説明

硬化性着色組成物、カラーフィルタおよびその製造方法、液晶表示装置、固体撮像素子、並びに、色素化合物

【課題】マゼンタ領域の光を透過しシアン領域の光を吸収する着色硬化性組成物の提供。
【解決手段】式(1)で表される化合物が金属原子または金属化合物に配位した金属錯体を含有することを特徴とする硬化性着色組成物。


(式(1)中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、それぞれ、水素原子または置換基を表す。)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(1)で表される化合物が金属原子または金属化合物に配位した金属錯体を含有することを特徴とする硬化性着色組成物。
式(1)
【化1】

(式(1)中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、それぞれ、水素原子または置換基を表す。)
【請求項2】
下記式(2)で表される金属錯体を含有することを特徴とする硬化性着色組成物。
式(2)
【化2】

(式(2)中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、それぞれ、水素原子、または置換基を表す。Maは、金属原子または金属化合物を表し、Xは、それぞれ置換基である。MaとXの間は、共有結合、配位結合またはイオン結合である。nは2〜4の整数である。)
【請求項3】
下記式(2−2)で表される金属錯体を含有することを特徴とする硬化性着色組成物。
式(2−2)
【化3】

(式(2−2)中、R2、R3、R4、R5およびR6は、それぞれ、水素原子、または置換基を表す。R7は、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、またはヘテロ環アミノ基を表す。Maは、金属原子または金属化合物を表し、Xは、それぞれ置換基である。X11は、NR(Rは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、アルキルスルホニル基、またはアリールスルホニル基を表す。)、窒素原子、酸素原子または硫黄原子を表す。Y1は、NRc(Rcは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、アルキルスルホニル基、またはアリールスルホニル基を表す。)、窒素原子、または炭素原子を表す。MaとXの間は、共有結合、配位結合またはイオン結合である。n1は2〜4の整数である。)
【請求項4】
下記式(3)で表される金属錯体を含有することを特徴とする硬化性着色組成物。
式(3)
【化4】

(式(3)中、R2、R3、R4およびR5は、それぞれ、水素原子、または置換基を表す。R7およびR8は、それぞれ、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、またはヘテロ環アミノ基を表す。Maは、金属原子または金属化合物を表す。X11、X12は、それぞれ、NR(Rは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、アルキルスルホニル基、またはアリールスルホニル基を表す。)、窒素原子、酸素原子または硫黄原子を表す。Y1、Y2は、それぞれ、NRc(Rcは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、アルキルスルホニル基、またはアリールスルホニル基を表す。)、窒素原子、または炭素原子を表す。Z1は、Maと結合可能な基を表し、aは0、1または2を表す。)
【請求項5】
下記式(4)で表される化合物が金属原子または金属化合物に配位した金属錯体を含有することを特徴とする硬化性着色組成物。
式(4)
【化5】

(式(4)中、R2、R3、R4およびR5は、それぞれ、水素原子、または置換基を表す。R7およびR8は、それぞれ、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、またはヘテロ環アミノ基を表す。Maは、金属原子または金属化合物を表す。X111は、NR(Rは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、アルキルスルホニル基、またはアリールスルホニル基を表す。)、窒素原子、酸素原子、または硫黄原子を表し、X112は、NRa(Raは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、アルキルスルホニル基、またはアリールスルホニル基を表す。)、酸素原子、または硫黄原子を表す。Y11は、NRc(Rcは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、アルキルスルホニル基、またはアリールスルホニル基を表す。)、窒素原子、または炭素原子を表し、Y12は、窒素原子、または炭素原子を表す。Z2は、Maと結合可能な基を表し、aは0、1または2を表す。)
【請求項6】
5が2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルシクロヘキシルオキシカルボニル基である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の硬化性着色組成物。
【請求項7】
2およびR5が2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルシクロヘキシルオキシカルボニル基である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の硬化性着色組成物。
【請求項8】
2およびR5が、それぞれ、置換基を有していても良いヘテロアリール基である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の硬化性着色組成物。
【請求項9】
2およびR5が、それぞれ、下記式(18−1)で表される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の硬化性着色組成物。
式(18−1)
【化6】

(式(18−1)中、HetAr1はヘテロアリール環を表し、置換基を有していても良い。さらに、該置換基は互いに結合し、単環または縮合環を形成しても良い。R2およびR5は、それぞれ、*で中心の化合物に結合する。)
【請求項10】
2およびR5が、それぞれ、式(19−1)〜(19−5)のいずれかで表される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の硬化性着色組成物。
式(19−1)
【化7】

式(19−2)
【化8】

式(19−3)
【化9】

式(19−4)
【化10】

式(19−5)
【化11】

(上記式(19−1)〜(19−5)において、R2およびR5は、それぞれ、*で中心の化合物に結合する。これらの基は、置換基を有していてもよい。)
【請求項11】
2およびR5が、それぞれ、置換基を有していても良い、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アミド基、イミド基、またはシアノ基である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の硬化性着色組成物。
【請求項12】
さらに、黄色色素を含有することを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の硬化性着色組成物。
【請求項13】
さらに、緑色色素を含有することを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の硬化性着色組成物。
【請求項14】
さらに、モノマーと重合開始剤とを含有することを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の硬化性着色組成物。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか1項に記載の硬化性着色組成物を用いた着色層を有するカラーフィルタ。
【請求項16】
請求項1〜14のいずれか1項に記載の硬化性着色組成物を支持体上に塗布し、着色層を形成する工程と、形成された前記着色層をパターン状に露光する工程を有するカラーフィルタの製造方法。
【請求項17】
請求項15に記載のカラーフィルタ、または請求項16に記載のカラーフィルタの製造方法により作製されたカラーフィルタを備えた液晶表示装置。
【請求項18】
請求項15に記載のカラーフィルタ、または請求項16に記載のカラーフィルタの製造方法により作製されたカラーフィルタを備えた固体撮像素子。
【請求項19】
下記式(5−1)または(5−2)表される化合物。
式(5−1)
【化12】

式(5−2)
【化13】

(式(5−1)および式(5−2)中、Raは、それぞれ、置換基を有していてもよいアリール基またはアルキル基であり、Rbは、それぞれ、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルシクロヘキシルオキシカルボニル基またはシアノ基であり、Rdは、置換基を有していても良い、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基またはアルケニル基であり、Maは、金属原子または金属化合物であり、Z1は、Maと結合可能な基を表す。)
【請求項20】
下記式(5−3)で表される化合物。
式(5−3)
【化14】

(式(5−3)中、R10は、窒素原子を含む置換基であり、R11は、置換基であり、R10とR11は、互いに結合して、環を形成していてもよい。ndは0または1である。)
【請求項21】
下記いずれかの化合物。
【化15】

【請求項22】
下記式(1−1)または式(1−2)で表される化合物。
下記式(1−1)
【化16】

下記式(1−2)
【化17】

(式(1−1)および(1−2)中、Raは、それぞれ、置換基を有していてもよいアリール基またはアルキル基であり、Rbは、それぞれ、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルシクロヘキシルオキシカルボニル基またはシアノ基であり、Rdは、置換基を有していても良い、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基またはアルケニル基である。)
【請求項23】
下記のいずれかの化合物。
式(21−1)
【化18】

式(21−2)
【化19】

式(21−3)
【化20】

式(21−4)
【化21】

(上記式(21−1)〜(21−4)中、Ra1は、それぞれ、置換基を有していてもよいアリール基またはアルキル基またはヘテロアリール基であり、Rb1は置換基を有していても良いヘテロアリール基であり、Rd1は、置換基を有していても良い、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基またはアルケニル基であり、Maは、金属原子または金属化合物であり、Z1は、Maと結合可能な基を表す。)
【請求項24】
b1が下記式(22−1)で表される、請求項23に記載の化合物。
式(22−1)
【化22】

(式(22−1)中、HetAr1はヘテロアリール環を表し、置換基を有していても良い。さらに、該置換基は互いに結合し、単環または縮合環を形成しても良い。Rb1は、*で中心の化合物に結合する。)
【請求項25】
b1が、それぞれ、下記式(23−1)〜(23−5)のいずれかで表される、請求項23に記載の化合物。
式(23−1)
【化23】

式(23−2)
【化24】

式(23−3)
【化25】

式(23−4)
【化26】

式(23−5)
【化27】

(上記式(23−1)〜(23−5)において、Rbは、それぞれ、*で中心の化合物に結合する。これらの基は、置換基を有していてもよい。)
【請求項26】
下記いずれかの化合物。
式(25−1)
【化28】

式(25−2)
【化29】

式(25−3)
【化30】

式(25−4)
【化31】

(上記式(25−1)〜(25−4)中、Ra2は、それぞれ、置換基を有していてもよいアリール基またはアルキル基またはヘテロアリール基であり、Rb2は、それぞれ、置換基を有していても良い、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アミド基、イミド基またはシアノ基であり、Rd2は、それぞれ、置換基を有していても良い、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基またはアルケニル基であり、Mbは、金属原子または金属化合物であり、Z2は、Maと結合可能な基を表す。)

【公開番号】特開2013−67771(P2013−67771A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−21532(P2012−21532)
【出願日】平成24年2月3日(2012.2.3)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】