説明

癌処置のためのジアゾール誘導体の医薬組合せ

本発明は補助化合物と式(I)の化合物:
【化1】


[式中、
は2,6−ジクロロフェニルであり、
2aおよびR2bは双方とも水素であり、かつ
は基:式(A)
【化2】


(式中、RはC1−4アルキルである)
である]
またはその塩、互変異性体、溶媒和物およびN−オキシドを含む(またはそれらから本質的になる)組合せを提供する。これらの組合せはCDKキナーゼの阻害剤としての活性を有し、癌細胞の増殖を阻害する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
補助化合物と式(I):
【化1】

[式中、
は2,6−ジクロロフェニルであり;
2aおよびR2bは双方とも水素であり;
かつ、Rは基:
【化2】

(式中、RはC1−4アルキルである)
である]
の化合物またはその塩、互変異性体、溶媒和物およびN−オキシドを含む(またはそれらから本質的になる)組合せ。
【請求項2】
がC1−3アルキルである、請求項1に記載の組合せ。
【請求項3】
がメチルである、請求項2に記載の組合せ。
【請求項4】
がエチルである、請求項2に記載の組合せ。
【請求項5】
がn−プロピルである、請求項2に記載の組合せ。
【請求項6】
がイソプロピルである、請求項2に記載の組合せ。
【請求項7】
塩またはN−オキシドの形態でない、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項8】
塩、溶媒和物またはN−オキシドの形態である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項9】
補助化合物および式(I)の化合物が物理的に会合されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項10】
補助化合物および式(I)の化合物が、(a)混合剤(例えば、同じ単位用量内の)であるか;(b)化学的/物理化学的に結合されている(例えば、架橋、分子凝集または共通のビヒクル部分との結合による)か;(c)化学的/物理化学的に同時にパッケージングされている(例えば、脂質小胞、粒子(例えば、ミクロ粒子もしくはナノ粒子)またはエマルション小滴)上または内部に配置されている)か;または(d)混合されていないが、同時にパッケージングされているか、もしくは同時に提供されている(例えば、一連の単位用量の一部として)、請求項9に記載の組合せ。
【請求項11】
補助化合物および式(I)の化合物が非物理的に会合されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項12】
前記組合せが、(a)少なくとも1つの化合物を、少なくとも1つの化合物と他の化合物との物理的会合を形成させるための即時調合会合に関する説明書とともに含むか;または(b)少なくとも1つの化合物を、他の化合物との併用療法に関する説明書とともに含むか;または、(c)少なくとも1つの化合物を、他の化合物が投与された(もしくは投与される)患者集団に投与することに関する説明書とともに含むか;または(d)少なくとも1つの化合物を、他の化合物との組合せ使用に特に適した量もしくは形態で含む、請求項11に記載の組合せ。
【請求項13】
医薬パック、キットまたは患者パックの形態の、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項14】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が介在する病態または症状の予防または処置に使用するための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項15】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が介在する病態または症状を予防または処置する方法であって、それを必要とする対象に請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せを投与することを含む、方法。
【請求項16】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が介在する病態または症状を緩和する、または罹患率を軽減する方法であって、それを必要とする対象に請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せを投与することを含む、方法。
【請求項17】
哺乳類において異常な細胞増殖を含む、または異常な細胞増殖から起こる疾病または症状を処置する方法であって、その哺乳類に、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せを、異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で投与することを含む、方法。
【請求項18】
哺乳類において異常な細胞増殖を含む、または異常な細胞増殖から起こる疾病または症状を緩和する、または罹患率を軽減する方法であって、その哺乳類に、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せを、異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で投与することを含む、方法。
【請求項19】
哺乳類において異常な細胞増殖を含む、または異常な細胞増殖から起こる疾病または症状を処置する方法であって、その哺乳類に、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せを、cdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性を阻害するのに有効な量で投与することを含む、方法。
【請求項20】
哺乳類において異常な細胞増殖を含む、または異常な細胞増殖から起こる疾病または症状を緩和する、または罹患率を軽減する方法であって、その哺乳類に、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せを、cdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性を阻害するのに有効な量で投与することを含む、方法。
【請求項21】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3を阻害する方法であって、そのキナーゼを、キナーゼを阻害する請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せと接触させることを含む、方法。
【請求項22】
請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せを用い、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の活性を阻害することにより、細胞プロセス(例えば、細胞分裂)を調節する方法。
【請求項23】
本明細書に記載の病態の予防または処置に用いるための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項24】
本明細書で定義されるいずれか1以上の使用を目的とした薬剤の製造のための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せの使用。
【請求項25】
請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せと薬学上許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項26】
経口投与に適した形態の、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せと薬学上許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項27】
医療に用いるための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項28】
前記で示した、また、本明細書の他所に記載される、いずれかの使用および方法のための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項29】
補助化合物で処置を受けている対象において、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が介在する病態または症状の予防または処置に用いるための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
【請求項30】
補助化合物で処置を受けている対象において、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が介在する病態または症状予防または処置を目的とした薬剤の製造のための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項31】
サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が介在する病態または症状を予防または処置する方法であって、それを必要とする対象(この対象は補助化合物で処置を受けている)に、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項32】
補助化合物で処置を受けている哺乳類対象において、異常な細胞増殖を含む、または異常な細胞増殖から起こる疾病または症状を処置する方法であって、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を、異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で投与することを含む、方法。
【請求項33】
補助化合物で処置を受けている哺乳類対象において、異常な細胞増殖を含む、または異常な細胞増殖から起こる疾病または症状を処置する方法であって、その哺乳類に、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物を、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の活性を阻害するのに有効な量で投与することを含む、方法。
【請求項34】
補助化合物で処置を受けている対象において、異常な細胞増殖から起こる病態または症状の予防または処置を目的として薬剤の製造のための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項35】
補助化合物で処置を受けている対象において、サイクリン依存性キナーゼまたはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3が介在する病態または症状を予防または処置する方法であって、その対象に、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項36】
補助化合物で処置を受けている哺乳類対象において、異常な細胞増殖を含む、または異常な細胞増殖から起こる疾病または症状を処置する方法であって、その対象に、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を、cdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性を阻害するのに有効な量で投与することを含む、方法。
【請求項37】
補助化合物で処置を受けている対象において、cdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3活性を阻害する方法であって、そのキナーゼを、キナーゼを阻害する請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物と接触させることを含む、方法。
【請求項38】
請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を用い、cdkキナーゼ(cdk1またはcdk2など)またはグリコーゲンシンターゼキナーゼ−3の活性を阻害することにより、補助化合物で処置を受けている対象において細胞プロセスを調節する方法。
【請求項39】
補助化合物が本明細書に記載の補助化合物のいずれかから選択される、請求項29〜38のいずれか一項に記載の方法。
【請求項40】
本明細書に開示されている病態または症状のいずれか1つを処置または予防する方法であって、患者(例えば、それを必要とする患者)に、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せ(例えば、治療上有効な量の)を投与することを含む、方法。
【請求項41】
サイクリン依存性キナーゼが介在する病態または症状を診断および処置する方法であって、(i)患者が罹患している、または罹患する可能性のある疾病または症状が、サイクリン依存性キナーゼに対して活性を有する化合物による処置に感受性があるものであるかどうかを判定するために患者をスクリーニングすること、および(ii)患者の疾病または症状にそのような感受性があることが示された場合、その後、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せを患者に投与することを含む、方法。
【請求項42】
スクリーニングされ、サイクリン依存性キナーゼに対して活性を有する化合物による処置に感受性があると考えられる疾病または症状に罹患している、または罹患するリスクがあると判定された患者における病態または症状の処置または予防を目的とした薬剤の製造のための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せの使用。
【請求項43】
哺乳類において腫瘍増殖を阻害するのに用いるための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項44】
腫瘍細胞(例えば、哺乳類において)の増殖を阻害するのに用いるための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項45】
哺乳類(例えば、ヒト)において腫瘍増殖を阻害する方法であって、その哺乳類(例えば、ヒト)に、有効に腫瘍増殖を阻害する量の請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せを投与することを含む、方法。
【請求項46】
腫瘍細胞(例えば、ヒトなどの哺乳類に存在する腫瘍細胞)の増殖を阻害する方法であって、その腫瘍細胞を、有効に腫瘍細胞の増殖を阻害する量の請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せと接触させることを含む、方法。
【請求項47】
請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物との併用療法に用いるための補助化合物(例えば、本明細書に開示されている補助化合物のいずれかから選択される補助化合物)。
【請求項48】
補助化合物(例えば、本明細書に開示されている補助化合物のいずれかから選択される補助化合物)との併用療法に用いるための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
【請求項49】
併用療法が請求項1〜48のいずれか一項に記載の予防、処置または方法を含む、請求項47または請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物で処置を受けている患者の処置または予防を目的とした薬剤の製造のための、補助化合物(例えば、本明細書に開示されている補助化合物のいずれかから選択される補助化合物)の使用。
【請求項51】
補助化合物(例えば、本明細書に開示されている補助化合物のいずれかから選択される補助化合物)で処置を受けている患者の処置または予防における使用を目的とした薬剤の製造のための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項52】
ヒトなどの温血動物において癌を処置する方法であって、該動物に、有効量の補助化合物(例えば、本明細書に開示されている補助化合物のいずれかから選択される補助化合物)を、有効量の請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物と逐次、例えば前後、または同時に投与することを含む、方法。
【請求項53】
哺乳類における併用癌療法の方法であって、治療上有効な量の補助化合物(例えば、本明細書に開示されている補助化合物のいずれかから選択される補助化合物)と治療上有効な量の請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項54】
哺乳類において異常な細胞増殖を含む、または異常な細胞増殖から起こる疾病または症状を緩和する、または罹患率を軽減するために、補助化合物(例えば、本明細書に開示されている補助化合物のいずれかから選択される補助化合物)との併用療法に用いるための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
【請求項55】
哺乳類において腫瘍増殖を阻害するために、補助化合物(例えば、本明細書に開示されている補助化合物のいずれかから選択される補助化合物)との併用療法に用いるための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
【請求項56】
それを必要とする患者において癌を予防、処置または管理するために、補助化合物(例えば、本明細書に開示されている補助化合物のいずれかから選択される補助化合物)との併用療法に用いるための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
【請求項57】
補助化合物(例えば、本明細書に開示されている補助化合物のいずれかから選択される補助化合物)で処置される、癌に罹患している患者における応答率の増強または増進に用いるための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
【請求項58】
補助化合物(例えば、本明細書に開示されている補助化合物のいずれかから選択される補助化合物)で処置される、癌に罹患している患者において応答率を増強または増進する方法であって、その患者に、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を補助化合物と組み合わせて投与することを含む、方法。
【請求項59】
本明細書で定義される治療的使用または予防的使用のいずれかを目的とした薬剤の製造のための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の組合せの使用。
【請求項60】
前記組合せが2種類以上の補助化合物を含む、請求項1〜59のいずれか一項に記載の発明。
【請求項61】
2種類以上の補助化合物が各々、本明細書に記載の補助化合物のいずれかから独立に選択される、請求項60に記載の発明。
【請求項62】
請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の組合せの製造方法であって、式Iの化合物と補助化合物とを組み合わせることを含む、方法。
【請求項63】
請求項1〜13のいずれか一項に記載の組合せの製造方法であって、式(XVII):
【化3】

の化合物を、基SOの導入に好適なスルホニル化剤(例えば、塩化メタンスルホニルなどの塩化スルホニル)と反応させることを含む、方法。
【請求項64】
補助化合物が、例えば、ゲムシタビン、カペシタビン、シタラビン、ラリトレキセド、ペメトレキセド、メトトレキサート、パクリタキセル、ドセタキセル、トラスツズマブ、セツキシマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、メシル酸イマチニブおよびソラフェニブから選択される代謝拮抗化合物、タキサン化合物またはシグナル伝達阻害剤を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項65】
代謝拮抗化合物がゲムシタビン、カペシタビン、シタラビン、ラリトレキセド、ペメトレキセドおよびメトトレキサートから選択される、請求項64に記載の発明。
【請求項66】
シグナル伝達阻害剤がトラスツズマブ、セツキシマブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、メシル酸イマチニブおよびソラフェニブから選択される、請求項64に記載の発明。
【請求項67】
代謝拮抗化合物、タキサン化合物またはシグナル伝達阻害剤がパクリタキセル、ゲムシタビンまたはゲフィチニブ(イレッサ)である、請求項64に記載の発明。
【請求項68】
補助化合物がカンプトテシン化合物を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項69】
カンプトテシン化合物がカンプトテシン、イリノテカンおよびトポテカンから選択される、請求項68に記載の発明。
【請求項70】
カンプトテシン化合物がトポテカンである.請求項69に記載の発明。
【請求項71】
カンプトテシン化合物がイリノテカンである、請求項69に記載の発明。
【請求項72】
補助化合物が、例えば、ビノレルビン、ビンブラスチンおよびビンクリスチンから選択されるビンカアルカロイド化合物を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項73】
ビンカアルカロイド化合物がビノレルビンである、請求項72に記載の発明。
【請求項74】
ビンカアルカロイド化合物がビンブラスチンである、請求項72に記載の発明。
【請求項75】
ビンカアルカロイド化合物がビンクリスチンである、請求項72に記載の発明。
【請求項76】
補助化合物が、例えば、クロロ(ジエチレンジアミノ)−白金(II)クロリド、ジクロロ(エチレンジアミノ)−白金(II)、スピロプラチン、イプロプラチン、ジアミノ(2−エチルマロナト)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)マロナト白金(II)、(4−カルボキシフタロ)−(1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−(イソシトラト)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−シス−(ピルバト)白金(II)、オンナプラチン、テトラプラチン、シスプラチン、カルボプラチンおよびオキサリプラチンから選択される白金化合物を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項77】
白金化合物がクロロ(ジエチレンジアミノ)−白金(II)クロリド、ジクロロ(エチレンジアミノ)−白金(II)、スピロプラチン、イプロプラチン、ジアミノ(2−エチルマロナト)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)マロナト白金(II)、(4−カルボキシフタロ)−(1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−(イソシトラト)白金(II)、(1,2−ジアミノシクロヘキサン)−シス−(ピルバト)白金(II)、オンナプラチン、テトラプラチン、カルボプラチンまたはオキサリプラチンから選択される、請求項76に記載の発明。
【請求項78】
白金化合物がカルボプラチンまたはオキサリプラチンである、請求項77に記載の発明。
【請求項79】
白金化合物がカルボプラチンである、請求項78に記載の発明。
【請求項80】
補助化合物が、例えば、アントラサイクリン誘導体、ミトキサントロンおよびポドフィロトキシン誘導体から選択されるトポイソメラーゼ2阻害剤を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項81】
トポイソメラーゼ2阻害剤がダウノルビシン、イダルビシンおよびエピルビシンから選択される、請求項80に記載の発明。
【請求項82】
トポイソメラーゼ2阻害剤がエトポシドおよびテニポシドから選択される、請求項80に記載の発明。
【請求項83】
トポイソメラーゼ2阻害剤がエトポシドである、請求項82に記載の発明。
【請求項84】
補助薬剤が抗アンドロゲン剤または抗エストロゲン剤である、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項85】
抗アンドロゲン剤がアロマターゼ阻害剤(例えば、レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタンまたはアミノグルテチミド)である、請求項84に記載の発明。
【請求項86】
抗アンドロゲン剤がタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェン、トレミフェン、ドロロキシフェン、レトラゾール、アナストラゾール、エキセメスタン、ビカルタミド、ルプロリド、酢酸メゲストロール、アミノグルテチミドおよびベキサロテンから選択される、請求項84に記載の発明。
【請求項87】
補助薬剤がGnRH類似体(例えば、ゴセレリンまたはロイプロリド)である、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項88】
補助薬剤が細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体(または抗CD抗体)である、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項89】
細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体がCD20、CD22、CD33およびCD52から選択される、請求項88に記載の発明。
【請求項90】
細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体がリツキシマブ、トシツモマブおよびゲムツズマブから選択される、請求項88または89に記載の発明。
【請求項91】
細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体が完全ヒト抗体およびキメラを含む、請求項88〜90のいずれか一項に記載の発明。
【請求項92】
補助化合物が、例えば、ナイトロジェンマスタード化合物、ニトロソウレア化合物およびブスルファンから選択されるアルキル化剤を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項93】
アルキル化剤がイフォスファミドおよびクロラムブシルから選択される、請求項92に記載の発明。
【請求項94】
アルキル化剤がカルムスチンおよびロムスチンから選択される、請求項92に記載の発明。
【請求項95】
アルキル化剤がブスルファンである、請求項92に記載の発明。
【請求項96】
補助化合物が、例えば、TSA、SAHA、JNJ−16241199、LAQ−824、MGCD−0103およびPXD−101から選択されるHDAC阻害剤を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項97】
補助化合物が、例えばセレコキシブであるCOX−2阻害剤を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項98】
補助化合物が、例えばテモゾロマイドであるDNAメチル化阻害剤を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項99】
補助化合物が、例えばボルテジミブであるプロテアソーム阻害剤を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項100】
補助化合物が、例えば、セリシクリブ、アルボシジブ、7−ヒドロキシスタウロスパリン(hydroxystaurosparine)、JNJ−7706621、BMS−387032、Pha533533、PD332991、ZK−304709およびAZD−5438から選択されるCDK阻害剤を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項101】
CDK阻害剤がJNJ−7706621、BMS−387032、Pha533533、PD332991、ZK−304709およびAZD−5438から選択される、請求項100に記載の発明。
【請求項102】
CDK阻害剤がJNJ−7706621である、請求項101に記載の発明。
【請求項103】
補助化合物がオーロラ阻害剤を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項104】
オーロラ阻害剤がAZD1152、MK0457(VX680)、PHA−739358、MLN−8054およびMP−235から選択される、請求項103に記載の発明。
【請求項105】
オーロラ阻害剤がVX−680である、請求項103に記載の発明。
【請求項106】
補助化合物がHsp90阻害剤である、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項107】
HSP90阻害剤がハービマイシン、ゲルダナマイシン(GA)、17−AAG、例えば、Kos−953およびCNF−1010、17−DMAG(Kos−1022)、およびIPI−504から選択される、請求項106に記載の発明。
【請求項108】
補助化合物がエポチロンを含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項109】
エポチリン(epothiline)がイキサベピロン、パツピロン、BMS−310705、KOS−862およびZK−EPOから選択される、請求項108に記載の発明。
【請求項110】
代謝拮抗化合物、タキサン化合物、シグナル伝達阻害剤、カンプトテシン化合物、ビンカアルカロイド化合物、白金化合物、トポイソメラーゼ2阻害剤、抗アンドロゲン剤、モノクローナル抗体(例えば、1以上の細胞表面抗原に対するもの)、アルキル化剤、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤(HDAC)、シクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)阻害剤、プロテアソーム阻害剤、DNAメチル化阻害剤およびさらなるCDK阻害剤から独立に選択される2種類以上の補助化合物を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項111】
2種類以上の補助化合物の1つが抗アンドロゲン剤、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤(HDAC)、シクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)阻害剤、プロテアソーム阻害剤、DNAメチル化阻害剤およびさらなるCDK阻害剤から選択される、請求項110に記載の発明。
【請求項112】
2種類以上の補助化合物が5−FU、メトトレキサート、シクロホスファミドおよびドキソルビシンから選択される、請求項111に記載の発明。
【請求項113】
2種類以上の補助化合物がフルダラビンおよびリツキサマブを含む、請求項112に記載の発明。
【請求項114】
サイトカインおよびサイトカイン活性化剤、レチノイドまたはレキシノイド、選択的免疫応答調節剤、チェックポイント標的剤、DNA修復阻害剤、ならびにGタンパク質共役受容体阻害剤の阻害剤から独立に選択される2種類以上の補助化合物を含む、請求項1〜63のいずれか一項に記載の発明。
【請求項115】
補助化合物が本明細書に記載のいずれかから選択される、請求項1〜114のいずれか一項に記載の発明。
【請求項116】
組合せが2種類以上の補助化合物を含む、請求項1〜115のいずれか一項に記載の発明。
【請求項117】
2種類以上の補助化合物の各々が本明細書に記載の補助化合物のいずれかから独立に選択される、請求項116に記載の発明。
【請求項118】
請求項1〜13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物が4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミドである、請求項1〜117のいずれか一項に記載の発明。
【請求項119】
4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミドが結晶形である、請求項114に記載の発明。

【公表番号】特表2009−536186(P2009−536186A)
【公表日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−508464(P2009−508464)
【出願日】平成19年5月4日(2007.5.4)
【国際出願番号】PCT/GB2007/001640
【国際公開番号】WO2007/129062
【国際公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【出願人】(506025512)アステックス・セラピューティクス・リミテッド (42)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】