説明

直線運動用ころ軸受および工作機械

【課題】高速送り時に送り抵抗が少なく、低速送りもしくは停止時に減衰性の高い直線運動用ころ軸受を安価に提供する。
【解決手段】直線運動用ころ軸受1の円筒ころ4の端面に動圧発生用の溝を設け、円筒ころ4の他方の端面から押付け手段6a、6bにより軌道面8a、8bに円筒ころ4の端面を押付ける。停止中または低速送り時は円筒ころ4の端面と軌道面8a、8bの接触により摩擦抵抗が発生して減衰性を向上させる。高速送り時は円筒ころ4が高速回転することにより端面の溝で動圧が発生して円筒ころ4の端面と軌道面8a、8bの接触力を低減するため摩擦力が低下して送り抵抗が少なくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、直線運動用ころ軸受に関するものであり、詳しくはトラックレールとケーシング間に円筒ころを配置した直線運動用ころ軸受の走行抵抗の低減と減衰性の向上、および走行抵抗を低減し減衰性を向上したころ軸受を備えた工作機械に関するものである。
【背景技術】
【0002】
工作機械においては、トラックレールとケーシング間に転動体を配置した転がり型の直線運動軸受が、高速送り時の運動抵抗が低いため送り装置の案内として使用されている。しかし、転がり型の直線運動軸受は減衰性が低いため、主に低速で使用される加工時にビビリを発生しやすい。これを改善するため、高精度加工に使用される低速送り時にはすべり軸受を使用し、非加工の位置割り出しや荒加工に使用される高速送り時には転がり軸受を使用する従来技術1(例えば、特許文献1参照)や油圧シリンダにより制動部材を駆動して摩擦の付加と解除を制御する従来技術2(例えば、特許文献2参照)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−326430号公報
【特許文献2】特開2001−227537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術1では、すべり軸受と転がり軸受の両方を備えて、必要に応じて切り替えて使用するため、構造が大型となり高価である。
従来技術2では摩擦力の制御のために特別な装置を必要とし高価である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、高速送り時は走行抵抗が低く、低速送り時はすべり抵抗が大きく減衰性が高くなる直線運動用ころ軸受を安価に提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、ケーシングの走行方向に平行で互いに直交する平面で構成されたレール軌道溝を備えたトラックレールと、
前記トラックレールの前記レール軌道溝に対向して配置した直交する平面で構成されたケーシング軌道溝を備えた前記ケーシングと、
前記レール軌道溝と前記ケーシング軌道溝の間を転動する円筒ころと、
前記レール軌道溝と前記ケーシング軌道溝の間に充填した潤滑剤とを備えた直線運動用ころ軸受において、
前記円筒ころの端面に動圧を発生する動圧発生手段を備えたことである。
【0006】
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1に係る発明において、前記円筒ころの端面を前記レール軌道溝に押付ける押付け手段を備えたことである。
【0007】
請求項3に係る発明の特徴は、請求項2に係る発明において、前記押付け手段を前記円筒ころの端面に接触する接触部材と前記接触部材を前記円筒ころの端面に押付ける弾性部材により構成したことである。
【0008】
請求項4に係る発明の特徴は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に係る発明において、前記動圧発生手段をV字もしくはU字状の溝、または部分球もしくは部分楕円体状の窪みとしたことである。
【0009】
請求項5に係る発明の特徴は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に係る発明において、前記円筒ころの転動軸線を90度交差するように配列したことである。
【0010】
請求項6に係る発明の特徴は、請求項2〜請求項5のいずれか1項に係る発明において、前記円筒ころの幅寸法より前記円筒ころの直径から逃し溝の深さを引いた値が小さくなる前記逃し溝を前記円筒ころの転動面に設け、前記逃し溝内を前記押付け手段が貫通するように配置したことである。
【0011】
請求項7に係る発明の特徴は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に係る発明において、前記潤滑剤をグリスとしたことである。
【0012】
請求項8に係る発明の特徴は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に係る発明において、 前記トラックレールを両側面に前記レール軌道溝を配置した構造とし、
前記ケーシングを内側に前記ケーシング軌道溝を配置した鞍形で内部に前記ケーシング軌道溝と結合した前記円筒ころの無限循環路を形成した構造とし、
前記トラックレールの前記レール軌道溝と前記ケーシングの前記ケーシング軌道溝とを対向して配置したことである。
【0013】
請求項9に係る発明の特徴は、複数の送り軸により工作物と工具を相対運動させて加工を行う工作機械において、前記送り軸の案内装置を、
ケーシングの走行方向に平行で互いに直交する平面で構成されたレール軌道溝を備えたトラックレールと、前記トラックレールの前記レール軌道溝に対向して配置した直交する平面で構成されたケーシング軌道溝を備えた前記ケーシングと、前記レール軌道溝と前記ケーシング軌道溝の間を転動する円筒ころと、前記レール軌道溝と前記ケーシング軌道溝の間に充填した潤滑剤とを備えた直線運動用ころ軸受において、前記円筒ころの端面に動圧を発生する動圧発生手段を備えた直線運動用ころ軸受、
により構成したことである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る発明によれば、ケーシング送り時の円筒ころの回転により円筒ころ端面に潤滑剤の動圧力が発生する。この動圧力により円筒ころに浮上力が働く、円筒ころ端面と軌道面の接触力が動圧力により低減され接触摩擦が小さくなるため走行抵抗を低減できる。
【0015】
請求項2に係る発明によれば、ケーシングの送り速度が低くて回転により円筒ころ端面に発生する潤滑剤の動圧力が押し付け手段の押付け力より小さな場合に、円筒ころ端面と軌道面が接触することにより摩擦抵抗を発生させ減衰性を大きくできる。ケーシングの送り速度に応じた動圧力が円筒ころ端面に作用し接触力が低下するため、送り速度に応じて走行抵抗が低減する。所定の速度以上になると動圧力が押付け力より大きくなるため円筒ころ端面と軌道面が非接触で走行でき走行抵抗をさらに低減できる。
【0016】
請求項3に係る発明によれば、簡易な構成で弾性部材により接触部材を円筒ころの端面に一定の力で押付けることができる。
【0017】
請求項4に係る発明によれば、円筒ころの回転により円筒ころの端面に効率よく動圧を発生できる。
【0018】
請求項5に係る発明によれば、ケーシングをトラックレール方向へ押付ける方向とそれに直交する方向の力を受けることができる直線運動用ころ軸受を、コンパクトな構成で実現できる。
【0019】
請求項6に係る発明によれば、円筒ころ端面を前記V字状軌道溝に押付ける押付け手段が、端面を押付けられる円筒ころに隣接する転動軸線が90度交差した円筒ころの円筒面に接触しないので、円筒ころ端面を正確に安定して押付けることができる。
【0020】
請求項7に係る発明によれば、グリスの粘度が高く付着性が良いため簡易的なシールでグリスを保持できる。
【0021】
請求項8に係る発明によれば、走行方向以外の5自由度を規制できる走行距離に制限のない直線運動用ころ軸受を小型にできる。
【0022】
請求項9に係る発明によれば、低速送り時の減衰性が高いため加工時のビビリ防止効果が大きく、高速運動時の抵抗が低いため駆動動力を低減できる工作機械を安価に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本実施形態の直線運動用ころ軸受の円筒ころ保持部を示す概略図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本実施形態の円筒ころ端面の溝を示す概略図である。
【図4】本実施形態の円筒ころ端面の溝の断面を示す図である。
【図5】本実施形態の循環型直線運動用ころ軸受を示す概略図である。
【図6】図5のG−G断面図である。
【図7】本実施形態の変形例の円筒ころを示す概略図である。
【図8】本実施形態の変形例の押付け手段を示す概略図である。
【図9】図8のH−H断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、直線運動用ころ軸受を複数組み合せて案内装置を構成する場合に使用される、V字軌道が1本の直線運動用ころ軸受1における本発明の実施の形態を説明する。
図1および図2に示すように、直線運動用ころ軸受1は、角度が90度のV字状の軌道面8を備えたトラックレール2が、互いに回転軸線が直交する複数の円筒ころ4を介して角度が90度のV字状の軌道面9を備えたケーシング3を直線運動可能に保持している。
ケーシング3は軌道面9aに直交し円筒ころ4をトラックレール2の軌道面8aに押付ける押付け手段6aを備える。押付け手段6aは円筒ころ4の転動方向に所定の長さを持った溝63aと、溝63a内に押付け方向に摺動自在に配置され撓み変形することで円筒ころ4の端面と接触する接触部材61aと、接触部材61aを円筒ころ4に押付ける弾性部材62aから構成されている。接触部材61aの材質としては摩擦係数の小さなフッ素樹脂板や、表面にDLCなどの低摩擦材をコーティングした板ばねなどが好適である。ケーシング3の軌道面9bにも同様の押付け手段6bが配置され、円筒ころ4をトラックレール2の軌道面8bに押付けている。
直線運動用ころ軸受1の軌道面8a、8bと軌道面9a、9b部に囲まれた領域には図示しない潤滑用のグリスが充填されている。
円筒ころ4の幅は直径よりわずかに小さく設定されている。円筒ころ4のトラックレール2の軌道面8a、8bに対向する端面には、図3のBに示す半径方向に延びる溝41や、図3のCに示す半径方向に傾斜して延びる溝42や、図3のDに示すような部分球状の窪み43により構成される動圧発生手段を設ける。溝の長軸に直角な断面形状は、図4のEに示すU字形状や図4のFに示すV字形状とし、円筒ころ4の回転によりグリスの動圧効果を発生する形状とする。窪みは部分楕円体としてもよい。ここで、端面の動圧発生手段は両端面に設けてもよい。また、図1、図2では誇張して表示してあるが、円筒ころ4の幅と直径の寸法差は10μm〜200μm程度が好適であり、接触部材61a、61bが撓むことで円筒ころ4の端面に接触して所定の押し付け力を付与できる寸法差とする。
【0025】
本直線運動用ころ軸受1を送り装置の案内として使用した場合に、ケーシング3の送り速度が低速または静止しているときは、円筒ころ4は押付け手段6a、6bによりトラックレール2の軌道面8a、8bに端面が押付けられ摩擦力を発生する。このため振動に対する減衰性が高くなり加工時のビビリや振動を抑制する作用が向上する。ケーシング3の送り速度が高速の場合は円筒ころ4の回転速度が速くなり端面に設けた溝41、42により潤滑用のグリスに発生する動圧力が大きくなる。押付け装置6a、6bの押付け力から動圧力による円筒ころ4の端面を浮上させる力を差し引いた力が、円筒ころ4の端面と軌道面8a、8bの接触力になる。この接触力はケーシング3が高速で送られるほど低下し、それに応じて円筒ころ4の端面と軌道面8a、8bの摩擦抵抗も低下する。ケーシング3が所定の速度以上となり動圧力が押付け力より大きくなると、円筒ころ4の端面と軌道面8a、8bの接触が無くなり摩擦抵抗が大きく低下する。
ここで、押付け装置6a、6bの接触部材61a、61bが円筒ころ4の端面と接触しているが、接触部材61a、61bの接触面に摩擦抵抗の低い材料を使用することで走行抵抗を小さくできる。また、円筒ころ4の接触部材61a、61bと接触する端面に動圧発生手段を設けて高速送り時の接触力を低くしてもよい。接触部材61a、61bが円筒ころ4の円筒面にも接触しているが、転がり接触であるため走行抵抗としては無視できる。
以上のように、ケーシング3が静止または低速送りの場合には減衰性が高く、高速送りの場合には送り抵抗が小さな直線運動用ころ軸受を実現できる。
【0026】
以上の説明では、V字軌道が1本の直線運動用ころ軸受1の事例について述べたが、図5、図6に示すようにトラックレール2の両側面にV字状軌道溝を配置し、内側にV字状軌道溝を配置した鞍形のケーシング3の内部にV字状軌道溝と結合した円筒ころ4の無限循環路10を形成した構造としてもよい。このような構造にすることで、走行方向以外の5自由度を規制できる走行距離に制限のない直線運動用ころ軸受を小型化できる。
【0027】
<本実施形態の変形態様>
上記の実施形態では、押付け手段6a、6bに撓み変形することで円筒ころ4の端面と接触する接触部材61a、61bを用いた直線運動用ころ軸受について説明したが、これに限定されるものではない。
図7に示すような円筒ころ5の幅寸法Wが円筒ころ5の直径Doから逃し溝11の深さGdを引いた値より大きくなる逃し溝11を転動面中央部に設けた円筒ころ5を使用する。図8、図9に示すように、ケーシング3は軌道面9aに直交し円筒ころ5の端面をトラックレール2の軌道面8aに押付ける押付け手段16aを備える。押付け手段16aは接触部材61aが円筒ころ5の逃し溝11の内側を貫通するように配置される。押付け手段16aは円筒ころ5の転動方向に所定の長さを持った溝165aと、溝165a内に押付け方向に摺動自在に配置され円筒ころ5の端面と接触する接触部材161aと、接触部材161aを円筒ころ5に押付ける複数のばね162aと、溝165aと貫通しばね162aを収納する複数の穴163aと、穴163aの後部でケーシング3とねじ結合さればね162aを固定する複数の詰め栓164aから構成されている。接触部材61aの材質としては摩擦係数の小さなフッ素樹脂板や、表面にDLCなどの低摩擦材をコーティングした板などが好適である。ケーシング3の軌道面9bにも同様の押付け手段16bが配置され、円筒ころ5の端面をトラックレール2の軌道面8bに押付けている。
これにより、押付け板161aは端面を押付けられる円筒ころ5に隣接する転動軸線が90度交差した円筒ころ5の円筒面に接触することなく、円筒ころ5の端面部のみを押付けることができる。
このため、撓みの小さな接触部材161aを使用して、円筒ころ5の端面部のみに押付け力を付与できるので、円筒面の影響を受けない正確で安定した押付け力を容易に設定できる。
【0028】
工作機械においては、2軸ないしは3軸の直交する併進送り軸を用いて比較的低速の送り速度ないしは停止している送り軸を組み合せ工作物と工具を相対運動させながら加工する。高速送りは工具割出しなどの非加工時か、ビビリなどが発生しても加工面としては問題がない荒加工時に使用される。そのため、高速送り時には抵抗が少なく送り用の動力が小さくて、低速ないしは停止時は減衰性の大きな送り装置が求められる。
本発明の直線運動用ころ軸受を送り装置に用いると、上記の特性を備えた工作機械を安価に提供できる。
【符号の説明】
【0029】
1:直線運動用ころ軸受 2:トラックレール 3:ケーシング 4、5:円筒ころ 6a、6b、16a、16b:押付け手段 10:無限循環路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーシングの走行方向に平行で互いに直交する平面で構成されたレール軌道溝を備えたトラックレールと、
前記トラックレールの前記レール軌道溝に対向して配置した直交する平面で構成されたケーシング軌道溝を備えた前記ケーシングと、
前記レール軌道溝と前記ケーシング軌道溝の間を転動する円筒ころと、
前記レール軌道溝と前記ケーシング軌道溝の間に充填した潤滑剤とを備えた直線運動用ころ軸受において、
前記円筒ころの端面に動圧を発生する動圧発生手段を備えたことを特徴とする直線運動用ころ軸受。
【請求項2】
前記円筒ころの端面を前記レール軌道溝に押付ける押付け手段を備えた請求項1記載の直線運動用ころ軸受。
【請求項3】
前記押付け手段を前記円筒ころの端面に接触する接触部材と前記接触部材を前記円筒ころの端面に押付ける弾性部材により構成した請求項2記載の直線運動用ころ軸受。
【請求項4】
前記動圧発生手段をV字もしくはU字状の溝、または部分球もしくは部分楕円体状の窪みとした請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の直線運動用ころ軸受。
【請求項5】
前記円筒ころの転動軸線を90度交差するように配列した請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の直線運動用ころ軸受。
【請求項6】
前記円筒ころの幅寸法より前記円筒ころの直径から逃し溝の深さを引いた値が小さくなる前記逃し溝を前記円筒ころの転動面に設け、前記逃し溝内を前記押付け手段が貫通するように配置した請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載の直線運動用ころ軸受。
【請求項7】
前記潤滑剤をグリスとした請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の直線運動用ころ軸受。
【請求項8】
前記トラックレールを両側面に前記レール軌道溝を配置した構造とし、
前記ケーシングを内側に前記ケーシング軌道溝を配置した鞍形で内部に前記ケーシング軌道溝と結合した前記円筒ころの無限循環路を形成した構造とし、
前記トラックレールの前記レール軌道溝と前記ケーシングの前記ケーシング軌道溝とを対向して配置した請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の直線運動用ころ軸受。
【請求項9】
複数の送り軸により工作物と工具を相対運動させて加工を行う工作機械において、前記送り軸の案内装置を、
ケーシングの走行方向に平行で互いに直交する平面で構成されたレール軌道溝を備えたトラックレールと、前記トラックレールの前記レール軌道溝に対向して配置した直交する平面で構成されたケーシング軌道溝を備えた前記ケーシングと、前記レール軌道溝と前記ケーシング軌道溝の間を転動する円筒ころと、前記レール軌道溝と前記ケーシング軌道溝の間に充填した潤滑剤とを備えた直線運動用ころ軸受において、前記円筒ころの端面に動圧を発生する動圧発生手段を備えた直線運動用ころ軸受、
により構成する工作機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−226517(P2011−226517A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−95186(P2010−95186)
【出願日】平成22年4月16日(2010.4.16)
【出願人】(000001247)株式会社ジェイテクト (7,053)
【Fターム(参考)】