物および水和物、ならびにすべての塩を包含する化合物を含んでなる組成物。
【請求項26】
89が非置換フェニル、置換フェニル、一置換フェニルまたは二置換フェニルであり、かつR89の置換基が独立に、H、F、Cl、−OH、−CF、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、および−O−C−Cアルコキシからなる群より選択される、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
治療上有効量の、請求項25に記載の化合物を含んでなる組成物を投与することを含む、疾患の治療方法。
【請求項28】
前記疾患が、炎症、炎症により引き起こされる疾患、または炎症を引き起こす疾患である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
以下の式:
【化12】

(式中、
91は独立に、C−C10非置換アリール、C−C17置換アリール、C−C17一置換アリール、C−C17二置換アリール、C−C17三置換アリール、C−C14アラルキル、C−C非置換ヘテロアリールおよびC−C15置換ヘテロアリールより選択され;
92は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−C14アラルキルより選択され;
93は独立に、H、F、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−C14アラルキル、C−C10非置換アリール、C−C17置換アリールより選択され;
94およびR95は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−C14アラルキルより選択され;かつ
n9は独立に、1および2より選択される)
により表され、そのすべての立体異性体、すべてのE/Z異性体、すべての溶媒和物および水和物、ならびにすべての塩を包含する化合物を含んでなる組成物。
【請求項30】
91が独立に、非置換フェニル、置換フェニル、一置換フェニル、二置換フェニルまたは三置換フェニルであり、かつ置換基が独立に、−F、−Cl、−CF、−OH、−C−Cアルキル、および−O−C−Cアルキルより選択される、請求項29に記載の組成物。
【請求項31】
91が独立に、C−C非置換ヘテロアリールである、請求項29に記載の組成物。
【請求項32】
92が独立に、HおよびC−Cアルキルより選択される、請求項29に記載の組成物。
【請求項33】
93が独立に、HおよびC−Cアルキルより選択される、請求項29に記載の組成物。
【請求項34】
94が独立に、HおよびC−Cアルキルより選択される、請求項29に記載の組成物。
【請求項35】
95が独立に、HおよびC−Cアルキルより選択される、請求項29に記載の組成物。
【請求項36】
n9が1である、請求項29に記載の組成物。
【請求項37】
以下の式:
【化13】

(式中、
Ar/HetArは独立に、置換アリール、非置換アリール、置換ヘテロアリールおよび非置換ヘテロアリールより選択され;n9aは独立に、0または1であり;かつ、R96は独立に、H、FおよびC−Cアルキルより選択される)
により表される化合物を含んでなる、請求項29に記載の組成物。
【請求項38】
以下の式:
【化14】

(式中、
91は独立に、非置換アリール、一置換アリール、二置換アリール、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリールからなる群より選択され;
かつ、
92は独立に、H、−C−Cアルキル、C−CシクロアルキルおよびC−C14アラルキルからなる群より選択されるか;または
91およびR92が、それらに結合する原子とともに、場合によってはアリール環もしくはヘテロアリール環と縮合している、テトラヒドロピリジン、テトラヒドロピロール環または2,5−ジヒドロピロール環を形成している)
により表される化合物を含んでなる、請求項29に記載の組成物。
【請求項39】
以下の式:
【化15】

により表される化合物を含んでなる、請求項38に記載の組成物。
【請求項40】
治療上有効量の、請求項39に記載の化合物を含んでなる組成物を投与することを含む、疾患の治療方法。
【請求項41】
前記疾患が、炎症、炎症により引き起こされる疾患、または炎症を引き起こす疾患である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
以下の式:
【化16】

(式中、
100は独立に、C−C10非置換アリール、C−C17置換アリール、C−C14アラルキル、C−C非置換ヘテロアリールおよびC−C15置換ヘテロアリールより選択され;
101は独立に、H、−OH、C−Cアルキル、−O−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−C14アラルキル、C−C10アリール、C−C17置換アリールより選択され;
102は独立に、H、F、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−C14アラルキル、C−C10アリール、C−C17置換アリールより選択され;
103およびR104は独立に、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−C14アラルキル、C−C10アリール、C−C17置換アリールより選択され;
n10は独立に、0および1より選択され;かつ、
m10は独立に、0および1より選択される)
により表され、そのすべての立体異性体、すべてのE/Z異性体、すべての溶媒和物および水和物、ならびにすべての塩を包含する化合物を含んでなる組成物。
【請求項43】
100が独立に、フェニル、4−Me−フェニル、2−F−フェニル、3−F−フェニル、4−F−フェニル、3−CF−フェニル、4−CF−フェニル、2−F−3−CF−フェニル、2−F−4−CF−フェニル、2−F−5−CF−フェニル、3,5−ジ−CF−フェニル、3−F−4−CF−フェニル、3−F−5−CF−フェニル、4−F−2−CF−フェニル、4−F−3−CF−フェニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジルまたは6−Cl−3−ピリジルである、請求項42に記載の組成物。
【請求項44】
101が独立に、H、−OHまたはC−Cアルキルである、請求項42に記載の組成物。
【請求項45】
102が独立に、H、FまたはC−Cアルキルである、請求項42に記載の組成物。
【請求項46】
103が独立に、H、メチル、エチル、n−プロピルもしくはイソプロピル、ベンジル、非置換フェニル、4−フルオロフェニル、または4−メチルフェニルである、請求項42に記載の組成物。
【請求項47】
104が独立に、H、メチル、エチル、n−プロピルもしくはイソプロピル、ベンジル、非置換フェニル、4−フルオロフェニル、または4−メチルフェニルである、請求項42に記載の組成物。
【請求項48】
治療上有効量の、請求項42に記載の化合物を含んでなる組成物を投与することを含む、疾患の治療方法。
【請求項49】
前記疾患が、炎症、炎症により引き起こされる疾患、または炎症を引き起こす疾患である、請求項48に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【公表番号】特表2007−523955(P2007−523955A)
【公表日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−500971(P2007−500971)
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【国際出願番号】PCT/US2005/005901
【国際公開番号】WO2005/082343
【国際公開日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【出願人】(593216099)ラ ホヤ ファーマシューティカル カンパニー (2)
【氏名又は名称原語表記】La Jolla Pharmaceutical Company
【Fターム(参考)】