説明

発光車両グレージングおよびその製造

本発明は、
第1のシートと、
放出面が、注入側と呼ばれる、第2の面(12)の側面を向く周辺光源と、
第1および/または第2の主要面(12’)の表面拡散手段、あるいは第1のシート内の体積拡散手段である第1のおよび/または第2の主要面を介して誘導された光を抽出するための手段と、
特に、液体の水に不浸透性の、または水蒸気にさえ不浸透性の、光源(2)を覆うための流体密封キャップ(4)と、
流体密封界面封止のために、固定手段により結合され、界面要素(5)と結合させられた、表面キャップと呼ばれる、すなわち実質的に第2の面を向くキャップ(4)と
を含む発光車両グレージング(100)に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両グレージングに関し、詳細には、特に発光ダイオードを有する発光車両グレージング、およびそのような車両グレージングを製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車両が、発光ダイオード(LED)をますます利用している。
【0003】
たとえば国際公開第2006128941号という文献が、1つまたは複数の発光ダイオードにより表面上に一様な光放出を伴うサンルーフを提案している。このルーフは、図8に示されるように、外側の光抽出器シート、中央の透明な光ガイドシート、および内側の光拡散器シートからなる積層構造を含む。光源は、内側および外側のシートの端部に固定された側面支持物に搭載された複数の発光ダイオードであるが、ダイオードを収容できるように、中央シート内に穴が作られている。
【0004】
サンルーフは、外側のシートの周辺端部をルーフ構造に接合することによりしっかりと固定される。ダイオードおよび周辺接合ゾーンは、内部ライニングによりマスクされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】国際公開第2006128941号
【特許文献2】国際公開第0190787号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、発光車両グレージングの利用可能範囲を広げることを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、実際には、任意のルーフ構成、および特に車体ルーフ、開口ルーフまたは固定ルーフ上に外側を介して搭載されたルーフに特に適した、環境に優しい効率的な光源(たとえば発光ダイオード、ダイオードと結合した1つまたは複数の光ファイバ)を備える発光車両グレージングに関する。
【0008】
この目的のために、発光車両グレージングは、簡単なままであり、それにより、車両製造業者により課される仕様を満たしながら、耐久性があり、コンパクトで、頑丈でなければならない。
【0009】
本発明はまた、(生産高、したがって、コスト、生産速度、自動化などに関する)産業上の要件を満たし、それによって、性能を犠牲にすることなく低コスト生産を可能にする発光車両グレージングに関する。
【0010】
この目的のために、本発明は、
第1の主要面、および第2の主要面、ならびに端部を有する、ミネラルガラスまたは有機ガラスからなる第1のシートと、
光ファイバ、およびダイオードの(少なくとも)一方の支持セクション(セクションおよびダイオード組立ては普通にダイオードアレイと呼ばれる)上に半導体チップをそれぞれ含む発光ダイオードから選択される放出面を備える周辺光源であって、放出面は、第1のシートの厚みの中に注入される可視光、および/またはUV光と呼ばれる紫外線光の伝播のために、(第2の面と接触した、または接触しない)注入側と呼ばれる、第2の面の側面を向き、このとき、第1のシートは、注入される光のガイドの役割を果たす(注入側は、任意選択で、その厚さに関して部分的にくぼんでいる、またはセットバックさえ有する)周辺光源と、
少なくとも1つの発光ゾーンを形成するために、
第1の主要面および/または第2の主要面の表面拡散手段、あるいは第1のシートにおける体積拡散手段である第1の主要面および/または第2の主要面を介して誘導された光を抽出するための手段、
および/または注入された光が(特に)UVであるときの、特に第1および/または第2の主要面(したがって、抽出面)上の発光団である第1および/または第2の主要面を介してUV光を可視光に変換するための手段と、
流体密封であり、特に、液体の水に不浸透性の、または水蒸気にさえ不浸透性の、(特に、内面、および特に自由外面を有する要素により)第1のシートに接合された、任意選択で追加された(したがって、第1のシートとは異なる)周辺機能要素(機能要素は、たとえば注入側に隣接する)、特に、オーバーモールディング要素または組立て済み要素から選択される機能要素(好ましくは、特に第1のシートに接合された封入物、押出物、またはシールから選択される金属または重合体)と、
特に、液体の水に不浸透性の、または水蒸気にさえ不浸透性の、光源を覆うための流体密封キャップと、
表面キャップと呼ばれる、すなわち、実質的に(または完全に)第2の面を(上に)向き、固定手段により
特に有機ガラスからなる第1のシートに(好ましくは第2の面により)、
および/または第1のシートに接合された接続部品(7’)に、
ならびに任意選択で機能要素に(その外面により)
結合されたキャップとを含み、
キャップは、第2の面に向けられた一般的ないわゆる内面を有し、キャップは、
キャップと接続部品との間、および任意選択でキャップと(支える側と呼ばれる側面を備える)機能要素の間に配置された、
あるいはキャップと一体化された、または接続部品と一体化された、または第1のシートと一体化された、
特に、液体の水に不浸透性の、または水蒸気にさえ不浸透性の、流体密封の界面封止のために界面要素に結合させられた発光車両グレージングを提案する。
【0011】
したがって、本発明は、グレージングが本体により保護されないときでさえ、簡単で適切な封止手段のおかげで、流体拡散経路を排除する、耐久性がある発光グレージングを提案する。
【0012】
界面封止と結合させられた、封止されたキャップは、(再)配置するのが容易であり、容易に移動可能(取り外し可能、最低のコストで交換可能)であり、必要に応じて、
修理またはリサイクル中に、光源(LEDなど)および/または光源の電子制御部を置換すること、またはさらには、
顧客により望まれる新しい光学性能要件(1つまたは複数の色、電力、周波数、制御の変更)、または課される新規格による新しい光学性能要件と取り組むこと、
ならびに/あるいはキャビティ、および本発明によるそのような封止手段を備えるグレージング内に光源(LEDおよび/または光ファイバ)および/または電子制御部を追加すること
が容易である。
【0013】
それにより、本発明は、生産フローのロジスティック管理に関して、グレージングに対して提案される照明のモジュール化(照明している、またはそのようになることができるグレージング、色、強度などの変化など)を容易にする(顧客の要求によってではなく、組立てを促進する)。
【0014】
本発明は、光源(LEDなど)の一体化が、方法および材料の選択に与える影響を低減し、本発明は、広範な、実現可能な封入または事前組立てのソリューションを提供するので、製造技術からの独立性を提供する。
【0015】
さらに、キャップが光源(たとえば1つまたは複数のLEDアレイ)とは無関係に取り付けられうるので、本発明によるソリューションは適応性がある。
【0016】
本発明により、日常的な方法で、特に通常の技術(押出し、成型など)により製造されるグレージングに追加される、組立て後にキャップを形成する支持物の役割を果たすように適切に修正された(くぼんだ)任意選択の機能要素を備える発光車両グレージングを製造することが可能になる。
【0017】
ある種の構成では、キャップは、組立て後、車体上で見えない。
【0018】
さらに、キャップおよび本発明による界面封止要素は、特に、結合空間の汚染(汚物、有機性汚染、かびなど)を防止するために湿気に対して、および好ましくは洗浄製品に対して、または高圧ジェットによる洗浄に対して、光源を、特にチップを保護するのに有用である。この保護は恒久的でなければならない。
【0019】
長期の湿密性を認定するために、ウェットプラスタ試験が行われうる。たとえば、自動車分野で使用される規格D47 1165−H7は、H7ウェットプラスタ試験について説明している。
【0020】
この試験は、試験されるべき部品を脱イオン水で浸された綿の中に組み入れ、密閉するように封止されたバッグ内に全体を封入し、次に、そのバッグを7日間70℃±2℃で乾燥器内に置くことにある。次に、部品は取り出され、浸された綿を取り去られ、2時間20℃で置かれる。最後に、部品は、湿気がシステムに与える影響を評価するために、観察され、機械的にまたは機能的に試験されうる。この試験は、湿気のある暑い環境での、数年の自然なエージングに相当する。
【0021】
自動車分野で使用される高圧洗浄剤D25 5376による洗浄に対する耐久性を試験するために、高圧噴射水洗浄試験も利用されうる。ノズル/本体距離が100mmまで、圧力が100バールまでである。
【0022】
封止するための一連の手段を実装する、本発明によるソリューションは、完全なモノリシック封入よりも、特にオーバーモールディング(封入物)の完全なモノリシック封入よりも、または光源(たとえばLEDアレイなど)が完全に封入される糊(glue)、接着剤のコーティングによる完全なモノリシック封入よりも好まれる、すなわち光源を損傷する危険を冒して、光源がアクセスするのを困難にするソリューションである。
【0023】
さらに、全体の封入は壊れやすく、光源を損傷する可能性があり、特に、すでに搭載されたLED(および/またはLEDの電子回路)が、製造を複雑にする予防措置がとられなければ、高いスクラップコストを招く。
【0024】
同様に、LEDアレイなどの光源の一体化は難しい、または光の作用が劣化する危険性により、押出しまたは成形の場合、不可能でさえある。
【0025】
実行が簡単な、有利な一実施形態では、第1のシートは、特にPCからなるガラス、特に有機ガラスから作られ、注入側を向く光源を収容するために、第2の面の、第1のシートの厚みの中に、止まり穴、たとえばセットバックを有する。
【0026】
有機ガラスからなるシートでは、特にプラスチック(PCなど)からなるシートでは、ミネラルガラスシート内よりも容易に、特に、強化された穴または溝を作ることが実際に可能である。
【0027】
好ましい一実施形態では、穴は、第2の面の周囲全体上にあり、キャップは、特に前記固定手段を(ねじで締めつけるまたはクリップで留めるなどにより)一体化するフレームを形成する。
【0028】
このとき、キャップの横断面は、たとえばL字形、U字形でもよく、たとえばねじで締めつける、クリップで留める、リベットで留める、接合するタイプの前記固定手段でもよい。
【0029】
グレージングは、光源および(注入ゾーン近傍の、特に、抽出面と反対側の面で)任意の干渉する光をマスクするため、および/または第2の面による車体へのグレージングの固定部をマスクするための要素を含み、マスキング要素は、場合により、
機能要素の一部、特に重合体封入(十分不透明な黒)、
ならびに/あるいは第2の面の周辺上、および/あるいは第1の面上、または特に、機能要素が一面または二面であるときに第1の面を向く、追加されたシートフィルムの面上の十分不透明なエナメル、
ならびに/あるいは第2の面の周辺上、および/あるいは第1の面上、または第1の面を向く、追加された面上の反射面(層など)
である。
【0030】
特に、第1のシートは、特にポリカーボネートからなる、有機の透明なおよび不透明な二材料である。すなわち、
第2の面の周辺上、および/または第1の面上の、第1のシートの不透明ゾーンは、光源、および(注入に近い)任意の干渉する光のマスキングを形成する、
および/または第2の面による車体へのグレージングの固定部のマスキングを形成する。
【0031】
有利なことに、グレージングは、複数の光源を、特に、いくつかのセクション上に分散させられた前記ダイオードのグループ(したがっていくつかのダイオードアレイ)を含むことができ、
キャップおよび界面封止要素が、各ダイオードグループ(アレイ)に対して提供される、
および/またはキャップおよび界面封止要素は、複数のダイオードグループ(アレイ)に共通である。
【0032】
好ましくは、キャップの内面と第1の面の間の距離は、10mmよりも短い。
【0033】
好ましくは、キャップの外面と注入側または端部の間の距離は、15mmよりも短い。キャップの厚さは5mm未満でもよい。
【0034】
さらに、前記結合空間の、注入前に放出される放射の空間は、当然、主要な放出方向および放出円錐により定義される光源放射図に従って変化する。
【0035】
結合空間を満たすために、接着性があるまたはない、前記1つまたは複数の放射に対して透明な材料が、特に、
発泡体(foam)、熱可塑性樹脂、
チップを埋め込み、チップをグレージングに固定する、糊などの接着性材料、
一方の接着面によりチップおよび支持物に接合され、他方の接着面によりグレージングに接合される、両面接着剤
が提供されてもよい。
【0036】
必要に応じて短期封止機能を実行する接着性材料(重合体など)として、
UVで架橋性の糊、
アクリル性糊と接着性にされたストリップ(アクリル樹脂、PUなど)、
透明な糊、PU、シリコーン、アクリル樹脂、
熱可塑性樹脂、すなわち、ポリビニルブチラール(PVB)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)など
が言及されうる。
【0037】
しかしながら、本発明は、(むき出しの、または事前に封入された)LEDとグレージングの間の光結合を作るために、上述のような補充要素(充填材料および/または接着性材料および/または封止材料)の追加を避けるのに役立つ。そのような要素は追加コストを招き、光の色を変えやすい。
【0038】
結合空間と呼ばれる、注入前に放出される放射の空間が、ガス状(1つまたは複数のガス、たとえば空気)であること、および/または流体密封の局所界面封止要素が、キャップの内面の周辺上、またはキャップの片側上にあり、特に、流体密封界面封止要素はストリップを形成することが好ましい。
【0039】
ダイオードは、(事前に)封入されてもよい、すなわち、半導体チップと、チップを封入し、多くの機能、すなわち拡散器または焦点合わせの要素、波長変換を有するエンベロープと、たとえばエポキシタイプの樹脂またはPMMA樹脂とを含む。エンベロープは、共通または個別である。
【0040】
ダイオードは、好ましくは、たとえばサイズ約100μmまたは1mmを有する単一半導体チップでもよい。
【0041】
ダイオードは、任意選択で、処理操作中にチップを保護するため、またはチップ材料と別の材料の間の適合性を改善するために、(一時的な、または一時的でない)保護エンベロープを含んでもよい。
【0042】
ダイオードは、特に、以下の発光ダイオード、すなわち、
側面放出ダイオード、すなわち、支持物に対して側面放出面で、電気接点(の面)に平行に放出する側面放出ダイオード、
主要な放出方向が、チップの放出面に垂直な、または傾斜したダイオード
の少なくとも1つから選択されてもよい。
【0043】
光源の放出図は、Lambertianでもよい。
【0044】
したがって、グレージングは、グレージングの分野で公知のすべての機能を一体化してもよい。グレージングに追加される機能の中でも、疎水性/疎油性である層、親水性/親油性である層、光触媒性の防汚加工である層、熱放射または赤外線放射(低放射性)を反射するスタック(日射調整)である層、反射防止である層が言及されうる。
【0045】
支持セクションは、従来のPCBでも、金属でもよい。支持セクションは、長方形の横断面を有してもよい。
【0046】
ダイオードの総数、すなわちダイオードの電力は、照明されるゾーンのサイズおよび位置、所望の光強度、ならびに必要とされる光の一様性に従って選択される。
【0047】
支持セクションの長さは、ダイオードの数、および照明される領域の広さに従って変化する。
【0048】
LED支持セクションは、たとえば約20cmの長さを有する。LEDアレイの数(セクション+LED)は、好ましくは、領域を覆うために増やされる。
【0049】
より高いコンパクトさおよび/または簡略化された設計のために、支持セクションは、以下の特徴の1つまたは複数をさらに有してもよい。すなわち、
支持セクションは、薄くてもよい、特に、厚さ1mm以下を有する、または0.1mmさえ有する、
支持セクションは、電気伝導のための金属表面コーティングを有してもよい。
【0050】
特に照明されるゾーンが長い距離により分離される場合、または広いゾーンを照明するために、単一の支持セクションの代わりに、複数の同一なまたは類似するダイオード支持セクションが提供されてもよい。
【0051】
グレージングのサイズ、および要件に従って、所与の基準サイズを乗算された支持セクションが提供されてもよい。
【0052】
より高いコンパクトさのため、および/またはガラスの透明ゾーンを増大させるために、チップを支える部品と第1のシートの間の距離が、好ましくは、5mm以下であり、好ましくは、チップと第1のシートの間の距離が2mm以下である。
【0053】
光源はまた、結合空間の外側で、特に注入側の外側でグレージングに固定されてもよく、ダイオードについては、第1のシートの面の1つ、特に第2の面に、またはキャップの内面に支持セクションを固定することにより、特に、接合することにより、または両面接着剤により、またはクリップで留めることにより固定されてもよい。
【0054】
「恒久的」キャップ固定手段が、部品のタイプに従って、接合、溶接、またはたとえヘディング(heading)からさえも選択されてもよい。
【0055】
「恒久的」界面封止手段が、接合、溶接、および同様に固定の手段から選択されてもよい。
【0056】
しかしながら、キャップの分解、またはたとえ交換さえも容易にするために、好ましくはキャップの周辺上の界面封止要素は、結果的に可逆である前記キャップ固定手段の一部を形成する、または前記キャップ固定手段を構成する可逆糊であり、好ましくは、特にキャップの内面、または接続部品(その自由外面による)、または第2の面と接触するガスケット内に配置された糊ストリップ、特にエポキシ二成分糊である。
【0057】
可逆糊のように、エポキシ樹脂、特に二成分エポキシ樹脂、たとえばEIC LaboratoriesのElectRelease(TM)製品が言及されうる。
【0058】
代わりに、または累積的に、分解および再組立てを容易にするために、好ましくは、キャップの周辺上の界面封止要素は、圧縮された材料であり、材料の圧縮封止が、前記キャップ固定手段の閉じる力により与えられ、特に、界面封止要素は、
1つまたは複数のリップシールを備えた、特にOリングの、たとえばTPE、EPDMから作られた、特に、キャップの溝の中(キャップの内面上、またはキャップの側面上の溝の中)、あるいは第2の面の溝の中、または接続部品の溝の中にある重合体シール、
重合体から選択された接続部品、たとえば特にEPDMから作られた1つまたは複数のリップ上の、または重合体キャップの内面または側面上の封止セクション、
任意選択で(キャップに、または接続部品に、または第2の面に)接着性にされた発泡体、特に、アクリル性発泡体、PU、ゴム(EPDMなど)、熱可塑性エラストマー、TPE、ポリエステル、特に熱可塑性ポリエステルゴム、たとえばSaint−Gobain Performance Plastics社により販売されるDynafoam製品などの単一成分ポリエステルゴム
から選択される。これは、封止接着剤の使用を不要にする。
【0059】
好ましくは、圧縮封止に関連する、第1の有利な実施形態では、固定手段は可逆であり、
好ましくは、(好ましくは界面封止要素により画定される封止ゾーン内の)キャップの一体部品を形成してキャップ(内面)上に配置され、特に、第1の特に有機のシート内の、および/または接続部品の1つまたは複数のホストゾーン内にクリップで留めるために収容される、および任意選択で、機能要素内にさらに収容される、点(ピンなど)または広がった(すなわちキャップの全長にわたり広がる)クリッピング手段、
好ましくは封止ゾーン内の外側で、キャップの一体部品を形成し、特に、第1の特に有機のシートの、および/または接続部品の1つまたは複数のホストゾーン内に収容され、任意選択で、機能要素内にさらに収容される、フックタイプのクリッピング手段、
界面封止要素とキャビティ端部の間の、好ましくは封止ゾーン内の、たとえば、内面を越えて広がる(たとえば、キャップの穿孔内に収容される、または任意選択で止まり穴を介して表面キャップの一体部品を形成する)ねじ手段(たとえば、ねじ、ボルト)
から選択される。
【0060】
このことは、固定接着剤の必要性を排除することを可能にする。
【0061】
接続部品は、好ましくは、閉じた輪郭、たとえばフレームを有するくぼんだ単一面部品を形成する。
【0062】
キャップは、実質的に平面の一般的形状を有する部品であってもよい。キャップは、(特に、車体の色を有する)トリムでも、グレージングを本体に固定した後にマスクされてもよく、キャップは、たとえば端部に沿っている、またはフレームを形成する。
【0063】
キャップは、前記セクション、および/または結線を通すためのキャビティを固定するための手段、ならびに/あるいはダイオードの支持セクション(たとえば溝、局所止め具、スタッド)を配置するための手段をさらに含んでもよい。
【0064】
キャップは、
ダイオードの一体化の前の、電源線および(たとえば一方のダイオードアレイから次までの)結線の任意選択の一体化(線のオーバーモールディング、または溝を提供するなど)、
組込ピンによりキャップを形成するゾーン内の主電源コネクタ(電池、光電池電源などでもよい)に関する線の出力を容易にすること
をさらに含んでもよい。
【0065】
好ましくは、(主要面に垂直な)チップの放射ピーク周辺での、第1のシートの透過率は、50%以上、さらにより好ましくは70%以上、およびたとえ80%以上さえもある。
【0066】
グレージングは、第1の面または第2の面のどちらかの上に、あるいは前記面上に広がる、いわゆる保護層(シート、フィルム、堆積物など)を有してもよい。この層は二重の機能を有することができる。すなわち、
光拡散(たとえば、任意選択でアクリル樹脂により接合されたPU、PE、シリコーンからなる可撓性のフィルム)、
放射(IR、UV)からの保護、すなわち日射調整、低放射率など、
ひっかき傷がつかないこと、
審美性(色のついた、模様のついたなど)。
【0067】
好ましくは、結合側、または第1のシートの側面に対して、丸みのある側面が提供されてもよい。特に、放出される放射空間が空気である場合、適切な幾何形状(丸みのある側面、平坦で斜めのなど)を有する空気/第1のシートの界面での屈折を利用することが可能であり、それにより、光線を第1のシート内で焦点を合わせるのに役立つ。
【0068】
ガラスは、任意選択で、硬化、焼きなまし、強化、曲げによる熱処理を前もって受けていてもよい。
【0069】
グレージングは単一であり、第1のシートは、ミネラルガラスまたは有機ガラスから、特にPC、PMMA、PU、イオノマー樹脂、ポリオレフィン、任意選択で二材料から作られる。
【0070】
グレージングは、(いくつかのシートで)積層され、
厚いまたは薄い、第1の透明なシート状のミネラル(フロートなど)ガラスまたは有機(PC、PMMA、PU、イオノマー樹脂、ポリオレフィン)ガラスから、
所与の積層材料の積層中間層から、
(さまざまな機能、すなわち日射調整などを有する、ミネラルガラスまたは有機ガラスからなる、不透明なまたは不透明でない、透明な、色のついた)第2のシートから
形成されてもよい。
【0071】
一般的な積層中間層として、可撓性のPU、可塑剤なしの熱可塑性物質、たとえばエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリビニルブチラール(PVB)が言及されうる。これらのプラスチックは、たとえば0.2mmから1.1mmの間の、特に0.38mmから0.76mmの間の厚さを有する。
【0072】
第1のシート/中間層/第2のシートは、特に
ミネラルガラス/中間層/ミネラルガラス、
ミネラルガラス/中間層/ポリカーボネート、
(厚い、または厚くない)ポリカーボネート/中間層/ミネラルガラス
として選択されてもよい。
【0073】
本説明では、特に指定されない限り、ガラスはミネラルガラスを意味する。
【0074】
第1のシートの側面は、中にダイオードを収容できるように、単一グレージングまたは積層グレージングから、または二重グレージングから切り抜かれうる(急冷前のくぼみを使ったトリミング)。
【0075】
第1および/または第2のシートは、任意の形状(長方形、正方形、円形、長円形など)を有してもよく、平面でも、上に湾曲してもよい。
【0076】
第1のシートは、好ましくは、ソーダ石灰ガラス、たとえばSAINT GOBAIN GLASS社のPLANILUXガラスから作られてもよい。
【0077】
第2のシートは、色をつけられても、たとえばSAINT GOBAIN GLASS社のVENUSガラスから作られてもよい。
【0078】
積層グレージングは、積層中間層により第1のシートに積層された、特にミネラルガラスまたは有機ガラスからなる第2のシートを含み、好ましくは、第1のシートの端部は、光源が収容される厚みの中に縁の貫通キャビティを含む、または第2のシートは、第1のシートの注入側を越えて広がり、グレージングの側面セットバックを作り出す。
【0079】
グレージングは、真空下で、絶縁多重グレージングでも、特に二重または三重のグレージングでもよく、
厚いまたは薄い、第1の透明なシート状のミネラルガラス(フロートなど)または有機ガラス(PC、PMMA、PU、イオノマー樹脂、ポリオレフィン)から、
ガス空間(空気または不活性ガス)により区切られた第2のシート(さまざまな機能、すなわち日射調整などを有するミネラルガラスまたは有機ガラスからなる、不透明なまたは透明な、色のついた)から、
ガス空間(空気または不活性ガス)により区切られた(さまざまな機能、すなわち日射調整などを有するミネラルガラスまたは有機ガラスからなる、不透明なまたは透明な、色のついた)任意選択の第3のシートから
形成される。
【0080】
グレージングは多重グレージングであり、特に、積層グレージング、真空または絶縁二重グレージングである、あるいは三重グレージングでさえあり、第1のシートは三重グレージングの外側または中央のシートである。
【0081】
光抽出については、ガラスシートの表面処理、たとえばサンドブラスティング、酸腐食、エナメル装飾、または拡散ペースト堆積により、あるいはガラス塊のレーザエッチング型の処理により形成される拡散手段が利用される。
【0082】
拡散層は、粒子、および粒子を一緒に凝集するのに役立つ結合剤を含む要素からなってもよい。粒子は、金属でも、金属酸化物粒子でもよく、粒子サイズは、50nmから1μmの間でもよく、結合剤は、好ましくは、熱耐久性のために無機物である。
【0083】
好ましい一実施形態では、拡散層は、結合剤内に凝集した粒子からなり、前記粒子は、平均直径0.3ミクロンから2ミクロンまでを有し、前記結合剤は、体積で10%から40%の間の割合で存在し、粒子は、0.5ミクロンから5ミクロンの間のサイズを有する凝集物を形成する。この好ましい拡散層は、国際公開第0190787号に詳細に説明されている。
【0084】
粒子は、半透明粒子、および好ましくは、無機粒子、たとえば酸化物、窒化物、炭化物から選択されてもよい。粒子は、好ましくは、シリコン、アルミニウム、ジルコニウム、チタン、セリウムの酸化物、またはこれらの酸化物の少なくとも2つの混合物から選択される。
【0085】
たとえば、約10μmの厚さの拡散無機層が選択される。
【0086】
より高いコンパクトさのために、および/または窓の透明ゾーンを減らすまたは増やすために、放出面と第1のシートの間の距離が、2mmより短くてもよい。特に、より小さなダイオードが、たとえば、特に約1mmの幅、約2.8mmの長さ、および約1.5mmの高さの、レンズなし、および/または事前封入なしのチップが利用されうる。
【0087】
任意選択の機能要素は、車両グレージングのための1つまたは複数の標準的な機能を有してもよい。
【0088】
機能要素の(単一または複数の)機能は、以下のうちの1つまたは複数であってもよい。すなわち、
特に、3mmから100mmまでの、第1の面上の幅、10mmから40mmまでの厚さを有する、グレージングのフレーム(単一面、二面、三面)、および/または
要素を固定するまたは中央に置くための(すなわち、製造業者でグレージングを組み立てる間に、グレージングを車体上に適切に配置するための)支える部品、
グレージングと車体の間を流体が通過するのを少なくとも制限する、グレージングと車体の間の、1つまたは複数の流体(液体の水、水蒸気、洗浄製品など)に不浸透性の封止部品、
不透明な部品、および/またはマスキング部品、
ならびに/あるいは
機械的要素(側窓ホルダなど)を固定するための(点)部品。
【0089】
周辺機能要素は、第1のシートに接続される。機能要素は、封入物、押出物、事前組立シール(封止ストリップ)、成形品、射出成形品などでもよい。
【0090】
機能要素は、直接第1のシートに、または間接的に、たとえば補強する接着性要素を介して接続される。
【0091】
したがって、機能要素は、任意の手段により、すなわち
材料の直接接着(成形されるなど)、
挟んで締めつける、またはトーイン、
接合タイプなどの接続手段
によりグレージングに接続されうる。
【0092】
機能要素は、片面でもよい、すなわち、
第2の表面上、
グレージング端部のすべてまたは一部の上の、(とりわけ、バスおよび列車内の、または空輸のためでさえ)積層グレージング、あるいは二重または三重のグレージングの場合、第1のシートの端部上
だけにあってもよい。
【0093】
機能要素は、
両面、すなわち、第2の面上および端部上、または第1の面上および端部上、
あるいは三面、すなわち、第1の面上、少なくとも第1のシートの(またはグレージングの)端部上、および第1のシートの第2の面上
にあってもよい。
【0094】
第2の面上の機能要素は、光源、およびたとえ干渉する光さえもマスクするのに役立つ場合がある。
【0095】
したがって、発光車両グレージングは、二重成形された重合体機能要素、および好ましくは、封入と、特にミネラルガラスからなるグレージングとの間に、たとえばポリウレタン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、イソシアン酸塩ベースの単一成分、二成分、または三成分のプライマーの層を含む。
【0096】
すでに気づかれたように、機能要素は、オーバーモールディングにより得られた、特に0.5mmから数cmまでの厚さの重合体封入でもよい。
【0097】
車両応用では、封入材料は、一般に、黒色である、または染色される(審美的、および/またはマスキングの目的のため)。封入は、ポリウレタン、特にPU−RIM(Reaction In Mold、反応射出成形)から作られてもよい。別のオーバーモールディング材料が、以下の通りである。すなわち、
可撓性の熱可塑性物質、すなわち、
熱可塑性エラストマー(TPE)、特に、スチレンエチレンブタジエンスチレンSEBS/ポリプロピレン(PP)、熱可塑性TPU、ポリプロピレンPP/EPDMベースの化合物、
ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)、
硬質の熱可塑性物質、すなわち、
ポリカーボネート(PC)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA66)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、およびそれらのABS−PC合金、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリルスチレンアクリレートASA。
【0098】
オーバーモールディング材料は、染色され、ガラス繊維で満たされてもよい。
【0099】
単一成分、二成分、または三成分のプライマーの層は、この層がミネラルガラスへの接着を促進するので、封入と、特にミネラルガラスからなるグレージングとの間の、たとえば5μmから50μmの厚さの、たとえば、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、イソシアン酸塩などをベースとする。
【0100】
(二重成形された)機能要素はまた、良好な審美的仕上がりを提供し、別の要素または機能、すなわち、
フレームのオーバーモールディング、
特に、グレージングを開けるための、補強挿入物またはグレージング固定挿入物、
本体上で組立て後に押しつぶされるマルチリップ(二重、三重など)封止プロファイル、
トリム
を一体化するのに役立つ。
【0101】
二重成形された機能要素は、リップありまたはリップなしの、任意の形状を有してもよい。
【0102】
管、換言すれば、独立気泡を有する封止プロファイルも、二重整形された機能要素に取り付けられうる。
【0103】
好ましくは、ルーフ用に、同一平面の封入が、すなわち、グレージングの面の1つ、好ましくは第2の面と同一平面の封入が行われる。
【0104】
発光車両グレージングは、第2の面上の片側部品である機能要素、特に、オーバーモールディングまたは接合された部品(シール、フレーム)、少なくとも1つの注入側に沿って、またはたとえグレージングの少なくとも2つの反対側にさえも沿って、車両要素をグレージングに、またはグレージングを車両要素に固定するための支持物(X)を備えた部品を含んでもよい。
【0105】
機能要素は、好ましくはエラストマーの、特にTPE(熱可塑性エラストマー)またはEPDMからなる、数mmの厚さ(典型的には2mmから15mmの間)の重合体シールであってもよい。
【0106】
シールは、安定するように接着性にされてもよい。シールは、好ましくは、挟んで締めつけることにより、またはトーインにより、またはクリップで留める(たとえば2つのハーフフレーム)ことにより簡単に固定されてもよい。シールは、一面でも、二面でも、三面でもよい。シールはフレームを形成してもよい。シールは、L、Uなどといった任意の形状を有してもよい。シールはいつでも取り外しできてもよい。シールは、固定後、圧力を加えられた1つまたは複数のリップを含んでもよい。
【0107】
機能要素は、金属でも、ガラス繊維で満たされた、または満たされていない重合体、すなわちポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA66)、ポリブチレンテレフタル酸塩(PBT)でもよい。
【0108】
1つまたは複数の発光ゾーン(特に、グレージングを形作る、1つまたは複数のストリップ内の、グレージングの側面、あるいは反対側または隣接する側面に沿った周辺)は、内部環境照明、内部読書照明(側窓、ルーフなどによる)、内部および/または外部の指示の光表示に形成される。
【0109】
1つまたは複数の発光ゾーンは、グレージングを取り囲む1つまたは複数のストリップ内の特に周辺にある。
【0110】
放射の抽出/変換(およびダイオードのタイプおよび/または位置および/または数)は、
特に車両の内側が見えるようになる環境照明、読書照明、
特に外側から見える光指示、すなわち、
遠隔制御活動化による、すなわち駐車場または別の場所での、車両の検出、ドアのロッキング(アンロッキング)指示器、または
たとえば後部の停止灯のような安全信号による光指示、
全抽出領域上の実質的に一様の照明(1つまたは複数の抽出ゾーン、共通の機能または別個の機能)
のために調整される。
【0111】
光は、
連続および/または間欠的、
単色および/または多色
でもよい。
【0112】
したがって、車両の内側で見えるので、光は、夜間照明の機能、あるいはあらゆるタイプのデータ表示、たとえば図面、ロゴ、英数字信号、または別の信号のデータ表示の機能を有してもよい。
【0113】
装飾パターンとして、たとえば、1つまたは複数の光ストリップ、すなわち周辺光フレームが形成されうる。
【0114】
単一抽出面が(好ましくは車両の内側に)提供されうる。
【0115】
これらのグレージング内にダイオードを挿入することにより、以下のような別の信号伝達機能を可能にする。すなわち、
車両運転手または乗客のために意図された信号ランプの表示(例:窓などの、自動車の前面ガラス内のエンジン温度警報ランプ、電気的霜取りシステムの指示器ランプなど)、
車両の外側にいる人のために意図された信号ランプの表示(例:側窓内の車両警報オン指示器)、
車両グレージング上の光表示(たとえば、救急車両上の点滅光表示、危険な状態にある車両の存在を示す低電力消費の危険防止表示)。
【0116】
グレージングは、ダイオードを遠隔制御するための、特に赤外線の制御信号受信器ダイオードを含んでもよい。
【0117】
グレージングは、任意の車両のために意図される。すなわち、
特に、窓持ち上げシステムの固定部品である機能要素を備える、またはトリムキャップを備える、陸上車、特に自動車、実用車、トラック、列車の側窓、
第1の、任意選択で上に湾曲したシートを備える陸上車、特に自動車、実用車、トラック、列車のスライディングルーフまたは固定ルーフ、特に積層グレージング、
エナメルフレーム内またはその近傍に(たとえば「HUD」信号を形成する)1つまたは複数の光ゾーンを備える陸上車、特に自動車、実用車、トラック、列車の前面ガラス、特にエナメルフレーム内またはその近傍の後窓、
航空機の窓、前面ガラス、
水中車両、すなわち船、潜水艦の窓、ルーフのためのグレージング、
列車、バス内の二重または三重のグレージング。
【0118】
本発明はまた、当然、上記に定義されたグレージングを組み込む車両に関する。
【0119】
本発明の別の詳細および有利な特徴が、以下の図により例示される、本発明のグレージングの例を読むことにより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】本発明の実施形態での、発光車両グレージングの部分的な概略の横断面を示す。
【図1−2】図1における本発明の実施形態での、発光車両グレージングの部分的な概略の平面図を示す。
【図1−3】図1における本発明の実施形態の一代替形態での、発光車両グレージングの部分的な概略の横断面を示す。
【図2】本発明によるキャップの、下からの概略図を示す。
【図3】本発明による固定手段およびキャップの部分的な概略の立面図を示す。
【図4】本発明による固定手段およびキャップの部分的な概略の立面図を示す。
【図5】本発明による固定手段およびキャップの部分的な概略の横断面を示す。
【図6】本発明によるキャップの、概略の横断面を示す。
【図7】本発明によるキャップの、下からの概略図を示す。
【図8】本発明によるキャップの、概略の横断面を示す。
【図9】本発明の実施形態での、発光車両グレージングの部分的な概略の横断面を示す。
【図10】本発明の実施形態での、発光車両グレージングの部分的な概略の横断面を示す。
【図10−2】図10における本発明の実施形態での、発光車両グレージングの概略の立面図を示す。
【図11】本発明の実施形態での、発光車両グレージングの部分的な概略の横断面を示す。
【図11−2】図11における本発明の実施形態での、発光車両グレージングの概略の立面図を示す。
【図12】本発明の実施形態での、発光車両グレージングの部分的な概略の横断面を示す。
【図12−2】図12における本発明の実施形態での、発光車両グレージングの概略の平面図を示す。
【図12−3】図14における実施形態で使用される接続部品の、部分的な概略の平面図を示す。
【図12−4】図12における実施形態の接続部品の横断面を示す。
【図13】本発明の実施形態での、発光車両グレージングの部分的な概略の横断面を示す。
【図13−2】図13の実施形態の側窓の模式平面図である。
【図14】発光車両グレージングの概略の正面図を示す。
【図15】本発明の実施形態での、発光車両グレージングの部分的な概略の横断面を示す。
【図15−2】図15における本発明の実施形態での、発光車両グレージングの概略の平面図を示す。
【図16】本発明の実施形態での、発光車両グレージングの部分的な概略の横断面を示す。
【図16−2】図16における本発明の実施形態での、発光車両グレージングの概略の平面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0121】
わかりやすいように、示されている対象のさまざまな要素は、必ずしも一定の尺度で描かれるように再現されているわけではない。
【0122】
図1は、本発明の第1の実施形態での、発光車両グレージング100の部分的な概略の横断面を示す。
【0123】
このグレージング100は、第1の主要面11、および第2の主要面12、および端部10を有する、たとえば長方形の、有機ガラスからなる、第1の透明なシート1、たとえば二材料の透明なおよび不透明なポリカーボネートシートを含むグレージングである。
【0124】
発光ダイオード2の2つの支持セクション3が、境界、たとえば縦の境界上に広がり、接合6または両面接着により第1のガラスシート1の第2の面12の周辺上に固定される。
【0125】
各支持セクション3は、一体式で、薄く、厚さ0.6mm(好ましくは最大5mm)、幅7mm、長さ20cmを有する。各支持セクション3は、長方形のセクションを有し、金属または従来のPCBから作られてもよい。第2の面12上にセクションを支える長さは、典型的には、7mm未満でもよい。
【0126】
一代替形態として、ダイオード支持セクションは、L、U、J字形横断面などを有する。
【0127】
より詳細には、ダイオードは、第2の面(12)の周辺上の第1のシート(1)の不透明なゾーン1’内に作られた穴8(溝)の中にあり、支持セクション3は、溝よりも広いキャビティ70内に位置する。
【0128】
不透明なゾーンは、光源2のマスキングを形成し、第2の面上に広がることにより、特に注入側14に近い、任意の干渉する光をマスクする、および/または第2の面12による車体90へのグレージングの固定部91のマスキングを形成する。
【0129】
発光ダイオードは、それぞれ第1のシート1内に導かれる可視部分で1つまたは複数の放射を放出するためのエミッタチップ2を含む。ダイオードは小型であり、光学系(レンズ)なしで、典型的には数mm以下であり、特に約2mm×2mm×1mmであり、好ましくは最大限、サイズを小さくするために事前封入されない。
【0130】
示される構成では、放出面21は横向き(セクション3に平行)である。側面の放出面と注入側14の間の距離は、最大限、たとえば5mmまで低減される。側面の放出面と端部の間の距離は、1mmから2mmまでである。主要な放出方向は、たとえば、AlInGaP技術または別の半導体の、多重量子井戸を有する活性層を備える半導体チップの面に垂直である。光円錐は±60°のLambertian円錐である。
【0131】
光抽出12’は、たとえば、特にルーフの場合、車両の内面である第2の面12を介して行われうる。
【0132】
抽出12’は、第2の面12の表面上の、任意の拡散手段、すなわち、サンドブラスティング、酸腐食、拡散層、スクリーン印刷…、または代わりに第1のシート1内のレーザエッチングにより行われる。
【0133】
所与のグループのダイオードについては、放出される放射空間が、各ダイオード(チップ)と第1のシートの注入側の間に画定され、好ましくはガス状媒質、典型的には空気である光結合空間と呼ばれる。
【0134】
各チップおよび放出される放射空間は、長期間、および同様に、グレージング100の製造中に、汚染、すなわち、水、化学製品などに対して保護されなければならない。
【0135】
各ダイオードアレイの各チップの流体密封を保証するために、以下が使用される。すなわち、
ダイオードを覆うためのキャップ(4)(たとえばアレイごとに1つのキャップ)、すなわち第1のシートを向く一般的ないわゆる内面を有する表面キャップ、
キャップの内面上または代わりに第1のシート上の溝40内の、5mm幅ストリップの形の、EPDMから作られたシールである、キャップの内面と、キャビティ70に近い第2の面12の間に配置された、界面流体密封封止のための界面要素5。
【0136】
キャップは、図2または図7に示されるように、一般的な平面形状を有し、(任意選択で丸みのある側面を備えた)長方形の輪郭を備えるプラスチック部品である。キャップは、第1のシートに平行である。
【0137】
図2および図3に示されるように、キャップは、可逆固定手段、たとえばキャップを通過し内面から伸びる2つのねじ81により、第1のシート1に結合される。
【0138】
これらのねじは、第1のシート1のホストゾーン内に、すなわちねじ穴71内に、および好ましくは、封止ストリップとキャビティ70の側面の間に収容できる。
【0139】
界面封止要素5は、圧縮された材料であり、前記キャップ固定手段81の閉じる力により、材料の圧縮封止が得られる。
【0140】
したがって、キャップは、ダイオードを挿入する、またはダイオードを交換するために容易に取り外し可能である。
【0141】
図4に示される、キャップの第1の代替形態では、キャップ固定手段は、ホストゾーン72内に、好ましくは、封止ストリップとキャビティの側面の間に収容される2つのクリッピング手段82である。
【0142】
図5に示される、キャップの別の代替形態では、キャップ固定手段は、キャビティ70の境界を定める内側に収容される2つのクリッピング手段83である。
【0143】
図6および図7に示される、(代替のまたは累積の)キャップの一代替形態では、LED2の支持セクション3は、キャップにより、たとえばフック50’により固定される。
【0144】
それにより、キャップ設計は、ダイオードアレイの一体化を可能にし、同様に、アレイの焦点合わせを、すなわち注入端部に対する、アレイの適切な位置調整を可能にする。
【0145】
キャップは、オーバーモールディングのハウジング内の基準用に、表面または止め具をさらに含んでもよい。
【0146】
さらに、キャップは、結線などが通過するためのキャビティ50(発泡体またはシールなどにより流体密封にされる)を提供される。
【0147】
図8に示される、キャップの(第2の代替形態に対する代替の)第3の代替形態では、内面は、セクションの最も外側の面上で支えられるプッシャ(pusher)(シート1の反対側を向く、くぼんだ形状)の形の、ダイオード支持セクション(3)の(正確な)位置調整/位置合わせ手段60を提供される。
【0148】
したがって、キャップ4の設計は、シートにすでに固定されたダイオードアレイに力を加えるための要素60を含む。
【0149】
白または有色の光を放出するダイオードが、環境照明、読書照明などのために選択されうる。
【0150】
明らかに、複数の支持物が、別個の側面上に、および/または別個の機能を提供されうる(選択は、電力、放出される光、抽出ゾーンの位置および広さに適合させられる)。
【0151】
抽出、たとえば拡散層12’は、環境照明を形成することができる。
【0152】
グレージング100は、たとえば、陸上車または代わりにボートなどの固定サンルーフを形成することができる。ルーフは、外側から、接着剤91を介して本体90上に搭載される。
【0153】
第1のシートは、車両の内側上にある。抽出は、好ましくは、面12による。
【0154】
図1−3は、図1における本発明の実施形態の一代替形態での、発光車両グレージングの部分的な概略の横断面を示す。
【0155】
発光車両グレージングは、界面封止要素の位置およびタイプがグレージング100と異なる。
【0156】
実際には、界面封止要素は、キャップ4の外側上に配置された溝41内の、キャビティ70の側面と接触する、エラストマーゴムまたはTPEから作られたシール51である。
【0157】
内面の側面は、不透明なゾーン内の、第1のシート1’’上で容易に支えられる。
【0158】
図9は、本発明の第2の実施形態での、発光車両グレージング200の部分的な概略の横断を示す。
【0159】
発光車両グレージング200は、第一に、キャビティ70および界面封止要素5の外側で第1のシート内に収容されたクリッピング手段である固定手段83の配置が、グレージング100と異なる。
【0160】
たとえば、グレージングは、グレージングの端部に、ならびに好ましくは、グレージングの周囲全体上、および少なくとも第2の面12上に、約2.5mmの厚さの重合体オーバーモールディング7を提供される。
【0161】
オーバーモールディング7は、従来、良好な審美的仕上がりの役割を果たし、別の要素または機能(挿入物を補強するなど)の一体化を可能にする。
【0162】
オーバーモールディング7は、たとえば、グレージングと車両の間にリップシールを有する。
【0163】
オーバーモールディング7は、たとえば、黒色のポリウレタン、特にPU−RIM(反射射出成形)から作られる。
【0164】
図10は、本発明の第3の実施形態での、発光車両グレージング300の部分的な概略の横断面を示す。
【0165】
発光車両グレージング300は、以下がグレージング100と異なる。すなわち、
図10−2に示されるように、端部10まで広がり、さらに、第1のシートの周囲上にある、キャビティ70の広がり、
二重封止ストリップ5の使用(第2の面12の低いくぼんだゾーンおよび高いくぼまないゾーン)、
固定手段が可逆であり、
第2の主要面上の第1のホスト溝141内の第1のピン44、
および端部上の第2のホスト溝142内の第2のピン
を備えるクリッピング手段を含むこと。
【0166】
図11は、グレージング300の一代替形態における、本発明の第4の実施形態での、発光車両グレージング400の部分的な概略の横断面を示す。
【0167】
二重封止ストリップは、可逆糊91’により置換され、キャップはくぼんだ部分に載っている。キャビティ70は、図11−2に示されるように、部分的である。側面の末端は、好ましくは可逆糊でふさがれてもよい。
【0168】
図12は、本発明の第5の実施形態での、発光車両グレージング500の部分的な概略の横断面を示す。
【0169】
発光車両グレージング500は、積層グレージングの選択が、すなわち、
2.1mmの厚さのソーダ石灰ガラスからなる第1のシートを有することが、
任意選択で、日射調整機能のための、色のついた(たとえばVENUS VG10ガラス)、および/または2.1mmの厚さの日射調整コーティングで覆われた第2のガラスシート17が
グレージング100と異なる。
【0170】
第2のガラスシートは、積層中間層8、たとえば0.76mmの厚さのPVB81により積層される1’。
【0171】
光源をマスクするため、またはシート17を介して出る、干渉する光さえも排除するために、図12−2に示されるように、周辺マスキング要素15が、たとえばフレームを形成する、たとえば不透明なエナメル(黒色など)および/または(銀めっきされたなどの)反射器が面13上で使用されうる。
【0172】
この周辺マスキング要素15はまた、本体への固定部をマスクするのに役立つ場合がある。
【0173】
第2の面12に間接的に固定されたキャップ4は、たとえば長円形の、第1のシート1上に置かれた、フレームの形の接続部品7’に固定される。第1の面にはキャビティがない。
【0174】
界面シール5は、キャップの内面と、PP、PA66、またはPBTの材料からなる接続部品7’の、自由外面との間に配置される。
【0175】
可逆なキャップ固定手段は、クリッピング手段、たとえば点手段であり、キャップの内面上に配置され、たとえば、キャップの一体部品を形成する4つのクリッピングピン83である(図12−4参照)。したがって、キャップの内面は、ピンのないゾーン43を有する。好ましくは、ダイオード3の適切な保護または位置調整のために、止め具50’’が使用される。
【0176】
クリッピング手段83は、接続部品7’の内側に、または代わりに外側にクリップで留められる。
【0177】
あるいは、接続部品は、第1のシートに(および/またはオーバーモールディングに)接合される。
【0178】
図13は、本発明の第6の実施形態での、発光車両グレージング600の部分的な概略の横断面を示す。
【0179】
グレージング600は、
糊91により本体90にグレージング600を固定するのが、第1の面11上であること、
第2の面12が、車両の外面であること、
キャビティ70が単一の溝8であり、不透明なゾーンが面11内だけにあること
がグレージング100と異なる。
【0180】
この発光車両グレージング600は、図13−2に示されるように、たとえば、側窓、特に自動車の側窓と関係がある。
【0181】
この場合、キャップは目で見ることができ、たとえば湾曲した形状を有する外観部品、すなわちトリムの役割も果たす。
【0182】
図14は、発光車両グレージング700の部分的な概略の横断面平面図を示す。
【0183】
この発光車両グレージング700は、たとえば、車両の後窓と関係がある。すなわち、
外面11上に発光ゾーン12’を有し、したがって、外部から見られる(車両の位置を突き止めるための手段、停止灯など)、
内面12上に、したがって、内部用の発光ゾーン12’’を有する。
【0184】
図15は、本発明の第7の実施形態での、発光車両グレージング700の部分的な横断面を示す。
【0185】
第1のシート内にはキャビティがない。キャップは角があり、三面周辺オーバーモールディング7上の一方の側面に、および第2の面12に載っている。キャップの封止および固定は、図15−2に示されるように、末端間に置かれた、好ましくは可逆糊により提供される。
【0186】
図16は、本発明の第8の実施形態での、発光車両グレージング800の部分的な概略の横断面を示す。
【0187】
グレージング12は、接続部品が、三面でもよい周辺オーバーモールディングに部分的に接合される(オーバーモールディング内に置かれる)ということ、およびより内部のクリッピング手段の位置が、グレージング500と異なる。
【0188】
あるいは、ダイオードは、たとえば支持セクションにより第2の面上に据え付けられた(くさびで留められた)、側面放出面を有する光ファイバにより置換される。一次光源はダイオード(図示せず)でもよい。たとえば、3M(TM)Precision Lighting Elementsと呼ばれる3M社の光ファイバが使用される。
【0189】
あるいは、たとえば、好ましくはガラスシートに対して面12上の発光団を励起するために、特にUVAのLED UVが選択される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光車両グレージング(100、200、300、400、500、600、700、800)であって、
第1の主要面(11)、および第2の主要面(12)、および端部(10)を有する、ミネラルガラスまたは有機ガラスからなる第1のシート(1)と、
光ファイバ(20)、およびダイオード(3)の一方の支持セクション上に半導体チップをそれぞれ含む発光ダイオード(2、2’)から選択される放出面(21、21’)を備える周辺光源(2、2’、20)であって、放出面は、第1のシートの厚みの中に注入される可視光、および/またはUV光と呼ばれる紫外線光の伝播のために、注入側と呼ばれる、第2の面12の側面を向き、このとき、第1のシート(1)は、注入された光のガイドの役割を果たす(注入側は、任意選択で、部分的にくぼんでいる、またはセットバックさえ有する)周辺光源(2、2’、20)と、
少なくとも1つの発光ゾーンを形成するために、
第1および/または第2の主要面(12’)の表面拡散手段、あるいは第1のシート内の体積拡散手段である第1および/または第2の主要面を介して誘導された光を抽出するための手段、
および/または注入された光がUVであるときの、特に第1および/または第2の主要面上の発光団である第1および/または第2の主要面を介してUV光を可視光に変換するための手段と、
流体密封の、第1のシートに接合された、任意選択の追加された周辺機能要素(7)、特に、オーバーモールディングまたは組立て済み要素から選択される機能要素と、
特に、液体の水に不浸透性の、または水蒸気にさえ不浸透性の、光源(2、2’、20)を覆うための流体密封キャップ(4)と、
表面キャップと呼ばれる、すなわち、実質的に第2の面を向き、固定手段(81、82、83、86)により
特に有機ガラスからなる第1のシートに、
および/または第1のシートに接合された接続部品(7’)に、
ならびに任意選択で、機能要素に
結合されたキャップ(4)とを含み、
キャップは、第2の面に向けられた一般的ないわゆる内面を有し、キャップは、キャップと接続部品の間、および任意選択でキャップと機能要素の間に配置された、またはキャップと一体化された、または接続部品と一体化された、または第1のシートと一体化された、特に、液体の水に不浸透性の、または水蒸気にさえ不浸透性の、流体密封界面封止のために界面要素(5、5、5’)に結合させられた、発光車両グレージング(100、200、300、400、500、600、700、800)。
【請求項2】
第1のシート(1)が、特にPCからなるガラス、特に有機ガラスから作られ、注入側(14)を向く光源を収容するために、第2の面(12)の、第1のシートの厚みの中に止まり穴(70、8)、たとえばセットバックを有することを特徴とする、請求項1に記載の発光車両グレージング(100、200、300、400、600)。
【請求項3】
穴(70、8)が、第2の面(12)の周囲全体上にあり、キャップ(4)が、特に前記固定手段を一体化するフレームを形成することを特徴とする、請求項2に記載の発光車両グレージング(300)。
【請求項4】
グレージングが、光源および任意の干渉する光をマスクするため、および/または第2の面(12)による車体(90)へのグレージングの固定部(91)をマスクするための要素を含み、マスキング要素は、場合により、
機能要素の部品(7)、特に重合体封入、
ならびに/あるいは第2の面の周辺上、および/あるいは第1の面上、または特に、機能要素が一面または二面であるときに第1の面を向く、追加されたシートフィルムの面上の十分不透明なエナメル(15)、
ならびに/あるいは第2の面の周辺上、および/あるいは第1の面上、または第1の面を向く、追加された面上の反射面(15)
であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(200、500、700、800)。
【請求項5】
第1のシートが、有機の透明なおよび不透明な二材料であり、第2の面(12)の周辺上、および/または第1の面上の第1のシート(1)の不透明なゾーン(1’)が、光源および任意の干渉する光のマスキングを形成する、および/または第2の面(12)による車体(90)へのグレージングの固定部(91)のマスキングを形成することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(100、200、300、400、600)。
【請求項6】
結合空間と呼ばれる、注入前に放出される放射の空間が、ガス状であり、キャップ(4)の内面の周囲上、またはキャップ(4)の片側上で局所的であり、特に、流体密封界面封止要素がストリップ(5、51、91’)を形成することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(100、200、300、400、500、600、700、800)。
【請求項7】
光源(2、2’、20)が、結合空間の外側で、特に注入側の外側でグレージングに固定され、ダイオードについては、第1のシート(11、12)の面の1つ、特に第2の面(12)に、またはキャップ(4)の内面に支持セクション(3)を固定することにより、特に、接合することにより、または両面接着剤により、またはクリップで留めることにより固定されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(100、200、300、400、500、600、700、800)。
【請求項8】
好ましくはキャップ(4)の周辺上の界面封止要素(5’)が、結果的に可逆である前記キャップ(4)固定手段の一部を形成する、または前記キャップ(4)固定手段を構成する可逆糊であり、好ましくは、特に、キャップの内面、または接続部品(その自由外面による)、または第2の面と接触するガスケット内に配置された糊ストリップ(5’)、特にエポキシ二成分糊であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(700)。
【請求項9】
好ましくはキャップ(4)の周囲上の界面封止要素が、圧縮された材料(5、51、52)であり、材料の圧縮封止が、前記キャップ固定手段の閉じる力により与えられ、特に、界面封止要素は、
1つまたは複数のリップシールを備えた、特にOリングの、たとえばTPE、EPDMから作られた重合体シール(5、51)、
重合体から選択された接続部品、たとえば1つまたは複数のリップ上の、またはキャップ上の封止セクション(52)、
任意選択で接着性にされた発泡体、特に、アクリル性発泡体、PU、ゴム(EPDMなど)、熱可塑性エラストマー、TPE、ポリエステル、特に単一成分ポリエステルゴム
から選択されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(100、200、300、400、600、800)。
【請求項10】
固定手段(81、82)が可逆であり、
キャップ上に配置され、特に、第1の特に有機のシート内の、および/または接続部品の1つまたは複数のホストゾーン(72)内にクリップで留めるために収容され、任意選択で、機能要素内にさらに収容されるクリッピング手段(82)、
好ましくは、封止ゾーン内の外側で、キャップの一体部品を形成し、特に、第1の特に有機シートの、および/または接続部品の1つまたは複数のホストゾーン内に収容され、任意選択で機能要素(7)内にさらに収容される、特にフックタイプのクリッピング手段、
ねじ手段(81)
から選択されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(100、200、300、500、600、700、800)。
【請求項11】
接続部品(7’)が、好ましくは、閉じた輪郭、たとえばフレームを有するくぼんだ単一面部品を形成することを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(500、800)。
【請求項12】
キャップ(4)がトリムである、またはキャップは、グレージングを本体に固定した後にマスクされ、キャップは、たとえば1つまたは複数の端部に沿っている、またはフレームを形成することを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(100、200、300、400、500、600、700、800)。
【請求項13】
キャップが(4)が、前記セクション(3)、および/または結線を通すためのキャビティ(50)を固定するための手段(50’)、ならびに/あるいはダイオードの支持セクション(3)を配置するための手段(60)を含むことを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の発光車両グレージング。
【請求項14】
グレージングが単一であり、第1のシート(1)が、特にPC、PMMA、PU、任意選択で二材料(1’’)からなるミネラルガラスまたは有機ガラスから作られることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(100、200、300、400、600、700、800)。
【請求項15】
特にミネラルガラスまたは有機ガラスからなる第2のシート(1’)が、積層中間層により第1のシートに積層され、好ましくは、第1のシートの端部が、光源が収容される縁の貫通キャビティを含む、または第2のシートが、第1のシートの注入側を越えて広がり、グレージングの側面セットバックを作り出すことを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(500)。
【請求項16】
グレージングが、多重グレージングである、特に、積層グレージング、真空または絶縁二重グレージングである、あるいは三重グレージングでさえあることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(500)。
【請求項17】
機能要素が、二重成形された重合体(7)であること、および好ましくは、グレージングが、封入と、特にミネラルガラスからなるグレージングの間に、たとえばポリウレタン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、イソシアン酸塩ベースの単一成分、二成分、または三成分のプライマーからなる層を含むことを特徴とする、請求項1から16のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(200、700、800)。
【請求項18】
1つまたは複数の発光ゾーン内に、内部環境照明、内部読書照明、内部および/または外部の指示の光表示が形成されることを特徴とする、請求項1から17のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(100、200、300、400、500、600、700、800)。
【請求項19】
グレージングが、
特に、窓持ち上げシステムの固定部品である機能要素を備える、またはトリムキャップを備える、陸上車、特に自動車、実用車、トラック、列車の側窓、
第1の、任意選択で上に湾曲したシートを備える、陸上車、特に自動車、実用車、トラック、列車のスライディングルーフまたは固定ルーフ、特に、積層されたグレージング、
特に、エナメルフレーム内またはその近傍に(たとえば「HUD」信号を形成する)1つまたは複数の光ゾーンを備える陸上車、特に自動車、実用車、トラック、列車の前面ガラス、特にエナメルフレーム内またはその近傍の後窓、
航空機の窓、前面ガラス、
水中車両、すなわち船、潜水艦の窓、ルーフのためのグレージング、
列車、バス内の二重または三重のグレージング
から選択される、請求項1から18のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(100、200、300、400、500、600、700、800)。
【請求項20】
請求項1から19のいずれか一項に記載の発光車両グレージング(100、200、300、400、500、600、700、800)を組み入れる車両。

【図1】
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【図1−2】
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【図1−3】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図10−2】
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【図11】
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【図11−2】
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【図12】
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【図12−2】
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【図12−3】
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【図12−4】
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【図13】
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【図13−2】
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【図14】
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【図15】
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【図15−2】
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【図16】
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【図16−2】
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【公表番号】特表2013−517990(P2013−517990A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−550496(P2012−550496)
【出願日】平成23年1月24日(2011.1.24)
【国際出願番号】PCT/FR2011/050126
【国際公開番号】WO2011/092420
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(500374146)サン−ゴバン グラス フランス (388)
【Fターム(参考)】